JP2797546B2 - 過電流・過電圧保護回路又はカレントバランス回路の動作点変更方式 - Google Patents

過電流・過電圧保護回路又はカレントバランス回路の動作点変更方式

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直志 川端
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は過電流又は過電圧の防止又は並列運転時のカ
レントバランスを行うようにスイッチング素子を制御す
る制御回路を有する保護帰還ループを備えたスイッチン
グ電源に関し、特に過電流保護回路(以下、OCPとい
う)又は過電圧保護回路(以下、OVPという)又はカレ
ントバランス回路の動作点変更方式に関する。
[従来の技術] 第5図はこの種のスイッチング電源の従来例を示し、
第5図において直流入力電圧Viは一次側と二次側を絶縁
するトランス1の一次巻線に印加され、一次巻線にはス
イッチング素子2が直列に接続されている。トランス1
の二次巻線に誘起された電圧は整流平滑回路3により整
流平滑されて負荷4に一定の出力電圧を供給する。トラ
ンス1の一次側に流れる電流は電流検出器であるカレン
トトランス5により検出される。PWMスイッチング用の
制御回路6は前記出力電圧と検出電流に応答して、前記
スイッチング素子2のスイッチング時間幅を制御するこ
とにより出力電流,出力電圧の安定化を図っている。
OCP動作について説明すると、カレントトランス5の
二次巻線間にはコンデンサ7が接続され、このコンデン
サ7には抵抗8と可変抵抗9との直列回路が並列接続さ
れ、この直列回路には抵抗10が並列接続され、この抵抗
10の両端電圧はダイオード11とコンデンサ12とにより整
流平滑されて制御回路6の比較器入力端子に供給される
ようになっている。そして、トランス1の一次側に流れ
る電流がカレントトランス5により検出され、その電流
の大きさに比例した電圧がコンデンサ7、抵抗8及び可
変抵抗9を介して抵抗10の両端に印加され、この電圧が
整流平滑されて制御回路6に送られ、制御回路6はこの
電圧を基準電圧と比較し基準電圧以上になった時点でス
イッチング素子2のオン期間を短くして出力電流がそれ
以上増加することを抑制するように制御する。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術はカレントトランス5の絶対値等の特性
が規定できない時又は制御回路6のリファレンス電圧や
感度特性が不明確な時あるいは双方の条件を有する時に
おいて、OCP動作点を変更する場合には、OCP動作点の初
期設定値に関係無く、負荷4を接続した電源運転状態に
おいてOCP動作点を確認しながら可変抵抗9を調整して
設定する必要があり、OCP動作点の変更作業が難しいと
いう問題があった。
そこで本発明は比較的簡単な作業で動作点を変更でき
る過電流・過電圧保護回路又はカレントバランス回路の
動作点変更方式を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の過電流・過電圧保護回路又はカレントバラン
ス回路の動作点変更方式は過電流又は過電圧の防止又は
並列運転時のカレントバランスを行うようにスイッチン
グ素子を制御する制御回路を有する保護帰還ループを備
えたスイッチング電源において、過電流又は過電圧又は
カレントバランス回路の検出出力の入力側に抵抗と初期
設定用可変抵抗との直列回路を接続し、この直列回路に
分圧用抵抗と変更用抵抗との直列回路を並列に接続し、
前記変更用抵抗の両端電圧を前記制御回路に供給するよ
うに構成し、保護帰還ループの初期動作点を前記初期設
定用可変抵抗の調整により任意に設定し、変更動作点の
初期動作点に対する変化率に基づいて動作点変更後の変
更用抵抗値を算出し、初期動作点設定時の変更用抵抗を
算出値の抵抗に変更するものである。
[作 用] 本発明によれば、初期設定用可変抵抗の調整により予
め任意の初期動作点を設定しておくことによって負荷を
接続した運転状態にする必要がなく、またカレントトラ
ンス,フォトカプラ等や制御回路の特性上の誤差に関係
無く変更用抵抗を算出された抵抗値に変更するだけで一
定精度内における動作点の変更が可能である。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図,第2図は本発明の第1実施例を示す回路構成
図であり、第5図に示す部分と同一部に同一符号を付し
同一箇所の説明を省略する。第1図は本発明の基本的回
路構成を示し、検出電流Iinの入力端子間には抵抗R1
初期設定用可変抵抗VRとの直列回路が接続され、この直
列回路には分圧用抵抗R2と変更用抵抗Rとの直列回路が
並列に接続され、変更用抵抗Rの両端に出力電圧Voutの
出力端子が接続され、制御回路6に出力電圧Voutを供給
するようになっている。この場合、R2+Rの値はR1+VR
の数倍である。そして、初期設定用可変抵抗VRを調整し
て任意の出力電圧を初期設定し、この初期設定値に対し
て、変更用抵抗Rを抵抗値の異なる変更用抵抗R′に変
更した場合の出力電圧の変化率は次式から求められるA
となる。
第2図は第1図に示す回路をスイッチング電源のOCP
に適用した回路構成図であり、このOCP動作点変更方式
は、先ず初期設定用可変抵抗VRを調整して任意のOCP動
作点を初期設定する。次にOCP動作点を変更する場合に
は変更すべきOCP動作点の変化率に基づいて前記(1)
式からR′の抵抗値を算出し、初期設定時の変更用抵抗
Rを算出された抵抗値の変更用抵抗R′に変更するもの
であり、従来のように負荷4を接続した運転状態にする
必要がなくOCP動作点変更作業が簡単であると共に、カ
レントトランス5,制御回路6の特性上の誤差に関係無く
良好な精度を得ることができる。またスイッチング電源
を並列運転する場合においても安定した動作が可能であ
る。
第2図において、OCP動作点の初期設定時と変更後のR
2とR(R′)の分圧の変化率Bは次の(2)式、初期
設定時の合成抵抗R0は(3)式、合成抵抗R0の変化率C
は(4)式で表わされる。
そして、(4)式で表わされる合成抵抗R0の変化率C
(%)に合わせて抵抗R1と可変抵抗VRの直列回路両端間
の電位差も比例して上昇するため分圧用抵抗R2と変更用
抵抗R′との接続点Eの電位は前記直列回路両端間の電
位差の分圧となる。OCPはE点の分圧が上昇するときOCP
動作点の値が小さくなるため、OCPの初期設定値に対し
分圧を変化させたときのOCP動作点の変化率Aは分圧の
変化率BをR0の変化率Cで除した(5)式となり、計算
すると(1)式となる。この場合OCPの動作点(%)とO
CP動作点変化率A(%)との関係は本実施例による変更
方式によると第3図の点線グラフとして表われ、実測値
の実線グラフとほぼ同じ結果が表われ、良好な精度を得
ることができる。
このように本実施例によれば、OCP動作点の初期値を
初期設定用可変抵抗VRを調整して設定することにより、
OCP動作点の変更を変更用抵抗R,(R′)の変更により
行うことが可能であり従来のように負荷4をかける必要
が無く作業が簡単であると共に、カレントトランス5や
制御回路6の特性上の誤差に関係無く、第3図のグラフ
に示すように良好な精度を得ることができる。尚カレン
トバランス回路はOCP回路と同様である。
第4図は第1図に示す回路をスイッチング電源のOVP
に適用した回路構成図であり、スイッチング電源の出力
端子間には出力電圧の電圧検出回路13が接続され、この
電圧検出回路13にはOVP用フォトカプラの発光ダイオー
ド14が接続されている。また、OVP用フォトカプラのフ
ォトトランジスタ15のコレクタには直流電源Vccが接続
され、エミッタには抵抗R1と初期設定用可変抵抗VRの直
列回路が接続され、分圧用抵抗R2を介して変更用抵抗R
の両端電圧が制御回路6に送られるようになっている。
そして、この実施例においても、初期設定用可変抵抗VR
を調整して任意のOVP動作点を初期設定することによ
り、OVP動作点を変更する場合には、変更すべきOVP動作
点の変化率に基づいて(1)式からR′の抵抗値を算出
し、初期設定時の変更用抵抗Rを算出された抵抗値の変
更用抵抗R′に変更するものであり、第1実施例と同様
な効果を得ることができる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能てあ
る。例えばスイッチング素子はFETを用いてもよく、カ
レントトランスはトランスの二次側に接続してもよい。
[発明の効果] 本発明は過電流又は過電圧の防止又は並列運転時のカ
レントバランスを行うようにスイッチング素子を制御す
る制御回路を有する保護帰還ループを備えたスイッチン
グ電源において、過電流又は過電圧又はカレントバラン
スの検出出力の入力側に抵抗と初期設定用可変抵抗との
直列回路を接続し、この直列回路に分圧用抵抗と変更用
抵抗との直列回路を並列に接続し、前記変更用抵抗の両
端電圧を前記制御回路に供給するように構成し、保護帰
還ループの初期動作点を前記初期設定用可変抵抗の調整
により任意に設定し、変更動作点の初期動作点に対する
変化率に基づいて動作点変更後の変更用抵抗値を算出
し、初期動作点設定時の変更用抵抗を算出値の抵抗に変
更するものであり、比較的簡単な作業で動作点を変更で
き、かつ良好な精度を有する過電流・過電圧保護回路又
はカレントバランス回路の動作点変更方式を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は本発明の基本的構成を示す電気回路構成図、第2図は
OCP適用例を示す電気回路構成図、第3図はOCP動作点と
OCP動作点変化率との関係を示すグラフ、第4図は本発
明の第2実施例を示すOVP適用例の回路構成図、第5図
は従来例を示す回路構成図である。 2……スイッチング素子 6……制御回路 R1……抵抗 VR……初期設定用可変抵抗 R2……分圧用抵抗 R,R′……変更用抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過電流又は過電圧の防止又は並列運転時の
    カレントバランスを行うようにスイッチング素子を制御
    する制御回路を有する保護帰還ループを備えたスイッチ
    ング電源において、過電流又は過電圧又はカレントバラ
    ンスの検出出力の入力側に抵抗と初期設定用可変抵抗と
    の直列回路を接続し、この直列回路に分圧用抵抗と変更
    用抵抗との直列回路を並列に接続し、前記変更用抵抗の
    両端電圧を前記制御回路に供給するように構成し、保護
    帰還ループの初期動作点を前記初期設定用可変抵抗の調
    整により任意に設定し、変更動作点の初期動作点に対す
    る変化率に基づいて動作点変更後の変更用抵抗値を算出
    し、初期動作点設定時の変更用抵抗を算出値の抵抗に変
    更することを特徴とする過電流・過電圧保護回路又はカ
    レントバランス回路の動作点変更方式。
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