JP2593266B2 - 圧延制御装置 - Google Patents

圧延制御装置

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JP2593266B2 JP3335124A JP33512491A JP2593266B2 JP 2593266 B2 JP2593266 B2 JP 2593266B2 JP 3335124 A JP3335124 A JP 3335124A JP 33512491 A JP33512491 A JP 33512491A JP 2593266 B2 JP2593266 B2 JP 2593266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延機によって圧延
され送り出される鋼板の板厚寸法精度を向上させた圧延
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の圧延制御装置を示す構成図
である。図において1は矢印方向に搬送される鋼板、2
a〜2cは鋼板1を圧延する圧延機、3は圧延機2a〜
2cの下流側に設置された板厚検出器、4は板厚検出器
3によって検出された板厚検出値と基準板厚との偏差を
測定し板厚偏差信号5を出力する板厚偏差測定装置、6
a〜6cは板厚偏差信号5にゲインを乗算する乗算器、
7a,7bはゲインを乗算された板厚偏差信号をもとに
圧延機2a〜2cのロールギヤップ制御用の制御信号8
a〜8cを発生する制御信号発生装置、9a〜9cは各
制御信号8a〜8cに従って圧延機2a〜2cを圧下制
御する圧下駆動装置である。
【0003】次に、図2に示した従来の圧延制御装置の
動作について説明する。鋼板1は圧延機2a〜2cによ
り矢印方向に移動する間に圧延される。圧延された鋼板
1は、圧延機の下流で板厚検出器3によりその板厚が検
出され板厚測定装置4に出力される。
【0004】板厚測定装置4では板厚検出値と予め設定
された基準板厚値と比較し、板厚偏差信号5を各圧延機
対応に設置された乗算器6a〜6cを通して各板厚制御
装置7a〜7cに出力される。
【0005】この時、板厚制御装置7a〜7cは、板厚
偏差信号5が正の場合、即ち板厚検出器3の直下で鋼板
1の板厚が基準板厚より厚い場合は圧延機2a〜2cの
ロールギヤップを狭くするように制御信号8a〜8cを
圧下駆動装置3に供給する。
【0006】また、逆に前記板厚偏差信号5が負の場
合、即ち鋼板1の板厚が薄過ぎる場合は圧延機2a〜2
cのロールギヤップを広げるような制御信号8a〜8c
を圧下駆動装置9a〜9cに出力する。
【0007】尚、板厚制御装置7a〜7cに送られる板
厚偏差信号5は各圧延機2a〜2c対応の乗算器6a〜
6cによって所定のゲインが乗算され、そして各スタン
ド毎に板厚偏差5に対する感度を調整する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延制御装置は
以上のように各圧下駆動装置9a〜9cに供給される制
御信号8a〜8cが、制御信号8a〜8cに従う圧延機
2a〜2cのロールギヤップ変化により生じる圧延機2
a〜2cの負荷変動とは無関係に決定されているため、
圧下制御の結果、負荷が特定の圧延機にかたより鋼板1
の品質が低下するという問題点があった。
【0009】又、各圧延機2a〜2cに対応して乗算器
6a〜6cを設け、各スタンド毎に乗算器6a〜6cの
ゲインを設定し、各圧延機2a〜2c間の負荷比率を調
整して負荷のかたより補償していたが、負荷比率を目標
比率になるように各乗算器6a〜6cのゲインを決定す
ることは困難であった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、圧延機を出た鋼板の板厚と
板厚基準値間の偏差信号にもとづきロールギヤップを制
御する際、各圧延機の負荷比率を目標負荷比率に近づく
ように圧延制御する圧延制御装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧延機制
御装置は、圧延機を出た鋼板の板厚を測定し基準板厚値
に対する偏差を求め偏差信号を発生する板厚偏差測定装
置と、前記偏差信号にもとづいて前記圧延機のロールギ
ャップを制御するための制御信号を発生する制御信号発
生装置と、各圧延機の負荷を検出する負荷検出器と、各
負荷検出値より各圧延機の板厚配分比率を演算するとと
もに、各圧延機間の負荷比率が所定の値に近づくように
前記制御信号を演算する制御信号演算装置とを設けたも
のである。
【0012】
【作用】この発明においては、制御信号演算装置によ
り、各圧延機毎に設けた負荷検出器より入力した負荷か
ら板厚配分比率を演算し、この比率に従って決定された
板厚修正量に基づいて各圧下駆動装置への制御信号を生
成し出力することで各圧延機間の負荷比率を目標とする
比率に近づける。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図1に基づいて
説明する。尚、図中図2と同一符号は、同一又は相当部
分を示す。図において6A〜6Cは乗算器6a〜6cに
対応している。10a〜10cは負荷検出器、11は各
負荷検出器10a〜10cの検出値に基づいて板厚配分
比率ma,mbを算出する板厚配分比率演算装置であ
る。
【0014】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。制御動作は基本的には従来技術
で述べた通りなのでここでは説明しない。
【0015】板厚制御装置7a〜7cにより板厚を修正
した結果生じた圧延力(圧延機への負荷)の変動量△F
a,△Fb,△Fcは以下の関係より求められる。
【0016】即ち、圧延機2a〜2cの入口側の板厚変
化が圧延力に影響する影響係数をQa,Qb,Qc、圧
延機2a〜2c出口側の板厚変化が圧延力に影響する影
響係数をqa,qb,qc、各スタンドの入口側の板厚
変化を△Ha,△Hb,△Hc、出口側の板厚変化を△
ha,△hb,△hcとすれば、
【0017】 △Fa=a△a+qa△ha ・・・(1) △Fb=b△b+qb△hb ・・・(2) △Fc=c△c+qc△hc ・・・(3)
【0018】となる。
【0019】第1スタンド上流で板厚変動がないものと
すれば
【0020】 △Ha = 0 ・・・(4)
【0021】であり、各スタンドの出口側の板厚と次ス
タンドの入口側の板厚は等しいので
【0022】 △Hb = △ha ・・・(5) △Hc = △hb ・・・(6)
【0023】となる。(4)〜(6)式を(1)〜
(3)式に代入することにより
【0024】 △Fa= +qa△ha ・・・(7) △Fb=Qb△ha+qb△hb ・・・(8) △Fc=Qc△hb+qc△hc ・・・(9)
【0025】が得られる。
【0026】ここで目標とする圧延力の比率を1:C
b:Ccとすれば以下の関係になる。 1:Cb:Cc=Fa:Fb:Fc ・・・(10) ここでFa=Kとおけば△Fa,△Fb,△Fcは以下
の関係式で表せる。尚、Kは、圧延力の変動量△Fa,
△Fb,△Fcを求めるために、圧延力の比率1、C
b、Ccを圧延力Fa、Fb、Fの単位に揃えるための
係数である。
【0027】 △Fa = K−Fa ・・・(11) △Fb = CbK−Fb ・・・(12) △Fc = CcK−Fc ・・・(13
【0028】となる。更に、目標となる圧延力配分比率
は、所望となる各スタンドの板厚修正量を最終スタンド
の板厚修正量△hcを基準とした比率であらわせば、
【0029】 △ha = ma△hc ・・・(14) △hb = mb△hc ・・・(15
【0030】となる。(11)〜(15)式を(7)〜
(9)式に代入すれば
【0031】 K−Fa= +qama△hc ・・・(16) CbK−Fb=Qbma△hc+qmb△hc ・・・(17) CcK−Fc=Qcmb△hc+qc△hc ・・・(18)
【0032】となる。ここで、Fa,Fb,Fcは、負
荷検出装置10a〜10cにより検出した値である。ま
た△hcは、板厚偏差信号5に乗算器6dにより適当な
ゲインを乗算した値である。またCb,Ccはあらかじ
め与えられた目標圧延力配分比率である。したがって
(16)〜(18)式中の未知量は ,ma,mbの
みであり、連立方程式を解くことによりこの,ma,
mbを決定することができる。
【0033】具体的には(16),(17),(18)
式を変形して、 Fa=k−(qa△hc)ma ・・・(19) Fb=Cbk−(Qb△hc)ma−(qb△hc)mb ・・・(20) Fc+qc△hc=Cck−Qc△hcmb ・・・(21) とし、(19),(20),(21)式をマトリクスで
表現すると以下のようにまとめられる。
【0034】
【数1】
【0035】
【数2】
【0036】
【数3】
【0037】(22)〜(24)式を具体的に説明する
と、板厚配分比率演算装置11は、各圧延機2a〜2c
対応に設けられた負荷検出器10a〜10cによって検
出された圧延力、即ち圧延機の負荷Fa,Fb,Fcに
基づいて板厚配分比率ma,mbを演算することにな
る。
【0038】次に、板厚配分比率ma及びmbは乗算器
6A及び6Bにそれぞれ入力され、そこで乗算器6Cよ
り出力されたゲイン乗算後の板厚偏差信号△hcと乗算
し各スタンドの板厚修正量ha,hbを算出する。
【0039】これら算出された板厚修正量ha,hbを
夫々制御信号発生装置7a,7bに出力することで、各
圧下駆動装置9a,9bは圧延機の負荷の比率を目標と
なる比率に近づくように圧延機を制御しつつ基準板厚を
得る。
【0040】尚、上記実施例では、圧延機2a〜2cの
負荷が圧延力である場合を例にとって説明したが、圧延
機駆動用モータの電流を負荷とした場合でも同様に適用
することができる。
【0041】また、上記実施例では、3台の圧延機2a
〜2cを用いた場合でも同様に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば圧延機
を出た鋼板の板厚を測定し基準板厚値に対する偏差を求
め偏差信号を発生する板厚偏差測定装置と、前記偏差信
号にもとづいて前記圧延機のロールギャップを制御する
ための制御信号を発生する制御信号発生装置と、各圧延
機の負荷を検出する負荷検出器と、各負荷検出値より各
圧延機の板厚配分比率を演算するとともに、各圧延機間
の負荷比率が所定の値に近づくように前記制御信号を演
算する制御信号演算装置とを備えたので、各圧延機間の
負荷比率を目標の比率に近づけるよう圧延制御しながら
目標とする板厚の鋼板を得ることが可能となり、負荷比
率の変化に伴なう鋼板の品質低下を防ぎながら所望の板
厚を有する鋼板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】従来の圧延制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 鋼板 2A〜2c 圧延機 3 板厚検出器 4 板厚偏差測定装置 5 板厚偏差信号 6A〜6C 乗算器 7a〜7c 制御信号発生装置 9a〜9c 圧下駆動装置 10a〜10c 負荷検出器 11 板厚配分比率演算装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機を出た鋼板の板厚を測定し基準板
    厚値に対する偏差を求め偏差信号を発生する板厚偏差測
    定装置と、前記偏差信号にもとづいて前記圧延機のロー
    ルギャップを制御するための制御信号を発生する制御信
    号発生装置と、各圧延機の負荷を検出する負荷検出器
    と、各負荷検出値より各圧延機の板厚配分比率を演算す
    るとともに、各圧延機間の負荷比率が所定の値に近づく
    ように前記制御信号を演算する制御信号演算装置とを備
    えた圧延制御装置。
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