JP2002172406A - 圧延機の板厚補正方法 - Google Patents

圧延機の板厚補正方法

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JP2002172406A
JP2002172406A JP2000371367A JP2000371367A JP2002172406A JP 2002172406 A JP2002172406 A JP 2002172406A JP 2000371367 A JP2000371367 A JP 2000371367A JP 2000371367 A JP2000371367 A JP 2000371367A JP 2002172406 A JP2002172406 A JP 2002172406A
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Katsuhiro Okura
克寛 大倉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金属帯板を圧延する冷間圧延機で圧延中に生
じる金属帯板の板厚変動を防止する圧延機の板厚補正方
法。 【解決手段】 圧延機の入側、出側に配置された板厚計
で被圧延材板厚を検出し、板厚偏差値を算出する工程、
板厚偏差値から板厚の相関値をオンラインで確認し、板
厚制御出力ゲインを確認された相関値で修正する工程、
相関値で修正されたゲイン信号を被圧延材走行パスに設
けた圧延機のギャップを制御する油圧圧下制御装置へ出
力し、均一な板厚に補正制御する工程からなる。これに
より、FF−AGC部の板厚調整に、入側、出側の板厚
計からの板厚偏差値を取込・相関関係を計算し、制御効
果をオンラインで確認し、ゲインの補正計算を自動的
に、しかも効果的に実施し、均一板厚にする圧延機ギャ
ップ調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属帯板を圧延する
冷間圧延機において、圧延中に生じる金属帯板の板厚変
動を防止するための圧延機の自動板厚補正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に製品化された被圧延材である金属
帯板等の品質は、板厚や板形状の精度によって評価され
る。このうち、板厚精度の制御については、板内の板厚
偏差を効率良く制御する各種の自動板厚制御方式、いわ
ゆるAutomatic Gauge Control
(以下AGCという)方式が採用され、それぞれ効果的
な板厚精度の制御結果が得られている。
【0003】また、この自動板厚制御方式(AGC方
式)としては、フィードフォワードAGC(以下略して
FF−AGCと呼ぶ)部を設け、このFF−AGC部に
より板厚を自動的に制御するようにしたFF−AGC方
式も採用されている。このFF−AGC方式を採用した
自動板厚制御方式では、圧延機の入側に設置された板厚
計8にて検出した圧延機入側の板厚偏差値を、FF−A
GC部50に設けたデータシフトレジスタA59によっ
て、入側に設けた板厚計8より後流側に設置された圧延
機5直下まで移送し、この板厚偏差値に従って圧延機5
の被圧延材を圧延するパスに設けられた板厚設定ギャッ
プ、いわゆるロールギャップ、あるいは張力を修正する
ことにより板厚変動を補正するようにしている。
【0004】図7は、このようなFF−AGC部50を
備え、FF−AGC方式により被圧延材を圧延し、金属
帯板4を製造するようにした可逆式冷間圧延機ラインを
示すブロック図である。
【0005】図において、4は可逆式冷間方式の圧延機
5、図に示す矢視方向又は矢視とは反対方向に移動させ
ることで圧延される被圧延材で形成される金属帯板、2
及び3は金属帯板4の両端部の巻取り/巻出しを行うた
め用のリール、6は圧延機5の底面に設置された圧下シ
リンダ、7はロードセル、8は圧延機5の入側に設けた
入側の板厚計、9は圧延機5の出側に設けた出側の板厚
計、10は入側の板厚計8と圧延機5の入側との間に設
けた入側の板速度計、11は圧延機5の出側と出側の板
厚計9との間に設けた出側の板速度計である。
【0006】また、50は入側の板厚計8が計測した板
厚偏差値ΔHから、圧延機5のミル定数Mと被圧延材、
すなわち、金属帯板4の塑性係数Qを基に板厚の補正量
ΔSを求めサーボ弁58に出力するFF−AGC部、5
1は他方式の自動板厚制御方式(AGC)に使用される
AGCを行う装置、52は油圧圧下制御装置である。こ
の油圧圧下制御装置52内には、第一加算器53及び第
二加算器54と出力用のアンプ55が設けられている。
【0007】56は圧下シリンダ6の圧下シリンダ位置
検出器、57は圧下シリンダ6のシリンダ下方に圧油を
供給する圧油供給管、58は油圧圧下制御装置52で制
御され、圧油供給管57でシリンダ下方に供給される圧
油を制御する圧油供給管57に介装されたサーボ弁であ
る。FF−AGC部50と他のAGC装置51は、入
側、出側の板厚計8、9及び入側、出側の板速度計1
0、11とそれぞれ接続され、FF−AGC部50と、
他のAGC装置51の各出力端は、第一加算器53及び
第二加算器54を通じ出力アンプ55に接続している。
ここで、前述した他のAGC装置51とは、マスフロー
AGC、モニタAGC、ゲージメータAGC等他方式の
AGCを行う装置である。
【0008】次に、図8に示すように、FF−AGC部
50内には、1組のデータシフトレジスタA59と、影
響係数部60とが設けられている。データシフトレジス
タA59は、圧延運転中に金属帯板4が矢印方向(右方
向)へ走行される時、入側の板厚計8が、あるサンプリ
ング周期毎に計測した金属帯板4の板厚偏差値ΔHを記
憶し、板厚計8配設位置から圧延機5の中央位置までト
ラッキングするために設けられている。
【0009】さらに、このデータシフトレジスタA59
は、図7に示す可逆式の圧延機5が、逆方向に送られて
くる金属帯板4を圧延する場合にも、入側の板厚計8の
板厚偏差計測値ΔHを、反対側の出側の板厚計9で計測
された板厚偏差値Δhとして計測されたものにする切替
えを行うだけで兼用することができるものにされてい
る。また、影響係数部60は入側および出側の板厚計
8、9が計測した板厚偏差値ΔH又はΔhを偏差値ゼロ
にするための圧下シリンダ6の制御調整量を計算するた
めに設けられているものである。
【0010】FF−AGC部50では、入側の板厚計8
がサンプリング周期毎に検出した板厚偏差値ΔHi(以
下添字はサンプリング時を示す)を用いて、影響係数部
60により、例えば被圧延材としての金属帯板4の塑性
係数Qをミル定数Mで除してFF−AGCの補正量ΔS
iを求め、これを他のAGC装置51内からの制御出力
ΔSoiと共に第一加算器53で加算し、補正量ΔSと
して第二加算器54へ送る。一方、補正量ΔSが入力さ
れた加算器54には、圧下シリンダ6の位置検出値であ
る圧下シリンダ位置検出器56からの圧力位置偏差信号
が入り、この圧下位置偏差が第二加算器54から出力ア
ンプ55に伝えられる。
【0011】入側の板厚計8があるサンプリング周期で
計測した、金属帯板4のある1つの位置iでの板厚偏差
値をΔHiとすると、入側の板厚計8が短周期で計測を
繰返し、それらのデータをサンプリング周期毎にシフト
することで、i個所での板厚偏差ΔHiが圧延機5の中
心位置に近づく。油圧圧下制御装置52による圧下シリ
ンダ6のロールギャップの補正に必要な幾らかの時間遅
れを計算に入れ、少し早めに、油圧圧下制御装置52に
よる圧下シリンダ6のロールギャップの補正をスタート
させることで、板厚偏差値ΔHiの圧延機5の中心位置
到達にあわせて、圧下シリンダ6のロールギャップの補
正を行い、入側の板厚偏差ΔHiに伴って生じる出側の
板厚偏差Δhiを少なくするように制御する。
【0012】このように、FF−AGC部50は圧延機
5入側の板厚8で板厚偏差ΔHを計測するとともに、圧
延機5の金属帯板4への圧下の効果、即ち圧下の影響係
数を塑性係数Qをミル定数Mで除し、場合によっては、
これにチューニング係数等を乗じることにより補正量を
計算し、その補正量を基に、圧下シリンダ6の位置補正
を行う。以上の説明から判るように、上述した従来の圧
延機に使用され、被圧延材を均一な板厚の金属帯板にす
るようにしたFF−AGC部50は基本的には、いわゆ
る予測制御で行われている。
【0013】このような、フィードフォワード自動板厚
制御(FF−AGC)部を具え、FF−AGC制御を行
なうようにした従来の圧延機では、制御に必要な補正値
が予測値であり実際に制御した場合、被圧延材や圧延状
況の予測値との違い、即ち、塑性係数Qやミル定数Mの
予測、推定値と実際値との違い等により、補正値が理想
的な補正を行うものに対し大きく違うものとなり、期待
した効果が得られず、逆に悪い結果をもたらす不具合が
生じることがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明はこ
のような不具合を解消するため、FF−AGC部を有す
る制御装置を使用した圧延機による板厚補正方法で、圧
延機の入側、出側に配置された板厚計から、それぞれ板
厚偏差を取込み、両者の相関関係を計算し、FF−AG
C部のゲインの補正計算を自動的に実施し、FF−AG
C部をより効果的に作動せしめて、被圧延材に行なう補
正を理想的な補正値に近づけ、被圧延材板厚を精度良く
圧延制御し、所望する均一な板厚の金属帯板にできる圧
延機の板厚補正方法の提供を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明の圧延機の板厚補正方法は、次の手段を採用した。
【0016】(1)被圧延材の冷間圧延中に自動板厚制
御を行ない、被圧延材としての金属板を均一な板厚に補
正するため、圧延機の入側及び出側にそれぞれ配置され
た2台の板厚計により、板厚計配置位置を走行している
被圧延材の板厚を検出し、それぞれの板厚計により検出
された被圧延材の板厚偏差値を算出する工程と、(2)
検出された二つの板厚偏差値から被圧延材が走行してい
るパスで生じている偏差値の相関値をオンラインで確認
し、板厚を制御する出力ゲインを確認された相関値に基
づき自動的に修正する工程と、(3)相関値に基づき修
正された出力ゲインの信号を、被圧延材を走行させるよ
うにしたパスにおいて設定されている圧延機のロールギ
ャップを制御する油圧圧下制御装置へ出力し、走行して
いる被圧延材を均一な板厚にするロールギャップに制御
し、被圧延材を所望する均一な板厚の金属帯板に板厚補
正制御する板厚制御を行なう工程。
【0017】(a)本発明の圧延機の板厚補正方法は、
この様な手段を採用するようにしたので、FF−AGC
部で行なわれる板厚調整値に、圧延機の入側、出側に設
けられた板厚計でそれぞれ計測された板厚偏差値を取込
み、両者の相関関係を計算し、FF−AGC部の制御効
果をオンラインで確認し、その結果によりFF−AGC
部のゲインの補正計算を自動的に実施することにより、
FF−AGC部をより効果的に作動せしめることがで
き、被圧延材を走行させ均一な板厚にするようにした圧
延機のロールギャップの調整を行なうようにしたこと
で、板厚補正制御の精度を著しく高め均一な板厚制御を
行なうことが出来る。
【0018】また、FF−AGC部を備え、制御に必要
な補正値が予測値であり実際に制御した場合、被圧延材
や圧延状況の予測値との違い、例えば、被圧延材の塑性
係数や圧延機のミル定数の推定値と実際値との違い等に
より、補正値が理想的な補正値に対し大きく異ることも
なくなり、期待した板厚制御効果が確実に得られる。
【0019】また、第2番目の本発明の圧延機の板厚補
正方法は、次の手段を採用した。
【0020】(4)相関値の確認が、圧延機の入側及び
出側に配置された2台の板厚計で測定される板厚偏差値
から取得されたサンプリングタイム数個分の板厚偏差値
から算出された相互相関値と自己相関値との比、即ち基
準相関値により確認する工程、(5)確認工程中のこの
規準相関値の絶対値を±1以内のある値の基準にし、こ
の基準値以上であれば、この極性に基づき圧延機のギャ
ップを制御する補正ゲインGff* を算出する相関式F
F−AGC補正器により、FF−AGC部の補正ゲイン
Gff* を決定し、板厚を制御する圧延機への出力ゲイ
ンをこの補正ゲインGff* に自動的に修正し、圧延機
のロールギャップを制御して板厚補正制御を行なう工
程。
【0021】なお、相関値を算出するのに使用する板厚
偏差値の数、即ちサンプリング数は、大きい程よいが、
実用上5〜10程度の数にすれば充分である。また、相
関式FF−AGC補正器は、検出された二つの板厚偏差
値から当該パスにおける相関値を算出する相関計算部、
不感帯、補正ゲイン計算部、リミッタからなる相関式F
F−AGC補正器をオンラインで連結したものにするこ
とが好ましい。
【0022】(b)本発明の圧延機の板厚補正方法は、
この様な手段を採用するものにしたので、上述(a)に
加え、入側、出側の各板厚で測定されるサンプリングタ
イム数個分の板厚偏差値より規準相関値を算出・監視
し、この規準相関値の絶対値を±1以内のある値を基準
とし、この基準値以上であれば、この極性に基づいてF
F−AGC部の相関式FF−AGC補正器で補正ゲイン
Gff* を決定し、出力ゲインをこの補正ゲインGff
* に自動的に修正させ、ロールギャップの調整を行なう
ことで板厚補正制御の精度を著しく高めることが出来
る。
【0023】また、第3番目の本発明の圧延機の板厚補
正方法は、次の手段を採用した。
【0024】(6)圧延機の前後で計測された板厚偏差
値の規準相関値の絶対値のうち、±1以内にある基準値
のうちから基準値以上のものを選別する工程と、(7)
選別された基準値以上の相関値に更に重み係数値を掛け
合わせて補正ゲインGff* を決定し、FF−AGC部
の出力ゲインを自動的に修正させ前記圧延機のロールギ
ャップを制御し、板厚制御を行なう工程。なお、基準値
以上の相関値に更に掛け合わせる重み係数値を設定する
重み係数設定部は、相関式FF−AGC補正器に設ける
ことが好ましく、また、重み係数は補正開始から10秒
までは、50%−100%まで徐々に係数を上げて補正
するようにすることが望ましい。
【0025】(c)本発明の圧延機の板厚補正方法は、
この様な手段を採用するものにしたので、上述(b)に
加え、板厚補正装置による補正が圧延運転の状況に応じ
て随時、的確に行なえ、従って、このような圧延運転を
行うことにより、ほぼ一定な定常圧延速度で圧延される
被圧延材で、均一板厚の金属帯板が製造できると同時
に、板厚偏差の検出、補正作業をスムーズにすることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧延機の板厚補正
方法の実施の一形態を説明するためのブロック図であ
る。なお、図において、図7、図8に示す部材と同一部
材には同一符号を付して詳細説明は省略する。
【0027】図1は本発明の圧延機の板厚補正方法の実
施の形態に採用されているFF−AGC式板厚補正装置
の全体ブロック図、図2は図1に示すFF−AGC式板
厚補正装置において補正制御を行うFF−AGC部の詳
細を示すブロック図、図3は図2に示すFF−AGC部
に設けたデータシフトレジスタによる板厚偏差データの
トラッキング状態を説明するための図、図4は入側の板
厚偏差値と出側の板厚偏差値との相関関係を算定する方
法の一例を示すグラフである。
【0028】本実施の形態の方法に採用されているFF
−AGC式板厚補正装置は、図7に示すFF−AGC部
50をはじめとする従来の板厚補正要素を含め略同じ部
材で構成されている。
【0029】図1において、20は相関式FF−AGC
ゲイン補正器、21はFF−AGC部50と相関式FF
−AGCゲイン補正器20との間に設けた掛算部であ
る。
【0030】相関式FF−AGCゲイン補正器20は、
FF−AGC部50と並べて設けられ、FF−AGC部
50と同様に圧延機5の入側及び出側の板厚計8、9で
計測された板厚偏差値と、入側及び出側の板速度計1
0、11で計測した入側及び出側の圧延速度V、vがそ
れぞれ入力されるようになっている。油圧圧下制御装置
52には、第一加算器53と、第二加算器54と、出力
用アンプ55とからなる図7に示す従来と同様の装置が
設けられ、また、前述した相関式FF−AGCゲイン補
正器20および掛算部21を除くその他の構成も、図7
に示す従来の可逆式冷間圧延機ラインと同様に配置され
ている。
【0031】図2は、図1に示す本実施の形態において
採用した相関式FF−AGCゲイン補正器20の具体的
な構成例と、その前段及び後段の設備の構成を示す、ブ
ロック図である。
【0032】図2の左側に示すように、本実施の形態で
は、FF−AGC部50内に、2列のデータシフトレジ
スタA59及びデータシフトレジスタB61からなるデ
ータシフトレジスタを設け、このうちデータシフトレジ
スタB61は、図3に示すように入側の板厚計8の設置
位置から出側の板厚計9の設置位置までの長さの全長に
わたって設けられ、入側の板厚計8設置位置で計測した
板厚偏差値ΔHを入側の板厚計8の設置位置からL1
隔して設けた圧延機5の中心位置及び入側の板厚計8の
設置位置からL3 離隔して設けた出側の板厚計9の位置
までトラッキング出来るようにしている。
【0033】また、入側の板厚計8で計測した金属帯板
4の板厚偏差値ΔHは、図1に示すように、ローパスフ
ィルタ22を通して、それぞれデータシフトレジスタA
59及びB61に記憶されるようにしている。また、出
側の板厚計9の検出した金属帯板4の板厚偏差値Δh
も、ローパスフィルタ23を通り、直接、相関式FF−
AGCゲイン補正器20内に取り込まれる。
【0034】相関式FF−AGCゲイン補正器20に
は、ローパスフィルタ23からの出側の板厚偏差値Δ
h、ローパスフィルタ22を通して、データシフトレジ
スタB61に記憶された入側の板厚偏差値ΔH、入側及
び出側の板速度計10、11からデータシフトレジスタ
B61に記憶された、入側及び出側の圧延速度V、vが
それぞれ入力されて相関値を算出する相関計算部24
と、不感帯25と、補正ゲイン計算部26と、リミッタ
27とで構成されている。
【0035】なお、上述した相関計算部24では、上述
したように入側の板厚計8からの板厚偏差値ΔHが、ロ
ーパスフィルタ22及びデータシフトレジスタB61を
経由して入力され、同時に出側の板厚計9の板厚偏差値
Δhがローパスフィルタ23を経て直接入力され、ここ
では計測値の数回分単位で入側の板厚偏差値ΔHと出側
の板厚偏差値Δhとの両データ相互の数1で示す相関値
ΨHhkを入側板厚偏差ΔHの数2で示す自己相関値Ψ
HHkで除することにより、規準化された相関値(以下
略して規準相関値と呼ぶ)ΨmHhk(=ΨHhk/Ψ
HHk)が計算される。なお、ΨmはΨの上方に−を付
したΨの平均値を示すものとする。以下同じ。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】この相関計算部24で計算された規準相関
値ΨmHhkは不感帯25を通して、補正ゲイン計算部
26に送られる。
【0039】補正ゲイン計算部26では、この現圧延時
の規準相関値ΨmHhkを小さくするため、即ち、FF
−AGCによる板厚制御をより効果的に行わしめるため
の補正ゲインが1±l|ΨmHhk|で計算され、この
計算された補正ゲインは、補正ゲイン値Gff* として
リミッタ27を通し掛算部21へ伝えられる。即ち、G
ff* =Gff×(1±l|ΨmHhk|)となる。ま
た、±の符号は、ΨmHhkの値が正値の場合は+(プ
ラス)、負値の場合は−(マイナス)を選定する。さら
に、Iは調整係数で、1は0<l≦1となっている。掛
算部21では、相関式FF−AGC補正器20からの補
正ゲインGff* をFF−AGC部50側の補正ゲイン
として掛け合わせた上で補正出力ΔSfi* を算出し
て、油圧圧下制御装置52へ出力し圧延機5のロールギ
ャップの補正を行う。
【0040】即ち、この実施の形態の圧延機の板厚補正
方法では、FF−AGC部50に対し、入側及び出側で
各板厚計8、9の測定偏差値ΔH、Δhを数回分の単位
で計算した現圧延時の規準相関値ΨmHhkにより適正
なFF−AGCの補正ゲインGff* になるよう修正を
行うようにしたものである。
【0041】この実施の形態では、可逆圧延機に適用し
たものについて説明したが、複数の圧延機を直列に配設
して構成するようにしている連続式圧延機(タンデム圧
延機)においても、タンデム圧延機を構成する各圧延機
の入側と出側に板厚計及び板速度計を設け、これらのデ
ータから相関値を算出し、相関値の適正なFF−AGC
の補正ゲインGff* になるように修正を行うことによ
り圧延機5のロールギャップの補正に適用できるもので
ある。
【0042】次に、上述した本実施の形態の圧延機の板
厚補正方法の作用効果について説明する。図2及び図3
において、先ずこの実施の形態で図7、図8に示した先
行技術を踏襲している部分について説明する。
【0043】本実施の形態において採用した可逆式の圧
延機5により金属帯板4を圧延するに際し、圧延前の金
属帯板4の入側の板厚偏差値ΔHを入側の板厚計8で測
定する。その入側の板厚偏差値ΔHiを、入側の圧延速
度Vを基にデータシフトレジスタA59にて、圧延機5
直下までトラッキングする。
【0044】入側の板厚計8設置位置からデータシフト
レジスタA59における圧延機5直下までの移動距離を
1 (m)、その間のデータシフトレジスタA59の個
数をN1 とし、データサンプリング周期をT1 (sec)、
圧延速度をV(m/sec )とすると、データシフトレジ
スタA59上の個数N1 は数3で示される。
【0045】
【数3】
【0046】そして、この入側の板厚偏差値ΔHiが圧
延機5直下に到達した時点で、このΔHiから影響係数
部60の補正出力ΔSfiを、数4により算出し決定す
る。
【0047】
【数4】
【0048】ここで、被圧延材である金属帯板4の塑性
係数Qおよび圧延機5のミル定数Mは、圧延前に決定さ
れている定数である。尚、Q/Mの代わりに、圧下量が
板厚に及ぼす影響係数の逆数σS/σHを用いる場合も
ある。また、GffはFF−AGC部ゲインであるが、
仮にこの出力だけをロールギャップ制御に用いる場合
は、この出力と、他のAGC装置51の制御出力ΔSo
iと加算され、補正量ΔSiとして油圧圧下制御装置5
2に出力し、圧延機5のロールギャップ補正制御を行う
ようにしている。
【0049】次に上述したロールギャップ補正制御方法
に併用するようにした補正方法を説明する。圧延時、圧
延機5の入側の板厚偏差値ΔHの他に出側の板厚計9で
計測した出側の板厚偏差値Δhを、適当なサンプリング
周期毎に相関式FF−AGCゲイン補正器20に入力す
る。
【0050】この内、入側の板厚偏差値ΔHは、出側の
板厚計9の位置まで、図3に示すようにデータシフトレ
ジスタB61によりトラッキングされる。図4に示すよ
うに、この場合、圧延機5から出側の板厚計9までの移
送距離をL 2 (m)、その間のデータシフトレジスタB
61の個数をN2 とし、データサンプリング周期をT2
(sec)、出側の板速度をv(m/sec )とすると、デー
タシフトレジスタB61上の個数N2 は、数5で示すよ
うになる。
【0051】
【数5】
【0052】従って、データシフトレジスタB61の入
側の板厚計8から出側の板厚計9までの移送距離をL3
(m)、その間のデータシフトレジスタB61の個数を
3とすれば、入側の板厚計8から出側の板厚計9の移
送中にデータシフトレジスタB61に記憶されるデータ
の個数は数6に示す通りになる。
【0053】
【数6】
【0054】そして、この入側の板厚偏差値ΔHiと出
側の板厚偏差値Δhiとを被圧延材上金属帯板4の同位
置で、ある期間(nサンプリング周期分)その相互相関
値ΨHhkと自己相関値ΨHHkとにより規準相関値Ψ
mHhkを算出すると、数7に示すようになる。
【0055】
【数7】
【0056】ここでkは、入側の板厚偏差値ΔHiと出
側の板厚偏差値Δhiとを金属帯板4の同位置で、ある
期間相互相関値及び自己相関値を求める時点により決ま
る数値である。また、nは大きい数値ほど規準相関値Ψ
mHhkの精度を高めることができるが、実用上5〜1
0の数値を取れば充分である。
【0057】図6は、n=5として、サンプリングタイ
ムの5倍の周期で検出したデータにより算出した規準相
関値ΨmHhkを示したものである。なお、この規準相
関値ΨmHhkを算出するタイミングは、圧延速度がほ
ぼ一定で定常圧延時がなされているタイミングで行うこ
とが望ましく、本実施の形態の圧延機の板厚補正方法に
おいても、このような時点で、算出データの板厚偏差値
ΔHi、Δhiを計測するようにしている。さて、この
規準相関値ΨmHhkの値が正の値、即ち正の相関であ
れば、FF−AGC部50によっても、まだ入側の板厚
偏差が完全に制御されず一部制御誤差が残り、即ち、F
F−AGC部50のゲインがまだ小さいと判断できる。
【0058】逆に、規準相関値ΨmHhkの値が負値
(負の相関)であれば、FF−AGC部50は過制御と
なっており、FF−AGC部ゲインが大きすぎる値にさ
れていると判断することができる。また、規準相関値Ψ
mHhkの絶対値の大きさがある値(例えば0.3)以
上であれば、不感帯25を通した上で、その大きさと極
性に基づいて、数8によりFF−AGCゲインGffか
ら得られた補正ゲインGff* を使用するようにすれば
良い。
【0059】
【数8】
【0060】従って、前述した図2の掛算部21で行
い、油圧圧下制御へ送る出力ゲインの補正出力は、数9
より算出されたものが使用されることになる。
【0061】
【数9】
【0062】このように、FF−AGC部50で行う以
上調整値に、圧延機5の入側、出側の板厚偏差値ΔH、
Δhから求められるの規準相関値ΨmHhkを監視しな
がらFF−AGC部50のゲインを修正して、ロールギ
ャップの調整を行うことで、板厚補正制御の精度を著し
く高めることができる。なお、上述の説明では、本発明
の板厚補正方法に使用するゲイン補正を、FF−AGC
部に対して適用した例を示したが、本発明はこのような
FF−AGC部に限定されるものではなく、マスフロー
AGCにおいても適用できるものであることは明白であ
る。
【0063】次に、図5は本発明の圧延機の板厚補正方
法の実施の一形態に採用される、図1に示すFF−AG
C式板厚補正装置において補正制御を行うFF−AGC
部の他の例の詳細を示すブロック図、図6は図5におい
て用いられる重み設定値の設定例を示すグラフである。
【0064】図5において、本実施の形態では、図2中
で示す相関式FF−AGC補正器20の出力部近くに、
重み係数設定部28を追加して構成のものにある。一例
として、この重み係数設定部28の一例としては図6に
示すように、補正開始から10秒までは50%から10
0%まで徐々に重み係数値を上げるようにしたものにす
ること等ができる。その他の構成は、図2において示し
た構成と同様のものにされている。
【0065】本実施の形態の圧延機の板厚補正方法に適
用されるFF−AGC式板厚補正装置によれば、重み係
数設定部28の重み係数W(t)は、このFF−AGC
部の補正ゲインGff* を用いて補正を開始する時に、
圧延機5ライン上に載る金属帯板4の位置と速度の変化
などに対し、必要に応じて補正の掛け方を微調整するた
めに設けるようにしている。また、この重み係数W
(t)を設けた場合前述した数9は、数10で示される
ようになる。
【0066】
【数10】
【0067】また、この重み係数W(t)は、圧延機5
の圧延条件に合わせて設定値を変更できるようにしてい
る。このため、この構成を採用した板厚制御方法による
と、板厚補正装置による補正が圧延運転の状況に応じて
随時的確に行え、従ってこのようにすることにより、金
属帯板4、即ち、被圧延材の圧延で製作される金属帯板
4がほぼ一定な定常圧延速度で製造できると同時に、板
厚偏差の検出、補正作業をスムーズに開始させることが
できる。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の圧延機
の板厚補正方法は、被圧延材の冷間圧延中に自動板厚制
御を行ない、均一な板厚の金属帯板に補正するため圧延
機の入側及び出側に配置された2台の板厚計で、走行中
の被圧延材板厚を検出し、板厚計で検出された被圧延材
の板厚偏差値を算出する工程、検出された二つの板厚偏
差値から被圧延材にて生じている偏差値の相関値をオン
ラインで確認し、板厚を制御する出力ゲインを確認され
た相関値に基づき自動的に修正する工程、相関値に基づ
き修正された出力ゲインの信号を被圧延材が走行するパ
スに設定されている圧延機のギャップを制御する油圧圧
下制御装置へ出力し、走行中の被圧延材を均一な板厚に
するギャップに制御し、被圧延材を所望する均一板厚に
補正制御する工程とからなるものとした。
【0069】本発明の圧延機の板厚補正方法は、これに
よりFF−AGC部で行なわれる板厚調整値に、圧延機
の入側、出側に設けられた板厚計でそれぞれ計測された
板厚偏差値を取込み、両者の相関関係を計算し、FF−
AGC部の制御効果をオンラインで確認し、確認結果か
らFF−AGC部のゲインの補正計算を、自動的に実施
することによりFF−AGC部をより効果的に作動させ
ることができ、被圧延材を走行させ均一な板厚にする圧
延機のロールギャップの調整を行なうことで、板厚補正
制御の精度を著しく高め、均一な板厚制御ができる。
【0070】また、FF−AGC部を備え、制御に必要
な補正値が予測値であり実際の被圧延材や圧延状況の予
測値との違い等により、補正値が理想的な補正値に対し
大きく異なることもなくなり、期待した効果が確実に得
られる。
【0071】また、本発明の圧延機の板厚補正方法は、
相関値の確認が、圧延機の入側及び出側に配置された2
台の板厚計で測定される板厚偏差値から取得されたサン
プリングタイム数個分の板厚偏差値から算出された相互
相関値と自己相関値との比、即ち規準相関値により行う
工程、監視工程中のこの規準相関値の絶対値を±1以内
の基準値に対し、この基準値以上でこの極性に基づき圧
延機のギャップを制御する補正ゲインGff* を算出す
る相関式FF−AGC補正器により、FF−AGC部の
補正ゲインGff* を決定し、前記出力ゲインをこの補
正ゲインGff * に自動的に修正し、圧延機のギャップ
を制御して板厚補正制御を行なう工程とからなるものと
した。
【0072】本発明の圧延機の板厚補正方法は、これに
より入側、出側の各板厚で測定されるサンプリングタイ
ム数個分の板厚偏差値より規準相関値を算出・監視し、
この規準相関値の絶対値を±1以内の基準値に対し、基
準値以上でこの極性に基づいてFF−AGC部の相関式
FF−AGC補正器で補正ゲインGff* を決定し、出
力ゲインをこの補正ゲインGff* は自動的に修正さ
れ、ロールギャップの調整を行なうことで板厚補正制御
の精度を著しく高めることが出来る。
【0073】また、本発明の圧延機の板厚補正方法は、
圧延機の前後で計測された板厚偏差値の規準相関値の絶
対値のうち、±1以内にある基準値のうちから基準値以
上のものを選別する工程、選別された基準値以上の相関
値に更に重み係数値を掛け合わせて補正ゲインGff*
を決定し、FF−AGC部の出力ゲインを自動的に修正
し圧延機のロールギャップを制御し、板厚制御を行なう
工程とからなるものとした。
【0074】本発明の圧延機の板厚補正方法は、これに
より板厚補正装置による補正が圧延運転の状況に応じて
随時、的確に行なえ、しかも、このような圧延運転によ
り、被圧延材がほぼ一定な定常圧延速度で製造できると
ともに、板厚偏差の検出、補正作業をスムーズにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延機の板厚補正方法の実施の第1形
態に採用されている、FF−AGC式板厚補正装置の全
体ブロック図、
【図2】図1に示すFF−AGC式板厚補正装置におい
て補正制御を行うFF−AGC部の詳細を示すブロック
図、
【図3】図2に示すFF−AGC部に設けたデータシフ
トレジスタによる板厚偏差データのトラッキング状態を
説明するための図、
【図4】図1に示す入側の板厚計と出側の板厚計により
それぞれ検出された板厚偏差値との相関関係を算定する
方法の一例を示す図、
【図5】図1に示すFF−AGC部の他の例を示す図、
【図6】図5において示した重み設定値の設定例を示す
図、
【図7】FF−AGC部を備えFF−AGC式板厚補正
を行う、従来の可逆式冷間圧延機ラインを示すブロック
図、
【図8】従来の可逆式冷間圧延機ラインにおいて、FF
−AGC部内に一台のデータシフトレジスタと影響係数
部が設けられた例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 巻出し用のリール 3 巻取り用のリール 4 金属帯板 5 圧延機 6 圧下シリンダ 7 ロードセル 8 入側の板厚計 9 出側の板厚計 10 入側の板速度計 11 出側の板速度計 20 相関式FF−AGCゲイン補正器 21 掛算部 22 ローパスフィルタ 23 ローパスフィルタ 24 相関計算部 25 不感帯 26 補正ゲイン計算部 27 リミッタ 28 重み係数設定部 50 FF−AGC部 51 他のAGC装置 52 油圧圧下制御装置 53 第一加算器 54 第二加算器 55 アンプ 56 圧下シリンダ位置検出器 57 圧油供給管 58 サーボ弁 59 データシフトレジスタA 60 影響係数部 61 データシフトレジスタB ΔH 入側の板厚偏差値 Δh 出側の板厚偏差値 Q 塑性係数 M ミル定数 ΔS 補正量 ΔSo 他の制御装置等の制御出力 V 圧延速度 V 入側の圧延速度 v 出側の圧延速度 ΨHhk 相互相関値 ΨHHk 自己相関値 ΨmHhk 規準相関値 Gff FF−AGCゲイン Gff* 補正ゲイン ΔSfi* 補正出力 T1 データサンプリング周期 T2 データサンプリング周期 L1 入側の板厚計から圧延機直下までの移動
距離 L2 圧延機直下から出側の板厚計までの移動
距離 N1 1 移動間のデータシフトレジスタAの
個数 N2 2 移動間のデータシフトレジスタBの
個数 W(t) 重み係数

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材の冷間圧延中に自動板厚制御を
    行ない均一な板厚にする圧延機の板厚補正方法におい
    て、前記圧延機の入側及び出側に配置された2台の板厚
    計により、前記被圧延材の板厚を検出し、検出されたこ
    れら二つの板厚の偏差値から前記被圧延材が走行するパ
    スにおける両者の相関値をオンラインで確認し、前記相
    関値に基づき前記板厚を制御する出力ゲインを自動的に
    修正し、前記パスに設定されている前記圧延機のロール
    ギャップの制御をして、板厚補正制御を行なうことを特
    徴とする圧延機の板厚補正方法。
  2. 【請求項2】 前記相関値の確認が、前記圧延機の入側
    及び出側に配置された2台の板厚計で測定される前記板
    厚のサンプリングタイム数個分の板厚偏差値で計算さ
    れ、前記相関値の絶対値を±1以内のある値を基準と
    し、この基準値以上であれば、この極性に基づきFF−
    AGC部の補正ゲインGff* を決定し、前記出力ゲイ
    ンをこの補正ゲインGff* に自動的に修正して板厚補
    正制御を行なうことを特徴とする請求項1の圧延機の板
    厚補正方法。
  3. 【請求項3】 前記圧延機の前後で計測された前記板厚
    偏差値の相関値の絶対値を、±1以内のある値の基準値
    以上に選別するとともに、選別された基準値に更に重み
    係数値を掛け合わせて補正ゲインGff* を決定し、F
    F−AGC部の前記出力ゲインを前記補正ゲインGff
    * に自動的に修正して、板厚補正制御を行なうことを特
    徴とする請求項2の圧延機の板厚補正方法。
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