JP2592685B2 - セル同期回路 - Google Patents

セル同期回路

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JP2592685B2
JP2592685B2 JP1261617A JP26161789A JP2592685B2 JP 2592685 B2 JP2592685 B2 JP 2592685B2 JP 1261617 A JP1261617 A JP 1261617A JP 26161789 A JP26161789 A JP 26161789A JP 2592685 B2 JP2592685 B2 JP 2592685B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタル通信に利用する。特に、情報列に
ヘッダが付加されたセルを情報単位として伝送する方式
に関する。さらに詳しくは、CRC(cyclic redunduncy c
hech)ビットが付加されたデータ列はCRC演算で割り切
れることから、ヘッダにCRCビットを付加して伝送し、
受信側で、CRC演算により割り切れるデータ列を同期パ
ターンとみなしてセル同期を確立するセル同期回路に関
する。
本発明は、入力直列データ列を並列データに変換し、
この並列データに対してパイプライン処理形のCRC演算
を施すことにより、セル同期回路の高速動作を可能と
し、しかも集積化を容易にするものである。
〔従来の技術〕
受信信号の誤り検出および誤り訂正を行うため、情報
信号にCRCビットを付加して伝送する方式が知られてい
る。
CRCビットは、情報信号を生成多項式で除算したとき
の剰余として与えられる。mビットのCRCビットを得る
には、m次の生成多項式を用いる。このCRCビットが付
加されたデータ列は、同じ生成多項式またはその多項式
を因数分解した多項式、例えばm次の生成多項式が1次
とm−1次の二つの生成多項式に分離できる場合のm−
1次の生成多項式によるCRC演算(除算)により、全ビ
ットが「0」(割り切れる)性質がある。
第8図にCRCビットの使用例を示す。この例は、情報
列にヘッダを付加したセルを伝送単位とする場合に、ヘ
ッダとして、宛先を示す信号とその信号から得られたCR
Cビットとを用いたものである。
セルを伝送する場合に、ヘッダとしてCRCビットが付
加されたデータ列を用いると、これをセル同期に利用す
ることができる。すなわち、ヘッダ長をnビットとする
とき、伝送路上でのビット誤りの発生がなければ、CRC
ビットを含む符号長nビットのデータ列(ヘッダ部分)
をCRC演算回路で割った余りが全ビット「0」となるの
で、このパターンをセル同期パターンとみなしてセル同
期をとる。
第9図はCRC演算回路の一例を示すブロック構成図で
ある。ここでは、生成多項式が、 x8+x2+x+1 のときの一般的な例を示す。この回路は、入力データを
順次シフト化する縦列接続されたフリップフロップ90−
1〜90−8と、フリップフロップ90−1、90−2および
90−3のそれぞれの入力に挿入された排他的論理和回路
91−1〜91−3とにより構成され、フリップフロップ90
−1〜90−8は入力データのクロックで動作する。
ここで、符号長nを40ビットとする。最初にフリップ
フロップ90−1〜90−8の内容をすべて「0」としてお
くと、40ビット長の符号の入力が完了したとき、フリッ
プフロップ90−1〜90−8に並んだデータがCRC演算の
余りとなる。この余りが全ビット「0」となるものをセ
ル同期パターンとして用いる。
この方式では、通常、セル同期復帰時間を短かくする
ために、1ビット即時シフト方式のセル同期回路が必要
となる。すなわち、符号長nビットに対するCRC演算を
入力データ列のクロックで1クロック以内に実行するこ
とが必要である。このためには、上記の演算において、
各フリップフロップ90−1〜90−8に最終的に残ったデ
ータが、40ビット長の符号の各ビットに対するCRC演算
の累積値であることを利用する。すなわち、40ビット長
の符号の各ビットをD1〜D40で表すと、フリップフロッ
プ90−1〜90−8に最終的に残るデータZ1〜Z8は、 となる。ただし、「+」は排他的論理和を表す 第10図は(1)式を利用した従来例セル同期回路のブ
ロック構成図を示す。
このセル同期回路は、40ビット長のシフトレジスタ10
1、排他的論理和回路網102、ラッチ回路103、論理和回
路5、論理積回路6、7、フレーム同期保護回路8、イ
ンバータ入力付の論理積回路10およびフレームカウンタ
11を備える。シフトレジスタ101には、入力データと、
その入力データから抽出されたクロックとが入力され
る。また、同じクロックが、ラッチ回路103と論理積回
路10とに供給される。
シフトレジスタ101は入力クロックによりデータをシ
フトさせる。
排他的論理和回路網102は、(1)式の演算を行い、
データZ1〜Z8を出力する。(1)式のD1〜D40はシフト
レジスタ101内のF1〜F40の各フリップフロップの出力に
対応している。
フレーム同期保護回路8は、例えばリセット計数形式
の回路により構成される。リセット計数形式の回路で
は、連続して「1」が入力されると内部状態がセット状
態となり、その出力がフレーム同期はずれ状態を示す
「1」となる。また、連続して「0」が入力されると、
内部状態がリセット状態となり、その出力がフレーム同
期状態を示す「0」となる。
ここで、フレーム同期保護回路8の出力が「1」であ
るとして、このセル同期回路の同期復帰動作を説明す
る。
まず、シフトレジスタ101がクロックにより入力デー
タをシフトさせ、新しい40個のデータを出力する。この
出力を排他的論理和回路網102でCRC演算し、得られたデ
ータZ1〜Z8をラッチ回路103に出力する。ラッチ回路103
は、次のクロックでデータZ1〜Z8を取り込む。これと同
時に、シフトレジスタ101がデータをシフトさせ、排他
的論理和回路網102は新しい40ビットに対してCRC演算を
行う。
排他的論理和回路網102の入力データ、すなわちシフ
トレジスタ1の内容がCRCビットを含む正しい40ビット
長の符号である場合(ヘッダが入力された場合)、また
はそれと同一系列のデータ列である場合は、データZ1
Z8がすべて「0」となる。しかし、それ以外のほとんど
の時間には、データZ1〜Z8の少なくとも一つが「1」と
なり、論理和回路5の出力が「1」となる。
フレームカウンタ11にフレームパルスが現れていない
ときには、論理積回路6の出力が「0」となるので、論
理積回路7の出力が「0」となり、論理積回路10の出力
にクロックが得られ、フレームカウンタ11が計数動作を
続ける。フレームカウンタ11の出力にフレームパルスが
現れると、論理積回路6の出力が「1」となるので、論
理積回路7、10によってフレームカウンタ11は、次の入
力クロックから論理和回路5の出力が「0」になるまで
計数動作を停止し、フレームパルスを出力している状態
を維持する。
シフトレジスタ101の内容がCRCビットを含む正しい40
ビット長の符号になると、次のクロックで論理和回路5
の出力が「0」となり、その時点でセル同期が復帰し、
その次のクロックによりフレームカウンタ11が計数動作
を開始する。以後、フレームパルス位置で論理和回路5
の出力が「0」となるので、フレーム同期保護回路8に
は連続して「0」が入力され、フレーム同期保護回路8
がリセット状態に移行して同期状態となる。
この回路ではラッチ回路103を用いているが、排他的
論理和回路網102の出力を直接に論理和回路5に入力す
ることもできる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第10図に示した従来のセル同期回路は、1ビット即時
シフト方式なのでセル同期復帰時間が短いが、正常に動
作するためには、シフトレジスタ101にクロックが入力
されてからデータを出力するまでの遅延と、排他的論理
和回路網102による遅延との和が、1クロック未満でな
ければならない。また、ラッチ回路103を用いない場合
には、上記の遅延の和にさらに論理和回路5、論理積回
路6、7による遅延を加えた値が、1クロック未満でな
ければならない。
しかし、排他的論理和回路網がCRC演算を一度に行う
ためには、信号を多段接続された排他的論理和回路に通
過させる必要がある。第10図に示した例では、信号が最
大で5段の排他的論理和回路を通過する。排他的論理和
回路1段あたりの遅延時間は、シフトレジスタおよびラ
ッチ回路の構成要素であるフリップフロップの遅延時間
と同等以上である。したがって、このセル同期回路は高
速動作に適していない。
ただし、排他的論理和回路網の中間にラッチ回路を設
けることにより、第10図に示したセル同期回路を高速化
することも可能である。しかし、そのためにはハード量
が増加する。第10図に示した例では、シフトレジスタ10
1、排他的論理和回路網102およびラッチ回路103を合わ
せたハード規模は、同一演算回路を用いるとして、排他
的論理和回路89個、フリップフロップ48個である。高速
化のため排他的論理積回路網2の4段目と5段目の排他
的論理和回路の間にラッチ回路を設けるには、フリップ
フロップが11個必要となる。さらに高速化するために3
段目と4段目の排他的論理和回路の間にラッチ回路を設
けると、必要なフリップフロップの数が第10図の回路よ
り20個増加する。
さらに、この回路をシフトレジスタおよびラッチ回路
の構成素子であるフリップフロップの動作限界まで高速
化するには、排他的論理話回路網の各排他的論理話回路
出力点にラッチ回路を設ける必要があり、その場合には
ハード量が非常に増加する。
しかも、このような排他的論理和回路網は接続構成が
複雑となるため、集積化する場合に配線設計が困難にな
る欠点がある。
また、フレームカウンタの動作限界速度がフリップフ
ロップの動作限界速度より遅いため、セル同期回路全体
としての動作速度が制限されてしまう。
本発明は、以上の課題を解決し、高速動作が可能でし
かも集積化が容易なセル同期回路を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のセル同期回路は、ディジタル情報列にCRCビ
ットを含むnビットのヘッダが付加されたセルが直列デ
ータ列として入力され、この直列データ列を並列データ
列に変換する直列並列変換手段と、この直列並列変換手
段により得られる並列データ列の位相をセルの位相に一
致される手段とを備え、一致させる手段は、直列並列変
換手段の出力する並列データ列またはその隣接する並列
データ列の間でビットをシフトさせた並列データ列を選
択的に出力するビットシフト手段と、このビットシフト
手段から順次出力された並列データ列に対してCRCビッ
トを求めるために使用したと同等の生成多項式による剰
余を求めるCRC演算手段と、このCRC演算手段の出力から
生成多項式で割り切れるnビットのデータ列が検出され
るようにビットシフト手段によるビットのシフト量を設
定する手段とを含むセル同期回路において、CRC演算手
段は、ビットシフト手段から順次出力された並列データ
がそれぞれ入力される同一構成の複数のCRC部分演算手
段を含み、この複数のCRC部分演算手段は、各段の出力
が次段の入力の一部となり、1段目のCRC部分演算手段
がひとつめの並列データと次の並列データとについて生
成多項式による剰余を求め、2段目以降の各CRC部分演
算手段が前段の出力とそれまでに処理された並列データ
の次の並列データとからそれまでの複数の並列データに
ついての生成多項式による剰余を求めるように縦続接続
されたことを特徴とする。
〔作 用〕
CRC部分演算回路により、並列データに対してパイプ
ライン処理形にCRC演算を行う。このとき、CRC部分演算
回路やその他の構成回路の動作速度は、並列データの速
度、すなわち直列データ列のデータ速度を並列データの
ビット数で割った速度となる。このため、本発明のセル
同期回路は高速動作に適している。
この場合に、並列データの位相とセルの位相とは一般
に一致しない。すなわち、直並列変換の開始位置とセル
の先頭ビットとは一致しない。このため、並列データに
CRC演算を施しても同期を確立することはできない。そ
こで、並列データの位相をセル位相に一致させることが
必要となる。
本発明のセル同期回路は、CRC部分演算回路がすべて
同一構成であり、一つのCRC部分演算回路の回路規模が
従来例に比較して小さくなるので、配線設計が容易にな
り、回路全体としても集積化の設計が容易になる。
〔実施例〕
第1図は本発明第一実施例セル同期回路のブロック構
成図である。この例は、符号長が40ビット、CRC演算手
段の生成多項式がx8+x2+x+1、並列データのビット
数が8ビットのときの構成を示す。
このセル同期回路は、ディジタル情報列にCRCビット
を含むヘッダが付加されたセルを入力とし、このセルを
構成する直列データ列について上記CRCビットを求める
ために使用したと同等の生成多項式による剰余を求める
CRC演算手段としてCRC演算回路4を備え、このCRC演算
回路4の出力から直列データ列が上記生成多項式で割り
切れたことを検出してセル同期を確立する手段として、
論理和回路5、論理積回路6、7、フレーム同期保護回
路8、遅延回路9、インバータ入力付の論理積回路10お
よびフレームカウンタ11を備える。
ここで本実施例の特徴とするところは、CRC演算回路
4はヘッダのビット数より少ないビット数毎にCRC演算
を行うCRC部分演算回路16、18、20、22を含み、このCRC
部分演算回路16、18、20、22が処理するビット数毎に直
列データを並列データに変換する直並列変換回路1を備
え、この直並列変換回路1の出力する並列データの位相
をセルの位相に一致させる手段として、論理積回路12、
カウンタ13、14、遅延回路2およびシフトマトリックス
3を備えたことにある。
CRC部分演算回路16の入力にはラッチ回路15が設けら
れ、CRC部分演算回路16と18との間、18と20との間、20
と22との間にはそれぞれラッチ回路17、19、21が設けら
れ、CRC部分演算回路22の出力にはラッチ回路23が設け
られる。
一般的に説明するために、CRCビットのビット数を
m、ヘッダの符号長をnビット、セルを構成する直列デ
ータ列のクロックをf0とし、直並列変換回路1がjビッ
トの並列データを出力するとする。jはnを割り切れる
数であり、n/j=kとする。
直並列変換回路1は、受信した直列データ列をjビッ
トの並列データに変換してjビットの並列データを出力
するとともに、受信した直列データ列のクロックの1/j
のクロックf0/jを出力する。
遅延回路2は、直並列変換回路1の出力する並列デー
タの2ビット目からjビット目までの出力を、1/jのク
ロックで1クロック分遅延させる。
シフトマトリックス3は、遅延回路2の出力のj−1
ビットと直並列変換回路1の出力のjビットとを入力と
し、制御信号にしたがって、jビットを選択して出力す
る。
カウンタ13は1/jのクロックで動作し、〔1セルのビ
ット数〕/j+kを計数する。
カウンタ14は、カウンタ13の出力クロックで動作し、
jを計数してその計数値をシフトマトリックス3の制御
信号として出力する。シフトマトリックス3におけるシ
フト量は、カウンタ14の計数値に等しい。
直並列変換回路1の出力する並列データは、そのワー
ド(jビット)位相がセル位相(フレームパルスの位
相)と一致しているとは限らない。そこで、直並列変換
回路1の出力と遅延回路2の出力とを組み合わせて、2j
−1ビットの連続した並列データを得る。この2j−1ビ
ットのデータのうち、1ビット目ないしj−1ビット目
を先頭とするj−1個の並列データを考えると、そのい
ずれかの並列データの位相がセル位相と一致する。カウ
ンタ13、14およびシフトマトリックス3は、このような
セル位相と一致する並列データを選択する。
CRC演算回路4は、シフトマトリックス3の出力する
jビットの並列データによりCRC部分演算を行い、得ら
れたm個の出力をそれぞれ1段目のm個のフリップフロ
ップ(ラッチ回路15の各フリップフロップ)に1/jのク
ロックで入力する。さらに、この1段目のm個のフリッ
プフロップの各出力と、シフトマトリックス3の出力す
るjビットの並列データとにより、再びCRC部分演算を
行い、2段目のm個のフリップフロップに1/jのクロッ
クで入力する。同様にして、i−1(3≦i≦k)段目
のm個のフリップフロップの各出力と、シフトマトリッ
クス3の出力するjビットの並列データとによりCRC部
分演算を行い、i段目のm個のフリップフロップに1/j
のクロックで入力する。
CRC演算回路4の最終段であるk段目のフリップフロ
ップの出力は、論理和回路5に供給される。論理和回路
5の出力は、論理積回路6を経由して、フレームパルス
毎に、そのフレームパルスとの論理積としてフレーム同
期保護回路8に供給される。
フレーム同期回路8は、その入力が論理「1」のと
き、論理積回路7、遅延回路9および論理積回路10を介
してフレームカウンタ11への次に入力クロックを禁止
し、その計数動作を1/jのクロックの1クロック分停止
させる。また、入力が論理「0」の場合には、論理積回
路7、遅延回路9および論理積回路12を介してカウンタ
13への次の入力クロックを禁止し、その計数動作を1/j
のクロックの1クロック分停止させる。
フレームカウンタ11は、1/jのクロックで動作し、
〔1セルのビット数〕/jを計数し、フレームパルスを出
力する。
第1図に示したm=8、n=40、j=8の場合につい
て説明する。
並列処理によりCRC演算を行うための回路構成につい
ては、パラレル・スクランブリング・テクニークス・フ
ォー・ディジタル・マルチプレクサズ」、AT&Tテクニ
カル・ジャーナル第65巻、1986年9/10月(“Parallel s
crambling techniques for digital multiplexers",AT
&T technical journal,sep./oct.1986,Vol.65)に示さ
れた自己同期形スクランブラの並列化手法と同様にして
求めることができる。
この文献によれば、並列処理数が8(j=8)の場合
の回路構成は、(2)式で与えられるマトリックスTS
らTS 8を求めることによって得られる。TS 8を(3)式に
示す。
(2)式の四つの部分に分けられたマトリックスのうち
右下の部分は、第9図に示したCRC演算回路におけるフ
リップフロップ90−1〜90−8のそれぞれ次の状態を示
す。例えばマトリックスTSの9行目は、フリップフロッ
プ90−1の次の状態が、入力データとフリップフロップ
90−8の内容との排他的論理和であることを示してい
る。同様に、マトリックスTSの10行目は、フリップフロ
ップ30−2の次の状態がフリップフロップ30−1の内容
とフリップフロップ30−8の内容と排他的論理和、11行
目は、フリップフロップ30−3の次の状態がフリップフ
ロップ30−2の内容とフリップフロップ30−8の内容と
排他的論理和、12行目以降は、フリップフロップ30−4
〜30−8の次の状態がフリップフロップ30−3〜30−7
の内容がシフトしたものとなることを示している。
また、入力データをD1〜D8で表わすと、第8列はD
1を、第7列はD2を、第1列はD8をそれぞれ示してい
る。
したがって、現在の状態におけるフリップフロップ90
−1〜90−8の内容をそれぞれF1〜F8とすると、次の状
態におけるフリップフロップ30−1〜30−8の内容は、
(2)式を8回乗算した(3)式により与えれる。すな
わちフリップフロップ90−1〜90−8の内容Z1〜Z8は、
(3)式から、 となる。ここで、「+」は排他的論理和を表す。CRC部
分演算回路16、18、20、22はそれぞれ、この(4)式の
演算を行うような回路構成となっている。(4)式は排
他的論理和の段数で最大3段であり、高速動作が可能で
ある。また、必要な排他的論理和回路の数は回路全体で
合計84であり、回路規模も比較的小さい。
この(4)式で与えられるZ1〜Z8は、ラッチ回路15、
17、19、21、23に入力される。ラッチ回路15に入力され
るZ1〜Z8は、(4)式においてF1〜F8=0とすることに
より与えられる。
CRC演算回路4の詳細についてさらに説明する。
シフトマトリックス3が例えばデータD1〜D8を出力し
たとする。これらのデータは、次のクロックf0/8によ
り、ラッチ回路15の各フリップフロップに入力される。
次にシフトマトリックス3がデータD9〜D16を出力する
と、これらのデータは、その次のクロックf0/8によって
ラッチ回路15に入力されるとともに、CRC部分演算回路1
6により、ラッチ回路15の出力とCRC部分演算される。CR
C部分演算回路16の出力はラッチ回路17に保持される。
同様の動作を各段のCRC部分演算回路18、20、22および
ラッチ回路17、19、21、23の間で繰り返す。
これにより、最終段のラッチ回路23には、D1〜D40、D
9〜D48、D17〜D56、…にたいしてCRC演算した余りの値
が順次入力される。すなわちCRC演算回路4は、クロッ
クf0/8毎に、互いに8ビット離れた40ビットの入力デー
タに対するCRC演算結果を出力する。
次に、シフトマトリックス3およびカウンタ13、14の
動作について詳しく説明する。
セル位相と並列データのワード位相とが一致している
場合には、ヘッダが入力される毎に、CRC演算回路4の
出力が全ビット「0」となる。これに対してセル位相と
ワード位相とが一致していない場合には、CRC演算回路
4の出力が全ビット「0」となることがない。このよう
なときには、シフトマトリックス3の出力ビットを1ビ
ットだけシフトさせる。
シフトマトリックス3の出力ビットをシフトさせる
と、シフト直後のデータが最終段の1段前のラッチ回路
21に入力するまでの間、CRC演算回路4は1ビット欠落
した40ビットに対してCRC演算を行うことになる。この
ためラッチ回路23からは、その間、誤ったCRC演算結果
が出力される。さらに、最終段のラッチ回路23による遅
延がある。このため、出力ビットのシフトによりセル同
期とワード同期が一致した場合には、f0/8のクロックで
5クロックが経過した後、1セル以内で同期復帰でき
る。
しかし、〔CRC演算の段数(これはkに等しい)分の
遅延+1セルの長さ〕にわたり同期復帰できない場合に
は、そのワード位相では40ビットの正しい符合長データ
が演算回路4に入力されることがなく、同期復帰できな
いことになる。
そこで、カウンタ13により、論理積回路7が不一致パ
ルスを出力している間、直並列変換回路1の出力するf0
/8のクロックを〔1セルのビット数/8+5〕個、より一
般的には〔1セルのビット数/j+k〕個計数する。さら
にカウンタ13は、この個数のクロックを計数する毎に、
カウンタ14にパルスを出力する。カウンタ14は、その計
数値が1増加するたびに、シフトマトリックス3の出力
ビットを1ビットシフトさせる。
第2図は第1図に示した実施例の(a)ないし(s)
の各点の信号波形を示す。
ここではセル長を40ビットとし、直並列変換回路1の
入力にはデータD1〜D40が繰り返し入力されるものとし
た。また、正しい40ビットの符号長のデータをD1〜D40
とし、D1〜D40に対してCRC演算をした余りが全ビット
「0」となるものとした。
第2図の(b)、(c)および(d)は、その点に現
れるデータの範囲を示す。また、(e)〜(j)は、図
に示した範囲のデータに対するCRC演算結果を示す。
(q)、(s)はそれぞれカウンタ13、14の計数値を示
す。
初期状態において、フレーム同期保護回路8の出力
(m)が「1」カウンタ13、14の計数値(q)、(s)
が「0」、フレームカウンタ11の計数値がフレームパル
ス出力点より一つ前の状態にあるものとする。
この状態でフレームカウンタ11の出力(k)が「1」
となると、論理和回路5の出力(j)が「1」となり、
論理積回路6、7の出力(l)、(n)が「1」とな
る。この出力(n)がパターン不一致パルスとなり、フ
レームカウンタ11への次の入力クロック(o)が無効に
されるとともに、カウンタ13への次の入力(p)が有効
にされる。したがって、フレームカウンタ11は計数動作
を停止し、カウンタ13は計数動作う開始する。
カウンタ13に計数値(q)が「0」となったとき、カ
ウンタ13は出力パルス(r)を発生する。このパルス
(r)によってカウンタ14は、計数値(s)を1増加さ
せる。この計数値(s)によりシフトマトリックス3が
出力を1ビットだけシフトさせ、その出力dをD9〜D16
とする。
これによってCRC演算回路4に入力されるデータは、
1ビット欠落したものとなる。このため、第2図におい
て縦の実線で示した部分は、誤ったCRC演算が行われる
ことになる。
ラッチ回路23の出力(i)にD1〜D40に対する演算結
果が現れると、論理和回路5の出力(j)が「0」とな
り、パターン不一致パルスが無くなり、この点でセル同
期回路が同期復帰する。
第一実施例の回路では、CRC部分演算回路16、18、20
および22をそれぞれ構成する排他的論理和回路網の最大
遅延が排他的論理和回路3段分である。また、直並列変
換回路1以外のすべての回路は、入力クロックf0の1/8
のクロックで動作すればよい。したがって、この回路は
高速動作に適する。
また、CRC演算回路4は、回路規模の小さな排他的論
理和回路網により構成されるCRC部分演算回路16、18、2
0および22の繰り返し用いるため、LSI化における設計が
容易になる。
本実施例のセル同期復帰時間は従来例より長くなる
が、CRC演算をパイプライン的に処理しているため、単
なる並列処理形のCRC演算回路を用いたものよりも短
い。
また、上位群多重分離装置から、ワード位相のそろっ
た並列データとその並列データのクロックとが与えら
れ、その並列データに対してセル同期をとる場合には、
直並列変換回路1、遅延回路2、シフトマトリックス
3、論理積回路12およびカウンタ13、14は不要となる。
ただしこの場合には、直並列変換回路と並列データの位
相をセルの位相に一致させる手段とが、上位群多重分離
装置に含まれていると考えることができる。
この実施例の動作についてさらに詳しく説明する。こ
こで、時刻t1におけるラッチ回路23、21、19、17、15の
出力信号をそれぞれS1,t1、S2,t1、S3,t1、S4,t1
5,t1とし、1クロック前の時刻t0におけるラッチ回路
23、21、19、17、15の出力信号をそれぞれS1,t0、S
2,t0、S3,t0、S4,t0、S5,t0とし、CRC部分演算回路2
2、20、18、16のうち並列データ入力との直接演算を除
く演算処理の関数TS 8をf()とすると、次の式が成立
する。
1,t1=f(S2,t0)+f(D1〜D8) S2,t1=f(S3,t0)+f(D1〜D8) S3,t1=f(S4,t0)+f(D1〜D8) S4,t1=f(S5,t0)+f(D1〜D8) S5,t1=f(D1〜D8) ……(5) ただし、データをD1〜D40とする。また、+は排他的
論理和を示すものとする。なお、並列データとの直接演
算の位置は、図ではCRC部分演算回路の中間位置で行っ
ているが、排他的論理和は演算順序を入れ替えても結果
に変わりがないので、前段からの出力に関する処理と、
その段で入力された並列データに対する処理とを分けて
表現することができる。また、f(D1〜D8)の処理は、
入力位置が変わるだけで、排他的論理和を含まない。
同様にして、時刻t2、t3、t4、t5では以下の各式が成
立する。
1,t2=f(S2,t1)+f(D9〜D16) S2,t2=f(S3,t1)+f(D9〜D16) S3,t2=f(S4,t1)+f(D9〜D16) S4,t2=f(S5,t1)+f(D9〜D16) S5,t2=f(D9〜D16) ……(6) S1,t3=f(S2,t2)+f(D17〜D24) S2,t3=f(S3,t2)+f(D17〜D24) S3,t3=f(S4,t2)+f(D17〜D24) S4,t3=f(S5,t2)+f(D17〜D24) S5,t3=f(D17〜D24) ……(7) S1,t4=f(S2,t3)+f(D25〜D32) S2,t4=f(S3,t3)+f(D25〜D32) S3,t4=f(S4,t3)+f(D25〜D32) S4,t4=f(S5,t3)+f(D25〜D32) S5,t4=f(D25〜D32) ……(8) S1,t5=f(S2,t4)+f(D33〜D40) S2,t5=f(S3,t4)+f(D33〜D40) S3,t5=f(S4,t4)+f(D33〜D40) S4,t5=f(S5,t4)+f(D33〜D40) S5,t5=f(D33〜D40) ……(9) したがって、S1,t5を式(6)、(7)、(8)、
(9)を用いて書き下すことにより、次の式が得られ
る。
1,t5=f(S2,t4)+f(D33〜D40) =f2(S3,t3)+f2(D25〜D32)+f(D33〜D4
0) =f3(S4,t2)+f3(D17〜D24) +f2(D25〜D32)+f(D33〜D40) =f4(S5,t1)+f4(D9〜D16)+f3(D17〜D2
4) +f2(D25〜D32)+f(D33〜D40) =f5(D1〜D8))+f4(D9〜D16) +f3(D17〜D24) +f2(D25〜D32)+f(D33〜D40) ……(10) この式は、パイプライン状に並べられた排他的論理和
回路網網16、18、20、22により、ラッチ回路23の出力に
40ビットのデータに対する剰余が得られていることを示
している。なお、式(10)のf5()、f4()、f3()、
f2()はそれぞれ、TS 40、TS 32、TS 24、TS 16を示す。
第3図は本発明第二実施例セル同期回路のブロック構
成図である。
この実施例は、論理積回路10、12に代えてインバータ
付の論理積回路31、32を用い、カウンタ13として〔1セ
ルのビット数/8+5〕進のものではなく〔1セルのビッ
ト数/8〕進のものを用い、パルス発生回路33を追加した
ことが第一実施例と異なる。
パルス発生回路33は、カウンタ13の出力パルスによっ
て起動され、f0/8のクロックで5クロックにわたるパル
スを発生する。このパルスは論理積回路31、32のインバ
ータ入力に供給され、その出力を禁止する。これによ
り、カウンタ13とフレームカウンタ11の双方の計数動作
が停止される。
パルス発生回路33が出力するパルスの幅は、第一実施
例で説明したように、CRC演算回路4が誤った演算結果
を出力する時間と、その最終段のラッチ回路23による遅
延時間との和、すなわち、f0/jのクロックでkクロック
に相当する。
もし、符号長が正しく40ビットの入力データ列以外の
入力データ列に対してCRC演算を行った結果が、誤って
全ビット「0」となる場合には、論理和回路5の出力に
パターン一致パルスが出力される。このため、セル同期
復帰時間は1セル分長くなる。そこで、CRC演算回路4
が誤った演算結果を出力する時間とラッチ回路23による
遅延時間の間、その結果をパルス発生回路33により無効
にする。これにより、セル同期復帰時間を短くすること
ができる。
この実施例において、カウンタ13として〔1セルのビ
ット数/8+5〕進のものを用い、パルス発生回路33がパ
ルスを発生している間には、カウンタ13がf0/8のクロッ
クを計数する構成とすることもできる。
第4図は本発明第三実施例セル同期回路のブロック構
成図である。
本実施例は、CRC部分演算回路4が処理するビット数
毎に直列データ列を並列データに変換する直並列変換回
路としてシフトレジスタ41を用い、このシフトレジスタ
41の出力する並列データの位相をセルの位相に一致させ
る手段として、論理積回路12、カウンタ13、ラッチ回路
42、微分回路43、インバータ付論理積回路44およびカウ
ンタ45を用いることが第一実施例と異なる。
シフトレジスタ41は、直流データを順次蓄え、これを
8ビットの並列データとして出力する。ラッチ回路42
は、カウンタ45の出力により、シフトレジスタ41の蓄え
ている8ビット並列データを取り込む。
カウンタ45はf0のクロックを8分周する。
微分回路43は、カウンタ13の出力パルスをクロックf0
の1クロック分のパルス幅に波形成形する。この波形成
形されたパルスを論理積回路44のインバータ入力に供給
し、この論理積回路44の他方の入力にはf0のクロックを
供給する。これにより論理積回路44は、カウンタ13がパ
ルスを出力したとき、それ以降の連続する8個のクロッ
のうちの一つを停止する。
したがって、カウンタ13がパルスを出力すると、カウ
ンタ45の出力するf0/8のクロックのタイミングがf0だけ
遅れる。この間にシフトレジスタ41のデータが1ビット
進むため、ラッチ回路42に入力される並列データの位相
を変化させることができる。
本実施例の回路は、シフトレジスタ41、ラッチ回路4
2、微分回路42、論理積回路44およびカウンタ45以外の
回路がすべて入力クロックの1/8のクロックで動作すれ
ばよく、高速動作に適する。また、第一実施例と同様
に、CRC演算回路4の集積化における設計が容易にな
る。
この実施例のセル同期復帰時間は従来例より長くなる
が、CRC演算をパイプライン的に処理しているため、単
に並列処理形のCRC演算回路を用いたものより短い。
第5図は本発明第四実施例セル同期回路のブロック構
成図である。
この実施例は、論理積回路10、12に代えてインバータ
付の論理積回路31、32を用い、カウンタ13として〔1セ
ルのビット数/8+5〕進のものではなく〔1セルのビッ
ト数/8〕進のものを用い、パルス発生回路33を追加した
ことが第三実施例と異なる。すなわち、第一実施例から
第二実施例への変更と同様の変更を第三実施例に施した
ものである。
第6図は本発明第五実施例セル同期回路のブロック構
成図である。
この実施例は、CRC演算回路4を並列処理数j(この
例では8)と同じ個数だけ用いることにより、CRC演算
回路4への入力データのワード位相を変化させるための
回路、すなわち論理積回路12およびカウンタ13、14を除
いたものである。すなわち、この直並列変換回路の出力
する並列データの位相をセルの位相に一致させる手段と
して、CRC演算回路4、論理和回路5、論理積回路6お
よびフレーム同期保護回路8を並列データのビット数だ
け備え、さらに、論理積回路61、62を備える。
8個のCRC演算回路4は、それぞれ1ビットずつずれ
た8ビットの並列データを入力として、CRC演算を行
う。1セルの入力データの間には、8個のCRC演算回路
4のいずれか一つの出力に、正しい40ビットの符号長デ
ータに対するCRC演算結果である全ビット「0」が現れ
る。
同期はずれ状態では、すべてのフレーム同期保護回路
8の出力が「1」になり、論理積回路62の出力が「1」
となる。したがって、論理積回路7が有効となる。この
状態で論理積回路61の出力が「1」のとき、論理積回路
7の出力はパターン不一致パルスとなり、フレームカウ
ンタ11が計数を開始する。
どれか一つのCRC演算回路4の出力が全ビット「0」
となると、論理積回路61の出力は「0」となり、論理積
回路7の出力はパターン一致パルスとなる。これによ
り、このセル同期回路が同期復帰する。
同期復帰した後は、全ビット「0」を検出したCRC演
算回路4に対応するフレーム同期保護回路8だけに連続
して「0」が書き込まれ、そのフレーム同期保護回路8
の出力のみが、「1」から「0」に変化する。
各フレーム同期保護回路8の出力は、シフトマトリッ
クス3のシフト量を制御する制御信号として用いられ
る。このためシフトマトリックス3のシフト量は、出力
が「0」となっているフレーム同期保護回路8に対応し
た値に設定される。これによってシフトマトリックス3
の出力には、フレームパルスの位相に対応した正しいワ
ード位相の並列データが得られる。
シフトマトリックス3の制御信号がフレーム保護回路
8の出力によって与えられるので、伝送路上でのビット
エラーが生じても、シフトマトリックス3の出力が誤っ
た信号になることはない。
本実施例のセル同期回路は、直並列変換回路1以外の
回路がすべて入力クロックの1/8のクロックで動作すれ
ばよく、高速動作に適する。また、第一実施例と同様
に、CRC演算回路4は集積化における設計が容易であ
る。
本実施例のセル同期回路は、CRC演算をパイプライン
的に処理し、かつ八個のCRC演算回路4を用いて同期パ
ターンを並列に検出するため、セル同期復帰時間が従来
例と同等になる。
本実施例のセル同期回路は、ハード規模が大きいが、
処理速度が低速化されるため、CMOSによる集積化が可能
であり、1チップの集積回路によって実施できる。
第7図は第一、第二および第五実施例における直並列
変換回路1と遅延回路2との機能を他の回路で実現する
回路構成を示す。
この回路は、CRC演算回路4の並列処理数をjとする
とき、2j−1の長さのシフトレジスタ71およびラッチ回
路72を用い、カウンタ73でj分周したクロックにより、
ラッチ回路72を動作させる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明のセル同期回路は、入力
データを直並列変換した後との並列データに対して、並
列動作するCRC部分演算回路をラッチ回路を介して縦続
接続し、パイプライン処理形のCRC演算を行う。これに
より、ほとんどの回路の回路の動作速度が直並列変換後
の並列データの速度でよく、高速動作に適する。
また、CRC部分演算回路がすべて同一構成であり、一
つのCRC部分演算回路の回路規模が小さくなるので、配
線設計が容易となり、全体としての集積化が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例セル同期回路のブロック構成
図。 第2図は各点の信号を示す図。 第3図は本発明第二実施例セル同期回路のブロック構成
図。 第4図は本発明第三実施例セル同期回路のブロック構成
図。 第5図は本発明第四実施例セル同期回路のブロック構成
図。 第6図は本発明第五実施例セル同期回路のブロック構成
図。 第7図は直並列変換回路と遅延回路との機能を実現する
回路を示す図。 第8図ははヘッダ内にCRCビットが付加されたセルの構
成を示す図。 第9図はCRC演算回路の一例を示すブロック構成図。 第10図は従来例セル同期回路のブロック構成図。 1……直並列変換回路、2、9……遅延回路、3……シ
フトマトリックス、4……CRC演算回路、5……論理和
回路、6、7、10、12、31、32、44、61、62……論理積
回路、13、14、45、73……カウンタ、15、17、19、21、
23、42、72……ラッチ回路、16、18、20、22……CRC部
分演算回路、33……パルス発生回路、41、71、101……
シフトレジスタ、43……微分回路、90−1〜90−1……
フリップフロップ、91−1〜91−3……排他的論理和回
路、102……排他的論理和網。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00 101 9466−5K H04L 11/20 D (56)参考文献 特開 昭51−18404(JP,A) 特開 平1−200840(JP,A) 特開 平1−205643(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル情報列にCRCビットを含むnビ
    ットのヘッダが付加されたセルが直列データ列として入
    力され、 この直列データ列を並列データ列に変換する直列並列変
    換手段と、 この直列並列変換手段により得られる並列データ列の位
    相を上記セルの位相に一致させる手段と を備え、 上記一致させる手段は、上記直列並列変換手段の出力す
    る並列データ列またはその隣接する並列データ列の間で
    ビットをシフトさせた並列データ列を選択的に出力する
    ビットシフト手段と、このビットシフト手段から順次出
    力された並列データ列に対して上記CRCビットを求める
    ために使用したと同等の生成多項式による剰余を求める
    CRC演算手段と、このCRC演算手段の出力から上記生成多
    項式で割り切れるnビットのデータ列が検出されるよう
    に上記ビットシフト手段によるビットのシフト量を設定
    する手段とを含む セル同期回路において、 上記CRC演算手段は、上記ビットシフト手段から順次出
    力された並列データがそれぞれ入力される同一構成の複
    数のCRC部分演算手段を含み、 この複数のCRC部分演算手段は、各段の出力が次段の入
    力の一部となり、1段目のCRC部分演算手段がひとつめ
    の並列データと次の並列データとについて上記生成多項
    式による剰余を求め、2段目以降の各CRC部分演算手段
    が前段の出力とそれまでに処理された並列データの次の
    並列データとからそれまでの複数の並列データについて
    の上記生成多項式による剰余を求めるように縦続接続さ
    れた ことを特徴とするセル同期回路。
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