JP2592101Y2 - 簡易ケーキ型 - Google Patents

簡易ケーキ型

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JP2592101Y2
JP2592101Y2 JP1992035167U JP3516792U JP2592101Y2 JP 2592101 Y2 JP2592101 Y2 JP 2592101Y2 JP 1992035167 U JP1992035167 U JP 1992035167U JP 3516792 U JP3516792 U JP 3516792U JP 2592101 Y2 JP2592101 Y2 JP 2592101Y2
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義純 高野
富士雄 大川
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Morinaga and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケーキ型に係り、特に使
用時に簡単に組み立てることができる簡易ケーキ型に関
する。
【0002】
【従来の技術】使用前には折り畳まれており、使用時に
組み立てることができる、例えば厚紙等でできた組み立
て式ケーキ型が提案されている(実公昭60−3837
5号公報)。このケーキ型は円筒形胴体部とその中に挿
入される底板部とからなり、円筒形胴体部の底周部には
一定の深さの切り込みが多数設けられている。これらの
切り込みによって形成された裾部を円筒の内側へ折り曲
げ、その上に底板部を挿入し保持することで、流動性の
あるケーキ生地が円筒胴体と底板の隙間から漏出するの
を防止することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般にケーキを作ると
きは、ケーキ生地を型に注入してから軽く持ち上げ、落
とすことを数回行うことにより、ケーキ生地中に混入し
ている大きな気泡を脱気させることが好ましい。これに
より、焼成したケーキに大きな空洞が生じるのを防ぐこ
とができ、きめの細かいケーキが得られるようになるか
らである。
【0004】ところが、上記従来のケーキ型は、円筒形
胴体部の切り込みによって形成された裾部を折り曲げた
上に底板部が乗せてあるだけであるから、ケーキ生地を
注入した後、そのままで持ち上げようとすると底板が抜
けるおそれがあった。そのため、上記のような脱気作業
を行うことが困難であった。
【0005】また、メレンゲのように急激に温度を上げ
て焼成することが望ましいケーキを作る場合には、オー
ブン及び鉄板を予め熱く焼いておいてから型に入れたケ
ーキ生地を焼成する必要がある。
【0006】しかし、上記従来のケーキ型では、前記の
ように底板が抜けるおそれがあるため、ケーキ型を焼成
用の鉄板の上に置いてからケーキ生地を注入し、その状
態で焼成する必要があり、予め熱したオーブンや鉄板の
上に、ケーキ生地を注入したケーキ型を移して焼くこと
ができなかった。
【0007】したがって、本考案の目的は、ケーキ生地
を注入して持ち上げても、底板が抜けにくくした簡易ケ
ーキ型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案による簡易ケーキ型は、筒状胴体部と底板部
との組み合わせからなるケーキ型において、前記筒状胴
体部の底部分には複数の切り欠き部とこの切欠き部の間
に形成された裾部とが設けられ、前記底板部の周辺には
前記筒状胴体部の切り欠き部に各々対応して嵌合可能な
凸部が設けられており、前記筒状胴体部の前記切欠部に
前記底板の凸部を嵌合させ、前記裾部を内側へ折り曲げ
ることで有底筒状に形成されることを特徴とする。
【0009】本考案の実施に際して、前記筒状胴体部の
切り欠き部は開口部付近より底部が広がった蟻溝形状を
有することが好ましい。
【0010】また、前記底板部の周辺の凸部は、先端が
広がったテーパ形状を有することが好ましい。
【0011】更に、前記筒状胴体部の前記切り欠き部に
よって形成される裾部の付け根部分は、その円周方向に
沿って切り込みが設けられていることが好ましい。
【0012】更にまた、前記底板部の凸部の付け根部分
は、その円周方向に沿って切り込みが設けられているこ
とが好ましい。
【0013】
【作用】前記筒状胴体部の切り欠き部に前記底板部の凸
部が嵌合して組み合わされるために、胴体部と底板部と
がしっかり組み立てられ、ケーキ生地を注入してそのま
まケーキ型を移動することが可能となる。
【0014】また、筒状胴体部の切り欠き部が蟻溝形状
を有し、底板部の周辺の凸部が先端が広がったテーパ形
状を有する場合には、筒状胴体部の切り欠き部に底板部
の凸部を嵌合させたとき、凸部が切り欠き部からより一
層抜けにくくなり、底板の保持力を高めることができ
る。
【0015】更に、筒状胴体部の切り欠き部によって形
成される裾部の付け根部分、及び/又は、底板部の凸部
の付け根部分に円周方向に沿った切り込みが設けられて
いる場合には、筒状胴体部の裾部及び底板部の凸部を、
切り込みの部分でも嵌合させることができ、底板の保持
力を更に高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本考案による簡易ケーキ型の一
実施例の展開図である。本実施例は図示されるような胴
体部1及び底板部2からなり、材料は折り畳み可能な厚
手の紙、プラスチック、金属等が用いられる。なお、使
用前には適当に折り畳まれた状態となっていると、本考
案のケーキ型の保存、移動などの取り扱いに便利であ
る。胴体部1の底部分は櫛状に切り欠かれ、切り欠き部
101及び裾部102が形成されている。また、胴体部
1の両端には各々連結用のフック103及び104と切
れ目105及び106とが設けられている。
【0017】底板部2の周辺部には凸部201が形成さ
れている。凸部201の幅は胴体部1の切り欠き部10
1の幅とほぼ同じであり、組立時に各凸部201が切り
欠き部101にそれぞれ嵌合するように構成されてい
る。従って、胴体部1の切り欠き部101の数は底板部
2の凸部201の数と同じであり、胴体部1の長さL
は、底板部2の内側202の円周と同じ長さである。な
お、切り欠き部101及び凸部201の個数あるいは幅
は、材質、厚さ、組立易さ等を考慮して決定すれば良
く、本実施例に限定されるものではない。また、図面は
本実施例を説明するための略図であり、正確な寸法及び
比率を表しているものではない。従って、裾部102及
び凸部201の高さは図面によってではなくケーキ型の
直径や材質等によって適宜決定されるものである。
【0018】図2は組み立てられた筒状胴体部の斜視図
である。図1における胴体部1のフック103及び10
4をそれぞれ切れ目105及び106に通して引っかけ
ることで、図示されるような円筒状胴体部1を簡単に組
み立てることができる。
【0019】図3は底板部2を円筒状胴体部1に嵌合さ
せた状態の斜視図である。図2に示す円筒状胴体部1に
底板部2を上側から又は底面側から挿入し、底板2の凸
部201を円筒状胴体部1の切り欠き部101に嵌合さ
せる。そして、裾部102を内側へ折り曲げて組立が完
了する。図4は組立完了した本実施例の天地を逆にした
状態の斜視図である。
【0020】図5は底板部2の凸部201の形状の一例
を説明するための拡大図である。同図に示すように、底
板部2の凸部201は先端の広がったテーパ形状である
ことが望ましい。このような形状にすることにより、嵌
合した底板部2をはずれ難くすることができる。なお、
同図の凸部201の形状は説明のために誇張されてお
り、凸部201の高さ及び先端部の広がりは、底板部2
の直径や厚さ、組立易さ等を考慮して適切に決定すれば
よい。
【0021】図6は円筒状胴体部1の切り欠き部101
の形状の一例を説明するための拡大図である。嵌合した
底板部2をはずれ難くするために、切り欠き部101は
開口部から底辺部へ向かって幅が広くなる蟻溝形状であ
ることが望ましい。無論、切り欠き部101の底辺の幅
は底板部1の凸部201の幅に等しくなるように形成さ
れることが好ましい。なお、切り欠き部101の深さ及
び底辺部の広がりは、胴体部1の材質や厚さ等を考慮し
て適切に決定すればよい。
【0022】図7は、底板部2の凸部201の他の例
(a)と胴体部1の切り欠き部101及び裾部102の
他の例(b)を説明するための拡大図である。同図に示
すように、底板部2の凸部201の付け根部に切り込み
203を設け、更に胴体部1の裾部102の付け根部に
切り込み107を設けることで、嵌合したときに相互に
相手の切り込み内へ押し込めば、嵌合を更に強いものに
することができる。それぞれの切り込み203、107
は、凸部201の一方のサイド、裾部102の一方のサ
イドに設けるだけでもよい。また、凸部201又は裾部
102のいずれかのみに切り込みを設けてもよい。
【0023】上記において、切り込み203、107を
嵌合させる方法としては、底板部2の凸部201を胴体
部1の切り欠き部101に嵌合させた後、例えば底板部
2を回して相手の切り込み内へ押し込むこともできる
が、図8に示すような方法で嵌合させることもできる。
【0024】すなわち、図8(a)は、底板部2の凸部
201に切り込み203を設け、胴体部1の裾部102
に切り込み107を設けた状態を示している。この状態
で、同図(b)に示すように、凸部201の側縁部20
1aを切り込み203の付け根部分で折り曲げ、同様に
裾部102の側縁部102aを切り込み107の付け根
部分で折り曲げて、凸部201を切り欠き部101内に
挿入する。そして、同図(c)に示すように、凸部20
1の側縁部201aと、裾部102の側縁部102aと
を、再び元に戻すように伸ばすことで、切り込み20
3、107を相互に嵌合させることができる。
【0025】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
るケーキ型は筒状胴体部の切り欠き部に底板部の凸部が
嵌合するために胴体部と底板部とがしっかり組み合わさ
れる。これによって、ケーキ生地を注入しても底板が抜
ける心配がなく、ケーキ型を持ち上げて落とす操作を繰
り返すことにより、生地中に混入している気泡を脱気す
ることができる。また、別の場所でケーキ生地を注入し
てから厚く熱したオーブンや鉄板に移して焼くことがで
きるため、メレンゲのように急激に温度を上げて焼成す
る必要があるケーキや、蒸しパン等の型にも利用でき、
焼成できるケーキの種類がより多くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による簡易ケーキ型の一実施例の展開図
である。
【図2】本実施例における組み立てられた筒状胴体部の
斜視図である。
【図3】本実施例における底板部を筒状胴体部に嵌合さ
せた状態の斜視図である。
【図4】本実施例の天地を逆にした状態の斜視図であ
る。
【図5】本実施例における底板部の凸部の形状の一例を
説明するための拡大図である。
【図6】本実施例における筒状胴体部の切り欠き部及び
裾部の形状の一例を説明するための拡大図である。
【図7】本実施例における底板部の凸部の形状と胴体部
の切り欠き部及び裾部の形状の他の例を説明するための
拡大図である。
【図8】本実施例において、底板部の凸部に形成した切
り込みと、胴体部の裾部に形成した切り込みを嵌合させ
る方法の一例を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 筒状胴体部 2 底板部 101 切り欠き部 102 裾部 103 連結用フック 104 連結用フック 105 連結用切れ目 106 連結用切れ目 201 底板部の凸部 203、107 切り込み

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状胴体部と底板部との組み合わせから
    なるケーキ型において、前記筒状胴体部の底部分には複
    数の切り欠き部とこの切欠き部の間に形成された裾部と
    が設けられ、前記底板部の周辺には前記筒状胴体部の切
    り欠き部に各々対応して嵌合可能な凸部が設けられてお
    り、前記筒状胴体部の前記切欠部に前記底板の凸部を嵌
    合させ、前記裾部を内側へ折り曲げることで有底筒状に
    形成されることを特徴とする簡易ケーキ型。
  2. 【請求項2】 前記筒状胴体部の切り欠き部は開口部付
    近より底部が広がった蟻溝形状を有することを特徴とす
    る請求項1記載の簡易ケーキ型。
  3. 【請求項3】 前記底板部の凸部は先端が広がったテー
    パ形状を有することを特徴とする請求項1記載の簡易ケ
    ーキ型。
  4. 【請求項4】 前記筒状胴体部の前記切り欠き部によっ
    て形成される裾部の付け根部分は、その円周方向に沿っ
    て切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の簡易ケーキ型。
  5. 【請求項5】 前記底板部の凸部の付け根部分は、その
    円周方向に沿って切り込みが設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の簡易ケーキ型。
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