JP2591501Y2 - 精密機器用収納ケース - Google Patents

精密機器用収納ケース

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JP2591501Y2
JP2591501Y2 JP1992071201U JP7120192U JP2591501Y2 JP 2591501 Y2 JP2591501 Y2 JP 2591501Y2 JP 1992071201 U JP1992071201 U JP 1992071201U JP 7120192 U JP7120192 U JP 7120192U JP 2591501 Y2 JP2591501 Y2 JP 2591501Y2
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JP
Japan
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case
cuts
pair
cushion
storage case
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Inventor
健一 大原
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内視鏡やその付属品
等のような精密機器を収納するための精密機器用収納ケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の精密機器用収納ケースは、従来
は、上面が開放された下ケース内に、収納物を所定位置
に保持するための溝が形成された下クッションを嵌め込
むと共に、下面が開放されて下ケースの上面側に被せら
れる上ケース内に、収納物を動かないように押圧するた
めの柔軟性のある上クッションを嵌め込んで形成されて
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように形成され
た従来の精密機器用収納ケースは、収納物を安全に収納
する点では比較的問題がなかったが、取扱い説明書など
書類を収納するための専用のスペースが考慮されていな
かった。
【0004】そのため、書類は上下のクッション間に単
に挟んだ状態で収納されており、ケースを開閉する度に
書類をどかさなければならないため、書類を紛失してし
まうことが多かった。
【0005】そこで、例えば図9に示されるように、上
クッションを3枚のクッション91,92,93で形成
して、まん中のクッション92を書類より大きく切り取
って空間94を作り、図10に示されるように、3枚の
クッション91,92,93を貼り合わせて、空間94
内に書類を収納する方法も考えられる。95は、書類を
出し入れするために表側のクッション91に穿設された
孔である。
【0006】しかし、上クッションに大きな空間を形成
すると、収納物に対するその部分の押圧力が無くなって
しまうか著しく弱くなってしまい、収納物を保持する力
が低下して収納物がガタついてしまう欠点がある。ま
た、上クッションとして形状の異なる3枚のクッション
を準備しなければならないので、相当のコストアップに
なってしまう欠点がある。
【0007】そこで本考案は、簡単でコストのかからな
い構成で、しかも収納物を内部に確実に保持した状態で
書類を確実に収納することができる精密機器用収納ケー
スを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の精密機器用収納ケースは、上面が開放され
た下ケース内に、収納物を所定位置に保持するための下
クッションを嵌め込むと共に、下面が開放されて上記下
ケースの上面側に被せられる上ケース内に、上記収納物
を押圧するための柔軟性のある上クッションを嵌め込ん
だ精密機器用収納ケースにおいて、上記上クッション
に、側縁部から内方に向けて一対の切り込みを互いの間
隔をあけて形成し、上記上クッションの上記一対の切り
込みの間の部分を側縁部側からめくり下ろすことにより
その一対の切り込みの間の部分の上記上クッションの
部と上記上ケースとの間に書類を出し入れして、そこに
上記書類を収納できるようにしたことを特徴とする。
【0009】なお、上記上クッションには、上記一対の
切り込みの間に、表側と背部との間を貫通する孔を穿設
してもよい。また、上記一対の切り込みは、間隔を上方
に向かって漸次広げて形成してもよく、或いは上記上ケ
ースに、少なくとも上記一対の切り込みの間において上
記上クッションと係合する係合部を形成してもよい。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
本考案の第1の実施例の精密機器用収納ケースを示して
おり、上面が開放形成された下ケース1と下面が開放形
成された上ケース2とが、蝶番3によって開閉自在に連
結されている。
【0011】したがって、ケース1,2を閉じると、下
ケース1の上面に上ケース2の下面が被せられた状態に
なる。4は下ケース1に取り付けられた把手である。下
ケース1内には、収納物6,7,8を所定の位置に保持
するための溝が堀り込まれた下クッション11が嵌め込
まれている。
【0012】下クッション11は、多少硬めの弾力性の
ある材料によって形成されており、この実施例における
収納物は、内視鏡に接続されるテレビカメラヘッド6、
アダプタ7及びカメラコントロールユニット8である。
【0013】上ケース2内には、下クッション11内に
保持された収納物6,7,8を動かないように上側から
押圧するための、柔軟性のある材質からなる上クッショ
ン12が嵌め込まれている。
【0014】この上クッション12には、図2に示され
るように、一対の切り込み13,13が、前側の側縁部
から内方に向けて、上クッション12の中ほどの位置ま
で互いの間隔をあけて形成されている。
【0015】したがって、図3に示されるように、切り
込み13,13の間の部分を弾性的に引き下げることに
よって、上クッション12の背部と上ケース2との間に
取扱い説明書などの書類10を収納することができる。
【0016】この一対の切り込み13,13は、間隔が
上方に向かって漸次広がって逆ハの字状に形成されてい
る。したがって、書類10の重みでその間の上クッショ
ン12が下方にたれ下がるようなことがなく、手で力を
加えて引き下げることによってその部分を図3に示され
るように引き下げることができる。
【0017】また、上クッション12には、図1ないし
図3に示されるように、一対の切り込み13,13の間
に、表側と背部との間を貫通する孔14が穿設されてい
る。したがって、この孔14を把持して上クッション1
2の切り込み13,13の間の部分を容易に開閉するこ
とができ、また、この孔14を通じて書類の有無などを
視認することができる。
【0018】図4は本考案の第2の実施例を示してお
り、切り込み13を上クッション12に対して横向きに
形成したものである。このように、本考案を実施するに
あたっては種々の態様をとることができ、また本考案
は、各種の精密機器を収容する収納ケースに適用するこ
とができる。
【0019】図5ないし図7は、本考案の第3の実施例
を示しており、図5に示されるように、上ケース2の前
面内側に、内方に向かって突出する突起21(係合部)
を形成したものである。
【0020】この突起21は、図6に示されるように、
一対の切り込み13,13の間において上クッション1
2と係合するように上ケース2の中央付近に形成されて
いる。
【0021】そして、図5に示されるように、この突起
21によって上クッション12が弾性的に凹まされるこ
とによって、上クッション12に対して、一対の切り込
み13,13の間で上ケース2から無抵抗に開き出さな
いための抵抗が加えられている。
【0022】したがって、一対の切り込み13,13を
第1の実施例のように逆ハの字状に形成しなくても、書
類10の重み程度では上クッション12が下方にたれ下
がらない。 そこで、この実施例では、図7に示される
ように、一対の切り込み13,13は、互いに平行に、
上クッション12の表面に対して直角に形成されてい
る。なお、一対の切り込み13,13を第1の実施例と
は逆にハの字状に形成してもよい。
【0023】この実施例においても、上クッション12
を一対の切り込み13,13の間で少し力を入れて下方
に引っ張れば、図3に示される第1の実施例の場合と同
様にその部分で上クッション12を開いて、上クッショ
ン12の背部と上ケース2との間に、取り扱い説明書な
どの書類10を出し入れすることができる。
【0024】図8は第4の実施例を示しており、上ケー
ス12の前縁部を内方に曲げて形成して突起22(係合
部)を形成したものである。この実施例の場合には、上
クッション12が表面側から突起22によって押さえら
れている他は、上述の第3の実施例と同様である。
【0025】なお第3及び第4の実施例において、突起
21,22は上ケース12の全幅にわたって形成しても
よく、また、第3及び第4の実施例ともに、図4に示さ
れる第2の実施例と同様に切り込み13,13を横向き
に形成してもよい。
【0026】
【考案の効果】本考案の精密機器用収納ケースによれ
ば、上クッションに一対の切り込みを形成してその
り込みの間の部分を側縁部側からめくり下ろすことによ
りその一対の切り込みの間の部分の上クッションの背部
と上ケースとの間に書類を出し入れしてそこに書類を収
できるようにしたので、書類を収納物と分離して各々
を確実に収容することができ、しかも非常に低コストで
製作することができる。
【0027】そして、一対の切り込みを間隔が上方へ向
かって漸次広がるように形成し、又は一対の切り込みの
間において上クッションと係合する係合部を上ケースに
形成すれば、上クッションの切り込みの間の部分が書類
の重さ程度で自然にたれ下がることがなく、ケースを開
いても書類が確実にケース内に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】第1の実施例の部分斜視図である。
【図3】第1の実施例の部分斜視図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【図5】第3の実施例の側面断面図である。
【図6】第3の実施例の上ケースと上クッションの底面
図である。
【図7】第3の実施例の部分斜視図である。
【図8】第4の実施例の側面断面図である。
【図9】従来の改良例の部分分解斜視図である。
【図10】従来の改良例の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 上ケース 6,7,8 収納物 10 書類 11 下クッション 12 上クッション 13 切り込み 14 孔

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開放された下ケース内に、収納物を
    所定位置に保持するための下クッションを嵌め込むと共
    に、下面が開放されて上記下ケースの上面側に被せられ
    る上ケース内に、上記収納物を押圧するための柔軟性の
    ある上クッションを嵌め込んだ精密機器用収納ケースに
    おいて、 上記上クッションに、側縁部から内方に向けて一対の切
    り込みを互いの間隔をあけて形成し、上記上クッション
    の上記一対の切り込みの間の部分を側縁部側からめくり
    下ろすことによりその一対の切り込みの間の部分の上記
    上クッションの背部と上記上ケースとの間に書類を出し
    入れして、そこに上記書類を収納できるようにしたこと
    を特徴とする精密機器用収納ケース。
  2. 【請求項2】上記上クッションには、上記一対の切り込
    みの間に、表側と背部との間を貫通する孔が穿設されて
    いる請求項1記載の精密機器用収納ケース。
  3. 【請求項3】上記一対の切り込みは、間隔が上方に向か
    って漸次広がって形成されている請求項1又は2記載の
    精密機器用収納ケース。
  4. 【請求項4】上記上ケースには、少なくとも上記一対の
    切り込みの間において上記上クッションと係合する係合
    部が形成されている請求項1又は2記載の精密機器用収
    納ケース。
JP1992071201U 1992-08-17 1992-10-13 精密機器用収納ケース Expired - Fee Related JP2591501Y2 (ja)

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JPH0632366U JPH0632366U (ja) 1994-04-26
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JPS55110504A (en) * 1979-02-20 1980-08-26 Kinshiyou Kk Telephone portable case
JPH0421478U (ja) * 1990-06-12 1992-02-24

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