JPH0725056Y2 - ピアス収納具 - Google Patents

ピアス収納具

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Publication number
JPH0725056Y2
JPH0725056Y2 JP1991038088U JP3808891U JPH0725056Y2 JP H0725056 Y2 JPH0725056 Y2 JP H0725056Y2 JP 1991038088 U JP1991038088 U JP 1991038088U JP 3808891 U JP3808891 U JP 3808891U JP H0725056 Y2 JPH0725056 Y2 JP H0725056Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pierce
shaft
lid
shaft portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991038088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123114U (ja
Inventor
隆夫 原口
康三 原口
Original Assignee
原口ケース株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、多数のピアスを簡単
且つ整然と配列し得、店頭展示において多数のピアスの
頭飾部を需要者が一見して認識し得ると共に、持ち運び
時においてピアスが揺動せず軸部の傷つきを防止し得る
ピアス収納具を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来のピアス収納具として、実公昭63
−18337号と、実開平1−77463号とがある。
前者のアクセサリーケースは、開閉可能な蓋体を備えた
上開口有底のケース体と、ケース体内に嵌合される一枚
の板体とから成る。一枚の板体は、重合状に二つ折りさ
れ、一方を芯紙とし他方を敷板としている。芯紙の端辺
には内方向へ複数の切り溝を設け、且つ板体全体を表装
布で被覆している。使用に際しては、切り溝に対応して
表装布に切目を開け、この切目(切り溝)にピアスの軸
部を挿入して、ピアスを取付ける。また、後者のピアス
類の展示具は、底面と両側面とからなる断面「コ」字状
の透明筐体と、天板面と前・後面とから成る断面「コ」
字状の透明筺体と、この筺体内に対角線状に配備される
板体と、この板体の裏面に固定され一定角度開いた傾斜
状支持板部とから成る。板体と支持板部には、ピアスの
軸部が貫通する貫通孔がそれぞれ開口してある。この両
貫通孔にピアスの軸部を挿通し、支持板部を貫通する軸
先端に係止体を螺着して、ピアスを取りつける。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記、前者のアクセサ
リーケースでは、連続する敷板と芯紙とを長さ中央で重
合状に折り曲げた構造である。従って、折り曲げ部側に
おける敷板と芯紙との間には上下空間がない。このた
め、この部分には軸足の長いピアスは取付け出来ず、ピ
アスの配置面積が限定され、数多くのピアスを配置し得
ない。また、敷板は紙製或いは金属製である。このた
め、敷板に当接するピアス軸の先端が滑り揺動自在であ
るため、持ち運び時には隣合うピアス軸が衝突し傷つく
不利がある。更に、ピアスの取付けに際し、表装布に切
目を設けなければならず、永年使用により表装布が切目
部分から破れる。また、切り目に対し単にピアス軸を差
し込むだけであるため、持ち運び時にピアスの軸部が切
目から脱落する等の不利がある。一方、後者のピアス類
の展示具では、ピアスの軸部を板体と支持板部の貫通孔
に挿通し、且つ支持板部を貫通した軸先端に係止体を螺
着するため、持ち運び時におけるピアスの揺動、脱落が
ない反面、板体及び支持板部の両方に貫通孔を設ける必
要があり、且つピアスの軸部を両方の貫通孔に挿し通さ
なければならず、この作業が手間である。また、支持板
部を取付ける関係上、筺体の上・下部、特に上部側には
ピアスは取付けることが出来ず、ピアスの配置面積が限
定され、多数のピアスを配列することができない不利が
ある。
【0004】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、多数のピアスを簡単且つ整然と配列し得、店頭展示
において多数のピアスの頭飾部を需要者が一見して認識
し得ると共に、持ち運び時においてピアスが揺動せず、
ピアス軸部の傷つきを防止し得るピアス収納具を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この考案のピアス収納具では、次のよう
な構成としている。ピアス収納具は、開閉可能な蓋体を
備え、開口上周縁に支承段部を設けた上開口有底のケー
ス本体と、このケース本体の支承段部に載置され、蓋体
の閉成時に上周縁が蓋体の下周縁で押さえつけ固定さ
れ、面内に多数のピアス軸挿入孔を設けた板状体と、前
記ケース本体の底部に板状体に対し一定間隔を開いて配
備され、ピアス軸部の先端により凹み、且つ弾性復元力
でピアス軸部を押上げ、ピアス軸部に螺着する係止体を
板状体裏面に常時当接させる一定厚みを有する支承クッ
ション部材とから成ることを特徴としている。
【0006】このような構成を有するピアス収納具で
は、板状体には多数のピアス挿入孔が縦横方向へ設けら
れている。このピアス挿入孔に対し、ピアス軸部を挿入
し、挿通軸部に係止体を螺着する。この板状体をケース
本体の支承段部に載置する。この状態において(蓋体を
開放した状態において)、板状体の面内には意匠の異な
る多数のピアスの装飾頭部が位置し、需要者は多数のピ
アス装飾頭部を一同に眺めることが出来、各種のピアス
を容易に比較し得、好みのものを簡単に選択できる。ま
た、板状体をケース本体の支承段部に載置した状態にお
いて、ピアス軸部の先端はクッション部材で支承され
る。つまり、ピアス軸部の先端部がクッション部材を押
さえつけることで、クッション部材が凹むと共に、弾性
復元力で軸部を押し上げる。このクッション部材の押し
上げ力により、係止体が板状体の裏面に常時、当接し、
ピアス軸部の垂直状態が保持される。従って、板状体を
貫通するピアス軸部は揺動することがない。更に、蓋体
の閉成により上周縁が押さえられ固定される。従って、
収納具の持ち運びに際し、板状体の位置ずれ防止は勿
論、ピアス軸部の揺動が完全に阻止される。
【0007】
【実施例】図1は、この考案に係るピアス収納具の具体
的な一実施例を示す斜視図である。
【0008】ピアス収納具は、ケース本体1と、ケース
本体1内に配備される板状体2と、クッション部材3と
から成る。ケース本体1は、上面開口有底の筺体10
で、この筺体10には下開口有底の筺状蓋体20が取付
けられ、筺体10の上開口面を開閉するようになってい
る。図2で示すように、ケース本体1の上開口内周部に
は、支承段部11を設け、後述する板状体2を載置す
る。支承段部11の深さhは、図3で示すように板状体
2の板厚tと略同程度に設定し、板状体2を載置した
時、ケース本体1の上周面と板状体2の表面が面一とな
るように設定してある。また、ケース本体1の前周面中
央には、蓋体20を係止する係止突部12aを備えた係
止部12を備え、後側面には蓋体20を嵌挿する嵌挿凹
み部13を備えている。この嵌挿凹み部13内の両側面
には孔13a、13aが穿設してある。
【0009】上記蓋体20は、前側面にケース本体(筺
体10)1の係止部12に対し着脱自在に係合する係合
片22を備えている。この係合片22には、係合突片2
2aを設け、係合突片22aとケース本体1の係止突部
12aとが係止する。また、蓋体20の後側面には、ケ
ース本体1の嵌挿凹み部13に嵌挿する嵌挿片21が設
けられ、嵌挿片21の両側端部に嵌挿突片21a、21
aを設け、ケース本体1の嵌挿凹み部13の孔13aに
回動自在に嵌合される。更に、蓋体20の内部上面には
鏡23が装着してある。また、蓋体20の内幅S1は、
板状体2の幅S2より小さく設定され、図3に示すよう
に蓋体20を閉じた際、ケース本体1の支承段部11に
載置された板状体2の両端部を蓋体20の下端面20a
が上方から覆い(押し付け)、板状体2を上下方向に動
かないように固定する。
【0010】前記板状体2は、合成樹脂材にて成形され
る平板で、面内には縦横方向へ複数のピアス軸挿入孔2
aを貫通形成してある。実施例では、24個の挿入孔2
aを設け、12組のピアスPを取付けできるようになっ
ている。また、板状体2の前方側には、上方へ突設した
撮み用操作部6が設けられ、ケース本体1の支承段部1
1に載置した板状体2を取外し易くしている。図3で示
すように、この板状体2をケース本体1の支承段部11
に水平状に載置され、且つ蓋体20によりケース本体1
の上開口面を閉成した状態において、板状体2の上方、
つまり蓋板20側の空間がピアスPの装飾頭部を収納す
る装飾部空間4aとなり、板状体2の下部、つまりケー
ス本体1の底部側の空間がピアスPの軸部P1を収納す
る軸部収納空間4bとなる。
【0011】前記支承クッション部材3は、一定厚みを
有し、弾力性を有する平板状クッションで、ケース本体
1の底部に配備される。このクッション部材3は、図3
で示すように、板状体2に対し一定間隔を開いて配備さ
れている。このクッション部材3は、ピアスPの軸部P
1先端の押圧力により凹み、軸部P1先端の没入を許容
すると共に、弾発力(弾性復元力)でピアス軸部P1を
押上げ、軸部P1に螺着する係止体P2を板状体2裏面
に常時当接させ、ピアス軸部P1の揺動を防止する。
【0012】このような構成を有するピアス収納具で
は、板状体2の多数のピアス軸挿入孔2aにピアス軸部
P1を挿入し、挿通軸部に係止体P2を螺着する。この
板状体2をケース本体1の支承段部11に載置する。こ
の状態において(蓋体20を開放した状態において)、
板状体2の面内には縦横方向へ多数種類のピアスPの装
飾頭部が位置する。従って、店頭展示において、多数配
列される意匠の異なるピアスP装飾頭部を、需要者は一
同に眺めることが出来、種類毎の比較が容易になし得、
好みのピアスPを迷うことなく選択できる。また、板状
体2をケース本体1の支承段部11に載置した状態にお
いて、ピアス軸部P1の先端はクッション部材3で支承
される。つまり、ピアス軸部P1の先端部がクッション
部材3を押さえつけることで、クッション部材3が凹む
と共に、弾性復帰力で軸部P1を押し上げる。図3で示
すように、ピアスPの軸部P1長さは、ピアスP毎にそ
れぞれ僅かづつ違いがある。軸部P1の軸足長さに対応
して、クッション部材3は凹み深さが異なる反面、クッ
ション部材3の弾性復元力、つまりクッション部材3の
反発力(押し上げ力)により、係止体P2が板状体2の
裏面に常時、当接し、ピアス軸部P1の垂直状態が保持
される。従って、板状体2のピアス軸挿入孔2aを遊嵌
状に貫通するピアス軸部P1は揺動することがなく、多
数のピアスPの整列配置状態を確実に保持し得る。更
に、蓋体20の閉成により板状体2の上周縁が押さえら
れ固定される。従って、収納具の持ち運びに際し、板状
体2の位置ずれ防止は勿論、ピアス軸部P1の揺動が完
全に阻止され、隣合うピアスPの軸部P1が衝突して傷
つくことがない。
【0013】
【考案の効果】この考案では、以上のように、多数のピ
アス軸挿入孔を備えた板状体に、意匠の異なる多数のピ
アス軸を挿入し、挿通軸部先端をクッション部材で支承
することとしたから、多数種類のピアスを一同に眺める
ことが出来、需要者は多数の意匠の異なるピアスを一見
して比較し得、好みのピアスを容易に選択し得る。ま
た、板状体のピアス軸挿入孔を貫通するピアス軸部は、
先端がクッション部材に当接し、且つクッション部材を
押さえつけて凹ませ、クッション部材の弾性復元力によ
りピアス軸部が押上られ、ピアス軸部に螺着する係止体
が板状体の裏面に、常時、当接することで、ピアスは垂
直状態に支承保持される。従って、収納具の持ち運びに
際し、多数のピアスの軸部が揺動し衝突して傷つく不利
を解消し得る等、考案目的を達成した優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例ピアス収納具を示す斜視図である。
【図2】実施例ピアス収納具を示す分解斜視図である。
【図3】実施例ピアス収納具を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 板状体 3 支承クッション部材 11 支承段部 20 蓋体 2a ピアス軸挿入孔 P ピアス P1 ピアス軸部 P2 係止体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な蓋体を備え、開口上周縁に支
    承段部を設けた上開口有底のケース本体と、このケース
    本体の支承段部に載置され、蓋体の閉成時に上周縁が蓋
    体の下周縁で押さえつけ固定され、面内に多数のピアス
    軸挿入孔を設けた板状体と、前記ケース本体の底部に板
    状体に対し一定間隔を開いて配備され、ピアス軸部の先
    端により凹み、且つ弾性復元力でピアス軸部を押上げ、
    ピアス軸部に螺着する係止体を板状体裏面に常時当接さ
    せる一定厚みを有する支承クッション部材とから成るこ
    とを特徴とするピアス収納具。
JP1991038088U 1991-04-24 1991-04-24 ピアス収納具 Expired - Lifetime JPH0725056Y2 (ja)

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JP1991038088U JPH0725056Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ピアス収納具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991038088U JPH0725056Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ピアス収納具

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JPH04123114U JPH04123114U (ja) 1992-11-06
JPH0725056Y2 true JPH0725056Y2 (ja) 1995-06-07

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ID=31919689

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JP1991038088U Expired - Lifetime JPH0725056Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 ピアス収納具

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JPS6318337U (ja) * 1986-07-23 1988-02-06
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