JPH09250513A - 枠体のロック機構 - Google Patents

枠体のロック機構

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Publication number
JPH09250513A
JPH09250513A JP8452396A JP8452396A JPH09250513A JP H09250513 A JPH09250513 A JP H09250513A JP 8452396 A JP8452396 A JP 8452396A JP 8452396 A JP8452396 A JP 8452396A JP H09250513 A JPH09250513 A JP H09250513A
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JP
Japan
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frame
locking
corner
frame body
lock member
Prior art date
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JP8452396A
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English (en)
Inventor
Takeo Komamura
武夫 駒村
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SOFUKEN KK
Sofken Co Ltd
Original Assignee
SOFUKEN KK
Sofken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、枠体を被掲示物等を挟持状態
でロック状態とさせると共に、ロック機構は外側に突出
せず、且つ、指先等で容易にロック及び解除できるもの
であり、見映えの良い額縁等を提供する目的である。 【構成】本発明の構成は、複数の枠体と、枠体が取付け
られる隅連結部材とからなり、枠体が長手方向軸線のま
わりに回動するようにされ、枠体は中仕切によって第1
の部分及び第2の部分に分割され、中仕切に中仕切側係
合部を設け、隅連結部材の挿入部へは挿入部側係止部と
受け面とを設け、ロック部材へはロック部材側係止部と
指掛け部とを備えたつまみ杆と、ロック部材側係合部を
先端辺に備えた一対の係合杆を形成すると共に、つまみ
杆へは縦方向に弾性を持たせ、夫々の係合杆へは横方向
に弾性を持たせたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、平行に相対
する二対の枠体の隣合う接続角部を隅連結部材で連結
し、枠体を長手方向軸線まわりに回動させて前方向に開
閉する額縁、ポスターフレーム等の枠に取り付ける枠体
と隅連結部材とのロック機構に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、被掲示物等の物の周縁を挟着して掲
示又は装飾等に用いる額、及び、ポスターフレーム等の
枠は様々工夫されて市販されており、額縁等の被掲示物
を挟着している枠体を回動させて前方向から取り出すも
のは既に開発され市販されているが、その殆どは表層枠
と裏層枠との二部材から成る枠体であって、夫々表裏層
の枠体を一体の蝶番等によって回動自在として組設させ
ており、更に、枠体と別体のコーナー、継手等の隅連結
部材へ連結させる構造のものも開発されているが、枠体
と共に別体の線状或いは板状のスプリングを介装して枢
動させる構造のものであった。
【0003】その為に、枠体を一部材で形成して、コー
ナー、継手等の隅連結部材で連結させて、合理的に、且
つ、容易に枠体と隅連結部材とを回動自在として連結す
ると共に前方向に開閉できる機構の額縁又はポスターフ
レーム等の枠を本件出願人は先に平成7年特許公告第8
7813号で開示している。
【0004】
【解決しようとする課題】然し乍、前述のような従来品
には被掲示物等の物を掲示した枠体の挟着状態、つま
り、閉状態で付設又は組設されているロック機構は額、
ポスターフレーム等の裏面等の外側に突出して付設され
たものが多く、不用意に接触してロック機構が外れるこ
とが屡々あり、又、ロック機構を隅連結部材又は枠体の
連結部へ組み込み外側へ突出させていないものもある
が、この場合、ロック機構を開閉する時に、先端が鋭利
なドライバーのような別体の工具を用意して操作しなけ
ればならず課題を有していた。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は前記課題に鑑み、鋭意
研鑽の結果、複数の枠体と、外側角部を形成するための
交叉する側面を有し枠体が取付けられ係合される隅連結
部材とからなり、枠体が長手方向軸線のまわりに回動す
るようにされ、枠体は中仕切によって第1の部分及び第
2の部分に分割され、第1の部分は収納される物を支持
する第1の空間を定めるように形成され、第2の部分は
隅連結部材が固定される第2の空間を定めるように形成
された枠体において、枠体を隅連結部材へロックする機
構であって、中仕切に中仕切側係合部を設け、隅連結部
材の基体へは挿入部を設け、挿入部へは挿入部側係止部
と受け面とを設け、ロック部材へはロック部材側係止部
と指掛け部とを備えたつまみ杆を基部から延設し、基部
へはロック部材側係合部を先端辺に備えた一対の係合杆
を対峙させて形成すると共に、つまみ杆へは縦方向に弾
性を持たせ、夫々の係合杆へは横方向に夫々弾性を持た
せたことよにって課題を解決するものである。
【0006】従って、本発明の目的は、額、ポスターフ
レーム等の枠の枠体を被掲示物等を掲示して挟持状態、
つまり、閉状態で隅連結部材にロック状態とさせると共
に、ロック機構は外側には突出せず、且つ、工具を必要
とせず人の指先等で容易にロック機構をロック及び解除
できるものであり、見映えの良い額縁、ポスターフレー
ム等のロック機構を提供する目的である。
【0007】
【発明の作用】本発明は、ロック部材へつまみ杆と一対
の係合杆を形成し、つまみ杆へは縦方向に弾性を持た
せ、夫々のロック部材側係合杆へは横方向に夫々弾性を
持たせたことによって、隅連結部材の挿入部へロック部
材を挿入させ、ロック時はロック部材のつまみ杆の指掛
け部を夫々の弾性に抗して指先で押圧摺動させるだけ
で、ロック部材側係合部は中仕切側係合部の第1の空間
側と挿入部の受け面との間に入り係合すると共に、挿入
部側係止部とロック部材側係止部が係止してロック状態
と成るものであり、ロック解除時は、つまみ杆の弾性に
抗して、ロック部材のつまみ杆の指掛け部を押圧するだ
けで、挿入部側係止部とロック部材側係止部との係止が
外れると同時に、ロック部材が一対の係合杆の弾性変形
が戻ることにって隅連結部材の挿入部の開口から突出状
態と成り、中仕切側係合部とロック部材側係合部が外れ
てロック解除状態と成るものである。
【0008】
【発明の実施例】以下本発明の枠体のロック機構を実施
例を添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施例の枠体のロック機構
の裏側からの分解斜視図であり、図2は実施例の本発明
の枠体のロック機構の表側からの分解斜視図であり、図
3は本発明の実施例の枠体のロック機構のロック状態の
断面図であり、図4は本発明の枠体の実施例のロック機
構のロック状態を解除するために操作した状態の断面図
であり、図5は本発明の実施例の枠体のロック機構のロ
ック状態を解除するために操作した次の状態の断面図で
あり、図6は本発明の実施例の枠体のロック機構の解除
状態の断面図であり、図7は本発明の次実施例の枠体の
ロック機構の表側からの分解斜視図であり、図8は本発
明の次実施例の枠体のロック機構のロック状態の断面図
であり、図9は次実施例の枠体のロック機構を設けた枠
の裏側からの斜視図である。
【0010】本発明は、主として、平行に相対する二対
の枠体1の隣合う接続角部を隅連結部材2で連結し、枠
体1を長手方向軸線まわりに回動させて前方向に開閉す
る額縁、ポスターフレーム等の枠に取り付ける枠体1と
隅連結部材2とのロック機構に関するものであり、夫々
定められた長さの複数の長い枠体1と、該枠体1より短
かく、外側角部を形成するための交叉する側面21を有
し、その側面21に枠体1が互いに角度をつけて取付け
られ、その側面21は枠体1が係合される隅連結部材2
とからなり、枠体1がその長手方向軸線のまわりに回動
するようにされ、前記枠体1は中仕切11によって第1
の部分及び第2の部分に分割され、前記第1の部分は収
納される物Cの周縁を支持する第1の空間Aを定めるよ
うに形成され、前記第2の部分は前記隅連結部材2が固
定される第2の空間Bを定めるように形成された枠にお
いて、前記枠体1を閉状態で前記隅連結部材2へロック
する機構であって、前記中仕切11の第1の空間A側に
中仕切係合部11bを設け、前記交叉する側面21を有
した隅連結部材2の基体23へは夫々の枠体1が閉状態
で前記中仕切係合部11bの第1の空間A側に到達する
ロック部材3を挿入させる挿入部25を設け、該挿入部
25へはロック部材3がロック状態で係止する挿入部側
係止部25aとロック部材側係合部31aを挾持する受
け面25bとを設け、略平板状のロック部材3へは前記
挿入部側係止部25aに係止するロック部材側係止部3
1aと指で操作する指掛け部31bとを備えたつまみ杆
31を基部32から延設し、該基部32へは前記夫々の
中仕切係合部11bの第1の空間A側に係合し且つ中仕
切11の角度に沿ったロック部材側係合部33aを先端
辺に備えた一対の係合杆33を対峙させて形成すると共
に、前記つまみ杆31へは縦方向に弾性を持たせ、前記
夫々の係合杆33へは横方向に夫々弾性を持たせたもの
である。
【0011】即ち、本発明の枠体1のロック機構は、絵
画、写真、ポスター等の被掲示物を透明板体と背板との
間に積層した物Cの外縁辺を枠体1で囲んで壁等に架け
るか、或いは、机等の上に載置して掲示用、又は、装飾
用に用いる額、ポスターフレーム等の枠のいたずら防
止、或いは、不用意に枠体1が外れないようにするの為
のロック機構に関するものである。
【0012】本発明を実施するための枠の複数の枠体1
はアルミ等の軽金属、或いは、硬質の合成樹脂等で形成
するもので、通常、夫々定められた長さを有する二対を
平行させて矩形状に配設し、隣合う枠体1は夫々角部を
45度にカットして直角に当接させて、或いは、隅連結
部材2と合着させたコーナーキャップ27を介在させ
て、そのまゝコーナーキャップ27に当接させて、コー
ナー、継手等の隅連結部材2と合着させているものであ
る。
【0013】そして、夫々の枠体1の長手方向は沿って
中仕切11によって第1の部分及び第2の部分に分割さ
れており、前記第1の部分は前記中仕切11と枠体1の
前面端辺を内側に夫々湾曲させた前面係合部12との間
へ表面を板ガラス、アクリル樹脂等の透明板体で覆い、
裏面へ背板を積層した被掲示物等の収納される物Cの周
縁辺を支持する第1の空間Aを定めるように形成されて
いるものである。
【0014】一方、第2の部分は前記中仕切11と後面
端辺の内側との間に後述する隅連結部材2が固定される
第2の空間Bを定めるように形成されているものであ
り、つまり、隅連結部材2と係合して、枠体1がその長
手方向軸線のまわりに回動する為に、枠体1の回動時に
回動の軸線となる凹溝状の回動軸受部13を後面端辺の
内側に形成しているものである。
【0015】そして、前記中仕切11は枠体1の前記回
動軸受部13を中心として中心角を略90度程度とする
円弧面を有するもので、該中仕切11の先端辺へは枠体
1と後述する隅連結部材2との回動を係止させるための
回動係止部11aを第2の空間B側へ形成しており、中
仕切11の先端辺の第1の空間A側へは後述するロック
部材3のロック部材側係合部33aと係合する中仕切係
合部11bを膨出上に形成しているものであり、枠体1
の前面係合部12と後面端辺との間の外側は枠体1の外
側面14と成るものである。
【0016】次に、隅連結部材2は前記枠体1と同様な
アルミ等の軽金属、或いは、硬質の合成樹脂等で一体に
形成するものであり、前記枠体1より短かく、外側角部
を形成するための交叉する側面21を有し、その側面2
1に枠体1が互いに角度をつけて取付けられ、その側面
21は枠体1が係合されるものである。
【0017】つまり、隅連結部材2の側面21は板状体
を直角に突き合わせたもので、夫々の側面21を強固に
接続するために接続部22と橋渡部23と基体24とを
備えているものであり、前記基体24は図1乃至図2に
図示する実施例では三角板状の嵩高として上下両面を平
坦状に形成し、上面は掲示物の背板等の物Cを裏面から
支えるもので、下面は枠の掲示時に壁等と当接する裏面
とすると共に、後述するロック部材3を挿入させるため
に内面へ開口させた挿入部25を形成しており、該基体
24の直角二方向の下面端辺から裏面の一部を成す橋渡
部23を夫々延設しており、更に、該夫々の橋渡部23
へは枠体1の中仕切11の内側の形状と略合致する断面
弧状の接続部22が延設され、該接続部22下部及び側
面21の上部に前記中仕切11の回動係止部11aに係
止される回動停止部22a.22bが夫々設けられてい
るものである。
【0018】そして、前記隅連結部材2へ形成したロッ
ク部材3を挿入させる開口を備えた挿入部25は、枠体
1が閉状態で中仕切11の中仕切係合部11bの第1の
空間A側つまり開方向側に到達するロック部材3の外形
に若干隙間を有して形成した空間であり、該挿入部25
の上下面及び側面21はロック部材3の挿入時に摺動さ
せるための摺動面と成ると共に、ロック部材3のロック
部材側係合部33aをロック状態で当接させる閉状態で
中仕切11に形成したロック部材側係合部33aと間隔
を有して位置する受け面25bを形成しており、更に、
開口辺にはロック部材側係止部31aがロック状態で係
止する挿入部側係止部25aを立設させ、ロック解除時
につまみ杆31の行き過ぎた弾性を抑制するための枕部
25cとを形成しているものである。
【0019】次に、ロック部材3は弾性を材料特性とす
る合成樹脂等で形成した略平板状のもので、基部32か
ら前記挿入部側係止部25aに係止するロック部材側係
止部31aとロック部材3の抜落を防止するロック部材
抜落防止部31cとを上面に備えており、図示する実施
例では、断面直角三角形状の山形にロック部材側係止部
31aとロック部材抜落防止部31cとを間隔を有して
二段に形成すると共に、基端に人の指先で操作するため
の指掛け部31bとを備えたつまみ杆31を基端側に延
設しており、更に、該基部32の先端側へは夫々の枠体
1が閉状態で中仕切係合部11bの第1の空間A側に係
合し且つ中仕切11の角度に沿ったロック部材側係合部
33aを先端辺に備えた一対の係合杆33を対峙させて
形成しているものである。
【0020】そして、本発明のロック部材3は材料特性
の弾性を利して、つまみ杆31へは縦方向に弾性を持た
せ、夫々の係合杆33へは横方向に夫々弾性を持たせた
ものである。
【0021】次いで、本発明を実施する枠の組立は枠体
1又は隅連結部材2の何れかの弾性を利して連結させる
ものであり、枠体1の第2の空間Bを形成する中仕切1
1と後面端辺の内側に形成した回動軸受部13との間、
又は、隅連結部材2の側面21の弾性を利して合着させ
るものであり、側面21の一側辺を枠体1の回動軸受部
13に嵌着させて回動させると、側面21は弾性変形し
て、或いは、側面21の他側辺は弾性変形する中仕切1
1を押し上げて第2の空間Bへ入り込むか、枠体1の長
手方向の端部から隅連結部材2の第2の空間Bに夫々の
弾性に抗して挿通させることによって容易に組立てるこ
とができるものである。
【0022】そして、枠体1を長手方向軸線まわりに回
動軸受部13を中心として回動させることによって、側
面21の他側辺は枠体1の中仕切11の内側と摺接しな
がら回動するものであり、該枠体1を回動させて閉状態
とするには中仕切11の回動係止部11aを隅連結部材
2に形成した下部の凹溝状に形成した回動停止部22b
と合着させるものであり、閉状態から開状態にする場合
は、側面21の上部に膨出させた回動停止部22aと中
仕切11の先端に膨出形成した回動係止部11aとが当
接することによって回動を停止するものである。
【0023】次いで、枠体1を開状態として隅連結部材
2の上面の平坦面に被掲示物を介して積層した透明板体
と背板等の物Cを載置して、枠体1を長手方向軸線まわ
りに回動させることによって、前面係止部12とで挟着
することによって被掲示物等を掲示できるものである。
【0024】そして、被掲示物等の物Cを挟持状態で枠
体1の中仕切11は隅連結部材2に延設された接続部2
2と橋渡部23と基体24とによって内抱され、中仕切
11の回動係止部11aと隅連結部材2の回動係止部1
1aとを係止した状態となるものであるが、この状態で
中仕切11の先端に形成した中仕切側係合部11bの第
1の空間A側とロック部材3のロック部材側係合部33
aとが係合するによって枠体1が回動不可能なロック状
態となるものである。
【0025】即ち、隅連結部材2の挿入部25へ開口か
らロック部材3を挿入させると、該挿入部25の内側面
を摺動させると、先ず、ロック部材3のつまみ杆31に
形成したロック部材抜落防止部31cのテーパー面が挿
入部に形成した挿入部側係止部25aに当接し、更に、
押圧することによってつまみ杆31は縦方向の弾性によ
って撓み、ロック部材抜落防止部31aは挿入部側係止
部25aの先端を越えて弾性変形を戻して図6に図示す
る状態と成り組み込みができるものである。
【0026】そして、図3に図示した如く、ロック状態
とするにはロック部材3のつまみ杆31に形成した指掛
け部31bを指で更に枠体1の方向へ押圧摺動させるこ
とによって、ロック部材3の一対の係合杆33の先端辺
へ備えた夫々のロック部材側係合部33aが中仕切11
の中仕切係合部11bの第1の空間A側に当接すると共
に、挿入部25の挿入部側係止部25aとつまみ杆31
のロック部材側係止部31aのテーパー面とが当接し、
更に、つまみ杆31の縦方向の弾性と一対の係合杆33
の横方向の弾性に抗して押圧摺動させることによって、
一対の係合杆33は撓みロック部材側係合部33aは中
仕切係合部11bの開方向側と挿入部25の受け面25
bとの間に位置し、つまみ杆31は縦方向の弾性によっ
て撓んでロック部材側係止部31aが挿入部側係止部2
5aの先端を越えて弾性変形を戻することによってロッ
ク状態となるものであり、この状態で挿入部25へロッ
ク部材3が略埋没状態に挿入されると共に、ロック状態
と成り枠体1は回動不可能となるものである。
【0027】次に、ロック状態から開放状態にするに
は、図4に図示する如く、つまみ杆31の基端側へ設け
た指掛け部31bをつまみ杆31の縦方向の弾性に抗し
て挿入部側係止部25aとロック部材側係合部33aと
を外すように図示の場合は上方向に軽く押圧することに
よって、図5に図示する如く、挿入部25の枕面25c
は指掛け部31bに掛る行き過ぎた押圧力を抑制すると
共に、係合杆33の弾性変形が戻りロック部材3が弾か
れるように出てくるものであるが、つまみ杆31に設け
たロック部材抜落防止部33bの垂直面が挿入部側係止
部25aと係止してロック部材3の抜落を防止すると共
に、図6に図示する如く、ロック状態から解除されるも
のである。
【0028】次いで、図7及び図9に図示するものは、
本発明の次実施例であって、前記ロック部材3の一対の
係合杆33に備えたロック部材側係合部33aを先端方
向と枠体1の前方向とに突出させて形成したものであ
る。
【0029】即ち、前記中仕切11の中仕切係合部11
bの第1の空間A側に位置してロック状態となるロック
部材側係合部33aを枠体1の前方向へ突出させたこと
によって、中仕切係合部11bを設ける中仕切11の巾
を巾狭に形成することができ、従って、隅連結部材2の
高さを低くすることが可能であり、枠全体を薄く形成で
きると共に、枠体1及び隅連結部材2の材料を節約でき
るものである。
【0030】加えて、図7及び図9に図示する隅連結部
材2は、該隅連結部材2の角部に上面へ固定具側合着部
を備えたコーナーキャップ固定部26を形成し、該コー
ナーキャップ固定部26の縦方向に互いに角度をつけて
固定部側枠体突当面26aを設け、前記コーナーキャッ
プ固定部26の固定具側合着部と合着するコーナー側合
着部を下面に備えたコーナーキャップ27に互いに角度
をつけてキャップ側枠体突当面27aを設けると共に、
及びコーナーキャップ27の外方の形状を枠体様に形成
したものである。
【0031】即ち、コーナーキャップ固定部26は隅連
結部材2の角部に一体形成したものであり、該コーナー
キャップ固定部26の上面には後述するコーナーキャッ
プを凹凸状の嵌合或いは係止爪と爪係部の係止等の公知
の手段で合着させるものであり、枠体突当面26aは互
いに角度をつけて隅連結部材2の側面21の縦方向に取
り付けられる枠体1の長手方向の端部と当接するように
側面21に対して直角に形成されているものである。
【0032】そして、コーナーキャップ27は前記コー
ナーキャップ固定部26に形成された固定具側合着部と
合着させるキャップ側合着面を下面に備え、キャップ側
枠体突当面27aは前記固定具側枠体突当面26aと平
坦状に成るように同様に形成しているものである。
【0033】本発明のコーナーキャップ27の外方の形
状は枠体様に形成したことによって、枠体1の長手方向
の両端を角度を有して切断する必要がなくなり、又、枠
体1の形状、色彩等に合わせ、キャップ側枠体突当面2
7aと枠体1の端部とを当接させて自在に合着できるも
のである。
【0034】
【発明の効果】本発明はつまみ杆の縦方向に弾性を持た
せると共に一対の係合杆に横方向に弾性を持たせたこと
によって、枠体と隅連結部材とを被掲示物等の物を枠体
の前面係合部と隅連結部材で挟持状態で指先で指掛け部
を押圧摺動させるだけでロック状態とすることができ、
更に、ロック状態を解除する場合は、指先で指掛け部を
枠体の前面方向に押圧するだけで、弾け出るように解除
することができ、操作が容易で、又、弾性を夫々に持た
せているため若干の仕上げ精度は吸収されるものであ
り、更に、隅連結部材の挿入部へロック部材が埋没状態
となるため誤作動が無く、見栄えが良く、又、工具等を
必要としないものである。
【0035】更に、ロック部材側係合部を枠体の前方向
へ突出させたことによって、枠体と隅連結部材の高さを
低くすることが可能であり、従って、枠全体を薄く形成
でき、枠体及び隅連結部材の材料を節約できるものであ
り、加えて、隅連結部材のコーナーキャップ固定部に合
着可能なコーナーキャップを設けたことにより、枠体の
長手方向の両端を角度を有して切断する必要がなくな
り、又、枠体の外形、色彩等に合わせて合着できるもの
であり、実用的で有意義な発明である。
【0036】加えて、本発明の枠体のロック機構はロッ
ク部材の一対の係合杆の弾性と、中仕切側係合部の形状
と、隅連結部材の回動係止部の形状とによって、ロック
状態としており、これ等の形状、サイズ、弾性を微調整
することにより、ロック部材をロック状態としたまゝ枠
体を強制的に大きな力を加えて開閉することが可能であ
り、つまり、強制的に枠体を回動させることによってロ
ック部材の係合杆が弾性変形して開閉させることができ
るもので、ロック部材等が破壊することなく、枠を壁等
に掲示した状態で、且つ、ロック状態でも開閉できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の枠体のロック機構の裏
側からの分解斜視図である。
【図2】図2は実施例の本発明の枠体のロック機構の表
側からの分解斜視図である。
【図3】図3は本発明の実施例の枠体のロック機構のロ
ック状態の断面図である。
【図4】図4は本発明の枠体の実施例のロック機構のロ
ック状態を解除するために操作した状態の断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の実施例の枠体のロック機構のロ
ック状態を解除するために操作した次の状態の断面図で
ある。
【図6】図6は本発明の実施例の枠体のロック機構の解
除状態の断面図である。
【図7】図7は本発明の次実施例の枠体のロック機構の
表側からの分解斜視図である。
【図8】図8は本発明の次実施例の枠体のロック機構の
ロック状態の断面図である。
【図9】図9は次実施例の枠体のロック機構を設けた枠
の裏側からの斜視図である。
【符号の説明】
A 第1の空間 B 第2の空間 C 収納される物 1 枠体 11 中仕切 11a 回動係止部 11b 中仕切係合部 12 前面係合部 13 回動軸受部 14 外側面 2 隅連結部材 21 側面 22 接続部 22a 回動停止部 22b 回動停止部 23 橋渡部 24 基体 25 挿入部 25a 挿入部側係止部 25b 受け面 25c 枕部 26 コーナーキャップ固定部 26a 固定部側枠体突当面 27 コーナーキャップ 27a キャップ側枠体突当面 3 ロック部材 31 つまみ杆 31a ロック部材側係止部 31b 指掛け部 31c ロック部材抜落防止部 32 基部 33 係合杆 33a ロック部材側係合部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々定められた長さの複数の長い枠体と、
    該枠体より短かく、外側角部を形成するための交叉する
    側面を有し、その側面に枠体が互いに角度をつけて取付
    けられ、その側面は枠体が係合される隅連結部材とから
    なり、枠体がその長手方向軸線のまわりに回動するよう
    にされ、前記枠体は中仕切によって第1の部分及び第2
    の部分に分割され、前記第1の部分は収納される物の周
    縁を支持する第1の空間を定めるように形成され、前記
    第2の部分は前記隅連結部材が固定される第2の空間を
    定めるように形成された枠において、前記枠体を閉状態
    で前記隅連結部材へロックする機構であって、前記中仕
    切の第1の空間側に中仕切側係合部を設け、前記交叉す
    る側面を有した隅連結部材の基体へは夫々の枠体が閉状
    態で前記中仕切側係合部の第1の空間側に到達するロッ
    ク部材を挿入させる挿入部を設け、該挿入部へはロック
    部材がロック状態で係止する挿入部側係止部とロック部
    材側係合部と当接する受け面とを設け、略平板状のロッ
    ク部材へは前記挿入部側係止部に係止するロック部材側
    係止部と指で操作する指掛け部とを備えたつまみ杆を基
    部から延設し、該基部へは前記夫々の中仕切側係合部の
    第1の空間側に係合し且つ中仕切の角度に沿ったロック
    部材側係合部を先端辺に備えた一対の係合杆を対峙させ
    て形成すると共に、前記つまみ杆へは縦方向に弾性を持
    たせ、前記夫々の係合杆へは横方向に夫々弾性を持たせ
    たことを特徴とする枠体のロック機構。
  2. 【請求項2】前記ロック部材の一対の係合杆に備えたロ
    ック部材側係合部を先端方向と枠体の前方向とに突出さ
    せて形成したことを特徴とする請求項1に記載の枠体の
    ロック機構。
  3. 【請求項3】前記隅連結部材の角部に上面へ固定具側合
    着部を備えたコーナーキャップ固定部を形成し、該コー
    ナーキャップ固定部の縦方向に互いに角度をつけて枠体
    突当面を設け、前記コーナーキャップ固定部の固定具側
    合着部と合着するコーナー側合着部を下面に備えたコー
    ナーキャップに互いに角度をつけて枠体突当面を設ける
    と共に、コーナーキャップの外方の形状を枠体様に形成
    したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の枠
    体のロック機構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005244285A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Sharp Corp メニュ表示方法、映像表示装置及びテレビジョン装置
JP2005244278A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Sharp Corp メニュー表示方法、映像表示装置、及びテレビジョン装置
JP2009191578A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Daiken Corp 枠部材の連結構造、扉及び収納家具
JP2013170675A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Takeo Komamura 物品連結具と物品連結具を使用した物品取付け構造
CN103423260A (zh) * 2013-08-07 2013-12-04 刘学军 一种框条可拆卸的转角码

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