JPH04221515A

JPH04221515A - ポスター類用の額縁

Info

Publication number: JPH04221515A
Application number: JP3065027A
Authority: JP
Inventors: Ronald M Pollack; ロナルド　エム．　ポラック
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-03-29
Filing date: 1991-03-28
Publication date: 1992-08-12
Also published as: EP0448885A1; EP0448885B1; CA2038709A1; US4986013A; DE69010185T2; CA2038709C; ES2056395T3; DE69010185D1; ATE107485T1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、絵画、ポスター、各種
印刷物、看板など（以下「ポスター等」または「ポスタ
ー類」と記す）を枠に入れて保持すべき額縁に関する。さらに詳しくは、各種ポスター類の保持枠として家庭用
と業務用とを問わず、安価且つ実用的で美観においても
満足できる額縁に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、大型のポスター類を用いた美術的
な室内装飾が流行している。しかしポスター類が安価で
あれば、額縁、ガラス板、半硬質の補強裏板などの部材
を使用して額に入れる場合には、これら部材のほうがポ
スター類自体よりも高価になり、経済的ではない。その
ため、綺麗なポスター類が鋲などにより壁面へ薄っぺら
に張付けられ、観賞あるいは展示に供されることが多い
。その場合には、壁に傷をつけるほか鋲やテープ等の異
物が見苦しい感じを与える。

【０００３】この問題を解決すべく、先に本発明者は安
価で組立て容易かつ美観良好で寸法精度にも優れた額縁
を開発し、アメリカ特許第４，６６９，２０９号を得た
。この額縁は、普通一般に使用されている前面ガラス板
などの透明カバーや半硬質の補強板を不要とし、特に印
刷物や大型のポスターの掲示に適した構成である。

【０００４】該アメリカ特許の額縁は、ポスター類頂辺
用の支持枠と、好ましくは更に底辺用の支持枠と、ポス
ター類の辺縁を該支持枠に把持させるための固定子とを
備えている。

【０００５】各々の支持枠は、ポスター類の辺縁の長さ
と同じ長さの平坦な裏板と、一方の脚部が裏板の外縁に
連結され且つ、他方の脚部の先端が該裏板との間に所定
の隙間を形成すべく該裏板へ向かい下方へ延長した実質
的にＣ字形断面の部分とからなる。前記支持枠は、好ま
しくはプラスチックの押出成形品である。そして前記の
固定子もほぼＣ字形断面であり、その内側の脚の先端と
平坦な裏板との間には、支持枠の前記隙間へ入るべき突
片が該先端に形成され、これによって該支持枠のＣ字形
断面部分へ弾発的に嵌合される。その結果、前記隙間へ
挿入されたポスター類の辺縁は支持枠の裏板へ押しつけ
られる。

【０００６】ポスター類の全ての辺縁に支持枠を配置す
る場合には、固定子をＬ字形、つまりエルボ形コーナー
片の形として隅角部に配置し、これに隣接支持枠の末端
をそれぞれ嵌合して連結することによりポスター類の隅
角部も確実に支持枠の平坦な裏板で把持する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】前記アメリカ特許の額
縁は一般的な用途には好適であるが、使用態様の如何に
よっては剛性が不足し、複数のポスター類を繋いで一緒
に掲示するには適していない。また消費者が同じ内容を
店舗ウィンドーの外側からも内側からも見えるようにす
る表裏両面型の掲示には適していない。

【０００８】そこで本発明の一目的は、額縁自体以外に
は一切の被掲示物用支持部材を必要としない簡潔かつ安
価な額縁を提供することにある。

【０００９】本発明の他の目的は、剛性が高められ、し
かも異なったポスター等を同時にまとめて掲示でき、表
裏両面から掲示内容を視認できるよう多目的使用に適し
た構造の成された額縁を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の額縁は、ポスター等の辺縁を支持する少なくとも
１つの支持枠と、これを前記辺縁に固定すべく支持枠と
組合わされる少なくとも１つの固定子とを備え、前記辺
縁と実質的に同長の前記支持枠が、基盤と、そのほぼ中
央へ一端において実質的に垂直に連結された支柱とから
なり逆Ｔ字形断面をなす裏板を備えている。さらに前記
支持枠は、支柱の他端へほぼ中央部で連結され基盤の各
端縁へ向かって伸びた１対の湾曲脚を有し且つほぼＣ字
形断面をなしたドームを備えており、前記湾曲脚の先端
と基盤との間にはポスター等の各辺縁を収容すべき隙間
が形成されている。一方、第１脚と第２脚を有する前記
固定子が、支持枠の前記ドームに覆いかぶさって弾力に
より密嵌合すべくほぼＣ字形断面をなしている。前記第
１脚と第２脚がそれぞれ前記湾曲脚の両端を越えて基盤
へ向かい延長しており、これによってポスター等の辺縁
を楔作用により該基盤へ押し付ける構成である。

【００１１】更に上記目的を達成すべく本発明の表裏２
重構造のポスター類用の額縁は、ポスター等の辺縁を支
持するための１個の支持枠と、該支持枠を前記辺縁に固
定すべく支持枠と組合わされる１対の固定子とを備えて
いる。前記辺縁と実質的に同長の前記支持枠は、該長さ
を有し互いに対向した２側端と２末端とを有するほぼ長
方形状の１枚の基板と、この基板の相対向する側端へ鏡
像的に連結された１対のＣ字形断面ドームとからなる。そして第１のＣ字形断面ドームの第１脚と第２脚の先端
が、互いに対向する第２のＣ形断面ドームの第１脚と第
２脚の先端に向かってそれぞれ伸長し、両方の該先端の
間に前記ポスター等のそれぞれの辺縁を収納するための
所定の隙間を形成している。第１脚および第２脚を有す
る前記固定子は、前記各支持枠のドームに覆い被さり弾
発的に嵌合すべく実質的にＣ字形断面に形成されている
。そして、これら固定子の前記両脚がそれぞれＣ字形ド
ームの第１脚および第２脚の先端を越えて伸び、ポスタ
ー等の辺縁を該両端間に楔状に把持すべく構成されてい
る。

【００１２】

【作用】前記支持枠とドーム湾曲脚先端との隙間の中へ
挿入されたポスター類の辺縁は、該ドームを被覆した固
定子の脚先端により前記基盤へ向けて押圧された状態で
保持される。

【００１３】前記固定子と支持枠とは長さ方向の相対的
摺動も困難であり、それ以外の方向には一切相対移動不
可であるから、両者間の係止状態はスナップ方式で容易
に実現でき、しかも一旦係合したのちは該状態が確実に
維持される。

【００１４】

【実施例】図１には、比較的薄い紙または厚紙で製作さ
れたポスター等を番号（２０）で示してある。ポスター
（２０）等を壁等へ歪みなく平坦に吊すべく、その頂辺
、底辺および側辺には互いにほぼ同形の支持枠が配置し
てあり、全体を番号（３０）で示した該支持枠には、や
はり全体を番号（４０）で示した固定子が係合しており
、それによってポスター（２０）等が支持枠（３０）に
固定されている。なお、支持枠（３０）はプラスチック
の押出成形品、固定子（４０）は射出成形品であること
が望ましい。

【００１５】図２に明らかなように、支持枠（３０）は
、実質的に平坦な基盤（３３）と、その中央部から垂直
に立設された支柱（３４）とからなる裏板（３２）を備
えており、この裏板はほぼ逆Ｔ字形を呈している。支柱
（３４）の頂部に連設された略Ｃ字形断面のドーム（３
５）は、裏板（３２）の両側縁へ向かい湾曲して垂下し
た湾曲脚（３６）（３７）の先端と、基盤（３３）との
間にそれぞれ隙間（３８）（３９）を形成している。隙間（３８）（３９）は、ポスター（２０）等の辺縁の
挿入を許容し得るだけの幅を有する。

【００１６】図３に示すように、エルボ形の固定子（４
０）は、支持枠（３０）のドーム（３５）の形状と基本
的に一致する実質的にＣ字形の形状であるが、内径がド
ーム（３５）の外径より若干小さいので、固定子（４０
）がドーム（３５）に嵌合するときには張力が増大する
ことにより両者間の弾発的、つまりスナップ式の係合が
実現する。固定子（４０）の下垂状の第１および第２の
両脚（４２）（４４）は、それらの先端近傍にカム状突
片ないしボス（４６）（４８）を備えている。これら固定子（４０）の形状および構造は、本発明者所
有のアメリカ特許第４，５６３，５４２号（その主題は
「参照」により本発明に組み入れられている）電線コー
ド保持具の中の連結部材と同様のものである。図４に明
らかなように、ポスター（２０）の辺縁は隙間（３９）
へ挿入され基盤（３３）の上に載置される。次いで、Ｃ
字形の固定子（４０）がドーム（３５）の頂部へ押し付
けられ、カム状突片（４６）（４８）は隙間（３８）（
３９）の中へスナップ式に進入し、その結果、基盤（３
３）へポスター（２０）が押圧されて該基盤とカム状突
片（４８）との間に強固に保持される。

【００１７】図５〜７は本発明の額縁を組み立てる操作
の順序を図解したものである。図５に示す如く、第１ス
テップとしては、支持枠（３０）の隙間（３９）へポス
ター（２０）の各辺縁をそれぞれ全長にわたって順次挿
入していく。次に、隣接した２つの支持枠どうしを連結すべく、図７
のようにエルボ形の固定子（４０）をポスター（２０）
の各隅角の部位において上方から該支持枠対へ押し付け
弾発的に嵌合させる。これにより図１のような額縁がで
きあがる。

【００１８】上記実施例は本出願人の先行アメリカ特許
第４，６６９，２０９号（その主題は「参照」により本
発明に組み入れられている）を、支持枠（３０）の何れ
か一方の側面または両側面へポスター（２０）が挿入で
き、（後述のように）複数の一連のポスター類を複合的
ないし連続的態様で吊り下げられるべく改良したもので
ある。さらに上記実施例では、支持枠（３０）の両側面
へ固定子（４０）を楔方式で連結する構成であるから、
強度の点においても改良されており、固定子（４０）の
把持力のみならず当該構造の剛性も向上している。

【００１９】そのほか、前記の両隙間を同一寸法のもの
として例示したが、一方の側には薄い紙を挟み、他方の
側には厚紙を挟むべく両隙間を異なった寸法にしてもよ
い。前記隙間は吊り下げ予定のポスターの厚さと同一又
はやや大なる寸法であることが望ましい。

【００２０】さらに、隙間は常時開放状のものとして例
示したが、これは紙または厚紙の挿入に伴い湾曲脚（３
６）（３７）の弾性により可撓的に開放させられるべく
常態では閉鎖したタイプのものであってもよい。

【００２１】図８には巻き物タイプとした他の実施例を
示す。この場合、ポスター（２０）等の頂辺と底辺とに
実質的に同一の支持枠（３０）を配置し、これらに係合
した固定子（４０ａ）でポスター（２０）を該支持枠へ
固定する。図９及び１０に示す通り、末端閉鎖具として
も機能する長方形の固定子（４０ａ）は、やはり脚（４
２ａ）（４４ａ）により部分的に画成されるＣ字形断面
を有し、該脚は先端近傍にカム状突片（４６ａ），（４
８ａ）を備えている。固定子（４０ａ）は一方の末端に
閉鎖壁（４９）を有し、これによって当該巻き物タイプ
の額縁に美的外観を与えている。図示しないが、頂辺ま
たは底辺の支持枠（３０）の両側へ紙を挿入することに
より一連の巻き物状額縁を連結して長くすることも可能
である。

【００２２】図１１および１２に示した固定子（４０ｂ
）は、一連のポスター等を並べて掲示ないし展示する場
合に使用できるようＴ字形の外観形状を付与してある。この固定子（４０ｂ）は、両脚の対向した先端部に既述
のものと同様に機能するカム状突片（４６ｂ）（４８ｂ
）を有している点において前記固定子（４０）（４０ａ
）に類したものである。本発明の額縁は、針がね、フック、面ファスナーなど、
従来汎用されている手段を利用して吊り下げることがで
きる。しかし、吊り下げ操作を容易なものにするには、
支持枠（３０ａ）の１つ以上を図１３〜１６のように改
変してもよい。即ち、基盤（３３ａ）の一方の側縁をＣ
字形ドーム（３５ａ）の湾曲脚（３６ａ）に対応して短
くし、吊り具（５０）の挿入を容易にすべく開口を大き
くしておけばよい。吊り具（５０）は、Ｕ字形の基部（
５２）と、丸い小穴（５６）付きの耳部（５４）とから
なり、基部（５２）は支持枠（３０ａ）の基盤（３３ａ
）とドーム（３５ａ）の湾曲脚（３６ａ）との間に区画
形成されている内溝、即ち空洞部分の中へ摩擦摺動可能
に収容されるものであり、小穴（５６）には額縁吊り下
げ用のワイヤ或いは釘などを固定するものである。

【００２３】この変形例による支持枠（３０ａ）は、額
縁を釘などにより吊すべくポスター頂辺部の普通の支持
枠に代えて用いることができる。あるいは、ポスター両
側辺の支持枠として該変形支持枠を用い、２つの小穴に
通したワイヤ（図示せず）を額縁の背後に回して当該額
縁を吊るようにしてもよい。吊り具（５０）の寸法は、
その装着に何らかの工具或いはピン等が必要で、装着後
は自由にスライドせず図１５および１６に示す如く所定
の位置に止まるように設定すべきである。そのためには
吊り具（５０）の底面または背面に小さな隆起部（５７
）を形成し、カム作用により前記の空洞部分へ容易に差
し込めるようにすることが望ましい。

【００２４】この額縁を吊る際には、所定位置にある吊
り具が隆起部により少し上向きに傾けられ、これによっ
て該空洞部分の内壁面へ一層強固に捕捉される結果、該
吊り具が不測の横滑りを起こすことのないよう阻止され
る。

【００２５】図１７〜２２は表裏２重構造の額縁に係る
本発明の別実施例を示す。各部材とその連結態様は、図
１８および１９に示した支持枠（６０）のほかは既述の
実施例のものと同様である。支持枠（６０）は、表裏２
重の構造であり裏板（３２）の基盤（３３）が省いてあ
る以外は図２の支持枠（３０）と実質的に同一である。この実施例は、図形等の標示を両面に施すことができる
半硬質、つまり半剛性のポスターボードについての使用
に適すべく特に設計された額縁である。その場合、この
額縁は例えばウィンドー又は銀行等での案内標識などの
掲示手段として表裏両側から見ることができるものであ
る。

【００２６】図１８に示すように、支持枠（６０）は平
坦かつほぼ長方形の基板（６１）を備えており、該基板
の互いに対向した両側端には、１対のＣ字形のドーム（
６２）（６２ａ）が鏡像の関係に連設されている。ドー
ム（６２）（６２ａ）は夫々互いに対応した第１および
第２の両脚（６４）（６４ａ）と（６６）（６６ａ）を
有していて、これら脚の先端部は互いに相手側のドーム
の方へ向かい対向して伸びており、該先端部の間にポス
ター等の各辺縁を受容すべき隙間（６７）（６８）を形
成している。

【００２７】支持枠（４０）（４０ａ）（４０ｂ）は図
１および８の実施例と実質上同様に使用されるが、図１
７に示す如く額縁の表裏両面に配置されるため使用個数
が倍になっている点で異なっている。図５〜７に示した
組立ての手順も同様であるが、額縁の裏面側についても
同じ操作を繰り返さねばならない。特に、ポスター等（
２０ａ）（２０ｂ）の辺縁は、各支持枠（６０）の隙間
（６７）（６８）へその両側縁に沿い挿入せねばならな
い。エルボ形の固定子（４０）は各ポスター（２０ａ）
（２０ｂ）の外側隅角部において弾発的、つまりスナッ
プ式に嵌め込み、隣接支持枠どうしを連結する。次いでポスターと半分組み立てた額縁を裏返し、該ポス
ター隅角部の裏側へ固定子をスナップ式に取り付ける。このようにしてポスターはバイス、つまり万力で締めら
れた如き状態に該固定子（４０）のカム状突起片（４６
）（４８）の間へ強固に楔止めされる。

【００２８】図１７に示すように、２枚以上の両面ポス
ター（２０ａ）（２０ｂ）等は、片面型、両面型の何れ
の場合にも使用可能なＴ字形の固定子を用いることによ
り繋ぎ合わせた状態に掲示ないし展示できる。なお図示
はしないが、Ｘ字形など、他の形状の固定子も種々のサ
イズ及び形のポスター類の繋ぎ合わせ掲示に利用できる
。

【００２９】図２０，２１及び２２は、機能、構造およ
び用途が図１４，１５及び１６のものと同様である改変
型の吊り具（７０）を示す。

【００３０】この吊り具（７０）は図１８に示した両面
型の支持枠（６０）の形に適応すべく改変したものであ
る。詳しくは、ポスター吊り下げ用のワイヤ或いは釘な
どを固定すべき小穴（７４）を有する平坦な耳部（７２
）を該吊り具は備えている。耳部（７２）は、断面Ｈ字
形の基部（７６）へ連設されており、該基部は支持枠の
溝形の空洞部分へ摩擦摺動可能に収容される。

【００３１】この吊り具（７０）は、額縁頂辺の支持枠
（６０）へ取り付け、釘などにより該額縁を吊すことも
できる。しかし額縁両側辺の支持枠（６０）へ該吊り具を装着し
、２つの小穴に通したワイヤ（図示せず）を額縁の背後
に回し、或いは上方へ引上げて当該額縁を吊るようにし
てもよい。吊り具（７０）の寸法は、その装着に何らか
の工具或いはピン等が必要で、装着後は自由にスライド
せず図２１に示す如く所定の位置に止まるように設定す
べきである。図示はしないが、基部（７６）に小さな隆
起部を形成することにより、前記空洞部分への差し込み
を容易にし、かつ所定位置では一層強固に保持されるよ
うしてもよい。

【００３２】以上、本発明の数実施例のみを示したが、
本発明の精神と範囲内において種々の改変を加え得るこ
とは明らかであろう。

【００３３】

【発明の効果】上述のとおり、この発明にかかるポスタ
ー類用の額縁は、ポスター等の辺縁を支持する支持枠と
、その上部に嵌め合わされる固定子とで構成されてなる
ものであるから、支持枠のみからなる従来品よりも強度
的に優れたものとしうるのはもとより、固定子の第１脚
および第２脚の先端部が支持枠の湾曲脚の両端を越えて
基盤に向かって延長されており両者が楔作用により固定
されるので、ポスター等の辺縁を押圧状態にしてこれを
しっかりと固定することができる。またその固定も支持
枠の上部から固定子を被せるだけの簡単な操作により完
了することができる。

【００３４】固定子としてエルボ形またはＴ字形のもの
を用いると、隣接する支持枠を連結して額縁としての剛
性を向上することができ、また複数枚のポスター類を繋
いだ状態に保持することができる。

【００３５】更にハンガー手段を付加すると、ポスター
類の壁面等への取付が容易になる。上記ハンガー手段と
して、支持枠の一方の隙間に摺動可能な受具として配置
された基部と、該基部に付設され前記隙間から突出した
小穴付きの耳部とを有する吊り具を用いると、該吊り具
の支持枠への取付を容易に行うことができ、しかもポス
ター類を壁面等へ容易かつ確実に取付けることができる
。

【００３６】また、支持枠として、基板の両側にＣ字形
断面のドームを有するものを用いると、表裏両面側から
ポスター類を視認しうるように掲示することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ポスター等を枠入れして組立てた状態の本発明
の一実施例に係る額縁の斜視図である。

【図２】該額縁の支持枠の斜視図である。

【図３】該額縁のエルボ形固定子の斜視図である。

【図４】図１の４−４線に沿った拡大断面図である。

【図５】該額縁の組立てにおける第１ステップの斜視図
である。

【図６】該額縁の組立てにおける第２ステップの斜視図
である。

【図７】該額縁の組立てにおける第３ステップの斜視図
である。

【図８】本発明の他の実施例に係る巻き物式の額縁の斜
視図である。

【図９】図８の額縁における長方形の固定子の上方から
の斜視図である。

【図１０】同じく長方形固定子の下方からの斜視図であ
る。

【図１１】本発明に係る額縁におけるＴ字形固定子の上
方からの斜視図である。

【図１２】同じくＴ字形固定子の下方からの斜視図であ
る。

【図１３】本発明に係る額縁における支持枠の他の例を
示す部分的斜視図である。

【図１４】図１３の額縁へ吊り具を挿入する前の状態の
斜視図である。

【図１５】同じく吊り具を挿入した後の状態の斜視図で
ある。

【図１６】同じく図１５に対応した側面図である。

【図１７】本発明の更に他の実施例に係る表裏両面式及
び又は複合式の額縁の斜視図である。

【図１８】図１７の額縁のために若干改変した支持枠の
部分的斜視図である。

【図１９】図１７の１９−１９線に沿った断面図である
。

【図２０】図１８の支持枠へ吊り具を挿入する前の状態
の斜視図である。

【図２１】同じく吊り具を挿入した後の状態の斜視図で
ある。

【図２２】同じく図２１に対応した側面図である。

【符号の説明】

２０…ポスター等３０…支持枠３２…裏板３３…基盤３４…支柱３５…ドーム３６…湾曲脚３７…湾曲脚３８…隙間３９…隙間４０…固定子４２…第１脚４４…第２脚４６…カム状突片４８…カム状突片５０…吊り具５２…基部５４…耳部６０…表裏２重式の支持枠６１…基板６２…第１のＣ字形断面のドーム６２ａ…第２のＣ字形断面のドーム６４…第１脚６４ａ…第１脚６６…第２脚６６ａ…第２脚６７…隙間６８…隙間７０…吊り具７２…耳部７６…基部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　ポスター（２０）等の辺縁を支持する
少なくとも１つの支持枠（３０）と、これを前記辺縁に
固定すべく支持枠（３０）と組合わされる少なくとも１
つの固定子（４０）とを備えたものにおいて、前記辺縁
と実質的に同長の支持枠（３０）が、基盤（３３）と、
そのほぼ中央へ一端において実質的に垂直に連結された
支柱（３４）とからなる逆Ｔ字形断面をなす裏板（３２
）を備えていて、支持枠（３０）は、支柱（３４）の他
端へほぼ中央部で連結され基盤（３３）の各側端へ向か
って伸びた１対の湾曲脚（３６）（３７）を有し且つほ
ぼＣ字形断面をなしたドーム（３５）を備えており、前
記湾曲脚の先端と基盤（３３）との間にはポスター（２
０）等の各辺縁を収容すべき隙間（３８）（３９）が形
成されていると共に、一方、第１脚（４２）と第２脚（
４４）を有する固定子（４０）が支持枠（３０）のドー
ム（３５）に覆いかぶさり弾力により密嵌合すべくほぼ
Ｃ字形断面をなし、第１脚（４２）と第２脚（４４）が
それぞれ湾曲脚（３６）（３７）の両端を越えて基盤（
３３）へ向かい延長してポスター（２０）等の辺縁を楔
作用により該基盤へ押し付ける構成であることを特徴と
するポスター類用の額縁。
【請求項２】　　Ｃ字形断面の固定子（４０）が、その
第１脚（４２）と第２脚（４４）の先端部に内方へ向か
うカム状突片（４６）（４８）を備えていて、第１脚（
４２）のカム状突片が支持枠（３０）のＣ字形ドーム（
３５）の一方の湾曲脚の先端へ弾発的に嵌合し、第２脚
（４４）のカム状突片がドーム（３５）の他方の湾曲脚
の先端へ弾発的に嵌合する構成の請求項１に記載のポス
ター類用の額縁。
【請求項３】　　ポスター（２０）等の頂辺および底辺
用として、少なくとも２つの支持枠（３０）を備えた請
求項１に記載のポスター類用の額縁。
【請求項４】　　固定子（４０）が、支持枠（３０）の
各末端に１つずつ形成されている請求項２に記載のポス
ター類用の額縁。
【請求項５】　　各固定子（４０）は、その外側末端部
にこれを閉鎖する壁が形成されている請求項４に記載の
ポスター類用の額縁。
【請求項６】　　ポスター類（２０）の各側辺に１つの
支持枠（３０）を備えた請求項１のポスタ−類用の額縁
。
【請求項７】　　固定子（４０）が、隣接する支持枠（
３０）の末端と嵌合し支持枠（３０）にポスター（２０
）等の隅角部を固定すべきエルボ形コーナーである請求
項６に記載のポスター類用の額縁。
【請求項８】　　エルボ形コーナーとしての固定子（４
０）が、隣接する支持枠（３０）の末端と嵌合すべくポ
スター（２０）等の全ての隅角部に設けられた請求項７
に記載のポスター類用の額縁。
【請求項９】　　支持枠（３０）がプラスチックの押出
成形により形成され、固定子（４０）が射出成形により
形成されている請求項１に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１０】　　固定子（４０）がＴ字形の外観を呈
している請求項１に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１１】　　額縁を吊り下げるべくハンガー手段
が付加された請求項１に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１２】　　支持枠（３０）が２つの隙間を有し
、前記ハンガー手段が、一方の該隙間の中に摺動可能な
受具として配置された基部（５２）と、該基部に付設さ
れ前記隙間から突出した小穴付きの耳部（５４）とを有
する吊り具（５０）である請求項１１に記載のポスター
類用の額縁。
【請求項１３】　　ポスター（２０）等の辺縁を支持す
るための１個の支持枠（６０）と、該支持枠を前記辺縁
に固定すべく支持枠（６０）と組合わされる１対の固定
子（４０）（４０）とを備えたものにおいて、前記辺縁
と実質的に同長の支持枠（６０）が、該長さを有し互い
に対向した２側端と２末端とを有するほぼ長方形状の１
枚の基板（６１）と、第１のＣ字形断面のドーム（６２
）の第１脚（６４）および第２脚（６６）の先端が、相
対向する第２のＣ字形断面のドーム（６２ａ）の第１脚
（６４ａ）および第２脚（６６ａ）の先端に向かってそ
れぞれ伸長し、両方の該先端の間に前記ポスター（２０
）等のそれぞれの辺縁を収納するための所定の隙間（６
７）（６８）を形成すべく、基板（６１）の相対向する
側端へ鏡像的に連結された１対のドーム（６２）（６２
ａ）とからなると共に、第１脚および第２脚を有する固
定子（４０）が、支持枠（６０）のドーム（６２）（６
２ａ）に覆い被さり弾発的に嵌合すべく実質的にＣ字形
断面に形成されていて、かつ固定子（４０）（４０）の
前記両脚がＣ字形ドーム（６２）（６２ａ）の第１脚（
６４）（６４ａ）および第２脚（６６）（６６ａ）の先
端を越えて伸び、ポスター（２０）等の辺縁を該両端間
に楔状に把持すべく構成されていることを特徴とする表
裏２重構造に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１４】　　Ｃ字形断面の固定子（４０）が、そ
の第１脚および第２脚の先端部に内方へ向かうカム状突
片を備え（４６）（４８）を備えていて、該第１脚のカ
ム状突片は支持枠（６０）のＣ字形ドーム（６２）の第
１脚先端へ弾発的に、また第２脚のカム状突片はＣ字形
ドーム（６２）の第２脚先端へ同じく弾発的に嵌合され
る請求項１３に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１５】　　固定子（４０）が、支持枠（６０）
の各末端に１個ずつ形成されている請求項１４に記載の
ポスター類用の額縁。
【請求項１６】　　ポスター（２０）等の各辺縁のため
に夫々１個ずつ支持枠（６０）を備えた請求項１５のポ
スタ−類用の額縁。
【請求項１７】　　固定子（４０）が、隣接する支持枠
（６０）（６０）の末端と嵌合して支持枠（６０）にポ
スター（２０）等の隅角部を固定すべきエルボ形コーナ
ーである請求項１６に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１８】　　１対のエルボ形コーナー固定子（４
０）（４０）が、隣接する支持枠（６０）（６０）の隣
接末端と嵌合すべくポスター（２０）等の各隅角部に設
けられた請求項１７に記載のポスター類用の額縁。
【請求項１９】　　支持枠（６０）がプラスチックの押
出成形により形成され、固定子（４０）が、プラスチッ
クの射出成形により形成されたものである請求項１３に
記載のポスター類用の額縁。
【請求項２０】　　固定子（４０）がＴ字形の外観形状
である請求項１３に記載のポスター類用の額縁。
【請求項２１】　　支持枠（６０）を取り付けるための
ハンガー手段が付加された請求項１３に記載のポスター
類用の額縁。
【請求項２２】　　支持枠（６０）が２つの隙間（６７
）（６８）を有し、前記ハンガー手段が、一方の該隙間
の中に摺動可能な受具として配置された基部（７６）と
、該基部に付設され前記隙間から突出した小穴付きの耳
部（７２）とを有する吊り具（７０）である請求項２１
に記載のポスター類用の額縁。