JPH0632366U - 精密機器用収納ケース - Google Patents
精密機器用収納ケースInfo
- Publication number
- JPH0632366U JPH0632366U JP7120192U JP7120192U JPH0632366U JP H0632366 U JPH0632366 U JP H0632366U JP 7120192 U JP7120192 U JP 7120192U JP 7120192 U JP7120192 U JP 7120192U JP H0632366 U JPH0632366 U JP H0632366U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- pair
- cushion
- upper cushion
- storage case
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単でコストのかからない構成で、しかも収納
物を内部に確実に保持した状態で書類を確実に収納する
ことができる精密機器用収納ケースを提供することを目
的とする。 【構成】上面が開放された下ケース1内に、収納物6,
7,8を所定位置に保持するための下クッション11を
嵌め込むと共に、下面が開放されて上記下ケース1の上
面側に被せられる上ケース2内に、上記収納物6,7,
8を押圧するための柔軟性のある上クッション12を嵌
め込んだ精密機器用収納ケースにおいて、上記上クッシ
ョン12に、側縁部から内方に向けて一対の切り込み1
3,13を互いの間隔をあけて形成し、上記上クッショ
ン12の上記一対の切り込み13,13の間の背部と上
記上ケース2との間に書類10を収納するようにした。
物を内部に確実に保持した状態で書類を確実に収納する
ことができる精密機器用収納ケースを提供することを目
的とする。 【構成】上面が開放された下ケース1内に、収納物6,
7,8を所定位置に保持するための下クッション11を
嵌め込むと共に、下面が開放されて上記下ケース1の上
面側に被せられる上ケース2内に、上記収納物6,7,
8を押圧するための柔軟性のある上クッション12を嵌
め込んだ精密機器用収納ケースにおいて、上記上クッシ
ョン12に、側縁部から内方に向けて一対の切り込み1
3,13を互いの間隔をあけて形成し、上記上クッショ
ン12の上記一対の切り込み13,13の間の背部と上
記上ケース2との間に書類10を収納するようにした。
Description
【0001】
この考案は、内視鏡やその付属品等のような精密機器を収納するための精密機 器用収納ケースに関する。
【0002】
この種の精密機器用収納ケースは、従来は、上面が開放された下ケース内に、 収納物を所定位置に保持するための溝が形成された下クッションを嵌め込むと共 に、下面が開放されて下ケースの上面側に被せられる上ケース内に、収納物を動 かないように押圧するための柔軟性のある上クッションを嵌め込んで形成されて いた。
【0003】
上述のように形成された従来の精密機器用収納ケースは、収納物を安全に収納 する点では比較的問題がなかったが、取扱い説明書など書類を収納するための専 用のスペースが考慮されていなかった。
【0004】 そのため、書類は上下のクッション間に単に挟んだ状態で収納されており、ケ ースを開閉する度に書類をどかさなければならないため、書類を紛失してしまう ことが多かった。
【0005】 そこで、例えば図9に示されるように、上クッションを3枚のクッション91 ,92,93で形成して、まん中のクッション92を書類より大きく切り取って 空間94を作り、図10に示されるように、3枚のクッション91,92,93 を貼り合わせて、空間94内に書類を収納する方法も考えられる。95は、書類 を出し入れするために表側のクッション91に穿設された孔である。
【0006】 しかし、上クッションに大きな空間を形成すると、収納物に対するその部分の 押圧力が無くなってしまうか著しく弱くなってしまい、収納物を保持する力が低 下して収納物がガタついてしまう欠点がある。また、上クッションとして形状の 異なる3枚のクッションを準備しなければならないので、相当のコストアップに なってしまう欠点がある。
【0007】 そこで本考案は、簡単でコストのかからない構成で、しかも収納物を内部に確 実に保持した状態で書類を確実に収納することができる精密機器用収納ケースを 提供することを目的とする。
【0008】
上記の目的を達成するため、本考案の精密機器用収納ケースは、上面が開放さ れた下ケース内に、収納物を所定位置に保持するための下クッションを嵌め込む と共に、下面が開放されて上記下ケースの上面側に被せられる上ケース内に、上 記収納物を押圧するための柔軟性のある上クッションを嵌め込んだ精密機器用収 納ケースにおいて、上記上クッションに、側縁部から内方に向けて一対の切り込 みを互いの間隔をあけて形成し、上記上クッションの上記一対の切り込みの間の 背部と上記上ケースとの間に書類を収納するようにしたことを特徴とする。
【0009】 なお、上記上クッションには、上記一対の切り込みの間に、表側と背部との間 を貫通する孔を穿設してもよい。 また、上記一対の切り込みは、間隔を上方に向かって漸次広げて形成してもよ く、或いは上記上ケースに、少なくとも上記一対の切り込みの間において上記上 クッションと係合する係合部を形成してもよい。
【0010】
図面を参照して実施例を説明する。 図1は、本考案の第1の実施例の精密機器用収納ケースを示しており、上面が 開放形成された下ケース1と下面が開放形成された上ケース2とが、蝶番3によ って開閉自在に連結されている。
【0011】 したがって、ケース1,2を閉じると、下ケース1の上面に上ケース2の下面 が被せられた状態になる。4は下ケース1に取り付けられた把手である。 下ケース1内には、収納物6,7,8を所定の位置に保持するための溝が堀り 込まれた下クッション11が嵌め込まれている。
【0012】 下クッション11は、多少硬めの弾力性のある材料によって形成されており、 この実施例における収納物は、内視鏡に接続されるテレビカメラヘッド6、アダ プタ7及びカメラコントロールユニット8である。
【0013】 上ケース2内には、下クッション11内に保持された収納物6,7,8を動か ないように上側から押圧するための、柔軟性のある材質からなる上クッション1 2が嵌め込まれている。
【0014】 この上クッション12には、図2に示されるように、一対の切り込み13,1 3が、前側の側縁部から内方に向けて、上クッション12の中ほどの位置まで互 いの間隔をあけて形成されている。
【0015】 したがって、図3に示されるように、切り込み13,13の間の部分を弾性的 に引き下げることによって、上クッション12の背部と上ケース2との間に取扱 い説明書などの書類10を収納することができる。
【0016】 この一対の切り込み13,13は、間隔が上方に向かって漸次広がって逆ハの 字状に形成されている。したがって、書類10の重みでその間の上クッション1 2が下方にたれ下がるようなことがなく、手で力を加えて引き下げることによっ てその部分を図3に示されるように引き下げることができる。
【0017】 また、上クッション12には、図1ないし図3に示されるように、一対の切り 込み13,13の間に、表側と背部との間を貫通する孔14が穿設されている。 したがって、この孔14を把持して上クッション12の切り込み13,13の間 の部分を容易に開閉することができ、また、この孔14を通じて書類の有無など を視認することができる。
【0018】 図4は本考案の第2の実施例を示しており、切り込み13を上クッション12 に対して横向きに形成したものである。このように、本考案を実施するにあたっ ては種々の態様をとることができ、また本考案は、各種の精密機器を収容する収 納ケースに適用することができる。
【0019】 図5ないし図7は、本考案の第3の実施例を示しており、図5に示されるよう に、上ケース2の前面内側に、内方に向かって突出する突起21(係合部)を形 成したものである。
【0020】 この突起21は、図6に示されるように、一対の切り込み13,13の間にお いて上クッション12と係合するように上ケース2の中央付近に形成されている 。
【0021】 そして、図5に示されるように、この突起21によって上クッション12が弾 性的に凹まされることによって、上クッション12に対して、一対の切り込み1 3,13の間で上ケース2から無抵抗に開き出さないための抵抗が加えられてい る。
【0022】 したがって、一対の切り込み13,13を第1の実施例のように逆ハの字状に 形成しなくても、書類10の重み程度では上クッション12が下方にたれ下がら ない。 そこで、この実施例では、図7に示されるように、一対の切り込み13 ,13は、互いに平行に、上クッション12の表面に対して直角に形成されてい る。なお、一対の切り込み13,13を第1の実施例とは逆にハの字状に形成し てもよい。
【0023】 この実施例においても、上クッション12を一対の切り込み13,13の間で 少し力を入れて下方に引っ張れば、図3に示される第1の実施例の場合と同様に その部分で上クッション12を開いて、上クッション12の背部と上ケース2と の間に、取り扱い説明書などの書類10を出し入れすることができる。
【0024】 図8は第4の実施例を示しており、上ケース12の前縁部を内方に曲げて形成 して突起22(係合部)を形成したものである。 この実施例の場合には、上クッション12が表面側から突起22によって押さ えられている他は、上述の第3の実施例と同様である。
【0025】 なお第3及び第4の実施例において、突起21,22は上ケース12の全幅に わたって形成してもよく、また、第3及び第4の実施例ともに、図4に示される 第2の実施例と同様に切り込み13,13を横向きに形成してもよい。
【0026】
本考案の精密機器用収納ケースによれば、上クッションに一対の切り込みを形 成してその背部と上ケースとの間に書類を収納するようにしたので、書類を収納 物と分離して各々を確実に収容することができ、しかも非常に低コストで製作す ることができる。
【0027】 そして、一対の切り込みを間隔が上方へ向かって漸次広がるように形成し、又 は一対の切り込みの間において上クッションと係合する係合部を上ケースに形成 すれば、上クッションの切り込みの間の部分が書類の重さ程度で自然にたれ下が ることがなく、ケースを開いても書類が確実にケース内に保持される。
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】第1の実施例の部分斜視図である。
【図3】第1の実施例の部分斜視図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【図5】第3の実施例の側面断面図である。
【図6】第3の実施例の上ケースと上クッションの底面
図である。
図である。
【図7】第3の実施例の部分斜視図である。
【図8】第4の実施例の側面断面図である。
【図9】従来の改良例の部分分解斜視図である。
【図10】従来の改良例の部分斜視図である。
1 下ケース 2 上ケース 6,7,8 収納物 10 書類 11 下クッション 12 上クッション 13 切り込み 14 孔
Claims (4)
- 【請求項1】上面が開放された下ケース内に、収納物を
所定位置に保持するための下クッションを嵌め込むと共
に、下面が開放されて上記下ケースの上面側に被せられ
る上ケース内に、上記収納物を押圧するための柔軟性の
ある上クッションを嵌め込んだ精密機器用収納ケースに
おいて、 上記上クッションに、側縁部から内方に向けて一対の切
り込みを互いの間隔をあけて形成し、上記上クッション
の上記一対の切り込みの間の背部と上記上ケースとの間
に書類を収納するようにしたことを特徴とする精密機器
用収納ケース。 - 【請求項2】上記上クッションには、上記一対の切り込
みの間に、表側と背部との間を貫通する孔が穿設されて
いる請求項1記載の精密機器用収納ケース。 - 【請求項3】上記一対の切り込みは、間隔が上方に向か
って漸次広がって形成されている請求項1又は2記載の
精密機器用収納ケース。 - 【請求項4】上記上ケースには、少なくとも上記一対の
切り込みの間において上記上クッションと係合する係合
部が形成されている請求項1又は2記載の精密機器用収
納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992071201U JP2591501Y2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-10-13 | 精密機器用収納ケース |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-57501 | 1992-08-17 | ||
JP5750192 | 1992-08-17 | ||
JP1992071201U JP2591501Y2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-10-13 | 精密機器用収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632366U true JPH0632366U (ja) | 1994-04-26 |
JP2591501Y2 JP2591501Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=26398561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992071201U Expired - Fee Related JP2591501Y2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-10-13 | 精密機器用収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591501Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110504A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-26 | Kinshiyou Kk | Telephone portable case |
JPH0421478U (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-24 |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP1992071201U patent/JP2591501Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110504A (en) * | 1979-02-20 | 1980-08-26 | Kinshiyou Kk | Telephone portable case |
JPH0421478U (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2591501Y2 (ja) | 1999-03-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |