JP3036986U - 裁縫箱 - Google Patents

裁縫箱

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JP3036986U
JP3036986U JP1996010454U JP1045496U JP3036986U JP 3036986 U JP3036986 U JP 3036986U JP 1996010454 U JP1996010454 U JP 1996010454U JP 1045496 U JP1045496 U JP 1045496U JP 3036986 U JP3036986 U JP 3036986U
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JP
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main body
inner plate
lid
sewing box
hooking
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JP1996010454U
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English (en)
Inventor
幹雄 岩崎
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株式会社新学社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体に中皿を装着した場合,本体だけの場合,
中皿だけの場合のいずれの場合にも、それらに確実に蓋
を掛止させて持ち運びができる裁縫箱を提供する。 【解決手段】本体1の周縁12の上端近傍及び中皿2の
周縁26の上端近傍を断面クランク状に形成して、それ
ぞれの外周縁水平部を被掛合部14,24とする。本体
1又は中皿2の内周縁に装着可能な蓋3には掛止具4が
設けられている。掛止具4の内側面には、本体1の被掛
合部14または中皿2の被掛合部24に掛合する上掛合
部42と、本体1の被掛合部14に掛合する下掛合部4
3とが、凸条に、平行位置に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として学校の家庭科で使用される中皿を有する裁縫箱の改良に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
学校の家庭科で従来から使用されている裁縫箱としては、上方が開口された本 体と、この本体の開口部に嵌合して着脱自在に装着される中皿と、上からかぶせ てそれらに掛止される蓋とからなるものが一般的である。この種の裁縫箱の中皿 には、例えばハサミや針箱等の裁縫具を収納し、本体には、練習布や布地,及び それらの表面に取り付けるアップリケや縫うための糸等を収納していることが多 い。上記裁縫箱においては、本体と中皿が揃った状態でないと蓋が掛止できない ものが多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これらの裁縫箱を実際に学校で使用するときは、本体を必要としない ときや中皿を必要としないときがある。例えば、本体に入れる練習布や布地・ア ップリケ・糸等を学校で用意してくれているときや、本体を単なる小物入れとし て小物をたくさん収納したいときである。こんなときは、不要な本体又は中皿を 外し、中皿だけ又は本体だけに蓋を掛止させて持ち運びたいと誰もが思うが、上 記の理由でできなかった。
【0004】 本考案は、上記のような問題を解決するもので、本体に中皿を装着した場合, 本体だけの場合,中皿だけの場合のいずれの場合にも、それらに確実に蓋を掛止 させて持ち運びができる裁縫箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる裁縫箱においては、本体及び/または中皿とこれに着脱可能 な蓋体とからなり、蓋体に設けられた掛止具が掛合する被掛合部を本体及び中皿 にそれぞれ設けるとともに、蓋体の掛止具には本体または中皿の被掛合部に掛合 する上掛合部と、本体の被掛合部が掛合する下掛合部とを上下に設けた。
【0006】 請求項2にかかる裁縫箱においては、請求項1の掛止具は蓋体の両側面に取り 付けられた揺動可能な板部材であって、この板部材の内側面に上掛合部と下掛合 部とを凸条に平行に形成すると共に、被掛合部は本体及び中皿の周縁近傍を断面 クランク状に形成し、前記掛止具を内方に押しつけたときに上掛合部と下掛合部 とが掛止されるように設けた。
【0007】 請求項3にかかる裁縫箱においては、請求項2の掛止具を蓋体の長手側壁面中 央部に取り付けてその下端を内方に付勢すると共に、本体の全周縁近傍を断面ク ランク状に形成した。 請求項4にかかる裁縫箱においては、請求項1の被掛合部を突起乃至は穴に形 成し、上掛合部と下掛合部とを穴乃至は突起に形成した。
【0008】 なお、掛止具の下端を内方に付勢する手段は、押圧手段を用いても、掛止具自 体の弾性復元力を利用してもよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に本考案を、実施例を示した図面に基づいて、詳細に説明する。 図1は本考案にかかる裁縫箱の分解斜視図,図2は本体に中皿を装着し蓋を被 せた状態の斜視図,図3は図2のB方向からの矢視図,図4は図3の掛止部近傍 の部分断面図である。
【0010】 図1,図2に示すように、裁縫箱Aは合成樹脂製で、本体1と,本体1の開口 部11に装着される中皿2と,本体1と中皿2の上方から被せて本体1と中皿2 の双方に係着させる蓋3とから構成されている。
【0011】 蓋3は、半透明で可撓性を持つポリプロピレン製で、長手側の中央部両外側面 には掛止具4・4が、揺動自在に取り付けられている。掛止具4は断面が図4に 示されるような板部材である。その揺動軸41は図3に示すように、蓋3に形成 された凹部31の両側面にあけられた孔に差し込まれている。掛止具4の下半部 内側面には、凸条の上掛合部42と下掛合部43とが平行に上下に形成されてい る。掛止具4の上方と蓋3との間には、V字型の板バネ44が押入され、その弾 性復元力によって掛止具4の下端は、常に内方に付勢されている。
【0012】 中皿2は、鋏や針その他の裁縫道具を分けて収納するために、その底が所定形 状に区切られている。中皿2はその高さ方向のほぼ中間位置に、段付き部21を 有し、その下半部が中皿下半部22となり、上半部が中皿上半部23となってい る。 中皿下半部22は、本体1の開口部11に着脱自在に嵌合し得る大きさ及び形 状とされ、段付き部21の上方にある中皿上半部23よりも所定量だけ寸法的に 小さい構成とされている。中皿下半部22を本体1の開口部11に嵌合させた時 には、上記段付き部21が本体開口部11の口縁部13に受止められることによ り、中皿2が本体1に対して着脱自在に装着されるようになっている。また、中 皿下半部22の長手側の両側面の中央部外側には、中皿2を持ち上げるときに指 先をかける凹部25・25が成形されている。
【0013】 中皿上半部23の周縁26の近傍内側には段が形成され、口縁部27となって いる。この口縁部27には、蓋3の周縁部32がはまり込むようになっている。 また、長手側の両側面の中央下部には凹部23aが形成され、ここでは周縁26 の上端近傍は、図4に示すように断面がクランク状になっており、この上部が被 掛合部24となっている。被掛合部24の下部の水平な部位に、掛止具4の上掛 合部42が掛け合わされ、中皿2に蓋3が掛止されるようになっている。
【0014】 本体1は、その周縁12の近傍が断面クランク状に形成され、内側が口縁部1 3となっている。この口縁部13には、中皿2の段付き部21又は蓋3の下端周 縁部32が嵌まり込むようになっている。また、周縁12の外側は、蓋3に取り 付けられた掛止具4の上掛合部42又は下掛合部43が掛合する被掛合部14と なっている。長手側の両側面の下方中央部外側には、裁縫箱Aを持ち上げるとき に指先をかける凹部15・15が成形されている。
【0015】 次に、本体1と中皿2に蓋3を係着するときの説明をする。 裁縫箱Aは本体1に所定の品を入れたあと、その開口部11に中皿2を嵌合さ せる。次に蓋3を中皿2の口縁部27にかぶせたあと、掛止具4の下方を内側に 押しつける。押しつけられた掛止具4の上掛合部42と下掛合部43とは、中皿 3の被掛合部24と本体1の被掛合部14とにそれぞれ掛止される。このとき、 それぞれの位置関係は、図4に示したとおりである。すなわち、中皿2の周縁2 6の上端から被掛合部24の下端までの距離と掛止具4の揺動軸41の下端から 上掛合部42の上端までの距離とが長さl,中皿2の周縁26の上端から本体1 の被掛合部14の下端までの距離と掛止具4の揺動軸41の下端から下掛合部4 3の上端までの距離とが長さmに形成されている。この関係によって、掛止具4 によって本体1と中皿2と蓋3とは確実に係着している。
【0016】 次に、図5乃至図8を用いて、上記以外の用い方について説明する。 図5に示した裁縫箱は、本体1を外し中皿2だけに蓋3を被せたものである。 掛止具4の掛止の状態は図6に示したとおりで、掛止具4の上掛合部42と中皿 2の被掛合部24の掛合状態は図4と同様である。このとき、掛止具4の下端は 中皿2の底面より高い位置にあり、中皿2の底面はフラットなので、机の上でも 安定して置くことができる。
【0017】 図7に示した裁縫箱は、中皿2を外し本体1だけに蓋3を被せたもので、図8 に示すように、蓋3の下端周縁部32が口縁部13に嵌まっている。このとき、 掛止具4の揺動軸41の下端から本体1の被掛合部14の下端までの距離が、長 さlになるように形成されているので、掛止具4の上掛合部42は、本体1の被 掛合部14に確実に掛合している。
【0018】 上記発明の実施の形態においては、掛合部と被掛合部とを凸条同士で構成した が、掛合部と被掛合部とは穴に突起を嵌合させて掛止するスナップで構成しても よい。
【0019】
【考案の効果】
本考案の裁縫箱によれば、蓋体に設けられた掛止具が掛合する被掛合部を、本 体及び中皿にそれぞれ設けるとともに、蓋体の掛止具には本体または中皿の被掛 合部に掛合する上掛合部と、本体の被掛合部が掛合する下掛合部とを上下に設け たので、本体に中皿を装着した場合,本体だけの場合,中皿だけの場合のいずれ の場合にも、それらに確実に蓋を掛止させて持ち運びができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる裁縫箱の分解斜視図である。
【図2】本体に中皿を装着し蓋を被せた裁縫箱の斜視図
である。
【図3】図2のB方向からの矢視図である。
【図4】図3の部分断面図である。
【図5】中皿だけに蓋を装着した裁縫箱の斜視図であ
る。
【図6】図5の部分断面図である。
【図7】本体だけに蓋を装着した裁縫箱の斜視図であ
る。
【図8】図7の部分断面図である。
【符号の説明】
1 本体 12,26 周縁 14,24 被掛合部 2 中皿 3 蓋(蓋体) 4 掛止具 42 上掛合部 43 下掛合部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体及び/または中皿とこれに着脱可能な
    蓋体とからなり、蓋体に設けられた掛止具が掛合する被
    掛合部を本体及び中皿にそれぞれ設けるとともに、蓋体
    の掛止具には本体または中皿の被掛合部に掛合する上掛
    合部と、本体の被掛合部が掛合する下掛合部とを上下に
    設けたことを特徴とする裁縫箱。
  2. 【請求項2】掛止具は蓋体の両側面に取り付けられた揺
    動可能な板部材であって、この板部材の内側面に凸条の
    上掛合部と下掛合部とを平行に設けると共に、被掛合部
    は本体及び中皿の周縁近傍を断面クランク状に形成し、
    前記掛止具を内方に押しつけたときに上掛合部と下掛合
    部とに掛止されるように設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の裁縫箱。
  3. 【請求項3】掛止具を蓋体の長手側壁面中央部に取り付
    けてその下端を内方に付勢すると共に、本体の全周縁近
    傍を断面クランク状に形成したことを特徴とする請求項
    2に記載の裁縫箱。
  4. 【請求項4】被掛合部は突起乃至は穴に形成され、上掛
    合部と下掛合部は穴乃至は突起に形成されていることを
    ことを特徴とする請求項1に記載の裁縫箱。
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