JP2591168Y2 - 円柱状物品投出装置 - Google Patents

円柱状物品投出装置

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JP2591168Y2
JP2591168Y2 JP1993006822U JP682293U JP2591168Y2 JP 2591168 Y2 JP2591168 Y2 JP 2591168Y2 JP 1993006822 U JP1993006822 U JP 1993006822U JP 682293 U JP682293 U JP 682293U JP 2591168 Y2 JP2591168 Y2 JP 2591168Y2
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路 和 男 田
中 利 季 田
田 光 男 西
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば硬貨を所定枚数
重積して包装した棒金等の円柱状物品をカセットに収納
し、このカセットを装置内に装填してカセットの取出口
から1本ずつ投出させる円柱状物品投出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような円柱状物品を投出さ
せる装置としては、例えば特公昭62−59833号公
報に示される装置が知られている。
【0003】この公報に示される装置は、円柱状物品を
種類別に径方向に整列させて収納した複数のカセットを
装置本体の後方から装置本体内に前傾姿勢に装填し、こ
のカセットの先端位置に配設される投出手段によりカセ
ットの先端に形成された取出口から円柱状物品を1本ず
つ投出するように構成されている。
【0004】そして上記カセットの取出口は、カセット
の先端の上面が1本の円柱状物品のみ上方へ押出せるよ
う上向きに開口されており、カセットを装置本体内に前
傾姿勢に装填した状態では円柱状物品が重力により先端
に向けて付勢を受けるが、取出口から脱落することは生
じないようになされている。
【0005】円柱状物品の投出時には、投出手段がカセ
ットの底面に形成されたスリットから進入して最先端に
位置する円柱状物品を押し上げ、取出口から投出させる
構成となっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかるに上記従来の装
置では、カセットの装填時にカセットを勢いよく装填す
ると、カセットが装填位置に止められた際の衝撃によっ
てカセット内の全ての円柱状物品の重力が先端に集中
し、最前位の円柱状物品が押し上げられて取出口から押
し出され、カセット内から脱落してしまうという問題が
あった。
【0007】そのためカセットの装填を慎重に行なわな
ければならず、カセットを多段に多数装填する装置では
カセットの装填作業に多くの時間を要し、操作性が悪い
という問題があった。
【0008】本考案はこれに鑑み、簡単な構成の付加に
より特別な操作を要することなくカセットの装填時にそ
の取出口から円柱状物品の脱落を確実に防止することが
できる円柱状物品投出装置を提供することを目的として
なされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するための手段として、本考案は、円柱状
物品を径方向に整列状態として収納するカセットを装置
本体内に前傾姿勢に装填し、このカセットの先端に形成
された取出口から投出手段により円柱状物品を1本ずつ
投出する円柱状物品投出装置において、前記カセットの
装填時に開閉する扉体の開閉動作に連動し、扉体の開時
には前記カセットの取出口を閉鎖する位置に移行し扉体
の閉時には円柱状物品の投出に支障をきたさない位置に
退避する閉鎖体を有する物品脱落防止機構を具備するこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】円柱状物品を収納したカセットを装置本体に装
填すべく装置本体の扉体を開けると、物品脱落防止機構
の作動によりその閉鎖体がカセット装填時に取出口が位
置すべき箇所に移行してその取出口を閉鎖する状態とな
り、カセットが勢いよく装填されてその内部の最前位の
円柱状物品が押し出されようとしても閉鎖体により飛び
出しが防がれる。
【0011】カセットの装填完了後、装置本体の扉体を
閉じると、それに連動して物品脱落防止機構が作動し、
その閉鎖体がカセットの取出口の位置から退避移動して
円柱状物品の投出に支障をきたすことがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0013】図1は本考案を棒金投出用とした場合の一
実施例の内部を切開して示す斜視図であり、図2(A)
〜(D)はその動作状態を示している。
【0014】装置本体1は扁平縦長の箱状のもので、そ
の背面1aが開放されていて、この背面1aはその一側
にヒンジ2,2により横方向に回動自在に取付けられた
扉体3により開閉されるようになっており、装置本体1
の内部には複数のカセット4,4…が背面1a側から前
傾姿勢にガイド5,5…にそって挿脱自在に装填される
ようになっている。なお6はカセット4の挿入限を定め
るためのストッパであり、7はカセット4の側面にあっ
て前記ストッパ6に当接して位置決めする突起である。
【0015】前記カセット4は、棒金8,8…が径方向
に整列して収納され得る幅を有し、その開放された上面
の両側部には棒金8,8…の両端位置を覆うようにして
棒金の飛出しを防ぐ押え縁9,9が内方へ張出すように
設けられ、カセット4の前端部には立壁10があって棒
金8の下降限を定め、この立壁10から棒金1本分の直
径相当の間隔だけ前記押え縁9,9が削除されて棒金8
の取出口11が形成されている。またこの立壁10から
カセット4の底板4aにかけて左右一対のスリット1
2,12が形成されている。
【0016】装置本体1の前部側の内部には、図示しな
いモータにより駆動されるベルト13に固着されかつ装
置本体1内に縦方向に固設されたガイドロッド14にそ
って昇降する棒金取出し用のエレベータ15が設けら
れ、このエレベータ15のカセット4に対向する側に棒
金8を1本ずつ取出すための投出手段16が設けられて
いる。
【0017】この投出手段16は、前記エレベータ15
の側壁間にカセット4の取出口11と平行して軸支され
た回転軸17と、この回転軸17をベルト18を介して
回転させるモータ19と、前記回転軸17に固着され前
記カセット4のスリット12,12を通過し得るアーム
状の投出片20,20とで構成され、この投出片20,
20がカセット4の最前端に位置する棒金8を下から押
し上げてエレベータ15内へ投出するように構成されて
いる。
【0018】前記装置本体1の前部側の上面には、エレ
ベータ15により運び上げられた棒金8を受取るための
棒金受取口21が開口され、この受取口21はシャッタ
22により開閉されるようになっている。
【0019】装置本体1の内部には、カセット4,4…
の取出口11,11…を開閉する閉鎖体23,23…を
有する脱落防止機構24が設けられている。
【0020】図示実施例における脱落防止機構24は、
装置本体1の内側面にそって作動杆25が上下方向に設
けられ、この作動杆25の上下部は、装置本体1の内側
面上下部に軸26,26により揺動可能に枢支された揺
動レバー27,27の一端が連結され、揺動レバー2
7,27の他端間は連結杆28により連結されている。
また作動杆25の上下部には前記カセット4と同じ傾斜
方向で略同じ傾斜角をもって形成された長孔29,29
が装置本体1の内側面に設けられた頭突きのピン30,
30に嵌合されていて作動杆25の移動時のがたを防止
するようにしている。
【0021】一方、装置本体1の内部上方には、その前
後方向に連動杆31がピン32,32と長孔33,33
とでスライド自在に設けられ、この連動杆31の一端は
前記扉体3に固着のアーム34にレバー35を介して連
結され、連動杆31の他端は、装置本体1に軸37によ
り枢支された中継杆38の一端に連結され、中継杆38
の他端はレバー39を介して前記作動杆25の上部に連
結されている。
【0022】前記作動杆25の側面には、カセット4,
4…の取出口11,11…を開閉するための前記閉鎖体
23,23…が設けられており、前記扉体3を開けたと
き(図1の鎖線図示)連動杆31が引かれて作動杆25
が斜め下方に軸26,26を中心に回動する揺動レバー
27,27の揺動により移動し、閉鎖体23,23…が
やや円弧状の動きをなしてカセット4,4…の取出口1
1,11…の上面に位置し、扉体3が閉じられたとき
(図1の実線図示)は連動杆31が押されて作動杆25
が斜め上方へ引上げられるように移行し、閉鎖体23,
23…がカセット4,4…の取出口11,11…の上面
より後方に退避した位置へ移動されるようになってい
る。
【0023】次に上記実施例の作用を説明する。
【0024】棒金8,8…を径方向に整列して収納した
カセット4,4…を装置本体1に装填する際に装置本体
1の背面1aの扉体3を開けると、アーム34がレバー
35を引くので連動杆31が引かれ、その先端に連絡さ
れている中継杆38が図1において時計方向に回動する
のでレバー39を介し作動杆25が押され、作動杆25
は軸26,26を中心に回動する揺動レバー27,27
の揺動により装置本体1の前方に向け斜め下方に移行す
る。
【0025】これにより作動杆25に設けられている閉
鎖体23,23…は、図2(A)のように装填されるべ
きカセット4,4…の取出口11,11…が位置する部
位の上面位置へ矢印aのように円弧状の軌道を画いて移
行する。ついでカセット4,4…がガイド5,5…にそ
って前傾姿勢に装填され、その突起7がストッパ6に当
って位置が定まったときその取出口11の上面は図2
(B)のように閉鎖体23により閉鎖れさた状態とな
る。したがってカセット4が勢いよく装填され最前位の
棒金8に全棒金の圧力が加えられて飛び出そうとして
も、閉鎖体23により押えられ、飛び出しや脱落が防が
れる。
【0026】カセット4,4…の装填が完了し、扉体3
を閉じると、アーム34によりレバー35を介して連動
杆31が押され、その先端に連結されている中継杆38
が図1において反時計方向に回動するのでレバー39を
介して作動杆25が引戻され、作動杆25は軸26,2
6を中心とする揺動レバー27,27の揺動により装置
本体1の後方へ向け斜め上方に移行し、作動杆25の移
行により閉鎖体23,23…は図2(C)のようにカセ
ット4,4…の取出口11,11…より後方に矢印a´
のように円弧状の軌道を画いて退避し、棒金8の投出に
支障をきたすことのない位置に移動する。
【0027】扉体3をロックしたのち投出動作に入る
と、投出すべき金種の棒金が収納されているカセット4
の前にエレベータ15が停止し、ついで投出手段16の
モータ19が駆動してベルト18を介し回転軸17が図
2(D)の矢印(b)方向に回動し、投出片20,20
がカセット4の先端のスリット12,12へ下から進入
してその位置にある最前位の棒金8を押し上げ、エレベ
ータ15内へ矢印(c)のように放出する。
【0028】こうして所定金種の棒金8を所定本数取出
したのちエレベータ15が最上昇位置へ移行し、受取口
21のシャッタ22が開いて棒金8を取出す。
【0029】なお上記脱落防止機構24は一つの実施例
を示したもので、要すれば扉体3の開閉に連動して閉鎖
体23,23…が前記2位置の間で移動させることがで
きれば他に適宜な手段を採用し得ることはもちろんであ
る。また単一カセットの場合にはエレベータ15を用い
ず、直接受取口へ放出させるようにすることができる。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、カ
セットの装填時にはその前端の取出口が位置すべき部位
の上方位置に閉鎖体が位置するので、カセット装填時に
カセット内の円柱状物品の全重量が最前位の円柱状物品
に加わっても押し出されて脱落することが防止され、カ
セットの装填に気を遣う必要がなく、作業性を著しく改
善することができる。またカセット装填後扉体を閉じれ
ば、閉鎖体はカセットの取出口から退避した位置に移行
するので投出動作に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の内部を切開して示す斜視
図。
【図2】(A)〜(D)は同作動状況を示す説明図。
【符号の説明】
1 装置本体 1a 背面 3 扉体 4 カセット 8 円柱状物品としての棒金 9 押え縁 10 立壁 11 取出口 12 スリット 15 エレベータ 16 投出手段 20 投出片 21 受取口 23 閉鎖体 24 脱落防止機構 25 作動杆 28 連結杆杆 31 連動杆 38 中継杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状物品を径方向に整列状態として収納
    するカセットを装置本体内に前傾姿勢に装填し、このカ
    セットの先端に形成された取出口から投出手段により円
    柱状物品を1本ずつ投出する円柱状物品投出装置におい
    て、前記カセットの装填時に開閉する扉体の開閉動作に
    連動し、扉体の開時には前記カセットの取出口を閉鎖す
    る位置に移行し扉体の閉時には円柱状物品の投出に支障
    をきたさない位置に退避する閉鎖体を有する物品脱落防
    止機構を具備することを特徴とする円柱状物品投出装
    置。
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