JP2590566Y2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents
サーマルプリントヘッドInfo
- Publication number
- JP2590566Y2 JP2590566Y2 JP1992062230U JP6223092U JP2590566Y2 JP 2590566 Y2 JP2590566 Y2 JP 2590566Y2 JP 1992062230 U JP1992062230 U JP 1992062230U JP 6223092 U JP6223092 U JP 6223092U JP 2590566 Y2 JP2590566 Y2 JP 2590566Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- printed wiring
- head substrate
- heating resistor
- driving element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーマルプリントヘッ
ドに関する。
ドに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】一般にプリント配線板
は、量産時に外形をプレス打ち抜きにより形成するた
め、破断面の直線性は悪くなる。このようなプリント配
線板をサーマルプリントヘッドに採用すると、この破断
面とサーマルプリントヘッドのヘッド基板を当接した
時、当接部分に僅かな隙間ができることになる。
は、量産時に外形をプレス打ち抜きにより形成するた
め、破断面の直線性は悪くなる。このようなプリント配
線板をサーマルプリントヘッドに採用すると、この破断
面とサーマルプリントヘッドのヘッド基板を当接した
時、当接部分に僅かな隙間ができることになる。
【0003】図2に示すように、支持板3上に、発熱抵
抗体(図示せず)や駆動素子6が設けられたヘッド基板
1と前記のように作成されたプリント配線板2を支持板
3上に接着剤4で固定して当接すると、ヘッド基板側当
接面1aとプリント配線板側当接面2bとの間に僅かな
隙間ができ、この当接部上に駆動素子6を保護するため
のレジン5をコートした場合、当接部にレジンが浸透し
ていないため空隙ができやすい。
抗体(図示せず)や駆動素子6が設けられたヘッド基板
1と前記のように作成されたプリント配線板2を支持板
3上に接着剤4で固定して当接すると、ヘッド基板側当
接面1aとプリント配線板側当接面2bとの間に僅かな
隙間ができ、この当接部上に駆動素子6を保護するため
のレジン5をコートした場合、当接部にレジンが浸透し
ていないため空隙ができやすい。
【0004】前記駆動素子6を保護するためのレジン5
は熱硬化性のものを使用するため、硬化時の加熱により
前記空隙内の空気が膨張してレジン5内に気泡5aが発
生する。そしてこの気泡5aが破裂してレジンコートが
不完全となる場合があり、ワイヤボンデングされた金線
7の断線、駆動素子6表面の酸化等不良発生の要因とな
る。
は熱硬化性のものを使用するため、硬化時の加熱により
前記空隙内の空気が膨張してレジン5内に気泡5aが発
生する。そしてこの気泡5aが破裂してレジンコートが
不完全となる場合があり、ワイヤボンデングされた金線
7の断線、駆動素子6表面の酸化等不良発生の要因とな
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記問題点
に鑑み、ヘッド基板とプリント配線板の前記当接部にレ
ジンを浸透させ、空隙が生じないようにし、レジン内の
気泡発生を防止する点にある。
に鑑み、ヘッド基板とプリント配線板の前記当接部にレ
ジンを浸透させ、空隙が生じないようにし、レジン内の
気泡発生を防止する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ヘッド基板に
当接するプリント配線板の当接辺側の両端部以外を僅か
に切除することによりレジンを当接部に浸透しやすく
し、気泡の発生要因となる空隙をなくすることを特徴と
するものである。
当接するプリント配線板の当接辺側の両端部以外を僅か
に切除することによりレジンを当接部に浸透しやすく
し、気泡の発生要因となる空隙をなくすることを特徴と
するものである。
【0007】
【実施例】図1は、本考案実施例であって、図1の
(A)はその分解斜視図、図1の(B)はその断面図を
示している。本考案も図1に示すように、基本的に支持
板3上に発熱抵抗体10がその長手方向に配列されたヘ
ッド基板1とプリント配線板2を当接して接着剤4にて
固定する構造となっている。この実施例において、プリ
ント配線板2の当接部は、プリント配線板2に形成した
切除面2aと当接面2bの段差を備えた形状となってい
る。この段差部は0.2mm程度が好適である。
(A)はその分解斜視図、図1の(B)はその断面図を
示している。本考案も図1に示すように、基本的に支持
板3上に発熱抵抗体10がその長手方向に配列されたヘ
ッド基板1とプリント配線板2を当接して接着剤4にて
固定する構造となっている。この実施例において、プリ
ント配線板2の当接部は、プリント配線板2に形成した
切除面2aと当接面2bの段差を備えた形状となってい
る。この段差部は0.2mm程度が好適である。
【0008】このような切除面2aによる段差部を設け
ることにより、ヘッド基板1の当接面1aとプリント配
線板2の切除面2aの間に0.2mm程度の間隔部がで
きることになる。このような状態で、発熱抵抗体駆動素
子6とヘッド基板1に形成された端子及びプリント配線
板2に形成された端子とをワイヤにてワイヤボンディン
グした後、駆動素子6及びワイヤをレジン5でヘッド基
板1とプリント配線板2に跨がるようにコートすると、
前記間隔部にレジンが浸透して気泡の発生要因となる空
隙をなくすることが可能となり、レジン硬化時の加熱に
より前記空隙内の空気が膨張してレジン5内に気泡5a
が発生することがなくなり、この気泡5aが破裂してレ
ジンコートが不完全となるのを防止することができ
る。。なお、本実施例では、駆動素子6がヘッド基板1
上に設けられたが、プリント配線板2上に設けてもよ
い。また、8はネジ9で支持板3に固定される保護カバ
ー、11は外部回路接続用コネクタであるが、この点は
一般的な構成であるのでその説明は省略する。
ることにより、ヘッド基板1の当接面1aとプリント配
線板2の切除面2aの間に0.2mm程度の間隔部がで
きることになる。このような状態で、発熱抵抗体駆動素
子6とヘッド基板1に形成された端子及びプリント配線
板2に形成された端子とをワイヤにてワイヤボンディン
グした後、駆動素子6及びワイヤをレジン5でヘッド基
板1とプリント配線板2に跨がるようにコートすると、
前記間隔部にレジンが浸透して気泡の発生要因となる空
隙をなくすることが可能となり、レジン硬化時の加熱に
より前記空隙内の空気が膨張してレジン5内に気泡5a
が発生することがなくなり、この気泡5aが破裂してレ
ジンコートが不完全となるのを防止することができ
る。。なお、本実施例では、駆動素子6がヘッド基板1
上に設けられたが、プリント配線板2上に設けてもよ
い。また、8はネジ9で支持板3に固定される保護カバ
ー、11は外部回路接続用コネクタであるが、この点は
一般的な構成であるのでその説明は省略する。
【0009】
【考案の効果】本考案によると、気泡によるレジンの破
裂を防止することが可能となり、レジン硬化時における
不良発生をなくすることができ歩留の向上につながる。
裂を防止することが可能となり、レジン硬化時における
不良発生をなくすることができ歩留の向上につながる。
【図1】本考案の実施例を示す図である。
【図2】従来例の断面図である。
1 ヘッド基板 2 プリント配線板 2a プリント配線板の切除面 2b 当接面 3 支持板 5 レジンコート 10 発熱抵抗体
Claims (2)
- 【請求項1】 支持板上に固定され、発熱抵抗体が配列
されたヘッド基板と、 前記支持板上に固定され、前記ヘッド基板に当接される
プリント配線板の当接辺側の両端部以外に切除部が形成
されたプリント配線板と、 前記ヘッド基板上に搭載された発熱抵抗体駆動素子と、 前記ヘッド基板上に搭載された発熱抵抗体駆動素子と前
記プリント配線板の端子を、前記ヘッド基板と前記プリ
ント配線板を跨いで接続するワイヤと、 前記発熱抵抗体駆動素子と前記ワイヤを、前記ヘッド基
板と前記プリント配線板に跨がるようにコートするレジ
ンとを備える ことを特徴とするサーマルプリントヘッ
ド。 - 【請求項2】 支持板上に固定され、発熱抵抗体が配列
されたヘッド基板と、 前記支持板上に固定され、前記ヘッド基板に当接される
プリント配線板の当接辺側の両端部以外に切除部が形成
されたプリント配線板と、 前記プリント配線板上に搭載された発熱抵抗体駆動素子
と、 前記プリント配線板板上に搭載された発熱抵抗体駆動素
子と前記ヘッド基板の端子を、前記ヘッド基板と前記プ
リント配線板を跨いで接続するワイヤと、 前記発熱抵抗体駆動素子と前記ワイヤを、前記ヘッド基
板と前記プリント配線板に跨がるようにコートするレジ
ンとを備える ことを特徴とするサーマルプリントヘッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062230U JP2590566Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | サーマルプリントヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992062230U JP2590566Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | サーマルプリントヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617939U JPH0617939U (ja) | 1994-03-08 |
JP2590566Y2 true JP2590566Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=13194153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992062230U Expired - Fee Related JP2590566Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | サーマルプリントヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590566Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11731433B2 (en) | 2019-11-22 | 2023-08-22 | Kyocera Corporation | Thermal head and thermal printer |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP1992062230U patent/JP2590566Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617939U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |