JPH0477257A - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はインクシエンドプリンタヘットに関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来のインクジェットプリンタにおいて、プリンタヘノ
トに設けられた複数の圧電素子の外面側電極にそれぞれ
導通させるために、圧電素子上に異方導電性ゴムを介し
てフレキシブルプリント基板（以下ｒＦＰＣＪという。

）を固定し、さらに加圧部材によってＦＰＣをベントに
向けて押圧するものなとがある。

［解決しようとする課題］ 上記従来の構成では、接続の信頼性を確保するために異
方導電性ゴムに適正な圧力を加える必要かあり、加圧部
材として金属製ヘットケースなどの犬山りな装置を用い
ており、ヘッドブロックか大型化し、重量か増加する。

また、圧電素子とＦＰＣとの間に異方導電性ゴムか介在
しており、異方導電性ゴムに遮られて圧電素子か視認で
きないため、圧電素子とＦＰＣのパターンとの位置合わ
せか容易ではないなど接続作業が面倒である。

そこで本発明の目的は、構成か簡単で、電気的接続か容
易に行なえるインクシェツトプリンタヘットを提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るインクジェットプリンタヘッドの構成は、
インク流路か形成されている流路基板と、一方の面か流
路基板の流路面に固着されかつ他方の面に導電膜か設け
られている振動板と、導電膜上に設けられている接着剤
層と、接着剤層か未硬化状態にあるときに当該接着剤層
上よりインク流路と対向する位置で抑圧されて裏面側電
極か導電膜に電気的に接続される一方、接着剤層か硬化
することにより振動板に対し固着されている複数の圧電
素子とを具備しており、接着剤層上には、圧電素子の外
面側電極と接続されている導電バタンか導電性ペースト
により形成されていることを特徴とする。

また本発明に係るもう一つのインクジェットプリンタヘ
ッドの構成は、上記と同様な流路基板および振動板と、
振動板の導電膜上にインク流路と対向的に配置されかつ
裏面側電極か導電膜に電気的かつ機械的に接続されてい
る複数の圧電素子と、圧電素子を除いて導電膜上に形成
されている絶縁層とを具備しており、絶縁層上には、圧
電素子の外面側電極と接続されている導電パターンが導
電性ペーストにより形成されていることを特徴とする。

［作用コ 本発明によると、導電パターン上に直接ＦＰＣを固着て
き、従来のように犬山りな加圧部材が不要なのでヘッド
の構成か簡単になる。また、異方導電性ゴムを用いない
ため、圧電素子の位置が視認できる状態でＦＰＣのパタ
ーンとの位置合わせかてき、ヘッドの電気的接続が容易
にてきる。

［実施例〕 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

ます、本発明に係るインクシェツトプリンタヘットの第
１の実施例について説明する。第１図に示すように、流
路基板１にはインク流路２が刻設されている。モして流
路基板１の流路面には、片面に導電膜３を有する振動板
４が、導電膜面を上にして固着されている。導電Ｍ３の
上面にはほぼ全面にわたって接着剤層５か設けられてい
る。そして、インク流路中の加圧室２ａと対向する位置
において、圧電素子６が振動板４に対し固着されている
。第３図に示すように、圧電素子６は、上面および下面
に電極６ａ、６ｂがそれぞれ形成されており、両電極間
に電圧が印加されると変形するものである。この圧電素
子６は、接着剤層５が未硬化状態にあるときにこの接着
剤層５上より押圧されて、裏面側電極６ｂが導電膜３に
電気的に接続される一方、接着剤層５が硬化することに
より振動板４に対し固着されている。接着剤層５上には
導電性ペーストなどにより導電パターン７がスクリーン
印刷により形成され、この導電パターン７の端部７ａは
各圧電素子６の外面側電極６ａに接続されている。

このインクジェットプリンタヘッドを製造する際には、
流路基板１上に振動板４を固着させた後、振動板４上面
の導電膜３のほぼ全面に印刷なとにより接着剤層５を形
成する。接着剤層５が未硬化状態にあるときにこの接着
剤層上より圧電素子６を押圧し、裏面側電極６ａを導電
膜３と電気的に接続させる。そして、接着剤層５を硬化
させて圧電素子６を振動板４に対し固着させる。接着剤
層５か完全に硬化した後に、スクリーン印刷により導電
パターン７を形成する。

なお、流路基板１および振動板４はセラミックなとから
なるものである。導電膜３はインジウム・ティン・オキ
サイド（ＩＴＯ）などからなり、０．０５〜３ＩＸｒｌ
程度（より望ましくは０．１〜１ｔＩＩｒ１程度）の厚
さに形成されている。接着剤層５は硬化時に絶縁性を有
するエポキシ樹脂なとの接着剤からなり、１０〜１００
虜程度（より望ましくは２０〜５０虜程度）の厚さに形
成されている。

通常、セラミックの表面はＲｚ−０，２〜２□□□程度
の粗さであり、圧電素子６を未硬化状態の接着剤層５に
押圧することによって、導電膜３と圧電素子６の裏面側
電極６ｂとの導通は確保される。

この場合、少なくとも、高周波駆動に対し有効な駆動か
できる程度の導通が確保されている。また、本発明にお
いては、接着剤層５が硬化して十分な絶縁性をａする状
態で、その上に導電ペーストにより導電パターン７を形
成するため、導電バタン７か接着剤層５を介して導電膜
３と導通する恐れはない。

本実施例においては、接着剤層５を導電膜３上の全面に
形成したか、圧電素子６および導電パタン７か設けられ
る部分に存在すれば、その形状は限定されるものではな
い。

次に、本発明に係るインクジェットプリンタヘッドの第
２の実施例について、第２図に基づいて説明する。なお
第１の実施例と実質的に同一の部分については同一の符
号を付は説明を省略する。

流路基板１に固着されている振動板４の導電膜３上には
、圧電素子６か導電性接着剤８なとにより固着されてい
る。圧電素子６の裏面側電極６ｂ（第３図示）は導電性
接着剤８を介して導電膜３と電気的に接続されている。

そして、圧電素子６か固着された部分を除いて、導電膜
３上には、絶縁性物質からなる絶縁層９か積層形成され
ている。

この絶縁層９と圧電素子６とは実質的に同一高さになっ
ている。そして、絶縁層９上には導電性ペーストなどに
より導電パターン７が形成され、この導電パターン７の
端部７ａは各圧電素子６の外面側電極６ａに接続されて
いる。

この第２の構成においては、絶縁層９上に導電ペースト
により導電パターン７を形成するため、導電パターン７
が導電膜３と導通する恐れはない。

なお、この構成の場合、圧電素子６の電気的機械的な接
続方法は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
ハンダや銀ロウによる接続であってもよい。

以上本発明に係る二つの構成のいずれにおいても、イン
クジェットプリンタヘッドの上面に所望の形状の導電パ
ターンを形成することができる。

従って、導通すべきＦＰＣ（図示せす。）のパターンと
対応する大きさおよび形状に、かっＦＰＣを固着しやす
い位置に導電パターンを形成することにより、外部との
導通か簡単にできる。

そして、圧電素子の接続に際しては、ＦＰＣをインクジ
ェットプリンタヘッドの上面に直接に接続てきるため、
人身りな固定部材は不要であり、部品点数か減るため、
構成が簡単で製造コストが安くなる。また、圧電素子の
位置を視覚的に確認しながら、それと対向させるように
ＦＰＣを固着できるため、ヘッドの電気的接続か簡単に
行なえる。

［効果］ 以上のように本発明によると、構成が簡単で電気的接続
が容易に行なえるインクジェットプリンタヘッドを提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す斜視図、第２図は
本発明の第２の実施例を示す斜視図、第３図は圧電素子
の拡大斜視図である。 １　　・流路基板、　　　２・　・インク流路、３・　
・導電膜、　　　　４・・・振動板、５・　・接着剤層
、　　　６・・・圧電素子、６ａ・・外面側電極、　６
ｂ・・裏面側電極、７・　・導電パターン、７ａ・・端
部、９・・・絶縁層。 第 ■ 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）インク流路が形成されている流路基板と、一方の
   面が上記流路基板の流路面に固着されており、他方の面
   に導電膜が設けられている振動板と、 上記導電膜上に設けられている接着剤層と、上記接着剤
   層が未硬化状態にあるときに当該接着剤層上より上記イ
   ンク流路と対向する位置で押圧されて裏面側電極が上記
   導電膜に電気的に接続される一方、上記接着剤層が硬化
   することにより上記振動板に対し固着されている複数の
   圧電素子と、 上記接着剤層上に形成され上記圧電素子の外面側電極と
   接続されている導電性ペーストからなる導電パターンと を具備することを特徴とするインクジェットプリンタヘ
   ッド。
2. （２）インク流路が形成されている流路基板と、一方の
   面が上記流路基板の流路面に固着されており、他方の面
   に導電膜が設けられている振動板と、 上記導電膜上に上記インク流路と対向的に配置されかつ
   裏面側電極が上記導電膜に電気的かつ機械的に接続され
   ている複数の圧電素子と、 上記圧電素子を除いて上記導電膜上に形成されている絶
   縁層と、 上記絶縁層上に形成されており、上記圧電素子の外面側
   電極と接続されている導電性ペーストからなる導電パタ
   ーンと を具備することを特徴とするインクジェットプリンタヘ
   ッド。