JP2590290Y2 - プリント基板用小形スイッチ - Google Patents

プリント基板用小形スイッチ

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JP2590290Y2
JP2590290Y2 JP1992065901U JP6590192U JP2590290Y2 JP 2590290 Y2 JP2590290 Y2 JP 2590290Y2 JP 1992065901 U JP1992065901 U JP 1992065901U JP 6590192 U JP6590192 U JP 6590192U JP 2590290 Y2 JP2590290 Y2 JP 2590290Y2
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貴司 佐藤
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日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板用のスイ
ッチに係り、特にスイッチの低背化を図るとともにハン
ダ付け作業によるスイッチケース内へのフラックス侵入
による接触不良を防止した生産性の良好なプリント基板
用小形スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリント基板用小形スイ
ッチは、図6に示すように固定接片2と端子3を一体的
に形成した固定端子4をインサート成形してスイッチケ
ース1を構成する。そして、このスイッチケース1内に
接触機構部を配設してスイッチを組立、スイッチケース
1の底面より突出した端子3を略直角に折曲していた。
また、固定端子4をあらかじめ端子孔を設けたスイッチ
ケース1に挿入し、スイッチケース1の底面より加締め
てスイッチケース1に固定した後、フラックスの侵入を
防止するための接着剤を塗布し、上記と同様にスイッチ
を組立後、端子3を折曲していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、一層の
機器の小形化が進む中で前記した従来のプリント基板用
小形スイッチは、端子3を保持するスイッチケース1内
底面の肉厚を大きく取らなければ強度的に弱く、一体的
に形成した固定接片2に傾きが生じてしまい、複数個の
固定接片2が不揃いに配置されて接触障害の要因となる
欠点があった。そのため、スイッチケース1の底面の肉
厚を薄くすることには限界があり、スイッチの低背化を
妨げる要因となっていた。また、スイッチケース1の底
面より突出した端子3を折曲する工程で、一体的に形成
した固定接片2にストレスを与えることから、端子3に
ガタが生じてしまい、性能的にも不安定であった。特に
ハンダ付け作業による熱の影響で、端子3にガタが生じ
やすい欠点があった。本考案は、上記問題点を除去し、
軽薄短小にマッチした低背化を図るとともに接触の安定
したプリント基板用小形スイッチを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点を
解決するために、端子基板に複数の固定接片を配設し、
該固定接片間を可動接片が摺動接離して電路の開閉を行
うスイッチにおいて、前記固定接片と端子を一体的にし
かも端子を略直角に折曲して固定端子を形成し、前記端
子が挿通する端子孔を設けた端子基板に前記端子を突出
させて前記固定端子を固定し、前記端子基板の少なくと
も上面に設けた前記固定接片を除く周囲をインサート成
形により樹脂で覆うとともに前記端子を突出させてスイ
ッチケースを形成したものである。
【0005】
【作用】本考案によれば、固定接片と略直角に折曲した
端子を一体的に形成した固定端子を、端子基板の端子孔
に挿入して、加締め等により固定し、固定接片が突出し
た端子基板の上面を除く周囲をインサート成形により樹
脂で覆い、側面より端子を突出してスイッチケースを形
成する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本考案のプリント基板用小形ス
イッチの断面図、図2はその分解斜視図、図3は本考案
の固定端子と端子基板の要部斜視図、図4は本考案の固
定端子を端子基板に固定した状態を示す断面図である。
【0007】図1は本考案をスライドスイッチに適用し
た実施例であり、端子基板34に複数の端子孔35を直
線上に設ける。この端子孔35は図3に示すように両端
を端子26の板厚とし、その両端より中央に向かって板
厚より大きく膨らみを持った形状として形成する。固定
端子28は固定接片25と略直角に折曲した端子26を
一体的に形成するとともに、その端子26は端子基板3
4の端子孔35の両端の幅より段部27を設け、その先
端方向に細く形成する。このような構成から、端子基板
34の端子孔35へ端子26の先端を挿入し、図5の矢
印Aの如く回転させるようにして固定接片25を端子基
板34の上面に突出するように固定端子28を配置し、
端子基板34の底面より端子26の段部27を加締めて
端子基板34に複数の固定端子28を固定すると、図4
に示すような状態となる。
【0008】そして、固定接片25を突出した端子基板
34の上面を除く周囲をインサート成形により樹脂で覆
い、スイッチケース21を形成する。それにより端子2
6の先端はスイッチケース21の側面より突出される。
したがって、端子26の略直角に折曲した部分は樹脂で
覆われるため、極めて堅牢であり、端子26の先端にス
トレスが加わっても、固定接片25に影響を与えること
がない。固定端子28は、図3に示すように複数の端子
26をフープ材29又は短冊状に形成して端子基板34
に配設するため、固定端子28を加締め等により固定す
る作業が容易となる。また、プレスにより個々に打ち抜
かれた端子26を各々加締てもよい。更に、端子基板3
4に配設した複数個の固定端子28は、端子26の先端
を同方向に配置してスイッチケース21の一側面に突出
させる他、端子26の先端を交互に配置してスイッチケ
ースの両側面に突出させることもできる。このような構
成においては、プリント基板の上面に設けた回路パター
ンに取付け可能な表面実装タイプのプリント基板用小形
スイッチが提供できる。
【0009】箱形で上方に開口部37を設けた覆蓋36
を形成し、その開口部37より突出する把手31を一体
的に形成したスライダー30の下面に、穴32を設けて
クリップ状に形成した可動接片33が配設される。この
クリップ状の可動接片33が、スイッチケース21内に
配置された複数の固定接片25を挟持し、覆蓋36の側
面に設けた孔39とスイッチケース21の側面に設けた
突起23が凹凸関係により係合し、プリント基板用小形
スイッチが組立られる。そして、覆蓋36より突出した
把手31の作動より可動接片33が固定接片25間を摺
動して電路の開閉を行う。
【0010】図5は本考案の他の実施例を示すプリント
基板用小形スイッチの断面図であり、端子基板46に2
列の固定端子45を配設し、プリント基板の上面に設け
た回路パターンに取付固定する表面実装形のプリント基
板用小形スイッチである。スイッチケース41の対向す
る側面より端子43を突出し、その端子43を下方に折
曲するとともに更に外方向に折曲させて、プリント基板
(図示せず)と平行に配設する。この端子43は、スイ
ッチケース41の一側面にのみ突出させることもでき、
種々の変形が考えられる。なお、本考案は上記の実施例
に限定されるものではなく本考案の趣旨に基づいて種々
の変形が可能であり、それらを本考案の範囲から排除す
るものではない。
【0011】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)固定接片と折曲した端子を一体的に形成した固定
端子を端子基板に配設し、その少なくとも端子基板の上
面に設けた固定接片を除く周囲をインサート成形により
樹脂で覆い、側面より端子を突出させてスイッチケース
を構成したので、端子の垂直部分だけでなく、水平部分
も樹脂で覆われるため、強固に端子が植設されるととも
に、スイッチケースの底面の肉厚を極めて薄くすること
ができるので、軽薄短小化にマッチし、特に低背化のプ
リント基板用小形スイッチが得られる。 (2)固定接片と折曲した端子を一体的に形成した固定
端子を端子基板に配設し、その少なくとも端子基板の上
面に設けた固定接片を除く周囲をインサート成形により
樹脂で覆い、側面より端子を突出させてスイッチケース
を構成したので、従来のようにスイッチを組立後、端子
を折曲することによるストレスが固定接片部に加わって
この固定接片部が傾いたりすることが全くなく、また、
それによる接触障害を防止でき、堅牢で性能の安定した
プリント基板用小形スイッチが得られる効果がある。 (3)固定接片と折曲した端子を一体的に形成した固定
端子を端子基板に配設し、その少なくとも端子基板の上
面に設けた固定接片を除く周囲をインサート成形により
樹脂で覆い、側面より端子を突出させてスイッチケース
を構成したので、プリント基板の上面に設けた回路パタ
ーンにハンダ付けしてスイッチを固定する表面実装形の
プリント基板用小形スイッチが容易に提供できる。 (4)端子孔の両端を端子幅とするとともに両端を中央
に向かって膨らみを設けて板厚より大きく形成し、この
端子孔に端子幅より段部を設けて端子の先端方向を細く
形成したので、端子が略直角に折曲しているにも拘わら
ず、端子基板の上面より容易に挿入固定でき、また、短
冊やフープ材で形成することも可能であり、より生産性
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプリント基板用小形スイッチの断面図
である。
【図2】本考案のプリント基板用小形スイッチの要部斜
視図である。
【図3】本考案の固定端子と端子基板の要部斜視図であ
る。
【図4】本考案の固定端子を端子基板に固定した状態を
示す断面図である。
【図5】本考案の他の実施例を示すプリント基板用小形
スイッチの断面図である。
【図6】従来のプリント基板用小形スイッチの断面図で
ある。
【符号の説明】
21,41 スイッチケース 25,42 固定接片 26,43 端子 27 段部 28,45 固定端子 29 フープ材 33,50 可動接片 34,46 端子基板 35 端子孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子基板に端子孔を設け、一体的に形成
    した固定接片と端子からなる複数の固定端子を前記端子
    孔に挿通して固定するとともに、前記固定接片間をスラ
    イダー内に配設した可動接片が摺動接離して電路の開閉
    を行うスイッチにおいて、前記端子を略直角に折曲して
    スイッチケース側面から突出させるとともに、前記端子
    基板の少なくとも上面に設けた前記固定接片を除く周囲
    をインサート成形により樹脂で埋設したことを特徴とす
    るプリント基板用小形スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記端子孔を端子幅と板厚からなる矩形
    状に形成するとともに前記端子幅の両端から中央に向か
    い板厚方向に膨らみを持たせた端子孔とし、前記端子幅
    より段部を形成して前記端子の先端方向を細く形成した
    請求項1記載のフリント基板用小形スイッチ。
JP1992065901U 1992-08-27 1992-08-27 プリント基板用小形スイッチ Expired - Fee Related JP2590290Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5555464Y2 (ja) * 1975-11-07 1980-12-22
JPS6081716A (ja) * 1983-10-07 1985-05-09 星電器製造株式会社 スライドスイツチにおける固定接片保持体の製造方法
JPH0789460B2 (ja) * 1991-01-30 1995-09-27 株式会社フジソク 超小形スライドスイッチの製造方法

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