JP2590067Y2 - キーロックスイッチのキー構造 - Google Patents

キーロックスイッチのキー構造

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JP2590067Y2
JP2590067Y2 JP1993075552U JP7555293U JP2590067Y2 JP 2590067 Y2 JP2590067 Y2 JP 2590067Y2 JP 1993075552 U JP1993075552 U JP 1993075552U JP 7555293 U JP7555293 U JP 7555293U JP 2590067 Y2 JP2590067 Y2 JP 2590067Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
key
handle
hole
holding member
lock switch
Prior art date
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JP1993075552U
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JPH0741930U (ja
Inventor
好晴 川島
伸夫 三崎
Original Assignee
日本開閉器工業株式会社
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Publication date
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はキーロックスイッチのキ
ーに係り、特に、キーの回転操作における過度の回転ト
ルクに対して、スイッチ本体内に配備したロック装置や
接触機構等の破壊を防止するキーロックスイッチのキー
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の把手と金具からなるキー
ロックスイッチのキーとしては、図7に示すように円筒
状の金具1をインサート成形により形成するものが一般
的であった。そのため、把手が抜けたり回転しないよう
に、金具の外側面にはローレット加工2を施していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たキーロックスイッチのキーは、機器の軽薄短小化によ
り、スイッチ本体も小形化の方向にあるが、把手の部分
は手で操作するため、操作性の関係から、回転させ易い
形状と大きさが必要である。そのため、スイッチ本体は
小形化されてもキーの大きさから、回転操作をする際に
過度のトルクが加わり易く、スイッチ本体内部のロック
装置や接触機構を破壊してしまう等、安全性に対する大
きな欠点があった。本考案は、上記問題点を除去し、過
度のトルクが加わってもスイッチ本体内に配備したロッ
ク装置や接触機構等の破壊を防止するキーロックスイッ
チのキー構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、スイッチ本体内にロック装置と接触機構を
配備するとともに前記スイッチ本体の上面より樹脂で形
成した把手と側面の下方に突起を設けた略円筒状の金具
からなるキーを挿入し、このキーの回転操作により前記
接触機構を作動させて電路の開閉を行うスイッチにおい
て、前記把手12の下面に穴15を設けて前記円筒状の
金具20と凹凸関係により係合させるとともに前記把手
12に設けた穴15と円筒状の金具20のどちらか一方
の側面に横穴23を、他方に凹所17を形成した保持部
18を設け、前記横穴23にコイルバネ26を介して保
持部材27を配設し、該保持部材27を前記凹所17に
弾接させたものである。
【0005】
【作用】本考案によれば、キーロックスイッチの本体
に、キー11を差し込んで回転操作させ、回転範囲を規
制するストッパーに過度のトルクが加わると、把手12
と円筒状の金具20に設けたコイルバネ26を介した保
持部材27と保持部18の凹所17との係合が解かれて
把手12が空転する。そして、再び保持部材27と凹所
17を係合させることにより、把手12の再使用が可能
となる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。本考案のキーロックスイッチ
は、スイッチ本体内にロック装置と接触機構を配備し、
このスイッチ本体の上面よりキーを挿入して回転させ、
上記接触機構を動作させて電路の開閉を行うものであ
る。
【0007】図1は本考案の第1実施例のキーロックス
イッチのキー構造を示す分解斜視図、図2はその正面断
面図、図3はその平面断面図である。これらの図におい
て、12は把手であり、平板部13と円形部14から形
成されており、この円形部14の下面には段部16を形
成した穴15を設け、その内面に対向して凹所17を形
成した保持部18が設けられる。更に、この把手12の
穴15の内面の保持部18の周囲に円周溝19が形成さ
れる。この保持部18の凹所17と円周溝19の高さ関
係は、保持部18の凹所より円周溝19の方が低く形成
される。
【0008】19は円筒部21の上方に段部22を設け
て上方を小さく形成した金具であり、下面の中央に穴2
4と外側面の端部に複数の凹部25が形成される。この
凹部25に対応するスイッチ本体内に設けたロック装置
と凹凸係合することにより、キーの回転操作が可能とな
る。金具20の上方の側面には横穴23を設けており、
この横穴23にコイルバネ26を介して保持部材27が
両端に配設される。本考案の実施例の保持部材は、スチ
ールボールを用いた実施例を示しているが、係合強度に
より種々の形状が考えられる。以上のように構成した把
手12と金具20を凹凸係合すると、保持部材27は、
把手12の穴15に設けた保持部18の凹所17に弾接
して配設され、金具20に設けた凹部25と把手12の
平板部13とが位置決めされる。
【0009】このように構成されたキー11をスイッチ
本体内に挿入し、スイッチ本体内に設けた回転範囲を規
制するストッパーに過度のトルクが加わると、把手12
に設けた凹所17と保持部材27の凹凸係合が解けてコ
イルバネ26の荷重が弱くなり、この保持部材27が円
周溝19に案内されて、把手12が空転する。そして、
180°回転して、再び保持部材27が凹所17に凹凸
係合される。
【0010】図4は本考案の第2実施例のキーロックス
イッチのキー構造を示す正面断面図であり、把手31の
穴34に対向して設けた保持部35の一方を、把手31
の円形部33の側面に穴を設けてねじを刻設して、端面
に凹所44を形成した保持部43を螺合させたものであ
る。このような構成によると、保持部43を螺合させる
位置により把手31を空転させるトルク値を変化させる
ことができる。
【0011】図5は本考案の第3実施例を示すキーロッ
クスイッチのキー構造を示す正面断面図であり、第1実
施例の構成で、把手の穴に設けた保持部を一つにしたも
のである。従って、把手51の穴52には凹所54を形
成した保持部53が一つ設けられ、それより低い円周溝
55が形成される。金具56の上方には横穴57が設け
られてコイルバネ58を介して保持部材59が配設され
る。そして、第1実施例と同様に把手51と金具56は
凹凸係合され、位置決めされる。このような構成では、
過度のトルクにより把手51が空転し、一回転して、再
び保持部材59が凹所54に係合されることになる。
【0012】図6は本考案の第4実施例であり、把手に
設けた円周溝を固定具として、別部品で構成したもので
ある。この固定具71は弾性板を成型したものである
が、あらかじめ金具に配設した保持部材と凹凸係合させ
た状態で把手の下面に設けた穴に圧入して組立られる。
そして、固定具71の開口部73に位置する把手の穴の
内面に保持部を形成し、この固定具71の開口部73を
利用して固定具71の回転止めを図ることができる。本
考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の
趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本考案
の範囲から排除するものではない。
【0013】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)把手の下面に穴を設けて円筒状の金具と凹凸関係
により係合させるとともに前記把手に設けた穴と円筒状
の金具のどちらか一方の側面に横穴を、他方に凹所を形
成した保持部を設け、前記横穴にコイルバネを介して保
持部材を配設し、該保持部材を前記凹所に弾接させたの
で、キーの回転操作により過度のトルクが加わると、保
持部材と保持部に設けた凹所との凹凸係合が解かれて把
手が空転し、スイッチ本体内に過度のトルクが加わるこ
とがないため、スイッチ本体内に配備したロック装置や
接触機構の破壊を防止することができる。 (2)把手の下面に穴を設けて円筒状の金具と凹凸関係
により係合させるとともに前記把手に設けた穴と円筒状
の金具のどちらか一方の側面に横穴を、他方に凹所を形
成した保持部を設け、前記横穴にコイルバネを介して保
持部材を配設し、該保持部材を前記凹所に弾接させたの
で、過度のトルクにより把手が空転後、保持部材が保持
部の凹所に嵌着するため、キーの再使用が可能である。 (3)コイルバネを介した保持部材と保持部に設けた凹
所との凹凸係合により、把手と円筒状の金具との位置を
設定しているので、コイルバネの荷重や凹凸係合部の大
きさや形状により、空転するトルク値の設定が容易にで
きる。 (4)凹所を形成した保持部の周囲に円周溝を設けたの
で、過度もトルクにより把手が空転しても、把手が外れ
てしまうことなく、保持部材が円周溝に案内されるた
め、再び保持部と凹凸係合させることができる。 (5)把手の側面に孔を設けてネジを刻設し、凹所を設
けた保持部材を螺合させたので、保持部の螺合の程度に
より、把手が空転するトルク値を設定できる。 (6)把手の下面に穴を設け、固定部材を介して円筒状
の金具と凹凸関係により係合させるとともに前記固定部
材と円筒状の金具のどちらか一方の側面に横穴を、他方
に凹所を形成した保持部を設け、前記横穴にコイルバネ
を介して保持部材を配設し、該保持部材を前記凹所に弾
接させたので、固定金具の弾性を利用してあらかじめ円
筒状の金具に嵌着させて、把手に圧入することができる
ので、組立作業が極めて容易である。また、このような
構成であることから、把手の色や形状の交換が容易にで
きるので、種々の用途に素早く対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造を示す正面断面図である。
【図3】本考案の第1実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造を示す平面断面図である。
【図4】本考案の第2実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造を示す正面断面図である。
【図5】本考案の第3実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造を示す正面断面図である。
【図6】本考案の第4実施例のキーロックスイッチのキ
ー構造の固定具の斜視図である。
【図7】従来のキーロックスイッチのキー構造の金具を
示す斜視図である。
【符号の説明】
11 キー 12 把手 13 平面部 14 円形部 15 穴 17 凹所 18 保持部 19 円周溝 20 金具 21 円筒部 22 段部 23 横穴 24 穴 25 凹部 26 コイルバネ 27 保持部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体内にロック装置と接触機構
    を配備するとともに前記スイッチ本体の上面より樹脂で
    形成した把手と側面の下方に突起を設けた略円筒状の金
    具からなるキーを挿入し、このキーの回転操作により前
    記接触機構を作動させて電路の開閉を行うスイッチにお
    いて、前記把手の下面に穴を設けて前記円筒状の金具と
    凹凸関係により係合させるとともに前記把手に設けた穴
    と円筒状の金具のどちらか一方の側面に横穴を、他方に
    凹所を形成した保持部を設け、前記横穴にコイルバネを
    介して保持部材を配設し、該保持部材を前記凹所に弾接
    させて前記把手と前記金具の位置決めを行ったことを特
    徴とするキーロックスイッチのキー構造。
  2. 【請求項2】 前記凹所を形成した保持部の周囲に円周
    溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のキーロック
    スイッチのキー構造。
  3. 【請求項3】 前記把手の側面に孔を設けてねじを刻設
    し、前記凹所を設けた保持部材を螺合させたことを特徴
    とする請求項1記載のキーロックスイッチのキー構造。
JP1993075552U 1993-12-29 1993-12-29 キーロックスイッチのキー構造 Expired - Lifetime JP2590067Y2 (ja)

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