JP2590044Y2 - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2590044Y2
JP2590044Y2 JP1992076795U JP7679592U JP2590044Y2 JP 2590044 Y2 JP2590044 Y2 JP 2590044Y2 JP 1992076795 U JP1992076795 U JP 1992076795U JP 7679592 U JP7679592 U JP 7679592U JP 2590044 Y2 JP2590044 Y2 JP 2590044Y2
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JP
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signal
beep
circuit
transmission
sound
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JP1992076795U
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高志 井上
淳二 萩野
敏治 沖室
成和 野尻
正司 林
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株式会社朝日コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一定時間おきに特定の
ビープを自動送信する機能を有する無線電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複数の自動車で旅行やドラ
イブに出かける場合には、各車両に無線電話装置を搭載
して相互の位置確認やおしゃべりに活用することが行わ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な移動体同士の交信では、しばらく交信を中断している
と、知らぬ間に相互の距離が大きくなってしまい、いざ
連絡しようと思ったときには電波が届かず、通話不可能
となることがあった。特に、近年、郵政省により認可さ
れた特定小電力無線装置においては、通話可能距離が数
百〜数キロメートルと限られているため、自動車などの
移動体同士の交信では相手を見失うことが多く、大きな
問題になっている。かかる事態を防止しようとすれば、
常時通話を続けて電波の状態を監視し、相手が通話距離
内にいることを確認し続けなければならない。しかしな
がら、これは現実的な解決策とは言えなかった。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、一定時間おきに特定のビープ信号を自動送信するこ
とにより、各移動体の通話者同士がお互いに通話距離内
にいることを確認することのできる無線電話装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の無線電話装置では、出力が10mW程度の小
電力無線電話装置において、所定周波数のビープ(Be
ep)信号を一定時間毎に発信する制御プログラムを備
えたCPUと、前記ビープ信号を正弦波に変換する波形
成形回路と、マイクロフォンからの音声出力信号の有無
を検出する送信検出回路と、前記音声出力信号を増幅す
る音声増幅回路と、前記音声信号の不要帯域を抑圧する
ローパスフィルターと、前記ビープ信号の正弦波信号と
前記ローパスフィルターを通過した音声信号とを高周波
発信出力に変調する送信増幅回路と、アンテナからの受
信電波を増幅する高周波増幅回路と、前記高周波増幅回
路からの出力信号を復調するとともに、復調回路から受
信信号のS/Nレベルを前記CPUに入力し自動送信を
停止する手段と、前記復調回路で復調された音声信号を
増幅し、スピーカに出力する音声増幅回路と、送信モー
ドと受信モードを切り替える動作切換手段とを備え、送
信モード時は前記マイクロフォンからの音声信号と前記
ビープ信号とを重畳して送信し、受信モード時は前記ビ
ープ信号を抑圧してなることを特徴とする無線電話装置
である。
【0006】
【作用】上記構成からなる本考案の無線電話装置では、
信号発生手段が所定のビープ信号を一定間隔で発生す
る。このビープ信号の発生に先立ち動作切換手段が無線
電話装置を送信モードへ切り換える。そして、ビープ信
号は接続回路を介して送信回路から送信される。ビープ
信号の発生が終了すると、動作切換手段が無線電話装置
を受信モードへ切り換える。従って、無線電話装置は間
欠的にビープ信号を自動送信する以外は通常の受信機と
して動作する。そして、以上の機能を切換スイッチによ
りオフすれば、自動送信機能は働かず、通常の無線電話
装置として動作する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案に係る無線
電話装置の実施例を説明する。図1は本考案による無線
電話装置のブロック図である。図示の通りこの装置は、
マイク1からの通話音声を増幅・変調してアンテナ8か
ら送信する送信部(符号1〜7)と、アンテナ8からの
受信電波を増幅・復調してスピーカ12から音声を出力
する受信部(符号9〜12)とから構成されている。
【0008】まず、送信部について説明すると、マイク
1の音声は送信検出回路2を通過してから音声増幅回路
3にて増幅され、ローパスフィルタ4にて不要な帯域を
抑圧された後、可変抵抗5を介してVCO6に入力され
る。そして、VCO6にて変調された高周波発振出力は
送信増幅回路7にて増幅された後、動作切換手段17を
介してアンテナ8から送信される。
【0009】ここで、ローパスフィルタ4の入力側に
は、音声増幅回路3と併せて波形成形回路13からの出
力が接続されている。本実施例では、この波形成形回路
13がCPU14からのBeep信号を送信回路に入力
する接続回路となっている。即ち波形成形回路13はC
PU14のBeep信号用の出力ポートP1に接続され
ており、CPU14の発生する矩形波ないし三角波状の
Beep音(本実施例では1956Hz)を同一周波数
の正弦波信号に変換するもので、具体的にはフィルタ回
路となっている。これは正弦波形に成形することで不要
な高調波の送信を防止するためである。以上の構成から
本実施例では、CPU14が出力ポートP1をソフトウ
ェア的に制御することにより、Beep信号と同一周波
数の正弦波をマイク1からの音声信号に重畳して送信す
ることができる。
【0010】次に、受信部について説明すると、アンテ
ナ8からの受信電波は動作切換手段17を介して高周波
増幅回路9で増幅され、復調回路10にて音声信号に復
調される。そして、音声増幅回路11で低周波増幅され
たのち、スピーカ12から出力される。本例では図示し
なかったが、動作切換手段17はCPU14にて制御さ
れる。
【0011】ここで、復調回路11から入力ポートP2
への信号は、受信信号のS/NレベルをCPU14に知
らせるもので、後述のように通話音声の受信中にはビー
プの自動送信機能が働かないようにするためのものであ
る。また、15はトランシーバとしての受信・送信モー
ドの切り換えに用いられるPTTスイッチ、16は電源
スイッチである。なお、本実施例の無線電話装置は通常
はビープ信号の自動送信機能を行わない普通の無線電話
装置として動作するが、電源スイッチ16の投入時にP
TTスイッチ15が押下状態であることを検出すると、
ビープ信号の自動送信機能を実行するようになってい
る。即ちPTTスイッチ15がビープ信号発振の動作・
不動作を切り換える切換スイッチとして兼用されてい
る。
【0012】次に、本実施例の動作を図2のフローチャ
ートを参照して説明する。図において、ステップS2〜
S4が信号発生手段であり、所定のビープ信号を一定間
隔で発生するものである。ステップS1とS5とが動作
切換手段17であり、無線電話装置のモードを前記ビー
プ信号の発生期間中に送信モードへ切り換えるものであ
る。
【0013】まず、ステップS1では装置を送信モード
に切り換える。ステップS2では出力ポートP1を制御
してBeep音を発生させ、これをステップS3の時間
待ちにて5秒間継続する。つぎにステップS4にてBe
ep音を停止させる。これにより5秒間のBeep音が
送信されることになる。次に、ステップS5にて装置を
受信モードへ切り換え、そのまま受信モードにて55秒
間の時間待ちを行う(ステップS6)。このようにして
1分毎に5秒間の割合でBeep音を送信するのだが、
このままでは、他者が当該チャンネルを使用して通話中
の場合でも機械的にBeep音を発生し妨害してしまう
ことになる。そこで、再度Beep音の発生を行う前
に、予め入力ポートP2により受信信号の有無を検出し
(ステップS7)、通話者がいないことを検知すると
(ステップS8)再びBeep音の自動送信を行うので
ある。
【0014】以上の動作をタイミングチャートで示せば
図3の通りである。図によれば、Beep音が1分おき
に間欠的に発生する様子と、受信入力がある場合にはB
eep音の発生が抑制される様子、ならびに送信通話中
には(当然のことだが)Beep音を発生させない様子
が示されている。
【0015】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、CPUのソフト変更により、ビープ音を連
続音または非連続音にしたり、更には周波数変換等を揺
曳に実行することができる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の無線電話
装置によれば、一定時間おきに特定のビープ信号を自動
送信するので、この信号の受信状態が悪くなりかかった
ら、即座に相手に連絡してお互いの位置を確認すること
が可能であり、各移動体の通話者同士がお互いの位置を
見失うことがなくなる。従って、従来のように通話距離
外に出てしまった相手を探して多大な苦労をする事態は
なくなる。この機能は、特に通話の必要があまりない場
合であっても相互の距離を自然に確認できる点で有効で
ある。また、特定小電力などの10mW程度の無線電話
装置に本考案の機能を搭載し、各所に設置して各場所固
有のビープ信号を間欠的に報知するようにすれば、通話
距離の短いことを逆用して無線の燈台として利用するこ
ともできる。さらに、本装置を子供に持たせておけば、
遠くに行ってしまわないように常に監視することが可能
であり、通話距離外に出そうな場合には注意を喚起でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による無線電話装置のブロック図であ
る。
【図2】 無線電話装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】 無線電話装置の動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 マイク 2 送信検出回路 3 音声増幅回路 4 ローパスフィルタ 5 可変抵抗 6 VCO 7 送信増幅回路 8 アンテナ 9 高周波増幅回路 10 復調回路 11 音声増幅回路 12 スピーカ 13 波形整形回路 14 CPU 15 PTTスイッチ 16 電源スイッチ 17 動作切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−204631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/38 - 1/58

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力が10mW程度の小電力無線電話装
    置において、所定周波数のビープ(Beep)信号を一
    定時間毎に発信する制御プログラムを備えたCPUと、
    前記ビープ信号を正弦波に変換する波形成形回路と、 マイクロフォンからの音声出力信号の有無を検出する送
    信検出回路と、前記音声出力信号を増幅する音声増幅回
    路と、前記音声信号の不要帯域を抑圧するローパスフィ
    ルターと、 前記ビープ信号の正弦波信号と前記ローパスフィルター
    を通過した音声信号とを高周波発信出力に変調する送信
    増幅回路と、 アンテナからの受信電波を増幅する高周波増幅回路と、
    前記高周波増幅回路からの出力信号を復調するととも
    に、復調回路から受信信号のS/Nレベルを前記CPU
    に入力し自動送信を停止する手段と、前記復調回路で復
    調された音声信号を増幅し、スピーカに出力する音声増
    幅回路と、 送信モードと受信モードを切り替える動作切換手段とを
    備え、 送信モード時は前記マイクロフォンからの音声信号と前
    記ビープ信号とを重畳して送信し、受信モード時は前記
    ビープ信号を抑圧してなることを特徴とする無線電話装
    置。
JP1992076795U 1992-10-09 1992-10-09 無線電話装置 Expired - Lifetime JP2590044Y2 (ja)

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JPH0652240U JPH0652240U (ja) 1994-07-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58204631A (ja) * 1982-05-21 1983-11-29 Nec Corp 音声送出装置

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