JP2768757B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2768757B2
JP2768757B2 JP1252979A JP25297989A JP2768757B2 JP 2768757 B2 JP2768757 B2 JP 2768757B2 JP 1252979 A JP1252979 A JP 1252979A JP 25297989 A JP25297989 A JP 25297989A JP 2768757 B2 JP2768757 B2 JP 2768757B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、親機と子機とが無線回線を介して接続され
たコードレス電話機に係り、より詳細には、通話中に親
機からの受信電波が通話圏外となったことを子機が検出
したときに、該子機において圏外警告音を発生するよう
に構成したコードレス電話機に関する。
(従来の技術) コードレス電話機においては、通常一定の箇所に固定
的に設置される親機と可搬式の子機との距離は、子機の
移動に伴って変化する。子機が親機から離れるにつれ
て、子機と親機との間で授受される電波の強さが弱くな
り、相対的にノイズ成分が増加するため、S/N比が悪化
して通話品質が低下してくる。このため、通話中に常時
的に電波の状態を監視し、電波の強さがある基準レベル
以下になると(又はノイズが基準レベルを超えると)、
通話圏外であることを知らせる圏外警告音を発するよう
に構成している。
上記のような圏外警告式のコードレス電話機の従来例
を第2図に示す。
このコードレス電話機は、図示しない相手側端末機に
対して電話回線1を介して双方向性に接続された親機2
と、この親機2との間で無線回線3を介して双方向性に
接続された子機4とからなる。
まず、親機2の構成について説明する。
相手側端末機に対して通話回線1を介して有線電話機
部6が双方向性に接続されている。この有線電話機部6
は、制御部8に対して双方向性に接続されるとともに、
その音声信号出力端が受話音声ミュート部10の入力端に
接続されている。受話音声ミュート部10の出力端は送信
路スイッチ部12を介して送信機部14に接続され、送信機
部14の出力端はアンテナ16に接続されている。また、こ
のアンテナ16は受信機部18の入力端にも接続されてお
り、受信機部18の出力端は送話音声ミュート部20に接続
され、送話音声ミュート部20の出力端は有線電話機部6
の音声信号入力端に接続されている。
制御部8は、送信データ部22を介して送信路スイッチ
部12に接続されるとともに、送信用シンセサイザ部24及
び受信用シンセサイザ部26に接続されており、また受話
音声ミュート部10及び送話音声ミュート部20にも接続さ
れている。そして、送信用シンセサイザ部24は送信機部
14に接続され、受信用シンセサイザ部26は受信機部18に
接続されている。また、送話音声ミュート部20に接続さ
れた受信機部18の出力端は受信データ部28にも接続され
ており、これとは別の受信機部18の出力端はキャリアセ
ンス部30及び圏外検出部32に接続されている。そして、
受信データ部28、キャリアセンス部30及び圏外検出部32
の各出力端はそれぞれ制御部8に接続されている。
有線電話機部6は、2線−4線変換部、着信検出部、
ダイヤラー部、保留部、オフフック部などを備えてお
り、着信検出部は、電話回線1を介して相手側端末機か
ら送信されてきた着信信号を検出して、その着信検出信
号を制御部8に送信する機能を有する。また2線−4線
変換部は、親機2と子機4とが無線回線3を介して無線
通話チャンネルを確立した後において、相手側端末機か
ら電話回線1を介して送信されてきた音声信号を非動作
状態にある受話音声ミュート部10及び送信路スイッチ部
12を介して送信機部14に送出したり、子機4から送信さ
れてきた音声信号を受信機部18及び非動作状態にある送
話音声ミュート部20を介して受け取り、電話回線1を介
して相手側端末機に送出する機能を有する。
受信データ部28及び送信データ部22は、親機2と子機
4との間の無線通話チャンネルが確立されてアナログ通
話の状態となるまで、デジタル信号のやりとりを子機4
との間で行うためのものである。例えば子機4からのオ
フフック信号が無線回線3を介して親機2の受信機部18
に送られてくると、受信機部18から発呼要求有りのデー
タが出力され、これを受信データ部28が受け取って制御
部8に送出したり、相手側端末機から電話回線1及び有
線電話機部6を介して送られてきた着信信号を制御部8
が受け取ることにより、この制御部8からの指令によっ
て送信データ部22から子機4に対しアラームの起動信号
を出力したりする。
送信路スイッチ部12は、親機2と子機4との間の無線
通話チャンネルが確立されてアナログ通話の状態となる
までは送信データ部22を送信機部14に接続し、アナログ
通話路が確立された後は受話音声ミュート部10を介して
有線電話機部6を送信機部14に接続するように切り換え
る切換えスイッチである。
送信機部14は、送信路スイッチ部12を介して入力され
た送信データ部22からの送信データや電話回線1からの
音声信号を入力して搬送波をFM変調し、高周波電力増幅
した後、アンテナ16に送出する機能を有する。アンテナ
16は、送信機部14から送出されたデータ又は音声信号を
無線回線3を介して子機4側に送出したり、無線回線3
を介して子機4から送出されてきた電波(FM変調波)を
受信し、受信したデータ又は音声信号を受信機部18に出
力する機能を有する。
受信機部18は、アンテナ16により子機4から受信した
データ又は音声信号を入力し、図示していないが内蔵し
ているRFアンプ部、ミキサー部、IFアンプ部、リミッタ
部、検波部などを介して復調する。そして、復調したデ
ータを受信データ部28に出力するとともに、復調した音
声信号を非動作状態にある送話音声ミュート部20を介し
て有線電話機部6に出力し、また受信電波の強さを検波
してDCレベルでキャリアセンス部30や圏外検出部32に出
力する機能を有する。
送信用シンセサイザ部24は、制御部8が送信状態を検
出したときに、制御部8からの指令によって電源が投入
されるとともに、チャンネルデータを受け取って、送信
機部14をそのチャンネルにロックする機能を有する。ま
た受信用シンセサイザ部26は、制御部8が受信状態を検
出したときに、制御部8からのチャンネルデータを受け
取って、受信機部18をそのチャンネルにロックする機能
を有する。
キャリアセンス部30は、受信電波の強さのレベルを検
出して、そのレベルがある基準レベルを超えているとき
には、そのチャンネルが使用されていると判定し、基準
レベル以下のときには、そのチャンネルは空きチャンネ
ルであると判定し、その判定結果を制御部8に送出する
機能を有する。圏外検出部32は、受信電波の強さのレベ
ルを検出して、電波の強さが良好でない通話品質の状態
になっているかどうか、すなわち通話圏外かどうかを判
定し、その判定結果を制御部8に送出する機能を有す
る。
制御部8は、有線電話機部6の構成要素である着信検
出部から着信検出信号が入力されると、送信データ部22
に対して子機4へのアラームの起動信号を出力するとと
もに、子機4からのオフフック信号を受けた受信機部18
からの発呼要求有りのデータが、受信データ部28を介し
て入力される等して、親機2と子機4との間の無線のや
りとりの制御を行う。そして、無線回線3による無線通
話チャンネルが確立されると、その無線回線3と有線回
線とを締結するための制御信号を送出する機能を有す
る。また、送信状態を検出したときに送信用シンセサイ
ザ部24の電源を投入するとともに、チャンネルデータを
送信用シンセサイザ部24に送出する機能や、受信状態を
検出したときにチャンネルデータを受信用シンセサイザ
部26に送出したりする機能も有する。さらに、キャリア
センス部30から使用チャンネルの判定信号が入力された
ときにはそのチャンネルでの電波の送出は行わず、空き
チャンネルの判定信号が入力されたときにはそのチャン
ネルで電波を送出する機能や、圏外検出部32からの通話
圏外であることを示す判定信号が入力されたときには受
話音声ミュート部10及び送話音声ミュート部20を動作状
態に切り換えて、受話音声信号及び送話音声信号をミュ
ートするといった機能を有する。
次に、子機4の構成について説明する。
送話器部40の出力端が送信路スイッチ部42を介して送
信機部44に接続され、送信機部44の出力端は、親機2側
のアンテナ16との間で双方向性の無線回線3を形成する
アンテナ46に接続されている。またアンテナ46は受信機
部48の入力端に接続されており、受信機部48の出力端は
受話器部50に接続されている。また、キー入力部52の出
力端は制御部56に接続され、リンガー部54の入力端は制
御部56に接続されている。
制御部56は、送信データ部58を介して送信路スイッチ
部42に接続されるとともに、送信用シンセサイザ部60及
び受信用シンセサイザ部62に接続されている。そして、
送信用シンセサイザ部60は送信機部44に接続され、受信
用シンセサイザ部62は受信機部48に接続されている。受
話器部50に接続された受信機部48の出力端は受信データ
部64にも接続されており、これとは別の受信機部48の出
力端はキャリアセンス部66及び圏外検出部68に接続され
ている。そして、受信データ部64、キャリアセンス部66
及び圏外検出部68の各出力端はそれぞれ制御部56に接続
されている。また、圏外警告音発生部70の入力端は制御
部56に接続され、出力端はリンガー部54に接続されてい
る。
送信機部44は、送信路スイッチ部42を介して入力され
た送信データ部58からの送信データや、送話器部40から
の音声信号によって搬送波をFM変調し、高周波電力増幅
した後、アンテナ46に送出する機能を有する。アンテナ
46は、無線回線3を介して親機2から送出されてきた電
波(FM変調波)を受信し、受信したデータ又は音声信号
を受信機部48に出力する機能を有する。
受信機部48は、アンテナ46によって受信した親機2か
らのデータ又は音声信号を、図示していないが内蔵して
いるRFアンプ部、ミキサー部、IFアンプ部、リミッタ
部、検波部などを介して復調し、復調したデータを受信
データ部64に出力するとともに、復調した音声信号を受
信器部50に出力し、また受信電波の強さを検波してDCレ
ベルでキャリアセンス部66や圏外検出部68に出力する機
能を有する。
受信データ部64及び送信データ部58は、子機4と親機
2との間の無線通話チャンネルが確立されてアナログ通
話の状態となるまで、デジタル信号のやりとりを親機2
との間で行うためのものである。例えば親機2からのア
ラームの起動信号が無線回線3を介して子機4の受信機
部48に送られてきて、受信機部48から呼出要求有りのデ
ータが出力されると、これを受信データ部64が受け取
り、制御部56に送出する。
送信路スイッチ部42は、子機4と親機2との間の無線
通話チャンネルが確立されてアナログ通話の状態となる
までは送信データ部58を送信機部44に接続し、アナログ
通話路が確立された後は送話器部40を送信機部44に接続
するように切り換える切換えスイッチである。
送信用シンセサイザ部60は、制御部56が送信状態を検
出したときに、制御部56からの指令によって電源が投入
されるとともに、チャンネルデータを受け取って、送信
機部44をそのチャンネルにロックする機能を有する。ま
た受信用シンセサイザ部62は、制御部56が受信状態を検
出したときに、チャンネルデータを受け取って受信機部
48をそのチャンネルにロックする機能を有する。
キャリアセンス部66は、受信電波の強さのレベルを検
出して、そのレベルが基準レベルを超えているときに
は、そのチャンネルが使用されていると判定し、基準レ
ベル以下のときには、そのチャンネルは空きチャンネル
であると判定し、その判定結果を制御部56に送出する機
能を有する。圏外検出部68は、受信電波の強さのレベル
を検出して、電波の強さが良好でない通話品質の状態に
なっているかどうか、すなわち通話圏外かどうかを判定
し、その判定結果を制御部56に送出する機能を有する。
制御部56は、子機4と親機2との間の無線のやりとり
の制御を行った後、無線回線3による無線通話チャンネ
ルが確立されると、その無線回線3と有線回線とを締結
するための制御信号を送出する機能や、送信状態を検出
したときに送信用シンセサイザ部60の電源を投入すると
ともに、受け取ったチャンネルデータを送信用シンセサ
イザ部60に送出する機能や、受信状態を検出したときに
受け取ったチャンネルデータを受信用シンセサイザ部62
に送出する機能や、キャリアセンス部66から使用チャン
ネルの判定信号が入力されたときにはそのチャンネルで
の電波の送出は行わず、空きチャンネルの判定信号が入
力されたときにはそのチャンネルで電波を送出する機能
や、圏外検出部68から通話圏外の判定信号が入力された
ときには圏外警告音発生部70を制御してリンガー部54を
動作させる機能等を有する。
以上のように構成された従来のコードレス電話機にお
ける圏外警告動作を次に説明する。
通話中において、子機4のアンテナ46から発せられた
電波が無線回線3を介して親機2のアンテナ16で受信さ
れ、その受信した電波の強さが受信機部18を介して圏外
検出部32に与えられる。そして、子機4の移動によって
子機4と親機2との距離が増大した結果、親機2が受信
する電波の強さのレベルが基準レベル以下になると、圏
外検出部32が通話圏外と判定し、その判定信号を制御部
8に出力する。制御部8は、通話圏外の判定信号が入力
されると、受信音声ミュート部10及び送話音声ミュート
部20を動作させ、受話音声信号及び送話音声信号をミュ
ートする。この音声信号のミューティングによって、子
機4側の通話者に、親機2から離れ過ぎであることを警
告する。そのため、通話者が子機4を持って親機2に近
づくと、親機2が受信する電波の強さのレベルが基準レ
ベルを超えるまで回復し、ミューティングが解除されて
通話が再開できるようになる。
また、親機2のアンテナ16が発せられた電波が無線回
線3を介して子機4のアンテナ46で受信され、その受信
した電波の強さが受信機部48を介して圏外検出部68に与
えられる。そして、子機4の移動によって子機4と親機
2との距離が増大した結果、子機4が受信する電波の強
さのレベルが基準レベル以下になると、圏外検出部68が
通話圏外と判定し、その判定信号を制御部56に出力す
る。制御部56は、通話圏外の判定信号が入力されると、
圏外警告音発生部70を動作させ、圏外警告信号をリンガ
ー部54に出力し、これを入力したリンガー部54は、圏外
警告音(例えばピーピーといった音)を発する。この圏
外警告音によって、子機4側の通話者に、親機2から離
れ過ぎであることを警告する。圏外警告音を開いた通話
者が子機4を持って親機2に近づくと、子機4が受信す
る電波の強さのレベルが基準レベルを超えるまで回復
し、圏外警告音は停止する。
以上のように、子機4側だけでなく親機2側でも圏外
検出を行っているのは、親機2と子機4とでは、その受
信電波の周波数帯が同じではなく、また、アンテナ16,4
6を含めた受信機部18,48の感度も互いに相違するので、
同じ条件下においても親機2の圏外検出部32が通話圏外
と判定しているのに、子機4の圏外検出部68は通話圏外
とは判定しないという状況が通常的に起こり得るからで
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、親機2で通話圏外と判定した場合に
は、受話及び送話の音声信号をミュートするので、子機
4側の通話者も相手側端末機の通話者も突然音声が聞こ
えなくなって奇異に感じるだけでなく、そのことが通話
圏外であることを警告しているかどうかの判断に直接的
に結びつかないという問題があった。
本発明は上記課題を解決するために創案されたもので
あり、その目的は、通話中において子機が通話圏外を検
出していない状態で親機が通話圏外を検出した場合にお
いても、子機側の通話者に通話圏外となったことを警告
音をもって確実に警告することができるコードレス電話
機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明のコードレス受話器
は、親機と子機とが無線回線を介して接続されており、
通話中に親機からの受信電波が通話圏外となったことを
子機が検出をしたときに子機において圏外警告音を発生
するように構成したコードレス電話機において、前記親
機に、通話中に子機からの受信電波が通話圏外となった
ことを検出する圏外検出部と、この圏外検出部の検出動
作に基いて警告音を発生する圏外警告音発生部と、子機
側に送出する受話音声に前記警告音を混合する送信加算
器部とを備え、前記子機は、前記送信加算器部によって
混合された受話音声及び警告音を受信し、受話器部から
受話音声とともに圏外警告音を送出する構成を採用す
る。
(作用) 通話中において、子機が通話圏外を検出していない状
態で親機の圏外検出部が通話圏外を検出した場合でも、
親機における圏外警告音発生部と送信加算器部とにより
警告音を受信音声に混合して、これを子機に送出する。
これにより、受信器部を通して受話音声とともに圏外警
告音を発することが可能となる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例に係るコードレス電話機の
電気的構成を示すブロック線図である。
同図において、1は電話回線、2は親機、3は無線回
線、4は子機、6〜32は親機2の構成要素であり、6は
有線電話機部、8は制御部、12は送信路スイッチ部、14
は送信機部、16はアンテナ、18は受信機部、22は送信デ
ータ部、24は送信用シンセサイザ部、26は受信用シンセ
サイザ部、28は受信データ部、30はキャリアセンス部、
32は圏外検出部である。また40〜70は子機4の構成要素
であり、40は送話器部、42は送信路スイッチ部、44は送
信機部、46はアンテナ、48は受信機部、50は受話器部、
52はキー入力部、54はリンガー部、56は制御部、58は送
信データ部、60は送信用シンセサイザ部、62は受信用シ
ンセサイザ部、64は受信データ部、66はキャリアセンス
部、68は圏外検出部、7は圏外警告音発生部であり、こ
れらの構成は前記従来例と同様であるので、ここでは同
符号を付して説明を省略する。
ただし、親機2においては、従来例における受話音声
ミュート部10及び送話音声ミュート部20が省略されてお
り、制御部8による両ミュート部10,20の制御も行われ
ない。また、子機4においては、圏外警告音発生部70と
リンガー部54との接続は行われていない。
本実施例においては、上記構成に加え、親機2におい
ては、圏外検出部32から通話圏外の判定信号が入力され
た制御部8によって駆動される圏外警告音発生部34が設
けられるとともに、この圏外警告音発生部34が出力した
警告音を有線電話機部6から出力された受話音声に混合
して送信路スイッチ部12に出力する送信加算器部36が設
けられている。また、子機においては、圏外警告音発生
部70が出力した警告音を受信機部48から出力された受話
音声に混合して受話器部50に出力する受話加算器部72が
設けられている。
次に、上記構成のコードレス電話機における圏外警告
の動作を説明する。
通話中において、親機2のアンテナ16から発せられた
電波が無線回線3を介して子機4のアンテナ46で受信さ
れ、その受信した電波の強さが受信機部48を介して圏外
検出部68に与えられる。そして、子機4の移動によって
子機4と親機2との距離が増大した結果、子機4が受信
する電波の強さのレベルが基準レベル以下になると、圏
外検出部68が通話圏外と判定し、その判定信号を制御部
56に出力する。制御部56は、通話圏外の判定信号を入力
すると、圏外警告音発生部70を動作させ、圏外警告信号
を受話加算器部72に出力し、受信機部48からの受話音声
と圏外警告音とが混合される。この混合信号は受話器部
50に入力され、受話器部50は、相手側からの受話音声と
ともに圏外警告音(例えばピーピーといった音)を発す
る。この圏外警告音によって、子機4側の通話者に、親
機2から離れ過ぎであることを警告する。圏外警告音を
聞いた通話者が子機4を持って親機2に近づくと、子機
4が受信する電波の強さのレベルが基準レベルを超える
まで回復して圏外警告音は停止し、受話器部50からは相
手側からの受話音声のみが聞こえる。
また、通話中において、子機4のアンテナ46から発せ
られた電波が無線回線3を介して親機2のアンテナ16で
受信され、その受信した電波の強さが受信機部18を介し
て圏外検出部32に与えられる。子機4の移動によって子
機4と親機2との距離が増した結果、親機2が受信する
電波の強さのレベルが基準レベル以下になると、圏外検
出部32が通話圏外と判定し、その判定信号を制御部8に
出力する。制御部8は、通話圏外の判定信号を入力する
と、圏外警告音発生部34を動作させ、圏外警告音を送信
加算器部36に出力し、有線電話機部6からの受話音声と
圏外警告音とが混合される。この混合信号は送信路スイ
ッチ部12を介して送信機部14に送出され、送信機部14で
FM変調された後、アンテナ16を介して子機4に送出され
る。子機4では、その混合信号がアンテナ46を介して受
信機部48に入力され、受信機部48で復調されて、受話器
部50から相手側の受話音声とともに圏外警告音(例えば
ピーピーといった音)が発せられる。なお、このとき
は、受信機部48で復調された混合信号は受話加算器部72
を単に通過するだけあって、圏外警告音発生部70からの
圏外警告音を混合することはない。
受話器部50から発せられた圏外警告音によって、子機
4を持って通話している通話者に、親機2から離れ過ぎ
であることを警告する。圏外警告音を聞いた通話者が親
機2に近づくと、子機4が受信する電波の強さのレベル
が基準レベルを超えるまで回復して圏外警告音は停止
し、受話器部50からは相手側からの受話音声のみが聞こ
える。
以上のように、本実施例におけるコードレス電話機
は、子機4側で通話圏外を検出した場合はもちろん、子
機4側では通話圏外を検出できず親機2側で通話圏外を
検出した場合であっても、通話者は受話器部50を通して
相手側の音声とともに圏外警告音を聞くことができ、現
在位置が通話圏外であることを圏外警告音をもって直接
的に正しく判断することができる。そして、子機4を持
って通話圏内に移動することによって通話品質を良好に
保つことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されず、受話加算器
部72を省略し、従来例と同様に、圏外警告音発生部70に
よってリンガー部54を動作させて圏外警告音を発生する
ように構成してもよい。また、制御部8,56を通じること
なく、圏外検出部32,68から直接的に圏外警告音発生部3
4,70を動作させるように構成することも可能である。さ
らに、圏外検出部32,68としては、受信電波の強さが基
準レベル以下になったことを検出する機能をもつものに
代えて、通話帯域外のノイズレベルが基準レベルを超え
たことを検出する機能をもつものに構成してもよい。
(発明の効果) 本発明のコードレス電話機は、通話中に、子機におい
て通話圏外を検出した場合に子機側の通話者に圏外警告
音を発することができるのはもちろん、親機において通
話圏外を検出したときにも、圏外警告音発生部と送信加
算器部とにより警告音を受話音声に混合して、この混合
信号を子機に送出するように構成したので、子機側の通
話者は受話器部によって受話音声とともに圏外警告音を
聞くことができる。したがって、親機と子機との受信電
波の周波数帯や受信感度が同一でなく、通話圏外検出レ
ベルが異なっているために、親機が通話圏外の検出をし
ているにもかかわらず子機では通話圏外の検出が行われ
ていない場合であっても、従来例のように両通話者に奇
異な感じを与える音声のミュートをすることなく、受話
器部を通した圏外警告音をもって子機側の通話者に通話
圏外となったことを確実に警告することができる。ま
た、親機側において警告音を発生させ、受話音と混合し
て子機側へ送信することにより、子機側では新たな回路
を付加することなく警告音を聞くことができるので、子
機側における回路構成の増大を防止できる。つまり、子
機の大型化、重量化を防止することができる。また、警
告音を受話音と混合して子機側へ送信するので、例えば
警告のためのデータを子機側に送信し、子機側で警告デ
ータを処理する場合に比べて、データ転送によるノイズ
の発生を防止できる。すなわち、データ転送によるノイ
ズによって受話音が聞き取りにくくなるといったことが
防止できるといった種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るコードレス電話機の電
気的構成を示すブロック線図、第2図は従来技術のコー
ドレス電話機の電気的構成を示すブロック線図である。 2……親機 3……無線回線 4……子機 6……有線電話機部 8……親機側の制御部 14……親機側の送信機部 16……親機側のアンテナ 18……親機側の受信機部 32……親機側の圏外検出部 34……親機側の圏外警告音発生部 36……送信加算器部 40……送話器部 44……子機側の送信機部 46……子機側のアンテナ 48……子機側の受信機部 50……受話器部 54……リンガー部 56……子機側の制御部 68……子機側の圏外検出部 70……子機側の圏外警告音発生部 72……受話加算器部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機と子機とが無線回線を介して接続され
    ており、通話中に親機からの受信電波が通話圏外となっ
    たことを子機が検出したときに、該子機において圏外警
    告音を発生するように構成されたコードレス電話機にお
    いて、 前記親機に、 通話中に子機からの受信電波が通話圏外となったことを
    検出する圏外検出部と、 この圏外検出部の検出動作に基いて警告音を発生する圏
    外警告音発生部と、 子機側に送出する受話音声に前記警告音を混合する送信
    加算器部とを備え、 前記子機は、前記送信加算器部によって混合された受話
    音声及び警告音を受信し、受話器部から受話音声ととも
    に警告音を送出することを特徴とするコードレス電話
    機。
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