JP2588898Y2 - ブラシレスモータの巻線端接続構造 - Google Patents

ブラシレスモータの巻線端接続構造

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JP2588898Y2
JP2588898Y2 JP1993044725U JP4472593U JP2588898Y2 JP 2588898 Y2 JP2588898 Y2 JP 2588898Y2 JP 1993044725 U JP1993044725 U JP 1993044725U JP 4472593 U JP4472593 U JP 4472593U JP 2588898 Y2 JP2588898 Y2 JP 2588898Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブラシレスモータに関す
るもので、特に巻線端の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスクやハードディ
スク等の磁気媒体を回転駆動するモータとして使用され
るブラシレスモータ等では、複数の突極に対して巻線機
等を用いてコイルを巻回すようになっており、各コイル
の端部の処理には各種の工夫が施されている。図21は
コイル巻線端接続構造の従来例を示す。図21におい
て、ステータコア44は円環状のコアホルダー45に固
定され、このコアホルダー45には先端部が二股となっ
たターミナル50が取り付けられている。ステータコア
44の突極にはコイル43が巻回され、コイル43の巻
始めと巻終りの各端部は、ターミナル50の二股の部分
に挟み込まれ、ヒュージングによって導通接続されてい
る。このようなステータコア44、コイル43、コアホ
ルダー45からなるコア巻線組は、前述したターミナル
50を基板46の半田付ランド部51に位置合わせしな
がら基板46に取り付けられる。基板46の半田付ラン
ド部51には予めクリーム半田が塗布され、上記のよう
にコア巻線組が位置決めされた状態で、リフロー炉へ投
入されて、ターミナル50と半田付ランド部51が半田
付される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】以上のようなブラシレ
スモータの巻線端の接続構造は以下のような問題点を有
していた。 1 ターミナル50を構成する部品が別に必要となるた
め部品点数が増大してしまう 2 ターミナル50を取り付けたためにターミナル50
の立設方向に厚みが増加し、ブラシレスモータを薄型化
する上での障害となっている。 3 ターミナル50の先端の二股状の部分が平面方向に
延びているため、その分のスペースが必要となり、特に
ブラシレスモータの体格が比較的小型である場合など
に、基板46上に部品を取り付けるのが困難となってい
る。
【0004】本考案は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、ターミナル等の部品を用いること
なくコイルの端部を基板の半田付ランド部と接続できる
ようにした、ブラシレスモータの巻線端接続構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
ロータマグネットを有するロータと、ロータマグネット
に対向してm相のコイルが巻回されたステータコアと、
該ステータコアに組付固定又は一体に形成される樹脂製
コアホルダーと、コアホルダーと対向すると共にコイル
が接続される基板とを備えたブラシレスモータの巻線端
接続構造において、コアホルダーの軸方向端面には、コ
イルの巻始めと巻終りの各端部が係止される2m箇所の
巻線端保持部と、位置決め用凸部を配設するとともに、
基板には巻線端保持部及び位置決め用凸部と対応した位
置に半田付用ランドと位置決め孔を形成し、巻線端保持
部には、ガイド部と、フォーミング用溝と、半田付用凹
部とを形成し、コイルの端部をガイド部を通じてフォー
ミング用溝に係止させ、コイル端部の絶縁被膜を剥離す
るとともに、コイルの末端が基板のランドに対して垂直
になるようにコイル端部をフォーミング溝内でU字状に
フォーミングし、コアホルダーの位置決め用凸部と、基
板の位置決め孔を嵌合し、巻線端保持部に配設されたコ
イルの端部と半田付用ランドを接続したことを特徴とす
る。
【0006】請求項2記載の考案は、請求項1記載の考
案において、巻線端保持部に係止されるコイルの端部へ
続くコイル線は、ガイド部付近で上記ステータコアに巻
回される引き回し線よりもコアホルダー側で交差するよ
うにしたことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】コアホルダーに形成された位置決め用凸部と基
板の位置決め孔と嵌合することにより、コアホルダーが
基板に位置決めされて保持される。コアホルダーに形成
された巻線端保持部でコイルの巻始めや巻終りの端部が
保持される。コアホルダーを基板に取り付けることによ
り、巻線端保持部に保持されたコイルの端部は、半田付
用ランドに接し又は近接し、半田付することにより電気
的に接続される。
【0010】
【実施例】以下、本考案にかかるブラシレスモータの巻
線端接続構造の実施例について図面を参照しながら説明
する。図1において、ステータコア4はコア素体を複数
枚積層し絶縁コーティングを施すことによって形成され
ている。ステータコア4の外周には複数の突極が形成さ
れており、各突極にはコイル3が巻回されている。ステ
ータコア4の中央の孔部には樹脂製のコアホルダー5が
圧入によって取付けられており、このようなステータコ
ア4及びステータコア4の突極に巻回されたコイル3、
コアホルダー5によってコア巻線組が構成されている。
また、ステータコア4に取付けられたコアホルダー5の
下面は基板6に取付けられている。コイル3の端部3a
はコアホルダー5に形成された凹状の巻線端保持部7内
に引き込まれて逆U字状となるようにフォーミングされ
ており、先端は基板6上に形成された半田付用ランドと
接続されている。
【0011】コアホルダー5の中央には貫通孔が形成さ
れており、この貫通孔には円筒状の焼結含油軸受13が
取付けられている。コアホルダー5中央の貫通孔の周り
の縁部には複数の孔5aが形成されており、各孔5aに
はねじ16が挿入されている。ねじ16は貫通孔5aを
貫通し、先端部は基板6にねじ込まれている。コアホル
ダー5はねじ16の頭部と基板6によって挾持され、基
板6上に一体に固定されている。ねじ16の頭部は、焼
結含油軸受13の一部も押えているため、焼結含油軸受
13も、ねじ16の頭部と基板6によって挾持され、コ
アホルダー5と共に基板6上に一体に固定されている。
【0012】焼結含油軸受13の中央に形成された孔に
はスピンドル14が回転自在に挿入されている。スピン
ドル14の下端は、基板6に取り付けられたスラスト軸
受25に当接し、スピンドル14はスラスト軸受25に
よってスラスト方向に支持されている。また、スピンド
ル14は焼結含油軸受13によってラジアル方向に支持
されている。
【0013】スピンドル14の上端部にはカップ状のロ
ータケース2が取り付けられている。ロータケース2の
上面で、スピンドル14の外周には磁気ディスク等の各
種媒体が載置されるハブ台17が取り付けられている。
また、ロータケース2の上面で、ハブ台17よりも外側
の箇所には、ハブ台17に載置されるディスク等の各種
媒体と係合し、これら各種媒体を駆動させるための駆動
ピン15が取り付けられている。
【0014】ロータケース2の周壁の内面にはロータマ
グネット1が取り付けられている。ロータマグネット1
はステータコア4の突極と間隙をおいて対向しており、
従って、突極に巻回されたコイル3を通電制御すること
によってロータマグネット1及びロータが付勢され、ス
ピンドル14が回転駆動される。
【0015】次に、コアホルダー5の詳細な構成につい
て説明する。図2において、コアホルダー5の基板6へ
の取り付け面側の端面には、複数の位置決め用凸部8が
形成されている。また、コアホルダー5の内側縁部に
は、ねじ16が挿入される孔5aが形成されている。と
なりあった孔5aの間には連続方向に窪んだ巻線端保持
部7が形成されている。この巻線端保持部7の個数はモ
ータの相数の2倍となるように設定されており、従っ
て、図2のコア巻線組が使用されるモータは、3相のモ
ータであるため、3×2=6個の巻線端保持部7が、と
なりあった孔5aの間に2個づつ形成されている。ま
た、図3に示すように、各巻線端保持部7の内部からコ
アホルダー5の外周縁部側に向かってフォーミング用溝
11が形成されており、フォーミング用溝11のコアホ
ルダー5の外周側の部分は、V字状に切欠かれたガイド
部10となっている。巻線端保持部7の内部は図3に示
すようにフォーミング用溝11側の部分で、底部がコア
ホルダー5の厚さ方向にU字状にえぐられた半田付用凹
部12となっており、半田付用凹部12の部分でフォー
ミング用溝11も同様にU字状にえぐられている。ま
た、半田付用凹部12以外の巻線端保持部7の底部はコ
アホルダー5の内側に向かって連続して厚さが薄くなる
向きの斜面になっている。
【0016】以上のような巻線端保持部7にコイル3の
端部3aを取り付ける場合、ステータコア4の突極に対
して既に巻回しが完了したコイル3が取付の障害となる
ことがある。このため巻線端保持部7の形成位置は、図
22、図23に示すように2つの突極の中間部分や、あ
るいは図24、図25に示すように、2つの突極のうち
コイル3が後で巻回される方の突極側に偏った位置とな
っている。
【0017】図4に示すように、ステータコア4の各突
極にコイル3を巻回すに際し、端部3aがコイル3の引
き回し線の上側で交差しないような形態とする。図26
に示すように、端部3aがコイル3の引き回し線の上側
で交差するような形態であると、引き回し線が端部3a
の後述するガイド部10及びフォーミング用溝11への
圧入する場合の障害となり、圧入不良等の障害を引き起
こすからである。
【0018】また、コイル3の巻始めと巻終りの各端部
3aは、図5、図6に示すような形態で巻線端保持部7
に取り付けられる。図5、図6において、コイル3の端
部3aは、コアホルダー5の外周縁部に形成されたガイ
ド部10からフォーミング用溝11内に圧入され、巻線
端保持部7の内部でフォーミング用溝11の形状に合わ
せてU字状に成形される。なお、コイル3の端部3aの
先端部は、寸法lだけコアホルダー5の端面から突出し
いてもよいが、なるべくコアホルダー5の端面とほぼ同
じ高さにするのが好ましい。
【0019】以上のようにコイル3の端部3aがコアホ
ルダー5に形成された複数の巻線端保持部7内で保持さ
れたコア巻線組は、図7に示すような基板6に対して取
り付けられる。基板6のコア巻線組が取り付けられる側
の面には、各巻線端保持部7に対応した半田付用ランド
9及び、位置決め用凸部8に対応した位置決め孔18が
形成されている。コアホルダー5の位置決め用凸部8を
基板6の位置決め孔18に嵌め込むことによって、ステ
ータコア4、コアホルダー5、コイル3からなるコア巻
線組が基板6に取り付けられ、巻線端保持部7に保持さ
れたコイル3の端部3aが半田付用ランド9に対して正
確に位置決めされ、かつ、適宜の半田付工程を経ること
によってコイル3の端部3aが半田付ランド9に接続さ
れる。
【0020】次に、ステータコア4の突極へのコイル3
の巻回しと、コイル3の端部3aの巻線端保持部7への
取付けの具体例について説明する。図8において、コイ
ルが巻回されるステータコア4及びコアホルダー5から
なるコア巻線組は、予めコアホルダー5の中心孔の部分
で図示しない巻線機のチャックによって固定されてい
る。このように、巻線機のチャックでコア巻線組が固定
されることによって、水平方向の位置及び垂直方向の高
さ等が規制される。なお、コア巻線組はラジアル方向に
は回転可能となっている。巻線機に取り付けられたコア
巻線組に隣接したBの位置には、突極に巻回されるコイ
ル3が保持されたグリップ装置19が存在している。
【0021】そこで、突極の1相目の1極目に対してコ
イル3を巻回す。巻回されたコイル3の所定箇所で剥離
装置によって絶縁皮膜を剥離する。次に、コイル3を保
持したグリップ装置19をBからCに移動させながらコ
イル3をたるませ、かつ、コア巻線組をラジアル方向に
回転させる。コア巻線組が回転すると、グリップ装置1
9に保持されたコイル3は、既に巻回しが完了した突極
によって引っ張られ、コアホルダー5の上端面をスライ
ドする。
【0022】コイル3がコアホルダー5の端面をスライ
ドすると、図10に示すようにコイル3がガイド部10
内に落下し、さらには、図11に示すように、コイル3
がフォーミング用溝11と重なり合う。フォーミング用
溝11とコイル3が重なり合った時点でコア巻線組の回
転が一旦停止し、たるんでいたコイル線材も、図9に示
すように、グリップ装置19がCの位置に移動すること
によって再度緊張している。
【0023】コア巻線組の回転が停止したら、図12に
示すようにフォーミング用溝11の上方に位置するコイ
ル3に対して圧入パンチ20を押し当てて、コイル3を
フォーミング用溝11に圧入するとともに、コイル3を
巻線端保持部7内に下降させる。圧入パンチ20は元の
位置に戻らず、コイル3をホールドし続ける。
【0024】圧入パンチ20によってフォーミング用溝
11内でホールドされたコイル3は、図13に示すよう
に、所定の寸法位置で荒切断カッター21によって切断
され、端部3aが形成される。コイル3の荒切断カッタ
ー21で切断される部分は、後の工程で基板6上の半田
付用ランド9と接続されるため、予め剥離されている。
【0025】コイル3が荒切断カッター21によって切
断された後、図14に示すようにフォーミングパンチ2
1が端部3aに対して押し当てられる。フォーミングパ
ンチ21が押し当てられた端部3aは半田付用凹部12
の底部の形状に合わせて、U字状に成形され、荒切断カ
ッター21で切断された側の端部は上方に向かって延び
た形になっている。フォーミングパンチ21も元位置に
は戻らず、端部3aをホールドし続ける。
【0026】次の工程では、図15に示すように、端部
3aの上方に延びた部分が、精密切断用カッター23に
よって切断される。端部3aの切断された部分は、コア
ホルダー5の端面とほぼ同じ高さとなっている。
【0027】精密切断用カッター23によって端部3a
が切断された後、端部3aをホールドしていた圧入パン
チ20及びフォーミングパンチ20は原位置に戻され、
図16に示すようにコイル3の巻線端保持部7への取付
が完了する。
【0028】この後、コア巻線組をラジアル方向に回転
させて、第1相の2極目、3極目、4極目の突極に対し
てコイル3を巻回す。1極目から4極目まで巻回された
コイル3は、再度グリップ装置19に仮固定され、グリ
ップ装置19の原位置である位置Bまで戻されて、コイ
ル線材の所定位置が再度剥離される。剥離後はグリップ
装置の位置をBからCに移動させコイル3をたるませ、
前述したように、コア巻線組をラジアル方向に回転させ
て、コイル線材をコアホルダー5の端面をスライドさせ
ながらガイド部10に引っ掛けるとともに、巻線端保持
部7内にコイル3の端部3aをフォーミングしながら取
り付ける。以上のようにして第1相の巻始めと巻終りの
両端部3aがコアホルダー5の巻線端保持部7内に取り
付けられる。第2相及び第3相のコイルも前述した第1
相と同様な方法でコイル3の両端部3aが、巻線端保持
部7内に取り付けられる。
【0029】なお、コイル3の剥離された部分は酸化し
易いため、予め酸化防止剤等を塗布しておくのが好まし
い。
【0030】以上のような構成のブラシレスモータの巻
線端接続構造によれば、ターミナル等の部品を一切必要
としないため、部品点数の増加が皆無であり、低コスト
で、小型化及び偏平化に有利な構造をとることができ
る。また、フォーミング用溝11でコイル3の端部を規
制したため、コイル3の端部は接続される半田付用ラン
ド9に対してずれにくい構造となり、コイル3と基板6
との確実な半田付接続が可能となる。また、半田付用ラ
ンド9と接続される端末線はずれにくく、しかも、形状
が小さいため、半田付用ランド9自体も小さく形成する
ことができる。また、ターミナル等の部品を一切必要と
しないため、ステータコア4のターミナルとして必要だ
った部分のスペースを減少させて、ステータコア4の外
径を小さくすることができる。ステータコア4の外径が
小さくなると、ステータコア4の外径とロータ2の内径
間のギャップを大きく確保することができるため、周波
数発電パターン等を形成する場合などに、従来よりもパ
ターン面積を大きくすることができるため、周波数発電
出力の確保及び向上が可能となる。
【0031】なお、コイル3の巻線端部の、半田付用ラ
ンドとの接続方法は上記実施例のものに限られるもので
はない。例えば、図17に示すように、コイル3の端部
3aは基板6を貫通させ、基板6の裏面に形成された半
田付用ランドで接続するようにしてもよい。また、端部
3aの巻線端保持部7の内部での形状も、U字状に限ら
れるものではない。図18に示すように端部3aを基板
6と平行に延ばした後、基板6側に直角に折り曲げて基
板6上面の半田付用ランドと半田付接続するようにして
もよい。もちろん端部3aは、図19に示すように基板
6を貫通し、基板6の裏面側で半田付接続するようにし
てもよい。
【0032】
【0033】
【考案の効果】請求項1記載の考案によれば、請求項1
記載の考案は、ロータマグネットを有するロータと、ロ
ータマグネットに対向してm相のコイルが巻回されたス
テータコアと、該ステータコアに組付固定又は一体に形
成される樹脂製コアホルダーと、コアホルダーと対向す
ると共にコイルが接続される基板とを備えたブラシレス
モータの巻線端接続構造において、コアホルダーの軸方
向端面には、コイルの巻始めと巻終りの各端部が係止さ
れる2m箇所の巻線端保持部と、位置決め用凸部を配設
するとともに、基板には巻線端保持部及び位置決め用凸
部と対応した位置に半田付用ランドと位置決め孔を形成
し、巻線端保持部には、ガイド部と、フォーミング用溝
と、半田付用凹部とを形成し、コイルの端部をガイド部
を通じてフォーミング用溝に係止させ、コイル端部の絶
縁被膜を剥離するとともに、コイルの末端が基板のラン
ドに対して垂直になるようにコイル端部をフォーミング
溝内でU字状にフォーミングし、コアホルダーの位置決
め用凸部と、基板の位置決め孔を嵌合し、巻線端保持部
に配設されたコイルの端部と半田付用ランドを接続した
ため、部品点数の増加を押えて、小型化及び薄型化に有
利な構造をとることができ、確実に導通が確保でき、し
かも、コイル端部の位置精度も高まる。
【0034】請求項2記載の考案によれば、請求項1記
載の考案において、巻線端保持部に係止されるコイルの
端部へ続くコイル線は、ガイド部付近で上記ステータコ
アに巻回される引き回し線よりもコアホルダー側で交差
するようにしたため、コイル端部の巻線端保持部への接
続性を向上させることができる。
【0035】
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接続
構造の実施例を示す断面図。
【図2】同上コア巻線組の例を示す平面図。
【図3】同上巻線端保持部を拡大して示す斜視図。
【図4】同上コア巻線組へのコイルの巻回しの例を示す
平面図。
【図5】同上巻線端保持部にコイルの端部を取り付けた
例を示す斜視図。
【図6】同上断面図。
【図7】同上ブラシレスモータの巻線端と接続される基
板の例を示す斜視図。
【図8】同上コア巻線組へのコイルの巻回しの例を示す
平面図。
【図9】同上コア巻線組へのコイルの巻回しの例を示す
平面図。
【図10】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順の一
工程を示す断面図。
【図11】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順の別
工程を示す断面図。
【図12】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順のさ
らに別の工程を示す断面図。
【図13】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順のさ
らに別の工程を示す断面図。
【図14】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順のさ
らに別の工程を示す断面図。
【図15】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順のさ
らに別の工程を示す断面図。
【図16】同上巻線端保持部へのコイルの取付手順のさ
らに別の工程を示す断面図。
【図17】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接
続構造の別の例を示す断面図。
【図18】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接
続構造のさらに別の例を示す断面図。
【図19】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接
続構造のさらに別の例を示す断面図。
【図20】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接
続構造のさらに別の例を示す断面図。
【図21】従来のブラシレスモータの巻線端接続構造の
例を示す断面図。
【図22】本考案にかかるブラシレスモータの巻線端接
続部の形成位置の例を示す断面図。
【図23】同上巻線端接続部の形成位置の例を示す断面
図。
【図24】同上巻線端接続部の形成位置の例を示す断面
図。
【図25】同上巻線端接続部の形成位置の例を示す断面
図。
【図26】本考案にかかるコア巻線組へのコイルの不良
な巻回しの例を示す平面図。
【符号の説明】
1 ロータマグネット 2 ロータ 3 コイル 3a 端部 4 ステータコア 5 コアホルダー 6 基板 7 巻線端保持部 8 位置決め用凸部 9 半田付用ランド 10 ガイド部 11 フォーミング用溝 12 半田付用凹部 18 位置決め孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 3/00 - 3/52 H02K 29/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータマグネットを有するロータと、上
    記ロータマグネットに対向してm相のコイルが巻回され
    たステータコアと、該ステータコアに組付固定又は一体
    に形成される樹脂製コアホルダーと、上記コアホルダー
    と対向すると共に上記コイルが接続される基板とを備え
    たブラシレスモータの巻線端接続構造において、 上記コアホルダーの軸方向端面には、上記コイルの巻始
    めと巻終りの各端部が係止される2m箇所の巻線端保持
    部と、位置決め用凸部を配設するとともに、 上記基板には、上記巻線端保持部及び上記位置決め用凸
    部と対応した位置に半田付用ランドと位置決め孔を形成
    し、上記巻線端保持部には、ガイド部と、フォーミング用溝
    と、半田付用凹部とを形成し、上記コイルの端部をガイ
    ド部を通じてフォーミング用溝に係止させ、 上記コイル端部の絶縁被膜を剥離するとともに、コイル
    の末端が基板のランドに対して垂直になるようにコイル
    端部をフォーミング溝内でU字状にフォーミングし、 上記コアホルダーの上記位置決め用凸部と、上記基板の
    上記位置決め孔を嵌合し、上記巻線端保持部に配設され
    た上記コイルの端部と上記半田付用ランドを接続してな
    ブラシレスモータの巻線端接続構造。
  2. 【請求項2】 上記巻線端保持部に係止されるコイルの
    端部へ続くコイル線は、ガイド部付近で上記ステータコ
    アに巻回される引き回し線よりもコアホルダー側で交差
    するようにした請求項1記載のブラシレスモータの巻線
    端接続構造。
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