JP2551167Y2 - ディスク駆動用モータ - Google Patents

ディスク駆動用モータ

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JP2551167Y2
JP2551167Y2 JP7542992U JP7542992U JP2551167Y2 JP 2551167 Y2 JP2551167 Y2 JP 2551167Y2 JP 7542992 U JP7542992 U JP 7542992U JP 7542992 U JP7542992 U JP 7542992U JP 2551167 Y2 JP2551167 Y2 JP 2551167Y2
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frame
wiring board
flexible wiring
holes
insulating paper
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弘一 片倉
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株式会社三協精機製作所
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気ディスク、光ディ
スク等を回転駆動するディスク駆動用モータに関するも
ので、特にそのコイル巻線端部のモータ外部への導出部
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種ディスク、例えばハードディスクの
駆動用モータでは、薄型化を図るために、ディスクを回
転駆動するハブの内部に駆動マグネットを固着し、コイ
ルを有するステータを上記駆動マグネットと対向させて
フレームに固定した構造のものがある。上記コイルの巻
線端部にはリード線を接続し、上記フレームに形成され
た孔に上記リード線を挿通してモータ外部に導出してい
る。
【0003】図3は、このような従来のディスク駆動用
モータの例を示す。図3において、フレーム50は、皿
状の部分とその中心部に一体に形成された軸52を有
し、軸52は大径の下部と小径の上部からなっている。
軸52の上部外周には上下二つのボールベアリング5
6,56の内輪57,57が嵌合され、ボールベアリン
グ56,56の外輪58,58はハブ60の内径部に嵌
合され、もってハブ60が回転自在に支持されている。
ハブ60は図示されないディスクを一体に保持して回転
駆動するためのもので、外径部にディスクを保持するた
めの段部62を有している。
【0004】ハブ60の上記段部62より下部は径が大
きくなっていて前記フレーム50の皿状の部分の内方に
位置するとともに、上記段部62より下部の内部にはリ
ング状のヨーク64を介してリング状の駆動マグネット
66が固着されている。フレーム50の軸52の大径の
下部にはステータコア68が嵌合され固着されている。
ステータコア68は複数の突極を有し、各突極は上記駆
動マグネット66の内周面と対向し、各突極にはコイル
70が巻回されている。フレーム50の皿状の部分の下
端には切欠き溝54が形成されるとともに、上記皿状の
部分の底部には孔53が形成されている。上記コイル7
0の巻線端部にはリード線72が接続され、リード線7
2は上記孔53に挿通されてモータ外部に導出されてい
る。上記孔53は封止剤74で封止され、リード線72
は切欠き溝54に沿って引き出され、外部回路と接続す
るためのコネクタ76に接続されている。ハブ60の上
端部には、ボールベアリング56,56からのオイルミ
スト、ごみなどが飛散してディスクに付着するのを防止
するための磁性流体シール機構80が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ィスク駆動用モータでは、コイル70の巻線端部にリー
ド線72を接続し、このリード線72をフレーム50の
孔53からモータ外部に導出するようになっている。そ
のため、半田付け等によるコイル巻線端部とリード線7
2との接続が難しく、しかも、複数のコイル巻線端部と
リード線72とを接続する必要があり、特に3相構成の
場合は最低3本のコイル巻線端部とリード線72とを接
続する必要があるため、手数がかかるという難点があ
る。
【0006】本考案は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、コイル巻線端部と外部
回路との接続作業効率を向上させることができ、また、
簡単な構成によって絶縁対策を可能にするとともに、部
品の加工性および部品取付けの作業性を向上させること
ができるディスク駆動用モータを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、内部に駆動マグネットが固着されディスク
を回転駆動するハブと、駆動マグネットと対向しコイル
を有するステータと、ステータが固定されたフレーム
と、ステータとフレームとの間に配設された絶縁紙と、
フレームの底部に配設されたフレキシブル配線基板とを
有し、絶縁紙、フレームおよびフレキシブル配線基板に
は孔を形成し、これらの孔を通じてコイルの巻線端部を
モータ外部に導出し、絶縁紙の孔およびフレキシブル配
線基板の孔を、フレームの孔より小さく形成した。絶縁
紙、フレームおよびフレキシブル配線基板の孔には複数
本のコイル巻線端部を挿通するとともに、上記孔からモ
ータ外部に導出した各コイル巻線端部を放射状に配置し
てフレキシブル配線基板のランドに結線してもよい。
【0008】
【作用】絶縁紙、フレームおよびフレキシブル配線基板
に形成した孔を通じてコイルの巻線端部をモータ外部に
導出し、フレキシブル配線基板に結線する。絶縁紙とフ
レキシブル配線基板はフレームを挾んでおり、絶縁紙の
孔およびフレキシブル配線基板の孔はフレームの孔より
小さいため、これらの孔に挿通されたコイル巻線端部は
絶縁紙の孔およびフレキシブル配線基板の孔で位置規制
されてフレームとの接触が回避され、絶縁が保たれる。
コイル巻線端部を挿通するために絶縁紙、フレームおよ
びフレキシブル配線基板に形成する孔はそれぞれ1個で
もよく、それぞれ1個の孔には複数本のコイル巻線端部
を挿通し、放射状に引き出してフレキシブル配線基板に
結線することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案にかかるデ
ィスク駆動用モータの実施例について説明する。図1に
おいて、フレーム10は、皿状の部分とその中心部に一
体に形成された管状の軸受ホルダ部12を有するととも
に、外縁部に取付け用孔18を有している。軸受ホルダ
部12の内周側には上下二つのボールベアリング26,
26の外輪28,28が嵌合され、ボールベアリング2
6,26の内輪29,29には、ハブ20の中心部に一
体に形成された軸部24の外周部が嵌合されている。こ
れによってハブ20が回転自在に支持されている。ハブ
20は図示されないディスクを一体に保持して回転駆動
するためのもので、ほぼ円筒状に形成されるとともに、
外径部にディスクを保持するための段部22を有してい
る。ハブ20はその段部22より下部がフレーム10の
皿状の部分の内方に位置している。ハブ20の内周部に
は円筒状の駆動マグネット30が固着されている。
【0010】フレーム10の軸受ホルダ部12の外周側
には、ステータコア33が嵌合され固着されている。ス
テータコア33は複数の突極を有し、各突極は上記駆動
マグネット30の内周面と対向し、各突極にはコイル3
2が巻回されている。ステータコア33とコイル32に
よってステータ31が構成されている。フレーム10の
皿状の部分の下端側には切欠き溝16が形成されるとと
もに、フレーム10の上記皿状の部分の底部にはこの底
部を上下方向に貫いて孔14が形成されている。フレー
ム10の上記皿状の部分の底部内側には絶縁紙36が配
設されている。この絶縁紙36の直近の上方にはステー
タ31のコイル32が位置している。従って、コイル3
2とフレーム10との間に絶縁紙36が配設されている
ことになる。
【0011】図2にも示すように、フレーム10の底部
の上記切欠き溝16にはフレキシブル配線基板40の一
端部が固定されている。絶縁紙36にはフレーム10の
孔14と重なる位置に孔38が形成され、フレキシブル
配線基板40にもフレーム10の孔14と重なる位置に
孔42が形成されている。上記絶縁紙36の孔38およ
びフレキシブル配線基板40の孔42の径は、上記フレ
ーム10の孔14の径より小さく形成されている。コイ
ル32からは巻線端部34が出ていて、この巻線端部3
4は、上記絶縁紙36、フレーム10およびフレキシブ
ル配線基板40の孔38,14,42を通じてモータ外
部に導出されている。コイル32は複数の相からなり、
相数に応じた複数本のコイル巻線端部34が上記孔3
8,14,42を通じて導出されている。そして、導出
された各コイル巻線端部34はフレキシブル配線基板4
0の孔42から放射状に引き出され、フレキシブル配線
基板40に形成された半田付けランドにそれぞれ半田4
4によって結線されている。
【0012】フレーム10の切欠き溝16の深さaは、
フレキシブル配線基板40の厚さと半田44の高さとを
合わせた寸法よりも大きくなっている。こうすることに
より、半田44が切欠き溝16から突出することがなく
なり、モータ取付け状態での他の部品や機器などとの電
気的接触を防止することができる。なお、本考案に直接
関係はないが、フレキシブル配線基板40には、上記各
半田付けランドと電気的に接続されたテストランド46
が形成されている。
【0013】フレキシブル配線基板40の配線パターン
とコイル巻線端部34を介して各相のコイル32に通電
し、かつ、モータのロータを兼ねたハブ20の回転位置
に応じて各相のコイル32への通電を切り換えることに
よりハブ20が回転駆動され、ハブ20とともに図示さ
れないディスクが回転駆動される。
【0014】以上説明した実施例によれば、ステータ3
1とフレーム10との間に絶縁紙36を配設し、フレー
ム10の底部外側にフレキシブル配線基板40を配設
し、上記絶縁紙36、フレーム10およびフレキシブル
配線基板40には孔38,14,42を形成し、これら
の孔38,14,42を通じてコイル32の巻線端部3
4をモータ外部に導出し、絶縁紙36の孔38およびフ
レキシブル配線基板40の孔42は、フレーム10の孔
14より小さく形成したため、これらの孔38,14,
42に挿通されたコイル巻線端部34は絶縁紙36の孔
38およびフレキシブル配線基板40の孔42で位置規
制されてフレーム10との絶縁が保たれる。従って、上
記孔38,14,42に挿通したコイル巻線端部34を
そのままフレキシブル配線基板40に結線することが可
能になり、従来のように、一旦リード線をコイル巻線端
部に接続してこれを外部回路に結線するという煩雑な作
業は不要なため、作業効率が向上し、コストの低廉化を
図ることができる。
【0015】また、絶縁紙36、フレーム10およびフ
レキシブル配線基板40にそれぞれ1個の孔38,1
4,42を形成し、この38,14,42に挿通した複
数本のコイル巻線端部34を放射状に配置してフレキシ
ブル配線基板40のランドに結線するようにしたため、
絶縁紙36、フレーム10およびフレキシブル配線基板
40にそれぞれ形成する孔38,14,42の径を大き
くすることができ、各部品、特にフレーム10に孔を形
成するときの加工性が向上するし、絶縁紙36、フレー
ム10およびフレキシブル配線基板40の位置合わせ作
業が容易になるという利点もある。
【0016】なお、図1に示す実施例では、ハブ20と
ともに軸24が回転する軸回転型のモータになっていた
が、本考案はこのような軸回転型に限られるものではな
く、図3に示すような軸固定型のモータにも適用可能で
ある。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、ステータとフレームと
の間に絶縁紙を配設し、フレームの底部にフレキシブル
配線基板を配設し、上記絶縁紙、フレームおよびフレキ
シブル配線基板には孔を形成し、これらの孔を通じてコ
イル巻線端部をモータ外部に導出し、絶縁紙の孔および
フレキシブル配線基板の孔は、フレームの孔より小さく
形成したため、これらの孔に挿通されたコイル巻線端部
は絶縁紙の孔およびフレキシブル配線基板の孔で位置規
制されてフレームとの絶縁が保たれる。従って、上記孔
に挿通したコイル巻線端部をそのままフレキシブル配線
基板に結線することが可能になり、作業効率が向上し、
コストの低廉化を図ることができる。
【0018】また、絶縁紙、フレームおよびフレキシブ
ル配線基板にそれぞれ1個の孔を形成し、これらのに挿
通した複数本のコイル巻線端部を放射状に配置してフレ
キシブル配線基板のランドに結線するようにすれば、絶
縁紙、フレームおよびフレキシブル配線基板にそれぞれ
形成する孔の径を大きくすることができ、各部品、特に
フレームに孔を形成するときの加工性が向上するし、絶
縁紙、フレームおよびフレキシブル配線基板の位置合わ
せ作業が容易になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるディスク駆動用モータの実施例
を示す正面断面図。
【図2】同上実施例の底面図。
【図3】従来のディスク駆動用モータの例を示す正面断
面図。
【符号の説明】
10 フレーム 14 孔 20 ハブ 30 駆動マグネット 31 ステータ 32 コイル 34 コイル巻線端部 36 絶縁紙 38 孔 40 フレキシブル配線基板 42 孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に駆動マグネットが固着されディス
    クを回転駆動するハブと、上記駆動マグネットと対向し
    コイルを有するステータと、このステータが固定された
    フレームと、上記ステータとフレームとの間に配設され
    た絶縁紙と、上記フレームの底部に配設されたフレキシ
    ブル配線基板とを有してなり、 上記絶縁紙、フレームおよびフレキシブル配線基板には
    孔が形成されていて、これらの孔を通じて上記コイルの
    巻線端部がモータ外部に導出され、 上記絶縁紙の孔およびフレキシブル配線基板の孔は、上
    記フレームの孔より小さく形成されてなるディスク駆動
    用モータ。
  2. 【請求項2】 絶縁紙、フレームおよびフレキシブル配
    線基板の孔には複数本のコイル巻線端部が挿通されると
    ともに、上記孔からモータ外部に導出された各コイル巻
    線端部は放射状に配置されてフレキシブル配線基板のラ
    ンドに結線されてなる請求項1記載のディスク駆動用モ
    ータ。
JP7542992U 1992-10-07 1992-10-07 ディスク駆動用モータ Expired - Lifetime JP2551167Y2 (ja)

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JPH0638057U JPH0638057U (ja) 1994-05-20
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JP6122309B2 (ja) * 2013-02-23 2017-04-26 京セラ株式会社 電子部品搭載用パッケージおよびそれを用いた電子装置
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