JPWO2018163414A1 - 回転電機および回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機および回転電機の製造方法 Download PDF

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Abstract

回転電機は、円環状の固定子を備える。固定子は、複数の固定子鉄心と、複数の固定子鉄心に嵌合し、絶縁材で形成された複数のインシュレータと、複数の固定子鉄心に複数のインシュレータを介して巻装された複数のコイルと、複数のインシュレータに取り付けられた複数の導電性端子とを備え、複数の導電性端子のそれぞれには、導電性端子が取り付けられたインシュレータに巻装されているコイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線が接合され、複数の導電性端子が絶縁電線で各相毎に連結されており、絶縁電線は、二つの導電性端子の一方から他方に、コイル間の隙間を介して這回された状態で、絶縁電線の両端部が二つの導電性端子のそれぞれに接合されている。

Description

本発明は、回転電機および回転電機の製造方法に関し、特にコイルの結線構造に関するものである。
従来の回転電機の駆動部は、円環状の固定子と、この固定子の内周側に回転自在に保持された回転子とで構成されている。固定子は、磁性体である複数の固定子鉄心で形成されており、固定子鉄心には、絶縁体であるインシュレータが嵌合される。そして、電流が流れるコイルがインシュレータを介して固定子鉄心に巻装される。
回転電機が電動機の場合は、コイルに電流を流すことで発生する磁界により回転子が回転し、発電機の場合は、回転子が回転して固定子のコイルに電流が流れることにより発電する。回転電機が電動機でコイルに電流を流す、または回転電機が発電機でコイルに電流が流れるためには、複数のコイルを直列、または並列に接続しなければならない。複数のコイルを接続するにあたっては、コイル数が多いほど、コイルの巻き始めまたは巻き終わりなどのコイル端末線の結線処理が回転電機を製造する上で煩雑となる。コイル端末線の結線処理は、インシュレータに導電部材を取り付け、コイル端末線を導電部材にはんだ付け等で接続する事を基本とする。しかし、上記の様にコイル数が多くなると、一つの導電部材に接続するコイル端末線が増える。
従来技術では、帯状導体を環状にした環状体に周方向に間隔を空けて複数の腕部を設けた構成の環状導電部材を、インシュレータに設けた同心円状の複数の環状溝にそれぞれ配置し、複数の環状導電部材の各腕部にコイル端末線を接続する方法がある(特許文献1参照)。
特開2003−324883号公報
特許文献1では、環状導電部材を配置するための複数の環状溝をインシュレータに形成しなければならず、インシュレータの形状が複雑化、大形化して製造コストが増大する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、インシュレータの構造の複雑化を招くこと無く、コイル端末線の結線が可能な回転電機および回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機は、円環状の固定子を備え、固定子は、複数の固定子鉄心と、複数の固定子鉄心に嵌合し、絶縁材で形成された複数のインシュレータと、複数の固定子鉄心に複数のインシュレータを介して巻装された複数のコイルと、複数のインシュレータに取り付けられた複数の導電性端子とを備え、複数の導電性端子のそれぞれには、導電性端子が取り付けられたインシュレータに巻装されているコイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線が接合され、複数の導電性端子が絶縁電線で各相毎に連結されており、絶縁電線は、二つの導電性端子の一方から他方に、コイル間の隙間を介して這回された状態で、絶縁電線の両端部が二つの導電性端子のそれぞれに接合されているものである。
本発明に係る回転電機の製造方法は、複数の固定子鉄心に複数のインシュレータが嵌合され、インシュレータを介して固定子鉄心にコイルが巻装されている状態の複数のインシュレータに導電性端子を取り付け、複数の導電性端子のそれぞれにおいて、導電性端子が取り付けられたコイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線を導電性端子に仮配置する工程と、各相毎に連結される二つの導電性端子の一方から他方にコイル間の隙間を介して絶縁電線を這回す工程と、複数のコイル端末線と絶縁電線とをそれぞれ導電性端子に接合する工程とを備えたものである。
本発明によれば、インシュレータに取り付けられた二つの導電性端子の一方から他方に、コイル間の隙間を介して絶縁電線を這回した状態で、絶縁電線の両端部を二つの導電性端子のそれぞれに接合した構成とした。このため、インシュレータには導電性端子が取り付けられる構成を備えていれば良い。したがって、インシュレータの構造の複雑化を招くこと無く、コイル端末線の結線が可能である。
本発明の実施の形態における回転電機の概略構成を示す断面図である。 図1の回転電機にプロペラファンを取り付けた状態を示す概略断面図である。 図1の回転電機の固定子の要部斜視図である。 本発明の実施の形態における固定子鉄心を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるインシュレータを示す図である。 本発明の実施の形態における結線構造を示す図である。 本発明の実施の形態における回転電機の固定子の模式平面図である。 本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子を示す図である。 本発明の実施の形態における回転電機の補助接続端子を示す図である。 本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとを接続するためのジャンパー線の説明図である。 本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとをジャンパー線で接続した状態の概略平面図である。 本発明の実施の形態における回転電機のジャンパー線の他の這回し例を示す図である。 本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子に各コイル端末線およびジャンパー線の第一剥離部が仮配置された状態を示す図である。 本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子に対する各コイル端末線およびジャンパー線の接合工程の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。
図1は、本発明の実施の形態における回転電機の概略構成を示す断面図である。図2は、図1の回転電機にプロペラファンを取り付けた状態を示す概略断面図である。
本実施の形態における回転電機1は、例えば、図2に示すようにプロペラファン100を駆動するためのブラシレスDCモータで、空気調和機の室外機ユニットに搭載される。この回転電機1は、図1に示すように、円筒形状のモータハウジング4と、モータハウジング4の内部に組み込まれた環状の固定子2と、固定子2の内周側に回転自在に保持された回転子3とを備えている。
モータハウジング4は、固定子2を熱硬化性樹脂で一体的にモールド成形したケーシング5と、ブラケットカバー8とにより構成されている。ブラケットカバー8は、ケーシング5の開口側を覆う絶縁ブラケット6および板金ブラケット7で構成されている。
回転子3は、円板状の回転体9と、回転体9の外周側に固定子2の内周に対向して配置された複数の永久磁石10とを備えている。また、回転体9の中心部には、回転体9の軸方向に貫通するシャフト11が圧入固定されている。シャフト11には、一対の軸受12が取り付けられている。一対の軸受12の一方は、ケーシング5の軸受挿入部5aに固定され、他方は、絶縁ブラケット6の軸受挿入部6aに固定されている。これらの軸受挿入部5aと軸受挿入部6aとは固定子2の中心軸上に位置している。
以上の構成により、回転子3は固定子2と同一軸上で回転する。また、回転子3の軸方向の端面と絶縁ブラケット6との間には、回転子3の磁極位置を検知するホール素子などが実装されたプリント基板13が配置されている。このプリント基板13は、モータハウジング4に固定されたプリント基板保持器14に溶着などによって固定されている。
次に、固定子2の構造について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、図1の回転電機の固定子の要部斜視図である。図4は、本発明の実施の形態における固定子鉄心を示す斜視図である。
固定子2は、磁性材料で形成された複数の固定子鉄心15、例えば12個の固定子鉄心15を円環状に組み合わせて形成されている。複数の固定子鉄心15のそれぞれには、絶縁材で形成されたインシュレータ16が固定子2の軸方向における両端部に取り付けられている。そして、複数の固定子鉄心15のそれぞれに、インシュレータ16を介してコイル17が巻装されている。インシュレータ16の構造は後述する。
固定子鉄心15は、図4に示すように、固定子2の外周側に位置するバックヨーク部151と、バックヨーク部151から固定子2の軸心方向に突出して形成されたティース部152とから構成されている。さらに、ティース部152は、バックヨーク部151の中央部から突出して設けられ、コイル17がインシュレータ16を介して巻き付けられるティース基部152aと、ティース基部152aにバックヨーク部151と対向して設けられ、コイル17を収容するためのスペースの仕切となるティース先端部152bとから構成されている。
図5は、本発明の実施の形態におけるインシュレータを示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
なお、固定子鉄心15の上下の両端部には、上と下で形状の異なる一対のインシュレータ16が嵌合されるが、ここでは、本発明に関係する上側のインシュレータ16のみについて説明する。
インシュレータ16は図5に示すように、固定子鉄心15に嵌合された際に固定子鉄心15の上面に当接する基板部161と、固定子2の内周側で基板部161から固定子2の軸方向に立設する内周突起部162と、固定子2の外周側で基板部161から固定子2の軸方向に立設する外周突起部163と、嵌合片部164とにより構成されている。嵌合片部164は、固定子鉄心15のティース先端部152bの外周側、バックヨーク部151の内周側、およびティース基部152aの側面に当接する。外周突起部163は、後述の外部接続端子18(後述の図8参照)および補助接続端子19(後述の図9参照)を係合する端子係合孔163aを有する。
このような形状のインシュレータ16を固定子鉄心15の軸方向の上端部に嵌合すると共に、固定子鉄心15の軸方向の下端部に上端部側とは異なる形状のインシュレータ16を嵌合する。上端部側のインシュレータ16には、後述の外部接続端子18および補助接続端子19が取り付けられ、下端部側のインシュレータ16には取り付けられないこと等から、互いに形状が異なっている。そして、インシュレータ16の基板部161上にコイル17を巻回する。すると、図3に示すように固定子鉄心15の内周突起部162と外周突起部163との間にコイル17が収納されると共に、固定子鉄心15とコイル17とがインシュレータ16により絶縁された構成となる。
次に、本発明の実施の形態における結線箇所を図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態における結線構造を示す図である。
図6に示す結線構造は、3相デルタ結線と呼ばれる結線方式である。図6においてU1、U2、U3、U4、W1、W2、W3、W4、V1、V2、V3、V4と示されているのは、独立したコイルである。そして、2直列、2並列で1相のコイルを構成し、これらをデルタ結線している。
ここで、本実施の形態では、隣接する2つのティース部152に巻線を連続して巻く、2ティース連続巻を実施している。つまり、直列に接続された、U1とU2、U3とU4、W1とW2、W3とW4、V1とV2、V3とV4は、2ティース連続巻で巻線が巻かれて元々導通しており、両者間の結線処理は不要である。そのため、本結線方式において結線処理が必要な箇所は、図6の結線図から明らかなように大きく分けて3箇所である。
つまり、U1、U3、V2、V4の各コイル17のコイル端末線をU相の外部電源に接続する箇所と、W1、W3、U2、U4の各コイル17のコイル端末線をW相の外部電源に接続する箇所と、V1、V3、W2、W4の各コイル17のコイル端末線をV相の外部電源に接続する箇所である。そして、結線箇所が各相の外部電源に接続されることにより、コイル17に電源が供給され、モータが回転する。
図7は、本発明の実施の形態における回転電機の固定子の模式平面図である。図7には、各コイル17の位置関係を示している。
ここで、2ティース連続巻きで巻かれた2つのコイル17は、図7から明らかなように隣合って配置されている。さらに、図7によれば、U相外部電源に接続されるU1とV4は隣合っており、U3とV2も隣り合っている。また、V相外部電源に接続される、V1とW2が隣り合い、V3とW4が隣り合う。W相外部電源に接続される、W1とU2が隣り合い、W3とU4が隣り合っている。ここで、U1とV4のそれぞれのコイル端末線17aをまとめて指すときはUAという。同様に、U3とV2についてはUB、V1とW2についてはVA、V3とW4についてはVB、W1とU2についてはWA、W3とU4についてはWBという。
以上のように各コイルを配置すると、互いに結線が必要な、UAとUB、WAとWB、VAとVBが、同心円上で対角に存在する。対角に存在するコイル端末線17a同士を結線するため、本実施の形態では、外部接続端子、補助接続端子および絶縁体で覆われた電線を用いた結線を行う。以下、この結線方法の詳細を説明するに先立ち、外部接続端子および補助接続端子について説明する。
図8は、本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
外部接続端子18は導電性部材から構成され、図8に示す様に、板状の基材部18aと、実際に結線処理が行われる部分である板状の腕部18cとを有している。基材部18aは、長手方向(図8(b)の上下方向)の一方の端部がインシュレータ16の端子係合孔163aに挿入される挿入部18bとなり、他方の端部が外部電源接続部18eとなっている。
腕部18cは、基材部18aの長手方向の中心部から基材部18aに対して例えば約45゜の角度方向に傾斜して延出して形成されている。腕部18cには、各コイル端末線17aがはんだ付けなどの接合方法によって接合される。また、腕部18cの先端部には、後述のジャンパー線を保持する保持部18dが形成されている。保持部18dは、腕部18cの先端部において延出方向と直交する方向の両端部を切り欠いて形成されている。
図9は、本発明の実施の形態における回転電機の補助接続端子を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
補助接続端子19は、図9に示す様に、板状の基材部19aと、実際に結線処理が行われる部分である板状の腕部19cとを備えている。基材部19aは、長手方向(図9(b)の上下方向)の一方の端部がインシュレータ16の端子係合孔163aに挿入される挿入部19bとなっている。また、腕部19cは、基材部19aの長手方向の中心部から基材部19aに対して例えば約45゜の角度方向に傾斜して延出して形成されている。腕部19cには、各コイル端末線17aがはんだ付けなどの接合方法によって接合される。また、腕部19cの先端部には、後述のジャンパー線を保持する保持部19dが形成されている。保持部19dは、腕部19cの先端部において延出方向と直交する方向の両端部を切り欠いて形成されている。
外部接続端子18と補助接続端子19との違いは、図8および図9を比較して明らかなように外部電源接続部18eの有無である。なお、補助接続端子19は外部接続端子18と同じ形状でも問題ないが、本発明の実施の形態では、上述したように固定子2は樹脂モールド成形され、外部電源接続部18e以外の部分には樹脂が埋められる。そのため、外部電源と接続する箇所以外は、外部電源接続部18eを備えていない構成の補助接続端子19を用いた方が、樹脂量の削減となる。外部接続端子18および補助接続端子19は、本発明の導電性端子に相当する。
次に、本実施の形態の結線方法について説明する。
まずU1、W1、V1のそれぞれのインシュレータ16の端子係合孔163aに、各外部接続端子18の挿入部18bを挿入し、U1、W1、V1のそれぞれに外部接続端子18を取り付ける。また、U3、W3、V3のそれぞれのインシュレータ16の端子係合孔163aに、各補助接続端子19の挿入部19bを挿入し、U3、W3、V3のそれぞれに補助接続端子19を取り付ける。外部接続端子18および補助接続端子19は、腕部18cおよび腕部19cが半径方向外側に位置する向きでインシュレータ16に取り付けられる。
そして、各外部接続端子18および補助接続端子19のそれぞれに、UA、UB、WA、WB、VA、VBの各コイル端末線を仮配置していく。すなわち、U1に取り付けた外部接続端子18にUAを仮配置し、W1に取り付けた外部接続端子18にWAを仮配置し、V1に取り付けた外部接続端子18にVAを仮配置する。ここで、「仮配置」とは、はんだ付け等による「接合」ではなく、「位置させる」の意である。さらに言えば、「UAを仮配置」とは、UAを構成するU1のコイル端末線17aとV4のコイル端末線17aとをまとめて、後述の図13に示すように外部接続端子18の基材部18aと腕部18cとの角部18f(図8(a)参照)に配置することに相当する。図13については改めて説明する。
次に、U3に取り付けた補助接続端子19にUBを仮配置し、W3に取り付けた補助接続端子19にWBを仮配置し、V3に取り付けた補助接続端子19にVBを仮配置する。そして、UAとUBとを接続するためのジャンパー線、WAとWBとを接続するためのジャンパー線、VAとVBとを接続するためのジャンパー線を仮配置する。
次に、代表してUAとUBとを接続するためのジャンパー線の仮配置について説明する。
図10は、本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとを接続するためのジャンパー線の説明図である。図11は、本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとをジャンパー線で接続した状態の概略平面図である。
ジャンパー線20は、導体の外周面を絶縁体で覆った絶縁電線で構成されている。絶縁電線は、絶縁体が例えばビニル等の0.8mm〜2.8mm程度の厚みを有する構成のものである。図10(a)はジャンパー線20が予めカットされたものであり、カットジャンパー線20aと呼ぶ。カットジャンパー線20aは、接続時に短くて足りないということがないように余裕を持って長めにカットされている。そして、図10(b)に示すように、このカットジャンパー線20aの一端部の絶縁体を剥離して導体を露出し、第一剥離部201を作成する。この状態のカットジャンパー線20aを片側剥離ジャンパー線20bと呼ぶ。
続いて、片側剥離ジャンパー線20bの第一剥離部201を外部接続端子18に仮配置する。この仮配置では、片側剥離ジャンパー線20bの第一剥離部201を後述の図13に示すように外部接続端子18の保持部18dに巻き付ける。これにより片側剥離ジャンパー線20bの一端部が固定された状態で、片側剥離ジャンパー線20bを、図11に示すようにコイル間の隙間を通しながらU3まで導く。
すなわち、まず、U1を外周側から見た状態でU1の右側のV4のコイルとの隙間に、隙間の長手方向、ここでは隙間の上部から下部に片側剥離ジャンパー線20bを通した後、V4のコイル下部を這回す。そして、V4のコイル下部の片側剥離ジャンパー線20bを、V4とV3とのコイル間の隙間に下部から上部に通し、そして、V3のコイル上部に這回す。これをU3にたどり着くまで繰り返す。なお、ジャンパー線20は、外周部が絶縁材で構成されているため、コイル上部、コイル間の隙間、コイル下部に這回しても、当然、コイルとは絶縁されている。
U3にたどり着いた後、片側剥離ジャンパー線20bの絶縁部202を、U3に取り付けられた補助接続端子19に接触させ、補助接続端子19に接合されることになる、片側剥離ジャンパー線20bの他端部の絶縁部202の剥離箇所を決める。そして、決められた剥離箇所の絶縁部202の剥離処理を実施し、図10(c)に示すように第二剥離部203を作成する。そして、第二剥離部203を、補助接続端子19の保持部19dに巻き付ける。以上のジャンパー線20の這回しによる仮配置をWAとWBとの間、VAとVBとの間においても同様に行う。
以上により、外部接続端子18および補助接続端子19のインシュレータ16への取り付け、外部接続端子18および補助接続端のそれぞれに対する各コイル端末線17aの仮配置、ジャンパー線20の這回しが完了する。
その後、外部接続端子18と補助接続端子19とを各相毎にジャンパー線20で連結する。すなわち、ジャンパー線20の両端の第一剥離部201と第二剥離部203とを、U1に取付けられた外部接続端子18と、U3に取り付けられた補助接続端子19とに、例えばハンダ付けにより接合処理する。これにより、U相の結線が完了する。以上の結線処理をW相、V相についても同様にして行い、U相、W相、V相のそれぞれの接合を完成させ、結線処理を完了する。そして、U1、W1、V1のそれぞれに取り付けられた外部接続端子18に外部電源を繋ぐ事でモータの回転が可能となる。なお、ここでは、各部材を仮配置後、各箇所を最後にまとめて接合するようにしたが、各箇所の接合をどの段階で行うかは任意である。
なお、ジャンパー線20の這回しの方向はU1の右側からである必要はなく、左側からしても問題ない。また、ジャンパー線20をU1に配置してからジャンパー線20を這回ししたが、U3に配置してから這回しても問題ない。さらに、今回はU1外周側から見て右側のコイル同士の隙間全てにジャンパー線20を通したが、全てのコイル隙間にジャンパー線20を通す必要はなく、ジャンパー線20を保持するためにコイル上面とコイル下面に最低1回、這回せばよい。例えば、次の図12のようにしてもよい。
図12は、本発明の実施の形態における回転電機のジャンパー線の他の這回し例を示す図である。
図12に示す様に、U1とV4とのコイル間の隙間に上部から下部にジャンパー線20を通し、V4の下部とV3の下部とを這回し、V3とW4とのコイル間の隙間に下部から上部に通し、W4の上部とW3の上部とを這回し、W3とU4とのコイル間の隙間を上部から下部に通し、U4のコイル下部を這回し、U4とU3とのコイル間の隙間を下部から上部に通して、U3に集約させてもいい。なお、このパターンはコイル17の下部に2回、コイル17の上部に1回ジャンパー線20を這回すというパターンである。
ところで、ジャンパー線20は、上述のように、外部接続端子18から補助接続端子19まで這回されるため、柔軟性の低い単線よりも、柔軟性が高く曲げやすい、より線を用いることが好ましい。また、ジャンパー線20をより線とした場合の接合方法は、圧着等による接合よりも、一般的に、はんだ付けが一番確実である。しかし、ジャンパー線20をより線としてはんだ付けで接合しようとした場合、より線ははんだを吸収しやすいことから以下の問題が生じることがある。すなわち、ジャンパー線20とまとめてコイル端末線17aを外部接続端子18にはんだ付けしようとした場合、はんだがより線にのみ吸収され、コイル端末線17aにはんだが付着しにくい。
以上の点を踏まえ、本実施の形態では、以下のようにして外部接続端子18にジャンパー線20および各コイル端末線17aを接合するようにしている。
図13は、本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子に各コイル端末線およびジャンパー線の第一剥離部が仮配置された状態を示す図である。図14は、本発明の実施の形態における回転電機の外部接続端子に対する各コイル端末線およびジャンパー線の接合工程の説明図である。ここではUAとジャンパー線20とを外部接続端子18に接合する例を説明する。
各コイル端末線17aおよびジャンパー線20の仮配置が完了した状態では、図13に示すように、各コイル端末線17aは外部接続端子18の基材部18aと腕部18cとの角部18f(図3(a)参照)に配置されている。また、ジャンパー線20は、第一剥離部201が外部接続端子18の保持部18dに巻き付けられた状態となっている。
そして、各コイル端末線17aおよびジャンパー線20を外部接続端子18に接合する際には、図14に示すように、腕部18cを基材部18aと対向するように折り曲げる。これにより、各コイル端末線17aが腕部18cと基材部18aとの間に挟まれた状態となる。そして、各コイル端末線17aと、ジャンパー線20とを順次、外部接続端子18にはんだ付けする。そして、各コイル端末線17aにおいて不要な部分を切り離す。
ここで、ジャンパー線20は腕部18cの先端側に設けられた保持部18dに巻き付けられており、腕部18cの根元側に位置する各コイル端末線17aから離れた位置に位置している。このため、コイル端末線17aをはんだ付けする際に、はんだがジャンパー線20に吸収されるのを防ぐことが出来、各コイル端末線17aの良好なはんだ付けが可能となる。
そして、固定子2をケーシング5として用いる場合には、以上の各工程を経て構成された固定子2を樹脂モールド成形で一体化すればよい。
なお、ジャンパー線20を単線で構成する場合には、基材部18aと腕部18cとの角部18fにジャンパー線20の第一剥離部201もまとめて挟み込み、はんだ付けで接合してもよい。また、ジャンパー線20を単線で構成する場合にも上記図13および図14で説明した方法を用いて、各コイル端末線17aおよびジャンパー線20を外部接続端子18に接合してもよい。
以上説明した本実施の形態における結線構造は、結線される4つのコイル端末線17aが、コイル同士が隣接する第1組と、第1組から離れた位置でコイル同士が隣接する第2組とに分けられる。U相の例で言えば、第1組がUA、第2組がUBに相当する。そして、第1組の2つのコイル端末線17aのうちの一方のコイル端末線17aのコイルが巻かれているインシュレータ16に外部接続端子18が取り付けられ、第2組の2つのコイル端末線17aのうちの一方のコイル端末線17aのコイルが巻かれているインシュレータ16に補助接続端子19が取り付けられる。
そして、第1組の2つのコイル端末線17aが集約して外部接続端子18に接合されると共に、第2組の2つのコイル端末が集約して補助接続端子19に接合される。外部接続端子18と補助接続端子19とは互いに離れた位置に設置されているため、外部接続端子18と補助接続端子19とが、コイル上部、コイル間の隙間、コイル下部に這回したジャンパー線20で接合される、という非常にシンプルな結線構造である。
そのため、この結線構造においてインシュレータ16に必要な構成は、外部接続端子18または補助接続端子19を取り付けるための端子係合孔163aのみである。そのため、インシュレータ16を非常にシンプルな形状にすることが出来、コストを削減出来る。この点について以下に補足する。
従来の結線構造は、コイル端末線同士を接続するための導電性部材の絶縁構造と、導電性部材を固定する固定構造とが必要であった。つまり、特許文献1で言えば、環状導電部材が導電性部材に該当し、導電性部材の絶縁構造と導電性部材の固定構造とを兼ねた環状溝をインシュレータに複数設けた構成であった。これに対し、本実施の形態では、コイル端末線同士を接続するための導電性部材として、導体が絶縁体で覆われた構成のジャンパー線20を用いることで、別途絶縁構造が不要で、それ自体で絶縁を行える。
また、ジャンパー線20をコイル間の隙間等に這回すことで、ジャンパー線20自体の位置の固定が出来る。具体的には、ジャンパー線20を、コイル間の隙間に、隙間の長手方向に通す作業と、その長手方向のコイルの端部に、長手方向と直交する方向に這い回す作業とを交互に繰り返し行うことで、ジャンパー線20自体の位置の固定が出来る。このようにジャンパー線20をコイル間の隙間等に這い回した構成とすることで、導電性部材としてのジャンパー線20の位置固定を行うための固定構造をインシュレータに必要としない。よって、インシュレータには、単に外部接続端子18および補助接続端子を取り付けるための簡単な構成、具体的には端子係合孔163aを設ければ良く、導電性部材の絶縁構造および固定構造といった複雑な構造が不要である。
また、特許文献1の構造では、複数の環状導電部材のそれぞれの腕部の長さが異なっており、予め決められた順序で複数の環状溝に組み付けていく必要がある。このため、特許文献1では回転電機の組み立てが複雑化する。しかしながら、本実施の形態では、そのような組み付け順序の制約が少なく、それ故、作業の難易化もない。
また、本実施の形態では、コイル数が増減しても、インシュレータ16の構造、また外部接続端子18および補助接続端子19の構造を変える必要がなく、これらを汎用的に用いることが出来るため、この面からもコスト低減に効果的である。
また、本実施の形態の回転電機1は、上記の結線が完了後、固定子部分がモールドされる。ここで、ジャンパー線20は、コイル間の隙間に位置して隙間の長手方向に延びる部分と、その長手方向のコイルの端部に這い回されて長手方向と直交する方向に延びる部分とが交互に繰り返された状態となっており、つまりコイル間の隙間を介して這回されて固定されている。このため、モールド成形する際に、その成形圧力によって浮き上がる不都合を回避出来る。また、ジャンパー線20を緩み無く這回し、ジャンパー線20とコイル17との間に隙間を形成しないことで、熱硬化性樹脂を流し込む際に、隙間部分で熱硬化性樹脂の流動が悪くなってジャンパー線20とコイル17との間にボイドが発生するという不都合を抑制出来る。
なお、本実施の形態では、固定子2をモールドする構造を例に説明したが、モールドしない構造としてもよい。
また、ジャンパー線20には、単線を用いても、より線を用いてもよいが、より線の方が柔らかく、コイル間への這いまわしが容易であるため、好ましい。
また、本実施の形態では、2ティース連続巻を用いているが、1つのティース毎に巻線を巻く構成としてもよい。また、例えば3直列で一相のコイルを構成する場合には、3ティース連続巻としてもよい。
1 回転電機、2 固定子、3 回転子、4 モータハウジング、5 ケーシング、5a 軸受挿入部、6 絶縁ブラケット、6a 軸受挿入部、7 板金ブラケット、8 ブラケットカバー、9 回転体、10 永久磁石、11 シャフト、12 軸受、13 プリント基板、14 プリント基板保持器、15 固定子鉄心、16 インシュレータ、17 コイル、17a コイル端末線、18 外部接続端子、18a 基材部、18b 挿入部、18c 腕部、18d 保持部、18e 外部電源接続部、18f 角部、19 補助接続端子、19a 基材部、19b 挿入部、19c 腕部、19d 保持部、20 ジャンパー線、20a カットジャンパー線、20b 片側剥離ジャンパー線、100 プロペラファン、151 バックヨーク部、152 ティース部、152a ティース基部、152b ティース先端部、161 基板部、162 内周突起部、163 外周突起部、163a 端子係合孔、164 嵌合片部、201 第一剥離部、202 絶縁部、203 第二剥離部。
本発明に係る回転電機は、円環状の固定子を備え、固定子は、複数の固定子鉄心と、複数の固定子鉄心に嵌合し、絶縁材で形成された複数のインシュレータと、複数の固定子鉄心に複数のインシュレータを介して巻装された複数のコイルと、複数のインシュレータに取り付けられた複数の導電性端子とを備え、複数の導電性端子のそれぞれには、導電性端子が取り付けられたインシュレータに巻装されているコイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線が接合され、複数の導電性端子が絶縁電線で各相毎に連結されており、絶縁電線は、二つの導電性端子の一方から他方に、コイル間の隙間を介して這回された状態で、絶縁電線の両端部が二つの導電性端子のそれぞれに接合されており、導電性端子は、基材部と、基材部から延出した腕部とを有し、腕部が基材部と対向するように折り曲げられた状態で基材部と腕部との間に複数のコイル端末線が挟み込まれ、また、腕部は複数のコイル端末線を挟み込んだ位置とは離間して絶縁電線を保持する保持部を備え、保持部に絶縁電線が巻き付けられた状態で、複数のコイル端末線および絶縁電線のそれぞれが導電性端子に接合されているものである。
本発明に係る回転電機の製造方法は、複数の固定子鉄心に複数のインシュレータが嵌合され、インシュレータを介して固定子鉄心にコイルが巻装されている状態の複数のインシュレータに導電性端子を取り付け、複数の導電性端子のそれぞれにおいて、導電性端子が取り付けられたコイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線を導電性端子に仮配置する工程と、各相毎に連結される二つの導電性端子の一方から他方にコイル間の隙間を介して絶縁電線を這回す工程と、複数のコイル端末線と絶縁電線とをそれぞれ導電性端子に接合する工程とを備え、導電性端子は、基材部と、基材部から延出した腕部とを有し、腕部は、絶縁電線の一端部を保持する保持部を、複数のコイル端末線が仮配置される位置から離間した位置に備え、絶縁電線は、導体の外周面を絶縁体で覆った構成を有し、導体がより線であり、絶縁電線を這回す工程では、絶縁電線の一端部において絶縁体を剥離して露出させた導体を、一方の導電性端子の保持部に巻き付け、その後、絶縁電線をコイル間の隙間を介して這回した後、絶縁電線の他端部において絶縁体を剥離する位置を決めた後に絶縁体を剥離し、剥離して露出された導体を、他方の導電性端子の保持部に巻き付けるものである。

Claims (11)

  1. 円環状の固定子を備え、
    前記固定子は、
    複数の固定子鉄心と、
    前記複数の固定子鉄心に嵌合し、絶縁材で形成された複数のインシュレータと、
    前記複数の固定子鉄心に前記複数のインシュレータを介して巻装された複数のコイルと、
    前記複数のインシュレータに取り付けられた複数の導電性端子とを備え、
    前記複数の導電性端子のそれぞれには、前記導電性端子が取り付けられた前記インシュレータに巻装されている前記コイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線が接合され、前記複数の導電性端子が絶縁電線で各相毎に連結されており、
    前記絶縁電線は、二つの前記導電性端子の一方から他方に、前記コイル間の隙間を介して這回された状態で、前記絶縁電線の両端部が二つの前記導電性端子のそれぞれに接合されている回転電機。
  2. 前記絶縁電線は、前記コイル間の隙間に位置して前記隙間の長手方向に延びる部分と、前記コイルの前記長手方向の端部に這い回されて前記長手方向と直交する方向に延びる部分とが交互に繰り返された状態となっている請求項1記載の回転電機。
  3. 前記インシュレータおよび前記導電性端子の一方に係合孔、他方に挿入部が形成されており、前記係合孔に前記挿入部が挿入されて前記インシュレータと前記導電性端子とが取り付けられている請求項1または請求項2記載の回転電機。
  4. 前記絶縁電線は、導体の外周面を絶縁体で覆った構成を有し、前記導体がより線である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の回転電機。
  5. 前記導電性端子は、基材部と、前記基材部から延出した腕部とを有し、前記腕部が前記基材部と対向するように折り曲げられた状態で前記基材部と前記腕部との間に前記複数のコイル端末線が挟み込まれ、また、前記腕部は前記複数のコイル端末線を挟み込んだ位置とは離間して前記絶縁電線を保持する保持部を備え、前記保持部に前記絶縁電線が巻き付けられた状態で、前記複数のコイル端末線および前記絶縁電線のそれぞれが前記導電性端子に接合されている請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の回転電機。
  6. 前記固定子は樹脂で一体化されている請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の回転電機。
  7. 複数の固定子鉄心に複数のインシュレータが嵌合され、前記インシュレータを介して前記固定子鉄心にコイルが巻装されている状態の複数の前記インシュレータに導電性端子を取り付け、複数の前記導電性端子のそれぞれにおいて、前記導電性端子が取り付けられた前記コイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線を前記導電性端子に仮配置する工程と、
    各相毎に連結される二つの前記導電性端子の一方から他方に前記コイル間の隙間を介して絶縁電線を這回す工程と、
    前記複数のコイル端末線と前記絶縁電線とをそれぞれ前記導電性端子に接合する工程とを備えた回転電機の製造方法。
  8. 前記絶縁電線を這回す工程は、前記絶縁電線を前記コイル間の隙間に前記隙間の長手方向に通す作業と、前記コイルの前記長手方向の端部に前記長手方向と直交する方向に這い回す作業とを交互に繰り返す工程を有する請求項7記載の回転電機の製造方法。
  9. 前記導電性端子は、基材部と、前記基材部から延出した腕部とを有し、前記腕部は、前記絶縁電線の一端部を保持する保持部を、前記複数のコイル端末線が仮配置される位置から離間した位置に備え、
    前記絶縁電線は、導体の外周面を絶縁体で覆った構成を有し、前記導体がより線であり、
    前記絶縁電線を這回す工程では、前記絶縁電線の前記一端部において前記絶縁体を剥離して露出させた前記導体を、一方の前記導電性端子の前記保持部に巻き付け、その後、前記絶縁電線を前記コイル間の隙間を介して這回した後、前記絶縁電線の他端部において前記絶縁体を剥離する位置を決めた後に前記絶縁体を剥離し、剥離して露出された前記導体を、他方の前記導電性端子の前記保持部に巻き付ける請求項7または請求項8記載の回転電機の製造方法。
  10. 前記複数のコイル端末線を前記導電性端子に仮配置する工程は、前記基材部と前記腕部との角部に前記複数のコイル端末線を配置する工程であり、
    前記複数のコイル端末線と前記絶縁電線とをそれぞれ前記導電性端子に接合する工程では、前記腕部を前記基材部と対向するように折り曲げて前記複数のコイル端末線を前記基材部と前記腕部との間に挟み込んだ状態とし、その状態で、前記複数のコイル端末線を前記導電性端子にはんだ付けする共に、前記絶縁電線を前記保持部で前記導電性端子にはんだ付けする請求項9記載の回転電機の製造方法。
  11. 前記各工程を経て構成された固定子を樹脂モールド成形で一体化する工程を備えた請求項7〜請求項10の何れか一項に記載の回転電機の製造方法。
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