JPWO2018163414A1 - 回転電機および回転電機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図3は、図1の回転電機の固定子の要部斜視図である。図4は、本発明の実施の形態における固定子鉄心を示す斜視図である。
固定子2は、磁性材料で形成された複数の固定子鉄心15、例えば12個の固定子鉄心15を円環状に組み合わせて形成されている。複数の固定子鉄心15のそれぞれには、絶縁材で形成されたインシュレータ16が固定子2の軸方向における両端部に取り付けられている。そして、複数の固定子鉄心15のそれぞれに、インシュレータ16を介してコイル17が巻装されている。インシュレータ16の構造は後述する。
なお、固定子鉄心15の上下の両端部には、上と下で形状の異なる一対のインシュレータ16が嵌合されるが、ここでは、本発明に関係する上側のインシュレータ16のみについて説明する。
図6は、本発明の実施の形態における結線構造を示す図である。
図6に示す結線構造は、3相デルタ結線と呼ばれる結線方式である。図6においてU1、U2、U3、U4、W1、W2、W3、W4、V1、V2、V3、V4と示されているのは、独立したコイルである。そして、2直列、2並列で1相のコイルを構成し、これらをデルタ結線している。
ここで、2ティース連続巻きで巻かれた2つのコイル17は、図7から明らかなように隣合って配置されている。さらに、図7によれば、U相外部電源に接続されるU1とV4は隣合っており、U3とV2も隣り合っている。また、V相外部電源に接続される、V1とW2が隣り合い、V3とW4が隣り合う。W相外部電源に接続される、W1とU2が隣り合い、W3とU4が隣り合っている。ここで、U1とV4のそれぞれのコイル端末線17aをまとめて指すときはUAという。同様に、U3とV2についてはUB、V1とW2についてはVA、V3とW4についてはVB、W1とU2についてはWA、W3とU4についてはWBという。
外部接続端子18は導電性部材から構成され、図8に示す様に、板状の基材部18aと、実際に結線処理が行われる部分である板状の腕部18cとを有している。基材部18aは、長手方向(図8(b)の上下方向)の一方の端部がインシュレータ16の端子係合孔163aに挿入される挿入部18bとなり、他方の端部が外部電源接続部18eとなっている。
補助接続端子19は、図9に示す様に、板状の基材部19aと、実際に結線処理が行われる部分である板状の腕部19cとを備えている。基材部19aは、長手方向(図9(b)の上下方向)の一方の端部がインシュレータ16の端子係合孔163aに挿入される挿入部19bとなっている。また、腕部19cは、基材部19aの長手方向の中心部から基材部19aに対して例えば約45゜の角度方向に傾斜して延出して形成されている。腕部19cには、各コイル端末線17aがはんだ付けなどの接合方法によって接合される。また、腕部19cの先端部には、後述のジャンパー線を保持する保持部19dが形成されている。保持部19dは、腕部19cの先端部において延出方向と直交する方向の両端部を切り欠いて形成されている。
まずU1、W1、V1のそれぞれのインシュレータ16の端子係合孔163aに、各外部接続端子18の挿入部18bを挿入し、U1、W1、V1のそれぞれに外部接続端子18を取り付ける。また、U3、W3、V3のそれぞれのインシュレータ16の端子係合孔163aに、各補助接続端子19の挿入部19bを挿入し、U3、W3、V3のそれぞれに補助接続端子19を取り付ける。外部接続端子18および補助接続端子19は、腕部18cおよび腕部19cが半径方向外側に位置する向きでインシュレータ16に取り付けられる。
図10は、本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとを接続するためのジャンパー線の説明図である。図11は、本発明の実施の形態における回転電機のUAとUBとをジャンパー線で接続した状態の概略平面図である。
ジャンパー線20は、導体の外周面を絶縁体で覆った絶縁電線で構成されている。絶縁電線は、絶縁体が例えばビニル等の0.8mm〜2.8mm程度の厚みを有する構成のものである。図10(a)はジャンパー線20が予めカットされたものであり、カットジャンパー線20aと呼ぶ。カットジャンパー線20aは、接続時に短くて足りないということがないように余裕を持って長めにカットされている。そして、図10(b)に示すように、このカットジャンパー線20aの一端部の絶縁体を剥離して導体を露出し、第一剥離部201を作成する。この状態のカットジャンパー線20aを片側剥離ジャンパー線20bと呼ぶ。
図12に示す様に、U1とV4とのコイル間の隙間に上部から下部にジャンパー線20を通し、V4の下部とV3の下部とを這回し、V3とW4とのコイル間の隙間に下部から上部に通し、W4の上部とW3の上部とを這回し、W3とU4とのコイル間の隙間を上部から下部に通し、U4のコイル下部を這回し、U4とU3とのコイル間の隙間を下部から上部に通して、U3に集約させてもいい。なお、このパターンはコイル17の下部に2回、コイル17の上部に1回ジャンパー線20を這回すというパターンである。
各コイル端末線17aおよびジャンパー線20の仮配置が完了した状態では、図13に示すように、各コイル端末線17aは外部接続端子18の基材部18aと腕部18cとの角部18f(図3(a)参照)に配置されている。また、ジャンパー線20は、第一剥離部201が外部接続端子18の保持部18dに巻き付けられた状態となっている。
Claims (11)
- 円環状の固定子を備え、
前記固定子は、
複数の固定子鉄心と、
前記複数の固定子鉄心に嵌合し、絶縁材で形成された複数のインシュレータと、
前記複数の固定子鉄心に前記複数のインシュレータを介して巻装された複数のコイルと、
前記複数のインシュレータに取り付けられた複数の導電性端子とを備え、
前記複数の導電性端子のそれぞれには、前記導電性端子が取り付けられた前記インシュレータに巻装されている前記コイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線が接合され、前記複数の導電性端子が絶縁電線で各相毎に連結されており、
前記絶縁電線は、二つの前記導電性端子の一方から他方に、前記コイル間の隙間を介して這回された状態で、前記絶縁電線の両端部が二つの前記導電性端子のそれぞれに接合されている回転電機。 - 前記絶縁電線は、前記コイル間の隙間に位置して前記隙間の長手方向に延びる部分と、前記コイルの前記長手方向の端部に這い回されて前記長手方向と直交する方向に延びる部分とが交互に繰り返された状態となっている請求項1記載の回転電機。
- 前記インシュレータおよび前記導電性端子の一方に係合孔、他方に挿入部が形成されており、前記係合孔に前記挿入部が挿入されて前記インシュレータと前記導電性端子とが取り付けられている請求項1または請求項2記載の回転電機。
- 前記絶縁電線は、導体の外周面を絶縁体で覆った構成を有し、前記導体がより線である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の回転電機。
- 前記導電性端子は、基材部と、前記基材部から延出した腕部とを有し、前記腕部が前記基材部と対向するように折り曲げられた状態で前記基材部と前記腕部との間に前記複数のコイル端末線が挟み込まれ、また、前記腕部は前記複数のコイル端末線を挟み込んだ位置とは離間して前記絶縁電線を保持する保持部を備え、前記保持部に前記絶縁電線が巻き付けられた状態で、前記複数のコイル端末線および前記絶縁電線のそれぞれが前記導電性端子に接合されている請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の回転電機。
- 前記固定子は樹脂で一体化されている請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の回転電機。
- 複数の固定子鉄心に複数のインシュレータが嵌合され、前記インシュレータを介して前記固定子鉄心にコイルが巻装されている状態の複数の前記インシュレータに導電性端子を取り付け、複数の前記導電性端子のそれぞれにおいて、前記導電性端子が取り付けられた前記コイルを含む1または複数の隣接するコイルから引き出された複数のコイル端末線を前記導電性端子に仮配置する工程と、
各相毎に連結される二つの前記導電性端子の一方から他方に前記コイル間の隙間を介して絶縁電線を這回す工程と、
前記複数のコイル端末線と前記絶縁電線とをそれぞれ前記導電性端子に接合する工程とを備えた回転電機の製造方法。 - 前記絶縁電線を這回す工程は、前記絶縁電線を前記コイル間の隙間に前記隙間の長手方向に通す作業と、前記コイルの前記長手方向の端部に前記長手方向と直交する方向に這い回す作業とを交互に繰り返す工程を有する請求項7記載の回転電機の製造方法。
- 前記導電性端子は、基材部と、前記基材部から延出した腕部とを有し、前記腕部は、前記絶縁電線の一端部を保持する保持部を、前記複数のコイル端末線が仮配置される位置から離間した位置に備え、
前記絶縁電線は、導体の外周面を絶縁体で覆った構成を有し、前記導体がより線であり、
前記絶縁電線を這回す工程では、前記絶縁電線の前記一端部において前記絶縁体を剥離して露出させた前記導体を、一方の前記導電性端子の前記保持部に巻き付け、その後、前記絶縁電線を前記コイル間の隙間を介して這回した後、前記絶縁電線の他端部において前記絶縁体を剥離する位置を決めた後に前記絶縁体を剥離し、剥離して露出された前記導体を、他方の前記導電性端子の前記保持部に巻き付ける請求項7または請求項8記載の回転電機の製造方法。 - 前記複数のコイル端末線を前記導電性端子に仮配置する工程は、前記基材部と前記腕部との角部に前記複数のコイル端末線を配置する工程であり、
前記複数のコイル端末線と前記絶縁電線とをそれぞれ前記導電性端子に接合する工程では、前記腕部を前記基材部と対向するように折り曲げて前記複数のコイル端末線を前記基材部と前記腕部との間に挟み込んだ状態とし、その状態で、前記複数のコイル端末線を前記導電性端子にはんだ付けする共に、前記絶縁電線を前記保持部で前記導電性端子にはんだ付けする請求項9記載の回転電機の製造方法。 - 前記各工程を経て構成された固定子を樹脂モールド成形で一体化する工程を備えた請求項7〜請求項10の何れか一項に記載の回転電機の製造方法。
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