JP2590220Y2 - 薄型コイルの保持基板 - Google Patents

薄型コイルの保持基板

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JP2590220Y2
JP2590220Y2 JP1992089684U JP8968492U JP2590220Y2 JP 2590220 Y2 JP2590220 Y2 JP 2590220Y2 JP 1992089684 U JP1992089684 U JP 1992089684U JP 8968492 U JP8968492 U JP 8968492U JP 2590220 Y2 JP2590220 Y2 JP 2590220Y2
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coil
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thin
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holding substrate
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隆祐 東
元秦 有賀
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、面対向型モータ等に適
用可能な薄型コイルの保持基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、面対向型モータ等の薄型化を図る
ために、導電板を筒状に巻回して巻線体を構成し、この
巻線体を複数個環状に配列してこれらを絶縁モールド成
形し、このモールド成形物を巻線体を横断する方向にス
ライスするもの、或いは、導電板を筒状に巻回してなる
巻線体を横断する方向にスライスすることにより駆動コ
イルとして薄型コイル(スライスコイル)を用いたもの
がある。
【0003】図6乃至図8は、斯かる薄型コイルの保持
基板を示す。図6において、正方形状の金属パターン板
1にはプレス又はエッチング等の方法により結線パター
ン2が形成されている。
【0004】この際、最終的に必要とする完全な結線パ
ターン2が残るように打ち抜くと、結線パターン2の一
部が金属パターン板1から分離してしまうので、この結
線パターン2は最終的なパターンではなく、金属パター
ン板1の本体部分と結線パターン2との間の適所にパタ
ーン保持部4,5を残した不完全なパターンとなってい
て、金属パターン板1の本体部分と結線パターン2とが
パターン保持部4,5で一体に連結された形となってい
る。
【0005】また、結線パターン2の内周面には略リン
グ状の結線パターン12があり、この結線パターン12
から放射状に延びた端子部8及びこれに続くパターン保
持部7によって結線パターン2と結線パターン12とが
一体に連結されている。
【0006】このように、結線パターン2,12を形成
した金属パターン板1の結線パターン2の片面側には、
図7に示すように、絶縁樹脂を射出して結線パターン2
と一体化したコイル枠体3を有する。
【0007】コイル枠体3は、金属パターン板1の結線
パターン12の部分も覆っている。樹脂形成の際、後の
工程で薄型コイルKの配置を容易にするため、コイル枠
体3の周方向に一定の間隔で薄型コイルKの平面形状に
合わせたコイル収納凹部10をコイル数に合わせて複数
箇所に形成する。
【0008】このようにして得られた金属パターン板1
の片面を樹脂からなるコイル枠体3と一体成形したもの
は、図8に示すように、結線パターン2及び結線パター
ン12の上面及び両面側がコイル枠体3の成形樹脂によ
って覆われ、各結線パターン2,12の下面はコイル枠
体3から露出している。
【0009】図6に示すように、金属パターン板1のコ
イル枠体3との一体成形部、特に、結線パターン2の部
分には多数の突起11が設けられている。
【0010】この多数の突起11は、結線パターン2の
外周縁と内周縁の両側に形成されている。従って、上述
したように、樹脂を射出して結線パターン2と一体化し
たコイル枠体3を形成したとき、成形樹脂が突起11の
周囲を取り囲み、結線パターン2とコイル枠体3との密
着強度が強くなる。最も、結線パターン2の表面を粗く
しておけば、突起11を設ける必要なく結線パターン2
とコイル枠体3との密着強度を確保することができる。
【0011】このようにしてコイル枠体3を樹脂で形成
した後、金属パターン板1の各パターン保持部4,5を
プレスパンチで切り離し、コイル枠体3を金属パターン
板1から切り離す。
【0012】コイル枠体3は、金属パターン板1の結線
パターン2,12の部分をインサート成形するため、コ
イル枠体3によって結線パターン2が一体に保持された
状態で薄型コイルの保持基板が完成される。
【0013】このようにして構成された薄型コイルの保
持基板は、各コイルの巻始めと接するコイル収納凹部1
0内の端子部8と、各コイルの巻終りと接するコイル収
納凹部10内の端子部9を折り曲げて、コイルを実装し
易いようにフォーミングする。各コイル収納凹部10に
は、予め所定の形状に巻回された薄型コイルKを挿入す
る。
【0014】このとき、薄型コイルKの巻始めと巻終り
の絶縁被覆(図示せず)を剥がしておき、続いてリフロ
ー半田付けを行えば、薄型コイルKの巻始めが端子部8
に、薄型コイルKの巻終りが端子部9に夫々半田付けさ
れて薄型コイルKの結線が完了する。
【0015】ちなみに、図示例では、各薄型コイルKが
3相Y形に結線される。リフロー半田付けで各薄型コイ
ルKが結線パターン2,12に結合されることにより、
各薄型コイルKはコイル枠体3と実質的に一体化される
ことになるが、各薄型コイルKをコイル枠体3により強
固に一体化するために、各薄型コイルKをコイル枠体3
に接着してもよい。
【0016】このように構成された薄型コイルの保持基
板は、周知の通り、モータのステータ基板に取り付けら
れて、偏平なロータマグネットと対向配置される。結線
パターン2はステータ基板の配線パターンに半田付けな
どによって接続され、これによって各薄型コイルが外部
回路に接続される。そして、ロータマグネットの回転位
置に応じて各薄型コイルKへの通電を切り換えることに
より、ロータマグネットを含むロータを回転駆動させる
ことができる。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された薄型コイルの保持基板にあっては、金属パ
ターン板1のプレス切断部周辺には所謂Dカット部を有
しており、切断部の金属パターン板1の残り(切り代)
がモータの金属リングと接触して絶縁不良となり易いと
いう問題があった。
【0018】本考案は上記事情に鑑みなされたものであ
って、金属パターン板の切り残りによる絶縁不良を解消
することができる薄型コイルの保持基板を提供すること
を目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】 本考案は、その目的を
達成するため、所定のパターン形状に形成された金属パ
ターン板に、薄型コイルを保持するためのコイル収納凹
部を有するコイル枠体を重畳状態で一体に形成し、前記
コイル枠体の壁面から外れた部分の金属パターン板を切
断してなる薄型コイルの保持基板において、前記切断さ
れる金属パターン板に対応したコイル枠体の壁部に複数
切欠き部を形成し、金属パターン板の切り残りをその
切欠き部内に位置させるようにしたことを要旨とする。
【0020】
【作用】このような構成においては、金属パターンが外
方へ突出するコイル枠体の壁部に切欠き部が設けられて
いることにより、金属パターン板の切り残りによる絶縁
不良を解消することができる。
【0021】
【実施例】次に、本考案の薄型コイルの保持基板の実施
例を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0022】図1は本考案の薄型コイルの保持基板を示
す平面図、図2は同じく図1A−A線に沿う断面図、図
3は同じく底面図、図4(A)は本考案の薄型コイルの
保持基板の要部の拡大図、図4(B)は同じく断面図、
図5は本考案の薄型コイルの保持基板を実装したモータ
の断面図である。
【0023】図1乃至図3において、31は所定の結線
パターン状に加工された金属パターン板、32はコイル
枠体、33は金属パターン板31に薄型コイルKの形状
に沿って形成された複数のコイル収納凹部である。な
お、この金属パターン板31とコイル枠体32とは一体
に成形されているが、その成形は上述した従来技術と同
様であるためその説明を省略する。
【0024】このコイル収納凹部33の薄型コイルKの
電極端子周辺に位置した側壁には、図4(A),(B)
に示すように、半田案内テーパ部34を有する半田溝3
5が形成されている。
【0025】このことにより、コイル収納凹部33内に
薄型コイルKを挿入し、半田溝35の半田案内テーパ部
34にペースト状の半田を案内させつつコイル収納凹部
33内に薄型コイルKを固定すると共に、金属パターン
板31と電気的に接続させる際に、実際の半田付け端子
に比べて比較的大きな径のディスペンサーニードルを使
用することができるばかりでなく、確実かつ安定した半
田供給が行え、しかも飛散した半田中のフラックスを回
収することができるという利点を有する。
【0026】一方、金属パターン板31のプレス切断さ
れる部分に対応したコイル枠体32の周辺の壁部には切
欠き部36が形成されている。
【0027】 この切欠き部36は、その内部で金属パ
ターン板31が切断されているため、切断した金属パタ
ーン板31の切り残りが切欠き部36の中に位置し、図
5に示すように、保持機構をモータ37に実装した際、
金属リング38の内周面と接触しくなる。また、金属
リング38を保持機構に嵌めた場合にも同様に、若干の
切り残しを内側に向けて折り込むことで更に接触を防ぐ
ことができる。更に、接着の際には、この切欠き部を基
点に接着剤を流し込むことができるため、接着作業を容
易に行うことができる。
【0028】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の薄型コ
イルの保持基板にあっては、切断される金属パターン
に対応したコイル枠体の壁部に複数の切欠き部を形成
、金属パターン板の切り残りをその切欠き部内に位置
させるようにしたことにより、金属パターン板の切り残
りによる絶縁不良を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の薄型コイルの保持基板の平面図であ
る。
【図2】同じく図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】(A)は本考案の薄型コイルの保持基板の要部
の拡大図、(B)は同じく断面図である。
【図5】本考案の薄型コイルの保持基板を実装したモー
タの断面図である。
【図6】従来の金属パターン板の平面図である。
【図7】同じく、金属パターン板にコイル枠体を一体成
形した平面図である。
【図8】図7の拡大断面図である。
【符号の説明】
31 金属パターン板 32 コイル枠体 33 コイル収納凹部 36 切欠き部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパターン形状に形成された金属パ
    ターン板に、薄型コイルを保持するためのコイル収納凹
    部を有するコイル枠体を重畳状態で一体に形成し、前記
    コイル枠体の壁面から外れた部分の金属パターン板を切
    断してなる薄型コイルの保持基板において、 前記切断される金属パターン板に対応したコイル枠体の
    壁部に複数の切欠き部を形成し、金属パターン板の切り
    残りをその切欠き部内に位置させるようにしたことを特
    徴とする薄型コイルの保持基板。
JP1992089684U 1992-12-04 1992-12-04 薄型コイルの保持基板 Expired - Fee Related JP2590220Y2 (ja)

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