JP2588535B2 - 車両用多重伝送装置 - Google Patents
車両用多重伝送装置Info
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- JP2588535B2 JP2588535B2 JP62191745A JP19174587A JP2588535B2 JP 2588535 B2 JP2588535 B2 JP 2588535B2 JP 62191745 A JP62191745 A JP 62191745A JP 19174587 A JP19174587 A JP 19174587A JP 2588535 B2 JP2588535 B2 JP 2588535B2
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- transmission
- multiplex unit
- unit
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用多重伝送装置に関するものである。
(従来技術) 車両、特に電子化の著しい最近の自動車においては、
信号の伝送ラインがそれぞれ専用化されているため、こ
の信号伝送用のワイヤハーネスの本数および長さが極め
て大きくなる傾向にある。このワイヤハーネスが最も集
中する部分として、車室前壁を構成するダッシュパネル
の上部に位置して左右方向に伸びる閉断面を構成するカ
ウルボックス内がある。すなわち、運転席回りには、運
転者により操作されるスイッチ等の数が多く、またこの
運転者に対する種々の情報付与のための機器類が多くな
る。このため、運転席へ向けて、車体の左および右のい
ずれの方向からもワイヤハーネスが集中する傾向にあ
る。そして、このワイヤハーネスは、その損傷防止ある
いは配設スペースの効率化等の関係から、比較的広い空
間を有しかつ強度的にも優れたカウルボックス部内に配
設される。
信号の伝送ラインがそれぞれ専用化されているため、こ
の信号伝送用のワイヤハーネスの本数および長さが極め
て大きくなる傾向にある。このワイヤハーネスが最も集
中する部分として、車室前壁を構成するダッシュパネル
の上部に位置して左右方向に伸びる閉断面を構成するカ
ウルボックス内がある。すなわち、運転席回りには、運
転者により操作されるスイッチ等の数が多く、またこの
運転者に対する種々の情報付与のための機器類が多くな
る。このため、運転席へ向けて、車体の左および右のい
ずれの方向からもワイヤハーネスが集中する傾向にあ
る。そして、このワイヤハーネスは、その損傷防止ある
いは配設スペースの効率化等の関係から、比較的広い空
間を有しかつ強度的にも優れたカウルボックス部内に配
設される。
ところで、最近では、車両における信号伝送の形態と
して、ワイヤハーネスの本数や長さを小さくするため、
複数種の信号を1つの伝送ラインによって伝送するよう
にした多重伝送システムが注目され始めている。この多
重伝送システムを車両に応用した例としては、特開昭60
−179356号公報あるいは特開昭56−157644号公報があ
る。前者の公報においては、運転席回りのメータとカウ
ルサイド部内にあるジャンクションボックスとの間を多
重伝送としたものが開示されている。また、後者の公報
においては、多重伝送用の伝送ラインと電源ラインとを
分離して構成したものが開示されている。
して、ワイヤハーネスの本数や長さを小さくするため、
複数種の信号を1つの伝送ラインによって伝送するよう
にした多重伝送システムが注目され始めている。この多
重伝送システムを車両に応用した例としては、特開昭60
−179356号公報あるいは特開昭56−157644号公報があ
る。前者の公報においては、運転席回りのメータとカウ
ルサイド部内にあるジャンクションボックスとの間を多
重伝送としたものが開示されている。また、後者の公報
においては、多重伝送用の伝送ラインと電源ラインとを
分離して構成したものが開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、多重伝送は、伝送ラインの数や長さを小さ
くできるという利点を有する半面、1本の伝送ラインが
切断等されると、この伝送ラインを利用している複数種
の信号の授受が全て不可能になってしまうという欠点を
有する。特に、車両のように振動を受けたり高熱を受け
たりして使用条件の厳しい環境下で多重伝送システムを
構築する場合には、伝送ラインの異常発生というものに
対して十分に対処し得るものが望まれる。
くできるという利点を有する半面、1本の伝送ラインが
切断等されると、この伝送ラインを利用している複数種
の信号の授受が全て不可能になってしまうという欠点を
有する。特に、車両のように振動を受けたり高熱を受け
たりして使用条件の厳しい環境下で多重伝送システムを
構築する場合には、伝送ラインの異常発生というものに
対して十分に対処し得るものが望まれる。
これに加えて、多重伝送化が要請される部分として
は、車体の広い範囲、すなわち運転席回りよりもはるか
に前方あるいは後方に位置する部分に対しても多重伝送
化することが望まれる。
は、車体の広い範囲、すなわち運転席回りよりもはるか
に前方あるいは後方に位置する部分に対しても多重伝送
化することが望まれる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもの
で、車体のより広い範囲に渡っての多重伝送化を推進し
得ると共に、信号の授受をより確実に行い得るようにし
た車両用多重伝送装置を提供することを目的とする。
で、車体のより広い範囲に渡っての多重伝送化を推進し
得ると共に、信号の授受をより確実に行い得るようにし
た車両用多重伝送装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明においては、次の
ような構成としてある。すなわち、 車室前壁を構成するダッシュパネルの一側方側に配設
された第1多重ユニットと、該ダッシュパネルの他側方
側に配設された第2多重ユニットと、該第1多重ユニッ
トより車両前方側または後方側に配設された第3多重ユ
ニットと、インストルメントパネル近傍に配設され運転
席周りの操作のための入出力信号を取り扱う第4多重ユ
ニットと、該第1多重ユニットと第2多重ユニットとを
インストルメントパネル側を通って接続する第1伝送ラ
インであって該第4多重ユニットが接続されるものと、
該第1多重ユニットと第2多重ユニットとを該第3多重
ユニットの配設場所側を通って該第1伝送ラインとは異
なる経路で接続して該第1伝送ラインとともに閉ループ
を形成する第2伝送ラインであって該第3多重ユニット
が接続されるものとを備えた構成としてある。
ような構成としてある。すなわち、 車室前壁を構成するダッシュパネルの一側方側に配設
された第1多重ユニットと、該ダッシュパネルの他側方
側に配設された第2多重ユニットと、該第1多重ユニッ
トより車両前方側または後方側に配設された第3多重ユ
ニットと、インストルメントパネル近傍に配設され運転
席周りの操作のための入出力信号を取り扱う第4多重ユ
ニットと、該第1多重ユニットと第2多重ユニットとを
インストルメントパネル側を通って接続する第1伝送ラ
インであって該第4多重ユニットが接続されるものと、
該第1多重ユニットと第2多重ユニットとを該第3多重
ユニットの配設場所側を通って該第1伝送ラインとは異
なる経路で接続して該第1伝送ラインとともに閉ループ
を形成する第2伝送ラインであって該第3多重ユニット
が接続されるものとを備えた構成としてある。
このように、本発明では、従来より信号が集中される
部位としてのダッシュパネルの両側を結ぶラインのみな
らず、これよりも前方あるいは後方にも多重ユニットを
設けて、この部分に対する多重伝送化がなされることに
なる。すなわち、例えばヘッドランプ、テールランプ、
ウインカ等の車体前部あるいは後部に必然的に位置する
負荷に対する信号授受の多重伝送化のみならず、車両に
よっては、この前部あるいは後部に設けられるAAS(減
衰力調整用電子ユニット)、ナゲーション用電子ユニッ
ト等に対する信号授受も多重伝送化し得ることになる。
部位としてのダッシュパネルの両側を結ぶラインのみな
らず、これよりも前方あるいは後方にも多重ユニットを
設けて、この部分に対する多重伝送化がなされることに
なる。すなわち、例えばヘッドランプ、テールランプ、
ウインカ等の車体前部あるいは後部に必然的に位置する
負荷に対する信号授受の多重伝送化のみならず、車両に
よっては、この前部あるいは後部に設けられるAAS(減
衰力調整用電子ユニット)、ナゲーション用電子ユニッ
ト等に対する信号授受も多重伝送化し得ることになる。
そして、ダッシュパネル近傍の車幅両端に第1、第2
重ユニットを配設して各種搭載機器からのインストルメ
ントパネルへの配線の集中を分散化させるとともに、こ
れら第1、第2多重ユニットを接続する第1伝送ライン
に第4多重ユニットを接続して、運転席周りの操作スイ
ッチや機器類等の入出力信号をこの第4多重ユニットを
経由して第1伝送ラインに入出力することで、車両各所
に配置された多重ユニット間との信号の授受を可能に
し、それにより運転席周りの操作スイッチや機器類等か
ら操作対象の装置(例えばエアコンなど)を収容する多
重ユニットに直接に接続するためのケーブルを不要と
し、インストルメントパネル内の配線の簡素化、省スペ
ース化を図ることができる。
重ユニットを配設して各種搭載機器からのインストルメ
ントパネルへの配線の集中を分散化させるとともに、こ
れら第1、第2多重ユニットを接続する第1伝送ライン
に第4多重ユニットを接続して、運転席周りの操作スイ
ッチや機器類等の入出力信号をこの第4多重ユニットを
経由して第1伝送ラインに入出力することで、車両各所
に配置された多重ユニット間との信号の授受を可能に
し、それにより運転席周りの操作スイッチや機器類等か
ら操作対象の装置(例えばエアコンなど)を収容する多
重ユニットに直接に接続するためのケーブルを不要と
し、インストルメントパネル内の配線の簡素化、省スペ
ース化を図ることができる。
また、第1、第2伝送ラインで閉ループを構成するこ
とにより、伝送ライン上の何れかの場所が損傷等により
断線しても、多重ユニット同士はその断線箇所と反対側
の経路を通って信号の授受を行うことができるので、か
かる断線が発生した場合でも運転席周りの操作のための
入出力信号を目的の多重ユニットに授受して操作を継続
することができる。つまり対断線性能が向上する。
とにより、伝送ライン上の何れかの場所が損傷等により
断線しても、多重ユニット同士はその断線箇所と反対側
の経路を通って信号の授受を行うことができるので、か
かる断線が発生した場合でも運転席周りの操作のための
入出力信号を目的の多重ユニットに授受して操作を継続
することができる。つまり対断線性能が向上する。
これとともに、上記以外の多重ユニットも必要に応じ
て上記閉ループの伝送ラインに適宜接続すれば各多重ユ
ニット間で信号の授受を行えるので、多重ユニットの増
設が容易になるとともに、車両各所に配置された多重ユ
ニット間をそれぞれ専用の伝送ラインで接続する場合に
比べて伝送ラインの本数を大幅に少なくすることができ
る。
て上記閉ループの伝送ラインに適宜接続すれば各多重ユ
ニット間で信号の授受を行えるので、多重ユニットの増
設が容易になるとともに、車両各所に配置された多重ユ
ニット間をそれぞれ専用の伝送ラインで接続する場合に
比べて伝送ラインの本数を大幅に少なくすることができ
る。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付した図面に基づいて説明
する。
する。
第1図において、車両Aは、その前方から後方へ順
に、エンジンルーム1、車室2、トランクルーム3とさ
れている。エンジンルーム1と車室2とを区切るダッシ
ュパネル4の上部には、第2図に示すように、カウルパ
ネル5を利用して、左右方向に長く伸びる閉断面状のカ
ウルボックスBが構成されている。このカウルボックス
Bのうち、車室2側に位置する部分は、インストルメン
トパネル6により覆われている。
に、エンジンルーム1、車室2、トランクルーム3とさ
れている。エンジンルーム1と車室2とを区切るダッシ
ュパネル4の上部には、第2図に示すように、カウルパ
ネル5を利用して、左右方向に長く伸びる閉断面状のカ
ウルボックスBが構成されている。このカウルボックス
Bのうち、車室2側に位置する部分は、インストルメン
トパネル6により覆われている。
カウルボックスB内には、車体の右方側すなわちハン
ドル7が配設された運転席側において(右カウルサイド
部と呼ばれる部分において)多重ユニット11が配設され
ると共に、車体左方側において(左カウルサイド部と呼
ばれる部分において)多重ユニット12が配設されてい
る。また、車体の左側方には、車体前部において多重ユ
ニット13が配設されると共に車体後部において多重ユニ
ット14が配設されている。さらに、インストルメントパ
ネル6内には、多重ユニット15、16が配設されている。
ドル7が配設された運転席側において(右カウルサイド
部と呼ばれる部分において)多重ユニット11が配設され
ると共に、車体左方側において(左カウルサイド部と呼
ばれる部分において)多重ユニット12が配設されてい
る。また、車体の左側方には、車体前部において多重ユ
ニット13が配設されると共に車体後部において多重ユニ
ット14が配設されている。さらに、インストルメントパ
ネル6内には、多重ユニット15、16が配設されている。
ダッシュパネル4の左右側に配設された多重ユニット
11と12とは、左右方向に伸びて互いに並列なすなわち互
いに協働して閉ループを構成する2本の伝送ライン17、
18によって接続されている。第2図に示すように、この
伝送ライン17はカウルボックスB内に配設され、また伝
送ライン18はインストルメントパネル6内に配設されて
いる。そして、インストルメントパネル6内に配設され
た多重ユニット15、16は、伝送ライン18に対して接続さ
れている。
11と12とは、左右方向に伸びて互いに並列なすなわち互
いに協働して閉ループを構成する2本の伝送ライン17、
18によって接続されている。第2図に示すように、この
伝送ライン17はカウルボックスB内に配設され、また伝
送ライン18はインストルメントパネル6内に配設されて
いる。そして、インストルメントパネル6内に配設され
た多重ユニット15、16は、伝送ライン18に対して接続さ
れている。
車体前部に位置する多重ユニット13は、伝送ライン19
を介して多重ユニット11に接続されると共に、伝送ライ
ン20を介して多重ユニット12に接続されている。また、
車体後部に位置する多重ユニット14は、伝送ライン21を
介して多重ユニット11に接続されると共に、伝送ライン
22を介して多重ユニット12に接続されている。
を介して多重ユニット11に接続されると共に、伝送ライ
ン20を介して多重ユニット12に接続されている。また、
車体後部に位置する多重ユニット14は、伝送ライン21を
介して多重ユニット11に接続されると共に、伝送ライン
22を介して多重ユニット12に接続されている。
各多重ユニット11〜16の伝送ラインに対する接続方式
はバス方式とされている。
はバス方式とされている。
以上のような伝送ラインの構成により、1つの多重ユ
ニットは他の多重ユニットに対して、複数の信号授受経
路を有することになる。すなわち、各多重ユニットに対
しては必ず閉ループとされた伝送ラインが構成されてい
る。そして、特に信号がひんぱんに授受されかつ信号の
種類も多くなるダッシュパネル4近傍の左右方向に伸び
る部分は、特別に2本の伝送ライン17、18を設けること
によって、より確実な信号の授受を確保するようになっ
ている。なお、第3図には、第1図に示された伝送ライ
ンによって閉ループが構成される様子を多重ユニットを
除去した状態で分り易く示してある。
ニットは他の多重ユニットに対して、複数の信号授受経
路を有することになる。すなわち、各多重ユニットに対
しては必ず閉ループとされた伝送ラインが構成されてい
る。そして、特に信号がひんぱんに授受されかつ信号の
種類も多くなるダッシュパネル4近傍の左右方向に伸び
る部分は、特別に2本の伝送ライン17、18を設けること
によって、より確実な信号の授受を確保するようになっ
ている。なお、第3図には、第1図に示された伝送ライ
ンによって閉ループが構成される様子を多重ユニットを
除去した状態で分り易く示してある。
ここで、実施例では、前記多重ユニット11は従来ジャ
ンクションボックスとして機能していた部分の信号を取
扱うものとされている。多重ユニット12は、フルオート
エアコンに対する信号を扱うものとされている。多重ユ
ニット15あるいは16は、運転席回りの各種スイッチや機
器類に対する入力あるいは出力信号を扱うものとされて
いる。多重ユニット13はヘッドランプやウインカなどの
ランプ類に対する信号を扱うものとされている。多重ユ
ニット14はウインカ、バックアップランプ類の他、オー
ディオ信号を扱うものとされている。
ンクションボックスとして機能していた部分の信号を取
扱うものとされている。多重ユニット12は、フルオート
エアコンに対する信号を扱うものとされている。多重ユ
ニット15あるいは16は、運転席回りの各種スイッチや機
器類に対する入力あるいは出力信号を扱うものとされて
いる。多重ユニット13はヘッドランプやウインカなどの
ランプ類に対する信号を扱うものとされている。多重ユ
ニット14はウインカ、バックアップランプ類の他、オー
ディオ信号を扱うものとされている。
なお、上述したような多重伝送による信号処理の方式
は、実施例では、タイムスロット方式(時分割方式)と
してある。このため、時間位置設定用(チャンネル設定
用)の基準パルスを伝送ラインへ送出するためのマスタ
ターミナルが用いられるが、実施例ではこのマスタター
ミナルを多重ユニット11に内蔵させるようにしてある。
勿論、各多重ユニット11〜16は、上記信号処理方式に対
応して、該各多重ユニットへのスイッチ、センサ等から
の入力信号あるいは負荷(モータ、ソレノイド、オーデ
ィオ等の機器類)への出力信号の伝送処理を行う。例え
ば、タイムスロット方式の場合、フルオートエアコンの
操作が運転者によりなされた場合、この操作に伴う入力
信号が多重ユニット15によって、あらかじめ割当られた
チャンネルのタイミングで伝送ラインに出力され、この
出力を受取った多重ユニット12が、フルオートエアコン
が上記操作に応じた作動態様となるような信号を当該フ
ルオートエンコン用のロジック回路に出力する。すなわ
ち、上記ロジック回路が、前記入力操作信号に伴う温度
や吹出口位置を設定して、この設定された状態となるよ
うに温度調整用ソレノイドや吹出口位置変更用のソレノ
イドの作動を制御する。
は、実施例では、タイムスロット方式(時分割方式)と
してある。このため、時間位置設定用(チャンネル設定
用)の基準パルスを伝送ラインへ送出するためのマスタ
ターミナルが用いられるが、実施例ではこのマスタター
ミナルを多重ユニット11に内蔵させるようにしてある。
勿論、各多重ユニット11〜16は、上記信号処理方式に対
応して、該各多重ユニットへのスイッチ、センサ等から
の入力信号あるいは負荷(モータ、ソレノイド、オーデ
ィオ等の機器類)への出力信号の伝送処理を行う。例え
ば、タイムスロット方式の場合、フルオートエアコンの
操作が運転者によりなされた場合、この操作に伴う入力
信号が多重ユニット15によって、あらかじめ割当られた
チャンネルのタイミングで伝送ラインに出力され、この
出力を受取った多重ユニット12が、フルオートエアコン
が上記操作に応じた作動態様となるような信号を当該フ
ルオートエンコン用のロジック回路に出力する。すなわ
ち、上記ロジック回路が、前記入力操作信号に伴う温度
や吹出口位置を設定して、この設定された状態となるよ
うに温度調整用ソレノイドや吹出口位置変更用のソレノ
イドの作動を制御する。
以上実施例について説明したが、第1伝送ラインとし
ての伝送ライン17、18はいずれか一方のみであってもよ
い。また、多重ユニット13、14のうちいずれか一方のみ
であってもよい。
ての伝送ライン17、18はいずれか一方のみであってもよ
い。また、多重ユニット13、14のうちいずれか一方のみ
であってもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、ダッシ
ュパネルの一側方側に位置される第1多重ユニットに対
して前方あるいは後方に第3多重ユニットを設けて、該
両多重ユニットを伝送ラインで接続することにより、よ
り広い部分に渡って多重伝送化することができる。
ュパネルの一側方側に位置される第1多重ユニットに対
して前方あるいは後方に第3多重ユニットを設けて、該
両多重ユニットを伝送ラインで接続することにより、よ
り広い部分に渡って多重伝送化することができる。
また、信号の種類および使用頻度の極めて高くなる第
1伝送ラインを、第3多重ユニットが接続されている第
2伝送ラインでバックアップして、多重伝送の依頼性を
十分に確保することができる。勿論、第2伝送ラインが
第1伝送ラインによってバックアップされていることに
もなるので、第3多重ユニットに対する多重伝送の信頼
性確保の点からも好ましいものとなる。
1伝送ラインを、第3多重ユニットが接続されている第
2伝送ラインでバックアップして、多重伝送の依頼性を
十分に確保することができる。勿論、第2伝送ラインが
第1伝送ラインによってバックアップされていることに
もなるので、第3多重ユニットに対する多重伝送の信頼
性確保の点からも好ましいものとなる。
さらに、第1、第2伝送ラインは互いに協働して閉ル
ープを構成していることから、この伝送ラインに、車両
に搭載される機器類特にオプション機器類用の多重ユニ
ットを容易に追加、接続することができる。そして、こ
の追加された機器類に対しても、これに接続された伝送
ラインが閉ループとされている関係上、信号授受の信頼
性が確保される。
ープを構成していることから、この伝送ラインに、車両
に搭載される機器類特にオプション機器類用の多重ユニ
ットを容易に追加、接続することができる。そして、こ
の追加された機器類に対しても、これに接続された伝送
ラインが閉ループとされている関係上、信号授受の信頼
性が確保される。
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第2図は第1図のII−II線断面図。 第3図は第1図に示す伝送ラインの系統図。 A:車両 1:エンジンルーム 2:車室 4:ダッシュパネル 11、12:第1多重ユニット 15、16:第1多重ユニット 13、14:第2多重ユニット 17、18:第1伝送ライン 19、20、21、22:第2伝送ライン
Claims (1)
- 【請求項1】車室前壁を構成するダッシュパネルの一側
方側に配設された第1多重ユニットと、 該ダッシュパネルの他側方側に配設された第2多重ユニ
ットと、 該第1多重ユニットより車両前方側または後方側に配設
された第3多重ユニットと、 インストルメントパネル近傍に配設され運転席周りの操
作のための入出力信号を取り扱う第4多重ユニットと、 該第1多重ユニットと第2多重ユニットとをインストル
メントパネル側を通って接続する第1伝送ラインであっ
て該第4多重ユニットが接続されるものと、 該第1多重ユニットと第2多重ユニットとを該第3多重
ユニットの配設場所側を通って該第1伝送ラインとは異
なる経路で接続して該第1伝送ラインとともに閉ループ
を形成する第2伝送ラインであって該第3多重ユニット
が接続されるものと を備えた車両用多重伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62191745A JP2588535B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62191745A JP2588535B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6436542A JPS6436542A (en) | 1989-02-07 |
JP2588535B2 true JP2588535B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16279796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62191745A Expired - Fee Related JP2588535B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588535B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0616616B2 (ja) * | 1985-06-17 | 1994-03-02 | トヨタ自動車株式会社 | 多重伝送装置 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP62191745A patent/JP2588535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6436542A (en) | 1989-02-07 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |