JPH0537718Y2 - - Google Patents

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JPH0537718Y2
JPH0537718Y2 JP2687084U JP2687084U JPH0537718Y2 JP H0537718 Y2 JPH0537718 Y2 JP H0537718Y2 JP 2687084 U JP2687084 U JP 2687084U JP 2687084 U JP2687084 U JP 2687084U JP H0537718 Y2 JPH0537718 Y2 JP H0537718Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用配線装置に関するものであ
る。
(従来技術) 第1図は従来の自動車用配線装置の右ハンドル
車の場合の構成を示し、第2図は左ハンドル車の
場合の構成を示している。このように自動車用配
線装置は、基本的にはダツシユボード側電線束1
が、主分岐部2でエンジンルーム部側電線束3と
車輌後部側電線束4とに2分岐された構造になつ
ている。各電線束1,3,4には各種の機器につ
ながるコネクタ5がそれぞれ接続され、エンジン
ルーム部側電線束3にはバツテリ用ターミナル6
とジエネレータ用ターミナル7とがそれぞれ設け
られている。ダツシユボード側電線束1にはハン
ドルコラム部寄りの位置にヒユーズボツクス8が
接続されている。
このような従来の自動車用配線装置において
は、ダツシユボード側電線束1のハンドルコラム
部及び計器盤まわりから主分岐部2に至る部分の
電線本数が、他の部分に比較して特に多く、電線
束1の外径が太くなつている。このため主分岐部
2の位置は、ハンドルコラム部及び計器盤まわり
から主分岐部2までの電線束長Lを少しでも短く
するため、及びスペースが限られているダツシユ
ボード内をなるべく電線束1が通らないようにす
るため、ハンドルコラム側(右ハンドル車の場合
は右、左ハンドル車の場合は左)のカウルサイド
としていた。
しかしながら、従来の自動車用配線装置では、
右ハンドル車と左ハンドル車で電線束の配索が全
く異なるため、各々に対して設計が必要であり、
最適設計を行うことができない欠点があつた。ま
た、このようにハンドルの位置により構造が異な
ると、グレード別だけでも多品種になる自動車用
配線装置の品種を更に倍加する欠点があつた。特
に、ダツシユボード内を通る電線束が、電装品の
取扱い易さや機能向上の結果、増々肥大化する傾
向にあり、組付性及びメインテナンス性の上から
問題となつており、これ以上の電装品の増加に対
応できなくなりつつある。
また、大部分の負荷はダイレクトにスイツチ
(主に、運転席まわりに存在)でオン・オフして
いるため、電源からスイツチを経由して負荷に至
る電線長が長くなり、電圧ドロツプ及び電圧変動
が大きくなる欠点があつた。
これを改善するため、ダツシユボード内に第1
の配電ボツクスを設置し、一方のカウルサイド側
に第2の配電ボツクスを設置し、エンジンルーム
内に第3の配電ボツクスを設置し、車輌後部に第
4の配電ボツクスを設置し、各配電ボツクスに時
分割多重送受信装置を設け、各配電ボツクス間で
時分割多重送受信を行つて各負荷を制御すること
が提案されている。
しかしながら、このような自動車用配線装置に
よれば、電線束の肥大化の問題は解決できるが、
時分割多重送受信装置が高価であり、これを多数
使用するので非常にコスト高になつてしまう欠点
があつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、コストの上昇を極力抑えて電
線束の肥大化の問題を解決でき、且つ右ハンドル
車と左ハンドル車で構造が異なる問題も解決でき
る自動車用配線装置を提供するにある。
(考案の構成) 本考案に係る自動車用配線装置は、自動車のダ
ツシユボード内に第1の配電ボツクスが配置さ
れ、前記自動車のハンドル位置に関係なくバツテ
リ搭載位置側の一方のカウルサイド寄りに第2の
配電ボツクスが配置され、前記第2の配電ボツク
スと同じ側で前記自動車のエンジンルーム内に第
3の配電ボツクスが配設され、前記第1の配電ボ
ツクスには第1の時分割送受信装置が設けられ、
前記第2の配電ボツクスには第2の時分割送受信
装置とスイツチング素子と回路保護素子とが設け
られ、前記第3の配電ボツクスにはスイツチング
素子と回路保護素子とが設けられ、前記第1、第
2の配電ボツクス間は時分割多重信号線と給電線
とで接続され、前記第2、第3の配電ボツクス間
は電線束で接続されていることを特徴とするもの
である。
このようにすると、一番肥大化が大きかつた第
1、第2の配電ボツクス間の配線の総合太さを細
くすることができる。また、時分割多重送受信装
置は第1、第2の配電ボツクスにだけ設けている
ので、コストの上昇を最小限に抑えることができ
る。更に、本考案ではハンドルの位置に関係なく
構造を同じにしているので、配線装置の種類が多
くなるのを防止することができる。かつまた、第
2の配電ボツクスはバツテリ側のカウルサイド寄
りに配置しているので、パワー線の長さを短くす
ることができ、電圧降下や電圧変動を防止するこ
とができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。第3図は本考案に係る配線装置の一実施
例を示したものである。本実施例の自動車用配線
装置においては、自動車の図示しないダツシユボ
ード内に第1の配電ボツクス9が配置され、また
ハンドル10の位置に関係なくバツテリ11の搭
載位置側の一方の図示しないがカウルサイド寄り
に第2の配電ボツクス12が配置されている。こ
の第2の配電ボツクス12と同じ側で図示しない
エンジンルーム内には第3の配電ボツクス13が
配置され、且つこの第2の配電ボツクス12と同
じ側で車輌後部には第4の配電ボツクス14が配
置されている。
第1の配電ボツクス9には第1の時分割多重送
受信装置15が設けられている。第2の配電ボツ
クス12内には、第2の時分割多重送受信装置1
6と図示しないがスイツチング素子(半導体スイ
ツチや電磁リレーなど)及び回路保護素子(ヒユ
ーズ、ヒユージブルリンク、サーキツトブレーカ
ーなど)が設けられている。第3、第4の配電ボ
ツクス13,14内には、スイツチング素子と回
路保護素子とが設けられている。
第1、第2の配電ボツクス9,12間は、1条
又は複数条の時分割多重信号線17と複数条の給
電線18で接続されている。信号線17は、電線
でもよく、光フアイバ線でもよい。第2の配電ボ
ツクス12と第3、第4の配電ボツクス13,1
4との間は、電線束19,20でそれぞれ接続さ
れている。第3の配電ボツクス13には、自動車
の前部に対する配線を行うための電線束21が接
続されている。第4の配電ボツクス14には自動
車の後部に対する配線を行うための電線束22が
接続されている。
ハンドル10の付近にはスイツチ群23が設け
られて第1の配電ボツクス9に接続されている。
ダツシユボードに取付けられた計器盤24の各機
器は第1の配電ボツクス9に接続されている。第
2の配電ボツクス12にはブロアモータ25が接
続されている。バツテリ11のプラスターミナル
は第3の配電ボツクス13と接続され、第3の配
電ボツクス13はエンジン26とスタータモータ
27とに接続されている。電線束21には、ヘツ
ドランプ28、サイドターンランプ29、フロン
トコンビネーシヨンランプ30、ACジエネレー
タ31が接続されている。電線束20にはフユー
エルレベルゲージ32が接続されている。電線束
22には、リアコンビネーシヨンランプ33及び
ライセンスランプ34が接続されている。
第4図は上記の自動車用配線装置におけるパワ
ー線の接続関係を示したものである。第2の配電
ボツクス12とバツテリ11とは、パワー線35
と、第3の配電ボツクス13内のヒユーズ36を
介して接続されている。第4の配電ボツクス14
とバツテリ11とは、パワー線37と、第3の配
電ボツクス13内のヒユーズ38を介して接続さ
れている。ACジエネレータ31はパワー線39
と図示しない整流回路とヒユーズ36を介してバ
ツテリ11に接続されている。
上記のような装置においては、第1の配電ボツ
クス9はハンドル10の付近にあるスイツチ群2
3からのスイツチ信号(ヘツドランプ28、フロ
ントコンビネーシヨンランプ30、サイドターン
ランプ29、リアコンビネーシヨンランプ33、
ライセンスランプ34、ブロアモータ25等の制
御信号)を受け、これを第1の時分割多重送受信
装置15で時分割多重処理して時分割多重信号
(シリアル信号)として時分割多重信号線17で
第2の時分割多重送受信装置16に伝送する。第
2の時分割多重送受信装置16では、このシリア
ル信号からなる時分割多重信号をパラレル信号に
変換し、これらパラレル信号を第2、第3、第4
の配電ボツクス12,13,14に送り、これら
配電ボツクスに搭載されているスイツチング素子
を制御し、これら配電ボツクスに接続されている
負荷をそのスイツチング素子の制御により駆動す
る。
一方、車輌各部に散在する計器盤表示用信号
(フユ−エルレベル信号、オイルプレツシヤーワ
ーニング信号、水温信号など)やその他の信号
は、通常の電気信号にて第2の配電ボツクス12
に送り、ここで時分割多重処理して時分割多重信
号(シリアル信号)に変換し、時分割多重信号線
17で第1の配電ボツクス9に送り、計器盤24
の表示等を行わせる。
これをリヤデフオガの駆動操作を例にとつて第
5図にて説明する。リヤデフオガスイツチ40を
オンにすると、その信号は第1の時分割多重送受
信装置15に伝送される。この第1の時分割多重
送受信装置15へはキースイツチ41の信号も入
力されており、装置15内の論理回路によりキー
スイツチ41の接点位置がオンのときのみリヤデ
フオガスイツチ40のオン信号をシリアル変換
し、第2の時分割多重送受信装置16に伝送す
る。この装置16ではシリアル信号を受け、パラ
レル信号に変換し、通常の電気信号にて第4の配
電ボツクス14内のリヤデフオガ駆動用スイツチ
ング素子42をオンさせ、第3の配電ボツクス1
3内のヒユーズ38を介してバツテリ11に接続
しているパワー線37をつなぎ、第4の配電ボツ
クス14内のヒユーズ43を介してリヤデフオガ
44に電力を供給する。
なお、電線束19,20,21,22の必要な
部分は相互に連続する構造になつている。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る自動車用配線
装置においては、第1、第2の配電ボツクス間を
時分割多重信号線で結んでいるので、一番肥大化
が大きかつた第1、第2の配電ボツクス間の配線
の総合太さを細くすることができる。また、時分
割多重送受信装置は第1、第2の配電ボツクスに
だけ設けているので、コストの上昇を最小限に抑
えることができる。更に、本考案の配線装置では
ハンドルの位置に関係なく構造を同じにしている
ので、配線装置の種類が多くなるのを防止するこ
とができる。かつまた、第2の配電ボツクスはバ
ツテリ側のカウルサイド寄りに配置しているの
で、パワー線の長さを短くすることができ、電圧
降下や電圧変動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の自動車用配線装置の
右ハンドル車の場合と左ハンドル車の場合の平面
図、第3図は本考案に係る自動車用配線装置の一
実施例の平面図、第4図は第3図に示す装置のパ
ワー線の配線図、第5図はリヤデフオガの駆動回
路の例を示す結線図である。 9……第1の配電ボツクス、10……ハンド
ル、11……バツテリ、12……第2の配電ボツ
クス、13……第3の配電ボツクス、14……第
4の配電ボツクス、15,16……第1、第2の
時分割多重送受信装置、17……時分割多重信号
線、18……給電線、19,20,21,22…
…電線束、23……スイツチ群、24……計器
盤、31……ACジエネレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のダツシユボード内に第1の配電ボツク
    スが配置され、前記自動車のハンドル位置に関係
    なくバツテリ搭載位置側の一方のカウルサイド寄
    りに第2の配電ボツクスが配置され、前記第2の
    配電ボツクスと同じ側で前記自動車のエンジンル
    ーム内に第3の配電ボツクスが配設され、前記第
    1の配電ボツクスには第1の時分割送受信装置が
    設けられ、前記第2の配電ボツクスには第2の時
    分割送受信装置とスイツチング素子と回路保護素
    子とが設けられ、前記第3の配電ボツクスにはス
    イツチング素子と回路保護素子とが設けられ、前
    記第1、第2の配電ボツクス間は時分割多重信号
    線と給電線とで接続され、前記第2、第3の配電
    ボツクス間は電線束で接続されていることを特徴
    とする自動車用配線装置。
JP2687084U 1984-02-27 1984-02-27 自動車用配線装置 Granted JPS60138866U (ja)

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JP2687084U JPS60138866U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 自動車用配線装置

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JP2687084U JPS60138866U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 自動車用配線装置

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JPS60138866U JPS60138866U (ja) 1985-09-13
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JPH08318795A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Honda Motor Co Ltd コックピットモジュールにおけるワイヤハーネス構造

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JPS60138866U (ja) 1985-09-13

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