JP5248204B2 - 自動車用配線構造 - Google Patents
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Description
このようにワイヤハーネスと接続する機器が増加すると共にワイヤハーネスの配線途中に接続する電気接続品の増加により、ワイヤハーネスの重量が増加すると共に、ワイヤハーネスの外径の肥大化を招いている。このワイヤハーネスの重量化は自動車全体の重量化を招き、燃費が悪くなるため環境対策上からも、ワイヤハーネスの軽量化が求められている。
また、前記のようにワイヤハーネスの形態が複雑化すると、車両へのワイヤハーネスの組付作業性の悪化およびワイヤハーネス製造作業時の作業性の悪化する問題がある。
乗員が着座姿勢で操作できるドア側に配置される前記負荷部品は、前記第1ジャンクションボックスまたは第2ジャンクションボックス内の前記電子制御基板とそれぞれ非多重の通信線を介して直接接続して制御する一方、
前記インスツルメントパネルの中間部またはセンタークラスタに配置する前記負荷部品を電子制御するため、該インスツルメントパネルの中間部またはセンタークラスタに1つの多重通信ユニットを配置し、該多重通信ユニットの信号回路と前記第1、第2ジャンクションボックス内の電子制御基板とをそれぞれコネクタ接続部を介在させない連続した1本の多重通信線を介して接続し、該多重通信ユニットと前記インスツルメントパネル中間部またはセンタークラスタに配置する前記負荷部品とを非多重の通信線を介して接続していることを特徴とする自動車用配線構造を提供している。
このように、電子制御ユニットをジャンクションボックス内に取り込んで統合することにより、各電子制御ユニットの信号回路、電源回路およびアース回路をジャンクションボックスに集中させることができ、ジャンクションボックス内で信号回路の多重化おおび最適な電源分配を行うことができる。その結果、ワイヤハーネスの電線に取り付ける簡易電気接続部品のジョイントコネクタや電線同士を接続するコネクタを大幅に削減できる。
該多重通信ユニットを配置するインスツルメントパネルの中間部またはセンタークラスタには電子制御基板と接続される負荷部品、例えば、ナイビゲーションやセンタークラスタの周辺機器が集中するエリアである。よって、左右の第1、第2ジャンクションボックスの電子制御基板と各負荷部品とを直接に信号線を介して接続するよりも、前記多重通信ユニットと各負荷部品とを信号線を介して接続する通信線を短くできる。
かつ、第1、第2ジャンクションボックスの電子制御基板と多重通信ユニットの信号回路とを多重通信線を介して接続しているため、この間の通信線を削減できる。よって、第1、第2ジャンクションボックスの電子制御基板を各種機器と1対1で通信線を介して接続するよりも、多重通信ユニットでまとめて1対N個とすることにより、通信線を大幅に減少できる。
さらに、前記ジャンクションボックスと多重通信ユニットとの間に配線する電源線もまとめることができ、この間のワイヤハーネスの電線本数を大幅に削減できる。
さらに、1つの多重通信ユニットを多数の電子制御基板と接続するため、同系統のシステム制御プログラムの共通化や同系統の車両搭載負荷の統合が容易となり、車両システム設計の面での開発時間の短縮化が可能となる。
前記のように、第1、第2ジャンクションボックス間を接続するワイヤハーネスの通信線を多重通信線とすることで、1本の通信線とすることが可能となり、インスツルメントパネル内に配線するワイヤハーネスの電線本数を大幅に削減できる。
一方、左右に配置する第1、第2ジャンクションボックス内に電子制御基板を収容しているため、乗員が着座姿勢で操作できるドア側に配置された負荷部品は、前記多重通信ユニットと負荷部品とを接続するより、前記第1ジャンクションボックスまたは第2ジャンクションボックスと通信線を介して直接接続する方が通信線の長さを短くできる。よって、これらの負荷部品は多重通信ユニットを介さずに直接に第1、第2ジャンクションボックスと通信線を介して接続している。
即ち、負荷部品と接続するための通信線の長さに応じて、ジャンクションボックスと負荷部品を通信線を介して接続するか、多重通信ユニットを介して負荷部品と通信線を介して接続するかを選択している。
このように、配線区間が比較的長くなる箇所で、信号線を1本の多重通信線とすると、従来ワイヤハーネスの電線群に占める通信線が非常に多いため、ワイヤハーネスの電線本数を大幅に減少でき、ワイヤハーネスの重量化および肥大化を抑制することができる。
即ち、多重通信ユニットは各負荷部品毎に通信線を介して接続した1対1の接続とし、支線や枝線を設けず、各通信線はコネクタを介設させない連続した1本の通信線としている。
これは、多重通信ユニット内で分岐接続しているため、電線経路中で分岐接続する必要はなく、かつ、該多重通信ユニットは各負荷部品と比較的近接した位置に配置していることにより、各負荷部品毎に連続した通信線を介して接続しても通信線の長さを短くできることによる。即ち、従来のワイヤハーネスの支線、枝線を廃止でき、ワイヤハーネスの形態をシンプルとすることができる。また、このように、支線、枝線を設けないことにより、ワイヤハーネスの製造の自動化を促進できる。
このように、ジャンクションボックスと各電子制御ユニットとをそれぞれ接続する配線構造とせず、電子制御ユニットの機能を左右のジャンクションボックス内に総合し、さらに多重通信線を介して多重通信ユニットで電子制御機能を統合している。よって、ジャンクションボックスと各電子制御ユニットとを直接接続する場合と比較して、通信線、電源線、アース線のいずれも削減でき、かつ、ワイヤハーネスに支線、枝線を設けると共にコネクタ類の簡易電気接続部品を取り付ける必要もなくなり、ワイヤハーネスを簡素化できる。
図1、図2に第1実施形態の模式図を示す。
図1に示すように、インスツルメントパネル50の左側に第1ジャンクションボックス1(以下、第1JB1と称す)、右側に第2ジャンクションボックス2(以下、第2JB2と称す)を搭載している。第1JB1はエンジンルーム内に搭載するバッテリとヒューズボックス等を介して接続している。
第2JB2に近接した位置に配置する負荷部品9はブロアモータ等である。前記負荷部品10はパワーアウトレットやシガーライタ等、負荷部品11はチルテレスコピックモータやスクイブである。これら負荷部品10、11は前記負荷部品6〜8と同様にインスツルメントパネル50の中央部に配置する機器およびセンタークラスタ51の周縁機器である。
また、これらワイヤハーネスW1〜W6の端末に接続するコネクタW1c〜W6cを取り付けている。
同様に、第2JB2内の電子制御基板4の信号回路には多重通信機能を有する入力ポート4aと出力ポート4bを設けている。
多重通信ユニット15内に収容する電子制御基板20の信号回路にも多重通信機能を有する入力ポート20a、20bを設けている。
これらの電気制御基板3、4は、同系統のシステムの制御プログラムの共通化を図ると共、電源回路およびアース回路もまとめている。
また、多重通信ユニット15内に収容する電子制御基板20も、第1、第2JB1、2の両方の電子制御基板3、4と接続しているため、同系統のシステムの制御プログラムの共通化を図ると共、電源回路およびアース回路もまとめている。
また、運転席と近接した第2JB2に近接した位置の負荷部品9に対しては、第2JB2に搭載した電子制御基板4から負荷部品9に対して制御信号が送信され、負荷部品9は自動制御される。
第2実施形態では、第1、第2JB1、2とを接続する通信線30を、多重通信線ではない通信線30を介して接続している点が、第1実施形態と相違する。
第1JB1、第2JB2にそれぞれ電子制御基板3、4を収容し、かつ、これら電子制御基板3、4は多重通信ユニット15に接続しているため、多重通信ユニット15を介さずに第1JB1と第2JBとの間で送受信する必要がある信号は非常に少なくなる。例えば、多重通信ユニット15と接続しない負荷部品5から負荷部品8に信号を送信する必要がある場合等に限られる。
よって、第1JB1と第2JB2とを多重通信線でない通信線を介して接続しても、該通信線の本数は少なくすることができる。
他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、多重通信ユニット15をインスツルメントパネル50の中央部に搭載する代わりに、センタークラスタ51に搭載している。
この場合は、第1JB1、第2JB2に接続する多重通信線16、17をインスツルメントパネル50の内部よりセンタークラスタ51へと引き出して多重通信ユニット15と接続している。
他の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
2 第2ジャンクションボックス(第2JB)
3、4、20 電子制御基板
6〜11 電子制御される負荷部品
14、16、17 多重通信線
13、18、19、26 電源線
15 多重通信ユニット
25 通信線
50 インスツルメントパネル
51 センタークラスタ
W1〜W6 ワイヤハーネス
Claims (2)
- 自動車のインスツルメントパネル、該インスツルメントパネルの近接位置およびセンタークラスタに取り付けられる負荷部品を制御する電子制御基板を、前記インスツルメントパネルの左右両側に搭載する第1、第2ジャンクションボックスの内部に取り込んで統合し、
乗員が着座姿勢で操作できるドア側に配置される前記負荷部品は、前記第1ジャンクションボックスまたは第2ジャンクションボックス内の前記電子制御基板とそれぞれ非多重の通信線を介して直接接続して制御する一方、
前記インスツルメントパネルの中間部またはセンタークラスタに配置する前記負荷部品を電子制御するため、該インスツルメントパネルの中間部またはセンタークラスタに1つの多重通信ユニットを配置し、該多重通信ユニットの信号回路と前記第1、第2ジャンクションボックス内の電子制御基板とをそれぞれコネクタ接続部を介在させない連続した1本の多重通信線を介して接続し、該多重通信ユニットと前記インスツルメントパネル中間部またはセンタークラスタに配置する前記負荷部品とを非多重の通信線を介して接続していることを特徴とする自動車用配線構造。 - 前記第1、第2ジャンクションボックスは前記1本の多重通信線と1本の電源線で接続し、該第1ジャンクションボックスと前記多重通信ユニットおよび前記第2ジャンクションボックスと前記多重通信ユニットはそれぞれ前記1本の多重通信線と1本の電源線で接続している請求項1に記載の自動車用配線構造。
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