JP2603262B2 - 車両用多重伝送装置 - Google Patents
車両用多重伝送装置Info
- Publication number
- JP2603262B2 JP2603262B2 JP62191744A JP19174487A JP2603262B2 JP 2603262 B2 JP2603262 B2 JP 2603262B2 JP 62191744 A JP62191744 A JP 62191744A JP 19174487 A JP19174487 A JP 19174487A JP 2603262 B2 JP2603262 B2 JP 2603262B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- door
- multiplex
- transmission line
- multiplex unit
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用多重伝送装置に関するものである。
(従来技術) 車両、特に電子化の著しい最近の自動車においては、
信号の伝送ラインがそれぞれ専用化されているため、こ
の信号伝送用のワイヤハーネスの本数および長さが極め
て大きくなる傾向にある。
信号の伝送ラインがそれぞれ専用化されているため、こ
の信号伝送用のワイヤハーネスの本数および長さが極め
て大きくなる傾向にある。
このため、最近では、車両における信号伝送の形態と
して、ワイヤハーネルの本数や長さを小さくするため、
複数種の信号を1つの伝送ラインによって伝送するよう
にした多重伝送システムが注目され始めている。
して、ワイヤハーネルの本数や長さを小さくするため、
複数種の信号を1つの伝送ラインによって伝送するよう
にした多重伝送システムが注目され始めている。
この多重伝送システムを車両に応用した例としては、
特開昭60−179350号公報あるいは特開昭56−157644号公
報がある。前者の公報においては、運転席回りのメータ
とカウルサイド部内にあるジャンクションボックスとの
間を多重伝送としたものが開示されている。また、後者
の公報においては、多重伝送用の伝送ラインと電源ライ
ンとを分離して構成したものが開示されている。
特開昭60−179350号公報あるいは特開昭56−157644号公
報がある。前者の公報においては、運転席回りのメータ
とカウルサイド部内にあるジャンクションボックスとの
間を多重伝送としたものが開示されている。また、後者
の公報においては、多重伝送用の伝送ラインと電源ライ
ンとを分離して構成したものが開示されている。
さらに、車両における多重伝送を開示したものとして
特開昭58−199245号公報があり、これは、ドアに付設さ
れたスイッチや機器類に対する多重伝送を行なうものと
なっている。
特開昭58−199245号公報があり、これは、ドアに付設さ
れたスイッチや機器類に対する多重伝送を行なうものと
なっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、多重伝送は、伝送ラインの数や長さを小さ
くできるという利点を有する反面、1本の伝送ラインが
切断等されると、この伝送ラインを利用している複数種
の信号の授受が全て不可能になってしまうという欠点を
有する。特に、車両のように振動を受けたり高熱を受け
たりして使用条件の厳しい環境下で多重伝送システムを
構築する場合には、伝送ラインの異常発生というものに
対して十分に対処し得るものが望まれる。
くできるという利点を有する反面、1本の伝送ラインが
切断等されると、この伝送ラインを利用している複数種
の信号の授受が全て不可能になってしまうという欠点を
有する。特に、車両のように振動を受けたり高熱を受け
たりして使用条件の厳しい環境下で多重伝送システムを
構築する場合には、伝送ラインの異常発生というものに
対して十分に対処し得るものが望まれる。
また、車両において、多重伝送化を行う場合、ドアを
挟んで位置された一対の多重ユニット同士を伝送ライン
で接続せざるを得ないことが多くなる。この場合、車両
のドア特に運転席用ドアには、パワーウインド用のモー
タやスイッチ、さらにはオートドアロック用のソレノイ
ドやスイッチなど、付設されるスイッチや負荷の数が多
くなる傾向にある。したがって、このドアに設けられる
スイッチや負荷に対する多重伝送化を、他の多重ユニッ
トとの関係の上でいかに効率よく行うかが1つの問題と
なる。
挟んで位置された一対の多重ユニット同士を伝送ライン
で接続せざるを得ないことが多くなる。この場合、車両
のドア特に運転席用ドアには、パワーウインド用のモー
タやスイッチ、さらにはオートドアロック用のソレノイ
ドやスイッチなど、付設されるスイッチや負荷の数が多
くなる傾向にある。したがって、このドアに設けられる
スイッチや負荷に対する多重伝送化を、他の多重ユニッ
トとの関係の上でいかに効率よく行うかが1つの問題と
なる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもの
で、ドアを挟んでその各側に位置する第1、第2の多重
ユニットと、ドア内に配設される第3の多重ユニットと
を有するものを前提として、これ等多重ユニットの間で
の信号授受の信頼性確保と伝送ラインの効率化を共に十
分に満足し得るようにした車両用多重伝送装置を提供す
ることを目的とする。
で、ドアを挟んでその各側に位置する第1、第2の多重
ユニットと、ドア内に配設される第3の多重ユニットと
を有するものを前提として、これ等多重ユニットの間で
の信号授受の信頼性確保と伝送ラインの効率化を共に十
分に満足し得るようにした車両用多重伝送装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本発明にあっては、次の
ような構成としてある。すなわち、 前端が車両に回転自在に支持されたドアの前方に配設
された第1多重ユニットと、前記ドアの後方に配設され
た第2多重ユニットと、前記ドア内に配設された第3多
重ユニットと、前記ドアをバイパスして前記第1多重ユ
ニットと第2多重ユニットとを接続する第1伝送ライン
と、前記第3多重ユニットを経由して前記第1多重ユニ
ットと第2多重ユニットとを接続する第2伝送ラインで
あって、前記ドアの後端において前記ドアと車体間を空
間伝送手段で結合されているものと、を備え、前記第1
伝送ラインと第2伝送ラインとが互いに協働して閉ルー
プを構成している、 ような構成としてある。
ような構成としてある。すなわち、 前端が車両に回転自在に支持されたドアの前方に配設
された第1多重ユニットと、前記ドアの後方に配設され
た第2多重ユニットと、前記ドア内に配設された第3多
重ユニットと、前記ドアをバイパスして前記第1多重ユ
ニットと第2多重ユニットとを接続する第1伝送ライン
と、前記第3多重ユニットを経由して前記第1多重ユニ
ットと第2多重ユニットとを接続する第2伝送ラインで
あって、前記ドアの後端において前記ドアと車体間を空
間伝送手段で結合されているものと、を備え、前記第1
伝送ラインと第2伝送ラインとが互いに協働して閉ルー
プを構成している、 ような構成としてある。
このように、本発明では、第1伝送ラインと第2伝送
ラインとで閉ループを構成し、しかも第1伝送ラインは
物理的信号線によるライン伝送方式、第2伝送ラインは
ドア後端部分に空間伝送手段を含む空間伝送方式として
いるので、2本の伝送ラインを全く別経路を通るように
配線できるので両方の伝送ラインが共に断線する可能性
を大幅に低減でき、また一方の伝送ラインが接続されて
も、他方の伝送ラインによって何らの支障を生じること
なく信号の授受を行うことができる。
ラインとで閉ループを構成し、しかも第1伝送ラインは
物理的信号線によるライン伝送方式、第2伝送ラインは
ドア後端部分に空間伝送手段を含む空間伝送方式として
いるので、2本の伝送ラインを全く別経路を通るように
配線できるので両方の伝送ラインが共に断線する可能性
を大幅に低減でき、また一方の伝送ラインが接続されて
も、他方の伝送ラインによって何らの支障を生じること
なく信号の授受を行うことができる。
また、上記のように信号授受の信頼性確保のために用
いられる2つの伝送ラインのうち、一方をドア内の第3
多重ユニットを経由するように構成したので、別途専用
にこの第3多重ユニットの伝送ラインを構成する場合に
比して、伝送ラインの簡素化すなわち効率化を図ること
ができる。
いられる2つの伝送ラインのうち、一方をドア内の第3
多重ユニットを経由するように構成したので、別途専用
にこの第3多重ユニットの伝送ラインを構成する場合に
比して、伝送ラインの簡素化すなわち効率化を図ること
ができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付した図面に基づいて説明
する。
する。
第1図において、車両Aは、その前方から後方へ順
に、エンジンルーム1、車室2、トランクルーム3を有
する。このエンジンルーム1と車室2とは既知のよう
に、ダッシュパネル4によって画成されている。そし
て、車両Aは、ハンドル5が配設された運転席側のドア
6と助手席側のドア(図示略)との2つのドアを有する
2ドアタイプとされている。
に、エンジンルーム1、車室2、トランクルーム3を有
する。このエンジンルーム1と車室2とは既知のよう
に、ダッシュパネル4によって画成されている。そし
て、車両Aは、ハンドル5が配設された運転席側のドア
6と助手席側のドア(図示略)との2つのドアを有する
2ドアタイプとされている。
ドア6を間に挟んで、その前方に第1多重ユニット11
が配設されると共に、その後方に第2多重ユニット12が
配設されている。また、ドア6内には、第3多重ユニッ
ト13が配設されている。この第1多重ユニット11は、例
えば運転席回りに配設されたスイッチや機器類に対する
ものとされている。また、第2多重ユニットは、例えば
テールランプ、ウインカ、バックアップランプ、ブレー
キランプ、リアワイパ等に対するものとされている。さ
らに、第3多重ユニット13は、パワーウインド、オート
ドアロックに対するものとされている。
が配設されると共に、その後方に第2多重ユニット12が
配設されている。また、ドア6内には、第3多重ユニッ
ト13が配設されている。この第1多重ユニット11は、例
えば運転席回りに配設されたスイッチや機器類に対する
ものとされている。また、第2多重ユニットは、例えば
テールランプ、ウインカ、バックアップランプ、ブレー
キランプ、リアワイパ等に対するものとされている。さ
らに、第3多重ユニット13は、パワーウインド、オート
ドアロックに対するものとされている。
第1と第2の多重ユニット11、12同士は、第1伝送ラ
イン14により接続されている。この伝送ライン14は、第
3多重ユニット13すなわちドア6をバイパスしており、
例えばサイドシル内を通して配設されている。また、第
1と第2の多重ユニット11と12は、第3多重ユニット13
が接続された第2伝送ライン15によっても接続されてい
る。この第2伝送ライン15は、第1図では、2つの伝送
ライン15a、15bの分割構成とされている。すなわち、分
割伝送ライン15aは第1多重ユニット11より伸びてドア
6内に入り、ドア6の開閉端部内に配設された空間伝送
用のターミナル(ユニット)16aに連なっている。そし
て、この分割伝送ライン15aの途中に、第3多重ユニッ
ト13が接続されている。また、他方の分割伝送ライン15
bは第2多重ユニット12より伸びて、空間伝送用のター
ミナル16bに連なっている。このターミナル16bが、ドア
6が閉じたときに、このドア6に設けられたターミナル
16aの直近に位置するように車体に設けられている。そ
して、両ターミナル16aと16bとの間にでは、無線式に多
重伝送を行うようになっている。なお、伝送ラインに対
する多重ユニットの接続方式はバス方式とされている。
イン14により接続されている。この伝送ライン14は、第
3多重ユニット13すなわちドア6をバイパスしており、
例えばサイドシル内を通して配設されている。また、第
1と第2の多重ユニット11と12は、第3多重ユニット13
が接続された第2伝送ライン15によっても接続されてい
る。この第2伝送ライン15は、第1図では、2つの伝送
ライン15a、15bの分割構成とされている。すなわち、分
割伝送ライン15aは第1多重ユニット11より伸びてドア
6内に入り、ドア6の開閉端部内に配設された空間伝送
用のターミナル(ユニット)16aに連なっている。そし
て、この分割伝送ライン15aの途中に、第3多重ユニッ
ト13が接続されている。また、他方の分割伝送ライン15
bは第2多重ユニット12より伸びて、空間伝送用のター
ミナル16bに連なっている。このターミナル16bが、ドア
6が閉じたときに、このドア6に設けられたターミナル
16aの直近に位置するように車体に設けられている。そ
して、両ターミナル16aと16bとの間にでは、無線式に多
重伝送を行うようになっている。なお、伝送ラインに対
する多重ユニットの接続方式はバス方式とされている。
このように、第1、第2の2つの伝送ライン14、15に
よって信号伝送上に閉ループが構成される。すなわち、
両伝送ライン14と15とは信号伝送上互いに等価であるた
め、例えば第1伝送ライン14が切断されたような場合で
も、第2伝送ライン15を利用して各多重ユニット11〜13
間での信号の授受が保障される。
よって信号伝送上に閉ループが構成される。すなわち、
両伝送ライン14と15とは信号伝送上互いに等価であるた
め、例えば第1伝送ライン14が切断されたような場合で
も、第2伝送ライン15を利用して各多重ユニット11〜13
間での信号の授受が保障される。
なお、第1多重ユニット11に対しては、図示は略す
が、インストルメントパネル内に設けられた運転席回り
のスイッチや負荷(ランプスイッチ、オーディオ、リモ
コンミラー等々)に対するターミナルより伸びる伝送ラ
インが接続されている。そして、この図示を略す伝送ラ
インは、さらに、車体左方(第1図下方)にある他のス
ッチや負荷用のターミナルに連なっているものである。
が、インストルメントパネル内に設けられた運転席回り
のスイッチや負荷(ランプスイッチ、オーディオ、リモ
コンミラー等々)に対するターミナルより伸びる伝送ラ
インが接続されている。そして、この図示を略す伝送ラ
インは、さらに、車体左方(第1図下方)にある他のス
ッチや負荷用のターミナルに連なっているものである。
上述したような多重伝送による信号処理の方式は、実
施例ではタイムスロット方式(時分割方式)とされてい
る。このため、時間位置設定(チャネル設定)のための
基準パルスを伝送ラインに送出するマスタターミナルが
用いられるが、実施例ではこのマスタターミナルを第1
多重ユニット11に内蔵させるようにしてある。勿論、各
多重ユニット11〜13は、上記信号処理方式に対応して、
該各多重ユニットへのスイッチ、センサ等からの入力信
号あるいは負荷(モータ、ソレノイドランプ、オーディ
オ等の機器類等々)への入出力信号の処理を、基準パル
スに基づいて行う。例えば、ブレーキの操作が運転者に
よりなされた場合、この操作に伴う入力信号が第1多重
ユニット11よりあらかじめ割当られたチャンネルのタイ
ミングで伝送ライン14(15)に出力され、上記割当てら
れたチャンネルのタイミングでこの出力を受取った第2
多重ユニット12が、ブレーキランプを作動させるための
信号をブレーキランプ用回路に出力することになる。
施例ではタイムスロット方式(時分割方式)とされてい
る。このため、時間位置設定(チャネル設定)のための
基準パルスを伝送ラインに送出するマスタターミナルが
用いられるが、実施例ではこのマスタターミナルを第1
多重ユニット11に内蔵させるようにしてある。勿論、各
多重ユニット11〜13は、上記信号処理方式に対応して、
該各多重ユニットへのスイッチ、センサ等からの入力信
号あるいは負荷(モータ、ソレノイドランプ、オーディ
オ等の機器類等々)への入出力信号の処理を、基準パル
スに基づいて行う。例えば、ブレーキの操作が運転者に
よりなされた場合、この操作に伴う入力信号が第1多重
ユニット11よりあらかじめ割当られたチャンネルのタイ
ミングで伝送ライン14(15)に出力され、上記割当てら
れたチャンネルのタイミングでこの出力を受取った第2
多重ユニット12が、ブレーキランプを作動させるための
信号をブレーキランプ用回路に出力することになる。
第2図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施
例と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省略
する。
例と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省略
する。
本実施例では、車両が、その各側部において各々前後
2つのドア26、27を有するいわゆる4ドアタイプとされ
ている(他側方側の2つのドアは図示略)。そして、前
後のドア26と27との間には、センターピラー28を有する
ものとなっている。また、各ドア26、27間にはそれぞれ
第3多重ユニットとしての多重ユニット13A、13Bを有す
るが、前側(運転席側)のドア26内の多重ユニット13A
はパワーウインドおよびオートドアロック用とされ、後
側のドア27内の多重ユニット13Bはパワーウインド用と
されている。この第2図では、第2伝送ライン15は、15
a、15b、15cの3つの分割されている。すなわち、分割
伝送ライン15a、15bは実質的に第1図に示す場合と同じ
ように設定されているが、該両者15aと15bとの間を、後
側のドア27内に配設されて多重ユニット13Bが接続され
た分割伝送ライン15cによって接続するようにしてあ
る。そして、各分割伝送ライン15aと15c,および15bと15
cとの間の伝送は、空間伝送用ターミナル16a、16bと17
a、17bとを利用した空間伝送としてある。
2つのドア26、27を有するいわゆる4ドアタイプとされ
ている(他側方側の2つのドアは図示略)。そして、前
後のドア26と27との間には、センターピラー28を有する
ものとなっている。また、各ドア26、27間にはそれぞれ
第3多重ユニットとしての多重ユニット13A、13Bを有す
るが、前側(運転席側)のドア26内の多重ユニット13A
はパワーウインドおよびオートドアロック用とされ、後
側のドア27内の多重ユニット13Bはパワーウインド用と
されている。この第2図では、第2伝送ライン15は、15
a、15b、15cの3つの分割されている。すなわち、分割
伝送ライン15a、15bは実質的に第1図に示す場合と同じ
ように設定されているが、該両者15aと15bとの間を、後
側のドア27内に配設されて多重ユニット13Bが接続され
た分割伝送ライン15cによって接続するようにしてあ
る。そして、各分割伝送ライン15aと15c,および15bと15
cとの間の伝送は、空間伝送用ターミナル16a、16bと17
a、17bとを利用した空間伝送としてある。
第3図は第2図の変形例であり、分割伝送ライン15a
と15cとの空間伝送を行うためのターミナル16bを、後側
のドア27の車体への取付端部付近に設けてある。
と15cとの空間伝送を行うためのターミナル16bを、後側
のドア27の車体への取付端部付近に設けてある。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、以下の
効果を奏することができる。
効果を奏することができる。
ドアを間に挟んで位置する第1、第2の二つの多重ユ
ニットを、閉ループを構成する2本の伝送ラインを利用
して接続し、しかもその伝送ラインの一方は車体ボディ
側を通過する物理的信号線によるライン伝送方式、他方
はドア側を通過する物理的信号線のドア後端部分に空間
伝送手段を持つ空間伝送方式とすることにより、2本の
伝送ラインの配線経路を全く別経路とし、それにより衝
撃等による断線の発生等に対してもその断線が2本の伝
送ラインのうちの一方に留まる可能性を高めて、信号伝
送の信頼性を向上させることができる。
ニットを、閉ループを構成する2本の伝送ラインを利用
して接続し、しかもその伝送ラインの一方は車体ボディ
側を通過する物理的信号線によるライン伝送方式、他方
はドア側を通過する物理的信号線のドア後端部分に空間
伝送手段を持つ空間伝送方式とすることにより、2本の
伝送ラインの配線経路を全く別経路とし、それにより衝
撃等による断線の発生等に対してもその断線が2本の伝
送ラインのうちの一方に留まる可能性を高めて、信号伝
送の信頼性を向上させることができる。
閉ループを構成する2本の伝送ラインのうちのドア側
を通過する伝送ラインを、ドア後端においてドア・ボデ
ィ間を空間伝送手段により結合する空間伝送方式とする
ことにより、ドア内での配線が2重経路とならないよう
言わば直線的に配線することができ、それによりドア側
を通過して第1、第2多重ユニット間を連絡する伝送ラ
インの長さを最小化することができる。
を通過する伝送ラインを、ドア後端においてドア・ボデ
ィ間を空間伝送手段により結合する空間伝送方式とする
ことにより、ドア内での配線が2重経路とならないよう
言わば直線的に配線することができ、それによりドア側
を通過して第1、第2多重ユニット間を連絡する伝送ラ
インの長さを最小化することができる。
ドア内に配設された第3多重ユニットに対する伝送ラ
インを、空間伝送方式の伝送ラインで構成するととも
に、この空間伝送方式の伝送ラインが車体側を通過する
ライン伝送方式の伝送ラインとともに閉ループを構成す
るようにしたので、空間伝送手段での通信がドアの開閉
や各種妨害要因により不可となった場合でも車体側の伝
送ラインを用いてボディ側の他の多重伝送ユニットと通
信することができ、よって第3多重ユニットからの通信
が不可となる可能性を簡単な構成で最小限化することが
できる。
インを、空間伝送方式の伝送ラインで構成するととも
に、この空間伝送方式の伝送ラインが車体側を通過する
ライン伝送方式の伝送ラインとともに閉ループを構成す
るようにしたので、空間伝送手段での通信がドアの開閉
や各種妨害要因により不可となった場合でも車体側の伝
送ラインを用いてボディ側の他の多重伝送ユニットと通
信することができ、よって第3多重ユニットからの通信
が不可となる可能性を簡単な構成で最小限化することが
できる。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図。 第2図、第3図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す系
統図。 6、26、27:ドア 11:第1多重ユニット 12:第2多重ユニット 13、13A、13B:多重ユニット 14:第1伝送ライン 15(15a、15b、15c):第2伝送ライン
統図。 6、26、27:ドア 11:第1多重ユニット 12:第2多重ユニット 13、13A、13B:多重ユニット 14:第1伝送ライン 15(15a、15b、15c):第2伝送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−45238(JP,A) 特開 昭57−176493(JP,A) 実開 昭61−74185(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】前端が車両に回動自在に支持されたドアの
前方に配設された第1多重ユニットと、 前記ドアの後方に配設された第2多重ユニットと、 前記ドア内に配設された第3多重ユニットと、 前記ドアをバイパスして前記第1多重ユニットと第2多
重ユニットとを接続する第1伝送ラインと、 前記第3多重ユニットを経由して前記第1多重ユニット
と第2多重ユニットとを接続する第2伝送ラインであっ
て、前記ドアの後端において前記ドアと車体間を空間伝
送手段で結合されているものと、 を備え、前記第1伝送ラインと第2伝送ラインとが互い
に協働して閉ループを構成している、 ことを特徴とする車両用多重伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62191744A JP2603262B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62191744A JP2603262B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6436541A JPS6436541A (en) | 1989-02-07 |
JP2603262B2 true JP2603262B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=16279778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62191744A Expired - Lifetime JP2603262B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 車両用多重伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603262B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2904296B2 (ja) * | 1990-03-30 | 1999-06-14 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
JP2904297B2 (ja) * | 1990-03-30 | 1999-06-14 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
JP3165430B2 (ja) * | 1990-08-10 | 2001-05-14 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
US5379292A (en) * | 1991-07-08 | 1995-01-03 | Naldec Corporation | Apparatus having priority order storages for recovery from failure of multiplex data transmission |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5945238A (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-14 | Mitsubishi Electric Corp | 自動車用制御装置 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP62191744A patent/JP2603262B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6436541A (en) | 1989-02-07 |
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