JP2904297B2 - 車両用多重伝送装置 - Google Patents
車両用多重伝送装置Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/407—Bus networks with decentralised control
- H04L12/413—Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection [CSMA-CD]
-
- H—ELECTRICITY
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- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/403—Bus networks with centralised control, e.g. polling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
- B60R16/0315—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques
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- H04L2012/40273—Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばCSMA/CD方式等のような多重伝送方
式を車両内の信号伝送に適用した車両用多重伝送装置に
関し、特に分散型の多重通信ネツトワークの伝送装置に
関する。
式を車両内の信号伝送に適用した車両用多重伝送装置に
関し、特に分散型の多重通信ネツトワークの伝送装置に
関する。
(従来の技術) 自動車のエレクトロニクス化に伴ない、電子部品間を
結ぶ配線(ワイヤハーネス)の肥大化,複雑化が深刻な
問題となつてきた。この問題を特に自動車の分野におい
て解消するために、多重通信が注目されている。多重通
信は1つの配線上に複数のデータを時分割多重で送出す
るもので、基本的にはシリアル伝送が基本となつてい
る。
結ぶ配線(ワイヤハーネス)の肥大化,複雑化が深刻な
問題となつてきた。この問題を特に自動車の分野におい
て解消するために、多重通信が注目されている。多重通
信は1つの配線上に複数のデータを時分割多重で送出す
るもので、基本的にはシリアル伝送が基本となつてい
る。
自動車の分野においては、この多重通信のネツトワー
ク形態は、完全多重型と部分多重型という分類、また
は、集中型と分散型という分類に分けて考えられてい
る。部分多重型は、非多重通信部分と多重通信部分とを
混在させたものであり、多重通信部分においては距離的
に分散して配置されたスイツチや負荷等が多重伝送ユニ
ツトで接続されている。このユニツトとスイツチ,負荷
間は個別の配線が必要であるために、配線の全長は減る
ものの、その数は増えると言われている。また、集中型
は、1つのマスタの伝送ユニツトに対して複数のスレー
ブの伝送ユニツトが接続されるもので、細径化効果は得
られるものの、マスタがダウンするとシステムダウンに
なる、また設計変更が困難になるなどの欠点があると言
われている。一方、分散型はコストはかかるものの、大
きな細径化効果が得られること、一部ダウンに対する信
頼性が高いこと、設計変更に対する柔軟性が高いこと等
の点で脚光を浴びている(例えば、特開昭62−4658
号)。
ク形態は、完全多重型と部分多重型という分類、また
は、集中型と分散型という分類に分けて考えられてい
る。部分多重型は、非多重通信部分と多重通信部分とを
混在させたものであり、多重通信部分においては距離的
に分散して配置されたスイツチや負荷等が多重伝送ユニ
ツトで接続されている。このユニツトとスイツチ,負荷
間は個別の配線が必要であるために、配線の全長は減る
ものの、その数は増えると言われている。また、集中型
は、1つのマスタの伝送ユニツトに対して複数のスレー
ブの伝送ユニツトが接続されるもので、細径化効果は得
られるものの、マスタがダウンするとシステムダウンに
なる、また設計変更が困難になるなどの欠点があると言
われている。一方、分散型はコストはかかるものの、大
きな細径化効果が得られること、一部ダウンに対する信
頼性が高いこと、設計変更に対する柔軟性が高いこと等
の点で脚光を浴びている(例えば、特開昭62−4658
号)。
この分散型多重通信システムでは、例えばSAE(米国
自動車技術会)標準化案では、CSMA/CD方式が採用され
ている。
自動車技術会)標準化案では、CSMA/CD方式が採用され
ている。
また、本出願人から、このCSMA/CD方式を更に発展さ
せたPALNET(Protocol for Automobile Local area Net
work)方式も特願昭62−302421号として提案されてい
る。
せたPALNET(Protocol for Automobile Local area Net
work)方式も特願昭62−302421号として提案されてい
る。
また、本出願人による特開平1−36541号には、マス
タノードが、伝送路上にチャネルを設定して、バスアク
セス権を時分割するための基準パルスを送出するように
なっている。
タノードが、伝送路上にチャネルを設定して、バスアク
セス権を時分割するための基準パルスを送出するように
なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような分散多重型の車両用伝送システ
ムでは通信速度が問題になる場合がある。従来の分散多
重型の車両用伝送システムでは、せいぜい単純なスイツ
チやソレノイド類が対象になっているのみで通信速度が
問題になることはない。しかし、例えば、エンジン制御
コントローラや、アクテイブサスペンションコントロー
ラや、トラクションコントローラ等も多重通信の対象と
するようにすると、これらのコントローラが必要とする
情報の発生頻度は極めて高いので通信速度が問題になる
のである。低速のコントローラを用いていたのであれ
ば、これらのコントローラの速度に通信速度が追い付か
ず、結果として、制御にもたつき感が発生する時があ
る。この場合、高速の通信用LSIを用いればよいのであ
るが、コストとの関係で困難な場合がある。従って、高
速コントローラを多重通信の対象とする場合はコストと
制御速度とのバランスが問題となる。
ムでは通信速度が問題になる場合がある。従来の分散多
重型の車両用伝送システムでは、せいぜい単純なスイツ
チやソレノイド類が対象になっているのみで通信速度が
問題になることはない。しかし、例えば、エンジン制御
コントローラや、アクテイブサスペンションコントロー
ラや、トラクションコントローラ等も多重通信の対象と
するようにすると、これらのコントローラが必要とする
情報の発生頻度は極めて高いので通信速度が問題になる
のである。低速のコントローラを用いていたのであれ
ば、これらのコントローラの速度に通信速度が追い付か
ず、結果として、制御にもたつき感が発生する時があ
る。この場合、高速の通信用LSIを用いればよいのであ
るが、コストとの関係で困難な場合がある。従って、高
速コントローラを多重通信の対象とする場合はコストと
制御速度とのバランスが問題となる。
本発明はこのような背景に基づいてなされたものであ
り、その目的は、高速と低速のノードとを混在させなが
らも、高速ノードのバスアクセスに影響を与えないよう
にすることにより、比較的低速度の伝送路の使用を可能
にした車両用多重伝送装置を提案することにある。
り、その目的は、高速と低速のノードとを混在させなが
らも、高速ノードのバスアクセスに影響を与えないよう
にすることにより、比較的低速度の伝送路の使用を可能
にした車両用多重伝送装置を提案することにある。
(課題を達成するための手段及び作用) 上記課題を達成するための本発明の構成は、共通の多
重伝送路と、この伝送路を介して相互に接続された第1
のグループと第2のグループの複数の通信ノードを有す
る車両用多重伝送装置であって、前記伝送路へのアクセ
ス権を複数のタイムスロツトに時分割する時分割手段
と、時分割された個々のタイムスロツトへのアクセス権
のうち、少なくとも1つのタイムスロツトへのアクセス
権を、第1のグループの全ての通信ノードに禁止する禁
止手段とを具備したことを特徴とする。
重伝送路と、この伝送路を介して相互に接続された第1
のグループと第2のグループの複数の通信ノードを有す
る車両用多重伝送装置であって、前記伝送路へのアクセ
ス権を複数のタイムスロツトに時分割する時分割手段
と、時分割された個々のタイムスロツトへのアクセス権
のうち、少なくとも1つのタイムスロツトへのアクセス
権を、第1のグループの全ての通信ノードに禁止する禁
止手段とを具備したことを特徴とする。
第1のグループのノードを低速ノードとすれば、高速
ノードである第2のノードにはアクセスを待たされる確
率が減少する。また、第1のグループは低速であるの
で、待たされても問題とはならない。
ノードである第2のノードにはアクセスを待たされる確
率が減少する。また、第1のグループは低速であるの
で、待たされても問題とはならない。
(実施例) 以下添付図面を参照して、本発明を、上述のPALNET方
式を用いた自動車用の多重通信装置に適用した場合の実
施例に従つて説明する。
式を用いた自動車用の多重通信装置に適用した場合の実
施例に従つて説明する。
第2図はこの実施例の構成を示す。但し、この実施例
では、説明を簡略化するためにノードは4つとした。図
中1は、伝送ラインであり、ツイストペア線が用いられ
ている。通信速度は2kbpsとした。このような低い通信
速度でも、4つのノードがアクセスを待たされることが
なく、通信可能となっているのが本実施例の特徴であ
る。これら4つのノードとしては、高速ノードの例とし
て、ブレーキのロツクを防止するためにスリツプ制御を
行なうためのコントローラ(アンチロックブレーキ/ト
ラクションコントローラ)を格納するABS/TRCノード4
と、エンジンを制御するEGIコントローラを有するEGIノ
ード2と、4輪操舵(即ち、後輪操舵)コントローラを
有する4WSノード5がある。また、低速ノードの例とし
て、ボデイ関連のスイツチ類を制御するコントローラを
有するボデイ系ノード3がある。実際には、これらのノ
ード以外にも、種々のノードがシステムに組み込むこと
が可能であるのは言うまでもない。
では、説明を簡略化するためにノードは4つとした。図
中1は、伝送ラインであり、ツイストペア線が用いられ
ている。通信速度は2kbpsとした。このような低い通信
速度でも、4つのノードがアクセスを待たされることが
なく、通信可能となっているのが本実施例の特徴であ
る。これら4つのノードとしては、高速ノードの例とし
て、ブレーキのロツクを防止するためにスリツプ制御を
行なうためのコントローラ(アンチロックブレーキ/ト
ラクションコントローラ)を格納するABS/TRCノード4
と、エンジンを制御するEGIコントローラを有するEGIノ
ード2と、4輪操舵(即ち、後輪操舵)コントローラを
有する4WSノード5がある。また、低速ノードの例とし
て、ボデイ関連のスイツチ類を制御するコントローラを
有するボデイ系ノード3がある。実際には、これらのノ
ード以外にも、種々のノードがシステムに組み込むこと
が可能であるのは言うまでもない。
この実施例の自動車用多重伝送方式では、第3図に示
すような構成のフレームFごとに自動車運転情報が伝送
される。ここで、このフレームFは、SD(Start Delimi
ter)コード、プライオリテイコード、フレームIDコー
ド、データ長、データ1〜データN、チエツクコードを
有するフレーム構成になつている。
すような構成のフレームFごとに自動車運転情報が伝送
される。ここで、このフレームFは、SD(Start Delimi
ter)コード、プライオリテイコード、フレームIDコー
ド、データ長、データ1〜データN、チエツクコードを
有するフレーム構成になつている。
先ず、「SDコード」は、フレームFの開始を表す特定
のコードであり、受信多重ノードはこのSDコード符号を
受信するとフレームFの開始を認知するようなつてい
る。「プライオリテイコード」は同時に複数の多重ノー
ドがデータを送信し、信号が衝突した場合にどの信号を
優先して処理するかを指示する優先順位を示す符号であ
る。この実施例では、プライオリテイはビツト値で低い
ものほど高い優先度が割り当てられている。これは、バ
ス1では、ローレベルがWIRED−ORとなっているためで
ある。もし同時に複数のノードから信号が送出された場
合は優先度の高いノードの「プライオリテイコード」が
バス1上に残るので、低い方のノードは自己の送出した
「プライオリテイコード」が別のコードに変っているこ
とから、衝突を検出する。そして、自己の失敗フレーム
の再送を遅らせることにより、高い優先度のノードから
の再送を優先するようになっている。
のコードであり、受信多重ノードはこのSDコード符号を
受信するとフレームFの開始を認知するようなつてい
る。「プライオリテイコード」は同時に複数の多重ノー
ドがデータを送信し、信号が衝突した場合にどの信号を
優先して処理するかを指示する優先順位を示す符号であ
る。この実施例では、プライオリテイはビツト値で低い
ものほど高い優先度が割り当てられている。これは、バ
ス1では、ローレベルがWIRED−ORとなっているためで
ある。もし同時に複数のノードから信号が送出された場
合は優先度の高いノードの「プライオリテイコード」が
バス1上に残るので、低い方のノードは自己の送出した
「プライオリテイコード」が別のコードに変っているこ
とから、衝突を検出する。そして、自己の失敗フレーム
の再送を遅らせることにより、高い優先度のノードから
の再送を優先するようになっている。
「フレームIDコード」は当該フレームの送出元を示す
コードである。「データ長」にはこのあとに続くデータ
の数が書き込まれ、N個のデータがあるとすればデータ
長としてNが送られる。このフレームを受け取つた多重
ノードでは、データをデータ長の内容だけ読み取る。そ
してデータに引き続くフィールドがCRCチエツクコード
(誤り検出符号)で、これを確認することによりフレー
ムの終わりであることを知ることができる。
コードである。「データ長」にはこのあとに続くデータ
の数が書き込まれ、N個のデータがあるとすればデータ
長としてNが送られる。このフレームを受け取つた多重
ノードでは、データをデータ長の内容だけ読み取る。そ
してデータに引き続くフィールドがCRCチエツクコード
(誤り検出符号)で、これを確認することによりフレー
ムの終わりであることを知ることができる。
第2図のシステムでは、伝送路1へのアクセス権は4
つのタイムスロツト(フエーズ0〜フエーズ3)に分割
されている。各タイムスロツトにチャネルが割り当てら
れている。このチャネル管理を行なうために、バス1上
には今何のチャネルが設定されているか、換言すれば、
どのフエーズが割り当てられているかを、他のノードに
周知させるのが、ABS/TRCノードから送出かれるフレー
ムである。
つのタイムスロツト(フエーズ0〜フエーズ3)に分割
されている。各タイムスロツトにチャネルが割り当てら
れている。このチャネル管理を行なうために、バス1上
には今何のチャネルが設定されているか、換言すれば、
どのフエーズが割り当てられているかを、他のノードに
周知させるのが、ABS/TRCノードから送出かれるフレー
ムである。
この実施例ではデータ長を4バイト(=32ビツト)と
してある。第4図は、ABS/TRCノード2に割り当てられ
たデータ構成のフォーマツトである。ABS/TRCノードの
優先度は“80"、IDは“80"である。最初のデータ(DATA
0)の最初のビツトは、ABS/TRCコントローラが動作中で
あるか否かを示すビツトである。また、φ2とφ1のビ
ツトは上述のチャネル設定を行なうのに使われる。
してある。第4図は、ABS/TRCノード2に割り当てられ
たデータ構成のフォーマツトである。ABS/TRCノードの
優先度は“80"、IDは“80"である。最初のデータ(DATA
0)の最初のビツトは、ABS/TRCコントローラが動作中で
あるか否かを示すビツトである。また、φ2とφ1のビ
ツトは上述のチャネル設定を行なうのに使われる。
第1図は、フエーズとφ2とφ1のビツトとの関係を
示す。即ち、 φ2,φ1=0,0 → フエーズ 0 φ2,φ1=0,1 → フエーズ 1 φ2,φ1=1,0 → フエーズ 2 φ2,φ1=1,1 → フエーズ 3 尚、各フエーズの長さは公称10msである。本実施例で
は、これらチャネルを設定するためのビツトを送出する
機能を許されているのは、ABS/TRCノードだけである。
即ち、ABS/TRCノードは、第4図のフォーマツトのフレ
ームを10ms毎にバス1上に送出してチャネル設定を行な
うと共に、もし送出すべきデータがあれば、このフレー
ム中に載せて送出する。換言すれば、ABS/TRCノードは
常にバスアクセス権を有している。
示す。即ち、 φ2,φ1=0,0 → フエーズ 0 φ2,φ1=0,1 → フエーズ 1 φ2,φ1=1,0 → フエーズ 2 φ2,φ1=1,1 → フエーズ 3 尚、各フエーズの長さは公称10msである。本実施例で
は、これらチャネルを設定するためのビツトを送出する
機能を許されているのは、ABS/TRCノードだけである。
即ち、ABS/TRCノードは、第4図のフォーマツトのフレ
ームを10ms毎にバス1上に送出してチャネル設定を行な
うと共に、もし送出すべきデータがあれば、このフレー
ム中に載せて送出する。換言すれば、ABS/TRCノードは
常にバスアクセス権を有している。
第5図は、4つのフエーズの各々にアクセス権が割り
当てられているノードを示す。前述したように、ABS/TR
Cノードは全てのフエーズにおいてアクセス権が認めら
れている。また、EGIノードはフエーズ0とフエーズ1
に認められている。4WSノードはフエーズ0とフエーズ
2に認められている。前述したように、ABS/TRCノード,
EGIノード,4WSノードは高速ノードである。フエーズ0
を除いた各フエーズに対して、ABS/TRCノード以外の各
高速ノードが1つのフエーズに割り当てられている。も
し新たに1つの高速ノードが追加されたならば、そのノ
ードには、フエーズ0の他にフエーズ3が割り当てられ
るであろう。
当てられているノードを示す。前述したように、ABS/TR
Cノードは全てのフエーズにおいてアクセス権が認めら
れている。また、EGIノードはフエーズ0とフエーズ1
に認められている。4WSノードはフエーズ0とフエーズ
2に認められている。前述したように、ABS/TRCノード,
EGIノード,4WSノードは高速ノードである。フエーズ0
を除いた各フエーズに対して、ABS/TRCノード以外の各
高速ノードが1つのフエーズに割り当てられている。も
し新たに1つの高速ノードが追加されたならば、そのノ
ードには、フエーズ0の他にフエーズ3が割り当てられ
るであろう。
第6図の割り当ての態様では、フエーズ0には全ての
ノードがアクセス可能である。換言すれば、ボデイノー
ドにはフエーズ0のみが割り当てられている。このフエ
ーズノーズに対して全てのノードのアクセス権が認めら
れているので、アクセスの衝突が起こる可能性が高い。
しかし、ABS/TRCノードには全フエーズに認められてお
り、他の高速ノードには、フエーズ0以外にもう1つの
フエーズが認められているので、ABS/TRCノード以外の
高速ノードは長時間待たされないでデータを送出するこ
とが確実である。換言すれば、ボデイノードのアクセス
が長時間待たされる可能性が極めて高い。しかしなが
ら、このボデイノードは低速(低頻度でしかデータが発
生しない)ノードであるので、アクセスを認められるま
でに長時間待たされても問題はない。
ノードがアクセス可能である。換言すれば、ボデイノー
ドにはフエーズ0のみが割り当てられている。このフエ
ーズノーズに対して全てのノードのアクセス権が認めら
れているので、アクセスの衝突が起こる可能性が高い。
しかし、ABS/TRCノードには全フエーズに認められてお
り、他の高速ノードには、フエーズ0以外にもう1つの
フエーズが認められているので、ABS/TRCノード以外の
高速ノードは長時間待たされないでデータを送出するこ
とが確実である。換言すれば、ボデイノードのアクセス
が長時間待たされる可能性が極めて高い。しかしなが
ら、このボデイノードは低速(低頻度でしかデータが発
生しない)ノードであるので、アクセスを認められるま
でに長時間待たされても問題はない。
第7図により、バスアクセスが待たされる様子を具体
的に説明する。同図に示すように、各フエーズは2つの
部分に分けられる。前半の部分は、ABS/TRCノードに割
り当てられもので、この間に、ABS/TRCノードがチャネ
ル設定ビツト(φ2,φ1)と共に自身のデータを送出す
る期間である。ABS/TRCノード以外は、後半の期間に自
身のデータを送出する。ABS/TRCノードが前半に送出
し、それ以外のノードが後半に送出するのは、ABS/TRC
ノード以外のノードはABS/TRCノードが送出したフレー
ムのチャネル設定ビツトを見て、自身の送出可能タイミ
ングを判断するからである。
的に説明する。同図に示すように、各フエーズは2つの
部分に分けられる。前半の部分は、ABS/TRCノードに割
り当てられもので、この間に、ABS/TRCノードがチャネ
ル設定ビツト(φ2,φ1)と共に自身のデータを送出す
る期間である。ABS/TRCノード以外は、後半の期間に自
身のデータを送出する。ABS/TRCノードが前半に送出
し、それ以外のノードが後半に送出するのは、ABS/TRC
ノード以外のノードはABS/TRCノードが送出したフレー
ムのチャネル設定ビツトを見て、自身の送出可能タイミ
ングを判断するからである。
第7図の最初のフエーズ0で、EGIノードとボデイ系
ノードの両方で略同時に送出データが発生したとする。
しかし、フエーズ0では、ボデイ系ノードにはアクセス
権が認められていないから、EGIノードからの送出が行
なわれ、ボデイ系ノードは待たされる。次のフエーズ1
からフエーズ3までは、ボデイ系ノードにはアクセス権
が認められていないからフエーズ0まで待たされる。も
しこの次のフエーズ0において、他のノードからのアク
セスがなければ、今まで待たされていたボデイ系ノード
のアクセスはこの時点で認められる。
ノードの両方で略同時に送出データが発生したとする。
しかし、フエーズ0では、ボデイ系ノードにはアクセス
権が認められていないから、EGIノードからの送出が行
なわれ、ボデイ系ノードは待たされる。次のフエーズ1
からフエーズ3までは、ボデイ系ノードにはアクセス権
が認められていないからフエーズ0まで待たされる。も
しこの次のフエーズ0において、他のノードからのアク
セスがなければ、今まで待たされていたボデイ系ノード
のアクセスはこの時点で認められる。
第8図はABS/TRCノードにおける制御を、第9図はABS
/TRCノード以外の他の高速ノードの制御手順を、第10図
は低速ノードとしてのボデイ系ノードの制御手順を示す
フローチヤートである。
/TRCノード以外の他の高速ノードの制御手順を、第10図
は低速ノードとしてのボデイ系ノードの制御手順を示す
フローチヤートである。
先ずABS/TRCノードの制御手順について説明する。ス
テツプS2において、10msの時間を待つ。この時間は、1
つのフエーズの期間10msから、ABS/TRCノードが自身の
フレームを送出するのに要する時間を差し引いた時間で
ある。この時間が経過しないうちは、ステツプS4に進
み、他のノードからのフレーム受信を意味するSDを調べ
る。SDがなければ、ステツプS2に戻ってtmsの経過を待
つ。tmsの経過前にSDを検出すれば、そのフレームを受
信し、そのフレーム中に含まれるところの自身ABS/TRC
のデータを処理する。例えば、EGIノードからのフレー
ムであれば、そのフレーム中にはABS/TRCノードがトラ
クション制御で使われるエンジン回転数等のデータが含
まれていよう。
テツプS2において、10msの時間を待つ。この時間は、1
つのフエーズの期間10msから、ABS/TRCノードが自身の
フレームを送出するのに要する時間を差し引いた時間で
ある。この時間が経過しないうちは、ステツプS4に進
み、他のノードからのフレーム受信を意味するSDを調べ
る。SDがなければ、ステツプS2に戻ってtmsの経過を待
つ。tmsの経過前にSDを検出すれば、そのフレームを受
信し、そのフレーム中に含まれるところの自身ABS/TRC
のデータを処理する。例えば、EGIノードからのフレー
ムであれば、そのフレーム中にはABS/TRCノードがトラ
クション制御で使われるエンジン回転数等のデータが含
まれていよう。
tmsが経過すれば、ステツプS10以下でABS/TRCフレー
ムを作成し送出する。即ち、ステツプS10でABS/TRCノー
ドを表わすIDをIDフィールド(第4図)に用意し、ステ
ツプS12ではチャネル設定ビツトを用意する。ここで、
このビツトは、第5図に示すように、00→01→10→11と
順に変化させて使う。ステツプS14では、他のノードが
使うデータを用意する。ステツプS16ではこの用意した
フレームを送出する。
ムを作成し送出する。即ち、ステツプS10でABS/TRCノー
ドを表わすIDをIDフィールド(第4図)に用意し、ステ
ツプS12ではチャネル設定ビツトを用意する。ここで、
このビツトは、第5図に示すように、00→01→10→11と
順に変化させて使う。ステツプS14では、他のノードが
使うデータを用意する。ステツプS16ではこの用意した
フレームを送出する。
第9図はABS/TRCノード以外の他の高速ノードの制御
手順である。ステツプS20では、他のノードからのフレ
ーム受信を待つ。フレームを受信すると、ステツプS24
で、そのフレーム中のIDはABS/TRCを示すかを調べる。A
BS/TRCノードからのフレームでない場合はステツプS28
に進む。ABS/TRCノードからのフレームである場合は、
そのフレーム中に含まれるチャネル設定ビツトに基づい
て、現在のフエーズを識別する。
手順である。ステツプS20では、他のノードからのフレ
ーム受信を待つ。フレームを受信すると、ステツプS24
で、そのフレーム中のIDはABS/TRCを示すかを調べる。A
BS/TRCノードからのフレームでない場合はステツプS28
に進む。ABS/TRCノードからのフレームである場合は、
そのフレーム中に含まれるチャネル設定ビツトに基づい
て、現在のフエーズを識別する。
次に、ステツプS28では、自身に送出すべきデータを
有しているかを調べる。送出すべきデータが無い場合は
ステツプS30に進んで、ステツプS22で受けたフレーム中
のデータを処理する。もし送出すべきデータがあるなら
ば、ステツプS32で、現在のフエーズが自己がアクセス
権を認められているノードかを判断する。もし、認めら
れていないノードであれば、ステツプS30に進む。もし
ステツプS26で認識した現在のフエーズが自身がアクセ
スを認められているノードであれば、ステツプS34以下
で、バス1にアクセスしフレームを送出する。
有しているかを調べる。送出すべきデータが無い場合は
ステツプS30に進んで、ステツプS22で受けたフレーム中
のデータを処理する。もし送出すべきデータがあるなら
ば、ステツプS32で、現在のフエーズが自己がアクセス
権を認められているノードかを判断する。もし、認めら
れていないノードであれば、ステツプS30に進む。もし
ステツプS26で認識した現在のフエーズが自身がアクセ
スを認められているノードであれば、ステツプS34以下
で、バス1にアクセスしフレームを送出する。
第10図は低速ノードとしてのボデイ系ノードの制御手
順を示す。この第10図のフローチヤートは第9図のフロ
ーチヤートと、ステツプS62を除いて表面的にはそれほ
ど違わないので、ステツプS62だけを説明する。即ち、
ステツプS62で、今のフエーズがボデイ系ノードが唯一
許されたフエーズ1であるときのみ、ステツプS64以下
でデータを送出するようになっている。
順を示す。この第10図のフローチヤートは第9図のフロ
ーチヤートと、ステツプS62を除いて表面的にはそれほ
ど違わないので、ステツプS62だけを説明する。即ち、
ステツプS62で、今のフエーズがボデイ系ノードが唯一
許されたフエーズ1であるときのみ、ステツプS64以下
でデータを送出するようになっている。
かくして、以上の実施例によれば、 :バスアクセスに複数のフエーズを設定し、低速ノー
ドには、1つのフエーズにのみアクセスを認めるように
し、また、高速ノードには、少なくとも2つ以上のフエ
ーズにおいてアクセスを認めるようにしているので、高
速ノードのアクセスが待たされる確率は低いものとな
る。また、アスセスが待たされる確率の高い低速ノード
は、待たされても、データ発生頻度が低いので問題はな
い。従って、システム全体の伝送レートを低く設定する
ことが可能になり、コスト的に安価なシステムができあ
がる。
ドには、1つのフエーズにのみアクセスを認めるように
し、また、高速ノードには、少なくとも2つ以上のフエ
ーズにおいてアクセスを認めるようにしているので、高
速ノードのアクセスが待たされる確率は低いものとな
る。また、アスセスが待たされる確率の高い低速ノード
は、待たされても、データ発生頻度が低いので問題はな
い。従って、システム全体の伝送レートを低く設定する
ことが可能になり、コスト的に安価なシステムができあ
がる。
:高速ノードのうち、一番データ発生の高いノードで
あるABS/TRCノードに対してマスタノードとしての機能
を割り当て、このABS/TRCノードがチャネル設定ビツト
をフレーム中に挿入してバス上に送出し、これを受けた
他のノードがチャネル、即ちフエーズを認識するように
なっている。従って、各フエーズは、2つに分割され、
その前半期間では、最もデータ発生頻度の高いABS/TRC
ノードのみが使用するので、このABS/TRCノードにはア
クセスを待たされることがなくなり、ABS/TRC制御の高
応答性が実現する。
あるABS/TRCノードに対してマスタノードとしての機能
を割り当て、このABS/TRCノードがチャネル設定ビツト
をフレーム中に挿入してバス上に送出し、これを受けた
他のノードがチャネル、即ちフエーズを認識するように
なっている。従って、各フエーズは、2つに分割され、
その前半期間では、最もデータ発生頻度の高いABS/TRC
ノードのみが使用するので、このABS/TRCノードにはア
クセスを待たされることがなくなり、ABS/TRC制御の高
応答性が実現する。
また、チャネル設定管理が上述したようにフレームで
行なわれるので、チャネル設定用の他の信号線を必要と
しなくなり、これも低コスト化に益する。
行なわれるので、チャネル設定用の他の信号線を必要と
しなくなり、これも低コスト化に益する。
:また、各フエーズの後半期間はABS/TRCノード以外
のノードに割り当てられ、そのうち、高速ノードに対し
ては、フエーズ0以外のフエーズには、1つのフエーズ
に1つの高速ノードが割り当てられるようになってお
り、衝突が減少する。
のノードに割り当てられ、そのうち、高速ノードに対し
ては、フエーズ0以外のフエーズには、1つのフエーズ
に1つの高速ノードが割り当てられるようになってお
り、衝突が減少する。
本発明はその主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能
である。
である。
例えば、チャネル設定ビツトを送出するノードはABS/
TRCノードに限定していたが、これを例えば他の高速ノ
ードが行なってもよい。
TRCノードに限定していたが、これを例えば他の高速ノ
ードが行なってもよい。
また、ABS/TRCノードがフェイルした場合は、全シス
テムがフェイルすることになるので、次のような変形例
を提案する。即ち、ABS/TRCノードの次に高頻度にデー
タが発生する例えばEGIノードの送出フレーム中にも、
チャネル設定ビツトを設けるようにする。そして、正常
動作中は、他のノードは、フレーム中のIDがABS/TRCノ
ードであることを示すチャネル設定ビツトのみに基づい
てチャネルを識別するようにする。もしABS/TRCノード
でフェイルが発生すれば、その旨のフレームが全ノード
に配信されるので、その他のノードは次からは、フレー
ム中のIDがEGIノードであることを示すチャネル設定ビ
ツトのみに基づいてチャネルを識別するようにするわけ
である。
テムがフェイルすることになるので、次のような変形例
を提案する。即ち、ABS/TRCノードの次に高頻度にデー
タが発生する例えばEGIノードの送出フレーム中にも、
チャネル設定ビツトを設けるようにする。そして、正常
動作中は、他のノードは、フレーム中のIDがABS/TRCノ
ードであることを示すチャネル設定ビツトのみに基づい
てチャネルを識別するようにする。もしABS/TRCノード
でフェイルが発生すれば、その旨のフレームが全ノード
に配信されるので、その他のノードは次からは、フレー
ム中のIDがEGIノードであることを示すチャネル設定ビ
ツトのみに基づいてチャネルを識別するようにするわけ
である。
また次のような変形例を提案する。上記実施例では、
φ2,φ1=0,0をフエーズ0に割り当てているので、各
ノードがフエーズを認識するのに際し、これら2つのビ
ツト値と当該フレームの送出元を示すIDがABS/TRCノー
ドであるかを確認することにより始めてなされる。しか
し、次のようにすることもできる。即ち、ABS/TRCノー
ドのフレーム中のチャネル設定ビツトをφn,φn-1,…φ
1とする。また、ABS/TRCノード以外のノードのフレー
ム中のチャネル設定ビツトフィールドは全て常に“0"と
する。そして、設定されるチャネル数を、2n−1個と
し、値“0"はチャネルに割り当てないのである。こうす
れば、ノード側ではチャネル設定ビツトの組合せだけ
で、フエーズを識別できる。
φ2,φ1=0,0をフエーズ0に割り当てているので、各
ノードがフエーズを認識するのに際し、これら2つのビ
ツト値と当該フレームの送出元を示すIDがABS/TRCノー
ドであるかを確認することにより始めてなされる。しか
し、次のようにすることもできる。即ち、ABS/TRCノー
ドのフレーム中のチャネル設定ビツトをφn,φn-1,…φ
1とする。また、ABS/TRCノード以外のノードのフレー
ム中のチャネル設定ビツトフィールドは全て常に“0"と
する。そして、設定されるチャネル数を、2n−1個と
し、値“0"はチャネルに割り当てないのである。こうす
れば、ノード側ではチャネル設定ビツトの組合せだけ
で、フエーズを識別できる。
また、本発明は別の信号線上にチャネル設定ビツトを
送出するようにしてもよい。
送出するようにしてもよい。
また、タイムスロツトの数やノードの数も上記実施例
には限定されない。
には限定されない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の車両用多重伝送装置によ
れば、共通の多重伝送路と、この伝送路を介して相互に
接続された第1のグループと第2のグループの複数の通
信ノードを有する車両用多重伝送装置であって、前記伝
送路へのアクセス権を複数のタイムスロツトに時分割す
る時分割手段と、時分割された個々のタイムスロツトへ
のアクセス権のうち、少なくとも1つのタイムスロツト
へのアクセス権を、第1のグループの全ての通信ノード
に禁止する禁止手段とを具備したことを特徴とする。
れば、共通の多重伝送路と、この伝送路を介して相互に
接続された第1のグループと第2のグループの複数の通
信ノードを有する車両用多重伝送装置であって、前記伝
送路へのアクセス権を複数のタイムスロツトに時分割す
る時分割手段と、時分割された個々のタイムスロツトへ
のアクセス権のうち、少なくとも1つのタイムスロツト
へのアクセス権を、第1のグループの全ての通信ノード
に禁止する禁止手段とを具備したことを特徴とする。
第1のグループのノードを低速ノードとすれば、高速
ノードである第2のノードにはアクセスを待たされる確
率が減少する。また、第1のグループは低速であるの
で、待たされても問題とはならない。かくして、低コス
トのアクセス待ちが相対的に低下した良好な車両用多重
通信装置が提供できる。
ノードである第2のノードにはアクセスを待たされる確
率が減少する。また、第1のグループは低速であるの
で、待たされても問題とはならない。かくして、低コス
トのアクセス待ちが相対的に低下した良好な車両用多重
通信装置が提供できる。
また、第2項のように、特定の通信ノード以外の第2
のグループの通信ノードの夫々の1つが1つのタイムス
ロツトに割り当てられることにより高速ノード間でのア
クセス競合がなくなる。
のグループの通信ノードの夫々の1つが1つのタイムス
ロツトに割り当てられることにより高速ノード間でのア
クセス競合がなくなる。
第1図は本発明の構成を示す図、 第2図は本発明の1実施例に係る多重伝送装置のネツト
ワークを説明する図、 第3図は実施例に用いられるフレームのフォーマツトを
示す図、 第4図はABS/TRCノードに割り当てられたフレームフォ
ーマツトの一例を示す図、 第5図は本実施例におけるフエーズの構成を示す図、 第6図は各フエーズに対するノードのアクセスの割り当
て方の一例を示す図、 第7図は各ノード間でのデータ競合の状態を説明するタ
イミングチヤート、 第8図乃至第10図夫々は本実施例システムのノードにお
ける制御手順を示すフローチヤートである。 図中、 1……多重伝送路、2……EGIノード、3……ボデイ系
ノード、4……ABS/TRCノード、5……4WSノードであ
る。
ワークを説明する図、 第3図は実施例に用いられるフレームのフォーマツトを
示す図、 第4図はABS/TRCノードに割り当てられたフレームフォ
ーマツトの一例を示す図、 第5図は本実施例におけるフエーズの構成を示す図、 第6図は各フエーズに対するノードのアクセスの割り当
て方の一例を示す図、 第7図は各ノード間でのデータ競合の状態を説明するタ
イミングチヤート、 第8図乃至第10図夫々は本実施例システムのノードにお
ける制御手順を示すフローチヤートである。 図中、 1……多重伝送路、2……EGIノード、3……ボデイ系
ノード、4……ABS/TRCノード、5……4WSノードであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−133066(JP,A) 特開 平1−162446(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28
Claims (8)
- 【請求項1】共通の多重伝送路と、この伝送路を介して
相互に接続された第1のグループと第2のグループの複
数の通信ノードを有する車両用多重伝送装置であって、 前記伝送路へのアクセス権を複数のタイムスロットに時
分割する時分割手段と、 時分割された個々のタイムスロットへのアクセス権のう
ち、少なくとも1つのタイムスロットへのアクセス権
を、第1のグループの全ての通信ノードに禁止する禁止
手段とを具備したことを特徴とする車両用多重伝送装
置。 - 【請求項2】前記時分割手段は、 前記第2のグループの通信ノードのうちの特定の通信ノ
ードに設けられたところの、前記個々のタイムスロット
を識別するデータを含むフレームを前記伝送路上に送出
する回路手段と、 前記特定の通信ノード以外の第2のグループの通信ノー
ドに設けられたところの、前記フレームを受信し、その
識別データから自己に割り当てられたタイムスロットを
識別する回路手段とからなり、 前記特定の通信ノード以外の第2のグループの通信ノー
ドの夫々の1つが1つのタイムスロットに割り当てられ
ていることを特徴とする請求項1に記載の車両用多重伝
送装置。 - 【請求項3】第2グループの通信ノードは全てのタイム
スロットへのアクセス権を有することを特徴とする請求
項1または2に記載の車両用多重伝送装置。 - 【請求項4】第2グループの通信ノードは複数のタイム
スロットへのアクセス権を有し、第1グループの通信ノ
ードは1つのタイムスロットのみへのアクセス権を有す
ることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用多
重伝送装置。 - 【請求項5】低速の通信ノードは前記第1グループに含
まれ、高速のノードは前記第2グループに含まれること
を特徴とする請求項1または2に記載の車両用多重伝送
装置。 - 【請求項6】前記時分割手段は前記第2グループのいず
れかの1つの通信ノードに設けられることを特徴とする
請求項1または2に記載の車両用多重伝送装置。 - 【請求項7】前記時分割手段が設けられた通信ノードは
全てのタイムスロットへのアクセス権を有することを特
徴とする請求項5に記載の車両用多重伝送装置。 - 【請求項8】前記第2グループの通信ノードのそれぞれ
には、互いに異なるタイムスロットへのアクセス権が割
り当てられたことを特徴とする請求項1または2に記載
の車両用多重伝送装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081411A JP2904297B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 車両用多重伝送装置 |
US07/676,283 US5343472A (en) | 1990-03-30 | 1991-03-28 | Multiplex transmission system for use in vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081411A JP2904297B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 車両用多重伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03283844A JPH03283844A (ja) | 1991-12-13 |
JP2904297B2 true JP2904297B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13745596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2081411A Expired - Fee Related JP2904297B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 車両用多重伝送装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5343472A (ja) |
JP (1) | JP2904297B2 (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH05276561A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-22 | Mazda Motor Corp | 多重通信装置 |
US6145008A (en) * | 1994-09-13 | 2000-11-07 | Kopetz; Hermann | Conflict free time-triggered method and apparatus for the transmission of messages in a distributed real-time computer system |
GB2295070B (en) * | 1994-11-09 | 1999-11-17 | Alps Electric Co Ltd | Multiplex communication system |
DE19549462C2 (de) * | 1994-11-09 | 2003-07-03 | Alps Electric Co Ltd | Multiplex-Kommunikationssystem |
JP3503846B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2004-03-08 | 日野自動車株式会社 | 車両用多重通信システム |
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US6665601B1 (en) | 1998-12-22 | 2003-12-16 | Case Corporation | Communications system for managing messages across a vehicle data bus |
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JP2002243591A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-28 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用故障診断装置 |
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US7516244B2 (en) | 2003-07-02 | 2009-04-07 | Caterpillar Inc. | Systems and methods for providing server operations in a work machine |
US7983820B2 (en) | 2003-07-02 | 2011-07-19 | Caterpillar Inc. | Systems and methods for providing proxy control functions in a work machine |
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AT504018A1 (de) * | 2006-07-05 | 2008-02-15 | Tttech Computertechnik Ag | Verfahren und einrichtung zum aufbau eines kommunikationssystems auf der basis von can kommunikationskontrollern mit erhöhtem datendurchsatz |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE3424866C2 (de) * | 1984-07-06 | 1986-04-30 | Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8012 Ottobrunn | Verfahren und Anordnung zur Übertragung von Daten, insbesondere in einem Flugzeug |
JPS624658A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多重通信システム |
JPS6262697A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | Toshiba Corp | デ−タ送信制御方式 |
US5168271A (en) * | 1985-11-27 | 1992-12-01 | Seiko Corp. | Paging and time keeping system with transmission of time slot identification used for synchronization |
US4791629A (en) * | 1986-06-02 | 1988-12-13 | Ibm Corporation | Communications switching system |
JP2603262B2 (ja) * | 1987-07-31 | 1997-04-23 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
US4990907A (en) * | 1987-08-19 | 1991-02-05 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for data transfer |
DE3730468A1 (de) * | 1987-09-08 | 1989-03-16 | Bergmann Kabelwerke Ag | Bordnetz fuer kraftfahrzeuge und verfahren zum betrieb des bordnetzes |
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US4907222A (en) * | 1988-08-17 | 1990-03-06 | Nuvatec, Inc. | Vehicle multiplex system |
US5077733A (en) * | 1989-02-28 | 1991-12-31 | Wang Laboratories, Inc. | Priority apparatus having programmable node dwell time |
JP2904283B2 (ja) * | 1989-05-22 | 1999-06-14 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
JPH0769376B2 (ja) * | 1989-08-30 | 1995-07-31 | マツダ株式会社 | 車両用多重伝送装置 |
US5193091A (en) * | 1990-12-12 | 1993-03-09 | Motorola, Inc. | Tdm communication system for a wide area site and a plurality of local sites |
US5197125A (en) * | 1990-12-18 | 1993-03-23 | The Titan Corporation | Access assignment in a DAMA communication system |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2081411A patent/JP2904297B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-03-28 US US07/676,283 patent/US5343472A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5343472A (en) | 1994-08-30 |
JPH03283844A (ja) | 1991-12-13 |
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