JP2588343B2 - 掘削壁面安定液レベル制御装置 - Google Patents

掘削壁面安定液レベル制御装置

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JP2588343B2
JP2588343B2 JP4202422A JP20242292A JP2588343B2 JP 2588343 B2 JP2588343 B2 JP 2588343B2 JP 4202422 A JP4202422 A JP 4202422A JP 20242292 A JP20242292 A JP 20242292A JP 2588343 B2 JP2588343 B2 JP 2588343B2
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久也 中田
幸彦 氷澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削壁面安定液レベル
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中連続壁工事や場所打杭工事におい
て、掘削壁面安定液のレベルの管理が重要である。その
管理は、従来、フロートスイッチを利用し、送液ポンプ
のON・OFFにより行っていた。
【0003】従来のフロートスイッチによるレベル管理
において、レベル変動は、フロートの設置レベルに関係
して、50〜70cm程度とかなりの変動量になってい
た。
【0004】この程度の変動では、 (1) 掘削溝への液圧の繰返し印加が発生し、溝壁を
呼吸させてマッドケーキをこわし、溝壁安定にマイナス
となる。 (2) 例えば人工島のようなジャケット上からの連続
壁の場合、液位の変動によりジャケットに変形が生じ
る。 (3) 掘削中の逸泥又は地下水の呼び込み傾向が把握
できない。 (4) 掘削停止中の逸泥量が把握しにくい。
【0005】また、特開昭63−67323号公報には
排液量とレベルスイッチとにより排液ポンプを制御する
技術が開示されている。しかしながら、かかる公知技術
では、流量計からの信号はポンプの吐出量を設定値にな
るように自動制御するものであり、前述のような掘削開
始時の逸泥や地下水の呼び込みに対応できない。
【0006】さらに、特開昭62−244916号公報
にはソレノイドバルブをオンオフして掘削孔の泥水を供
給停止する技術が開示されている。しかしながら、かか
る公知技術ではソレノイドバルブをオンしたときに流入
する液量は制限されており、特に掘削開始時に地下水の
呼び込みに対して何ら対応することはできない。
【0007】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、掘削開始時にレベルの安定に寄与できる掘削壁
面安定液レベル制御装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送液ポ
ンプから送液回路を介して安定液を掘削溝に送り、そし
て掘削溝底に設けた水中ポンプから排液回路を介して掘
削溝の安定液を排出する地中連続壁掘削溝安定液レベル
制御装置において、前記送液ポンプを駆動する可変速モ
ータと、掘削溝内の安定液のレベル計と、排液回路に設
けた排液管の流量計と、前記レベル計および流量計から
の信号で前記可変速モータを制御する制御盤とを備え、
その制御盤は水中ポンプが運転されてから、排液量が設
定量の1/4以下のときは送液ポンプを急速に立ち上げ
るように可変速モータを制御し、排液量が設定量の1/
2以下のときは比例および微積分制御による送液ポンプ
の回転数制御を行い、その後にレベル計によるレベル測
定を行う機能を有している。
【0010】上記レベル計には、超音波レベル計又は差
圧計を用いるのが好ましい。
【0011】
【0012】また、送液ポンプは、クラッチを介してV
Sモータ又はインバータモータで駆動するのが好まし
い。
【0013】
【作用】したがって、掘削作業を開始するに当って、通
常の通り、まず水中ポンプを駆動し、次いで送液ポンプ
を駆動する。水中ポンプの駆動と送液ポンプの駆動とは
時間遅れを生ずる。したがって、送液ポンプを先に駆動
すると、地下水がたまった場合に、掘削溝から安定液が
流出してしまうので、不都合である。そのために通常水
中ポンプを駆動している。そのために、逸泥により、掘
削溝内の安定液のレベルが低下している場合、水中ポン
プから排液量は押込みヘッドが少ない分だけ低下する。
【0014】本発明では、排液回路に設けた流量計によ
り排液量が少ない場合は、掘削溝内の安定液の量が少な
いものと判断し、送液ポンプの回転数を急激に上昇され
て多量の安定液を送る。このように掘削溝内の安定液の
量を流量計により判断し、送液ポンプの回転数を制御す
るので、逸泥があっても掘削開始時の安定液のレベルを
所定レベルにして速やかに復帰させることができる。安
定液のレベルが所定値に復帰した後は通常の通りレベル
計による回転数制御を行えばよい。このように本発明で
は掘削開始時に速やかに安定液を所定のレベルにするこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1において、循環槽Tから掘削溝Dに安
定液を供給する送液回路Lには、図示しないクラッチを
介して変速度モータ16を連結した送液ポンプ1、バル
ブユニット2、流量計3、密度計4及びバルブ5が直列
に介装されている。その送液回路L1の機器1〜3をバ
イパスするバイパス回路L1が設けられ、その回路L1
には、コントロールバルブ6、自動バルブ7及び流量計
8が直列に介装されている。
【0017】他方、掘削溝D内の図示しない掘削機に設
けられた水中ポンプ9を図示しない振動ふるいに接続す
る排液回路L2には、排液ポンプ10、流量計11及び
密度計12が直列に介装されている。
【0018】また、安定液AのレベルBを検知する例え
ば超音波式のレベル計13が設けられ、そのレベル計1
3は、制御手段であるマイクロコンピュータで構成され
た制御盤15に接続されている。そして、制御盤15に
は、機器2、3、4、6、11、12、13及び16が
それぞれ接続されている。なお、図中の符号14は変換
器、17は演算器である。
【0019】次に、制御の態様を説明する。
【0020】図2において、制御盤15は、掘削中であ
るか否かを判定する(ステップS1)。YESだった
ら、水中ポンプ9がONか否かを判定し(ステップS
2)、NOの場合は、水中ポンプ9をONして(ステッ
プS5)、排液量が設定量Qの1/4以下か否かを判定
する(ステップS6)。NOの場合は、排液量が設定量
Qの1/2以下か否かを判定する(ステップS8)。N
Oの場合、すなわち排液量が設定量Qの1/2以上の場
合は、比例及び微積分制御による送液ポンプ1の回転数
制御に切換え(ステップS9)、レベル計13によるレ
ベル測定を行う(ステップS11)。
【0021】ステップS6がYESだったら、すなわち
排液量が設定量Qの1/4以下のときは、送液ポンプ1
を急速に立ち上げて(ステップS7)、ステップS11
に移る。また、ステップS8がYESだったら、すなわ
ち排液量が設定量の1/2以下のときは、送液ポンプ1
を緩く立ち上げて(ステップS10)、ステップS11
に移る。
【0022】次いで、レベル設定値からレベル計13に
よる液面レベルBの設定値を減じた差値が、プラスか否
かを判定する(ステップS12)。YESだったら、送
液ポンプ1の回転数をアップして(ステップS13)、
リターンし、NOの場合は、前記差値がマイナスか否か
を判定する(ステップS14)。YESだったら、送液
ポンプ1の回転数をダウンして(ステップS15)、リ
ターンし、NOの場合は、リターンする。
【0023】他方、ステップS1がNOの場合は、すな
わち掘削停止中の場合は、バルブユニット2が閉じてい
るか否かを判定する(ステップS16)。NOの場合
は、バルブユニット2を閉じ(ステップS17)、コン
トロールバルブ6への信号をONして(ステップS1
8)、前記差値がマイナスか否かを判定する(ステップ
S19)。YESだったら、コントロールバルブ6を閉
じて(ステップS20)、リターンし、NOの場合は、
差値がプラスか否かを判定する(ステップS21)、Y
ESだったら、コントロールバルブ6を開いて(ステッ
プS22)、リターンし、NOの場合は、リターンす
る。
【0024】このようなバルブ制御により、掘削中は、
例えばプラス・マイナス25mmに制御し、掘削停止中
は、例えばプラス・マイナス10mmに制御することが
できる。
【0025】また、流量計3による送液量から流量計1
1による排液量を減じた値を掘削偏差量として求め、そ
の偏差量がゼロの場合は、給排のバランスがとれてお
り、マイナスの場合は、地山を取り込んでいる、すなわ
ち溝壁の崩壊を発生している。プラスの場合は、逸泥し
ていることを判定することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、次の通りの
すぐれた効果を奏する。 (a) 掘削開始時に逸泥により安定液のレベルが低下
している場合、送液ポンプを急速回転させて速やかに安
定液のレベルを復帰できる。 (b) 水中ポンプの駆動と送液ポンプの駆動との時間
遅れを充分にカバーできる。 (c) 特に掘削開始時の安定液のレベルを速やかに復
帰でき、掘削壁面の安定に寄与できる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式図。
【図2】制御フローチャート図。
【符号の説明】
A・・・安定液 B・・・液面レベル D・・・掘削溝 L・・・送液回路 L1・・・バイパス回路 L2・・・排液回路 T・・・循環槽 1・・・送液ポンプ 2・・・バルブユニット 3、8、11・・・流量計 4、12・・・密度計 5・・・バルブ 6・・・コントロールバルブ 7・・・自動バルブ 9・・・水中ポンプ 10・・・排液ポンプ 13・・・レベル計 14・・・変換器 15・・・制御盤 16・・・変速度モータ 17・・・演算器
フロントページの続き (72)発明者 横山 満 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 真鍋 智 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−67323(JP,A) 特開 昭62−244916(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液ポンプから送液回路を介して安定液
    を掘削溝に送り、そして掘削溝底に設けた水中ポンプか
    ら排液回路を介して掘削溝の安定液を排出する掘削壁面
    安定液レベル制御装置において、前記送液ポンプを駆動
    する可変速モータと、掘削溝内の安定液のレベル計と、
    排液回路に設けた排液管の流量計と、前記レベル計およ
    び流量計からの信号で前記可変速モータを制御する制御
    盤とを備え、その制御盤は水中ポンプが運転されてか
    ら、排液量が設定量の1/4以下のときは送液ポンプを
    急速に立ち上げるように可変速モータを制御し、排液量
    が設定量の1/2以下のときは送液ポンプを緩く立ち上
    げるように可変速モータを制御し、排液量が設定量の1
    /2以上のときは比例および微積分制御による送液ポン
    プの回転数制御を行い、その後にレベル計によるレベル
    測定を行う機能を有することを特徴とする掘削壁面安定
    液レベル制御装置。
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JPH0786228B2 (ja) * 1986-09-08 1995-09-20 清水建設株式会社 溝内泥水量の管理システム

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