JPS5834306Y2 - 泥水シ−ルド工法における排泥中継ポンプのキヤビテ−シヨン防止装置 - Google Patents

泥水シ−ルド工法における排泥中継ポンプのキヤビテ−シヨン防止装置

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JPS5834306Y2
JPS5834306Y2 JP12966578U JP12966578U JPS5834306Y2 JP S5834306 Y2 JPS5834306 Y2 JP S5834306Y2 JP 12966578 U JP12966578 U JP 12966578U JP 12966578 U JP12966578 U JP 12966578U JP S5834306 Y2 JPS5834306 Y2 JP S5834306Y2
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JP
Japan
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pump
mud
sludge
signal output
density
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Application number
JP12966578U
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JPS5455501U (ja
Inventor
勉 中島
Original Assignee
古河鉱業株式会社
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は泥水シールド工法に釦いてフースタポンプの役
目をなす排泥中継ポンプのキャビテーション発生を防止
する為の装置に関する。
軟弱地盤又は崩壊し易い土質に対してトンネル掘削を行
うには、鋼製枠内にカッターを備えた掘進機を推進させ
て地山を掘削すると共にセグメント壁を構築する、いわ
ゆるシールド工法が行われる。
泥水シールド工法においては掘進機の密閉室内の圧力を
送水ポンプと排泥ポンプとで平衡をとり地山の安定を保
ちなから掘進を行なう。
図は泥水シールド工法における一般的なポンフ配置と配
管系統を示している。
地表10から若干の深さに立坑11を開削したのち水平
方向に坑道12を掘進する。
掘進機13は前方にカッター14を備えて地山15を掘
削し、内部は密閉された切羽圧力室16となっている。
掘進が終った坑道の周壁はセグメント17を組立てて覆
工が完成する。
地表10に設けた泥水濃度調整槽18からシールド用に
調整された泥水をモータMlによって駆動される送水ポ
ンプP1によって送水管19へ送り出す。
送水管19は立坑11と水平坑道12を経て掘進機13
に通じているので、この泥水をカツタ−14後部の切羽
圧力室16内へ送り込む。
カッター14で掘削した土砂はこの泥水と共に、モータ
M2によって駆動される排泥ポンプP2と、モータM3
によって駆動される排泥中継ポンプP3とによって排泥
管20へ送り出す。
排泥管20は水平坑道12と立坑11とを経て地上へ通
じていて、泥水は坑外の処理プラントへ排送されたのち
、主な泥を分離した水は循環して再使用される。
排泥管20はカッター14にて掘削した土砂の排泥に使
用されるので土砂の沈殿を生じさせぬ為の流速をもたせ
る必要があって、送水管19に比較して細管であり、抵
抗摩擦損失が大きくなる。
従って排泥側に督いては排泥中継ポンプP3のようなブ
ースタポンプが必要となって来る。
而して切羽圧力室16内の圧力設定により送水ポンプP
1の駆動モータM1は自動的に可変速する。
又排泥ポンプP2’r駆動するモータM2は掘進機13
が掘進するに従って常に規定流量を得られるように変速
可能にしである。
従ってモータM1とM2は可変速モータ、M3は定速モ
ータとなっている。
一般に、図示のような泥水シールド工法におけるポンプ
系統において、掘削切羽の崩壊を防止するため、切羽圧
力室16内を負圧に設定することがないのと、送水ポン
プP1と排泥ポンプP2とは最高回転数に釦いてもキャ
ビテーションが発生しないようにポンプを選定するので
、流量が略一定の規定流量下においては如何なる回転数
に変化してもキャビテーションは生じない。
しかし、泥水シールド工法では掘削切羽の進行に伴ない
排泥ポンプと排泥中継ポンプとを移設するために排泥管
の布設距離が常に変動するだけでなく、掘削泥水の濃度
が変化するほか、排泥ポンプP2の流量も絶えず増減す
るものであり、かかる掘削条件下において排泥ポンプP
2の設定流量または排泥中継ポンプP3の設置位置が適
切でないような場合には排泥中継ポンプP3にはキャビ
テーションの発生が頻繁であり、衝撃圧によりエロージ
ョン(壊食)が起きたり、振動により軸受が早期に寿命
が終了する原因となっていた。
従来、ポンプのキャビテーション防止対策としては、種
々の手段が提供され、たとえば、吸込圧力の低下を検出
して回転数を減速させる手段があるが、泥水シールド工
法にかいて排泥中継ポンプを減速させることは、流量の
減少を招いて排泥管内に土砂が沈降するため、掘削作業
が致命的な支障を豪ることにiる。
そこで排泥ポンプの吐出圧力を高くして規定流量を得る
ようにする手段も附加的に必要となり、制御装置が極め
て複雑となるだけでなく誤動作を免れない等の問題点が
あった。
この考案は、かかる従来の問題点を解決する排泥中継ポ
ンプのキャビテーンヨン防止装置を提供するものであり
、この考案の要旨とするところは、排泥管内の泥水の流
量、密度むよび圧力會計測してそれらの電気信号を演算
器に入れ、排泥中継ポンプの有効吸込ヘッドと要求吸込
ヘッドおよびそれらの差w演算することによりキャビテ
ーションの発生を警報し、この警報に基づいて排泥中継
ポンプの設置位置を適宜移転するか、あるいは排泥ポン
プの回転数を増速するかの何れかの手段を選択可能とし
たことにあり、本考案の装置によれば、排泥中継ポンプ
の規定流量を減少させることなく。
掘削条件の変化に即応する最も効果的な手段で而も簡易
な装置によってキャビテーション金防止することかでき
る。
本考案の実施例を図について説明すると、排泥ポンプP
2と排泥中継ポンプP2との間の排泥管20に流量計1
と密度計2と圧力検出器3とを配設する。
流量計1は流量を、密度計2は密度を、圧力検出器3は
圧力を夫々検出してその値に応じた電気信号を発する。
圧力検出器3は負圧と正圧、即ち真空度と圧力の何れも
検出可能なものとする。
これらの電気信号を受けて演算を行なう為に演算器A、
B、C、D、Eが設けである。
これにより排泥中継ポンプP3の有効NPSH(有効吸
込ヘッド)と要求NPSH(要求吸込ヘッド)とを演算
し、更にその差を演算することによってキャビテーショ
ン発生以前に中央監視室にあるブザー又はランプ等の警
報器21奮働かせて警報を発し、作業者に処置を採らし
めるか、又は排泥ポンプP2’に図示しない制御装置に
より増速しでキャビテーションを防ぐ。
次に本考案になる装置の演算課程について説明する。
(a) 流量1からの流量信号Qffi受は下記の式
に基づき演算器Aで要求NPSH’に演算する。
4 要求NPSH二αXQ3XN3 (ロ)α:ポン
プPaに特有な定数 N:ポンプP3の回転数(r、p、m)定数Q:流量(
m3/晶) (b) 密度計2からの密度信号δを受は下記の式に
もとづいて、演算器Bで有効ヘッドHAを演算する。
HA=(Pa Pv)Xi/δ Pa:大気圧(kg/が2) Pv:液温に対する蒸気圧(kg/mz)Pa−Pv:
液温の変化は微小なので定数δ :泥水の密度(kg/
m3) (c)圧力検出器3からの圧力信号Pと密度計2からの
密度信号δを受け、下記の式に基づき演算器Cで吸込ヘ
ッドH8を演算する。
但し圧力信号Pが負圧の場合は(→として、押込の場合
は(ト)として演算する。
Hs =PX1/δ(771) (P):ポンプP3の吸込圧力(kF’7712)(d
) 更に前記(b)項と(c)項で得た値を演算器り
に入れ、下記の式に基づき有効NPSH’に演算する。
有効NPSH=HA+Hs (e)キャビテーション防止条件として 有効NPSH>要求NPSH の関係が必要であることから (有効NPSH)−(要求NPSH) を演算器Eで演算し、零に近い一定値なったときは警報
器に伝える。
次に警報が発せられたとき作業者がとるべき処置につい
て述べる。
排泥中継ポンプP3が規定流量で運転している場合には
有効吸込ヘッドを太きくするように該ポンプP3の据付
位置を排泥ポン7’P2側に近付ければよい。
又排泥中継ポンプP3が規定流量以上にしてもよいとき
は一段目の排泥ポンプP2の回転数を増速することによ
ってキャビテーションが消失する。
演算器EとモータM2とを電気的に連係させることによ
って排泥ポンプP2の増速を自動的に行なうこともでき
る。
前述のとおり、本考案によれば、泥水シールド工法にお
ける掘削条件の変化に応する排泥ポンプの設定流量や排
泥中継ポンプの設置位置が適当でないことに基因して排
泥中継ポンプに生ずるキャビテーション會、その規定流
量を減少させることなく最も効果的な処置によって即座
に防止することができる。
またポンプを破損から守シ、ポンプ系統の運転を安全に
継続することが可能であるから、温水シールド工法の掘
削能率を飛躍的に向上させる効果がある。
なお、前記排泥中継ポンプP3は、輸送距離に従って能
力限界となるときは、2台以上乞用いることもある。
【図面の簡単な説明】
図は泥水シールド工法におけるポンプ配置と配管系統を
示す概略図である。 1は流量計、2は密度計、3は圧力検出器。 13は掘進機、16は切羽圧力室、18は泥水濃度調整
槽、19は送水管、20は排泥管、21は警報器、Pl
は送水ポンプ、P2は排泥ポンプ、Paは排泥中継ポン
プ、Ml 、M2M3 はモータ、A、B、C,D、E
は演算器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 切羽圧力室内の掘さく泥水を排出する可変速排泥ポンプ
    と、該排泥ポンプに接続される排泥管と、該排泥管の途
    中に直列に接続される定速排泥中継ポンプと金有する泥
    水シールド工法用排泥ポンプ装置において、前記排泥管
    に、泥水の流量を検出して流量信号を出力する流量計と
    、泥水の密度を検出して密度信号を出力する。 密度計と、定速排泥中継ポンプの吸込圧を検出して圧力
    信号を出力する圧力検出器とを設け、さらに、流量計に
    接続されており流量計の出力する流量信号を受けて定速
    排泥中継ポンプの要求吸込ヘッド金演算し信号出力する
    演算器Aと、密度計に接続されてむす密度計の出力する
    密度信号を受けて有効ヘッドを演算し信号出力する演算
    器Bと、密度計と圧力検出器に接続されており密度計の
    出力する密度信号と圧力検出器の出力する圧力信号とを
    受けて定速排泥中継ポンプの吸込ヘッドを演算し信号出
    力する演算器Cと、演算iBと演算器Cとに接続されて
    おり演算器Bの出力する有効ヘッド信号と演算器Cの出
    力する吸込ヘッド信号とを受けて定速排泥中継ポンプの
    有効吸込ヘッドを演算し信号出力する演算器りと、演算
    器りと演算器Aに接続されており演算器りの出力する有
    効吸込ヘッド信号と演算器Aの出力する要求吸込ヘッド
    信号を受けて比較しその差を比較信号として出力する演
    算器Eとを設け、演算iWEの出力する比較信号が一定
    値に達したとき警報を発する警程器と演算器Eの出力す
    る比較信号により可変速排泥ポンプ駆動用モータの回転
    数を制御する制イ卸装置との双方もしくは何れか一方を
    演算器Bに接続する回路を構成したことを特徴とする泥
    水シールド工法における排泥中継ポンプのキャビテーシ
    ョン防止装置。
JP12966578U 1978-09-21 1978-09-21 泥水シ−ルド工法における排泥中継ポンプのキヤビテ−シヨン防止装置 Expired JPS5834306Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5455501U JPS5455501U (ja) 1979-04-17
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