JPS5937391B2 - 湧水層の削孔法 - Google Patents

湧水層の削孔法

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JPS5937391B2
JPS5937391B2 JP50052152A JP5215275A JPS5937391B2 JP S5937391 B2 JPS5937391 B2 JP S5937391B2 JP 50052152 A JP50052152 A JP 50052152A JP 5215275 A JP5215275 A JP 5215275A JP S5937391 B2 JPS5937391 B2 JP S5937391B2
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JP
Japan
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drilling
hole
spring water
cylindrical cap
wall
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JP50052152A
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JPS51128105A (en
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信吾 吉村
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SHINGIJUTSU KAIHATSU KK
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SHINGIJUTSU KAIHATSU KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は湧水層を削孔する湧水層の削孔方法に関する。
周知のように、湧水地盤又は湧水層を挟在する地盤を削
孔する場合に、削進中に発生する地盤からの湧水又は湧
水による土砂の流出及びこれによる削孔管の周辺及びこ
れに近接する地盤のゆるみが削孔工事を進める上で大き
な支障となっていた。
従来これに対する対策としては、湧水層に差し掛った際
に湧水を防止することなく削進作業を行ない湧水が激し
くなったときに削孔作業を一旦中止して削孔管を利用し
その後端部からグラウト材を供給して削孔壁に注入し湧
水を防止し、その後再開し削孔を行なうようにしている
しかし乍ら、上記削孔方法ではその間削孔が中断される
ために、能率的なものではなかった。
しかも、湧水圧力が高い場合には、強い湧水圧力に逆ら
ってグラウト材を注入しなければならないので、グラウ
ト材の注入作業が非常に困難を来たす。
その上、グラウト材注入の際は、削孔管全体及び削孔全
体にグラウト材を充填しなければならないことから、グ
ラウト材料の浪費も少なくなかった。
本発明は上記の種々の問題に対処してなされたもので、
湧水層に差し掛かった際にも削孔作業を中断することな
く行ない、しかも、湧水圧力が高い場合にも、グラウト
材を簡単に注入して湧水を防止し、グラウト材の消費の
節約も図れる湧水層の削孔方法を提供することを目的と
するものである。
本発明に係る湧水層の削孔方法は、削孔位置に対応して
形成した挿通孔を有する坑側壁に円筒状キャップを固定
し、該円筒状キャップの後端部にバッキング及び孔を形
成した蓋体を設けて前記蓋体の孔及び坑側壁の挿通孔を
貫通する先端部に切削ビットを有する削孔管を削進させ
て削孔する湧水層の削孔方法において、上記円筒状キャ
ップを坑側壁に水密状態に溶接固定し、該円筒状キャッ
プに注入兼排出管を設けて湧水層に差し掛った際に円筒
状キャップ内にグラウト材を供給し、グラウト材を削進
中の削孔管の外周面と削孔内壁との間の間隙を通して湧
水する削孔内壁に注入し、遮水壁を形成しながら同時に
削孔して行くことを特徴とする方法で、以下添附図面に
基づき具体的に説明する。
1は下側面に孔2を有する円筒状キャップ、3は孔2と
連通し、湧水の探知及びグラウト材の注入を行なうため
の注入兼排出管、4は注入兼排出管3に設けたバルブ、
5は円筒状キャップ1の後端部に固定し、中心部に孔6
を設けた円盤状の蓋体、7は円筒状キャップ1の後端部
に配された、円筒状キャップ1の水密性を保持する伸縮
性あるバッキング、8は削孔位置に対応して形成した挿
通孔8aを有する前記円筒状キャップ1の前端開口面1
′を溶接固定しているシートパイル或いはライナープレ
ートから成る坑側壁、9は先端部に切削用の切削ビット
10を装着した削孔管、11は削孔管9の後端部に取り
付けて削孔管9を開閉する蓋管、12は蓋管11にウォ
ータースイベルを介して連結するバルブ、13はバルブ
12に連結する排水管、14は床面15上の所定の位置
に据えられ、削孔管9に回転力と推進力を与えるポーリ
ング機械、16は湧水地盤又は湧水層を挟在する地盤で
ある。
なお、円盤状の蓋体5の孔6と削孔管9との間隙を水密
状態に保持するための伸縮性のバッキング7としては、
グリースヤーン、グリースコツトン、アマシンバッキン
グ等を用いる。
また、注入兼排出管3は、本実殉例では2液式の注入を
行なうためにY形管を用いたが、当然のことながら使用
するグラウト材の種類に応じて単管、Y形管。
T形管等を用いることができる。
本発明の湧水層の削孔方法は、まず、注入兼排出管32
円盤状の蓋体5及びバッキング7を取り付けた円筒状キ
ャップ1を前述のようにして、立て坑側壁8の所定の位
置に溶接固定し2次に、床面15の所定の位置に据えら
れたポーリング機械14に、蓋管11.バルブ12及び
排水管13を連結した削孔管9をセットする。
このようにして、所定のセットを終えた後、ポーリング
機械14を駆動する。
この駆動によって削孔管9は、バッキング7で水密状態
とされた円筒状キャップ1の蓋体5の孔6及び坑側壁8
の挿通孔8aを貫通し前進し、前端の切削ビット10が
地盤16に突入する。
そして地盤16を切削しながら削孔していく。
切削されたスライムは、作業の進行に応じて時々蓋管1
1を取り外して排出する。
この削進作業時に、円筒状キャップ1及び削孔管9に取
り付けたバルブ4及び12を自由に操作し、作業中の地
盤16からの湧水の状況及びその量を調べる。
したがって、地盤16からの湧水層の存在又は地下水の
異常を感知したときにはバルブ4及び12を閉塞する。
このような場合は、削孔地盤が透水性の高い地質又は水
圧の高い地質の場合であるから削進作業と並行して次の
作業を行なう。
注入兼排出管3に注入パイプ(図示せず)をセットし、
削進作業を停止することなくセメントグラウト、薬液等
のグラウト材を円筒状キャップ1内に供給し、グラウト
材をそこから削進中の削孔管9の外周面と削孔内壁16
′との間の間隙を通して湧水する削孔内壁16′中へ注
入して遮水壁を形成する。
これにより湧水を防止することができる。
このように湧水層に差し掛った際に削孔壁16′に遮水
壁を形成しながら同時に削孔して行くから湧水しても削
進作業を中断することなく削孔し、能率よく削孔するこ
とができる。
そして、湧水圧力が高い場合であっても、グラウト材を
削進中の削孔管9の外周面と削孔内壁16′との間の間
隙を通って強い湧水圧力に逆らうことなく湧水局部を含
む削孔内壁16′に注入することにより、比較的簡単に
グラウト材を注入し、良好な遮水壁を形成することがで
きる。
しかも、グラウト材を削孔管9の外周面と削孔内壁16
′との間のわずかな間隙を通して湧水が多量に流れる方
向に逆らうことなく削孔管9外周より注入することによ
ってグラウト材料の浪費も少なくなる。
このようにして、削進中に発生する地盤からの湧水、湧
水による土砂の流出を確実に防止し、削孔を円滑に進め
られる。
勿論、崩壊性の高い地質及び地盤16のゆるみが生じた
場合にも、グラウト材を注入しながら、同時に削進する
ことにより削孔が円滑に進められる。
上記実施例は水平方向に削孔する場合について説明した
が、これに限ることなく鉛直方向の削孔についても同様
に実施できるものである。
以上述べたように本発明によれば、円筒状キャップを坑
側壁に水密状態に溶接固定し、該円筒状キャップに注入
兼排出管を設けて、湧水層に差し掛った際に円筒状キャ
ップ内にグラウト材を供給し、グラウト材を削進中の削
孔管外周面と削孔内壁との間の間隙を通って削孔内壁に
注入し遮水壁を形成しながら同時に削孔して行くから、
湧水による中断はなく、能率よく削孔することができる
しかも、湧水圧力が高い場合でも、強い湧水圧力にに逆
らうことなく、削孔管外周面と削孔内壁との間の間隙を
通ってグラウト材を注入することからグラウト材を削孔
内壁に簡単に注入して湧水を阻止することは勿論のこと
、グラウト材の浪費の防止も図れ、経済的であるといっ
た種々の有益な効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る湧水層の削孔方法の一実施例を示す
一部断面側面図である。 1・・・・・・円筒状キャップ、2,6・・・・・・孔
、3・・・・・・注入兼排出管、4,12・・・・・・
バルブ、5・・・・・・蓋体、7・・・・・・バッキン
グ、8・・・・・・坑側壁、8a・・・・・・挿通孔、
9・・・・・・削孔管、10・・・・・・切削ビット、
11・・・・・・蓋管、13・・・・・・排水管、14
・・・・・・ポーリング機械、15・・・・・・床面、
16・・・・・・地盤、16′・・・−削孔内壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 削孔位置に対して形成した挿通孔を有する坑側壁に
    円筒状キャップを固定し、該円筒状キャップの後端部に
    バッキング及び孔を形成した蓋体を設けて前記蓋体の孔
    及び坑側壁の挿通孔を貫通する先端部に切削ビットを有
    する削孔管を削進させて削孔する湧水層の削孔方法にお
    いて、上記円筒状キャップを坑側壁に水密状態に溶接固
    定し、該円筒状キャップに注入兼排出管を設けて湧水層
    に差し掛った際に円筒状キャップ内にグラウト材を供給
    し、グラウト材を削進中の削孔管の外周面と削孔内壁と
    の間の間隙を通して湧水する削孔内壁に注入し、遮水壁
    を形成しながら同時に削孔して行くことを特徴とする湧
    水層の削孔方法。
JP50052152A 1975-04-30 1975-04-30 湧水層の削孔法 Expired JPS5937391B2 (ja)

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JPS51128105A JPS51128105A (en) 1976-11-08
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JPS4812301B1 (ja) * 1969-07-15 1973-04-19

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