JP6748900B2 - 削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法 - Google Patents

削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばトンネル内等の高い水圧がかかる被圧下において削孔を行う際に、止水しながら中口径の削孔を行う削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法に関するものである。
従来、小口径推進式の削孔装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。小口径推進式の削孔装置では、例えば直径300mm〜400mmの中口径の削孔を行うことが可能である。
また、従来、ロータリーパーカッション式の削孔装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。ロータリーパーカッション式の削孔装置では、削孔対象の壁面に削孔用口元装置を設置することにより、止水しながら削孔することができる。
特開平8−152079号公報 特開2003−184499号公報
しかしながら、小口径推進式の削孔装置では、先端に設置された削孔機械の耐圧が、推進機のシール機構の耐圧性から0.2Mpa以下となっている。従って、例えば、トンネル内等の0.3Mpa程度の被圧下において削孔を行うことができない。
また、ロータリーパーカッション式の削孔駆動装置が把持するロッドの直径は、汎用機では最大でも216mmであり、例えば直径300mmの中口径の削孔を行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、既存の汎用削孔駆動装置を用いて、被圧下において止水しながら中口径の削孔を行うことができる削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る削孔用口元装置は、先端に先端ビットが接続されたロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドが挿入される第1の管状部材と、前記第1の管状部材の管内に設けられており、前記第1の管状部材と前記ロッドとの間を止水する止水手段と、前記第1の管状部材に接続されているゲート式バルブと、前記ゲート式バルブに接続されており、前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、前記第2の管状部材に取り付けられており、前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御する排出バルブと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の削孔用口元装置は、先端に先端ビットが接続されたロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドが挿入される第1の管状部材と、前記第1の管状部材の管内に設けられており、前記第1の管状部材と前記ロッドとの間を止水する止水手段と、前記第1の管状部材に接続されており、前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、前記第2の管状部材に取り付けられており、前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御する排出バルブと、前記第2の管状部材に接続されているゲート式バルブと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る削孔装置は、上記の削孔用口元装置と、前記削孔用口元装置に挿入されているロッドと、前記ロッドの先端に接続されている先端ビットと、前記ロッドを回転駆動させる削孔駆動装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る削孔方法は、被圧下において、先端に先端ビットが接続されているロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドを削孔駆動装置で回転駆動させて削孔する削孔方法であって、前記ロッドとの間を止水する止水手段が管内に設けられている第1の管状部材に前記ロッドを挿入する挿入工程と、前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材を削孔対象の壁面に固定する固定工程と、前記第1の管状部材と、前記第2の管状部材とを、ゲート式バルブを介して接続する接続工程と、前記第2の管状部材に取り付けられている排出バルブを用いて前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御しながら削孔する削孔工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る他の削孔方法は、被圧下において、先端に先端ビットが接続されているロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドを削孔駆動装置で回転駆動させて削孔する削孔方法であって、前記ロッドとの間を止水する止水手段が管内に設けられている第1の管状部材に前記ロッドを挿入する挿入工程と、前記先端ビットより内径が大きいガイド管を削孔対象の壁面に固定する固定工程と、前記第1の管状部材に接続されている前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、前記ガイド管とを、ゲート式バルブを介して接続する接続工程と、前記第2の管状部材に取り付けられている排出バルブを用いて前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御しながら削孔する削孔工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、既存の汎用削孔駆動装置を用いて、被圧下において止水しながら中口径の削孔を行うことができる削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る削孔用口元装置を備える削孔装置の一部を表す模式図である。 図2は、図1に示す削孔用口元装置を拡大した断面図である。 図3は、図1に示す先端ビットの斜視図である。 図4は、図1に示す先端ビットの断面図である。 図5は、図1に示す先端ビットとドライブシューとの接続状態を表す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る削孔用口元装置が行う被圧下における削孔方法の概要を示すフローチャートである。 図7は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図8は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図9は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図10は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図11は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図12は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図13は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図14は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態2に係る削孔用口元装置を拡大した断面図である。 図16は、本発明の実施の形態2に係る削孔用口元装置が行う被圧下における削孔方法の概要を示すフローチャートである。 図17は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図18は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図19は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図20は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図21は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図22は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。 図23は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。
以下に、本発明に係る削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法の実施の形態について、トンネル内等の0.3Mpa程度の被圧下において直径300mmの中口径の削孔を行う場合を例に取り、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る削孔用口元装置を備える削孔装置の一部を表す模式図である。図1に示すように、実施の形態1に係る削孔装置1は、削孔用口元装置2と、削孔用口元装置2に挿入されているロッド3と、ロッド3の先端にドライブシュー4を介して接続されている先端ビット5と、ロッド3を回転駆動させる削孔駆動装置6と、を備える。
図2は、図1に示す削孔用口元装置を拡大した断面図である。図2に示すように、削孔用口元装置2は、ロッド3が挿入される第1の管状部材21と、第1の管状部材21の管内に設けられており、第1の管状部材21とロッド3との間を止水する止水手段としてのプリペンダー22と、第1の管状部材21に接続されているゲート式バルブ23と、ゲート式バルブ23に接続されており、先端ビット5より内径が大きい第2の管状部材24と、第2の管状部材24に取り付けられており、第2の管状部材24内からの泥水の排出量を制御する排出バルブ25と、第2の管状部材24と削孔対象の壁面との接合を補強する補強部26と、を備える。
第1の管状部材21は、内径がロッド3の外周よりわずかに大きい。プリペンダー22は、第1の管状部材21とロッド3との間を止水し、第1の管状部材21内の泥水が第1の管状部材21とロッド3との間から漏れることを防止する。
ゲート式バルブ23は、バルブを閉めることにより、第1の管状部材21と第2の管状部材24との間を止水する。
第2の管状部材24は、先端ビット5より内径が大きい。第2の管状部材24の内径は、例えば350mmである。第2の管状部材24は、管内に先端ビット5を収容可能である。排出バルブ25は、バルブを調整することにより、第2の管状部材24内からの泥水の排出量を制御することができる。補強部26は、溶接等により削孔対象の壁面に固定され、第2の管状部材24と壁面との接合を補強する。
ロッド3は、例えば鋼管である。ロッド3の直径は、例えば135mm又は216mmであり、既存の汎用的に用いられているロータリーパーカッションドリルのロッドの直径である。
ドライブシュー4は、ロッド3の先端に螺合されている。ロッド3を正転させると、ドライブシュー4とロッド3とが螺合され、ロッド3を逆転させると、ドライブシュー4とロッド3との螺合が解除される。
先端ビット5は、例えばクローネンビットである。先端ビット5の径は、ロッド3の径より大きく、例えば300mmである。図3は、図1に示す先端ビットの斜視図である。図4は、図1に示す先端ビットの断面図である。先端ビット5の先端には、孔51が形成されている。孔51からは、ロッド3の基端側からロッド3内を通って先端ビット5まで送られた削孔水が放出される。さらに、先端ビット5は、スプリング52及び球体である逆止弁53を有し、孔51から流入した泥水がロッド3内に流入することが防止されている。
図5は、図1に示す先端ビットとドライブシューとの接続状態を表す図である。図5に示すように、ドライブシュー4と先端ビット5とは、ドライブシュー4の凹部41と先端ビット5の凸部54とが互いに嵌合することにより接続される。その結果、ロッド3を正転(図5を基端側から見て左回転)させると、ドライブシュー4から先端ビット5が脱落することが防止される。一方、ロッド3を逆転(図5を基端側から見て右回転)させると、ドライブシュー4から先端ビット5を取り外すことができる。
削孔駆動装置6は、ロッド3を把持して正転及び逆転させる既存の汎用的に用いられているロータリーパーカッションドリルである。
図6は、本発明の実施の形態1に係る削孔用口元装置が行う被圧下における削孔方法の概要を示すフローチャートである。図7〜図14は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。はじめに、図7に示すように、削孔対象の壁面Wに補強部26を溶接等により固定し、第2の管状部材24を壁面Wに固定する(ステップS101)。そして、固定した第2の管状部材24に対向する位置にロッド3を把持した削孔駆動装置6を配置する(ステップS102)。
続いて、図8に示すように、第1の管状部材21にロッド3を挿入する(ステップS103)。このとき、プリペンダー22によって、第1の管状部材21とロッド3との間が止水されるように必要な調整を行う。さらに、ロッド3の先端にドライブシュー4を介して先端ビット5を取り付ける(ステップS104)。具体的には、ロッド3を正転させることで、ロッド3の先端にドライブシュー4を螺合するとともに、ドライブシュー4の凹部41と先端ビット5の凸部54とを嵌合させる。
その後、図9に示すように、削孔駆動装置6を操作することによってロッド3を伸ばし、先端ビット5を壁面Wに固定された第2の管状部材24内に挿入する(ステップS105)。
続いて、図10に示すように、第1の管状部材21と第2の管状部材24とをゲート式バルブ23を介して接続する(ステップS106)。具体的には、各部材のフランジをボルト及びナットで締結し、水密に接続する。
そして、図11に示すように、削孔駆動装置6を操作することによってロッド3を介して先端ビット5から削孔水を放出しながら、ロッド3を正転させて地山を削孔する(ステップS107)。このとき、第2の管状部材24に取り付けられている排出バルブ25を用いて第2の管状部材24内からの泥水の排出量を制御しながら削孔を行う。その結果、削孔する孔の中の水圧を調整することができる。また、逆止弁53により、ロッド3内に泥水が流入することが防止されている。なお、削孔中に圧力がかかる領域には、削孔用口元装置2、ロッド3、ドライブシュー4、及び先端ビット5が配置されているが、この領域に削孔機械のような機械的な構成が配置されていないため、例えば0.3Mpaの水圧がかかっても十分に耐えることができる。
所定の深さの孔Hの削孔が完了した後、図12に示すように、ロッド3を逆転させ、ドライブシュー4及び先端ビット5を取り外す(ステップS108)。なお、実施の形態1では、ドライブシュー4及び先端ビット5は地山に残置し、回収しない。また、ロッド3の先端にも逆止弁が設けられており、泥水のロッド3内への流入が防止されている。なお、ドライブシュー4及び先端ビット5のロッド3からの取り外しは、ロッド3を縮めドライブシュー4及び先端ビット5を第2の管状部材24内に収納した後に行ってもよい。その場合には、孔Hからの水圧が作用しなくなり、ゲート式バルブ23や第2の管状部材24等の撤去が可能になった際に、これらの撤去に合わせてドライブシュー4及び先端ビット5を回収することができる。
さらに、図13に示すように、削孔駆動装置6を操作することによってロッド3の先端が第1の管状部材21内に位置するようにロッド3を縮める(ステップS109)。そして、ゲート式バルブ23を閉じる(ステップS110)。その結果、削孔した孔Hから泥水が流出することが防止される。なお、削孔後、第2の管状部材24内にグラウトを充填して、止水性を高めてもよい。
その後、図14に示すように、第1の管状部材21をゲート式バルブ23から取り外す(ステップS111)。最後にロッド3から第1の管状部材21を取り外し(ステップS112)、一連の工程が終了する。
以上説明したように、実施の形態1によれば、既存の汎用機である削孔駆動装置6を用いて、被圧下において止水しながら中口径の削孔を行うことができる。従って、実施の形態1によれば、特殊な削孔駆動装置を用意する手間やコストがかからないため、工期、工費を削減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る削孔装置は、削孔用口元装置を除いて、実施の形態1に係る削孔装置1と同様の構成であるので適宜説明を省略する。
図15は、本発明の実施の形態2に係る削孔用口元装置を拡大した断面図である。図15に示すように、削孔用口元装置102は、ロッド3が挿入される第1の管状部材121と、第1の管状部材121の管内に設けられており、第1の管状部材121とロッド3との間を止水する止水手段としてのプリペンダー122と、第1の管状部材121に接続されており、先端ビット5より内径が大きい第2の管状部材123と、第2の管状部材123に取り付けられており、第2の管状部材123内からの泥水の排出量を制御する排出バルブ124と、第2の管状部材123に接続されているゲート式バルブ125と、ゲート式バルブ125に接続されているガイド管126と、ガイド管126と削孔対象の壁面との接合を補強する補強部127と、を備える。
第1の管状部材121は、内径がロッド3の外周よりわずかに大きい。プリペンダー122は、第1の管状部材121とロッド3との間を止水し、第1の管状部材121内の泥水が第1の管状部材121とロッド3との間から漏れることを防止する。
第2の管状部材123は、先端ビット5より内径が大きい。第2の管状部材123の内径は、例えば350mmである。第2の管状部材123は、管内に先端ビット5を収容可能である。排出バルブ124は、バルブを調整することにより、第2の管状部材123内からの泥水の排出量を制御することができる。
ゲート式バルブ125は、バルブを閉めることにより、第2の管状部材123とガイド管126との間を止水する。補強部127は、溶接等により削孔対象の壁面に固定され、ガイド管126と壁面との接合を補強する。
図16は、本発明の実施の形態2に係る削孔用口元装置が行う被圧下における削孔方法の概要を示すフローチャートである。図17〜図23は、被圧下における削孔方法の手順を示す図である。はじめに、図17に示すように、削孔対象の壁面Wに補強部127を溶接等により固定し、ガイド管126を壁面Wに固定する(ステップS201)。そして、固定したガイド管126に対向する位置にロッド3を把持した削孔駆動装置6を配置する(ステップS202)。
続いて、図18に示すように、第1の管状部材121及び第2の管状部材123にロッド3を挿入する(ステップS203)。このとき、プリペンダー122によって、第1の管状部材121とロッド3との間が止水されるように必要な調整を行う。さらに、ロッド3の先端にドライブシュー4を介して先端ビット5を取り付ける(ステップS204)。具体的には、ロッド3を正転させることで、ロッド3の先端にドライブシュー4を螺合するとともに、ドライブシュー4の凹部41と先端ビット5の凸部54とを嵌合させる。
その後、図19に示すように、削孔駆動装置6を操作することによってロッド3を伸ばし、先端ビット5を壁面Wに固定されたガイド管126内に挿入する(ステップS205)。
続いて、図20に示すように、第2の管状部材123とガイド管126とをゲート式バルブ125を介して接続する(ステップS206)。具体的には、各部材のフランジをボルト及びナットで締結し、水密に接続する。
そして、図21に示すように、削孔駆動装置6を操作することによってロッド3を介して先端ビット5から削孔水を放出しながら、ロッド3を正転させて地山を削孔する(ステップS207)。このとき、第2の管状部材123に取り付けられている排出バルブ124を用いて第2の管状部材123内からの泥水の排出量を制御しながら削孔を行う。その結果、削孔する孔の中の水圧を調整することができる。また、逆止弁53により、ロッド3内に泥水が流入することが防止されている。
所定の深さの孔Hの削孔が完了した後、図22に示すように、削孔駆動装置6を操作することによって、ドライブシュー4及び先端ビット5が第2の管状部材123内に収容されるようにロッド3を縮める(ステップS208)。そして、ゲート式バルブ125を閉じる(ステップS209)。その結果、削孔した孔Hから泥水が流出することが防止される。なお、削孔後、第2の管状部材123内にグラウトを充填して、止水性を高めてもよい。
その後、図23に示すように、第2の管状部材123をゲート式バルブ125から取り外す(ステップS210)。最後にロッド3からドライブシュー4及び先端ビット5を取り外し、さらに第1の管状部材121及び第2の管状部材123を取り外し(ステップS211)、一連の工程が終了する。
以上説明したように、実施の形態2によれば、既存の汎用機である削孔駆動装置6を用いて、被圧下において止水しながら中口径の削孔を行うことができる。従って、実施の形態2によれば、特殊な削孔駆動装置を用意する手間やコストがかからないため、工期、工費を削減することができる。また、実施の形態2によれば、ドライブシュー4及び先端ビット5を回収し、再利用することができるため、さらに工費を削減することができる。
以上のように、本発明に係る削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法は、例えばトンネル内等の高い水圧がかかる被圧下において削孔を行う際に、止水しながら中口径の削孔を行う際に有用であり、特に、既存の汎用削孔駆動装置を用いて、被圧下において止水しながら中口径の削孔を行うことができる削孔用口元装置、削孔装置、及び削孔方法を提供するのに適している。
1 削孔装置
2、102 削孔用口元装置
3 ロッド
4 ドライブシュー
5 先端ビット
6 削孔駆動装置
21、121 第1の管状部材
22、122 プリペンダー
23、125 ゲート式バルブ
24、123 第2の管状部材
25、124 排出バルブ
26、127 補強部
41 凹部
51 孔
52 スプリング
53 逆止弁
54 凸部
126 ガイド管
H 孔
W 壁面

Claims (5)

  1. 先端に先端ビットが接続されたロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドが挿入される第1の管状部材であって、前記先端ビットより径が小さい第1の管状部材と、
    前記第1の管状部材の管内に設けられており、前記第1の管状部材と前記ロッドとの間を止水する止水手段と、
    前記第1の管状部材に接続されているゲート式バルブと、
    前記ゲート式バルブに接続されており、前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、
    前記第2の管状部材に取り付けられており、前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御する排出バルブと、
    を備えることを特徴とする削孔用口元装置。
  2. 先端に先端ビットが接続されたロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドが挿入される第1の管状部材であって、前記先端ビットより径が小さい第1の管状部材と、
    前記第1の管状部材の管内に設けられており、前記第1の管状部材と前記ロッドとの間を止水する止水手段と、
    前記第1の管状部材に接続されており、前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、
    前記第2の管状部材に取り付けられており、前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御する排出バルブと、
    前記第2の管状部材に接続されているゲート式バルブと、
    を備えることを特徴とする削孔用口元装置。
  3. 請求項1又は2に記載の削孔用口元装置と、
    前記削孔用口元装置に挿入されているロッドと、
    前記ロッドの先端に接続されている先端ビットと、
    前記ロッドを回転駆動させる削孔駆動装置と、
    を備えることを特徴とする削孔装置。
  4. 被圧下において、先端に先端ビットが接続されているロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドを削孔駆動装置で回転駆動させて削孔する削孔方法であって、
    前記ロッドとの間を止水する止水手段が管内に設けられており、前記先端ビットより径が小さい第1の管状部材に前記ロッドを挿入する挿入工程と、
    前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材を削孔対象の壁面に固定する固定工程と、
    前記第1の管状部材と、前記第2の管状部材とを、ゲート式バルブを介して接続する接続工程と、
    前記第2の管状部材に取り付けられている排出バルブを用いて前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御しながら削孔する削孔工程と、
    を含むことを特徴とする削孔方法。
  5. 被圧下において、先端に先端ビットが接続されているロッドであって、該ロッドの径より前記先端ビットの径が大きいロッドを削孔駆動装置で回転駆動させて削孔する削孔方法であって、
    前記ロッドとの間を止水する止水手段が管内に設けられており、前記先端ビットより径が小さい第1の管状部材に前記ロッドを挿入する挿入工程と、
    前記先端ビットより内径が大きいガイド管を削孔対象の壁面に固定する固定工程と、
    前記第1の管状部材に接続されている前記先端ビットより内径が大きい第2の管状部材と、前記ガイド管とを、ゲート式バルブを介して接続する接続工程と、
    前記第2の管状部材に取り付けられている排出バルブを用いて前記第2の管状部材内からの泥水の排出量を制御しながら削孔する削孔工程と、
    を含むことを特徴とする削孔方法。
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