JP2012149458A - 地山補強工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 円滑に地山に埋設でき、埋設の後の作業も円滑に実行でき、良好な地山補強を実現する。
【解決手段】 地山補強用鋼管1、5、6を、前方に、内周面に雌ねじが形成された拡径部2が位置し、後方に、外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部3が位置するように連結する。先頭管の前方端に配置されたインナービット16およびリングビット14を回転させて、地山補強用鋼管を地山中に引き込むことにより、地山補強用鋼管を地山中に打設する。打設により複数の地山補強管を、拡径部を除き、その下側において、地山の下面との間で所定の空隙をもった状態で配置する。インナービットおよびロッドを除去した後、地山補強用鋼管中に固結材を注入し、地山補強用鋼管に設けられた、下側に形成された吐出孔を含む複数の吐出孔からほぼ偏りなく吐出させ、吐出した固結材が地山に浸透させて固化させる。
【選択図】 図2
Description
地山補強用鋼管の進行方向である前方の端部に位置する先頭管以外の地山補強用鋼管については、一端に所定の長さにわたって外径が拡径され、かつ、その内周面に雌ねじが形成された拡径部が形成されると共に、他端に所定の長さにわたって、その外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部が形成され、
前記先頭管内にはロッドおよび前方端に位置するインナービットが挿入され、
前記ロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットを回転させて、前記先頭管を地山中に引き込むことにより、前記先頭管を前記地山中に打設し、
前記打設中に、前記ロッド内に形成された供給経路に削孔水を供給し、前記供給経路およびインナービット中の供給経路を経て、インナービットの前方から削孔水を吐出させ、
前記先頭管の打設が終了すると、中間管である前記地山補強用鋼管を、前記拡径部を前方に位置させて、前記先頭管の後方端の外周面に形成された雄ねじ部の雄ねじと、前記拡径部の内周面に形成された雌ねじとを螺子係合させて、前記先頭管と前記中間管とを連結させ、
さらに挿入されたロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットを回転させて、前記先頭管および中間管を前記地山中に引き込むことにより、
前記先頭管および中間管を前記地山中に打設し、
さらに、1以上の他の中間管および後方端に位置する端末管を、それぞれ、前記中間管と同様に、前記拡径部を前方に位置させて、前方に位置する地中補強用鋼管と連結して、地中に引き込むことにより、当該1以上の他の中間管および端末管を、地山中に打設し、これにより、前記先頭管、前記中間管および端末管を、前記拡径部を除き、その下側において、前記地山の下面との間で所定の空隙をもった状態で配置し、
前記インナービットおよびロッドを除去した後、前記地山補強用鋼管中に固結材を注入し、前記地山補強用鋼管に設けられた、前記下側に形成された透孔を含む前記複数の透孔からほぼ偏りなく吐出させ、
前記吐出した固結材が地山に浸透し、固化することを特徴とする地山補強工法により達成される。
前記ロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットおよびリングビットを回転させて、地山補強用鋼管が地山中に引き込まれる。
2 拡径部(雌ねじ部)
3 雄ねじ部
4 吐出孔
5、6 地山補強用鋼管
11 前方端
12 先頭管
13 ケーシングシュー
14 リングビット
15、17 チップ
16 インナービット
31、32 地山補強用鋼管
33,34 壁部
Claims (6)
- 地山の掘削箇所において所定位置にて所定角度で、複数の地山補強用鋼管を直列に連結させて打設し、地山補強用鋼管内部に注入された固結材を、当該地山補強用鋼管に形成された複数の吐出孔から吐出して地山に浸透させて該地山を補強する地山補強用工法であって、
地山補強用鋼管の進行方向である前方の端部に位置する先頭管以外の地山補強用鋼管については、一端に所定の長さにわたって外径が拡径され、かつ、その内周面に雌ねじが形成された拡径部が形成されると共に、他端に所定の長さにわたって、その外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部が形成され、
前記先頭管内にはロッドおよび前方端に位置するインナービットが挿入され、
前記ロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットを回転させて、前記先頭管を地山中に引き込むことにより、前記先頭管を前記地山中に打設し、
前記打設中に、前記ロッド内に形成された供給経路に削孔水を供給し、前記供給経路およびインナービット中の供給経路を経て、インナービットの前方から削孔水を吐出させ、削孔中に発生した繰り粉を鋼管内部経由で外部へ排出し、
前記先頭管の打設が終了すると、中間管である前記地山補強用鋼管を、前記拡径部を前方に位置させて、前記先頭管の後方端の外周面に形成された雄ねじ部の雄ねじと、前記拡径部の内周面に形成された雌ねじとを螺子係合させて、前記先頭管と前記中間管とを連結させ、
さらに挿入されたロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットを回転させて、前記先頭管および中間管を前記地山中に引き込むことにより、
前記先頭管および中間管を前記地山中に打設し、
さらに、1以上の他の中間管および後方端に位置する端末管を、それぞれ、前記中間管と同様に、前記拡径部を前方に位置させて、前方に位置する地中補強用鋼管と連結して、地中に引き込むことにより、当該1以上の他の中間管および端末管を、地山中に打設し、これにより、前記先頭管、前記中間管および端末管を、前記拡径部を除き、その下側において、前記地山の下面との間で所定の空隙をもった状態で配置し、
前記インナービットおよびロッドを除去した後、前記地山補強用鋼管中に固結材を注入し、前記地山補強用鋼管に設けられた、前記下側に形成された吐出孔を含む前記複数の透孔からほぼ偏りなく吐出させ、
前記吐出した固結材が地山に浸透し、固化することを特徴とする地山補強工法。 - 前記吐出孔から吐出された固結材が、前記地山と前記地山補強用鋼管との間の空隙に充填されるとともに、この空隙からさらに地山Mに浸透し、他の部分より外径が大きい前記拡径部は、前記固結材が注入されて固結した後の前記地山に対する付着耐力を向上させ、緩みを抑制し、切羽を安定させることを特徴とする請求項1に記載の地山補強工法。
- 前記インナービットの前方から吐出された削孔水は、前記インナービットおよびロッドに形成された溝および前記地山補強用鋼管の内壁との間で形成された排出経路より排出され、その際に、前記後方端の雄ねじ部は、排出される削孔水により汚染されないことを特徴とする請求項1または2に記載の地山補強工法。
- 前記先頭管および先頭管以外の連結された1以上の地山補強用鋼管を前記地山中に引き込む際に、前記拡径部の下面のみが地山に接触し、他の部分は、掘削された地山の孔壁との間で所定の空隙をもって位置することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の地山補強工法。
- 前記先頭管以外の地山補強用鋼管において、拡径部の端部にテーパー部が形成されることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の地山補強工法。
- 前記先頭管の前方端には、前記インナービットの回転とともに回転可能であり、先頭管の外径より大きな外径を有するリングビットが形成され、
前記ロッドの後方端に取り付けられた削岩機によりインナービットおよびリングビットを回転させて、地山補強用鋼管が地山中に引き込まれることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の地山補強工法。
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