JPH0649838A - 掘削壁面安定液レベル制御装置 - Google Patents

掘削壁面安定液レベル制御装置

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JPH0649838A
JPH0649838A JP20242292A JP20242292A JPH0649838A JP H0649838 A JPH0649838 A JP H0649838A JP 20242292 A JP20242292 A JP 20242292A JP 20242292 A JP20242292 A JP 20242292A JP H0649838 A JPH0649838 A JP H0649838A
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久也 中田
Yukihiko Hisawa
幸彦 氷澤
Yutaka Ishimaru
裕 石丸
Mitsuru Yokoyama
満 横山
Satoshi Manabe
智 真鍋
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Kajima Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 掘削壁面安定液のレベル変動を少なくして壁
面の安定に寄与する。 【構成】 レベル計の測定値と設定値との差を求め、掘
削中はその差に相当する流量を求めて送液ポンプの回転
数を制御し、掘削停止中は差に応じてコントロールバル
ブの開度を制御してレベル変動を小さくする制御手段を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中連続壁掘削溝安定
液レベル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中連続壁工事において、掘削溝の安定
液のレベルの管理が重要である。その管理は、従来、フ
ロートスイッチを利用し、送液ポンプのON・OFFに
より行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフロートスイッ
チによるレベル管理において、レベル変動は、フロート
の設置レベルに関係して、50〜70cm程度にもなっ
ていた。
【0004】この程度の変動では、 (1) 掘削溝への液圧の繰返し印加が発生し、溝壁を
呼吸させてマッドケーキをこわし、溝壁安定にマイナス
となる。
【0005】(2) 例えば人工島のようなジャケット
上からの連続壁の場合、液位の変動によりジャケットに
変形が生じる。
【0006】(3) 掘削中の逸泥又は地下水の呼び込
み傾向が把握できない。
【0007】(4) 掘削停止中の逸泥量が把握しにく
い。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、掘削溝に安定液のレベル変動を少なくして溝壁
を安定し、ジャケットの変形防止するのに寄与すること
ができる地中連続壁安定液レベル制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、溝内安
定液のレベル計と、送液回路の送液ポンプ及びバルブユ
ニットと、送液回路のバイパス回路のコントロールバル
ブと、排液ポンプと、前記レベル計の測定値とあらかじ
め決めた設定値又は地下水位の計測結果から求めた設定
値との差を求め掘削中は前記差に相当する流量を求め該
流量に対応して前記送液ポンプの回転数を制御し、掘削
停止中は前記差に応じてコントロールバルブの開度を制
御し溝内安定液のレベル変動を小さく制御する制御手段
とを設けている。
【0010】上記レベル計には、超音波レベル計又は差
圧計を用いるのが好ましい。
【0011】また、制御手段には、マイクロコンピュー
タで構成された制御盤を用いるのが好ましい。
【0012】また、送液ポンプは、クラッチを介してV
Sモータ又はインバータモータで駆動するのが好まし
い。
【0013】
【作用】上記のように構成された地中連続壁掘削溝安定
液レベル制御装置においては、設定値と測定値との差を
求め、掘削中は差を流量に換算して送液ポンプの回転を
制御する。
【0014】また、掘削停止中は、前記差に応じてコン
トロールバルブの開度を制御する。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1において、循環槽Tから掘削溝Dに安
定液を供給する送液回路Lには、図示しないクラッチを
介して変速度モータ16を連結した送液ポンプ1、バル
ブユニット2、流量計3、密度計4及びバルブ5が直列
に介装されている。その送液回路L1の機器1〜3をバ
イパスするバイパス回路L1が設けられ、その回路L1
には、コントロールバルブ6、自動バルブ7及び流量計
8が直列に介装されている。
【0017】他方、掘削溝D内の図示しない掘削機に設
けられた水中ポンプ9を図示しない振動ふるいに接続す
る排液回路L2には、排液ポンプ10、流量計11及び
密度計12が直列に介装されている。
【0018】また、安定液AのレベルBを検知する例え
ば超音波式のレベル計13が設けられ、そのレベル計1
3は、制御手段であるマイクロコンピュータで構成され
た制御盤15に接続されている。そして、制御盤14に
は、機器2、3、4、6、11、12、13及び16が
それぞれ接続されている。なお、図中の符号14は変換
器、17は演算器である。
【0019】次に、制御の態様を説明する。
【0020】図2において、制御盤15は、掘削中であ
るか否かを判定する(ステップS1)。YESだった
ら、水中ポンプ9がONか否かを判定し(ステップS
2)、NOの場合は、水中ポンプ9をONして(ステッ
プS5)、排液量が設定量Qの1/4以下か否かを判定
する(ステップS6)。NOの場合は、排液量が設定量
Qの1/2以下か否かを判定する(ステップS8)。N
Oの場合、すなわち排液量が設定量Qの1/2以上の場
合は、比例及び微積分制御による送液ポンプ1の回転数
制御に切換え(ステップS9)、レベル計13によるレ
ベル測定を行う(ステップS11)。
【0021】ステップS6がYESだったら、すなわち
排液量が設定量Qの1/4以下のときは、送液ポンプ1
を急速に立ち上げて(ステップS7)、ステップS11
に移る。また、ステップS8がYESだったら、すなわ
ち排液量が設定量の1/2以下のときは、送液ポンプ1
を緩く立ち上げて(ステップS10)、ステップS11
に移る。
【0022】次いで、レベル設定値からレベル計13に
よる液面レベルBの設定値を減じた差値が、プラスか否
かを判定する(ステップS12)。YESだったら、送
液ポンプ1の回転数をアップして(ステップS13)、
リターンし、NOの場合は、前記差値がマイナスか否か
を判定する(ステップS14)。YESだったら、送液
ポンプ1の回転数をダウンして(ステップS15)、リ
ターンし、NOの場合は、リターンする。
【0023】他方、ステップS1がNOの場合は、すな
わち掘削停止中の場合は、バルブユニット2が閉じてい
るか否かを判定する(ステップS16)。NOの場合
は、バルブユニット2を閉じ(ステップS17)、コン
トロールバルブ6への信号をONして(ステップS1
8)、前記差値がマイナスか否かを判定する(ステップ
S19)。YESだったら、コントロールバルブ6を閉
じて(ステップS20)、リターンし、NOの場合は、
差値がプラスか否かを判定する(ステップS21)、Y
ESだったら、コントロールバルブ6を開いて(ステッ
プS22)、リターンし、NOの場合は、リターンす
る。
【0024】このようなバルブ制御により、掘削中は、
例えばプラス・マイナス25mmに制御し、掘削停止中
は、例えばプラス・マイナス10mmに制御することが
できる。
【0025】また、流量計3による送液量から流量計1
1による排液量を減じた値を掘削偏差量として求め、そ
の偏差量がゼロの場合は、給排のバランスがとれてお
り、マイナスの場合は、地山を取り込んでいる、すなわ
ち溝壁の崩壊を発生している。プラスの場合は、逸泥し
ていることを判定することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、掘削溝安定液のレベル変動を少なくし、溝
壁を安定し、人工島のジャケットの変形防止に寄与する
ことができる。
【0027】また、逸泥量を常時監視することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式図。
【図2】制御フローチャート図。
【符号の説明】
A・・・安定液 B・・・液面レベル D・・・掘削溝 L・・・送液回路 L1・・・バイパス回路 L2・・・排液回路 T・・・循環槽 1・・・送液ポンプ 2・・・バルブユニット 3、8、11・・・流量計 4、12・・・密度計 5・・・バルブ 6・・・コントロールバルブ 7・・・自動バルブ 9・・・水中ポンプ 10・・・排液ポンプ 13・・・レベル計 14・・・変換器 15・・・制御盤 16・・・変速度モータ 17・・・演算器
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 掘削壁面安定液レベル制御装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削壁面安定液レベル
制御装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】地中連続壁工事や場所打杭工事におい
て、掘削壁面安定液のレベルの管理が重要である。その
管理は、従来、フロートスイッチを利用し、送液ポンプ
のON・OFFにより行っていた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この程度の変動では、 (1) 掘削壁面への液圧の繰返し印加が発生し、掘削
壁面を呼吸させてマッドケーキをこわし、掘削壁面の安
定にマイナスとなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、掘削壁面に安定液のレベル変動を少なくして壁
面を安定し、ジャケットの変形防止するのに寄与するこ
とができる掘削壁面安定液レベル制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、壁面安
定液のレベル計と、送液回路の送液ポンプ及びバルブユ
ニットと、送液回路のバイパス回路のコントロールバル
ブと、排液ポンプと、前記レベル計の測定値とあらかじ
め決めた設定値又は地下水位の計測結果から求めた設定
値との差を求め掘削中は前記差に相当する流量を求め該
流量に対応して前記送液ポンプの回転数を制御し、掘削
停止中は前記差に応じてコントロールバルブの開度を制
御し掘削壁面安定液のレベル変動を小さく制御する制御
手段とを設けている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】上記のように構成された掘削壁面安定液レベル
制御装置においては、設定値と測定値との差を求め、掘
削中は差を流量に換算して送液ポンプの回転を制御す
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、掘削壁面の安定液のレベル変動を少なく
し、壁面の安定に寄与することができる。
フロントページの続き (72)発明者 横山 満 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 真鍋 智 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝内安定液のレベル計と、送液回路の送
    液ポンプ及びバルブユニットと、送液回路のバイパス回
    路のコントロールバルブと、排液ポンプと、前記レベル
    計の測定値とあらかじめ決めた設定値又は地下水位の計
    測結果から求めた設定値との差を求め掘削中は前記差に
    相当する流量を求め該流量に対応して前記送液ポンプの
    回転数を制御し、掘削停止中は前記差に応じてコントロ
    ールバルブの開度を制御し溝内安定液のレベル変動を小
    さく制御する制御手段とを設けたことを特徴とする地中
    連続壁掘削溝安定液レベル制御装置。
JP4202422A 1992-07-29 1992-07-29 掘削壁面安定液レベル制御装置 Expired - Fee Related JP2588343B2 (ja)

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