JP2588296Y2 - 電磁流量計の電極構造 - Google Patents

電磁流量計の電極構造

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JP2588296Y2
JP2588296Y2 JP1993054417U JP5441793U JP2588296Y2 JP 2588296 Y2 JP2588296 Y2 JP 2588296Y2 JP 1993054417 U JP1993054417 U JP 1993054417U JP 5441793 U JP5441793 U JP 5441793U JP 2588296 Y2 JP2588296 Y2 JP 2588296Y2
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英治 大中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測定管内を流れる被測
定流体の流量を電気的に測定する電磁流量計の電極構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は、測定管内に内方端が臨む
一対の電極間に発生する起電力を検出することにより、
測定管内を流れる導電性流体の平均流量を測定するよう
になっている。このような電磁流量計における電極の取
付構造としては、従来から種々提案されているが、実公
平3−51707号公報等に開示されているように測定
管の外部から取り付ける外挿型電極構造が一般的であ
る。
【0003】図2および図3は外挿型電極構造を採用し
た従来の電磁流量計を示し、その概略を簡単に説明する
と、図中1は測定管2を収納する両端開放型の筒状体か
らなるケースで、このケース1の外周面には電極挿入孔
3が開設されるとともに、発信器取付用の筒部4が一体
に突設されている。測定管2は、両端が開放するステン
レス製の円筒体からなり、管壁の軸線方向中央部には二
つの電極取付孔6,6(一方のみを図示する)が互いに
対向するよう軸線を一致させて貫通形成されている。
【0004】また、測定管2の管壁には、前記電極取付
孔6の周囲に筒状の電極取付用ボス部7が外方に向かっ
て一体に(または別体のものを溶接等で固定することに
より一体的に)立設される。さらに、測定管2の外周に
は測定管内における被測定流体の流れ方向および電極1
4の軸線と直交する方向の磁界を形成する一対の鞍型コ
イル11が配設されている。
【0005】一方、測定管2の管壁内周面、前記電極取
付孔6の内周面および電極取付孔6の外側周縁部には、
たとえばフッ素樹脂等の絶縁材からなるライニング8,
8aが連続して施されている。前記電極14は、前記電
極取付孔6に測定管2の外側から嵌合固定されて、挿入
側端面が測定管2内に臨んで接液端面14aを形成して
いる。また、この電極14の外周面中間部にはフランジ
部15が一体に設けられ、このフランジ部15がスプリ
ング16によって測定管2の外周面にシール部材17を
介して圧接固定されている。
【0006】前記電極取付用ボス部7には、前記スプリ
ング16を収納押圧するキャップ18が螺合されてい
る。このキャップ18は、一端が開放するカップ状に形
成されて、開口端側外周面に前記電極取付用ボス部7の
内周面に形成された雌ねじに螺合する雄ねじが形成さ
れ、閉塞端面中央には前記電極14の反接液側端部が突
出する挿通孔19が形成されている。
【0007】なお、図中18aはキャップ18の頂部に
形成されたねじ込み用溝部としてのノッチで、これによ
りキャップ18を回動し、測定管2側のボス部7に被冠
させるようにねじ込み固定できるようになっている。
【0008】また、電極14の反接液側端面には、配線
となる信号リード線20の一端に取付けられた端子21
が止めねじ22によって接続されている。一方、信号リ
ード線20は、ノイズ等の影響を最小限とするように、
最短距離で発信器取付用の筒部4部分に導かれ、図示し
ない発信器側に接続されるようになっている。ここで、
ケース1の電極挿入孔3は通常蓋体23によって気密に
閉塞されており、この蓋体23を取り外すことで、電極
14の測定管2への取付け、取り外しが行われる。
【0009】なお、24は電極14とスプリング16と
の間に介装された絶縁リング、25はスプリング16と
キャップ18との間に介装されたスペーサとしての絶縁
リング、26は電極14に嵌装された絶縁スリーブであ
る。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電磁流量計において、電極14の測定管2への取付
部構造にあっては、次のような不具合を生じていた。
【0011】すなわち、上述した従来構造では、電極1
4の取付部においてキャップ18の外側に端子21や信
号リード線20の配線スペースを向けることが必要で、
このような電極取付部での高さが高くなるものであっ
た。
【0012】このため、従来のねじ込み式によるキャッ
プ18を用い、このキャップ内部に配線スペースを設け
ることが考えられているが、このようにすると、配線距
離を最短とすることができなくなる虞れがあり、また9
0°ノイズといった方向性の面での問題も生じ易く、こ
のような問題点を解決し得る何らかの対策を講じること
が望まれている。
【0013】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、測定管の電極取付部における高さを必要最
小限とし、しかも配線距離を最短とし、90°ノイズ等
の方向性の問題に対しても対処し得る電磁流量計の電極
構造を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本考案に係る電磁流量計の電極構造は、測定管に
設けた貫通孔に臨んで設けられる電極を、前記貫通孔の
周囲に立設したボスに締結するキャップにより被冠保持
するに際し、このキャップを、相互に鍔部で嵌合係止さ
れる電極押えと締結部材とに分割形成し、電極押えの上
面に開口する端子および配線用収納溝を形成するととも
に、前記締結部材を前記ボスの外周部側に嵌装させた状
態で締結固定したものである。
【0015】
【作用】本考案によれば、キャップを、ばねを介して電
極を押え付ける電極押え部分と測定管側のボスにねじ込
みによって締結される締結部材とに分けるとともに、電
極押えの上面に収納溝を切欠き形成し、この収納溝を配
線スペースとして利用することにより、電極取付部全体
での高さの低減化を図り、さらに最短距離でしかも90
゜ノイズ等の影響のないようにする配線の方向性をも所
要の状態に保ち、効率のよい配線を可能とし、また電極
押え部分と鍔部同士の係合によって嵌合係止される締結
部材を、独立して回転させ、測定管側のボスの外周部に
嵌装させた状態で締結固定するものである。
【0016】
【実施例】図1の(a),(b)は本考案に係る電磁流
量計の電極構造の一実施例を示すものであり、これらの
図において前述した図2、図3と同一または相当する部
分には同一番号を付して説明は省略する。
【0017】本考案によれば、測定管2に設けた貫通孔
としての電極取付孔6に臨んで設けられる電極14を、
電極取付孔6の周囲に立設した電極取付用ボス部7に締
結されることにより被冠して保持するキャップ30を、
相互に鍔部31a,32aで嵌合係止される略カップ状
を呈する電極押え31と略筒状を呈する締結部材32と
に分割形成し、電極押え31の上面に開口する端子およ
び配線用収納溝33を形成するとともに、前記締結部材
32を前記測定管2側の電極取付用ボス部7の外周部側
に嵌装させた状態で締結固定したところに特徴を有して
いる。
【0018】ここで、前記電極押え31はその下端部外
周部に鍔部31aが形成され、この鍔部31aに係合可
能な鍔部32aが、前記筒状の締結部材32における上
端部内周部に設けられている。なお、図中18a,18
aはこの締結部材32の上端部に設けられたねじ込み用
溝部であるノッチである。また、前記締結部材32は、
その下端側内周面に雌ねじが形成され、前記測定管2側
の電極取付用ボス部7の外周面に形成した雄ねじに螺合
することにより嵌装した状態で締結固定することができ
るように構成されている。
【0019】このような構成によれば、キャップ30
を、スプリング16を介して電極14を押え付ける電極
押え31と測定管2側のボス部7の外周部に嵌装した状
態でねじ込むことで締結固定する締結部材32とに分け
るとともに、電極押え31の上面に収納溝33を切欠き
形成し、この収納溝33を配線スペースとして利用する
ようにしているので、従来に比べて電極取付部全体での
高さの低減化を図り、さらに配線の引出し方向も収納溝
33で規定されるため最短距離でしかも90゜ノイズ等
の影響のないようにする配線(信号リード線20等)の
方向性をも所要の状態に保ち、効率のよい配線を行なえ
る。
【0020】ここで、電極押え31は、これに鍔部31
a,32a同士の係合によって嵌合係止される締結部材
32を回転したとしても、回転しないように構成されて
おり、またこの締結部材32を独立して回転することに
より、この締結部材32を始め、電極押え31や電極1
4の取付部を構成する各部材を、測定管2側のボス部7
に対し所要の状態で締結して固定し得るものである。
【0021】そして、上述した構成では、電極押え31
上面での収納溝33を配線スペースとして巧みに利用
し、電極取付部全体での高さの低減化を図り、さらに最
短距離でしかも90°ノイズ等の影響のないようにする
配線の方向性をも所要の状態に保ち、効率のよい配線が
可能となる。
【0022】なお、本考案は上述した実施例構造に限定
されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得るこ
とは言うまでもない。たとえば上述した実施例では、測
定管2をステンレス鋼で一体的に形成し、かつ管壁内周
面、電極取付孔6の内面および周囲にライニング8,8
aを塗布した場合を示したが、セラミック製の測定管を
用いてもよく、その場合はライニング処理が不要とな
る。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る電磁流
量計の電極構造によれば、測定管の貫通孔に臨んで設け
られる電極を、貫通孔周囲に立設したボスに締結するキ
ャップにより被冠保持するに際し、このキャップを、相
互に鍔部で嵌合係止される電極押えと締結部材とに分割
形成し、電極押えの上面に開口する端子および配線用収
納溝を切欠き形成するとともに、測定管側のボスの外周
部に嵌装させた状態で締結固定するようにしたので、
単かつ安価な構成であるにもかかわらず、収納溝を配線
スペースとして巧みに利用し、電極取付部全体での高さ
の低減化を図り、さらに最短距離でしかも90゜ノイズ
等の影響のないようにする配線の方向性をも所要の状態
に保ち、効率のよい配線を可能とし得る等の実用上種々
優れた効果を奏する。
【0024】また、本考案によれば、電極押え部分と鍔
部同士の係合によって嵌合係止される締結部材を、独立
して回転させることにより、電極取付部構成部品を保持
した状態で測定管側のボスの外周部に嵌装させた状態で
締結固定することができ、しかもこのときに前記電極押
えは回転しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁流量計の電極構造の一実施例
を示し、(a),(b)は要部断面図およびその概略平
面図である。
【図2】従来の電磁流量計における電極構造を説明する
ための一部を断面して示す概略図である。
【図3】図2における電極取付部を拡大して示す要部断
面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 測定管 6 電極取付孔 7 電極取付用ボス部 8 ライニング 8a ライニング 11 コイル 14 電極 15 フランジ部 16 スプリング 20 信号リード線 21 端子 22 端子固定ねじ 30 キャップ 31 電極押え 31a 鍔部 32 締結部材 32a 鍔部 33 端子および配線用収納溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管に設けた貫通孔に臨んで設けられ
    る電極を、前記貫通孔の周囲に立設したボスに締結する
    キャップにより連接している電磁流量計の電極構造にお
    いて、 前記キャップを、相互に鍔部で嵌合係止される電極押え
    と締結部材とに分割形成し、前記電極押えの上面に開口
    する端子および配線用収納溝を形成するとともに、前記
    締結部材を前記ボスの外周部側に嵌装させた状態で締結
    固定したことを特徴とする電磁流量計の電極構造。
JP1993054417U 1993-09-14 1993-09-14 電磁流量計の電極構造 Expired - Lifetime JP2588296Y2 (ja)

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