JPH0734324U - 電磁流量計の電極構造 - Google Patents

電磁流量計の電極構造

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JPH0734324U
JPH0734324U JP7132693U JP7132693U JPH0734324U JP H0734324 U JPH0734324 U JP H0734324U JP 7132693 U JP7132693 U JP 7132693U JP 7132693 U JP7132693 U JP 7132693U JP H0734324 U JPH0734324 U JP H0734324U
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JP
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electrode
lining
liquid contact
end surface
measuring tube
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JP7132693U
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英治 大中
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡易にして大きな力を必要とせず、電極
取付孔を確実にシールすることができ、また電極構造の
高さを低くすることができ、電磁流量計を小型化する。 【構成】 測定管2の外壁に設けたボス部7内にガスケ
ット31を配置して電極14の外端部を完全に覆う。ガ
スケット31はライニング8aの表面に融着される。電
極14の反接液側端面14bに止めねじ22を螺合し、
この止めねじ22によりばね座金34を平座金33を介
してガスケット31の表面に押し付けることにより、電
極上面とガスケット31との隙間を液密にシールする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は測定管内を流れる測定流体の流量を電気的に測定する電磁流量計の電 極構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電磁流量計は、内端が測定管内に臨む一対の電極間に発生する起電力を検出す ることにより、測定管内を流れる導電性流体の平均流量を測定するものである。 電極の取付構造としては、従来から種々提案されているが、実公平3−5170 7号公報等に開示されているように測定管の外部から取り付ける外挿型電極構造 が一般的である。
【0003】 図3および図4は外挿型電極構造を採用した電磁流量計の従来例を示すもので 、これを概略説明すると、1は測定管2を収納する両端開放の筒状体からなるケ ースで、このケース1の外周面には電極挿入孔3が開設されると共に、発信器取 付用の筒部4が一体に突設されている。測定管2は、両端が開放するステンレス 製の円筒体からなり、管壁の軸線方向中央部には2つの電極取付孔6(一方のみ 図示)が互いに対向するようその軸線を一致させて貫通形成されている。また、 測定管2の管壁には前記電極取付孔6の周囲を取り囲む筒状の電極取付用ボス部 7が一体に突設されている。さらに、測定管2の外周には管内における被測定流 体の流れ方向および電極14の軸線と直交する方向の磁界を形成する一対の鞍型 コイル11が対設されている。一方、測定管2の管壁内周面、前記電極取付孔6 の周面および電極取付孔6の外側周縁部には、例えばフッ素樹脂等の絶縁材から なるライニング8,8aが連続して施されている。前記電極14は前記電極取付 孔6に測定管2の外側から挿入されて、挿入側端面が測定管2内に臨むことによ り接液端面14aを形成し、外周面中間部に一体に設けられたフランジ部15が スプリング16によって測定管2の外周面にシール部材17を介して圧接固定さ れている。前記電極取付用ボス部7には前記スプリング16を収納押圧するキャ ップ18が螺合されている。キャップ18は一端が開放するカップ状に形成され て、開口端側外周面に前記電極取付用ボス部7の内周面に形成された雌ねじ7a に螺合する雄ねじ18aが形成され、閉塞端面中央には前記電極14の反接液側 端部が突出する挿通孔19が形成されている。電極14の反接液側端面14bに は信号リード線20の一端に取り付けられた端子21が止めねじ22によって接 続されている。ケース1の電極挿入孔3は通常蓋体23によって気密に閉塞され ており、この蓋体23を取り外すことで、電極14の測定管2への取り付け、取 り外しを可能にしている。
【0004】 なお、24は電極14とスプリング16との間に介装された絶縁リング、25 はスプリング16とキャップ18との間に介装された絶縁リング、26は電極1 4に嵌装された絶縁スリーブである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の電磁流量計の電極構造においては、電極取付孔6のシールを測 定管2の管壁内周面に内張りされたライニング8と、シール部材17をスプリン グ16によって管壁外部に突出するライニング部分8aの表面に圧接することで 行なっていた。 しかしながら、このような従来の電極構造におけるシール方法においては、測 定管2外部のライニング部分8aと電極14のフランジ部15との間のシール面 積が大きいので、電極14を押さえ付けるためにばね力の大きなスプリング16 を必要とし、そのため電極構造の高さが高くなり、電極構造のみならず電磁流量 計自体が大型化するという問題があった。
【0006】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、構造簡易にしてシールのために大きな力を必要とせず 、電極取付孔を確実にシールすることができ、また電極構造の高さを低くするこ とができ、小型化を図るようにした電磁流量計の電極構造を提供することにある 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、ライニングが内張りされた測定管の外周に 対設され被測定流体の流れ方向と直交する方向の磁界を形成する一対の励磁コイ ルと、前記磁界と流体の流れ方向の双方に対して直交するよう前記測定管に貫通 して対設された一対の電極と、前記測定管,励磁コイルおよび電極を囲繞するケ ースとを備えた電磁流量計の電極構造において、前記電極を測定管の電極取付孔 に挿入してその挿入端面を測定管内に臨ませて接液端面とし、この接液端面以外 の電極表面を測定管外部のライニングによって覆い、前記電極の反接液側端面に ライニング外部に突出するねじ部材を螺合し、このねじ部材に装着された弾性部 材と前記反接液側端面によって前記反接液側端面を覆うライニング部分を挟持し たものである。
【0008】
【作用】
本考案において、測定管外部に突出するライニング部分は電極の外端部を覆う 。言い換えれば、電極はライニング内に埋設されており、その接液端面のみが露 出して測定管内に臨んでいる。弾性部材はねじ部材のねじ込みによって電極の反 接液側端面を覆っているライニング部分に圧接され、このライニング部分とねじ 部材間の隙間をシールする。したがって、電極を押圧するスプリングが不要であ る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る電磁流量計の電極構造の一実施例を示す断面図である。な お、図中、図3および図4と同一構成部品のものに対しては同一符号を付してそ の説明を省略する。これらの図において、測定管2の外周面には電極取付6を取 り囲むボス部7が溶接30によって接合されている。電極14の外端部は、ガス ケット31によって完全に覆われており、その反接液側端面14bに螺合された 止めねじ(ねじ部材)22の上端部がガスケット31の外部に突出している。ガ スケット31は、測定管2の内壁に内張りされたライニング8と同様な材料、例 えば弗素樹脂によって製作され、電極取付孔6の外部に露出するライニング部8 aの表面に融着されることにより、ライニングの一部を形成しており、前記ボス 部7に螺合されたキャップ18により押圧されている。前記止めねじ22の頭部 22aには信号リード線20の一端が接続され、またガスケット31の外部に露 出するねじ部には平座金33と弾性部材としてのばね座金34が装着されており 、止めねじ22の締め付け操作によってばね座金34を圧縮し平座金33を前記 ガスケット31の上面部31aに圧接することで、上面部31aが押し潰されて 電極14の上面、すなわち反接液側端面14bに圧接され、電極上面との間の隙 間を液密にシールしている。前記上面部31aの内側面、すなわち反接液側端面 14bと接する面にはシール性を高めるため同心円状の環状突起35が形成され ている。
【0010】 前記ライニング8の内張りは、電極14が嵌着されたガスケット31をボス部 7内に挿入配置してキャップ18により固定し、この状態にて測定管2を加熱し ながら溶融したライニング8を遠心法等により測定管2内に充填することで行な われ、これによってライニング8とガスケット31が融着されて一体化する。
【0011】 かくして、このような構成からなる電極構造においては、電極14の外端部を ガスケット31によって完全に覆い、このガスケット31をライニング部分8a に融着しているので、シール部分はガスケット31と止めねじ22との間の隙間 だけである。しかし、このシール部分の面積は図3および図4に示した従来構造 に比べて著しく小さく(1/2以下)、したがって、スプリングを使用せずとも ばね座金34による小さな押圧力にて確実にシールすることができ、電極構造の 高さを低くすることができる。また、電極構造の高さが低くなれば電磁流量計自 体を小型化することができ、特に腐食等の影響を受けず、電極14の交換を必要 としない電磁流量計の電極構造に適用して好適である。
【0012】 図2は本考案の他の実施例を示す断面図である。この実施例は測定管2の外部 に露出するライニング部8a内に電極14を埋設し、ボス部7によってライニン グ部8aの表面外周部を覆い、キャップを省略したものである。ライニング8の 内張りに際しては予め電極14の反接液側端面14bに止めねじ22を取り付け て電極取付孔6に挿入配置し、ボス部7の開口部40を閉鎖した状態でライニン グ8aをボス部7内に充填すればよい。
【0013】 このような構成においては上記実施例に比べてガスケット31およびキャップ 18を必要としないので、より一層電極構造を簡素化することができる利点を有 する。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る電磁流量計の電極構造にあっては、電極を測 定管の電極取付孔に挿入してその挿入端面を測定管内に臨ませて接液端面とし、 この接液端面以外の電極表面を測定管外部のライニングによって覆い、電極の反 接液側端面にライニング外部に突出するねじ部材を螺合し、このねじ部材に装着 された弾性部材と前記反接液側端面によって前記反接液側端面を覆うライニング 部分を挟持したので、測定管外部のライニング部分と電極間のシール面積が小さ く、したがって電極を押さえ付けるために大きな力を必要とせずに確実にシール することができる。また小さな押圧力でよいためスプリングを必要とせず、その ため構造簡易にして電極構造の高さが低く、電極構造自体さらには電磁流量計を 小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁流量計の電極構造の一実施例
を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図3】電磁流量計の従来例を示す半断面図である。
【図4】電極構造の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 測定管 6 電極取付孔 7 ボス部 8,8a ライニング 11 コイル 14 電極 14a 接液端面 14b 反接液側端面 15 フランジ部 16 スプリング 18 キャップ 20 信号リード線 21 端子 22 止めねじ 31 ガスケット 33 平座金 34 ばね座金

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライニングが内張りされた測定管の外周
    に対設され被測定流体の流れ方向と直交する方向の磁界
    を形成する一対の励磁コイルと、前記磁界と流体の流れ
    方向の双方に対して直交するよう前記測定管に貫通して
    対設された一対の電極と、前記測定管,励磁コイルおよ
    び電極を囲繞するケースとを備えた電磁流量計の電極構
    造において、 前記電極を測定管の電極取付孔に挿入してその挿入端面
    を測定管内に臨ませて接液端面とし、この接液端面以外
    の電極表面を測定管外部のライニングによって覆い、前
    記電極の反接液側端面にライニング外部に突出するねじ
    部材を螺合し、このねじ部材に装着された弾性部材と前
    記反接液側端面によって前記反接液側端面を覆うライニ
    ング部分を挟持したことを特徴とする電磁流量計の電極
    構造。
JP7132693U 1993-12-07 1993-12-07 電磁流量計の電極構造 Pending JPH0734324U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242242A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Toshiba Corp 電磁流量計
KR20210147364A (ko) * 2020-05-28 2021-12-07 (주)엠케이 분리 가능한 헤드 및 몸체를 포함하는 전극

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