JPH10221133A - 電磁流量計の電極構造 - Google Patents
電磁流量計の電極構造Info
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- JPH10221133A JPH10221133A JP2748897A JP2748897A JPH10221133A JP H10221133 A JPH10221133 A JP H10221133A JP 2748897 A JP2748897 A JP 2748897A JP 2748897 A JP2748897 A JP 2748897A JP H10221133 A JPH10221133 A JP H10221133A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】組立が容易でコストが安い電磁流量計の電極構
造を提供する。 【解決手段】測定管のパイプ部11の内壁及び電極座13の
一部に内張りされた耐食性絶縁材料からなるライニング
15に形成された電極挿入孔16に、上端にフランジ部211
を有する電極21a を外側から挿入し、フランジ部211 の
上面に、電極21a と電極座13とを電気的に絶縁するため
の絶縁部材28を介して、押圧手段としてのダイアフラム
222 を配置し、電極座13に押さえねじ25a をねじ込んで
ダイアフラム222 を押圧し、フランジ部211 をライニン
グ15のシール面に押しつけて経時変化に耐えうるシール
面を形成する。絶縁部材28はダイアフラム222 と押さえ
ねじ25a との間に配置してもよく、ダイアフラム222 を
板ばねに替えることもでき、押さえねじ25a を絶縁材料
で形成して絶縁部材28をなくすることもできる。
造を提供する。 【解決手段】測定管のパイプ部11の内壁及び電極座13の
一部に内張りされた耐食性絶縁材料からなるライニング
15に形成された電極挿入孔16に、上端にフランジ部211
を有する電極21a を外側から挿入し、フランジ部211 の
上面に、電極21a と電極座13とを電気的に絶縁するため
の絶縁部材28を介して、押圧手段としてのダイアフラム
222 を配置し、電極座13に押さえねじ25a をねじ込んで
ダイアフラム222 を押圧し、フランジ部211 をライニン
グ15のシール面に押しつけて経時変化に耐えうるシール
面を形成する。絶縁部材28はダイアフラム222 と押さえ
ねじ25a との間に配置してもよく、ダイアフラム222 を
板ばねに替えることもでき、押さえねじ25a を絶縁材料
で形成して絶縁部材28をなくすることもできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、測定管内を流れ
る導電性流体の流量を測定する電磁流量計に関する。
る導電性流体の流量を測定する電磁流量計に関する。
【０００２】
【従来の技術】電磁流量計は、導電性流体が磁場を横切
って流れる時に、その流速に比例する起電力が、その流
れの方向と磁場の方向とに直交する方向に誘起されると
いうファラデーの電磁誘導の法則を利用して流体の体積
流量を測定するものである。通常、図５に示すように、
配管２に接続されて使用され、配管２に接続され測定流
体が流される測定管と磁場を発生するための１対の電磁
石と誘起された起電力を計測するための１対の電極とそ
の起電力を演算処理して表示などをする変換器部40とで
構成されている。
って流れる時に、その流速に比例する起電力が、その流
れの方向と磁場の方向とに直交する方向に誘起されると
いうファラデーの電磁誘導の法則を利用して流体の体積
流量を測定するものである。通常、図５に示すように、
配管２に接続されて使用され、配管２に接続され測定流
体が流される測定管と磁場を発生するための１対の電磁
石と誘起された起電力を計測するための１対の電極とそ
の起電力を演算処理して表示などをする変換器部40とで
構成されている。
【０００３】従来から知られている電磁流量計の要部は
図６に示す通りであり、（ａ）は流路に直角の方向から
見た側面図であり、上半分は断面を示している。（ｂ）
は流路に直交する方向の断面図である。測定管10は、内
部に測定流体が流される円筒状のパイプ部11と、配管２
に接続するためのフランジ状の側板部12とから構成され
ており、パイプ部11の中央部には電極を取り付けるため
の１対の電極座13が対向して備えられている。この電極
座13に、図４に示すような電極部20が組み込まれてい
る。電極座13から90度回転した位置のパイプ部11の外側
には１対の電磁石30が対向して配置されており、この電
磁石30がパイプ部11の内部に流路に直交する磁場を発生
する。
図６に示す通りであり、（ａ）は流路に直角の方向から
見た側面図であり、上半分は断面を示している。（ｂ）
は流路に直交する方向の断面図である。測定管10は、内
部に測定流体が流される円筒状のパイプ部11と、配管２
に接続するためのフランジ状の側板部12とから構成され
ており、パイプ部11の中央部には電極を取り付けるため
の１対の電極座13が対向して備えられている。この電極
座13に、図４に示すような電極部20が組み込まれてい
る。電極座13から90度回転した位置のパイプ部11の外側
には１対の電磁石30が対向して配置されており、この電
磁石30がパイプ部11の内部に流路に直交する磁場を発生
する。
【０００４】ここで、図４によって従来技術による電極
部の構成を説明する。測定管10のパイプ部11の内壁及び
電極座13の一部には、例えば弗素樹脂のような耐食性の
絶縁材料からなるライニング15が内張りされている。こ
のライニング15の電極座13に相当する部分に形成されて
いる電極挿入孔16に、中間部にフランジ部211 を備えた
電極21が外側から挿入され、フランジ部211 の上に皿ば
ね221、ワッシャ23及び絶縁リング24が電極21の上部を
通した状態で重ねられている。この状態で、更に、押さ
えねじ25が電極座13にねじ込まれることによって、絶縁
リング24及びワッシャ23を介して皿ばね221 が押圧さ
れ、電極21のフランジ部211 とライニング15とが密着さ
せられ、電極21によって電極挿入孔16がシールされる。
部の構成を説明する。測定管10のパイプ部11の内壁及び
電極座13の一部には、例えば弗素樹脂のような耐食性の
絶縁材料からなるライニング15が内張りされている。こ
のライニング15の電極座13に相当する部分に形成されて
いる電極挿入孔16に、中間部にフランジ部211 を備えた
電極21が外側から挿入され、フランジ部211 の上に皿ば
ね221、ワッシャ23及び絶縁リング24が電極21の上部を
通した状態で重ねられている。この状態で、更に、押さ
えねじ25が電極座13にねじ込まれることによって、絶縁
リング24及びワッシャ23を介して皿ばね221 が押圧さ
れ、電極21のフランジ部211 とライニング15とが密着さ
せられ、電極21によって電極挿入孔16がシールされる。
【０００５】このように、従来技術による電極構造は複
雑な構成をしており、部品点数が多いため、組立作業が
容易でなく、コストが高い。
雑な構成をしており、部品点数が多いため、組立作業が
容易でなく、コストが高い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題点を解決して、組立が容易でコストが安い電磁流量計
の電極構造を提供することを課題とする。
題点を解決して、組立が容易でコストが安い電磁流量計
の電極構造を提供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の第１の発明に
おいては、内部に導電性の測定流体が流される内張りさ
れたライニングをもつ測定管と、この測定管に設けられ
た電極座に測定管の外側から挿入されて測定流体の流速
に対応する起電力を取り出す電極とを備え、電極座の開
口部に設けられたライニング材のシール面に電極に設け
られたフランジ部を適度の圧力で押圧することによって
シール面の経時変化に耐えうるシール状態を形成する電
磁流量計の電極構造において、一端にフランジ部を備え
た電極と、ライニング材のシール面に電極のフランジ部
を適度の圧力で押圧する手段と、電極座にねじ込まれて
押圧手段を押圧することによって電極と電極座とをシー
ルする押さえねじと、電極のフランジ部と押さえねじと
の間に挿入されて電極と電極座とを電気的に絶縁するた
めの絶縁部材とを備えている。
おいては、内部に導電性の測定流体が流される内張りさ
れたライニングをもつ測定管と、この測定管に設けられ
た電極座に測定管の外側から挿入されて測定流体の流速
に対応する起電力を取り出す電極とを備え、電極座の開
口部に設けられたライニング材のシール面に電極に設け
られたフランジ部を適度の圧力で押圧することによって
シール面の経時変化に耐えうるシール状態を形成する電
磁流量計の電極構造において、一端にフランジ部を備え
た電極と、ライニング材のシール面に電極のフランジ部
を適度の圧力で押圧する手段と、電極座にねじ込まれて
押圧手段を押圧することによって電極と電極座とをシー
ルする押さえねじと、電極のフランジ部と押さえねじと
の間に挿入されて電極と電極座とを電気的に絶縁するた
めの絶縁部材とを備えている。
【０００８】一端にフランジ部を備えた電極とすること
によって電極の上面が平坦になり、板状の絶縁部材によ
って、電極を電極座から電気的に絶縁することができ
る。第２の発明においては、内部に導電性の測定流体が
流される内張りされたライニングをもつ測定管と、この
測定管に設けられた電極座に測定管の外側から挿入され
て測定流体の流速に対応する起電力を取り出す電極とを
備え、電極座の開口部に設けられたライニング材のシー
ル面に電極に設けられたフランジ部を適度の圧力で押圧
することによってシール面の経時変化に耐えうるシール
状態を形成する電磁流量計の電極構造において、一端に
フランジ部を備えた電極と、ライニング材のシール面に
電極のフランジ部を適度の圧力で押圧する手段と、電極
座にねじ込まれて押圧手段を押圧することによって電極
と電極座とをシールし、かつ電極と電極座とを電気的に
絶縁する絶縁材料からなる押さえねじとを備えている。
によって電極の上面が平坦になり、板状の絶縁部材によ
って、電極を電極座から電気的に絶縁することができ
る。第２の発明においては、内部に導電性の測定流体が
流される内張りされたライニングをもつ測定管と、この
測定管に設けられた電極座に測定管の外側から挿入され
て測定流体の流速に対応する起電力を取り出す電極とを
備え、電極座の開口部に設けられたライニング材のシー
ル面に電極に設けられたフランジ部を適度の圧力で押圧
することによってシール面の経時変化に耐えうるシール
状態を形成する電磁流量計の電極構造において、一端に
フランジ部を備えた電極と、ライニング材のシール面に
電極のフランジ部を適度の圧力で押圧する手段と、電極
座にねじ込まれて押圧手段を押圧することによって電極
と電極座とをシールし、かつ電極と電極座とを電気的に
絶縁する絶縁材料からなる押さえねじとを備えている。
【０００９】押さえねじを絶縁材料で形成しているの
で、電極と電極座とを電気的に絶縁するための部材が不
要となる。また、押圧手段としてはダイアフラムまたは
板ばねを用いる。これらは構造が非常に単純で簡単に製
作できる。
で、電極と電極座とを電気的に絶縁するための部材が不
要となる。また、押圧手段としてはダイアフラムまたは
板ばねを用いる。これらは構造が非常に単純で簡単に製
作できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を実施例を
用いて説明する。従来技術と同じ機能と構造をもつ部分
については同じ符号を用いた。 〔第１の実施例〕図１は、この発明による電磁流量計の
電極構造の第１の実施例を示す断面図である。測定管の
パイプ部11の内壁及び電極座13の一部に内張りされた、
例えば弗素樹脂のような耐食性の絶縁材料からなるライ
ニング15に形成された電極挿入孔16に、上端にフランジ
部211 を有する電極21a が外側から挿入されている。こ
の電極21a のフランジ部211 の上面には、電極21a と電
極座13との間を電気的に絶縁するための絶縁部材28を介
して、押圧手段としてのダイアフラム222 が配置され、
電極座13に押さえねじ25a がねじ込まれることによって
ダイアフラム222 が押圧され、電極21a のフランジ部21
1 がライニング15のシール面に押し付けられ、経時変化
に耐えうるシール面が形成されている。なお、絶縁部材
28の上面にはダイアフラム222 を位置決めするための凹
みが設けられている。
用いて説明する。従来技術と同じ機能と構造をもつ部分
については同じ符号を用いた。 〔第１の実施例〕図１は、この発明による電磁流量計の
電極構造の第１の実施例を示す断面図である。測定管の
パイプ部11の内壁及び電極座13の一部に内張りされた、
例えば弗素樹脂のような耐食性の絶縁材料からなるライ
ニング15に形成された電極挿入孔16に、上端にフランジ
部211 を有する電極21a が外側から挿入されている。こ
の電極21a のフランジ部211 の上面には、電極21a と電
極座13との間を電気的に絶縁するための絶縁部材28を介
して、押圧手段としてのダイアフラム222 が配置され、
電極座13に押さえねじ25a がねじ込まれることによって
ダイアフラム222 が押圧され、電極21a のフランジ部21
1 がライニング15のシール面に押し付けられ、経時変化
に耐えうるシール面が形成されている。なお、絶縁部材
28の上面にはダイアフラム222 を位置決めするための凹
みが設けられている。
【００１１】図１の実施例では、押圧手段としてダイア
フラム222 が示されているが、板ばねも有効である。こ
れらは、例えばステンレスの板材をプレス加工すること
によって簡単に製作することができる。図２はこれらの
形状を示し、（ａ）はダイアフラム222 の平面図、
（ｂ）はダイアフラム222 の断面図、（ｃ）は板ばね22
3の平面図、（ｄ）は板ばね223 の断面図を示す。
フラム222 が示されているが、板ばねも有効である。こ
れらは、例えばステンレスの板材をプレス加工すること
によって簡単に製作することができる。図２はこれらの
形状を示し、（ａ）はダイアフラム222 の平面図、
（ｂ）はダイアフラム222 の断面図、（ｃ）は板ばね22
3の平面図、（ｄ）は板ばね223 の断面図を示す。
【００１２】なお、信号線27はフランジ部211 の側面か
ら電極座13の側面に開けた孔を通して引き出されてい
る。また、上記の実施例では、絶縁部材28は、フランジ
部211 とダイアフラム222との間に配置されているが、
ダイアフラム222 と押さえねじ25a との間に配置するこ
とも有効である。この場合には、フランジ部211 の上面
にダイアフラム222を位置決めするための凹みなどを形
成することが必要となる。
ら電極座13の側面に開けた孔を通して引き出されてい
る。また、上記の実施例では、絶縁部材28は、フランジ
部211 とダイアフラム222との間に配置されているが、
ダイアフラム222 と押さえねじ25a との間に配置するこ
とも有効である。この場合には、フランジ部211 の上面
にダイアフラム222を位置決めするための凹みなどを形
成することが必要となる。
【００１３】従来技術の電極構造を示す図４とこの実施
例の電極構造を示す図１とを比較して明らかなように、
この実施例では部品の構造が単純になり部品点数も少な
くなるので、組立作業が容易となり、部品コストも低減
する。 〔第２の実施例〕図３は、この発明による電磁流量計の
電極構造の第２の実施例を示す断面図である。第１の実
施例との違いは、押さえねじ25a をセラミックなどの絶
縁材料からなる押さえねじ25b とし、絶縁部材28を用い
ていないことである。この場合、押圧手段としてのダイ
アフラム222 が電極座13に接触すると電極21b と電極座
13との間の電気的な絶縁が保てなくなるので、フランジ
部211 の上面にはダイアフラム222 を位置決めするため
の凹みが形成され、ここにダイアフラム222 が位置決め
されている。その他の構造は第１の実施例と同じであ
る。
例の電極構造を示す図１とを比較して明らかなように、
この実施例では部品の構造が単純になり部品点数も少な
くなるので、組立作業が容易となり、部品コストも低減
する。 〔第２の実施例〕図３は、この発明による電磁流量計の
電極構造の第２の実施例を示す断面図である。第１の実
施例との違いは、押さえねじ25a をセラミックなどの絶
縁材料からなる押さえねじ25b とし、絶縁部材28を用い
ていないことである。この場合、押圧手段としてのダイ
アフラム222 が電極座13に接触すると電極21b と電極座
13との間の電気的な絶縁が保てなくなるので、フランジ
部211 の上面にはダイアフラム222 を位置決めするため
の凹みが形成され、ここにダイアフラム222 が位置決め
されている。その他の構造は第１の実施例と同じであ
る。
【００１４】この実施例では、第１の実施例より更に部
品点数が少なくなり、組立作業が更に容易となり、部品
コストも更に低減する。以上の実施例においては、フラ
ンジ部211 に凹みを設けてダイアフラム222 などの押圧
手段の位置決めをしているが、フランジ部211 の中央部
に突起を設けて押圧手段の位置決めをすることも容易に
できる。例えば、ダイアフラム222 の中央部に凹みを設
け、図１などとは逆向きに配置すればフランジ部211 の
中央部に設けた突起でダイアフラムを位置決めすること
ができる。この場合には、押さえねじ25a あるいは25b
の下面は平坦な面でよい。
品点数が少なくなり、組立作業が更に容易となり、部品
コストも更に低減する。以上の実施例においては、フラ
ンジ部211 に凹みを設けてダイアフラム222 などの押圧
手段の位置決めをしているが、フランジ部211 の中央部
に突起を設けて押圧手段の位置決めをすることも容易に
できる。例えば、ダイアフラム222 の中央部に凹みを設
け、図１などとは逆向きに配置すればフランジ部211 の
中央部に設けた突起でダイアフラムを位置決めすること
ができる。この場合には、押さえねじ25a あるいは25b
の下面は平坦な面でよい。
【００１５】
【発明の効果】この発明の第１の発明によれば、内部に
導電性の測定流体が流される内張りされたライニングを
もつ測定管と、この測定管に設けられた電極座に測定管
の外側から挿入されて測定流体の流速に対応する起電力
を取り出す電極とを備え、電極座の開口部に設けられた
ライニング材のシール面に電極に設けられたフランジ部
を適度の圧力で押圧することによってシール面の経時変
化に耐えうるシール状態を形成する電磁流量計の電極構
造において、一端にフランジ部を備えた電極と、ライニ
ング材のシール面に電極のフランジ部を適度の圧力で押
圧する手段と、電極座にねじ込まれて押圧手段を押圧す
ることによって電極と電極座とをシールする押さえねじ
と、電極のフランジ部と押さえねじとの間に挿入されて
電極と電極座とを電気的に絶縁するための板状の絶縁部
材とを備えているので、電極の上面が平坦になり、板状
の絶縁部材によって、電極を電極座から電気的に絶縁す
ることができ、組立作業が容易となり、部品コストも低
減する。
導電性の測定流体が流される内張りされたライニングを
もつ測定管と、この測定管に設けられた電極座に測定管
の外側から挿入されて測定流体の流速に対応する起電力
を取り出す電極とを備え、電極座の開口部に設けられた
ライニング材のシール面に電極に設けられたフランジ部
を適度の圧力で押圧することによってシール面の経時変
化に耐えうるシール状態を形成する電磁流量計の電極構
造において、一端にフランジ部を備えた電極と、ライニ
ング材のシール面に電極のフランジ部を適度の圧力で押
圧する手段と、電極座にねじ込まれて押圧手段を押圧す
ることによって電極と電極座とをシールする押さえねじ
と、電極のフランジ部と押さえねじとの間に挿入されて
電極と電極座とを電気的に絶縁するための板状の絶縁部
材とを備えているので、電極の上面が平坦になり、板状
の絶縁部材によって、電極を電極座から電気的に絶縁す
ることができ、組立作業が容易となり、部品コストも低
減する。
【００１６】第２の発明によれば、内部に導電性の測定
流体が流される内張りされたライニングをもつ測定管
と、この測定管に設けられた電極座に測定管の外側から
挿入されて測定流体の流速に対応する起電力を取り出す
電極とを備え、電極座の開口部に設けられたライニング
材のシール面に電極に設けられたフランジ部を適度の圧
力で押圧することによってシール面の経時変化に耐えう
るシール状態を形成する電磁流量計の電極構造におい
て、一端にフランジ部を備えた電極と、ライニング材の
シール面に電極のフランジ部を適度の圧力で押圧する手
段と、電極座にねじ込まれて押圧手段を押圧することに
よって電極と電極座とをシールし、かつ電極と電極座と
を電気的に絶縁する絶縁材料からなる押さえねじとを備
えているので、電極と電極座とを電気的に絶縁するため
の別の部材が不要となり、組立作業が更に容易となり、
部品点数が更に少なくなり部品コストが更に低減する。
流体が流される内張りされたライニングをもつ測定管
と、この測定管に設けられた電極座に測定管の外側から
挿入されて測定流体の流速に対応する起電力を取り出す
電極とを備え、電極座の開口部に設けられたライニング
材のシール面に電極に設けられたフランジ部を適度の圧
力で押圧することによってシール面の経時変化に耐えう
るシール状態を形成する電磁流量計の電極構造におい
て、一端にフランジ部を備えた電極と、ライニング材の
シール面に電極のフランジ部を適度の圧力で押圧する手
段と、電極座にねじ込まれて押圧手段を押圧することに
よって電極と電極座とをシールし、かつ電極と電極座と
を電気的に絶縁する絶縁材料からなる押さえねじとを備
えているので、電極と電極座とを電気的に絶縁するため
の別の部材が不要となり、組立作業が更に容易となり、
部品点数が更に少なくなり部品コストが更に低減する。
【００１７】また、押圧手段としては構造の単純な安価
なダイアフラムまたは板ばねを用いることができるの
で、部品コストが更に低減する。
なダイアフラムまたは板ばねを用いることができるの
で、部品コストが更に低減する。
【図１】この発明による電磁流量計の電極構造の第１の
実施例を示す断面図
実施例を示す断面図
【図２】この発明による電磁流量計の電極構造に用いら
れる押圧手段の実施例を示し、（ａ）及び（ｂ）はダイ
アフラムの平面図及び断面図、（ｃ）及び（ｄ）は板ば
ねの平面図及び断面図
れる押圧手段の実施例を示し、（ａ）及び（ｂ）はダイ
アフラムの平面図及び断面図、（ｃ）及び（ｄ）は板ば
ねの平面図及び断面図
【図３】この発明による電磁流量計の電極構造の第２の
実施例の構造を示す断面図
実施例の構造を示す断面図
【図４】従来技術による電磁流量計の電極構造を示す断
面図
面図
【図５】電磁流量計の設置状態例を示す斜視図
【図６】電磁流量計の要部を示し、（ａ）は流路に直角
の方向から見た側面図、（ｂ）は流路に直角の方向の断
面図
の方向から見た側面図、（ｂ）は流路に直角の方向の断
面図
１ 電磁流量計 ２ 配管 10 測定管 11 測定管のパイプ部 12 側板部 13 電極座 14 溶接接合部 15 ライニング 16 電極挿入孔 20, 20a, 20b 電極部 21, 21a, 21b 電極 211 フランジ部 221 皿ばね 222 ダイアフラム 223 板ばね 23, 26 ワッシャ 24 絶縁リング 27 信号線 25, 25a, 25b 押さえねじ 28 絶縁部材 30 電磁石 40 変換器部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毎床 辰次 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】内部に導電性の測定流体が流される内張り
されたライニングをもつ測定管と、この測定管に設けら
れた電極座に測定管の外側から挿入されて測定流体の流
速に対応する起電力を取り出す電極とを備え、電極座の
開口部に設けられたライニング材のシール面に電極に設
けられたフランジ部を適度の圧力で押圧することによっ
てシール面の経時変化に耐えうるシール状態を形成する
電磁流量計の電極構造において、一端にフランジ部を備
えた電極と、ライニング材のシール面に電極のフランジ
部を適度の圧力で押圧する手段と、電極座にねじ込まれ
て押圧手段を押圧することによって電極と電極座とをシ
ールする押さえねじと、電極のフランジ部と押さえねじ
との間に挿入されて電極と電極座とを電気的に絶縁する
ための絶縁部材とを備えていることを特徴とする電磁流
量計の電極構造。 - 【請求項２】内部に導電性の測定流体が流される内張り
されたライニングをもつ測定管と、この測定管に設けら
れた電極座に測定管の外側から挿入されて測定流体の流
速に対応する起電力を取り出す電極とを備え、電極座の
開口部に設けられたライニング材のシール面に電極に設
けられたフランジ部を適度の圧力で押圧することによっ
てシール面の経時変化に耐えうるシール状態を形成する
電磁流量計の電極構造において、一端にフランジ部を備
えた電極と、ライニング材のシール面に電極のフランジ
部を適度の圧力で押圧する手段と、電極座にねじ込まれ
て押圧手段を押圧することによって電極と電極座とをシ
ールし、かつ電極と電極座とを電気的に絶縁する絶縁材
料からなる押さえねじとを備えていることを特徴とする
電磁流量計の電極構造。 - 【請求項３】前記押圧手段がダイアフラムまたは板ばね
であることを特徴とする請求項１または請求項２に記載
の電磁流量計の電極構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2748897A JPH10221133A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電磁流量計の電極構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2748897A JPH10221133A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電磁流量計の電極構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10221133A true JPH10221133A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12222527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2748897A Withdrawn JPH10221133A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 電磁流量計の電極構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10221133A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104535124A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-22 | 哈尔滨工业大学 | 油田井下电磁流量计 |
| DE102016123123A1 (de) * | 2016-11-30 | 2018-05-30 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Magnetisch-induktives Durchflussmessgerät |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP2748897A patent/JPH10221133A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104535124A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-22 | 哈尔滨工业大学 | 油田井下电磁流量计 |
| CN104535124B (zh) * | 2014-12-30 | 2018-01-05 | 哈尔滨工业大学 | 油田井下电磁流量计 |
| DE102016123123A1 (de) * | 2016-11-30 | 2018-05-30 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Magnetisch-induktives Durchflussmessgerät |
| US11747179B2 (en) | 2016-11-30 | 2023-09-05 | Endress+Hauser Flowtec Ag | Magnetic inductive flow meter having an insulated electrode |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040322 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040531 |