JPS61269021A - フランジ接続型電磁流量計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、配管接続用のフランジおよびケース接続用の
フランジを備えたフランジ接続型電磁流量計に関する。

〔従来の技術〕

一般に、この種のフランジ接続型電磁流量計は、ファラ
デーの電磁誘導現象を利用して測定管内を流れる導電性
流体の流量を電気信号に変換して測定を行うものであり
、従来より第４図に示すように構成されている。これを
同図に基づいて説明すると、同図において、１は金属製
の測定管で、両端に各々配管接続用のフランジ２（ヘル
ール）お　　　　　　：よびケース接続用のフランジ３
が一体に設けられており、これら両フランジ２，３のう
ち配管接続用のフランジ２の端面２ａには環状の蟻溝４
が形成されている。５はテフロン（商標名）等の絶縁ラ
イニングで、前記測定管１の内壁１ａおよび前記フラン
ジ２の端面２ａに設けられている。６は管内のプロセス
流体の流れ方向と直角な方向に磁界を形成する一対の励
磁コイルで、前記測定管１の外周面上に互いに対向する
ように設けられている。７は管内のプロセス流体の各点
に発生する起電力を検出する一対の電極（一方のみ図示
）で、前記測定管１の管壁に互いに対向するように設け
られている。８は発信器取付部８ａを有する筒状のケー
スで、前記ケース接続用のフランジ３の外周面に嵌着さ
れている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、この種のフランジ接続型電磁流量計において
は、測定管用のライニング材として衛生上の問題から通
常テフロンが使用されている。このため、そのライニン
グ材の成形収縮性を考慮すると、絶縁ライニング５を立
ち上げる必要すなわち絶縁ライニング５を測定管１の内
壁１ａのみならずフランジ２の端面２ａに設ける必要が
あり、この結果その口径に対し１ランクあるいは２ラン
ク上のフランジ２を有する測定管１を使用せざるを得す
、計器が重量化するという問題があった。

また、フランジ２と絶縁ライニング５との間にプロセス
流体の液溜部となる間隙人が形成されることになり、こ
の間隙Ａ内で雑菌が繁殖する虞れがあった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るフランジ接続型電磁流量計は、セラミック
で形成された筒体からなる電磁流量計用の測定管と、こ
の測定管の両端部に各々焼きばめによって嵌着されその
両端に各々一体に設けられた配管接続用のフランジおよ
びケース接続用のフランジを存する短筒とを備え、これ
ら両短筒のケース接続用のフランジ外周面に筒状のケー
スを取付けることにより、このケースと前記測定管との
間に環状の空間部を形成したものである。

〔作　用〕

本発明においては、セラミックで形成された筒体からな
る電磁流量計用の測定管と、この測定管の両端部に各々
焼ばめによって嵌着されその両端に各々一体に設けられ
た配管接続用のフランジおよびケース接続用のフランジ
を有する短筒とを備えたから、ライニング材が不要とな
り、配管接続用のフランジを規格の小さいもので済ませ
ることができる。また、短筒の内周面一部が測定管の外
周面に密着することになり、短筒と測定管との間に液溜
部となる間隙が形成されることがない。

〔実施例〕

第１図は本発明に係るフランジ接続型電磁流量計を示す
断面図である。同図において、符号１１で示すものは電
磁流量計用の測定管で、セラミックで形成された筒体か
らなり、管壁の軸線方向中央部には一対の電極１２（一
方のみ図示）が互いに対向するように設けられている。

これら両電極１２は管内のプロセス流体の流れ方向と直
角な方向に位置付けられ、プロセス流体の各点に発生し
た起電力を検出するように構成されている。１３は金属
製の短筒で、前記測定管１１の両端部に各々焼きばめに
よって嵌着されており、これにより前記測定管１１との
間のシール性を保持している。

これら両短筒１３は外周面両端に各々配管接続用のフラ
ンジ１４．ケース接続用の°フランジ１５が一体に設け
られており、また中央内周面には環状の凹陥部１６が形
成されている。なお、前記ケース接続用のフランジ１５
は、前記配管接続用のフランジ１４の外径より大きい外
径をもつ形状に形成されている。１７はその外周面に端
子箱（図示せず）を固定する袖状のケースで、前記ケー
ス接続用のフランジ１５の外周面に取付けられることに
より、前記測定管１１の外周面との間に環状の空間部１
８を形成している。１９はプロセス流体の流れ方向と直
角な方向に磁界を形成する一対の励磁コイル、前記空間
部１８に互いに対向するように配設されている。

このように構成されたフランジ接続型電磁流量計におい
ては、セラミックで形成された筒体からなる測定管１１
を備えたから、ライニング材が不要となり、配管接続用
のフランジ１４を規格の小さいもので済ませることがで
きる。また、測定管１１の両端部に各々焼きばめによっ
て嵌着された短筒１３を備えたから、短筒１３の内周面
一部が測定管１１の外周面に密着することになり、短筒
１３と測定管１１との間に液溜部となる間隙が形成され
ることがない。

なお、本実施例においては、短筒１３側に環状の凹陥部
１６を形成する例を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、第２図に示すように測定管２０の外周
面に凹陥部２１を形成しても差し支えない。

また、本実施例においては、貫通孔の無い配管接続用の
フランジ１４である場合示したが、通常第３図に示すよ
うに配管接続用のフランジ２２には通しボルト用の貫通
孔２３が形成されている。

この場合、筒状のケース２４の外周面２４ａ上には端子
箱２５が取付けられている。

さらに、本実施例においては、短筒１３の焼きばめを配
管接続用のフランジ１４およびケース接続用のフランジ
１５近傍の両端側で行う例を示したが、本発明は配管接
続用のフランジ近傍の一端側でのみ行っても実施例と同
様の効果を奏する。

さらにまた、本発明における電極１２の取付方法として
は、測定管１１の内部から行ういわゆる内挿型のものが
望ましく、これによりこの部分に液溜部が形成されるこ
とが防止される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、セラミックで形成
された筒体からなる測定管を備えたので、）　　　　　
　従来必要としたライニング材が不要となり、配管接続
用のフランジを規格の小さいもので済ませることができ
、それだけ計器の軽量化を計ることができる。また、測
定管の両端部に各々焼きばめによって嵌着されその両端
に各々一体に設けられた配管接続用のフランジおよびケ
ース接続用のフランジを有する短筒を備えたので、短筒
の内周面一部が測定管の外周面に密着することになる。

したがって、短筒と測定管との間に液溜部となる間隙が
形成されることがないから、従来のように雑菌が繁殖す
る虞れはなくなる。さらに、測定管にライニング材を内
張すする従来の計器構造と比較して構造の簡素化および
小型化が計れるといった利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフランジ接続型電磁流量計を示す
断面図、第２図および第３図は他の実施例を示す断面図
、第４図は従来のフランジ接続型電磁流量計を示す断面
図である。 １１・・・・測定管、１２・・・・電極、１３・・・・
短筒、１４・・・・配管接続用のフランジ、１５・・・
・ケース接続用のフランジ、１７・・・・ケース、１８
・・・・空間部。 ！

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. セラミックで形成された筒体からなる電磁流量計用の測
   定管と、この測定管の両端部に各々焼きばめによって嵌
   着されその両端に各々一体に設けられた配管接続用のフ
   ランジおよびケース接続用のフランジを有する短筒とを
   備え、これら両短筒のケース接続用のフランジ外周面に
   筒状のケースを取付けることにより、このケースと前記
   測定管との間に環状の空間部を形成したことを特徴とす
   るフランジ接続型電磁流量計。