JP2587572B2 - 網状不織布用フィルムのスリット形成方法及び装置 - Google Patents

網状不織布用フィルムのスリット形成方法及び装置

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JP2587572B2 JP4315751A JP31575192A JP2587572B2 JP 2587572 B2 JP2587572 B2 JP 2587572B2 JP 4315751 A JP4315751 A JP 4315751A JP 31575192 A JP31575192 A JP 31575192A JP 2587572 B2 JP2587572 B2 JP 2587572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、網状不織布用フィルム
のスリット形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の網状不織布の製造装置としては、
特公平1−53383号公報に示されるようなものがあ
る。これに示される網状不織布の製造装置は、2つの押
出機のうちの一方の押出機から送られてきた未延伸帯状
のフィルムに、縦スリット形成装置により横方向に間隔
をおいて多数の規則的な縦方向スリットを形成して、そ
の縦方向スリットが形成された未延伸の第1フィルムを
縦延伸装置により縦方向に延伸するとともに、他方の押
出機から送られてきた未延伸帯状のフィルムに、横スリ
ット形成装置により縦方向に間隔をおいて多数の規則的
な横方向スリットを形成して、その横方向スリットが形
成された未延伸の第2フィルムを横延伸装置により横方
向に延伸し、延伸によってスリットが開く(目開きとい
う)とともに引張り強度が強化された2枚の帯状フィル
ムを、積層装置により、その帯方向が互いに一致するよ
うにして重ね合わせ、加熱接着して積層するようにして
いる。これにより網状不織布を製造することができる。
スリット形成装置は、ロールの円筒面に多数の刃が形成
された回転可能なスプリットロールと、フィルムをスプ
リットロールに向かって押し付けるように配置された回
転可能なフラットロールとを有しており、フィルムが両
ロール間を通過する際、フィルムに刃と対応した形状の
スリットが形成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の網状不織布の製造装置には、スリット形成
装置のスリット形成用刃面が形成されているロール(ス
プリットロール)とバックアップ用のロールとの間の接
触面圧の設定が困難であるという問題点があった。すな
わち、両ロール間に作用する接触面圧が小さ過ぎればス
リットの形成が不十分になり、反対に接触面圧が大き過
ぎればロールが損傷しやすくなる。通常、バックアップ
ロールは、スプリットロールの刃面によって表面が損傷
しないように、表面を硬化させたものが用いられている
ので、スプリットロールの刃面が損傷を受けやすく、網
状不織布が不良品になりやすいことになる。本発明はこ
のような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、網状不織布用
フィルムを2枚重ねしてスリット形成装置に供給し、一
方のフィルムにのみスリットを形成させるとともに、他
方のフィルムにはスリットを形成させないようにするこ
とにより上記課題を解決する。すなわち本発明の網状不
織布用フィルムのスリット形成方法は、横方向に所定間
隔をおいて多数の縦方向のスリットが形成されたのち縦
方向に延伸された縦延伸済フィルムと、縦方向に所定間
隔をおいて多数の横方向のスリットが形成されたのち横
方向に延伸された横延伸済フィルムとを互いに帯方向を
一致させて接着することにより網状不織布に対するもの
であり、ロール外周面に所定間隔に多数の刃を形成した
スプリットロールと、ロール外周面に刃が形成されてい
ないバックアップロールとの間にスリット形成前のフィ
ルムを2枚重ねした状態で供給し、スプリットロール側
のフィルムには刃形形状に対応した多数のスリットを形
成させるとともに、バックアップロール側のフィルムに
はスリットを形成させないように両ロール間に作用させ
る押圧力を設定し、この状態で上記スプリットロール側
の被加工フィルムに上記縦方向のスリット又は横方向の
スリットを形成するためのスリット加工を行うように
たことを特徴とする。また上記方法を実施する装置は、
横方向に所定間隔をおいて多数の縦方向のスリットが形
成されたのち縦方向に延伸された縦延伸済フィルムと、
縦方向に所定間隔をおいて多数の横方向のスリットが形
成されたのち横方向に延伸された横延伸済フィルムとを
互いに帯方向を一致させて接着することにより網状不織
布とする網状不織布用フィルムのための上記スリットを
形成させる装置であって、ロール外周面に所定間隔に多
数の刃を形成したスプリットロール(18)と、ロール
外周面に刃が形成されていないバックアップロール(2
0)と、両ロールとの間に接触面圧を作用させるロール
押圧装置(22)と、を有しており、スプリットロール
(18)とバックアップロール(20)とは、これらの
軸心が互いに平行に配置されているものを対象にしてお
り、上記スプリットロール(18)と、上記バックアッ
プロール(20)との間にスリット形成前のフィルムが
2枚重ねした状態で供給されるように構成されており、
上記ロール押圧装置(22)は、スプリットロール(1
8)側の被加工フィルム(30b)にはスプリットロー
ル(18)の刃形形状に対応した多数のスリットを形成
させるとともに、バックアップロール(20)側のバッ
クアップフィルム(30a)にはスリットを形成させな
いように、これの押圧力の大きさが設定されており、こ
の状態で上記スプリットロール(18)側の被加工フィ
ルム(30b)に上記縦方向のスリット又は横方向のス
リットを形成するためのスリット加工が行われるように
したことを特徴とする。なお、上記バックアップロール
(20)から送り出されたスリットが形成されていない
方のフィルム(30b)を再度上記スプリットロール
(18)と、上記バックアップロール(20)との間に
供給されるように案内するガイドロール(16b、16
c、16d及び16e)及びニップロール装置(26)
を設けるとよい。また、上記スプリットロール及びバッ
クアップロールからなるロール組が2組(18及び20
と、19及び21)設けらており、一方のロール組(1
8及び20)は、他方のロール組(19及び21)とは
互いに反対の配置関係とされており、上記スリット形成
前の2枚のフィルムは、ロール組を通過する際、一方の
フィルム(30)が被加工フィルムとして作用する場合
には、他方のフィルム(31)がバックアップフィルム
として作用する一方、他方のフィルム(31)が被加工
フィルムとして作用する場合には、一方のフィルム(3
0)がバックアップフィルムとして作用するものとされ
ているとよい。なお、かっこ内の符号は実施例の対応す
る部材を示す。
【0005】
【作用】スリット形成前のフィルムは、2枚重ねされた
状態でスリット形成装置に供給され、2枚のフィルムの
うちバックアップロール側のフィルム(バックアップフ
ィルム)にはスリットが形成されないままの状態で、ま
たスプリットロール側のフィルム(被加工フィルム)に
は所定間隔に多数のスリットが形成された状態で、それ
ぞれスリット形成装置から送り出される。被加工フィル
ムは、両ロール間を通過する間、バックアップフィルム
によってバックアップされているので、スプリットロー
ルの刃は十分に被加工フィルムに押し付けることがで
き、これに所定のスリットを形成することができる。ま
た、スプリットロールの刃はバックアップフィルムによ
ってクッション作用を受けるのでバックアップロールに
直接当たることはなく、したがって刃面が損傷されるこ
とはない。バックアップフィルムとしては、スリット加
工前のフィルム部分を利用することができるが、バック
アップ専用の別のバックアップフィルムを用いることも
できる。
【0006】
【実施例】
(第1実施例)図1に本発明の第1実施例のスリット形
成装置を示す。押出機10の溶融樹脂押出口にはTダイ
12が取り付けられている。押出機10内の溶融樹脂は
Tダイ12からフィルム30として図中上方に押し出さ
れるようになっている。Tダイ12の図中上部には冷却
ロール装置14が配置されている。冷却ロール装置14
の2本のロールは、図示してない軸受によってそれぞれ
回転可能に支持されている。冷却ロール装置14には、
一方のロールを回転させる図示してない冷却ロール駆動
装置が設けられている。冷却ロール装置14の図中上方
(下流側)にはガイドロール16aが配置されている。
なお、この実施例の場合、ガイドロールは、6か所に1
本ずつ合計6本設けられており、押出機10から見て下
流方向に符号16a、16b、16c、16d、16
e、及び16fの順に配置されている(特にこれらを区
別しない場合は、単に符号16で表す)。ガイドロール
16は、図示してない軸受によってそれぞれ回転可能に
支持されている。冷却ロール装置14の図中右方には、
スリット形成装置32が配置されている。この実施例の
場合、スリット形成装置32は、スプリットロール1
8、バックアップロール20、スプリットロール18を
回転させる図示してない駆動装置、及び流体圧シリンダ
(ロール押圧装置)22から構成されている。スプリッ
トロール18、及びバックアップロール20は、合計4
つの軸受24によってそれぞれ回転可能に支持されてい
る。なお、図中軸受24は1つしか示されていない。流
体圧シリンダ22は、固定部に取り付けられており、こ
れのピストンを図中下方に押すことにより、スプリット
ロール18を軸受24を介してバックアップロール20
に向かって押し付けることが可能である。流体圧シリン
ダ22に供給する流体圧力を調整することによって、ス
プリットロール18とバックアップロール20との間に
作用する接触面圧の大きさを調整可能である。スプリッ
トロール18よりも下流側の位置にはニップロール装置
26及び28が配置されている。両ニップロール装置2
6及び28は、いずれも互いに平行に配置された2本の
ロールと、図示してないロール駆動装置とから構成され
ている。図1中左側のニップロール装置26は、後述す
るようにバックアップ作用を行った後の被加工フィルム
30bを挟み込んで再びスリット形成装置32に向かっ
て案内することが可能である。すなわち、バックアップ
フィルム30と、被加工フィルム30bとが重ね合わさ
れた状態でスリット形成装置32に供給されるようにな
っている。また、図中右側のニップロール装置28は、
後述するように押出機10からTダイ12、冷却ロール
装置14、ガイドロール16a、スリット形成装置3
2、及びガイドロール16fを通ってスリットが形成さ
れたフィルム30bを挟み込んで、次の工程の図示して
ない装置に引き取られるように案内可能である。
【0007】次に、この第1実施例の作用を説明する。
初めに、スリット成形装置32を駆動するための準備工
程について説明する。あらかじめ、スリット成形装置3
2の流体圧シリンダ22に供給する流体圧を調整して、
スプリットロール18とバックアップロール20との間
に供給される2枚のフィルムのうち、被加工フィルム3
0bにのみスリットが形成されるとともに、バックアッ
プフィルム30aにはスリットが形成されないように、
両ロール18・20に作用する接触面圧を所定の値にし
ておく。次に押出機10内の溶融樹脂を、Tダイ12か
らフィルム30として図中上方に押し出す。フィルム3
0は、冷却ロール装置14によって冷却され、次にガイ
ドロール16aによって上向きから右向きに向きを変え
られ、バックアップフィルム30aとしてスリット成形
装置32を通って図中下向きに向きを変えられた後、ガ
イドロール16b、16c、16d、ニップロール装置
26、及び16eを通って被加工フィルム30bとして
再びスリット成形装置32に供給され(すなわち、バッ
クアップロール20に接触しているバックアップフィル
ム30aと、スプリットロール18に接触している被加
工フィルム30bとが重ね合わされてスプリットロール
18とバックアップロール20との間に挟み込まれた状
態で)、ガイドロール16f、及びニップロール装置2
8を通って、スリット形成済フィルム30cとして図示
してない次工程の装置に引き取られるようにしておく。
これにより準備工程が終了する。
【0008】次に準備工程に続いてスリット形成工程を
行うには、押出機10、図示してない冷却ロール駆動装
置、スプリットロール18用の図示してない駆動装置、
両ニップロール装置26及び28用の図示してないロー
ル駆動装置を一斉に駆動する。これにより押出機10か
らTダイ12を通ってフィルム30が連続的に押し出さ
れ、冷却ロール装置14及びガイドロール16aを通っ
てバックアップフィルム30aとしてスリット成形装置
32に連続的に供給される一方、バックアップフィルム
30aに重ね合わされた被加工フィルム30bが、スプ
リットロール18の刃面によって所定のスリットが順次
形成されてスリット成形装置32からスリット形成済フ
ィルム30cとして連続的に送り出されることになる。
スリット形成工程においては、上述のように被加工フィ
ルム30bの図中下面側にバックアップフィルム30a
が重ね合わされた状態で加工が行われるので、スプリッ
トロール18の刃面がバックアップロール20の外周面
に直接接触することはない。スリット形成済フィルム3
0cは、ガイドロール16f、及びニップロール装置2
8を通って、図示してない次工程の装置に連続的に引き
取られる。
【0009】(第2実施例)図2に本発明の第2実施例
の概念図を示す。縦スリット形成用のスプリットロール
18及びバックアップロール20の図中右方には、横ス
リット形成用のスプリットロール19及びバックアップ
ロール21が設けられている。図中左方のスプリットロ
ール18は、対応するバックアップロール20より上方
に配置されており、また図中右方のスプリットロール1
9は、対応するバックアップロール21より下方に配置
されている。各スプリットロール及びバックアップロー
ル間には、縦スリット形成用のフィルム30及び横スリ
ット形成用のフィルム31が互いに重ね合わせた状態で
挟み込まれるようになっている。なお、スプリットロー
ル18及びスプリットロール19には、図示を省略して
あるが、それぞれロール押圧装置が設けられており、ス
プリットロール18はバックアップロール20に、また
スプリットロール19はバックアップロール21に、そ
れぞれ所定の押付力で押し付けられるようになってい
る。
【0010】次にこの第2実施例の作用を説明する。フ
ィルム30及び31は、図中左方のスプリットロール1
8及びバックアップロール20間に供給される場合に
は、フィルム30は被加工フィルム30bとして作用
し、またフィルム31はバックアップフィルム31aと
して作用する。さらにフィルム30及び31は、図中右
方のスプリットロール19及びバックアップロール21
間に供給される場合には、フィルム30はバックアップ
フィルム30aとして作用し、またフィルム31は被加
工フィルム31bとして作用する。すなわち、図中左側
からスリット形成装置に供給されたフィルム30及び3
1は、図中左方のスプリットロール18及びバックアッ
プロール20を通って図中右方のスプリットロール19
及びバックアップロール21を通過した後、縦スリット
の形成されたスリット形成済みフィルム30c及び横ス
リットの形成されたスリット形成済みフィルム31cと
して図示してない次の工程の装置に引き渡される。この
第2実施例の場合には、2枚のフィルムのうち一方のフ
ィルムをスリット形成加工した後、引き続いて他方のフ
ィルムをスリット形成加工することができるので、装置
を小形にすることができる。
【0011】なお、上記第1実施例の説明においては、
バックアップフィルム30aと被加工フィルム30bと
は、押出機10から押し出されたフィルム30を用いる
ものとしたが、押出機10から押し出されたフィルムを
被加工フィルムとして用いるとともに、バックアップフ
ィルムとしては用いないで、別にバックアップ専用のル
ープ状のフィルムを用いるようにすることもできる。こ
の場合は、ニップロール装置26及びガイドロール16
eは用いないで、またガイドロール16d及び16eは
ガイドロール16aよりも図中下側に配置して、バック
アップ専用のフィルムが被加工フィルムの図中下面と重
ね合わされる配置となるように、装置の配置を変更すれ
ばよい。また、スプリットロール18をバックアップロ
ール20に押し付けるロール押付け装置として流体圧シ
リンダ22を用いるものとしたが、スプリットロール1
8とバックアップロール20との間に所定の接触面圧を
発生させることができるものであればよく、たとえば偏
心カム機構などを用いることもできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
網状不織布を製造するためのフィルムに確実に所定のス
リットを形成させることができる。また、スリット形成
装置のロールを破損しないように保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスリット形成装置を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例のスリット形成装置を示す
概念図である。
【符号の説明】
10 押出機 12 Tダイ 14 冷却ロール装置 18、19 スプリットロール 20、21 バックアップロール 22 流体圧シリンダ(ロール押圧装置) 24 軸受 26、28 ニップロール装置 30、31 フィルム 30a、31a バックアップフィルム 30b、31b 被加工フィルム 30c、31c スリット形成済フィルム 32 スリット形成装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に所定間隔をおいて多数の縦方向
    のスリットが形成されたのち縦方向に延伸された縦延伸
    済フィルムと、縦方向に所定間隔をおいて多数の横方向
    のスリットが形成されたのち横方向に延伸された横延伸
    済フィルムとを互いに帯方向を一致させて接着すること
    により網状不織布とする網状不織布用フィルムのための
    上記スリット形成方法において、 ロール外周面に所定間隔に多数の刃を形成したスプリッ
    トロールと、ロール外周面に刃が形成されていないバッ
    クアップロールとの間にスリット形成前のフィルムを2
    枚重ねした状態で供給し、スプリットロール側のフィル
    ムには刃形形状に対応した多数のスリットを形成させる
    とともに、バックアップロール側のフィルムにはスリッ
    トを形成させないように両ロール間に作用させる押圧力
    を設定し、この状態で上記スプリットロール側の被加工
    フィルムに上記縦方向のスリット又は横方向のスリット
    を形成するためのスリット加工を行うようにしたことを
    特徴とする網状不織布用フィルムのスリット形成方法。
  2. 【請求項2】 横方向に所定間隔をおいて多数の縦方向
    のスリットが形成されたのち縦方向に延伸された縦延伸
    済フィルムと、縦方向に所定間隔をおいて多数の横方向
    のスリットが形成されたのち横方向に延伸された横延伸
    済フィルムとを互いに帯方向を一致させて接着すること
    により網状不織布とする網状不織布用フィルムのための
    上記スリットを形成させる装置であって、ロール外周面
    に所定間隔に多数の刃を形成したスプリットロール(1
    8)と、ロール外周面に刃が形成されていないバックア
    ップロール(20)と、両ロールとの間に接触面圧を作
    用させるロール押圧装置(22)と、を有しており、ス
    プリットロール(18)とバックアップロール(20)
    とは、これらの軸心が互いに平行に配置されている網状
    不織布用フィルムのスリット形成装置において、 上記スプリットロール(18)と、上記バックアップロ
    ール(20)との間にスリット形成前のフィルムが2枚
    重ねした状態で供給されるように構成されており、上記
    ロール押圧装置(22)は、スプリットロール(18)
    側の被加工フィルム(30b)にはスプリットロール
    (18)の刃形形状に対応した多数のスリットを形成さ
    せるとともに、バックアップロール(20)側のバック
    アップフィルム(30a)にはスリットを形成させない
    ように、これの押圧力の大きさが設定されており、この
    状態で上記スプリットロール(18)側の被加工フィル
    ム(30b)に上記縦方向のスリット又は横方向のスリ
    ットを形成するためのスリット加工が行われるようにし
    ことを特徴とする網状不織布用フィルムのスリット形
    成装置。
  3. 【請求項3】 上記バックアップロール(20)から送
    り出されたスリットが形成されていない方のフィルム
    (30b)を再度上記スプリットロール(18)と、上
    記バックアップロール(20)との間に供給されるよう
    に案内するガイドロール(16b、16c、16d及び
    16e)及びニップロール装置(26)が設けれられて
    いる請求項2記載の網状不織布用フィルムのスリット形
    成装置。
  4. 【請求項4】 上記スプリットロール及びバックアップ
    ロールからなるロール組が2組(18及び20と、19
    及び21)設けらており、一方のロール組(18及び2
    0)は、他方のロール組(19及び21)とは互いに反
    対の配置関係とされており、上記スリット形成前の2枚
    のフィルムは、ロール組を通過する際、一方のフィルム
    (30)が被加工フィルムとして作用する場合には、他
    方のフィルム(31)がバックアップフィルムとして作
    用する一方、他方のフィルム(31)が被加工フィルム
    として作用する場合には、一方のフィルム(30)がバ
    ックアップフィルムとして作用するものとされているこ
    とを特徴とする請求項2記載の網状不織布用フィルムの
    スリット形成装置。
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