JP2587076B2 - パチンコゲーム機の集中管理装置 - Google Patents

パチンコゲーム機の集中管理装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はパチンコゲーム機のガラス扉の解錠に係る構
成を改良したパチンコゲーム機の集中管理装置に関す
る。
(従来の技術) パチンコゲーム機にあっては、その盤面を覆うように
ガラス扉が開閉可能に設けられており、そのガラス扉は
主として不正防止上の観点から錠機構により常時閉鎖状
態にロックされている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、パチンコホールには一般に100台以上の多
数のパチンコゲーム機が設けられており、しかも例えば
盤面の釘調整を行なったりゲーム中に引掛かったパチン
コ玉を取除いたりするためにガラス扉を開放する機会は
頻繁に発生する。従って、各ゲーム機毎に専用の錠機構
を設けるとすると、従業員は多数の鍵を持ち歩かねばな
らず、その取扱いや解錠作業が極めて煩わしいものとな
ってしまう。このため、パチンコホールの各ゲーム機に
設けられる錠装置はゲーム機毎に専用のものが取付けら
れるのではなく、例えば同一機種について共通の簡易な
タイプとなっている。このことは、不正に入手した鍵や
それを複製した鍵にて多くのパチンコゲーム機のガラス
扉を簡単に開け得ることを意味し、現にいわゆる合鍵を
入手した客がガラス扉を密かに開けて入賞孔にパチンコ
玉を投入する等の不正行為が時折行われているのが実情
である。
斯かる不正行為を防止するため、パチンコホールでは
テレビカメラにてホール内を監視したり、多くの従業員
が巡回するようにしたりして対処しているが、いずれも
不正行為を確実に排除するには至っていない。しかも、
客と従業員とが共謀し、ガラス扉の鍵を持った従業員が
特定の客のためにパチンコゲーム機のトラブルを装って
ガラス扉を頻繁に開け、入賞孔にパチンコ玉を投入して
やるといった不正行為には全く対処できないという問題
もある。
そこで、本発明の目的は、パチンコゲーム機のガラス
扉を開けて行われる不正行為を確実に防止することがで
きるパチンコゲーム機の集中管理装置を提供するにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係るパチンコゲーム機の集中管理装置は、指
紋を読取ってそのパターンに応じて数値化された指紋読
取データを出力する指紋読取装置と、パチンコホールの
従業員の指紋パターンを数値化した個人指紋データとし
て記憶する指紋データ記憶装置と、指紋読取装置から出
力された指紋読取データと指紋データ記憶装置に記憶さ
れた個人指紋データとを照合して一致時に個人識別を行
なうと共に一致信号を出力する照合装置と、照合装置か
らの一致信号があることを条件にパチンコゲーム機のガ
ラス扉の解放を許容する解錠装置と、パチンコゲーム機
毎に設けられそのガラス扉が開放されたことを検出して
開放検出信号を出力する開放検出装置と、この開放検出
装置からの開放検出信号に基づき照合装置により個人識
別された従業員毎にガラス扉の開放回数を計数する開放
回数計数装置とを具備せる構成に特徴を有するものであ
る。
(作用) 指紋読取装置により読取られた指紋が指紋データ記憶
装置に記憶された指紋に一致したときにのみ照合装置か
ら一致信号が出力され、これに基づきパチンコゲーム機
の解錠装置が作動してそのガラス扉の開放が可能にな
る。従って、予め登録された特定人のみがガラス扉を開
放でき、客による不正行為は確実に防止することができ
る。また、パチンコホールの従業員は指紋照合を経てか
らしかガラス扉を開放できず、どの従業員が何回ガラス
扉を開放操作したかが開放回数記憶装置に記憶されてお
り、客と共謀して不正行為を働いた場合には開放回数が
異常に多くなるため、斯かる不正行為は容易に露見する
ことになってこれも未然に抑止される。
(実施例) 以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
図面中1は周知の指紋読取装置であり、先ずその概略
につき述べるに、指先が宛がわれるガラス板2に向って
例えばCCD素子を用いたビデオカメラ3が設けられ、こ
のビデオカメラ3からのアナログ映像信号はA/Dコンバ
ーター4に出力される。A/Dコンバーター4はそのアナ
ログ映像信号をデジタル信号に変換して画像信号処理回
路5に与え、この画像信号処理回路5にてデジタル信号
が一旦記憶されつつパターン抽出のための前処理等が行
われる。次いで、パターン抽出回路6は撮影された指紋
のパターンに応じて数値化された指紋読取データDdを出
力する。一方、7は指紋データ記憶装置であり、これに
はパチンコホールの特定の従業員の指紋パターンを数値
化した複数の個人指紋データDiが予め記憶されている。
8は照合装置であり、これは指紋読取装置1からの指紋
読取データDdと、指紋データ記憶装置7に予め記憶され
ている個人指紋データDiとを比較照合し、読取指紋デー
タDdがいずれかの個人指紋データDiと一致するときには
その個人指紋データDiに対応する従業員のコードナンバ
ーを出力して個人識別を行なう。また、指紋読取データ
Ddがいずれの個人指紋データDiとも一致しないときに
は、所定のコードナンバー(例えば「00」)を出力す
る。即ち、本実施例では、照合装置8から出力されるコ
ードナンバーのうち「00」以外のものは指紋読取データ
Ddと個人指紋データDiとが一致したことを示す一致信号
としても機能している。
9は判別回路、10はキー入力装置、11は暗証番号・職
務記憶部である。暗証番号・職務記憶部には、各従業員
の暗証番号とその従業員が取扱い得る職務内容が予め設
定記憶されている。キー入力装置10には各従業員が暗証
番号を入力するためのテンキー及び実行しようとする職
務(例えばパチンコゲーム機12のガラス扉の開放、玉貸
機や両替機等の扉の開放、事務所への入室或はパチンコ
ホール用コンピューター17の操作等)を示すキーが設け
られている。そして、判別回路9は、キー入力装置10の
各キーによって従業員の暗証番号及び実行しようとする
職務が入力された場合に、前記暗証番号・職務記憶部11
に記憶された当該暗証番号に対応する従業員のコードナ
ンバーと前記照合装置8から出力されたコードナンバー
とが一致し、且つその従業員に当該職務の実行が許容さ
れていることを条件に、所定時間だけ許可信号を出力す
る。例えば、従業員がパチンコゲーム機12の錠機構を解
錠しようとするときに、従業員がキー入力装置10にてそ
れに対応するキーを操作し且つ自らの暗証番号を入力す
ると、上述のコードナンバーの一致及びその従業員にそ
のガラス扉の開放が許容されていることを条件に、許可
信号であるパチンコゲーム機12の錠機構解除のための解
錠信号Srが出力される。
前記パチンコゲーム機12はパチンコホール内に多数設
置されており、これには周知の通り盤面を前面から覆う
ようにガラス扉が開閉可能に設けられ、そのガラス扉は
錠機構(図示せず)により閉鎖状態にロック可能であ
る。そして、この各パチンコゲーム機12には、前記判別
回路9から解錠信号Srを受けたときに作動して上記錠機
構の鍵による解錠ひいてはガラス扉の開放を許容する解
錠装置13と、ガラス扉が開放されたことを検出して開放
検出信号Soを出力する開放検出装置14とが各々設けられ
ている。
15は開放回数計数装置で、これは各従業員のコードナ
ンバーに対応する記憶領域を有し、判別回路9から各従
業員に対応するコードナンバーを含む解錠信号Srと、パ
チンコゲーム機12の開放検出装置14からの開放検出信号
Soとが与えられるようになっており、その解錠信号Srに
引続き開放検出信号Soが与えられたときには各従業員の
コードナンバーに対応する記憶領域毎に開放検出信号So
の数が積算計数される。16は警報装置であり、これには
判別回路9からの解錠信号Srとパチンコゲーム機12の開
放検出装置14からの開放検出信号Soとが与えらえるよう
になっており、解錠信号Srが与えられていない状態で開
放検出信号Soを受けたときには、警報を発するように構
成されている。
17はパチンコホール用コンピューターであり、これは
周知の通り各パチンコゲーム機12における打込球及び賞
球の数、それらの差である収支データ、打止回数、玉貸
機の売上げ金額並びに景品機における玉交換個数等の各
種データを一括管理している。そして、このパチンコホ
ール用コンピューター17は、前記判別回路9から許可信
号S1が与えられたことを条件に操作及びデータ出力が可
能なように構成されている。また、18は玉貸機解錠装置
で、これは図示しない玉貸機の現金収納部の扉をロック
する錠機構に設けられ、前記判別回路9から許可信号
(解錠信号S2)が与えられたことを条件に鍵によりその
扉の開放が可能になるように構成されている。19は両替
機解錠装置で、これは図示しない両替機の現金収納部の
扉をロックする錠機構に設けられ、やはり前記判別回路
9から許可信号(解錠信号S3)が与えられたことを条件
に鍵によりその扉の開放が可能になるように構成されて
いる。20は自動販売機解錠装置で、これは図示しない自
動販売機の現金収納部の扉をロックする錠機構に設けら
れ、やはり前記判別回路9から許可信号(解錠信号S4)
が与えられたことを条件に鍵によりその扉の開放が可能
になるように構成されている。21は事務室解錠装置で、
これは事務室の入口扉を施錠する錠装置に設けられ、判
別回路9から許可信号(解錠信号S5)が与えられたこと
を条件に作動してその扉の開放が可能になるように構成
されている。尚、22はパチンコホールの従業員の出勤・
退勤を記録するためのタイムレコーダーで、前記照合装
置8にて識別された従業員のコードナンバーが与えられ
るようになっている。
次に上記構成の作用につき述べる。
まず、指紋データ記憶装置7には各従業員の指紋パタ
ーンを数値化した複数の個人指紋データDiを記憶させて
おく。これには、指紋読取装置1にて各従業員の指紋を
読取ってそのパターンに応じて数値化した指紋読取デー
タDdを利用するか、或は他の指紋読取装置により同様に
作成した指紋読取データを利用する。また、暗証番号・
職務記憶部11には、各従業員の暗証番号とそのコードナ
ンバーとの対応関係及び各従業員に許容された職務内容
(即ちパチンコゲーム機12のガラス扉の開放、玉貸機、
両替機及び自動販売機の扉の開放、事務室への入室並び
にパチンコホール用コンピューター17の操作)を夫々コ
ード化して予め記憶させておく。
さて、パチンコゲーム機12に向って客が遊戯している
際、例えばパチンコ玉がパチンコゲーム機12内で引掛か
る等してそのガラス扉を開放する必要が生じたとする。
この場合には、担当の従業員がまず指紋読取装置1のガ
ラス板2上にその指先を載せて指紋を読取らせる。指紋
読取装置1により読取られた指紋は直ちにそのパターン
に応じて数値化され、指紋読取装置1から指紋読取デー
タDdとして照合装置8に出力される。そして、照合装置
8では、その指紋読取データDdと、指紋データ記憶装置
7に予め記憶されている全ての個人指紋データDiとを比
較し、一致したものがあるときにはその個人指紋データ
Diに対応する従業員のコードナンバーを判別回路9に出
力する。ここで、指紋読取装置1からの指紋読取データ
Ddがいずれの個人指紋読取データDiとも一致しないとき
には、照合装置8から出力されるコードナンバーは「0
0」となってガラス扉の解錠装置13は作動せずにその開
放は不可能になり、一致するときには、その個人読取デ
ータDiに対応する従業員のコードナンバーが判別回路9
に出力される。次いで、担当の従業員は、キー入力装置
10にてガラス扉開放用のキーを操作すると共にテンキー
から自らの暗証番号を入力する。すると、判別回路9
は、入力された暗証番号に対応するコードナンバーを暗
証番号・職務記憶部11から読出し、そのコードナンバー
と照合装置8から与えられたコードナンバーとが一致す
るか否かを判断すると共に、やはり暗証番号・職務記憶
部11から当該コードナンバーに対応する従業員に許容さ
れている職務内容を読出し、その従業員にガラス扉の開
放が許容されているか否かを判断する。そして、上述の
コードナンバーの一致及びその従業員にガラス扉の開放
が許容されていることを条件に、判別回路9から許可信
号(この場合にはガラス扉の解錠信号Sr)が出力され
る。これにより、パチンコゲーム機12の解錠装置13が作
動してガラス扉が開放可能になる。そこで、担当従業員
はパチンコ玉が引掛かったパチンコゲーム機12のガラス
扉を鍵を使って開放させ、引掛かったパチンコ玉を取除
く等の所定の処置をとり、この後ガラス扉を再び閉じて
施錠すればよい。尚、判別回路9から解錠信号Srが出力
されていない状態でパチンコゲーム機12の開放検出装置
14から開放検出信号Soが出力されると、警報装置16が鳴
動して警報を発することになる。
また、このようにしてガラス扉を開放させると、各パ
チンコゲーム機12毎に設けた開放検出装置14がガラス扉
の開放を検出して開放回数計数装置15に開放検出信号So
を出力する。これにより、開放回数計数装置15は、既に
判別回路9から与えられている当該従業員のコードナン
バーに対応する記憶領域においてカウントアップし、こ
のようなガラス扉の開放が繰返される度に開放検出信号
Soの数が従業員の各コードナンバー毎に計数・記憶され
る。
また、玉貸機、両替機又は自動販売機の現金収納部の
扉を開放操作する場合には、担当従業員は前述したと同
様に先ず指紋読取装置1のガラス板2上に指を宛がって
指紋を読取らせ、キー入力装置10において、操作しよう
とする機器に対応するキーを操作すると共にテンキーか
ら自らの暗証番号を入力する。すると、指紋読取装置1
からは指紋読取データDdが照合装置8に出力されて一致
する個人指紋データDiが存在するか否かが判断され、一
致するときにその従業員に対応するコードナンバーが判
別回路9に出力される。そして、判別回路9では、パチ
ンコゲーム機12のガラス扉の開放の際と同様に、キー入
力装置10から入力された暗証番号と照合装置8から与え
られたコードナンバーとの一致・不一致、及びその従業
員に上述の各機器の操作が許容されているか否かを判別
し、暗証番号の一致及び当該職務の許容を条件に許可信
号(この場合には扉の解錠信号S2〜S4)を出力する。こ
れにより、初めてそれらの機器の扉の開放が可能な状態
になるから、担当従業員は鍵にてその扉を開放すればよ
い。また、事務室への入室を行なうには、入室しようと
する従業員がやはり前述と同様に指紋読取装置1にて指
紋を読取らせた後、キー入力装置10にて事務室入室キー
を操作すると共に暗証番号を入力する。これにて、読取
った指紋読取データDdと予め記憶されている個人指紋デ
ータDiとが一致し、暗証番号が一致し、且つその従業員
に事務室への入室が許容されていることを条件に、判別
回路9から許可信号、即ち、入口扉の解錠信号S5が出力
されて事務室解錠装置21が作動し、もって事務室への入
室が可能になる。更に、パチンコホール用コンピュータ
ー17を操作するには、やはりその従業員が指紋読取装置
1にて指紋を読取らせ、キー入力装置10にてコンピュー
ター操作に対応するキーを操作すると共に暗証番号を入
力する。これにて、指紋読取データDdと個人指紋データ
Diとの一致、暗証番号の一致及びその従業員にコンピュ
ーター操作が許容されていることを条件に、判別回路9
から許可信号S1がパチンコホール用コンピューター17に
出力され、もってそのコンピューター17の操作・データ
出力等が可能になる。また、従業員の出勤及び退勤時間
の記録のためには、従業員が出勤及び退勤時に指紋読取
装置1のガラス板2上に指先を宛がって指紋を読取らせ
ればよい。これにより、指紋読取装置1から指紋読取デ
ータDdが照合装置8に出力され、照合装置8では指紋デ
ータ記憶装置7に記憶されている個人指紋データDiに基
づき各従業員のコードナンバーを特定してタイムレコー
ダー22に出力するから、タイムレコーダー22は内蔵せる
時計機能に基づきその従業員の出退勤時間を記録する。
このように本実施例によれば、パチンコゲーム機12の
ガラス扉を開放するには、その開放操作を行なおうとす
る従業員が指紋読取装置1にて指紋を読取らせ、且つキ
ー入力装置10にてガラス扉開放用のキーを操作すると共
に暗証番号を入力することが必要であり、その従業員の
指紋が予め指紋データ記憶装置7に記憶されており、且
つ暗証番号が一致すると共に当該従業員にガラス扉の開
放操作が許容されている場合に限り、ガラス扉の開放が
可能になる。従って、ガラス扉の開放には、まずその操
作を行なおうとする者の指紋が指紋データ記憶装置7に
数値化されて記憶されているものであることが前提条件
となり、従って予め登録された従業員以外によるガラス
扉の開放は不可能になる。このため、たとえ客がガラス
扉の錠装置を解錠できる合鍵を不正に入手したとして
も、これを使用してパチンコゲーム機12のガラス扉を開
放することは不可能で、しかも指紋照合を経ずして合鍵
によりガラス扉を開放しようとした場合は警報装置16が
作動するため、客がガラス扉を密かに開放して入賞孔に
パチンコ玉を投入するといった不正行為は確実に防止す
ることができる。
また、パチンコホールの各担当従業員がパチンコゲー
ム機12のガラス扉を開放すると、その度に開放回数計数
装置15において各従業員毎にそれが計数されるから、結
局、どの従業員が何回ガラス扉を開放したかを明確に把
握することができる。従って、万一、従業員と客とが共
謀し、その客のために従業員がパチンコゲーム機12のト
ラブルを装って頻繁にガラス扉を開放してパチンコ玉を
入賞孔に投入してやるといった不正行為が行われた場合
には、その従業員によるガラス扉の開放累積回数が異常
に多くなる。このため、斯かる不正行為は容易に露見す
ることとなり、これも未然に抑止することができる。
更に、以上のような効果に加え、特に本実施例の構成
によれば、次のような特有の利点も得ることができる。
即ち、指紋照合のみならず、暗証番号によるチェックも
行なうようにしているから、不正防止が一層確実化され
る。パチンコゲーム機12のガラス扉の開放のみならず、
玉貸機、両替機及び自動販売機における現金収納部扉の
解錠、事務室への入室並びにパチンコホール用コンピュ
ーター17の操作等も指紋照合に基づき特定人にのみそれ
らを許容することとしているから、パチンコホール全体
における防犯システムが確実化できる。しかも、このよ
うに指紋照合により多種の機器の操作を制御する構成と
しながら、判別回路9及び暗証番号・職務記憶部11を設
け、各職務毎にそれを遂行できる従業員を決定できるよ
うにしているから、従業員の管理の上でも好都合とな
る。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で例えば次のように変更実
施することができる。
指紋読取装置やキー入力装置等は、パチンコホール内
に1組のみ設けるのではなく、多数のパチンコゲーム機
をブロック化して設置したいわゆる「島」に1組ずつ分
散して設け、各島のパチンコゲーム機群毎に制御する構
成とする。これにより、ガラス扉を開放しようとする従
業員は、そのパチンコゲーム機に近い指紋読取装置にて
指紋読取を行なわせることができるので、遠くに設置さ
れた指紋読取装置まで歩いてゆかなくとも済み、使い勝
手が向上する。
キー入力装置において、パチンコゲーム機の台番号を
入力することにより、その番号のパチンコゲーム機の解
錠装置のみを選択的に作動させる構成とする。これによ
り、確立的にはほとんど問題にはならないものの解錠信
号Srが出力されたときにおいて他のパチンコゲーム機に
おいて客が合鍵にてガラス扉を開放する可能性をなくす
ことができる。
パチンコゲーム機のガラス扉の開放を検出する開放検
出装置は、開放検出信号Soに加えてそのゲーム機の識別
コードも出力し得るようになし、開放回数計数装置にて
その従業員がどのゲーム機のガラス扉を何回開放したか
を把握できるようになす。これにより、パチンコホール
用コンピューターにおいて各台毎に把握されている収支
データと、その台のガラス扉の開放者との関係を照合す
ることにより、収支データが異常に悪いパチンコゲーム
機のガラス扉をどの従業員が何回開放したかを把握する
ことができるから、従業員による不正行為も確実に抑止
することが可能になる。
開放回数計数装置によりパチンコゲーム機のガラス扉
の開放回数を計数するのみならず、そのガラス扉が開放
されている時間の長さを計測する計時機能又は開放され
た時刻を記録する時刻記録機能を与える。これにより、
不正行為の抑止を一層確実化することができる。
判別回路等に時計機能を与え、営業時間外においては
指紋照合や暗証番号等の入力を行なわずとも解錠信号Sr
が出力されるようになす。これにより、営業時間外に行
われるパチンコゲーム機の釘調整作業等が容易になる。
判別回路9、キー入力装置10、暗証番号・職務記憶部
11等を省略する。これにより、客や従業員による不正行
為の未然防止という所期の目的を達成しながら、低コス
ト化を図ることができる。
[発明の効果] 本発明は以上述べたように、指紋の一致を条件にパチ
ンコゲーム機のガラス扉の開放を可能にすると共に、指
紋照合により個人識別された従業員毎にガラス扉の開放
回数を計数するようにしたから、合鍵を入手した客によ
る不正行為や客と従業員とが共謀して行う不正行為を未
然に防止することができるという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 図面中、1は指紋読取装置、7は指紋データ記憶装置、
8は照合装置、9は判別回路、10はキー入力装置、11は
暗証番号・職務記憶装置、12はパチンコゲーム機、13は
解錠装置、14は開放検出装置、15は開放回数計数装置、
16は警報装置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指紋を読取ってそのパターンに応じて数値
    化された指紋読取データを出力する指紋読取装置と、パ
    チンコホールの従業員の指紋パターンを数値化した個人
    指紋データとして記憶する指紋データ記憶装置と、前記
    指紋読取装置から出力された指紋読取データと前記指紋
    データ記憶装置に記憶された個人指紋データとを照合し
    て一致時に個人識別を行なうと共に一致信号を出力する
    照合装置と、前記照合装置からの一致信号があることを
    条件にパチンコゲーム機のガラス扉の解放を許容する解
    錠装置と、前記パチンコゲーム機毎に設けられそのガラ
    ス扉が開放されたことを検出して開放検出信号を出力す
    る開放検出装置と、この開放検出装置からの開放検出信
    号に基づき前記照合装置により個人識別された従業員毎
    に前記ガラス扉の開放回数を計数する開放回数計数装置
    とを具備してなるパチンコゲーム機の集中管理装置。
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