JP2005040195A - 遊技関連機器の管理装置 - Google Patents

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JP2005040195A JP2003200640A JP2003200640A JP2005040195A JP 2005040195 A JP2005040195 A JP 2005040195A JP 2003200640 A JP2003200640 A JP 2003200640A JP 2003200640 A JP2003200640 A JP 2003200640A JP 2005040195 A JP2005040195 A JP 2005040195A
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Abstract

【課題】人件費を減らし、また、報知手段などを不要にして部品コストを低減することができ、さらに、従業者の負担を減らし、作業性を向上することができる遊技関連機器の管理装置を提供する。
【解決手段】遊技機11を複数並設して成る遊技機島10の端部に管理装置20aを設置し、従業者は遊技機島10の端部近傍に居ながら、操作部20で遊技機11の扉体の開扉を許可する操作を行うことで、遊技機島10の中の遊技機11のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉を許可するようにし、開扉された扉体が1つであれば、どの扉体が開扉されたかに関係なく正当であり、一方、開扉された扉体が2以上であれば、いずれの扉体の開扉であっても、扉体の開扉に不正があるとした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器を管理するための遊技関連機器の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技関連機器の管理装置としては、例えば、遊技店内に遊技関連機器である島設備が配置され、島設備に取付枠が開閉自在に枢着され、アクチュエータで係合片をロック部材に係合させて取付枠を開扉不能に、また、係合片をロック部材から離脱させて取付枠を開扉可能になっている。中央管理装置より各アクチュエータに対応して割り振られた番号を入力することで、アクチュエータを駆動するようにしたものがある(特許文献1参照。)。
【0003】
また、遊技関連機器である遊技機の複数を並設して遊技機島が構成され、遊技機島端部に島鍵コントローラが設置され、複数の遊技機は台鍵ユニットをそれぞれ有している。島鍵コントローラと複数の台鍵ユニットとが通信回線を介して接続され、島鍵コントローラは、状態変更指令発生手段を有し、台鍵ユニットは、電子ロック機構、その電子ロック機構の状態を変更する状態変更手段とを有している。島鍵コントローラの状態変更指令発生手段が、通信回線を介して状態変更指令を与えたときのみ、台鍵ユニットの状態変更手段が、電子ロック機構の状態を変更するようにしたものがある(特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−708号公報
【特許文献2】
特開2002−136743号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遊技関連機器の管理装置では、前記特許文献1に係る技術においては、取付枠を開扉したい島設備の番号を従業者が、例えば事務所に連絡し、他の従業者が中央管理装置から遠隔操作でアクチュエータを駆動する必要があるから、島設備の番号を連絡するための従業者の他に、中央管理装置を操作するための従業者が必要になり、人件費が嵩むという問題点があった。
【0006】
また、前記特許文献2に係る技術においては、従業者が遊技機島端部近傍に居て、島鍵コントローラを操作するとき、電子ロック機構の状態を変更すべき遊技機を遊技機島の中から特定し、その遊技機の電子ロック機構の鍵番号を知っておく必要がある。そのため、従業者が遊技機島端部近傍に居ながらにして、状態を変更すべき電子ロック機構の鍵番号を知ることができるような報知手段を遊技機島端部などに設置する必要があり、部品点数が多くなって、コストが嵩む要因になる。あるいは、従業者が遊技機島端部近傍から遊技機の所に行って、状態を変更すべき電子ロック機構の鍵番号を確認する必要があり、従業者の負担が多くなり、作業性が良くないという問題点があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、人件費を減らし、また、報知手段などを不要にして部品コストを低減することができ、さらに、従業者の負担を減らし、作業性を向上することができる遊技関連機器の管理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器(11)を管理するための遊技関連機器(11)の管理装置において、
前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段(30a)を備えたことを特徴とする遊技関連機器(11)の管理装置。
【0009】
[2]遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器(11)を管理するための遊技関連機器(11)の管理装置において、
前記遊技関連機器(11)を管理するための操作を行う操作部(20)と、該操作部(20)で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段(30a)とを備えたことを特徴とする遊技関連機器(11)の管理装置。
【0010】
[3]遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器(11)を管理するための遊技関連機器(11)の管理装置において、
前記遊技関連機器(11)を管理するための操作を行う操作部(20)と、該操作部(20)で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段(30a)と、前記扉体の開扉を監視し、該監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段(30b)と、該監視モード実行手段(30b)からの警報出力によって警報を発する警報機(31)とを備え、
前記監視モード実行手段(30b)は、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれの扉体であっても該扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、前記扉体の開扉が行われた場合に、あるいは、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、前記警報機(31)への警報出力を行うようにしたことを特徴とする遊技関連機器(11)の管理装置。
【0011】
[4]遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器(11)を管理するための遊技関連機器(11)の管理装置において、
前記遊技関連機器(11)を管理するための操作を行う操作部(20)と、該操作部(20)で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段(30a)と、前記扉体の開扉を監視し、該監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段(30b)と、該監視モード実行手段(30b)からの警報出力によって警報を発する警報機(31)と、前記遊技関連機器(11)に係る情報を表示するための表示部(32)とを備え、
前記監視モード実行手段(30b)は、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれの扉体であっても該扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、前記扉体の開扉が行われた場合に、あるいは、前記複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、前記警報機(31)への警報出力を行うとともに、該警報出力に係る遊技関連機器(11)を特定するための情報を前記表示部(32)に出力するようにしたことを特徴とする遊技関連機器(11)の管理装置。
【0012】
[5]前記操作部(20)で警報を解除するための操作を行うとともに、一般暗証番号の入力操作を行うことで、前記警報機(31)への前記警報出力を解除するようにした警報解除制御手段(30c)を備えたことを特徴とする[3]または[4]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0013】
[6]前記操作部(20)で全台を開扉するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行うことで、全ての遊技関連機器(11)の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段(30d)を備えたことを特徴とする[2]、[3]または[4]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0014】
[7]前記操作部(20)で一般暗証番号を変更するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、新規の一般暗証番号の入力操作を行うことで、前記一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段(30e)を備えたことを特徴とする[2]、[3]または[4]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0015】
[8]前記操作部(20)でマスター暗証番号を変更するための操作を行うとともに、変更前のマスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、変更後のマスター暗証番号の入力操作を行うことで、前記マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段(30f)を備えたことを特徴とする[2]、[3]または[4]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0016】
[9]前記操作部(20)でマスター暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を監視する状態を変更する操作を行うことで、前記監視モード実行手段(30b)により監視される対象から前記扉体に係る遊技関連機器(11)を外すようにした異常スキップ設定手段(30g)を備えたことを特徴とする[3]または[4]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0017】
[10]前記操作部(20)は、鍵により操作される鍵スイッチ(21、22)、カードに書き込まれた情報を読み取るためのカードリーダを含むものであることを特徴とする[2]、[3]、[4]、[5]、[6]、[7]、[8]または[9]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置。
【0018】
次に、前記各項に記載された発明の作用について説明する。
前記[1]に記載の遊技関連機器(11)の管理装置によれば、遊技関連機器(11)の扉体が開扉非許可状態にあるとき、複数の遊技関連機器(11)の中のいずれの扉体であってもその開扉を許さない状態になっている。扉体の開扉を許可するための操作を行うと、開扉許可設定手段が、複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体であればその開扉を許す状態にする。それにより、複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体を正当に開扉することができる。
【0019】
例えば、遊技関連機器(11)の1つである遊技機を複数並設して成る遊技機島において、従業者は遊技機島端部近傍に居ながら、扉体の開扉を許可する操作を行うことで、遊技機島の中の遊技機のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉が許可される。開扉された扉体が1つであれば、どの扉体が開扉されたかに関係なく正当である。一方、開扉された扉体が2以上であれば、いずれの扉体の開扉であっても不正があったものとされる。
【0020】
前記[2]に記載したように、扉体の開扉を許可するための操作は、例えば一般暗証番号の入力操作を含むものであり、遊技関連機器(11)を管理するための操作を行う操作部(20)で行われる。例えば、この操作部(20)は遊技機島端部に設置され、従業者が一般暗証番号を入力すると、遊技機島の中の遊技機のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉が許可される。すなわち、従業者のみによって簡単に、遊技関連機器(11)の扉体の開扉許可操作を行うことができる。
【0021】
前記[3]に記載したように、扉体の開扉を監視し、該監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段(30b)と、監視モード実行手段(30b)からの警報出力によって警報を発する警報機(31)とを備えている。監視モード実行手段(30b)は、遊技店の営業時間中、遊技関連機器(11)の扉体の開扉を監視するものでもよく、営業時間外を含み24時間監視するものであってもよい。警報機(31)としては例えば警報音を発するもの、点滅表示を行うものを含む。
【0022】
監視モード実行手段(30b)は、複数の遊技関連機器(11)の中のいずれの扉体であってもその扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、扉体の開扉が行われた場合に、いずれの扉体の開扉であっても不正であるため、警報機(31)へ警報出力を行う。また、従業者によって遊技関連機器(11)の扉体の開扉許可操作が行われ、複数の遊技関連機器(11)の中のいずれか1つの扉体に限ってその扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、1つの扉体以外の扉体の開扉は不正であるため、監視モード実行手段(30b)は、警報機(31)へ警報出力を行う。
【0023】
前記[4]に記載したように、監視モード実行手段(30b)は、扉体の不正な開扉が行われた場合に、警報機(31)への警報出力を行うとともに、その警報出力に係る遊技関連機器(11)を特定するための情報を表示部(32)に出力する。それにより、表示部(32)に出力され、特定された遊技関連機器(11)の1または複数について、遊技関連機器(11)の稼働を停止するとともに、現実に不正が行われたか否かを調査することができる。
【0024】
前記[5]に記載したように、警報機(31)への警報出力を解除するようにした警報解除制御手段(30c)を備えている。警報出力の解除操作は操作部(20)で行われるが、そのとき、操作部(20)で一般暗証番号を入力操作する。それにより、従業者その他の遊技店関係者が簡単に、警報出力の解除操作を行うことができる一方で、遊技店関係者以外の者が、勝手に警報出力の解除操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。ここで、操作部(20)で行われる警報出力の解除操作は、例えば、従業者が所持している一般キーによる操作である。また、一般暗証番号は、遊技店関係者のみが知り得る番号であり、例えば従業者共通の番号であってもよく、従業者毎に異なる番号であってもよい。
【0025】
前記[6]に記載したように、全ての遊技関連機器(11)の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段(30d)を備えている。全ての遊技関連機器(11)の開扉操作は操作部(20)で行われ、そのとき、マスター暗証番号の入力操作が必要になる。それにより、遊技店関係者の中の例えば責任者などの特定者が簡単に、全ての遊技関連機器(11)の扉体の開扉操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に全ての遊技関連機器(11)の扉体の開扉操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。ここで、操作部(20)で行われる全ての遊技関連機器(11)の扉体の開扉操作は、例えば、責任者が所持しているマスターキーによる操作である。また、マスター暗証番号は、特定者のみが知り得る番号である。
【0026】
前記[7]に記載したように、一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段(30e)を備えている。一般暗証番号の変更操作は操作部(20)で行われ、そのとき、マスター暗証番号の入力操作が必要になる。それにより、遊技店関係者の中の責任者などの特定者が簡単に、一般暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に一般暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。操作部(20)で行われる一般暗証番号の変更操作は、例えば、特定者が所持しているマスターキーによる操作である。
【0027】
前記[8]に記載したように、マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段(30f)を備えている。マスター暗証番号の変更操作は操作部(20)で行われ、そのとき、変更前のマスター暗証番号の入力操作および、変更後のマスター暗証番号の入力操作が必要になる。それにより、遊技店関係者の中の責任者などの特定者が簡単に、マスター暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手にマスター暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。操作部(20)で行われるマスター暗証番号の変更操作は、例えば、特定者が所持しているマスターキーによる操作である。
【0028】
前記[9]に記載したように、監視モード実行手段(30b)により監視される対象からその扉体に係る遊技関連機器(11)を外すようにした異常スキップ設定手段(30g)を備えている。扉体の開扉を監視する状態を変更する操作は操作部(20)で行われる。例えば、操作部(20)で行われるマスター暗証番号の入力操作である。扉体の不正な開扉が行われた遊技関連機器(11)は、監視対象から外さないと、扉体が開扉された1つの遊技関連機器(11)としてカウントされる。
【0029】
扉体の不正な開扉が行われた遊技関連機器(11)を監視対象から外さない状況下では、扉体の開扉を許可する操作を行うことで、遊技機島の中の遊技機のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉が許可され、新たに開扉された扉体が1つであっても、前記不正に開扉された扉体と含めて全体としては、開扉された扉体が2つにカウントされることから、常に、扉体の不正な開扉が行われたと判断される。そこで、異常スキップ設定手段(30g)により、前記不正に開扉された扉体に係る遊技関連機器(11)を監視対象から外すことで、扉体の開扉が許可され、新たに開扉された扉体が1つであれば、全体としても開扉された扉体が1つにカウントされ、扉体の正当な開扉が行われたと判断されるようになる。
【0030】
前記[10]に記載したように、操作部(20)は、鍵スイッチ(21、22)やカードリーダを含むものである。鍵スイッチ(21、22)は、例えば、従業者が所持する鍵(一般キー)や責任者が所持する鍵(マスターキー)により操作されるものである。また、カードリーダは、従業者が所持する一般カードや責任者が処理するマスターカードにそれぞれ書き込まれた情報を読み取るためのものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図12は、本発明の一実施の形態を示している。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る遊技関連機器は遊技場に複数設置されるものであり、パチンコ機、スロットマシン、スマートボールのような遊技機11、並びに、隣接する遊技機間に設置され、パチンコ球を貸し出すための玉貸し機などである。複数の遊技機11を並設して遊技機島10が構成されている。本実施の形態においては、遊技関連機器の管理装置20aは、遊技機島10の端部に設置され、開閉可能な扉体を有する遊技機11を管理するためのものである。
【0032】
管理装置20aは、遊技機11を管理するための操作を行う操作部20と、操作部20で一般暗証番号の入力操作を含む扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、複数の遊技機11の中のいずれか1つの扉体に限って扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段30aと、扉体の開扉を監視し、監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段30bと、監視モード実行手段30bからの警報出力によって警報を発する警報機31と、遊技機11に係る情報を表示するためのプリンターである表示部32とを備えている。
【0033】
図4に示すように、操作部20は、鍵により操作される鍵スイッチである一般キースイッチ21およびマスターキースイッチ22を備えている。一般キースイッチ21には、遊技店の例えば従業者が所持している一般キーが差し込まれ、「OFF」位置、「開扉許可」の位置、「警報解除」位置にそれぞれセットされるものである。また、マスターキースイッチ22には、遊技店の例えば責任者などの特定者が所持しているマスターキーが差し込まれ、「OFF」位置、「全開」の位置、「設定」位置にそれぞれセットされるものである。
【0034】
この他、操作部20は、テンキーであるキー入力部23および、操作手順のガイダンスの表示、メッセージの表示、キー入力部23で入力した数字等の表示を行うための液晶表示部24を備えている。また、操作部20は、カードに書き込まれた情報を読み取るためのカードリーダを含むものであってもよい。
【0035】
開扉許可設定手段30aおよび監視モード実行手段30bは、管理装置20aの制御部30の機能である。その機能は、制御部30のCPU(中央処理装置)、ROM(リードオンリーメモリー)および、RAM(ランダムアクセスメモリー)によって実現される。ROMには遊技機の管理に関する各種データおよび制御プログラムが記録されている。
【0036】
制御部30のインターフェースには2本のケーブルが接続され、各ケーブルには分岐コネクタ41および中継コネクタ42を介して20台の遊技機11の各ドアスイッチ12がそれぞれ接続されている。すなわち、管理装置20aは、40(=20×2)台の遊技機11の扉体を管理することができるものであり、40台以下の遊技機11から成る遊技機島10であれば、どのように構成された遊技機島10にも適用することができる。ドアスイッチ12は、遊技機11内部に扉体を臨んで配されている。
【0037】
図5に示すように、ドアスイッチ12は、本体ケース13と、本体ケース13に閉扉検知姿勢(本体ケース13へ没入した姿勢)と開扉検知姿勢(本体ケース13から突出した姿勢)とに揺動可能に枢支されたレバー部材14と、レバー部材14の揺動動作をそれぞれ検知するための一対のセンサ15と、レバー部材14を開扉検知姿勢に付勢する巻きばね16とを備えている。一対のセンサ15は、レバー部材14が閉扉検知姿勢で共にオフし、開扉検知姿勢で共にオンすることで、扉体の開閉検知の正確性を高めることができるものである。
【0038】
監視モード実行手段30bは、複数の遊技機11の中のいずれの扉体であっても扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、扉体の開扉が行われた場合に、あるいは、複数の遊技機11の中のいずれか1つの扉体に限って扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、警報機31への警報出力を行うとともに、警報出力に係る遊技機11を特定するための情報を表示部32に出力するものである。扉体の開扉許可操作については後述する。また、制御部30は、操作部20で警報を解除するための操作を行うとともに、一般暗証番号の入力操作を行うことで、警報機31への警報出力を解除するようにした警報解除制御手段30cを備えている。警報出力を解除する操作についても、後述する。
【0039】
また、制御部30は、操作部20で全台を開扉するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行うことで、全ての遊技機11の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段30dと、操作部20で一般暗証番号を変更するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、新規の一般暗証番号の入力操作を行うことで、一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段30eとを備えている。全ての遊技機11の扉体を開扉する操作および、一般暗証番号を変更する操作についても、後述する。
【0040】
さらに、制御部30は、操作部20でマスター暗証番号を変更するための操作を行うとともに、変更前のマスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、変更後のマスター暗証番号の入力操作を行うことで、マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段30fと、操作部20でマスター暗証番号の入力操作を含む扉体の開扉を監視する状態を変更する操作を行うことで、監視モード実行手段30bにより監視される対象から扉体に係る遊技機11を外すようにした異常スキップ設定手段30gとを備えている。マスター暗証番号を変更する操作および、異常スキップを設定する操作についても、後述する。
【0041】
次に、図6に基づいて、本実施の形態に係る管理装置20aで行われる操作の全体的な流れを説明する。すなわち、管理装置20aの電源をオンにし(ステップS601)、電源投入時にマスターキースイッチ22に差し込んだマスターキーの位置が「設定」にセットされていれば(ステップS602:Y)、モジュール5に移行し(ステップS603)、機械番号、台番号、仮マスター暗証番号の各種番号の設定操作を行うことができる。モジュール5の詳細については後述する。
【0042】
電源投入時にマスターキースイッチ22に差し込んだマスターキーの位置が「設定」にセットされていなければ(ステップS:602:N)、マスターキーと一般キーの位置が「OFF」以外であるか否かを判断し(ステップS604)、マスターキーと一般キーの位置が「OFF」以外であれば、マスターキーと一般キーの位置を一度「OFF」にしてから、マスターキーや一般キーの位置をセットする。あるいは、マスターキーと一般キーの位置を「OFF」のままにする。次に、マスターキーおよび一般キーの位置を判断する(ステップS605)。
【0043】
マスターキーと一般キーの位置が「OFF」であれば(ステップS605:N)、ドアスイッチがオンでなければ(ステップS606:N)、ドアスイッチがオフであるかを判断し(ステップS607)、ステップS605に戻って、マスターキーおよび一般キーの位置を判断する。
【0044】
一方、ドアスイッチがオンであれば(ステップS606:Y)、扉体が開扉許可されていれば(ステップS609:Y)、ステップS607に移行し、扉体が開扉許可されていなければ(ステップS609:N)、警報機31への警報出力が行われる(ステップS610)。
【0045】
マスターキーや一般キーの位置がセットされていれば(ステップS605:case1〜4)、図4に示すように、一般キーの位置を「開扉」にセットした場合(case1)に、モジュール1に移行する(ステップS608)。また、一般キーの位置を「警報解除」にセットした場合(case2)に、モジュール2に移行する(ステップS611)。さらに、マスターキーの位置を「設定」にセットした場合(case3)に、モジュール3に移行する(ステップS612)。さらに、マスターキーの位置を「全開」にセットした場合(case4)に、モジュール4に移行する(ステップS613)。
【0046】
次に、図7に基づいて、遊技店の例えば従業者が一般キーの位置を「開扉」にセットした場合のモジュール1を説明する。従業者が操作部20のキー入力部23で一般暗証番号を入力すると(ステップS701)、入力された一般暗証番号が正しくなければ(ステップS702:N)、一般暗証番号を入力するステップS701に戻り、一般暗証番号が正しければ(ステップS702:Y)、一般キーを「OFF」位置にし(ステップS703)、遊技機11の扉体の開扉を許可する(ステップS704)。
【0047】
このような扉体の開扉許可操作は、例えば、従業者が遊技機島10の端部近傍に居ながら、操作部20で操作することができる。以上のように、扉体の開扉許可操作を正規に行うことで、遊技機島10の中の遊技機11のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉が許可される。開扉された扉体が1つであれば、どの扉体が開扉されたかに関係なく正当である。一方、開扉された扉体が2以上であれば、いずれの扉体の開扉であっても不正があったものとされる。
【0048】
従業者によって扉体の開扉許可操作が正規に行われ、遊技機11の中のいずれか1つの扉体に限ってその扉体の開扉を許す開扉許可状態の下でも、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、1つの扉体以外の扉体の開扉は不正であるため、監視モード実行手段30bは、警報機31へ警報出力を行う。また、遊技機11の中のいずれの扉体であってもその扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、扉体の開扉が行われた場合に、いずれの扉体の開扉であっても不正であるため、監視モード実行手段30bは警報機31へ警報出力を行う。警報機31は例えば警報音を発するとともに、赤色の点滅表示を行う。
【0049】
次に、図8に基づいて、従業者が一般キーの位置を「警報解除」にセットした場合のモジュール2を説明する。従業者が操作部20のキー入力部23で一般暗証番号を入力すると(ステップS801)、入力された一般暗証番号が正しくなければ(ステップS802:N)、一般暗証番号を入力するステップS801に戻り、一般暗証番号が正しければ(ステップS802:Y)、警報出力に係る遊技機11の台番号を表示し(ステップS803)、警報出力に係る遊技機11の台番号が全て表示されているか否かを判断する(ステップS804)。
【0050】
警報出力に係る遊技機11の台番号が全て表示されていなければ(ステップS804:N)、残りの台番号を表示する(ステップS803)。台番号が全て表示されていれば(ステップS804:Y)、一般キーを「OFF」位置にする(ステップS805)。次に、警報機31への警報出力をオフにして(ステップS806)、モジュールを終了する。このように、ステップS806で、1度警報出力をオフにし、メインルーチンに戻った後に、扉体が閉扉していなければ、改めて警報機31への警報出力を行う。
【0051】
このように、制御部30は、警報機31への警報出力を解除する警報解除制御手段30cを備えている。従業者その他の遊技店関係者が簡単に、警報出力の解除操作を行うことができる一方で、遊技店関係者以外の者が、勝手に警報出力の解除操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。
【0052】
次に、図9に基づいて、遊技店の例えば責任者がマスターキーの位置を「設定」にセットした場合のモジュール3を説明する。責任者が操作部20のキー入力部23でマスター暗証番号を入力すると(ステップS901)、入力されたマスター暗証番号が正しくなければ(ステップS902:N)、マスター暗証番号を入力するステップS901に戻り、マスター暗証番号が正しければ(ステップS902:Y)、設定モードの選択に移行し、ケース1が設定されると(ステップS903:ケース1)、設定項目の選択に移行する(ステップS904)。制御部30はこの機能を設定項目選択手段30hとして備えている。
【0053】
設定項目の選択に移行し、ケース1が設定されると(ステップS904:ケース1)、操作部20のキー入力部23で新規に一般暗証番号を変更し(ステップS905)、マスターキーを「OFF」の位置にし(ステップS906)、モジュールを終了する。
【0054】
以上のように、制御部30は、一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段30eを備えており、遊技店関係者の中の責任者などの特定者が簡単に、一般暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に一般暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。一般暗証番号の変更を営業日毎に行うことで、一般暗証番号は当日のみ有効になっている。
【0055】
また、設定項目の選択に移行し、ケース2が設定されると(ステップS904:ケース2)、操作部20のキー入力部23で新規にマスター暗証番号を変更し(ステップS907)、マスターキーを「OFF」の位置にし(ステップS906)、モジュールを終了する。さらに、設定項目の選択に移行し、ケース3が設定されると(ステップS904:ケース3)、操作部20のキー入力部23でクロックが設定され(ステップS908)、マスターキーを「OFF」の位置にし(ステップS906)、モジュールを終了する。
【0056】
以上のように、制御部30は、マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段30fを備えていて、遊技店関係者の中の責任者などの特定者が簡単に、マスター暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手にマスター暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。
【0057】
さらに、設定項目の選択に移行し、ケース4が設定されると(ステップS904:ケース4)、操作部20のキー入力部23で異常スキップが設定され(ステップS909)、マスターキーを「OFF」の位置にし(ステップS906)、モジュールを終了する。このように、制御部30は、監視モード実行手段30bにより監視される対象からその扉体に係る遊技機11を外すようにした異常スキップ設定手段30gを備えている。
【0058】
扉体の不正な開扉が行われた遊技機11を監視対象から外さない状況下では、扉体の開扉を許可する操作を行うことで、遊技機島10の中の遊技機11のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉が許可され、新たに開扉された扉体が1つであっても、前記不正に開扉された扉体と含めて全体としては、開扉された扉体が2つにカウントされることから、常に、扉体の不正な開扉が行われたと判断される。しかしながら、異常スキップ設定手段30gにより、前記不正に開扉された扉体に係る遊技機11を監視対象から外すことで、扉体の開扉が許可され、新たに開扉された扉体が1つであれば、全体としても開扉された扉体が1つにカウントされ、扉体の正当な開扉が行われたと判断されるようになる。
【0059】
一方、設定モードの選択でケース2を設定すると(ステップS903:ケース2)、モジュールAに移行し(ステップS910)、プリントモードのメニューが選択可能となり、マスターキーを「OFF」の位置にし(ステップS906)、モジュールを終了する。
【0060】
次に、図10に基づいて、プリントモードのメニューが選択可能となるモジュールAを説明する。プリントモードのメニューの中のケース1を選択すると(ステップS1001:ケース1)、精査プリントモードとなり、キー入力部23の「D」を操作することで、日付範囲を入力した後に(ステップS1002)、精査プリントが行われる(ステップS1003)。一方、プリントモードのメニューの中のケース2を選択すると(ステップS1001:ケース2)、異常プリントモードとなり、キー入力部23の「D」を操作することで、日付範囲を入力した後に(ステップS1004)、異常プリントが行われる(ステップS1003)。制御部30はこれらの機能をプリント印字設定手段30iおよび日付、時間設定手段30jとして備えている。
【0061】
一方また、プリントモードのメニューの中のケース3を選択すると(ステップS1001:ケース3)、暗証プリントモードとなり、キー入力部23の「D」を操作することで、日付範囲を入力した後に(ステップS1006)、暗証変更履歴プリントが行われる(ステップS1007)。
【0062】
次に、図11に基づいて、例えば責任者がマスターキーの位置を「全開」にセットした場合のモジュール4を説明する。遊技機11が全台開扉中でなければ(ステップS1101:N)、責任者が操作部20のキー入力部23でマスター暗証番号を入力すると(ステップS1102)、入力されたマスター暗証番号が正しくなければ(ステップS1103:N)、マスター暗証番号を入力するステップS1102に戻り、マスター暗証番号が正しければ(ステップS1103:Y)、マスターキーを「OFF」位置にし(ステップS1104)、遊技機11の全台を開扉する(ステップS1105)。一方、遊技機11が全台開扉中であれば(ステップS1101:Y)、マスターキーを「OFF」位置にし(ステップS1106)、遊技機11の全台の開扉を解除する(ステップS1107)。
【0063】
以上のように、制御部30は、全ての遊技機11の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段30dを備えている。遊技店関係者の中の例えば責任者などの特定者が簡単に、全ての遊技機11の扉体の開扉操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に全ての遊技機11の扉体の開扉操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。
【0064】
次に、図12に基づいて、電源投入時に一般キースイッチ21に差し込んだマスターキーの位置が「設定」にセットされている場合のモジュール5を説明する。責任者が操作部20のキー入力部23でマスター暗証番号を入力すると(ステップS1201)、入力されたマスター暗証番号が正しくなければ(ステップS1202:N)、マスター暗証番号を入力するステップS1201に戻り、マスター暗証番号が正しければ(ステップS1202:Y)、番号設定の選択に移行し(ステップS1203)、ケース1を選択すれば(ステップS1203:ケース1)、機械番号の設定を行い(ステップS1204)、ステップS1203に戻る。制御部30は以上の機能を機械番号設定手段30kとして備えている。
【0065】
また、番号設定の選択に移行し、ケース2を選択すれば(ステップS1203:ケース2)、台番号の設定を行う(ステップS1205)。このとき、40台の遊技機11について、重複することなく台番号を設定する。次に、ステップS1203に戻る。制御部30はこの機能を台番号設定手段30lとして備えている。さらに、番号設定の選択に移行し、ケース3を選択すれば(ステップS1203:ケース3)、仮マスター暗証番号の設定を行い(ステップS1206)、ステップS1203に戻る。制御部30はこの機能を仮マスター暗証番号設定手段30mとして備えている。
【0066】
なお、前記実施の形態においては、操作部20に設けた鍵スイッチである一般キースイッチ21やマスターキースイッチ22により、扉体の開扉許可操作、扉体の全開操作、一般暗証番号やマスター暗証番号の変更操作その他の操作を行うものを示したが、従業者が所持する一般カードや責任者が処理するマスターカードにそれぞれ書き込まれた情報(一般暗証番号、マスター暗証番号などの情報)を読み取るためのカードリーダを操作部20を設けるようにしてもよい。
【0067】
また、図7ではステップS701〜S702、図8ではステップS801〜S802、図9ではステップS901〜S902、図11ではステップS1101〜S1102、図12ではステップS1201〜S1202に示すように、一般暗証番号やマスター暗証番号の確認をそれぞれ繰り返し行うようにしたが、一般暗証番号やマスター暗証番号の確認を3回繰り返すと、各モジュールが終了するようにしてもよい。
【0068】
さらに、前記実施の形態では、警報出力に係る遊技機11を特定するための情報を出力する表示部32としてプリンターを示したが、情報が出力されるものであればどのようなものでもよく、例えば、モニターなどであってもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明に係る遊技関連機器の管理装置によれば、扉体の開扉を許可するための操作を行うと、開扉許可設定手段が複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体であればその開扉を許すようにしたので、例えば、遊技関連機器の1つである遊技機を複数並設して成る遊技機島において、従業者が遊技機島端部近傍に居ながらにして、遊技機島の中の遊技機のいずれか1つの扉体に限り、扉体の開扉を許可する操作を簡単に行うことができ、操作時に従業者の負担が減って、操作性を向上することができる。
【0070】
また、扉体の開扉を監視し、その監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段と、監視モード実行手段からの警報出力によって警報を発する警報機とを備えたので、扉体の不正開扉が行われたときに、警報が発せられ、扉体の不正な開扉を行う者に対して、監視されているという意識を与え、扉体の不正開扉を未然に防止することができる。さらに、警報機への警報出力を行うとき、その警報出力に係る遊技関連機器を特定するための情報を表示部に出力するようにしたので、表示部に出力され、特定された遊技関連機器の1または複数について、遊技関連機器の稼働を停止するとともに、現実に不正が行われたか否かを調査することができる。
【0071】
さらに、操作部で一般暗証番号を入力操作することで、警報機への警報出力を解除するようにした警報解除制御手段を備えているので、従業者その他の遊技店関係者が簡単に、警報出力の解除操作を行うことができる一方で、遊技店関係者以外の者が、勝手に警報出力の解除操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。さらに、操作部でマスター暗証番号の入力操作を行うことで全ての遊技関連機器の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段を備えているので、遊技店関係者の中の例えば責任者などの特定者が簡単に、全ての遊技関連機器の扉体の開扉操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に全ての遊技関連機器の扉体の開扉操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。
【0072】
さらに、操作部でマスター暗証番号の入力操作をすることで、一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段を備えているので、遊技店関係者の中の責任者などの特定者が簡単に、一般暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手に一般暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。この一般暗証番号の変更操作は、一般暗証番号が遊技店関係者以外の者に知られた場合に、有効である。
【0073】
さらに、変更前のマスター暗証番号の入力操作および、変更後のマスター暗証番号の入力操作を行うことで、マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段を備えているので、例えば特定者が簡単に、マスター暗証番号の変更操作を行うことができる一方で、特定者以外の者、例えば従業者であっても、勝手にマスター暗証番号の変更操作を行えないようにして、この点からも扉体の不正開扉を防止することができる。マスター暗証番号を定期的に変更することで、扉体の不正開扉をより確実に防止することができる。
【0074】
さらに、操作部で行われるマスター暗証番号の入力操作により、監視モード実行手段により監視される対象からその扉体に係る遊技関連機器を外すようにした異常スキップ設定手段を備えているので、例えば、扉体の不正な開扉が行われた遊技関連機器を簡単に監視対象から外し、扉体の開扉が許可され、新たに開扉された扉体が1つであれば、全体としても開扉された扉体が1つにカウントされ、扉体の正当な開扉が行われたと判断されるようになり、新たな監視態勢を簡単な操作で設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技関連機器の管理装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機島に遊技関連機器の管理装置が取り付けられた状態を示す取付状態図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技関連機器の管理装置の制御部の機能を示した機能ブロック図である。
【図4】同じく遊技関連機器の管理装置の操作部の正面図である。
【図5】同じく遊技関連機器のドアスイッチの説明図である。
【図6】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる操作の全体的な流れを示すフロー図である。
【図7】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる扉体の開扉モードを示すフロー図である。
【図8】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる警報を解除する手順を示すフロー図である。
【図9】同じく遊技関連機器の管理装置で各種設定を行うときの手順を示すフロー図である。
【図10】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる印字の手順を示すフロー図である。
【図11】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる遊技機島の全台を開扉する手順を示すフロー図である。
【図12】同じく遊技関連機器の管理装置で行われる各種番号設定の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
10…遊技機島
11…遊技機
12…ドアスイッチ
13…本体ケース
14…レバー部材
15…センサ
16…巻きばね
20…操作部
20a…管理装置
21…一般キースイッチ
22…マスターキースイッチ
23…キー入力部
24…液晶表示部
30…制御部
30a…開扉許可設定手段
30b…監視モード実行手段
30c…警報解除制御手段
30d…全台開扉制御手段
30e…一般暗証番号変更手段
30f…マスター暗証番号変更手段
30g…異常スキップ設定手段
30h…設定項目選択手段
30i…プリント印字設定手段
30j…日付、時間設定手段
30k…機械番号設定手段
30l…台番号設定手段
30m…仮マスター暗証番号設定手段
31…警報機
32…表示部(プリンター)
41…分岐コネクタ
42…中継コネクター

Claims (10)

  1. 遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器を管理するための遊技関連機器の管理装置において、
    前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段を備えたことを特徴とする遊技関連機器の管理装置。
  2. 遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器を管理するための遊技関連機器の管理装置において、
    前記遊技関連機器を管理するための操作を行う操作部と、該操作部で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段とを備えたことを特徴とする遊技関連機器の管理装置。
  3. 遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器を管理するための遊技関連機器の管理装置において、
    前記遊技関連機器を管理するための操作を行う操作部と、該操作部で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段と、前記扉体の開扉を監視し、該監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段と、該監視モード実行手段からの警報出力によって警報を発する警報機とを備え、
    前記監視モード実行手段は、前記複数の遊技関連機器の中のいずれの扉体であっても該扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、前記扉体の開扉が行われた場合に、あるいは、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、前記警報機への警報出力を行うようにしたことを特徴とする遊技関連機器の管理装置。
  4. 遊技場に複数設置され、開閉可能な扉体を有する遊技関連機器を管理するための遊技関連機器の管理装置において、
    前記遊技関連機器を管理するための操作を行う操作部と、該操作部で一般暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を許可するための操作を行うことで、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許すようにした開扉許可設定手段と、前記扉体の開扉を監視し、該監視した結果に基づいて警報出力を行う監視モード実行手段と、該監視モード実行手段からの警報出力によって警報を発する警報機と、前記遊技関連機器に係る情報を表示するための表示部とを備え、
    前記監視モード実行手段は、前記複数の遊技関連機器の中のいずれの扉体であっても該扉体の開扉を許さない開扉非許可状態の下で、前記扉体の開扉が行われた場合に、あるいは、前記複数の遊技関連機器の中のいずれか1つの扉体に限って該扉体の開扉を許す開扉許可状態の下で、2以上の扉体の開扉が行われた場合に、前記警報機への警報出力を行うとともに、該警報出力に係る遊技関連機器を特定するための情報を前記表示部に出力するようにしたことを特徴とする遊技関連機器の管理装置。
  5. 前記操作部で警報を解除するための操作を行うとともに、一般暗証番号の入力操作を行うことで、前記警報機への前記警報出力を解除するようにした警報解除制御手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の遊技関連機器の管理装置。
  6. 前記操作部で全台を開扉するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行うことで、全ての遊技関連機器の扉体の開扉を制御するための全台開扉制御手段を備えたことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遊技関連機器の管理装置。
  7. 前記操作部で一般暗証番号を変更するための操作を行うとともに、マスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、新規の一般暗証番号の入力操作を行うことで、前記一般暗証番号を変更するようにした一般暗証番号変更手段を備えたことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遊技関連機器の管理装置。
  8. 前記操作部でマスター暗証番号を変更するための操作を行うとともに、変更前のマスター暗証番号の入力操作を行い、かつ、変更後のマスター暗証番号の入力操作を行うことで、前記マスター暗証番号を変更するようにしたマスター暗証番号変更手段を備えたことを特徴とする請求項2、3または4に記載の遊技関連機器の管理装置。
  9. 前記操作部でマスター暗証番号の入力操作を含む前記扉体の開扉を監視する状態を変更する操作を行うことで、前記監視モード実行手段により監視される対象から前記扉体に係る遊技関連機器を外すようにした異常スキップ設定手段を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の遊技関連機器の管理装置。
  10. 前記操作部は、鍵により操作される鍵スイッチ、カードに書き込まれた情報を読み取るためのカードリーダを含むものであることを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7、8または9に記載の遊技関連機器の管理装置。
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