JP2015142724A - 中継装置及び通信中継方法 - Google Patents

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裕之 大槻
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Abstract

【課題】封入式の遊技機に対応したホールコンピュータへの切り替えをスムーズに行える中継装置を提供する。【解決手段】パルス変換機100は、台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた通知をパルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知するようにした。また、台間カード処理機10との通信障害を検知すると、ホールコンピュータ90に通信障害の検知を通知し、ホールコンピュータ90との通信障害を検知すると、台間カード処理機10に通信障害の検知を通知するようにした。また、ホールコンピュータ90が台間カード処理機10からの通知をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合にはパルス変換機100を取り外して台間カード処理機10とホールコンピュータ390をシリアル通信で直接接続するシステム構成に移行する。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に併設された各台装置から、遊技機及び台間装置の有する情報を上位の装置に送信する際に使用する中継装置及び通信中継方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店には、遊技機及び遊技機に併設される台間カード処理機から遊技に係る情報を収集するホールコンピュータと呼ばれる管理装置が設置されている。また、当該ホールコンピュータに収集された遊技に係る情報に基づいて遊技機ごとの稼働状況や売上の管理などを行う技術が知られている。
例えば、特許文献1には、遊技機から所定の打込玉数ごとに通知される打込パルス信号と、所定の賞出玉数ごとに通知される賞出パルス信号と、台間カード処理機から所定の玉数の玉貸処理ごとに通知される玉貸パルス信号とをホールコンピュータが受け付けて、これらを遊技機の識別情報に関連付けて記憶し、遊技客が遊技玉の計数を行う計数機で遊技玉の計数を行ったときに、ホールコンピュータに記憶された遊技機ごとの情報に基づいて、計数した遊技玉が適切であるか否かの判定を行い、適切ではないと判定された場合にはアラート表示を行うという技術が開示されている。
計数した遊技玉が適切であるか否かの判定に関して詳しく説明する。ホールコンピュータは、受け付けたパルス信号の数を遊技機の識別情報ごとにカウントすることによって、遊技機ごとの打込パルス信号の受付数に対応する打込玉数と、賞出パルス信号の受付数に対応する賞出玉数と、貸出パルス信号の受付数に対応する貸玉数とを算出する。さらに、遊技機ごとに「貸玉数−打込玉数+賞出玉数」を計算することによって遊技機ごとの差玉数を算出する。一方、計数機は、遊技玉の計数時に遊技客が使用していた遊技機の識別情報の入力を受け付けて、遊技玉の計数を開始する。計数機は受け付けた遊技機の識別情報に対応する差玉数をホールコンピュータから取得して、計数した遊技玉数と差玉数との差が所定の範囲内であれば計数した遊技玉数は適切であると判定する。
また、最近になって、他店からの持込玉や異なる貸出レート間の持込玉の問題が顕在化してきたため、かかる持込玉が発生しない封入式の遊技機が注目されている。封入式の遊技機では、遊技客が遊技媒体に触れない構造となっており、遊技媒体を発射可能な数(以下、遊技可能数と言う)はデータとして管理されている。
特開2013−102809号公報
しかしながら、封入式の遊技機の導入後の遊技システムにおいては、遊技機及び台間カード処理機からホールコンピュータへの遊技に係る情報の送信内容が変更あるいは増加する可能性がある。また、情報の送信形式が変更となる可能性もある。ところが、封入式の遊技機の導入タイミングで、既存のホール設備を新形式に対応するものに変更することは、既存の遊技機と併存する可能性や、設備投資のコストを考えると現実的ではない。
この点について、詳しく説明する。通常、遊技店では遊技機の交換を店内の全台をまとめて行うとは限らず、封入式の遊技機の導入についても区画ごとに順次行われていくことが考えられる。つまり、封入式の遊技機と封入式でない遊技機が混在した場合にも対応できる必要がある。また、台間カード処理機とホールコンピュータ間のインタフェースについても、共通のインタフェースがあるわけではないので、遊技機が全て封入式になったとしても、製造元の異なる台間カード処理機が複数種類存在した場合などは、台間カード処理機の種類によって異なるインタフェースに対応しなければならない可能性もある。
これらのことから、封入式の遊技機の導入にあたって、封入式の遊技機に対応したホール設備のみで対応できる状態となるまでの間については、いかにして既存のホールコンピュータが収集している情報に係る機能を提供できるようにするかが重要な課題となっている。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためのものであって、新たな形式の情報を出力する遊技機の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる中継装置及び通信中継方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技店に設置された遊技装置と、前記遊技装置を管理する上位装置と通信可能に接続され、前記遊技装置と前記上位装置との通信を中継する中継装置であって、複数種の情報の通信を1の通信線で行う第1の情報通信手段と、複数種の情報の通信を種別ごとの通信線で行う第2の情報通信手段と、前記遊技装置から遊技に係る遊技情報を受信する受信手段と、前記遊技情報に基づいて特定される情報を前記上位装置に送信する送信手段と、前記第1の情報通信手段で通信する情報と前記第2の情報通信手段で通信する情報とを変換する変換手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の情報通信手段は前記遊技装置あるいは前記上位装置の一方との通信を行うものであるとともに、前記第2の情報通信手段は他方と通信を行うものであり、前記第1の情報通信手段による通信状態が異常となった場合に、前記第2の情報通信手段の通信出力を異常を示すものとすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の情報通信手段あるいは前記第2の情報通信手段の一方による通信状態が異常となった場合に、他方の情報通信手段による通信出力を異常を示すものとすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受信手段は、複数の前記遊技装置からの遊技に係る遊技情報を受信し、前記送信手段は、前記受信手段によって受信した遊技情報の送信元の前記遊技装置と、前記受信手段によって受信した遊技に係る遊技情報とに基づいて特定される情報を前記上位装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記上位装置との通信を前記第1の情報通信手段若しくは前記第2の情報通信手段を使用して行うのかを、前記受信手段によって受け付ける遊技情報の種類ごとに設定するインタフェース設定手段と、前記受信手段によって受け付けた遊技情報の種類に対応する前記インタフェース設定手段による設定が、前記上位装置との送信を前記第1の情報通信手段を使用して行うとなっている場合には、前記受信手段によって受け付けた遊技情報を、前記第1の情報通信手段を用いて前記上位装置に送信し、前記受信手段によって受け付けた遊技情報の種類に対応する前記インタフェース設定手段による設定が、前記上位装置との送信を前記第2の情報通信手段を使用して行うとなっている場合には、前記受信手段によって受け付けた遊技情報を、前記第2の情報通信手段を用いて前記上位装置に送信するようにインタフェースの切り替えを行うインタフェース切替手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記送信手段は、前記受信手段により受け付けた前記遊技情報に含まれる情報から所定の情報を抽出して、抽出した情報を前記上位装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記受信手段により前記遊技装置から受け付けた遊技に係る前記遊技情報を、前記遊技装置の種類に依存しない共通の形式の情報に変換する情報変換手段をさらに備え、前記送信手段は、前記情報変換手段によって変換された前記共通の形式の情報に基づく情報を前記上位装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に設置された遊技装置と、前記遊技装置を管理する上位装置とに対して通信可能に接続された中継装置において、前記遊技装置と前記上位装置との通信を中継する通信中継方法であって、前記遊技装置から遊技に係る遊技情報を情報の種別ごとの通信線によって受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信した前記遊技情報を情報の種別を含む形式のデータに変更を行う変更ステップと、前記変更ステップによって変更された形式の前記遊技情報を1の通信線で前記上位装置に送信する送信ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、複数種の情報の通信を1の通信線で行い、複数種の情報の通信を種別ごとの通信線で行い、遊技装置から遊技に係る遊技情報を受信し、遊技情報に基づいて特定される情報を上位装置に送信し、1の通信線で通信する情報と種別ごとの通信線で通信する情報とを変換するよう構成したので、新たな形式の情報を出力する遊技機の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
図1は、封入式の遊技機の導入後におけるホールコンピュータの世代ごとの台間カード処理機との接続構成の概要を説明するための説明図である。 図2は、実施例1に係る遊技機、台間カード処理機及びホールコンピュータを含む遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図5は、図2に示したパルス変換機の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図6は、図2に示したパルス変換機の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図7は、図2に示した台間カード処理機と、その背面に取り付けられたパルス変換機とを含む装置の外観構成を示す斜視図である。 図8は、図7に示したパルス変換機が取り付けられた台間カード処理機の正面、底面及び右側面から見た図である。 図9は、図7に示したパルス変換機が取り付けられた台間カード処理機の背面から見たときの外観構成を示す図である。 図10は、電源ボックスが台間カード処理機の筐体内に収められている場合のパルス変換機が取り付けられた台間カード処理機の背面から見たときの外観構成を示す図である。 図11は、図2に示した台間カード処理機とパルス変換機との間で通信障害が発生した時の処理内容を説明するための説明図である。 図12は、図2に示したホールコンピュータとパルス変換機との間で断線が発生した時の処理内容を説明するための説明図である。 図13は、図2に示したパルス変換機における実施例1に係る台間カード処理機からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、図11及び図12に示したパルス変換機における実施例1に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、台間カード処理機及び遊技機の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図16は、台間カード処理機の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図17は、パルス変換機の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図18は、パルス変換機の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図19は、台間カード処理機の背面の外観構成とパルス変換機の外観構成を示す図である。 図20は、図19に示した台間カード処理機の背面に露出しているケーブル類及びパルス変換機を収納することのできるノイズ防止カバーの構成を説明するための説明図である。 図21は、図19に示した台間カード処理機の背面に図20で示したノイズ防止カバーを取り付けた時の外観構成を示す図である。 図22は、パルス変換機における実施例2に係る台間カード処理機からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。 図23は、パルス変換機における実施例2に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。 図24は、実施例3に係る遊技機、台間カード処理機、パルス変換機及びホールコンピュータの接続構成を示す図である。 図25は、図24に示したパルス変換機の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。 図26は、図24に示したパルス変換機における実施例3に係る台間カード処理機からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。 図27は、図24に示したパルス変換機における実施例3に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。 図28は、実施例4に係る遊技機、台間カード処理機、ホールコンピュータ、管理装置及び台情報管理装置を含む遊技システムのシステム構成を示す図である。 図29は、図28に示した台間カード処理機及び遊技機の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。 図30は、図29に示した台間カード処理機の実施例4に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図31は、遊技機から打込情報、賞出情報及び不正検知情報などの遊技機の稼働情報を受け付けたときの図28に示した台間カード処理機における処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る中継装置及び通信中継方法の好適な実施例を詳細に説明する。
遊技機の種類には開放式と封入式があり、開放式と封入式では遊技媒体を使用可能な状態にするということの内容が異なる。具体的には、開放式の遊技機では、遊技媒体の貸出及び入賞などによって、遊技機から遊技媒体の実物が投出され、投出された遊技媒体を遊技機に投入することによって遊技をすることができる。一方、封入式の遊技機では、発射可能な遊技媒体の数である遊技可能数を遊技玉数として管理を行っており、遊技媒体実物が投出されることはなく遊技媒体実物を投入することもできない。封入式の遊技機では、遊技媒体の貸出及び入賞などによってそれぞれの所定数が遊技機の遊技可能数に加算され、遊技で遊技媒体を消費すると遊技可能数から減算されることとなる。
まず、封入式の遊技機20の導入後におけるホールコンピュータ90、290、390の世代ごとの台間カード処理機10との接続構成の概要を説明する。図1は、封入式の遊技機20の導入後におけるホールコンピュータ90、290、390の世代ごとの台間カード処理機10との接続構成の概要を説明するための説明図である。
図1(a)は、封入式の遊技機20が導入される以前の、現行の開放式の遊技機120と、開放式の遊技機120に併設される台間カード処理機110と、現行のホールコンピュータ290との接続構成を示している。現行の遊技機120は、所定数の遊技玉の打込に対応する打込情報や、入賞による所定数の賞出に対応する賞出情報などを、遊技機120からホールコンピュータ290に接続される信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ290に通知する。また、台間カード処理機110は、玉貸による売上の情報などを、台間カード処理機110からホールコンピュータ290に接続される信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ290に通知する。
図1(c)は、封入式の遊技機20が導入されて、封入式の遊技機20と、封入式の遊技機20に併設される台間カード処理機10と、封入式の遊技機20のインタフェースに対応済みのホールコンピュータ390との接続構成を示している。封入式の遊技機20は、打込情報や賞出情報はシリアル通信によって併設される台間カード処理機10に送信される。また、封入式の遊技機20は、従来の開放式の遊技機120にはなかった不正検知の情報なども、台間カード処理機10にシリアル通信によって送信する。台間カード処理機10は、遊技機20から打込情報、賞出情報及び不正検知の情報などを受け付けた場合には、シリアル通信によってホールコンピュータ390に転送する。また、台間カード処理機10は、自装置で処理を行った売上の情報などについてもシリアル通信によってホールコンピュータ390に通知する。このように封入式の遊技機20に対応したホールコンピュータ390は、従来、遊技機120や台間カード処理機110と接続された信号線でパルス信号を受け付けることによって取得していた情報を、台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けるようになる。
図1(b)は、図1(c)に示した最終形の構成になる以前の過渡期における封入式の遊技機20とそれに併設される台間カード処理機10と、パルス信号による通知のみを受け付けることのできるホールコンピュータ90との接続構成を示している。ホールコンピュータ90は、パルス信号による通知でしか情報を受け取ることができないという点ついては図1(a)に示したホールコンピュータ290と同じであるが、封入式の遊技機20の導入に伴って新たに通知することが可能となった不正検知の情報などを受け付けることが可能となっている。
封入式の遊技機20は、打込情報、賞出情報及び不正検知の情報などの遊技に係る全ての情報をシリアル通信によって併設される台間カード処理機10に送信する。台間カード処理機10は、シリアル通信によって打込情報及び賞出情報などの遊技に係る情報を受け付けると、情報の種類に応じたパルス信号を、情報の種類に応じたホールコンピュータ90に直接接続される信号線に出力することによってホールコンピュータ90に通知する。また、台間カード処理機10は、玉貸による売上の情報などの台間カード処理機10で処理した遊技に係る情報についても、情報の種類に応じたパルス信号を情報の種類に応じたホールコンピュータ90に直接接続される信号線に出力することによってホールコンピュータ90に通知する。
また、台間カード処理機10は、封入式の遊技機20の導入に伴って新たに追加となった不正検知などの情報については、パルス変換機100に対してシリアル通信を利用して通知する。不正検知の情報などを受け付けたパルス変換機100は、受け付けた情報の種類に応じたパルス信号を、受け付けた情報の種類に応じたパルス変換機100からホールコンピュータ90に接続される信号線102eにパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に通知する。
また、パルス変換機100は、パルス変換機100とホールコンピュータ90の間のパルス送信用の信号線102eの断線を検知した場合には、台間カード処理機10にホールコンピュータ90との接続が切れている旨の障害の通知を行う。また、パルス変換機100は、パルス変換機100と台間カード処理機10の間のシリアル通信の障害が検知された場合には、ホールコンピュータ90に台間カード処理機10との通信が障害である旨の通知を行う。これらによってホールコンピュータ90は、図1(a)に示した遊技機120及び台間カード処理機110と直接接続されている場合と同様の通信障害時の制御を行うことが可能となる。
図1(b)の例では、図1(a)に記載した打込情報及び賞出情報などの遊技に係る情報と、玉貸による売上の情報などの台間カード処理機10で処理した遊技に係る情報とを、台間カード処理機10からホールコンピュータ90に直接接続される信号線に出力することによってホールコンピュータ90に通知するものとしたが、これらの情報のうち一部をパルス変換機100にシリアル通信で送信して、パルス変換機100からホールコンピュータ90に接続される信号線にパルスを送信することによって、ホールコンピュータ90に通知するものとしてもよい。
このように、パルス変換機100は、ホールコンピュータ90が台間カード処理機10からの通知についてはパルス通信でしか受け付けることができない場合には、台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた通知をパルス信号に変換してホールコンピュータ90に通知するようにした。また、台間カード処理機10との通信障害を検知すると、ホールコンピュータ90に通信障害の検知を通知し、ホールコンピュータ90との通信障害を検知すると、台間カード処理機10に通信障害の検知を通知するようにした。また、ホールコンピュータ90が台間カード処理機10からの通知についてシリアル通信で受け付けることができるようになった場合には、パルス変換機100を取り外して、台間カード処理機10とホールコンピュータ390をシリアル通信で直接接続するシステム構成に移行することができるので新たな形式の情報を出力する遊技機20の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機20が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
次に、実施例1に係る遊技機20、台間カード処理機10及びホールコンピュータ90を含む遊技システムのシステム構成を説明する。図2は、実施例1に係る遊技機20、台間カード処理機10及びホールコンピュータ90を含む遊技システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線80と接続する。通信回線80には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、景品管理装置70と、精算機60と、ホールコンピュータ90が接続される。また、台間カード処理機10とホールコンピュータ90は、通信回線80とは別の通信線で直接接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の遊技玉制御部26は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技者が遊技に使用できる遊技玉を記憶する遊技玉メモリ26aを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数を遊技玉メモリ26aにおいて記憶している遊技玉数に加算して記憶内容を更新する。また、遊技機20における所定の管理移行操作に基づいて、遊技玉メモリ26aに保持している遊技玉数を一定数ずつ台間カード処理機10に通知して、遊技玉メモリ26aに記憶している遊技玉数のデータを一定数ずつ減算する。さらに、台間カード処理機10から玉貸操作に基づく遊技玉数の通知を受けた場合には、通知された遊技玉数を遊技玉メモリ26aに記憶している遊技玉数に加算して記憶内容を更新する。
また、遊技機20では、所定の条件を満たした場合には、試し打ちを行うことができる。試し打ちとは、遊技媒体を遊技玉として無償で貸し出して、通常と同様に遊技を可能とするもので、所定時間の経過等の終了条件を満たしたならば遊技玉をゼロとすることによって、試し打ちを終了とする。また、試し打ちができる条件の設定が可能で、例えば試し打ちが可能な遊技機20として登録されていて、入金を受け付けている若しくは一般カードを受け付けている若しくは会員カードを受け付けている等の条件が設定されることによって、遊技店にとって不利益となる冷やかし防止も考慮することができる。
また、遊技機20は、所定数の遊技玉が打ち込まれたことを示す打込情報や入賞により所定数の賞出があったことを示す賞出情報などの遊技に係る情報を台間カード処理機10に通知する。従来の開放式の遊技機120では、パルス通信でホールコンピュータ290に直接通知していが、封入式の遊技機20ではシリアル通信によって台間カード処理機10に通知され、台間カード処理機10を経由してホールコンピュータ90に通知される。また、遊技機20は、打込情報及び賞出情報以外に開放式の遊技機120にはなかった不正を検知したことを示す情報なども、同様に台間カード処理機10にシリアル通信によって通知される。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信、並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉数を遊技機20に通知し、遊技玉メモリ26aに加算させる。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10に持玉数の残高がある状態において、再プレイ操作が行われると、遊技機20に所定数ずつ通知され、これによって台間カード処理機10の持玉数が所定数分減算され、遊技機20の遊技玉メモリ26aの遊技玉数に所定数が加算される。さらに、台間カード処理機10は、後述するように遊技機20の現在の遊技玉数を示すデータを把握することができるため、カード挿入時または再プレイ操作時に遊技機20に一定数以上(例えば100玉以上)の持玉数が存在し、なおかつ前回挿入されていたカードとカード識別番号が異なる場合には、所定の表示部にて警告を行うとともに、遊技機20にて後述の管理移行操作が行われて遊技機20に残存する持玉データが0となるまでは、挿入されたカードによる再プレイ操作および貸出操作を禁止する。管理移行操作によって台間カード処理機10に移行された持玉データは、挿入されたカードとは関連付けられずに別管理される。
また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させて一時的に記憶した後、減算させた貯玉数に対応する数の持玉数を遊技機20に通知し、遊技玉メモリ26aに加算させる。
また、台間カード処理機10は、遊技機20での管理移行操作により一定数の遊技玉数を含む管理移行データを受信した場合には、受信した遊技玉数を遊技玉メモリ26aに加算する。そして、カード返却操作を受け付けたならば、遊技玉メモリ26aに記憶している持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
また、台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、カード管理装置40から受信した認証キーとを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
また、台間カード処理機10は、遊技機20と定期的に通信を行っており、遊技機20の遊技機状態(大当り、確率変動、時短遊技、各種異常、ドアオープン、休憩中など)と、現在の遊技玉数を示すデータを取得するようになっている。台間カード処理機10は、これらの情報を元に現在の遊技状況を把握し、遊技状況に応じた制御を行うことができる。また、台間カード処理機10は、遊技機20の遊技機状態と台間カード処理機10自身の状態(待機中、入金中、会員カード挿入中、カードエンプティ、各種異常、不正カード使用など)とを、それぞれの状態の変化時若しくは定期的にカード管理装置40に送付する。カード管理装置40は、遊技機20、台間カード処理機10の状況をほぼリアルタイムで把握し、状況に応じて従業員に報知を行う。何らかの従業員の対応が必要な異常(例えば紙幣詰まり)の発生が検知されたならば、従業員に異常の発生している装置の識別情報と異常の内容を報知する。また、不正が疑われる行為を検知した場合にも、従業員に不正が疑われる行為の検知された装置の識別情報と疑われる不正行為の内容を報知する。
また、台間カード処理機10は、所定の遊技終了時刻の所定時間前になると遊技機表示操作部10bに遊技終了時刻を表示する。また、台間カード処理機10は、該遊技終了時刻になると、それ以降はカード挿入操作、入金操作、玉貸操作及び貯玉再プレイ操作等の遊技操作を制限する。
また、台間カード処理機10は、遊技玉の貸出、持玉再プレイ及び貯玉再プレイなどの処理を行うと、ホールコンピュータ90に対して実施した処理の情報の通知を行う。また、台間カード処理機10は、遊技機20から受け付けた打込情報、賞出情報及び不正検知情報などの情報もホールコンピュータ90に通知する。ただし、ホールコンピュータ90は全ての通知はパルス通信でしか受け付けることができないが、台間カード処理機10はすべての情報の種類数に対応する十分な数の信号線を接続する端子を有してはいないことから、一部の情報についてはシリアル通信でパルス変換機100に通知して、パルス変換機100がパルス信号に変換してホールコンピュータ90に通知を行っている。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのIDと台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉口座の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉口座の残高を持玉加算要求に示された持玉数に更新する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、対応するプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、景品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を景品管理装置70に対して通知する。さらに、精算機60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機60に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データ55aを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員の登録処理は、台間カード処理機10及び遊技機20からの操作で実施することができる。会員の種類には、カード会員と携帯会員がある。カード会員は、会員カードの発行を受けて、該会員カードのカードIDに関連付けて貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等が管理される。携帯会員は、会員カードは発行されず、当該会員の有するICチップ内蔵の携帯電話機の識別情報に関連付けて貯玉数、ポイント、暗証番号等が管理される。また、カード会員の登録方法は台間カード処理機10及び遊技機20からの操作で暗証番号及び氏名等の属性情報の登録を行う通常の登録方式と、台間カード処理機10及び遊技機20では会員登録の予約のみで暗証番号及び氏名等の属性情報の登録は事後にインターネット経由でパソコンやスマートフォンから実施する多段階会員登録方式がある。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉口座の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉口座の残高を所定数減算し、減算後の貯玉口座の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、景品管理装置70から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高を景品管理装置70に通知する。
精算機60は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置70には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
ホールコンピュータ90は、台間カード処理機10及びパルス変換機100から通知される打込情報、賞出情報、売上情報及び不正検知情報などを受け付けて、遊技機20ごとの差玉数、売上金額及び不正操作の検知情報などを管理する装置である。ホールコンピュータ90は、台間カード処理機10及びパルス変換機100から通知される情報はパルス通信によってのみ受け付けることができる。
ホールコンピュータ90が、打込情報、賞出情報、売上情報及び不正検知情報などの一部についてシリアル通信での受け付けが可能となった場合には、シリアル通信が可能となった情報については、台間カード処理機10からシリアル通信でホールコンピュータ90に通知を行う。また、ホールコンピュータ90が、打込情報、賞出情報、売上情報及び不正検知情報などの全ての情報についてシリアル通信での受け付けが可能なホールコンピュータ390となった場合には、台間カード処理機10からパルス変換機100を経由せずに直接ホールコンピュータ390にシリアル通信で通知を行うことが可能となり、これが封入式の遊技機20の導入後の最終のシステム構成となる。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するローカルアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、100円=1度数の場合に5度数)減算してカード管理データ45aを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば125玉)を遊技機20に通知し、遊技玉に加算させる。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するローカルアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉口座のうち、該電文により特定されたレートの持玉口座の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードID及びレートにより特定される持玉口座の残高をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けた場合には、カード管理装置40に対して自装置内で管理する持玉数と持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するローカルアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、自装置内で管理する持玉数と、持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉口座のうち、該電文により特定されたレートの持玉口座の残高を受信した持玉数に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するローカルアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するローカルアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉口座の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数を遊技機20に通知し、遊技玉に加算させる。また、更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定し、貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けた場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。なお、本実施例では同一の遊技機20での同一会員の2回目以降の貯玉再プレイ操作では暗証番号の確認は不要としたが、暗証番号の入力を貯玉再プレイ操作の都度行うよう設定等で変更できてもよい。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データ45aの持玉口座の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉口座が存在する場合には、該持玉口座の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉口座の残高に通知された持玉口座残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉口座の残高をゼロにクリアする。
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の実施例1に係る内部構成を説明する。図3は、台間カード処理機10及び遊技機20の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、通信部15と、パルス出力部18と、シリアル通信部19と、遊技機管理基板10aと、遊技機表示操作部10bと、記憶部16と、制御部17とを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。また、遊技機表示操作部10bも会員登録処理などの各種操作の受け付けを行なう大型のタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。遊技機表示操作部10bは遊技機20の遊技盤面の下部に配置される。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、通信回線80を介してカード管理装置40との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
パルス出力部18は、台間カード処理機10から直接ホールコンピュータ90に接続される信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に情報を通知するインタフェース部である。また、シリアル通信部19は、台間カード処理機10とシリアル通信を行うためのインタフェース部であり、台間カード処理機10からホールコンピュータ90に直接接続される信号線を利用したパルス通信では通知することのできない情報をパルス変換機100に通知するために使用される。また、図1(d)で示したシリアル通信で遊技に係る全ての情報を受け取ることができるホールコンピュータ390が導入された場合には、パルス変換機100は不要となり、シリアル通信部19は、ホールコンピュータ390とのデータ通信のインタフェース部となる。
遊技機管理基板10aは、台間カード処理機10に内蔵された基板である。遊技機管理基板10aは、制御部17と暗号通信により相互認証を行う。また、遊技機管理基板10aは、遊技機20の認証と起動管理とを行なう。具体的には、カード管理装置40から受信した認証キーを使用して遊技機20の認証を実施する。遊技機管理基板10aと制御部17の間の相互認証及び遊技機20の認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信し、認証成功の結果をカード管理装置40に送信する。また、遊技機管理基板10aは、台間カード処理機10と遊技機20との通信を行なう。具体的には、遊技機20からの遊技機IDの取得、台間カード処理機10から遊技機20への持玉の移行、遊技機20から台間カード処理機10への遊技玉の返却、遊技機20における遊技玉数や打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
この暗号通信についてさらに説明する。遊技機管理基板10aは、セキュリティチップを有している。セキュリティチップは、自己の識別ID及び所定の暗号化・復号化プログラムを有するものであり、後述する遊技機20のセキュリティチップとの間で通信を行うためのものである。
セキュリティチップは、遊技機管理基板10aから入出力するデータが予め定められたセキュリティ性を要するデータ種別に該当するかどうかを判別し、該当しない場合はそのままデータの入出力を行う。一方、セキュリティ性を要するデータ種別に該当する場合は、データの入出力に際し、自己の識別IDと相手方の識別IDを用いて、遊技機20のセキュリティチップとの間で相互認証処理を行う。このセキュリティチップの相互認証は、割り込み単位で行われる。相互認証OKであれば、出力の場合は暗号化プログラムにより暗号化したデータを出力し、入力の場合は、相手方からのデータの入力待ちとなって、受信したデータの復号化を行う。遊技機20のセキュリティチップとの間では、予め暗号化・復号化方式が取り決められており、相互に相手方が暗号化したデータを復号化することが可能となっている。
ここで、セキュリティ性を要しないデータとは、返却ボタン等の入力信号等、不正に入力されても実質的に損害のないものが含まれる。セキュリティ性を要するデータとは、持玉数データ、遊技機20における不正検出信号など、遊技者・遊技店の利益に直接かかわるものが含まれる。また、セキュリティ性を要するデータ種別かどうかの判断は、制御部17で行ってもよい。また、相互認証にてNGとなった場合には、相互認証NGを検知した機器(遊技機20あるいは台間カード処理機10)は上位装置および自機の表示部に異常を出力した上で、エラーダウンする。
遊技機管理基板10aは、遊技機20の状態(通常、確率変動、時短、大当りなどの遊技状態、入賞口への玉の入賞、遊技玉数など)を一定時間(例えば200msec)ごとの遊技機20との通信により取得して、制御部17に通知する。また、遊技機管理基板10aは、通信通番を用いて遊技機20との通信制御をおこなっており、通番が最後に受信した通番と不整合となった場合には、情報を再要求することにより整合性を保持する手段を備える。また、制御部17は、遊技機管理基板10aを介して遊技機20の状態の一部または全部を取得することによって、例えば、貸出処理を行ったときに、遊技玉の個数が正常に加算されたか否かの確認を行う。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、カードID16a、有価価値データ16b及び稼働データ送信パラメータ16cを有する。
カードID16aは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。また、カードが挿入されていない状態で入金が行なわれたならば、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。なお、本実施例ではカードが挿入されていない状態の入金操作で、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新されるとしたが、これに限定するものではない。最後にカードが排出された時に、図示しないカード収納部の一番上にあるカードをリーダライタ14に搬送して、カードIDを読み取って記憶しておくことによって、遊技客によるカード挿入がされていない状態で入金された場合には、記憶しているカードIDでカードID16aを更新するものとしてもよい。
有価価値データ16bは、持玉を加算するために使用可能な有価価値を示すデータである。この有価価値には、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高、持玉口座の残高、貯玉再プレイ用の暗証番号並びに貯玉口座の残高を含む。
稼働データ送信パラメータ16cは、台間カード処理機10からホールコンピュータ90に通知する打込情報、賞出情報、売上情報及び不正検知情報などの情報ごとにどのように送信するのかを規定したデータである。具体的には図4で詳しく説明する。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部17a、レート設定処理部17b及び稼働データ送信部17cを有する。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID16a及び台間カード処理機10の識別情報を含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値により有価価値データ16bを更新する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID16a及び台間カード処理機10の識別情報を含む入金通知をカード管理装置40に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID16a及び台間カード処理機10の識別情報を含む玉貸要求をカード管理装置40に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、所定数の持玉の加算を行なうよう遊技機20に通知する。
また、データ管理部17aは、有価価値データ16bに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13又は遊技機表示操作部10bに貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID16a及び台間カード処理機10の識別情報を含む貯玉再プレイ要求をカード管理装置40に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、有価価値データ16bの貯玉口座の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数を遊技機20に通知する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、有価価値データ16bに示された暗証番号と一致することを貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合にカードID16a、台間カード処理機10の識別情報並びに有価価値データ16bの持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信して、有価価値データ16bをクリアした後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
レート設定処理部17bは、表示操作部13又は遊技機表示操作部10bに対し、現在の遊技種に対応するレートを表示するとともに、遊技客によるレートの選択を受け付ける設定がされている場合は、表示操作部13又は遊技機表示操作部10bに対して選択可能なレートを表示する。遊技客が所望のレートを選択すると、当該遊技機の遊技種を指定された遊技種とする。一方、遊技客によるレートの選択を受け付ける設定がされていない場合は、遊技中には選択可能なレートは表示されない。この場合、従業員によるリモコン操作等を受け付け、認証を行ったことを条件として、選択可能なレートが表示される。従業員がレートを選択すると、当該遊技機の遊技種を指定された遊技種とする。
稼働データ送信部17cは、遊技機20から受け付けた打込情報、賞出情報及び不正検知情報や、台間カード処理機10で行った処理に対応する売上情報などの遊技に係る情報を、稼働データ送信パラメータ16cで規定される内容に従って、パルス出力部18若しくはシリアル通信部19を使用して、ホールコンピュータ90若しくはパルス変換機100に送信する。稼働データ送信部17cは、稼働データ送信パラメータ16cにパルスによって送信すると設定されている場合には、開放式の遊技機120に併設されている台間カード処理機110と同じ送信タイミングとなるように情報を送信する。
遊技機20は、通信部23、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を有する。通信部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。通信部23は、セキュリティチップを有している。セキュリティチップは、自己の識別ID及び所定の暗号化・復号化プログラムを有するものであり、台間カード処理機10のセキュリティチップとの間で通信を行うためのものである。
セキュリティチップは、通信部23から入出力するデータが予め定められたセキュリティ性を要するデータ種別に該当するかどうかを判別し、該当しない場合はそのままデータの入出力を行う。一方、セキュリティ性を要するデータ種別に該当する場合は、データの入出力に際し、自己の識別IDと相手方の識別IDを用いて、台間カード処理機10のセキュリティチップとの間で相互認証処理を行う。ここで相互認証OKであれば、出力の場合は暗号化プログラムにより暗号化したデータを出力し、入力の場合は、相手方からのデータの入力待ちとなって、受信したデータの復号化を行う。台間カード処理機10のセキュリティチップとの間では、予め暗号化・復号化方式が取り決められており、相互に相手方が暗号化したデータを復号化することが可能となっている。
ここで、セキュリティ性を要しないデータとは、返却ボタン等の入力信号等、不正に入力されても実質的に損害のないものが含まれる。セキュリティ性を要するデータとは、持玉数、遊技機20における不正検出信号など、遊技者・遊技店の利益に直接かかわるものが含まれる。また、セキュリティ性を要するデータ種別かどうかの判断は、遊技制御部25で行ってもよい。
さらに、遊技機20は、営業を開始する時に電源をONされると制御を開始するが、電源のON状態では通常の遊技制御(遊技可能)状態にはならず、待機制御状態にある。待機制御状態において、台間カード処理機10との間の相互認証が通信部23においてOKとなり、なおかつ通信部23を通して台間カード処理機10から遊技制御開始信号を受信した場合に遊技可能になる。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0〜65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技者に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技者に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいてもよい。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技者が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、景品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体獲得数を封入式遊技機にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
遊技玉制御部26は、遊技玉数を制御する制御部である。具体的には、遊技玉数を遊技玉メモリ26aに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技玉数を1減算する。また、台間カード処理機10より持玉再プレイや貯玉再プレイ及び玉貸によって遊技玉数を通知された場合には、通知された遊技玉数を遊技玉メモリ26aが記憶する遊技玉数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技玉数を受信した旨を示す確認信号を送信する。そして、所定の操作部にて管理移行操作を受け付けた場合には、遊技玉メモリ26aが記憶する遊技玉数から一定数ずつの遊技玉データを読み出して台間カード処理機10に送信して当該数の遊技玉データの管理を台間カード処理機10に移行し、遊技玉メモリ26aから当該数の遊技玉を減算処理する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
次に、図2に示した台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明する。図4は、台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
稼働データ送信パラメータ16cは、ホールコンピュータ90に送信する情報の種類ごとに、通信区分、ポート番号及びパルス変換機情報をレコードの項目とするデータである。通信区分には「パルス」と「シリアル」があり、「パルス」が設定されている場合には、パルス出力部18を使用して直接ホールコンピュータ90にパルス通信によって情報を通知することを示す。また、通信区分に「シリアル」が設定されている場合には、シリアル通信部19を使用して、パルス変換機100を経由するなどしてホールコンピュータ90に情報を通知することを示す。通信区分が「パルス」の場合には、パルス信号の出力を行うポート番号を規定する。また、通信区分が「シリアル」の場合には、ポート番号の規定はないがパルス変換機情報が設定される。パルス変換機情報には、パルス変換機100からホールコンピュータ90へのパルス信号の出力を行うポート番号を有する。パルス変換機100は、シリアル通信で受け付けた情報をパルス通信に変換して、情報の種類ごとに設定されたポート番号の信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に情報を通知することを示している。
図4の稼働データ送信パラメータ16cの例は、情報種類が「打込情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「1」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「賞出情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「2」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「大当情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「3」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報1」の情報は、「シリアル」通信によってパルス変換機100に送信されて、パルス変換機100からポート番号「21」の信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報2」の情報は、「シリアル」通信によってパルス変換機100に送信されて、パルス変換機100からポート番号「22」の信号線にパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「玉貸情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「11」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「計数情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「12」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「持玉再プレイ情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「13」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。
稼働データ送信部17cは、稼働データ送信パラメータ16cに規定された内容に従って情報をホールコンピュータ90またはパルス変換機100に通知する。また、稼働データ送信部17cは、パルス変換機100に係る情報が更新された場合には、パルス変換機100に関連する情報を配信する。
次に、図2に示したパルス変換機100の実施例1に係る内部構成を説明する。図5は、パルス変換機100の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。図5に示したように、パルス変換機100は、各台装置通信部101と、パルス出力部102と記憶部104と、制御部105とを有する。
各台装置通信部101は、台間カード処理機10とのシリアル通信を行うためのインタフェース部である。パルス出力部102は、ホールコンピュータ90へ接続される信号線102eへのパルス信号の出力を行うためのインタフェース部である。また、パルス出力部102は、パルス出力回路102a、断線抵抗切替回路102b及び接続検知回路102cを有する。パルス出力回路102aは、ホールコンピュータ90に接続される信号線102eにパルス信号を出力する回路である。断線抵抗切替回路102bは、信号線102eの断線抵抗の有無を切り替える回路であり、断線抵抗を無しに切り替えることによって信号線102eを断線状態にすることができる。接続検知回路102cは、断線抵抗の有無を判定することによって信号線102eの接続状況の検知を行うことのできる回路である。
記憶部104は、不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部104は、稼働データ送信パラメータ104aを有する。稼働データ送信パラメータ104aは、台間カード処理機10の稼働データ送信部17cから配信されたデータであって、通知される情報の種類ごとにホールコンピュータ90にどのように送信するのかを規定したデータである。具体的には図6で詳しく説明する。
制御部105は、パルス変換機100の全体を制御する制御部であり、データ中継処理部105a、上位通信状態監視部105b及び下位通信状態監視部105cを有する。
データ中継処理部105aは、台間カード処理機10から受け付けた情報を、稼働データ送信パラメータ104aに規定された内容に従ってホールコンピュータ90に通知する。稼働データ送信パラメータ104aに設定される内容に従って、パルス出力部102を使用してホールコンピュータ90に接続される信号線102eにパルス信号を出力する。
上位通信状態監視部105bは、稼働データ送信パラメータ104aで使用することになっているホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線の状態を監視し、信号線の断線などの障害を検知した場合には、台間カード処理機10に通信障害が発生の旨の通知を行う。
下位通信状態監視部105cは、台間カード処理機10とのシリアル通信の状態を監視し、障害を検知した場合には、稼働データ送信パラメータ104aで使用することになっているホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線に対して断線抵抗切替回路102bを使用して断線状態にする。
次に、図2に示したパルス変換機100の実施例1に係るデータ構成について説明する。図6は、パルス変換機100の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
稼働データ送信パラメータ104aは、パルス変換機100を経由してホールコンピュータ90に送信する情報の種類に関連付けられた、ポート番号をレコードの項目とするデータである。
図6の稼働データ送信パラメータ104aの例は、情報種類が「不正検知情報1」の情報は、ポート番号「21」の信号線102eを使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報2」の情報は、ポート番号「22」の信号線102eを使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。
次に、図2に示した台間カード処理機10と、その背面に取り付けられたパルス変換機100とを含む装置の外観構成について図7を用いて説明する。
図7に示すように、台間カード処理機10の前面には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12aと、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13と、カードを受け付けるカード挿入口14aと、携帯端末等をかざすためのかざし部14bとを有する。
また、図7に示すように、台間カード処理機10の背面から遊技機20の背面に延びるようにして、パルス変換機100及び電源ボックス10gが配置されている。具体的には、台間カード処理機10の本体が収容される枠体の背面側の遊技機側側面に対し、断面L字状の取付部材10hを螺子止めにて取り付け、この取付部材10hに対して電源ボックス10gとパルス変換機100を螺子止めすることで配置している。取付部材10hの枠体への螺子止め部10i、10jには、台間カード処理機10の枠体への収容方向と並行に、螺子を差し込み可能な長孔が形成されている。この長孔は、孔の幅が螺子の軸部分が通過し、螺子の頭部分が通過しないように構成されており、台間カード処理機10と取付部材10hとの位置関係を台間カード処理機10の枠体への収容方向に変更して固定することができるようになっている。このような構成は、取付部材10hの前方に位置する遊技機20の背面部の構造が異なったとしても、取付部材10hの位置調整を行うことによって、取付部材と遊技機20の背面部との干渉を防止する位置調整手段として作用するものである。
また、取付部材10hに対する電源ボックス10gとパルス変換機100との螺子止め部は、取付部材10hの上端部に位置する第1の螺子止め部10k、10mと、下部に位置する第2の螺子止め部10n、10pを有する。第1の螺子止め部10k、10mには、取付部材10hの上端に向かって、少なくとも螺子の軸部分が通過可能な切れ込みが形成されている。第2の螺子止め部10n、10pには、固定位置の螺子の軸部分が通過可能な螺子孔に連通して、上方に螺子頭が通過可能な大きさの孔が穿設されている。このことにより、電源ボックス10gとパルス変換機100は、取付部材10hへの螺子止めを緩め、上方に向かってスライドさせ、さらに背面側に引き抜くことにより、それぞれ単独で取付部材から離脱させることができるようになっている。これらのことにより、一方を取付部材10hに取り付けない状態で運用する形態に変更する場合や、メンテナンスのときなどの取外しが容易になっている。図7に示す構成の例は、台間カード処理機10に図示しない遊技機表示操作部10bなどが接続されることによって、電源ボックス10gが位置していた筐体内の位置に、遊技機表示操作部10bの制御部(図示せず)が収容される場合に、台間カード処理機10内に電源ボックス10gが収まらない場合の例を示している。このように配置されたパルス変換機100及び電源ボックス10gは、遊技機20を手前に引き出すことによって容易にアクセスすることができる。
次に、図7に示したパルス変換機100が取り付けられた台間カード処理機10の正面、底面及び右側面から見た外観構成について図8を用いて説明する。
図8(a)は、台間カード処理機10を正面から見たときの正面図である。図8(a)に示すように、パルス変換機100及び電源ボックス10gは、台間カード処理機10の正面側から見ると、台間カード処理機10より右側に配置されることになるので、台間カード処理機10の右側に配置される遊技機20を引き出すことによって容易にアクセス可能である。
また、図8(b)の台間カード処理機10の右の側面からの側面図、図8(c)の台間カード処理機10の底面からの平面図に示すように、パルス変換機100及び電源ボックス10gは、台間カード処理機10の筐体の最背部から、正面から見て右側に延びるようにして配置されている。台間カード処理機10の奥行は通常の遊技機20より大きいことから、パルス変換機100及び電源ボックス10gは、遊技機20の筐体の位置を避けることができる。
次に、図7に示したパルス変換機100が取り付けられた台間カード処理機10の背面から見たときの外観構成について図9を用いて説明する。
パルス出力18bは、台間カード処理機10からホールコンピュータ90へ直接接続されるパルス通信用の信号線102eが接続される端子である。シリアル・パルス出力部18aは台間カード処理機10からのシリアル通信、あるいはパルス通信のケーブルが接続される端子である。シリアル・パルス出力部18aは、台間カード処理機10あるいは上位装置での操作に基づいて、シリアル信号を出力する第1の動作と、パルス信号を出力する第2の動作を切り替えることができるようになっている。台間カード処理機10には、パルス信号で出力する遊技情報の数が一定数以下の場合には、シリアル・パルス出力部18aからパルス信号で遊技情報を出力する動作が設定され、一定数を超える場合には、パルス変換機100に向けて遊技情報をシリアル信号で出力する動作が設定される。このことにより、遊技情報のパルスを増設する場合にも容易に対応できるようになっている。LCD通信用ケーブル10eは遊技機表示操作部10bと制御部17を接続するケーブルである。また、それ以外に電源ハーネス10cやUSB充電ケーブル10d、台間カード処理機10からシリアル信号で遊技情報を出力するためのシリアル出力部19aが筐体から露出した状態となっている。
パルス変換機100は、シリアル・パルス出力部18aから出ているシリアル通信ケーブル10fがシリアル入力101aに入ることによって台間カード処理機10と接続されている。パルス変換機100は、パルス出力102d及び断線抵抗切替スイッチ102fを有している。パルス変換機100は、パルス出力102dに接続した信号線102eをホールコンピュータ90に接続することによって、パルス変換機100からホールコンピュータ90にパルス通信を行うことが可能となる。また、断線抵抗切替スイッチ102fはディップスイッチであって、信号線102eに掛ける抵抗の調整を行うためのスイッチである。
また、台間カード処理機10から出ている電源ハーネス10cは、パルス変換機100の左側に配置される電源ボックス10gと接続されている。電源ボックス10gは、電源ケーブルを有しており、電源ケーブルを介して電源供給を受けると、電源ハーネス10cを介して台間カード処理機10に電源を供給する。
次に、電源ボックス10gが台間カード処理機10の筐体内に収められている場合のパルス変換機100が取り付けられた台間カード処理機10の背面から見たときの外観構成について図10を用いて説明する。
図10に示す構成例は、電源ボックス10gが台間カード処理機10の筐体内におさまっていることから、台間カード処理機10の背面から横に延びる位置に配置されるのはパルス変換機100のみである。図10に示すように、パルス変換機100の配置用の部材には、電源ボックス10gが筐体内に収まらない場合に電源ボックス10gを配置するための螺子止め用の穴が準備されている。図10の構成は、電源ボックス10gが台間カード処理機10の筐体内に収まったこと以外については図9と同じなので、同じ部分についての説明は省略する。
次に、図2に示した台間カード処理機10とパルス変換機100との間で通信障害が発生した時の処理内容を説明する。図11は、台間カード処理機10とパルス変換機100との間で通信障害が発生した時の処理内容を説明するための説明図である。
台間カード処理機10とパルス変換機100の間の通信障害が発生(a)した場合には、パルス変換機100の下位通信状態監視部105cは、台間カード処理機10との間のシリアル通信が障害であることを検知(b)して、断線抵抗切替回路102bを利用して断線抵抗をなしの状態に切り替える(c)。これによってホールコンピュータ90は、台間カード処理機10との接続が切断された状態であることを検知する(d)。
次に、図2に示したホールコンピュータ90とパルス変換機100との間で断線が発生した時の処理内容を説明する。図12は、ホールコンピュータ90とパルス変換機100との間で断線が発生した時の処理内容を説明するための説明図である。
パルス変換機100とホールコンピュータ90との線の状態が断線であることを、接続検知回路102cによって検知(a)したならば、パルス変換機100の上位通信状態監視部105bは、ホールコンピュータ90との間のパルス通信用の信号線102eが断線であることを検知(b)して、台間カード処理機10とのシリアル通信を通して台間カード処理機10にホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eが異常であることを通知する(c)。これによって、台間カード処理機10は、ホールコンピュータ90との接続が切断された状態であることを検知する(d)。上位通信状態監視部105bからの台間カード処理機10へのホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eが異常であることの通知は、シリアル通信を切断することをもって情報を通知するものとしても、ホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eが異常であることを示すデータを送信するものとしてもよい。
次に、図2に示したパルス変換機100における実施例1に係る台間カード処理機10からの遊技に係る情報の受信時の処理の処理手順を説明する。図13は、パルス変換機100における実施例1に係る台間カード処理機10からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。
台間カード処理機10から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受け付けたならば(ステップS101;Yes)、データ中継処理部105aは、受け付けたデータの内容から受け付けた情報の種類を識別する(ステップS102)。
データ中継処理部105aは、ステップS102で識別した情報種類と稼働データ送信パラメータ104aとから、パルス信号を出力するポート番号を決定して(ステップS103)、決定したポートに対して情報種類に応じたパルス信号の出力を行って(ステップS104)、処理を終了する。
台間カード処理機10から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受信していない場合(ステップS101;No)には、処理を終了する。また、フローチャートに明示しないが、台間カード処理機10から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受け付けていても、稼働データ送信パラメータ104aに対応する情報種類のデータが存在しない場合には、ステップS104のパルス出力処理は行わず、受け付けた情報は読み捨てることとなる。
次に、図11及び図12に示したパルス変換機100における実施例1に係る通信障害検知時の処理手順を説明する。図14は、パルス変換機100における実施例1に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。
上位通信状態監視部105bは、ホールコンピュータ90との間のパルス通信用の信号線102eとシリアル通信の状態の監視を開始し、下位通信状態監視部105cは台間カード処理機10とのシリアル通信の状態の監視を開始する(ステップS201)。上位通信状態監視部105bは、稼働データ送信パラメータ104aを参照して使用しているパルス通信用の信号線102eを監視する。
上位通信状態監視部105bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eの断線を検知したならば(ステップS202;Yes)、上位通信状態監視部105bは、台間カード処理機10に対してホールコンピュータ90との間の通信障害が発生している旨の通知を行う(ステップS203)。上位通信状態監視部105bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eの断線を検知していない場合(ステップS202;No)には、ステップS204に移行する。
下位通信状態監視部105cが台間カード処理機10とのシリアル通信の通信障害を検知した場合(ステップS204;Yes)には、下位通信状態監視部105cは、断線抵抗切替回路102bを使用して稼働データ送信パラメータ104aに設定のある全てのパルス通信用の信号線102eの断線抵抗を無しに切り替えることによって当該信号線102eの断線をホールコンピュータ90に通知して(ステップS205)、処理を終了する。
また、下位通信状態監視部105cが台間カード処理機10とのシリアル通信の通信障害を検知していない場合(ステップS204;No)には、ステップS205の処理をスキップして処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1では、パルス変換機100は、台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた通知をパルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知するようにした。また、台間カード処理機10との通信障害を検知すると、ホールコンピュータ90に通信障害の検知を通知し、ホールコンピュータ90との通信障害を検知すると、台間カード処理機10に通信障害の検知を通知するようにした。また、ホールコンピュータ90が台間カード処理機10からの全ての通知をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合にはパルス変換機100を取り外して台間カード処理機10とホールコンピュータ390をシリアル通信で直接接続するシステム構成に移行することができるよう構成したので、新たな形式の情報を出力する遊技機20の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機20が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
実施例1では、パルス変換機100は、台間カード処理機10からシリアル通信により情報を取得して、パルス通信によって取得した情報をホールコンピュータ90に送信するという説明を行った。また、ホールコンピュータ90が一部の情報をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合には、シリアル通信部19を用いることによって台間カード処理機10から直接ホールコンピュータ90に情報送信することにしていた。ところが、パルス通信とシリアル通信が混在する場合の実現方式はこれに限定されるものではない。実施例2では、パルス変換機100にパルス出力以外にシリアル出力を設けることによって、ホールコンピュータ90が一部の情報をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合に、シリアル出力を備えたパルス変換機300を介して、シリアル対応された情報を送信する実施例を説明する。
次に、台間カード処理機310及び遊技機20の実施例2に係る内部構成を説明する。図15は、台間カード処理機310及び遊技機20の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。図15では、図3に示した実施例1の台間カード処理機10と同じ構成要素については同じ符号を付与し、台間カード処理機10と同じ構成要素についての説明は省略して、台間カード処理機10と異なる構成要素について主に説明する。
図15に示すように、台間カード処理機310の構成要素の中で実施例1の台間カード処理機10の構成要素と異なるのは、記憶部16の稼働データ送信パラメータ316cだけである。稼働データ送信パラメータ316cのデータ構成は、実施例1の稼働データ送信パラメータ16cと比較すると、パルス変換機300の処理に関するパラメータが追加となっている。台間カード処理機310の制御部17は、稼働データ送信パラメータ316cを使用するものの、稼働データ送信パラメータ316cで追加になっている情報は台間カード処理機310の処理に関係する内容ではないので、実施例1の制御部17に代わりはない。稼働データ送信パラメータ316cの詳細な形式は図16で説明する。
次に、台間カード処理機310の実施例2に係るデータ構成について説明する。図16は、台間カード処理機310の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。
稼働データ送信パラメータ316cは、ホールコンピュータ90に送信する情報の種類ごとに、通信区分、ポート番号及びパルス変換機情報をレコードの項目とするデータである。通信区分には「パルス」と「シリアル」があり、「パルス」が設定されている場合には、パルス出力部18を使用して直接ホールコンピュータ90にパルス通信によって情報を通知することを示す。また、通信区分に「シリアル」が設定されている場合には、シリアル通信部19を使用して、パルス変換機100を経由するなどしてホールコンピュータ90に情報を通知することを示す。通信区分が「パルス」の場合には、パルス信号の出力を行うポート番号を規定する。また、通信区分が「シリアル」の場合には、ポート番号の規定はないがパルス変換機情報が設定される。パルス変換機情報には、パルス変換機100とホールコンピュータ90との間の通信区分とポート番号を有する。パルス変換機情報の通信区分にも「パルス」と「シリアル」があり、「パルス」が設定されている場合には、パルス変換機100においてシリアル通信で受け付けた情報をパルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知することを示している。また、パルス変換機情報の通信区分に「シリアル」が設定されている場合には、パルス変換機100においてシリアル通信で受け付けた情報をシリアル通信でホールコンピュータ90に通知することを示している。
図16の稼働データ送信パラメータ316cの例は、情報種類が「打込情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「1」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「賞出情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「2」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「大当情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「3」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報1」の情報は、「シリアル」通信によってパルス変換機100に送信されて、パルス変換機100から「パルス」通信によってポート番号「21」の信号線を使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報2」の情報は、「シリアル」通信によってパルス変換機100に送信されて、パルス変換機100から「パルス」通信によってポート番号「22」の信号線を使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「玉貸情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「11」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「計数情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「12」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「持玉再プレイ情報」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「13」の信号線を使用して直接ホールコンピュータ90に通知することを示している。
稼働データ送信部17cは、稼働データ送信パラメータ316cに規定された内容に従って情報をホールコンピュータ90またはパルス変換機100に通知する。また、稼働データ送信部17cは、パルス変換機100に係る情報が更新された場合には、パルス変換機100に関連する情報を配信する。
次に、パルス変換機300の実施例2に係る内部構成を説明する。図17は、パルス変換機300の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。図17では、図5に示した実施例1のパルス変換機100と同じ構成要素については同じ符号を付与し、パルス変換機100と同じ構成要素についての説明は省略して、パルス変換機100と異なる構成要素について主に説明する。パルス変換機300は、パルス変換機100と比較すると、ホールコン通信部303が追加となっている。また記憶部104の稼働データ送信パラメータ304aも実施例1の稼働データ送信パラメータ104aと差異がある。制御部105については、データ中継処理部305a、上位通信状態監視部305b及び下位通信状態監視部305cが、それぞれ実施例1のデータ中継処理部105a、上位通信状態監視部105b及び下位通信状態監視部105cと差異がある。
稼働データ送信パラメータ304aは、台間カード処理機310の稼働データ送信パラメータ316cのパルス変換機300に係る部分が反映された構造となっている。具体的には図18で詳しく説明するが、ホールコンピュータ90に対してシリアル通信で送るケースを考慮したデータ構造となっている。
制御部105のデータ中継処理部305aは、ホールコンピュータ90に対してシリアル通信でデータ転送する機能が追加となっている。また、上位通信状態監視部305b及び下位通信状態監視部305cは、ホールコンピュータ90との接続はパルス通信による接続だけではなくシリアル通信による接続を有している場合があることから、ホールコンピュータ90とのシリアル通信接続を監視したり、台間カード処理機310とのシリアル通信の障害を検知した場合には、ホールコンピュータ90とのシリア通信接続に対して障害を通知する機能が追加となっている。
次に、パルス変換機300の実施例2に係るデータ構成について説明する。図18は、パルス変換機300の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。
稼働データ送信パラメータ304aは、パルス変換機300を経由してホールコンピュータ90に送信する情報の種類ごとに、通信区分及びポート番号をレコードの項目とするデータである。通信区分には「パルス」と「シリアル」があり、「パルス」が設定されている場合には、ホールコンピュータ90にパルス通信によって情報を通知することを示す。また、通信区分に「シリアル」が設定されている場合には、シリアル通信によってホールコンピュータ90に情報を通知することを示す。通信区分が「パルス」の場合には、パルス信号の出力を行うポート番号を規定する。
図18の稼働データ送信パラメータ304aの例は、情報種類が「不正検知情報1」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「21」の信号線102eを使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。また、情報種類が「不正検知情報2」の情報は、「パルス」通信によってポート番号「22」の信号線102eを使用してホールコンピュータ90に通知することを示している。
次に、台間カード処理機310の背面の外観構成とパルス変換機300の外観構成を説明する。図19は、台間カード処理機310の背面の外観構成とパルス変換機300の外観構成を示す図である。
シリアル・パルス出力部18a及びパルス出力18bは、台間カード処理機310からホールコンピュータ90へ直接接続されるパルス通信用の信号線102eが接続される端子である。シリアル出力部19aは台間カード処理機310からのシリアル通信のケーブルが接続される端子である。LCD通信用ケーブル10eは遊技機表示操作部10bと制御部17を接続するケーブルである。また、それ以外に電源ハーネス10cやUSB充電ケーブル10dが筐体から露出した状態となっている。
パルス変換機300は、シリアル出力部19aから出ているシリアル通信ケーブル10fがシリアル入力101aに入ることによって台間カード処理機310と接続されている。パルス変換機300は、シリアル出力303aとパルス出力102dを有する。パルス出力102dに接続した信号線102eをホールコンピュータ90に接続することによって、パルス変換機300からホールコンピュータ90にパルス通信を行うことが可能となる。また、シリアル出力303aに接続したシリアル通信ケーブルをホールコンピュータ90に接続することによって、パルス変換機300からホールコンピュータ90にシリアル通信を行うことが可能となる。
次に、図19に示した台間カード処理機310の背面に露出しているケーブル類及びパルス変換機300を収納することのできるノイズ防止カバー311の構成を説明する。図20は、ノイズ防止カバー311の構成を説明するための説明図である。図20の右の図に示すようにノイズ防止カバー311は、取り付け板311aとカバー311bとで構成されている。
ノイズ防止カバー311は、取り付け板311aによって台間カード処理機310の枠体に取り付けることができる。具体的には、図20の右の図に示す取り付け板311aの下部を台間カード処理機310の枠体に差し込んで、上部を台間カード処理機310の枠体に対して螺子止めすることによって固定する。この、取り付け板311aの下部を差し込む口は、従来の台間カード処理機310の玉補給管の固定部を利用している。
また、このようにして台間カード処理機310に対して固定された取り付け板311aに対して、カバー311bは、その上部を取り付け板311aの上部にある差し込み口に差し込んで、カバー311bの下部を取り付け板311aに対して螺子止めすることによって固定する。また、カバー311bは、その内部にパルス変換機300を螺子止めすることによって取り付けることが可能である。また、当該部位にパルス変換機300を取り付けると、図21に示すようにノイズ防止カバー311が台間カード処理機310に取り付けられた状態で、シリアル出力303a及びパルス出力102dへのケーブルの抜き差しを行うことが可能である。
図20に示した取り付け板311a及びカバー311bは、金属製であり、通信線を内部に格納することによって、格納した通信線に対する外部からのノイズを低減することができる。しかしながら、形状や材質に関してはこれに限定されるものではない。例えば、取り付け板311aやカバー311bにスリットを設けたり、板金の一部にフィルムでカバーした窓を設けて内部を確認できるようにしてもよい。また、例えば、取り付け板311a及びカバー311bの材質を透明な導電性樹脂にしてもよく、導電性樹脂にすることによってノイズ防止の効果も有しつつ、透明であることから内部を確認することも可能となる。
次に、図19に示した台間カード処理機310の背面に図20で示したノイズ防止カバー311を取り付けた時の外観構成を説明する。図21は、台間カード処理機310の背面にノイズ防止カバー311を取り付けた時の外観構成を示す図である。図19に示したノイズ防止カバー311が取り付けられていない状態では、通信ケーブルが露出した状態であり外部からのノイズの影響を受けやすい。また、複数のケーブルが露出した状態だとケーブルを引っ掛けたり、挟んで破損させてしまうといった事態が発生しやすくなってしまう。また、パルス変換機300の設置場所の考慮も必要となってしまう。そこで、通信ケーブルを金属製のカバーで覆うことによってノイズやケーブル破損から保護するとともに、当該金属製のカバーにパルス変換機300を固定することによってパルス変換機300の設置場所を確保した例が図21に示す外観図である。
ノイズ防止カバー311は、図19で露出していたLCD通信用ケーブル10e、USB充電ケーブル10d及びシリアル通信ケーブル10fを収納する。また、ノイズ防止カバー311は、シリアル通信ケーブル10fで台間カード処理機310と接続されたパルス変換機300を内部に収容して、ノイズ防止カバー311を取り付けた状態でパルス出力102d及びシリアル出力303aを使用可能な状態に固定する。
ノイズ防止カバー311によって、LCD通信用ケーブル10e、USB充電ケーブル10d及びシリアル通信ケーブル10fに対する外部からのノイズの影響を低減し、これらのケーブルの破損を防止し、パルス変換機300の設置場所を確保することを可能としている。
次に、パルス変換機300における実施例2に係る台間カード処理機310からの遊技に係る情報の受信時の処理の処理手順を説明する。図22は、パルス変換機300における実施例2に係る台間カード処理機310からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。
台間カード処理機310から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受け付けたならば(ステップS301;Yes)、データ中継処理部305aは、受け付けたデータの内容から受け付けた情報の種類を識別する(ステップS302)。データ中継処理部305aは、ステップS302で識別した情報の種類と稼働データ送信パラメータ304aとから、ホールコンピュータ90へ情報を転送する際の通信区分の判定を行う(ステップS303)。
ステップS303の判定の結果、ホールコンピュータ90へ情報を転送する際の通信区分がパルス通信であった場合(ステップS303;Yes)には、データ中継処理部305aは、ステップS302で識別した情報種類と稼働データ送信パラメータ304aとから、パルス信号を出力するポート番号を決定して(ステップS304)、決定したポートに対して情報種類に応じたパルス信号の出力を行って(ステップS305)、処理を終了する。
ステップS303の判定の結果、ホールコンピュータ90へ情報を転送する際の通信区分がシリアル通信であった場合(ステップS303;No、ステップS306;Yes)には、データ中継処理部305aは、台間カード処理機310から受け付けたデータをホールコン通信部303を使用してシリアル通信でホールコンピュータ90に通知して(ステップS307)、処理を終了する。
台間カード処理機310から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受信していない場合(ステップS301;No)には、処理を終了する。また、台間カード処理機310から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受け付けていても、ステップS303の判定の結果、ホールコンピュータ90へ情報を転送する際の通信区分がパルス通信でもシリアル通信でもない場合(ステップS306;No)には、処理を終了する。これは、例えば台間カード処理機310から新たな情報種類のデータが通知されるようになったが、ホールコンピュータ90がパルス通信でもシリアル通信でも受け付ける機能が無いような場合であって、パルス変換機300は受け付けるが何も処理を行わずに読み捨てることとなる。
次に、パルス変換機300における実施例2に係る通信障害検知時の処理手順を説明する。図23は、パルス変換機300における実施例2に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。
上位通信状態監視部305bは、ホールコンピュータ90との間のパルス通信用の信号線102eとシリアル通信の状態の監視を開始し、下位通信状態監視部305cは台間カード処理機310とのシリアル通信の状態の監視を開始する(ステップS401)。上位通信状態監視部305bは、稼働データ送信パラメータ304aを参照して使用しているパルス通信用の信号線102eとシリアル通信を監視するものであって、シリアル通信でホールコンピュータ90に通知するような情報が存在しない場合にはシリアル通信の監視は行わない。
上位通信状態監視部305bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eの断線若しくはシリアル通信の通信障害を検知したならば(ステップS402;Yes)、上位通信状態監視部305bは、台間カード処理機310に対してホールコンピュータ90との間の通信障害が発生している旨の通知を行う(ステップS403)。上位通信状態監視部305bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102eの断線若しくはシリアル通信の通信障害のいずれも検知していない場合(ステップS402;No)には、ステップS404に移行する。
下位通信状態監視部305cが台間カード処理機310とのシリアル通信の通信障害を検知して(ステップS404;Yes)、稼働データ送信パラメータ304aを参照してパルス通信によるホールコンピュータ90への情報の通知がある場合(ステップS405;Yes)には、下位通信状態監視部305cは、断線抵抗切替回路102bを使用して稼働データ送信パラメータ304aに設定のある全てのパルス通信用の信号線102eの断線抵抗を無しに切り替えることによって当該信号線102eの断線をホールコンピュータ90に通知する(ステップS406)。また、稼働データ送信パラメータ304aを参照してパルス通信によるホールコンピュータ90への情報の通知がない場合(ステップS405;No)には、ステップS407に移行する。また、稼働データ送信パラメータ304aを参照してシリアル通信によるホールコンピュータ90への情報の通知がある場合(ステップS407;Yes)には、下位通信状態監視部305cは、ホールコン通信部303を介してホールコンピュータ90に台間カード処理機310との間の通信障害が発生している旨の通知を行って(ステップS408)、処理を終了する。
また、下位通信状態監視部305cが次に台間カード処理機310とのシリアル通信の通信障害を検知していない場合(ステップS404;No)には、処理を終了する。また、稼働データ送信パラメータ304aを参照してシリアル通信によるホールコンピュータ90への情報の通知がない場合(ステップS407;No)にも、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例2では、パルス変換機300は、台間カード処理機310からシリアル通信で受け付けた通知を設定内容に従って、パルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知するか、若しくはシリアル通信でホールコンピュータ90に通知するようにした。また、台間カード処理機310との通信障害を検知すると、ホールコンピュータ90に通信障害の検知を通知し、ホールコンピュータ90との通信障害を検知すると、台間カード処理機310に通信障害の検知を通知するようにした。また、ホールコンピュータ90が台間カード処理機310からの全ての通知をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合にはパルス変換機300を取り外して台間カード処理機310とホールコンピュータ390をシリアル通信で直接接続するシステム構成に移行することができるよう構成したので、新たな形式の情報を出力する遊技機20の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機20が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
実施例1及び実施例2では、1台の台間カード処理機10、310に対してとパルス変換機100、300を1台接続する構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例3では、複数台の台間カード処理機10と1台のパルス変換機200とが接続されるような構成の実施例の説明を行う。
まず、実施例3に係る遊技機20、台間カード処理機10、パルス変換機200及びホールコンピュータ90の接続構成を説明する。図24は、実施例3に係る遊技機20、台間カード処理機10、パルス変換機200及びホールコンピュータ90の接続構成を示す図である。
台間カード処理機10からは、実施例1と同じようにパルス変換機200へ接続されるシリアル通信の通信ケーブルとホールコンピュータ90に直接接続されるパルス通信用の信号線が出ている。パルス変換機200は、実施例1では台間カード処理機10とパルス変換機100は1対1の接続であったが、実施例3のパルス変換機200は複数台の台間カード処理機10を収容することが可能である。パルス変換機200は台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた情報を、情報の通知元の台間カード処理機10と情報の種類に応じたパルス通信用の信号線のポートにパルス信号を出力することによってホールコンピュータ90に情報を通知する。
図24に示した台間カード処理機10とパルス変換機200との接続は、台間カード処理機10とパルス変換機200とを独立なケーブルで直接接続するような図となっているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、LAN通信などのようにバス型やスター型の接続形態であってもよい。
このようにパルス変換機200に複数台の台間カード処理機10を収容するようにすることから、パルス変換機200については、遊技機20のグループ(例えば島など)の単位でパルス変換機200を設置すればよいこととなるので、設置に関する自由度を高くすることができる。
次に、図24に示したパルス変換機200の実施例3に係る内部構成を説明する。図25は、パルス変換機200の実施例3に係る内部構成を示すブロック図である。図25に示したように、パルス変換機200は、各台装置通信部201と、パルス出力部102と、第二パルス出力部206と、第三パルス出力部207と、第四パルス出力部208と、記憶部204及び制御部205を有する。実施例1で示したパルス変換機100と同じ部分については同じ符号を付けて説明を省略する。また、その他の部分についても図17で説明した実施例1のパルス変換機100との差異を中心に説明する。
各台装置通信部201は、4台の台間カード処理機10とのシリアル通信を行うためのインタフェース部である。また、パルス出力部102は実施例1のパルス変換機100のパルス出力部102と同じである。また、パルス変換機200は複数台の台間カード処理機10と接続されることから、ホールコンピュータ90に対しても台間カード処理機10ごとに異なるパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eで接続されている。よって、実施例1のパルス変換機100はパルス出力部102が1つだけであったが、実施例3のパルス変換機200ではパルス出力部102以外に、第二パルス出力部206、第三パルス出力部207及び第四パルス出力部208を有し、それぞれ信号線206e、207e、208eでホールコンピュータ90と接続されている。また、図では省略したが、第二パルス出力部206、第三パルス出力部207及び第四パルス出力部208の内部構成はパルス出力部102と同じで、パルス出力回路、断線抵抗切替回路及び接続検知回路を有している。
記憶部204は稼働データ送信パラメータ204aを有している。実施例1の稼働データ送信パラメータ104aでは、接続されている1台の台間カード処理機10からの通知情報のホールコンピュータ90に対する通知の仕方を規定したデータであったが、実施例3の稼働データ送信パラメータ204aは接続される複数台の台間カード処理機10ごとに通知される情報のホールコンピュータ90に対する通知の仕方を規定したデータとなっている。
制御部205は、パルス変換機200を全体制御する制御部であり、データ中継処理部205a、上位通信状態監視部205b及び下位通信状態監視部205cを有する。
データ中継処理部205aは、実施例1のデータ中継処理部105aと比較すると、複数の台間カード処理機10と接続となったことから、それぞれの台間カード処理機10に対応してパルス出力部102、第二パルス出力部206、第三パルス出力部207若しくは第四パルス出力部208のいずれを使用するのかを稼働データ送信パラメータ204aを参照して決定するプロセスが追加となっている。
また、上位通信状態監視部205bについても、実施例1の上位通信状態監視部105bと比較すると、複数の台間カード処理機10と接続となったことにともなってホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線206e、207e、208eが追加となっていることから、追加となっているパルス通信用の信号線206e、207e、208eの監視が追加となっている。また、全てのパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eを監視して断線を検知した場合に、稼働データ送信パラメータ204aを参照して障害通知を送るべき台間カード処理機10を決定するプロセスが追加となっている。
下位通信状態監視部205cは、複数接続される全ての台間カード処理機10との通信状態を監視する。下位通信状態監視部205cは、いずれかの台間カード処理機10との通信障害を検知した場合には、稼働データ送信パラメータ204aを参照して、通信障害が検知された台間カード処理機10に対応するパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eを特定して、特定した信号線102e、206e、207e、208eの断線抵抗を無しに切り替えることによってホールコンピュータ90に台間カード処理機10との間の通信障害の発生を通知する。
次に、図24に示したパルス変換機200における実施例3に係る台間カード処理機10からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を説明する。図26は、パルス変換機200における実施例3に係る台間カード処理機10からの遊技に係る情報の受信時の処理手順を示すフローチャートである。
台間カード処理機10から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータを受け付けたならば(ステップS501;Yes)、データ中継処理部205aは、受け付けたデータの内容から当該通知を送付してきた台間カード処理機10を特定して(ステップS502)、受け付けた情報の種類を識別する(ステップS503)。
データ中継処理部205aは、ステップS502で特定した台間カード処理機10の識別情報と稼働データ送信パラメータ204aとから、信号線102e、206e、207e若しくは208eのいずれを使用するのかを決定する(ステップS504)。さらに、データ中継処理部205aは、ステップS503で識別した情報種類と稼働データ送信パラメータ204aとから、パルス信号を出力するポート番号を決定して(ステップS505)、決定したポートに対して情報種類に応じたパルス信号の出力を行って(ステップS506)、処理を終了する。
台間カード処理機10から打込情報、賞出情報、不正検知情報及び売上情報などの遊技に係る情報のデータが受信されていない場合(ステップS501;No)には、処理を終了する。
次に、図24に示したパルス変換機200における実施例3に係る通信障害検知時の処理手順を説明する。図27は、パルス変換機200における実施例3に係る通信障害検知時の処理手順を示すフローチャートである。
上位通信状態監視部205bは、ホールコンピュータ90との間のパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eとシリアル通信の状態の監視を開始し、下位通信状態監視部205cは台間カード処理機10とのシリアル通信の状態の監視を開始する(ステップS601)。上位通信状態監視部205bは、稼働データ送信パラメータ204aを参照して使用されているパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eを監視する。
上位通信状態監視部205bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eの断線を検知したならば(ステップS602;Yes)、上位通信状態監視部205bは、障害を検知した信号線102e、206e、207e、208eに対応する台間カード処理機10を稼働データ送信パラメータ204aを参照して特定して(ステップS603)、特定した全ての台間カード処理機10に対してホールコンピュータ90との間の通信障害が発生している旨の通知を行う(ステップS604)。上位通信状態監視部205bがホールコンピュータ90とのパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eの断線を検知していない場合(ステップS602;No)には、ステップS605に移行する。
下位通信状態監視部205cが接続されるいずれかの台間カード処理機10とのシリアル通信の通信障害を検知したならば(ステップS605;Yes)、稼働データ送信パラメータ204aを参照して通信障害が検知された台間カード処理機10に対応するホールコンピュータ90と接続されるパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eを特定する(ステップS606)。下位通信状態監視部205cは、ステップS606で特定したパルス通信用の信号線102e、206e、207e、208eの断線抵抗を無しに切り替えることによって当該信号線102e、206e、207e、208eの断線をホールコンピュータ90に通知して(ステップS607)、処理を終了する。
また、下位通信状態監視部205cが接続されるいずれの台間カード処理機10との間のシリアル通信の通信障害も検知していない場合(ステップS605;No)には、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例3では、パルス変換機200は、複数の台間カード処理機10と接続し、台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた通知をパルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知するようにした。また、台間カード処理機10との通信障害を検知すると、ホールコンピュータ90に通信障害となった台間カード処理機10の識別情報を含む通信障害通知を送信し、ホールコンピュータ90との通信障害を検知すると、障害を検知した信号線若しくはシリアル通信に対応する台間カード処理機10を特定し、特定された台間カード処理機10に通信障害の検知を通知するようにした。また、ホールコンピュータ90が台間カード処理機10からの全ての通知をシリアル通信で受け付けることができるようになった場合にはパルス変換機200を取り外して台間カード処理機10とホールコンピュータ90をシリアル通信で直接接続するシステム構成に移行することができるよう構成したので、新たな形式の情報を出力する遊技機20の導入の後で、封入式の遊技機20に対応したホール設備に切り替わるまでの間に、設置するパルス変換機200の設置性の向上を図りつつ、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機20が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
なお、上述の実施例1、実施例2及び実施例3は、台間カード処理機10、310は、稼働データ送信パラメータ16c、316cの通信区分に「パルス」と設定されている場合には、従来の開放式の遊技機120に併設されている台間カード処理機110が従来のホールコンピュータ290に送信するタイミングと同じタイミングでホールコンピュータ90若しくはパルス変換機100、200、300に情報を送信するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、送信する情報の種類ごとに送信するタイミングの設定を可能として、従来タイミングと情報取得都度の指定を可能としてもよい。送信するタイミングに情報取得都度の指定がされた場合には、ほぼリアルタイムな情報をホールコンピュータ90に送信することも可能となる。
実施例1、実施例2及び実施例3では、封入式の遊技機20がシリアル通信により台間カード処理機10に通知する打込情報、賞出情報及び不正検知情報などの遊技機20の稼働情報を、パルス変換機100、200、300を用いてパルス信号に変換して現行のホールコンピュータ90に送信する方式を説明してきた。しかしながら、封入式の遊技機20は同一の製造元であっても複数の種類が存在し、特に製造元が違う場合には台間カード処理機10に通知される情報の形式に差異があることが一般的である。また、封入式の遊技機20から通知される稼働情報には、従来の遊技機20がホールコンピュータ90に通知していた情報以外の情報も含まれている。そこで、実施例4では、複数種類の封入式の遊技機20を導入する店舗において、形式の異なる複数種類の遊技機20の稼働情報を受け付けて、現行のホールコンピュータ90が収集している情報を、現行のホールコンピュータ90が受信可能なパルス通信に変換して送信する方式について説明する。
まず、実施例4に係る遊技機20、台間カード処理機210、ホールコンピュータ90、管理装置140及び台情報管理装置130を含む遊技システムのシステム構成を、図28を用いて説明する。図28は、実施例1の図2で示したシステム構成図と比較して構成が変更になっている部分を主に説明するためのシステム構成図である。図28に示すように、実施例4のシステム構成では遊技店内の管理装置140と、管理センタに設置される台情報管理装置130が追加されている。
台間カード処理機210は、通信回線80及び島コントローラ30を経由して管理装置140と通信接続する。台間カード処理機210は、管理装置140と通信接続されると、台間カード処理機210に対応する遊技機20の種類を示す情報を含む変換テーブル取得要求を管理装置140に送信する。管理装置140は、変換テーブル取得要求を受け付けると、変換テーブル取得要求に含まれる遊技機20の種類に応じた変換テーブルを要求元の台間カード処理機210に返信する。
台間カード処理機210は、管理装置140から変換テーブル取得要求の応答により受け付けた変換テーブルを記憶する。台間カード処理機210は、遊技機20から打込情報、賞出情報及び不正検知情報などの遊技機20の稼働情報を受け付けたならば、記憶した変換テーブルを用いて受け付けた遊技機20の稼働情報を遊技種に依存しない形式の情報に変換する。また、台間カード処理機210は、形式を変換後の稼働情報をパルス変換機100に送信する。詳細な処理内容は後述する。
管理装置140は、管理センタの台情報管理装置130とインターネットなどの通信網を経由して接続する。台情報管理装置130は、遊技機20の機種ごとの変換テーブルを管理する装置であって、変換テーブルの追加及び更新が行われると店舗の管理装置140に追加及び変更になった変換テーブルを配信する。このように遊技機20の機種に応じた変換テーブルが事前に準備されていれば、遊技店の遊技機20の入れ替え時には、台間カード処理機210の記憶している対応する遊技機20の種類の情報を変更するだけで、遊技機20の種類に応じて遊技機20から受け付けた稼働情報の形式の変換処理が行われるので、パルス変換機100には変換後の所定の形式の稼働情報が送信されることとなり、パルス変換機100とホールコンピュータ90との信号線102eの接続変更を行う必要はない。
図28に示したシステム構成では、遊技店に管理装置140、管理センタに台情報管理装置130を設置することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、管理装置140に搭載される機能を、カード管理装置40又は会員管理装置50などの既存の装置に搭載するようにしてもよい。また、台情報管理装置130についても、必ずしも別の装置において機能を実現する必要はなく、いずれかの店舗のカード管理装置40又は会員管理装置50などの既存の装置に台情報管理装置130で実現する機能を搭載するようにしてもよい。
次に、図28に示した台間カード処理機210及び遊技機20の実施例4に係る内部構成を説明する。図29は、台間カード処理機210及び遊技機20の実施例4に係る内部構成を示すブロック図である。図29に示す台間カード処理機210のブロック図においては、実施例1の台間カード処理機10と同じ構成要素については、実施例1の台間カード処理機10と同じ符号を付与し、実施例1の台間カード処理機10と異なる構成要素について、実施例1の台間カード処理機10と異なる符号を付与した。図29の台間カード処理機210の説明では、実施例1の台間カード処理機10と同じ符号を付与した構成要素については説明を省略し、実施例1の台間カード処理機10と異なる符号を付与した構成要素について主に説明するものとする。
実施例1の通信部15と比較すると、実施例4の通信部15は、カード管理装置40とのデータ通信だけではなく、管理装置140とのデータ通信を行うインタフェース部である。
記憶部16については、受付稼働データ216d、変換後稼働データ216e及び送信済稼働データ216fが、実施例1の台間カード処理機10の記憶部16に比較して追加となっている。
受付稼働データ216dは、遊技機20から受け付けた稼働情報を記憶したデータである。遊技機20から受け付けた稼働情報は、遊技機20の種類によってビットの位置やビットのオン/オフによって示す意味などに差異がある。変換後稼働データ216eは、遊技機20から受け付けた稼働情報のうちパルス通信に変換してホールコンピュータ90に送信する情報に関するデータであって、変換テーブルと変換テーブルによって変換された変換後の情報とを含む。また、変換後稼働データ216eの変換後の情報は遊技機20の機種に依存しない形式の情報である。変換テーブルは、管理装置140から取得したテーブルであって、受付稼働データ216dを遊技機20の機種に依存しない形式の情報に変換するための情報を含むデータである。送信済稼働データ216fは、台間カード処理機210からパルス変換機100に最後に送信した稼働情報に対応するデータである。
制御部17については、実施例4の稼働データ送信部217eは、実施例1の稼働データ送信部17cはとは処理内容が異なっている。また、実施例4では、稼働データ受付部217c、稼働データ変換部217d、稼働データ送信部217e及び変換テーブル管理部217fが、実施例1の制御部17に対して追加となっている。
稼働データ受付部217cは、遊技機20からの稼働情報を受け付けて、受け付けた稼働情報に基づいて受付稼働データ216dを更新する。稼働データ変換部217dは、遊技機20からの稼働情報を受け付けて受付稼働データ216dが更新されたならば、受付稼働データ216dと変換後稼働データ216eの変換テーブルに基づいて、変換後稼働データ216eの変換後の情報の更新を行う。稼働データ送信部217eは、稼働データ変換部217dによって更新された変換後稼働データ216eの変換後の情報に基づいて遊技機20からの稼働情報をパルス変換機100に送信する。稼働データ送信部217eによってパルス変換機100に送信される情報は、遊技機20の機種に依存しない共通の形式に変換されているので、パルス変換機100は遊技機20の種類を意識することなく処理を行うことができる。変換テーブル管理部217fは、管理装置140に変換テーブル取得要求を行うことによって、管理装置140から最新の変換テーブルを取得して、変換後稼働データ216eに記憶する。
次に、図29に示した台間カード処理機210の実施例4に係るデータ構成について図30を用いて説明する。
受付稼働データ216dは、遊技機20より受け付けた稼働情報であって、項目名、項目番号及び該項目名及び項目番号に対応する受け付けた情報をレコードの保有項目とするデータである。図30に示す受付稼働データ216dのビット位置に対する情報の対応付けは遊技機20の種類によって差異があり、図30の受付稼働データ216dのビット位置に対する情報の説明はある種類の遊技機20に対応するものであって一例である。
図30の受付稼働データ216dの例は、項目名が「その他情報1〜5」の情報は、項目番号が「1〜5」に対応し、項目名が「アウト総通過数」で、項目番号が「6」に対する受付情報が「6500」で、項目名が「総セーフ数」で、項目番号が「7」に対する受付情報が「320」で、項目名が「その他情報8〜10」の情報は、項目番号が「8〜10」に対応し、項目名が「遊技機状態1、状態1〜8(bit0〜7)」の情報は、項目番号が「11」に対応し、項目名が「遊技機状態2、大当り1(bit0)」で、項目番号が「12」に対する受付情報が「1」で、項目名が「遊技機状態2、大当り2〜8(bit1〜7)」で、項目番号が「12」に対する受付情報が「0」で、項目名が「遊技機状態3、大当り+時短中(bit0)」で、項目番号が「13」に対する受付情報が「1」で、項目名が「遊技機状態3、確変中(bit1)」で、項目番号が「13」に対する受付情報が「0」、項目名が「遊技機状態3、時短中(bit2)」で、項目番号が「13」に対する受付情報が「1」で、項目名が「遊技機状態3、変動中(bit3)」で、項目番号が「13」に対する受付情報が「0」で、項目名が「遊技機状態3、その他状態(bit4〜7)」で、項目番号が「13」に対する受付情報が「0」で、項目名が「遊技機エラー状態、エラー1〜8」の情報は、項目番号が「14」に対応し、項目名が「不正検知状態1、不正状態1〜8」の情報は、項目番号が「15」に対応し、項目名が「不正検知状態2、ガラス枠開放(bit0)」で、項目番号が「16」に対する受付情報が「0」で、項目名が「不正検知状態2、枠本体開放(bit1)」で、項目番号が「16」に対する受付情報が「0」で、項目名が「不正検知状態2、その他不正(bit2〜7)」で、項目番号が「16」に対する受付情報が「0」で、項目名が「不正検知情報1〜4」の情報は、項目番号が「17〜20」に対応し、項目名が「その他情報1〜7」の情報は、項目番号が「21〜27」に対応することを示している。
変換後稼働データ216eは、情報種類、変換区分、受付稼働データ項目情報及び変換後情報をレコードの保有項目とするデータである。受付稼働データ項目情報は、変換元である受付稼働データ216dの項目を指定する情報であって、複数の項目を指定することができる。それぞれの項目の指定の情報には、受付稼働データ216dの項目番号とビット位置とを含む。変更区分は、コード化された情報であって、「0」は受付稼働データ項目情報に指定された受付稼働データ216dを変換しないことを示し、「1」は受付稼働データ項目情報に指定された受付稼働データ216dをビットの情報に従って0又は1を変換後の情報にすることを示し、「2」は受付稼働データ項目情報に指定された受付稼働データ216dの複数ビットの情報の論理和を変換後の情報にすることを示し、「3」は受付稼働データ項目情報に指定された受付稼働データ216dの複数ビットの情報の論理積を変換後の情報にすることを示す。変換区分及び受付稼働データ項目情報が、前記の変換テーブルであって、変換テーブル管理部217fが、変換テーブル取得要求を管理装置140に要求することによって取得されるデータによって更新される。
図30の変換後稼働データ216eの例は、情報種類が「打込情報」の情報に対する変換後情報は、受付稼働データ216dの項目番号「6」の項目を、変換区分「0」が示す変換を行わずにそのまま移行した情報であり、「6500」であることを示している。情報種類が「賞出情報」の情報に対する変換後情報は、受付稼働データ216dの項目番号「7」の項目を、変換区分「0」が示す変換を行わずにそのまま移行した情報であり、「320」であることを示している。情報種類が「大当情報」の情報に対する変換後情報は、受付稼働データ216dの項目番号「12」の項目のビット位置「0」の情報を、変換区分「1」が示すビット情報に従って0又は1に変換した情報であり、「1」であることを示している。情報種類が「不正検知情報1」の情報に対する変換後情報は、受付稼働データ216dの項目番号「15」の項目のビット位置「0」の情報と項目番号「15」の項目のビット位置「1」の情報とを、変換区分「2」が示す複数ビットの論理和への変換した情報であり、「0」であることを示している。情報種類が「不正検知情報2」の情報に対する変換後情報は、受付稼働データ216dの項目番号「16」の項目のビット位置「0」の情報と項目番号「16」の項目のビット位置「0」の情報とを、変換区分「3」が示す複数ビットの論理積への変換した情報であり、「0」であることを示している。
送信済稼働データ216fは、情報種類と、パルス変換機100に最後に送信したときの稼働情報と、該情報種類に対する情報をパルス変換機100に送信する条件である情報送信条件とをレコードの保有項目とするデータである。情報送信条件はコード化されたデータであって、「1」は遊技機20から状態を受け付ける都度パルス変換機100に送信することを示し、「2」は遊技機20から受け付けた内容が前回送信時の内容から変更になった場合にパルス変換機100に送信することを示し、「10」は遊技機20から受け付けた内容が最後に当該情報の送信を行った時と比較して1以上カウントアップされていた場合にカウントアップ数分の情報をパルス変換機100に送信することを示し、「11」は遊技機20から受け付けた内容が最後に当該情報の送信を行った時と比較して10カウントアップされていた場合にパルス変換機100に送信することを示す。
図30の送信済稼働データ216fの例は、情報種類が「打込情報」の情報は、パルス変換機100に最後に送信したときの情報が「6500」で、情報送信条件が「11」であって、遊技機20から受け付けた内容が最後に当該情報の送信を行った時と比較して10カウントアップされていた場合にパルス変換機100に送信することを示している。また、情報種類が「賞出情報」の情報は、パルス変換機100に最後に送信したときの情報が「320」で、情報送信条件が「10」であって、遊技機20から受け付けた内容が最後に当該情報の送信を行った時と比較して1以上カウントアップされていた場合にカウントアップ数分の情報をパルス変換機100に送信することを示している。また、情報種類が「大当情報」の情報は、パルス変換機100に最後に送信したときの情報が「1」で、情報送信条件が「1」であって、遊技機20から状態を受け付ける都度パルス変換機100に情報を送信することを示している。また、情報種類が「不正検知情報1」の情報は、パルス変換機100に最後に送信したときの情報が「0」で、情報送信条件が「2」であって、遊技機20から受け付けた内容が前回送信時の内容から変更になった場合にパルス変換機100に送信することを示している。また、情報種類が「不正検知情報2」の情報は、パルス変換機100に最後に送信したときの情報が「0」で、情報送信条件が「2」であって、遊技機20から受け付けた内容が前回送信時の内容から変更になった場合にパルス変換機100に送信することを示している。
図30の送信済稼働データ216fの設定の例は、ホールコンピュータ90が封入式の遊技機20が導入される以前の開放式の遊技機120が通知していたデータについては、開放式の遊技機120と同じタイミングで送信できるようにしたものであるが、この設定に限定されるものではない。例えば、情報送信条件に都度送信を示す「1」を設定することによって、情報送信条件に都度送信を設定した情報については遊技機20から情報を取得した都度、ほぼリアルタイムな情報をホールコンピュータ90に送信することも可能である。
次に、遊技機20から打込情報、賞出情報及び不正検知情報などの遊技機20の稼働情報を受け付けたときの図28に示した台間カード処理機210における処理手順を説明する。図31は、遊技機20から稼働情報を受け付けたときの台間カード処理機210における処理手順を示すフローチャートである。
稼働データ受付部217cは、受け付けた稼働データを受付稼働データ216dに記憶する(ステップS701)。稼働データ変換部217dは、ステップS701で受け付けた受付稼働データ216d及び変換後稼働データ216eに含まれる変換テーブルに基づいて、変換後稼働データ216eの変換後情報を生成する(ステップS702)。
稼働データ送信部217eは、変換後稼働データ216eの変換後情報と、送信済稼働データ216fの最終送信時情報と、送信済稼働データ216fの情報送信条件とに基づいて、未判定の情報種類に対する送信要否の判定を行う(ステップS703)。ステップS703の判定処理において、判定対象となった情報種類の情報についてパルス変換機100に送信する必要があると判定した場合(ステップS704;Yes)には、稼働データ送信部217eは、判定対象となった情報種類に対応する情報を送信用のデータとして編集する(ステップS705)。また、ステップS703の判定処理において、判定対象となった情報種類の情報をパルス変換機100に送信する必要がないと判定した場合(ステップS704;No)には、ステップS705の送信用データの編集処理をスキップしてステップS706に移行する。ステップS702で生成した、変換後稼働データ216eの変換後情報のうちステップS703の送信の要否の判定が行われていない情報がまだある場合(ステップS706;Yes)には、ステップS703に戻る。
ステップS702で生成した、変換後稼働データ216eの変換後情報のうちステップS703の送信の要否の判定が行われていない情報がない場合(ステップS706;No)で、変換後稼働データ216eの変換後情報のいずれかの情報がパルス変換機100に送信する必要があると判定された場合(ステップS707;Yes)には、稼働データ送信部217eは、ステップS705で編集したパルス変換機100への送信用のデータを、パルス変換機100に送信して(ステップS708)、処理を終了する。また、変換後稼働データ216eの変換後情報のいずれの情報もパルス変換機100に送信する必要がないと判定された場合(ステップS707;No)には、ステップS708の処理をスキップして処理を終了する。
上述してきたように、本実施例4では、台間カード処理機210は、遊技機20から受け付けた稼働情報のうち現行のホールコンピュータ90に対して通知する情報を、遊技機20の種類に応じた変換テーブルに従って遊技機20の種類に依存しない共通の形式に変換して、パルス変換機100に送信するようにした。また、パルス変換機100は、実施例1と同様に台間カード処理機10からシリアル通信で受け付けた通知をパルス通信に変換してホールコンピュータ90に通知するようにしたので、新たな形式の情報を出力する複数種類の遊技機20の導入にあたり、形式の異なる複数種類の遊技機20の稼働情報を受け付けて、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機20が出力する新たな形式の情報を好適に収集することができる。
なお、上述の実施例4では、遊技機20の種類に応じた処理を台間カード処理機210で行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、パルス変換機100の起動時に台間カード処理機210から変換後稼働データ216eに含まれる変換テーブルの情報を送信するものとして、台間カード処理機210は遊技機20から受け付けた情報の形式を変更せずにパルス変換機100に送信し、パルス変換機100で予め受け付けた変換テーブルに従って遊技機20の種類に応じたデータ形式の変換を行うようにしてもよい。
また、上述の実施例4では、事前に遊技機20の機種に応じた稼働情報の変換テーブルを台情報管理装置130に登録しておくことによって、台間カード処理機210が遊技機20から受け付けた稼働情報を適切に扱うことができるという説明を行ってきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、台情報管理装置130にデフォルトの変換テーブルを登録しておき、管理装置140は、台間カード処理機210から受け付けた変換テーブル取得要求に含まれる機種に対する変換テーブルが未登録な場合には、デフォルトの変換テーブルを返信するようにして、台間カード処理機210は、遊技機20からの稼働情報を受け付けた変換テーブルに基づいて変換した結果を蓄積するようにしてもよい。さらに、デフォルトの変換テーブルにより変換されて蓄積された過去の情報は、対応する機種に対する変換テーブルが登録された時点で、デフォルトの変換テーブルの内容と機種に応じた変換テーブルとに基づいて、対応する機種に応じた変換を行った本来あるべき形式の情報に変更することができるようにしてもよい。これによって、新たな機種の遊技機20の導入時に、この機種に応じた変換テーブルが準備できなくとも、変換テーブルの設定が行われた時点で、既に蓄積済みのデータも含めて新たな機種に対する本来あるべき形式の情報に移行することができる。
また、上述の実施例1〜実施例4では、パルス変換機100、200、300を台間カード処理機10、210、310若しくは遊技機20のブロック(島など)単位で設置することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、パルス変換機100、200、300をホールコンピュータ90の近傍に設置してもよい。また、ホールコンピュータ90の近傍に店舗内の全ての台間カード処理機10、210、310とのシリアル通信を収容することのできるパルス変換機を1台設置するようにしてもよい。また、遊技機20の機種ごと、あるいは機種や島とは関係なく設定されるグループ(設置される階層やコーナーなどに対応して設けられる)に対応してパルス変換機を設置してもよい。
また、上述の実施例1〜実施例4では、封入式の遊技機20に併設される台間カード処理機10、210、310には過渡期のホールコンピュータ90で使用するパルス信号の出力を行うことのできる端子と、封入式の遊技機20に対応したホールコンピュータ390で使用するシリアル通信を行う端子を設けることを前提に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。台間カード処理機10、210、310には封入式の遊技機20に対応したホールコンピュータ390との接続で使用するシリアル通信のみを設け、過渡期のホールコンピュータ90に対してパルス信号により通知しなければならない情報については全てパルス変換機100、200、300を介して通知するようにしてもよい。
また、上述の実施例1〜実施例4には、カード管理装置40と通信可能な台間カード処理機10、210、310を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、提供メーカーの異なる台間カード処理機が複数種類混在する場合にも適用可能である。この場合、台間カード処理機からの信号を上位に出力するパルス変換機100、200、300は、提供メーカーに応じて異なる場合がある台間カード処理機からの出力信号から同一の内容を示す信号を抽出し、共通の信号出力形式に変換してホールコンピュータ等の上位装置に出力できる機能を有していることが好ましい。この場合、パルス変換機100、200、300は、台間カード処理機の種別を示す識別情報と、台間カード処理機から出力される出力信号の内容を対応付けた対応付情報を記憶している。このような構成とした場合、上位装置側は、台間カード処理機の種別に関係なく、共通の情報を収集することができるため、制御負担が軽減される。
また、上述の実施例1〜実施例4は、パルス変換機100、200、300が上位装置と通信を行う例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機20ごとあるいは遊技機20複数台ごとに1台設けられる台情報収集装置を設け、パルス変換機100、200、300からの信号はこの台情報収集装置を介して上位装置に送信されるようにしてもよい。また、実施例1〜実施例4では、台間カード処理機10、210、310とカード管理装置40あるいは会員管理装置50との通信は、島コントローラ30を介して行われる例を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、台間カード処理機10、210、310とカード管理装置40あるいは会員管理装置50との通信をパルス変換機100、200、300を介して(台間カード処理機10、210、310からの通信を単に上位装置にスルーする通信線である場合も含む)行うようにしてもよい。このようにすれば、台間カード処理機10、210、310から外部に出力される信号線を、パルス変換機に集約することができるため、配線の複雑化を防ぎ、作業工数の低減や省スペース化を図ることができる。
また、上述の実施例1〜実施例4では、遊技玉を遊技媒体とする遊技機20及び該遊技機20に対応する台間装置を含む遊技システムに関する実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技玉以外の任意の遊技媒体を使用する遊技機20及び該遊技機20に対応する台間装置を含む遊技システムについても適用可能である。
また、上述の実施例1〜実施例4で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る中継装置及び通信中継方法は、新たな形式の情報を出力する遊技機の導入にあたり、既存のホール設備が収集している情報を支障なく提供するとともに、遊技機が出力する新たな形式の情報を収集することに適している。
10、110、210、310 台間カード処理機
10a 遊技機管理基板
10b 遊技機表示操作部
10c 電源ハーネス
10d USB充電ケーブル
10e LCD通信用ケーブル
10f シリアル通信ケーブル
10g 電源ボックス
10h 取付部材
10i、10j 螺子止め部
10k、10m 第1の螺子止め部
10n、10p 第2の螺子止め部
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15、23 通信部
16、104、204 記憶部
16a カードID
16b 有価価値データ
16c、104a、204a、304a、316c 稼働データ送信パラメータ
17、105、205 制御部
17a データ管理部
17b レート設定処理部
17c、217e 稼働データ送信部
18、102 パルス出力部
18a シリアル・パルス出力部
18b、102d パルス出力
19 シリアル通信部
19a シリアル出力部
20、120 遊技機
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技玉メモリ
30 島コントローラ
40 カード管理装置
45a カード管理データ
50 会員管理装置
55a 会員管理データ
60 精算機
70 景品管理装置
80 通信回線
90、290、390 ホールコンピュータ
100、200、300 パルス変換機
101、201 各台装置通信部
101a シリアル入力
102a パルス出力回路
102b 断線抵抗切替回路
102c 接続検知回路
102e、206e、207e、208e 信号線
102f 断線抵抗切替スイッチ
105a、205a、305a データ中継処理部
105b、205b、305b 上位通信状態監視部
105c、205c、305c 下位通信状態監視部
130 台情報管理装置
140 管理装置
206 第二パルス出力部
207 第三パルス出力部
208 第四パルス出力部
216d 受付稼働データ
216e 変換後稼働データ
216f 送信済稼働データ
217c 稼働データ受付部
217d 稼働データ変換部
217f 変換テーブル管理部
303 ホールコン通信部
303a シリアル出力
311 ノイズ防止カバー
311a 取り付け板
311b カバー

Claims (8)

  1. 遊技店に設置された遊技装置と、前記遊技装置を管理する上位装置と通信可能に接続され、前記遊技装置と前記上位装置との通信を中継する中継装置であって、
    複数種の情報の通信を1の通信線で行う第1の情報通信手段と、
    複数種の情報の通信を種別ごとの通信線で行う第2の情報通信手段と、
    前記遊技装置から遊技に係る遊技情報を受信する受信手段と、
    前記遊技情報に基づいて特定される情報を前記上位装置に送信する送信手段と、
    前記第1の情報通信手段で通信する情報と前記第2の情報通信手段で通信する情報とを変換する変換手段と
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  2. 前記第1の情報通信手段は前記遊技装置あるいは前記上位装置の一方との通信を行うものであるとともに、前記第2の情報通信手段は他方と通信を行うものであり、
    前記第1の情報通信手段による通信状態が異常となった場合に、前記第2の情報通信手段の通信出力を異常を示すものとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記第1の情報通信手段あるいは前記第2の情報通信手段の一方による通信状態が異常となった場合に、他方の情報通信手段による通信出力を異常を示すものとすることを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記受信手段は、複数の前記遊技装置からの遊技に係る遊技情報を受信し、
    前記送信手段は、前記受信手段によって受信した遊技情報の送信元の前記遊技装置と、前記受信手段によって受信した遊技に係る遊技情報とに基づいて特定される情報を前記上位装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の中継装置。
  5. 前記上位装置との通信を前記第1の情報通信手段若しくは前記第2の情報通信手段を使用して行うのかを、前記受信手段によって受け付ける遊技情報の種類ごとに設定するインタフェース設定手段と、
    前記受信手段によって受け付けた遊技情報の種類に対応する前記インタフェース設定手段による設定が、前記上位装置との送信を前記第1の情報通信手段を使用して行うとなっている場合には、前記受信手段によって受け付けた遊技情報を、前記第1の情報通信手段を用いて前記上位装置に送信し、前記受信手段によって受け付けた遊技情報の種類に対応する前記インタフェース設定手段による設定が、前記上位装置との送信を前記第2の情報通信手段を使用して行うとなっている場合には、前記受信手段によって受け付けた遊技情報を、前記第2の情報通信手段を用いて前記上位装置に送信するようにインタフェースの切り替えを行うインタフェース切替手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の中継装置。
  6. 前記送信手段は、前記受信手段により受け付けた前記遊技情報に含まれる情報から所定の情報を抽出して、抽出した情報を前記上位装置に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の中継装置。
  7. 前記受信手段により前記遊技装置から受け付けた遊技に係る前記遊技情報を、前記遊技装置の種類に依存しない共通の形式の情報に変換する情報変換手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記情報変換手段によって変換された前記共通の形式の情報に基づく情報を前記上位装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の中継装置。
  8. 遊技店に設置された遊技装置と、前記遊技装置を管理する上位装置とに対して通信可能に接続された中継装置において、前記遊技装置と前記上位装置との通信を中継する通信中継方法であって、
    前記遊技装置から遊技に係る遊技情報を情報の種別ごとの通信線によって受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信した前記遊技情報を情報の種別を含む形式のデータに変更を行う変更ステップと、
    前記変更ステップによって変更された形式の前記遊技情報を1の通信線で前記上位装置に送信する送信ステップと
    を含んだことを特徴とする通信中継方法。
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