JP2005218777A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技用記録媒体の購入に伴う不便性、並びに遊技情報を入手できないという遊技者の不便性を解消すること。
【解決手段】 遊技制御手段81と遊技得点加減算手段111とを有するとともに、遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口303と、記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段317と、前記記録情報から特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理手段318と、遊技用記録媒体を返却させる返却操作部314と、貨幣投入口301と、貨幣識別手段316と、識別金額に相当する遊技用価値を前記記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理手段318と、表示部307と、該表示部307に遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段318と、を有する遊技装置部10を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受付けたプリペイドカードや会員カード等の遊技用記録媒体の記録情報より特定される大きさの遊技用価値である度数を使用して、遊技に使用するための遊技得点を付与するとともに、該付与された遊技得点並びに遊技による入賞により付与された遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機の一例としては、遊技機内に封入された打玉(封入玉)を、打球発射操作部を操作して繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込むことにより打ち込んだ玉数に相当する点数が持点から減算されて遊技が行われ、遊技領域に設けられた入賞領域に入賞した場合には、従来の景品玉の代わりに遊技者に得点(持点)が付与されて持点に加算されるとともに、これら遊技に使用される持点を遊技用記録媒体であるプリペイドカードを用いて貸与するために、プリペイドカードを受付けて記録情報の読み取りや書き込みを実施するカードユニット装置や、プリペイドカードの残存する遊技用価値である度数を表示する度数表示部や、これら持点の貸出やプリペイドカードの返却を実施する各種スイッチが設けられた表示ユニットを備えたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−276376号公報(第3〜4頁、第1図)
しかしながら、特許文献1の弾球遊技機にあっては、プリペイドカードの残度数が無くなったときには、遊技に使用するプリペイドカードを新たに購入するために、一々席を離れてカード発行機に出向いてプリペイドカードを購入しなければならず、遊技者にとって不便であるという問題があるとともに、遊技者が遊技を行う遊技機の決定や遊技の継続/非継続の決定判断材料となる当該遊技機における遊技情報(台データ)を遊技者に提供することができないという問題があった。
一方、これらの問題を解決するために、一度発行されたプリペイドカードの残度数を増やすための入金装置や、当該遊技機における遊技情報(台データ)を遊技者に提供する遊技情報表示装置等を、弾球遊技機の周囲位置に、当該弾球遊技機とは別個に設けた場合には、これらの各装置を設置するためのスペースを確保する必要が生じるばかりか、遊技機並びにこれら各装置が設置される遊技島の島設備が、これらの各装置への配線等により複雑化してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技の継続における新たなプリペイドカードである遊技用記録媒体の購入に伴う遊技者の不便性、並びに当該遊技機における遊技情報(台データ)を遊技者が入手できないという遊技者の不便性を解消でき、しかも、入金装置や遊技情報表示装置等の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することのない遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の遊技機は、
遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機において、
前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
貨幣を投入するための貨幣投入口と、
該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
各種情報を表示するための表示部と、
該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
を有する遊技装置部を備え、
前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者は、遊技用記録媒体に残存する遊技用価値が無くなっても、貨幣投入口に現金を投入することで前記加算更新処理が実施されることにより、遊技用価値の大きさを再度増加させることで離席することなく遊技を継続でき、よって遊技の継続における新たな遊技用記録媒体の購入に伴う遊技者の不便性を解消できるとともに、封入式遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報が前記表示部に表示されることで、遊技機における遊技情報を遊技者が入手できないという遊技者の不便性を解消でき、しかも、入金装置や遊技情報表示装置等の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することもない。
本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記遊技機は、
該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と前記遊技制御手段とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、
から成り、前記遊技装置部を前記共通部に備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記機種固有部を交換するのみで機種変更が可能となるので、機種変更時において遊技装置部を交換する必要がなく、遊技場の機種交換費用の増大を抑制できる。
本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1または2に記載の遊技機であって、
前記遊技用記録媒体処理手段は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報を読み出し、
前記遊技装置部は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報を管理する会員管理装置に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求を送信する会員関連情報送信要求送信手段を備え、
前記表示制御手段は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、前記表示部に会員関連情報が表示されるようになるため、会員遊技者は自身の会員関連情報を確認でき、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら会員関連情報を表示するための装置を封入式遊技機の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技装置部は、
会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段と、
該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部と、
前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段と、
該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、会員遊技者は、遊技にて獲得した遊技得点の貯蓄、並びに該貯蓄した遊技得点の再使用を受けることができるようになるため、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら遊技得点の貯蓄並びに再使用を可能とするための装置を、封入式遊技機の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技装置部は、
遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報が記録される精算用記録媒体を挿入するための精算用記録媒体挿入口と、
遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部と、
該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段と、
を備えるとともに、
前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、精算用記録媒体が未挿入であることが、遊技者が特別な操作を実施することなく報知されることで、精算用記録媒体が未挿入であることを遊技場内の係員が確認できるようになるため、これら精算用記録媒体を要求する遊技者の面倒を低減できる。
本発明の請求項6に記載の遊技機は、
遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機において、
前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
貨幣を投入するための貨幣投入口と、
該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
各種情報を表示するための表示部と、
該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
を有する遊技装置部を装着するための遊技装置装着部を備え、
前記遊技得点加減算手段は、前記遊技装置装着部に前記遊技装置部が装着されたときに、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技装置装着部に前記遊技装置部を装着することで、遊技者は、遊技用記録媒体に残存する遊技用価値が無くなっても、貨幣投入口に現金を投入することで前記加算更新処理が実施されることにより、遊技用価値の大きさを再度増加させることで離席することなく遊技を継続でき、よって遊技の継続における新たな遊技用記録媒体の購入に伴う遊技者の不便性を解消できるとともに、封入式遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報が前記表示部に表示されることで、遊技機における遊技情報を遊技者が入手できないという遊技者の不便性を解消でき、しかも、入金装置や遊技情報表示装置等の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することもない。
本発明の請求項7に記載の遊技機は、請求項6に記載の遊技機であって、
前記遊技機は、
該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と前記遊技制御手段とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、
から成り、前記遊技装置装着部を前記共通部に備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記機種固有部を交換するのみで機種変更が可能となるので、機種変更時において前記遊技装置装着部並びに該遊技装置装着部に装着される遊技装置部を交換する必要がなく、遊技場の機種交換費用の増大を抑制できる。
本発明の請求項8に記載の遊技機は、請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技機本体に前記遊技装置部を装着するための遊技装置装着部と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされていることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技装置部を遊技機本体から容易に離脱させることができ、遊技装置部が故障した際の交換や修理を容易にできるばかりか、これら故障した遊技装置部のみを交換すれば良いため、交換費用も抑制できる。
本発明の請求項9に記載の遊技機枠は、
遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機に使用される遊技機枠であって、
前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
貨幣を投入するための貨幣投入口と、
該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
各種情報を表示するための表示部と、
該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
を有する遊技装置部と、
前面に前記遊技領域が形成された遊技盤および前記遊技制御手段を配設するための配設部と、
を備え、
前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、該遊技機枠を使用することで、遊技者は、遊技用記録媒体に残存する遊技用価値が無くなっても、貨幣投入口に現金を投入することで前記加算更新処理が実施されることにより、遊技用価値の大きさを再度増加させることで離席することなく遊技を継続でき、よって遊技の継続における新たな遊技用記録媒体の購入に伴う遊技者の不便性を解消できるとともに、封入式遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報が前記表示部に表示されることで、遊技機における遊技情報を遊技者が入手できないという遊技者の不便性を解消でき、しかも、入金装置や遊技情報表示装置等の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することもない。
本発明の請求項10に記載の遊技機枠は、請求項9に記載の遊技機枠であって、
前記遊技用記録媒体処理手段は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報を読み出し、
前記遊技装置部は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報を管理する会員管理装置に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求を送信する会員関連情報送信要求送信手段を備え、
前記表示制御手段は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、該遊技機枠を使用することで、前記表示部に会員関連情報が表示されるようになるため、会員遊技者は自身の会員関連情報を確認でき、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら会員関連情報を表示するための装置を封入式遊技機の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
本発明の請求項11に記載の遊技機枠は、請求項9または10に記載の遊技機枠であって、
前記遊技装置部は、
会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段と、
該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部と、
前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段と、
該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、該遊技機枠を使用することで、会員遊技者は、遊技にて獲得した遊技得点の貯蓄、並びに該貯蓄した遊技得点の再使用を受けることができるようになるため、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら遊技得点の貯蓄並びに再使用を可能とするための装置を、封入式遊技機の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
本発明の請求項12に記載の遊技機枠は、請求項9〜11のいずれかに記載の遊技機枠であって、
前記遊技装置部は、
遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報が記録される精算用記録媒体を挿入するための精算用記録媒体挿入口と、
遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部と、
該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段と、
を備えるとともに、
前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、該遊技機枠を使用することで、精算用記録媒体が未挿入であることが、遊技者が特別な操作を実施することなく報知され、精算用記録媒体が未挿入であることを遊技場内の係員が確認できるようになるため、これら精算用記録媒体を要求する遊技者の面倒を低減できる。
本発明の請求項13に記載の遊技機枠は、請求項9〜12のいずれかに記載の遊技機枠であって、
前記遊技機枠に前記遊技装置部を装着するための遊技装置装着部と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされていることを特徴
この特徴によれば、遊技装置部を遊技機枠から容易に離脱させることができ、遊技装置部が故障した際の交換や修理を容易にできるばかりか、これら故障した遊技装置部のみを交換すれば良いため、交換費用を抑制できる。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の遊技機の実施例として遊技球であるパチンコ玉がその内部に封入された遊技機1の斜視図を示し、図2はその背面斜視図を示している。また、図3は上部前面枠3Aの斜視図、図4は同分解斜視図をそれぞれ示し、図5は下部前面枠3Bの分解斜視図を示している。
以下では、遊技機1全体を説明するが、遊技機1が遊技装置部となるカードユニット部10を有しない状態や、後述する機種固有部となる遊技盤4や各種基板を有さない状態も本発明となる。
本実施例の遊技機1(以下、遊技機1と略記する)は、縦長の長方形に枠組み形成された基体としての外枠2と、この外枠2の一側(向かって左側)に上部が回動自在で且つ着脱自在に軸支され、遊技機1の主要構成部の略全てが集約して設けられる上部前面枠3Aと、この上部前面枠3Aの下側に位置して外枠2の一側に上下を回動自在で且つ着脱自在に軸支された下部前面枠3Bとを備えている。
これら上部前面枠3Aと下部前面枠3Bとは相互に分離しており、下部前面枠3Bの一側に上部前面枠3Aの下部が回動自在で且つ着脱自在に軸支されている。上部前面枠3Aには、その前面に遊技領域15が形成された遊技盤4が着脱自在に取り付けられると共に、この遊技盤4の前側には開閉自在の透明板保持枠5がこれも上部前面枠3Aに着脱自在に取り付けられている。
また、下部前面枠3Bには前面上側に、その時点の遊技得点(持点)が表示される持点表示ユニット6が一側を着脱且つ開閉自在に軸支されると共に、その下側には遊技を実施するために遊技用記録媒体である会員カードや紙幣が挿入されるとともに、各種情報が表示される表示部307を備えるカードユニット部10と、前記遊技領域15に打ち込まれる内封されている遊技球の発射強度を調節するためのハンドルセット8とが何れも着脱可能に取り付けられている。そして、該下部前面枠3Bには前記カードユニット部10を下部前面枠3Bに装着するための遊技装置装着部となる装着部7が、図5に示すように、下部前面枠3Bの前方に突出形成されていて、該装着部7を装着部7内に嵌入するすることで、装着部7が所定位置に装着される。尚、前記上部前面枠3Aは装着部7を装着する装着部7を設けた下部前面枠3Bの上側で開閉且つ着脱自在に設けられている。また、下部前面枠3Bにはハンドルセット8の操作に基づく発射強度にて内封されているパチンコ玉を発射するための打球発射装置106が取り付けられている。
遊技盤4は、略正方形状の合板により形成され、その前面には円形渦巻き状に誘導レール14が取り付けられ、この誘導レール14の内側が遊技領域15とされている。この遊技領域15には、図3並びに図4に示すように、本実施例ではドラム式可変表示装置16と、このドラム式可変表示装置16の可変表示を許容する始動入賞口17と、可変入賞球装置18と、当該可変入賞球装置18の開閉扉を開閉させるためのソレノイド131と、遊技状態に応じて点灯または消灯される遊技盤内LED132や遊技盤内ランプ133が設けられている。
前記透明板保持枠5には、遊技盤4の遊技領域15を透視し得る円形の透視窓19が開設され、この透視窓19にはその裏側より複層ガラスから成る透明板20が着脱自在に装着されている。透視窓19の外周には、その上部に、遊技にて獲得した遊技得点の大きさに応じて累進点灯制御されることで遊技得点の大きさを容易に視認可能とするための玉積みランプ21と、当該玉積みランプ21の最上部位置の両端部位置に、前記カードユニット部において精算カードが挿入されていない旨や会員カードの受付けの有無等のカードユニット部の各状況を報知するための本発明における報知手段を成す多機能ランプ11とが設けられ、左右両側方には、装飾ランプ22が設けられている。この装飾ランプ22は遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特定遊技状態の発生などを遊技者に報知すると共に、遊技の雰囲気を盛り上げるように構成されている。
透明板保持枠5の軸支側上部には入賞球の発生に基づいて所定数の得点が付与されたことを報知する賞球LED24が設けられ、透明板保持枠5の上部左右には、遊技の進行に応じた効果音を発生する効果音スピーカ25が設けられ、該効果音スピーカ25の上部左右隅部には、後述する呼出スイッチ309の操作により点灯される呼出ランプ13が設けられている。尚、透明板保持枠5の一側には、上部前面枠3Aに設けられた軸受金具26及び回転軸27とそれぞれ係合して透明板保持枠5を上部前面枠3Aに回動且つ着脱自在に取り付ける回転軸28及び軸受金具29が設けられている。
更に、透明板保持枠5の他側(向かって右側)には、上部前面枠3Aに対する閉塞状態を保持する係支片30が設けられると共に、遊技盤4の前面に貼付される証紙(図示せず)を視認させるための開口31が穿設されている。そして、上部前面枠3Aの他側には透明板保持枠5の係支片30が係脱自在に係支する係支部9が形成されている。
下部前面枠3Bは上方に延在して外枠2と上部前面枠3A間に介在する上部枠体12を備えており、この上部枠体12の一側中央より下側には軸受金具41が設けられ、この軸受金具41には回転軸40が立設されている。また、外枠2の一側上隅部にはヒンジ板33が取り付けられている。そして、上部前面枠3Aの一側上下に取り付けられた軸受金具26、23はこれらヒンジ板33と回転軸40に回動自在で着脱自在に軸支される(図3、図5に矢印A、Bで示す)。更に、上部前面枠3Aの他側には上部枠体12に対する閉塞状態を保持する係支片34が設けられると共に、上部枠体12の他側にはこの係支片34が係脱自在に係支する係支部35が形成されている。
外枠2の一側下部にはヒンジ板36と回転軸37が取り付けられ、下部前面枠3Bの一側下部にはこのヒンジ板36の回転軸37に回動且つ着脱自在に係合する軸受金具38が取り付けられている。そして、下部前面枠3Bの上部枠体12の一側上隅に設けられた係支片39は外枠2一側上部のヒンジ板33に回動且つ着脱自在に軸支される。
また、下部前面枠3B及びその上部枠体12の他側には係支片42が取り付けられ、外枠2にはこの係支片42が係脱自在に係支する係支部43が形成されている(図6)。
係る構成により、上部前面枠3Aの係支片34が下部前面枠3Bの上部枠体12の係支部35に係支されている状態では、下部前面枠3Bを回動させることにより、上部前面枠3Aと下部前面枠3Bは外枠2に対して一体に開閉自在となる。一方、下部前面枠3Bの係支片42が外枠2の係支部43に係支されている状態では、上部前面枠3Aの係支片34を係支部35から外すことにより、上部前面枠3Aのみが開閉自在となる。
このように、上部前面枠3Aのみ開閉とする状態と上部前面枠3Aと下部前面枠3Bを一体的に開閉する状態を選択できるようにしたので、それぞれに設けられた各機器のメンテナンスが極めて容易となる。また、下部前面枠3Bを残しておいて上部前面枠3Aのみ交換することもできるようになるので、リサイクル性も向上する。
下部前面枠3Bの前面には何れも硬質合成樹脂製の持点表示ユニット6、カードユニット部10、ハンドルセット8及びカバー部材44、45が着脱可能に取り付けられ、これらによって下部前面枠3Bの前面は被覆される。従って、前記持点表示ユニット6、カードユニット部10及びハンドルセット8もカバー部材として機能する。
ハンドルセット8は、ハンドルリング57Aを備えた操作ハンドル57と、この操作ハンドル57を下部前面枠3Bに着脱可能に取り付けるためのカバー部材58とから構成されている。カバー部材58には、ハンドルセット8を下部前面枠3Bに穿設された取付孔に着脱可能に取り付けて固定するための取付ボルト(図示せず)が一体的に設けられている。また、操作ハンドル57にはスイッチ配線60が接続されており、ハンドルセット8が取り付けられた状態で下部前面枠3Bに穿設された挿通孔59から裏面に挿通される。尚、前記施錠装置53はこのハンドルセット8の右上部に位置している。
また、カバー部材44、45は、図示しないガイド孔により位置決めされてビス若しくはナット止めにて下部前面枠3Bに前面から着脱可能に取り付けられているとともに、図5に示すように、カードユニット部10も、前記装着部7に対して着脱可能に取り付けられており、これら持点表示ユニット6や、カードユニット部10や、ハンドルセット8のいずれかが故障した場合において、これらを容易に取外して修理或いはその部分のみを交換することができるようになっていて、交換費用を抑制できるように構成されている。
即ち、本実施例の持点表示ユニット6は、軸受金具41とその下方の回動孔46に回動且つ着脱自在に係合する回転軸47を一側上下に備えたカバー部材48を備え、このカバー部材48に例えばドットマトリックス式のLED若しくはLCDから構成される持点表示部49が斜め上方に向けて露出して取り付けられ、その裏面にはこの持点表示部49の回路基板(図示せず)も取り付けられている。そして、この持点表示部49には遊技者が遊技の結果獲得した遊技得点(持点)が表示される。尚、この持点表示部49には、後述する内封されたパチンコ玉を循環させるための玉循環ユニットにおけるエラー内容や、玉磨き部におけるエラー内容(例えば過負荷エラー等)の該遊技機1にて発生したエラー内容が、エラーコードとして表示されるように構成されている。
また、持点表示ユニット6のカバー部材48の他側には係支片50が取り付けられており、この係支片50は下部前面枠3Bの他側に形成された係支部51(図5の円内に拡大して示す)に係脱自在に係合する。下部前面枠3Bには施錠装置52及び53が設けられており、施錠装置52を鍵で例えば右に回すと透明板保持枠5の係支片30と係支部9との係合が解除され、それによって、透明板保持枠5が開放可能となる。また、この施錠装置52を左に回せば、今度は上部前面枠3Aの係支片34と係支部35との係合が解除され、それによって、上部前面枠3Aが開放可能となる。
尚、持点表示ユニット6の係支片50と係支部51との係合は、この上部前面枠3Aを開放した状態で解除可能となる。更に、施錠装置53を鍵で回すと、下部前面枠3Bの係支片42と係支部43との係合が解除され、それによって、下部前面枠3Bと上部前面枠3Aが一体に開放可能となるものである。
この開閉自在とされた下部前面枠3Bに突設された装着部7に着脱可能に装着されるカードユニット部10は、図7に示すように、主に、四角箱状の基台筐体部10Aと、その前面に表示部307が傾斜配設され、その内部にカードユニット部10全体の動作制御を行うカードユニット制御基板318が収納されている制御基板収容部10Bと、その内部に紙幣を貯留するための紙幣収納部319を有し、その上面が開閉蓋305とされた長方体状のボックス部10Cとから構成されている。
基台筐体部10Aの前面には、遊技者がテレビ音声を聴取するためのイアホンを装着するためのイアホン装着部308と、カードユニット部10の前記装着部7への固定を解除するための施錠装置331が設けられているとともに、その内部には、図11に示すように、前記装着部7と密着嵌入可能なように、当該装着部7の外形よりも若干大きな大きさの内形状を有する装着凹部320が形成されている。そして、該装着凹部320の底部位置には、装着部7の挿入方向先端部に設けられた接続コネクタ7Aに嵌着する受け側コネクタ323が設けられており、装着部7を完全に装着凹部320に収容することで接続コネクタ7Aと受け側コネクタ323とが嵌合する。尚、図11中の109は、カードユニット部10に関する音声を出力するためのカードユニット用スピーカである。
そして、該接続コネクタ7Aは、装着部7内部に架設され、下部前面枠3Bに形成された開口を通じて下部前面枠3Bの裏面側に配設された中継基板110に接続されている接続ケーブル125に接続されており、カードユニット部10を装着部7に装着することで、自動的に中継基板110を介して遊技機1の本体側となる台管理装置111に電気的に接続されるようになっている。
また、この中継基板110には、図13に示すように、後述する会員用記録媒体である会員カードや、ビジターカードを管理するシステムコントローラ100や、会員カードに記録されている会員識別情報である会員IDに対応付けて各会員遊技者に関する貯蓄得点や来店ポイント数や遊技履歴等の会員関連情報を管理する会員管理装置である会員管理コンピュータ120や、当該遊技機1をはじめとする遊技場内に設置された各遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報(台データ)等を管理するホールコンピュータ140への通信ケーブルが接続されており、該中継基板110を介してカードユニット部10は、これらシステムコントローラ100、会員管理コンピュータ120、並びにホールコンピュータ140との間において、各種のデータの送受信が可能とされている。
また、基台筐体部10Aの内部には、図12に示すように、前記施錠装置331に連結され、該施錠装置331の回動操作により、係止片322の前記装着凹部320内部への出没を行う固定解除手段を成すリンク機構部321が内設されていて、通常において突出方向に付勢されている固定手段を成す係止片322が、前記装着部7の側面所定位置に設けられている固定手段を成す係止孔7Bに係止することで、カードユニット部10が離脱不能に固定され、施錠装置331を解錠方向への回動操作することより、前記リンク機構部321によって係止片322が没方向に移動されることで、係止孔7Bとの係止が解除され、それによってカードユニット部10の固定も解除されて、該カードユニット部10を下部前面枠3Bから離脱できるようになり、カードユニット部10の装着時には、前記係止片322が前記付勢に抗して解錠方向へ移動されることで、施錠装置331が解錠方向へ回動されながらカードユニット部10を装着する。
制御基板収容部10Bの全面側には、図7に示すように、各種操作スイッチが集中配置されている。呼出スイッチ309は、前記呼出ランプ13を点灯、消灯させるためのスイッチであり、当該遊技機1に、玉詰まり等の以上があったときに係員を呼ぶため等に使用される。データスイッチ310は、当該遊技機1における遊技情報(台データ)や、遊技場内に設置されている他の遊技機の遊技情報(台データ)を表示部307に表示させるためのスイッチである。自動貸出スイッチ311は、遊技得点(持点)が少なくなった際に、自動的に会員カードに残存する遊技用価値である残存度数或いは貯蓄価値である貯蓄得点を使用して所定数の遊技得点(持点)を加算させる自動貸出の設定・解除を実施するためのスイッチである。再プレイスイッチ313は、後述するカード挿入口303に会員カードが挿入中であるときに、該挿入中の会員カードに記録された記録情報である会員IDにより特定される貯蓄得点の内、1再プレイに相当する所定数の遊技得点(持点)を加算させるためのスイッチであり、該再プレイスイッチ313により本発明における再遊技操作部が形成されている。精算スイッチ314は、遊技者が遊技を終了させるとともに、会員カードを挿入している場合には、当該挿入している会員カードを返却させるために操作するスイッチであり、該精算スイッチ314により本発明における返却操作部並びに遊技終了操作部が形成されている。また、精算スイッチ314は、後述する貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する本発明における貯蓄操作部でもある。貸出スイッチ315は、後述するカード挿入口303に会員カードが挿入中であるときに、該挿入中の会員カードに記録された残存度数の内、所定数の度数を使用して所定数の遊技得点(持点)を加算させるためのスイッチである。尚、本実施例では、使用頻度の大きな再プレイスイッチ313、精算スイッチ314、貸出スイッチ315の大きさを、その他のスイッチよりも大きなものとしている。
これら各スイッチが集中配置された面と制御基板収容部10Bの上面との間の傾斜面には、図7に示すように、テレビ映像を表示可能なアクティブマトリックス型のカラー液晶ディスプレイ(LCD)から成り、各種情報が表示される表示部307が設けられており、更に該表示部307の前面には、透明タッチパネル306が配設されていて、表示部307に表示される各メニューを指触選択することで、入力操作を実施できるように構成されている。
ボックス部10Cの前面には、向かって左側より、紙幣を挿入(投入)するための紙幣挿入口(投入口)301と、会員カード或いは精算カードを挿入するためのカード挿入口303と、該カード挿入口303にカードが挿入中において点灯されるとともに、カードの排出時に所定時間に亘って点滅点灯されるカードインジケータ302と、内部にビジターカードを装着して内封するためのビジターカード装着口304とが設けられている。
また、ボックス部10Cの内部には、前記紙幣挿入口301に連設され、該紙幣挿入口301に挿入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を前記制御基板収容部10B内に収納されているカードユニット制御基板318に出力する紙幣識別ユニット316が設けられており、該紙幣識別ユニット316にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされており、該紙幣識別ユニット316にて真券と識別された紙幣が、前記紙幣収納部319に収納されて貯留される。
前記ボックス部10Cの前面に設けられたカード挿入口303とビジターカード装着口304とは、遊技者から見て左右方向に並設配置されている。カード挿入口303は、ボックス部10C内に内蔵されているカードリーダライタ317の会員・精算カードスロット(図示略)に連設されており、このカード挿入口303を介して会員カード或いは精算カードを会員・精算カードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口304は、カードリーダライタ317のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口304を介してビジターカードをビジターカード収容室に装着可能とされている。
そして、これらビジターカード装着口304には、前記開閉蓋305が開放されることで上方へ抜き取り可能となる透明カバー部材304aが取付けられており、これにより前記カードリーダライタ317に装着されたビジターカードが、該透明カバー部材304aを通して視認できるとともに、該透明カバー部材304aによって、装着されたビジターカードの抜き取りができない状態とされ、該ビジターカードがカードユニット部10内に内封された状態とされ、前記開閉蓋305を開放可能な状態、つまりは、カードユニット部10を装着部7より離脱するか、或いは、前記持点表示ユニット6のカバー部材48を開放した状態において、開閉蓋305を開放することで、容易に透明カバー部材304aを抜き取って、カードリーダライタ317に装着されたビジターカードを交換できるようになっている。尚、紙幣収納部319に貯留された紙幣を取り出す場合においても、ビジターカードの交換と同様に、前記開閉蓋305を開放可能な状態、つまりは、カードユニット部10を装着部7より離脱するか、或いは、前記持点表示ユニット6のカバー部材48を開放した状態においてのみ、紙幣の取り出しが可能となる。
尚、ビジターカード装着口304の内部には、ビジターカード装着口304内を複数の点灯色にて照光するためのLEDが設けられており、該LEDがビジターカードの発行並びに該ビジターカードを使用しての遊技得点(持点)の加算の実施中において所定色に点灯されることで、ビジターカードの発行並びに遊技得点(持点)の加算が実施中である旨が遊技者に報知される。
本実施例のカードリーダライタ317は、遊技用記録媒体処理手段の一例であって、前記カード挿入口303から挿入される会員カードまたは精算カードに記録されている記録情報の読み取り並びに書き込みを行うとともに、装着されているビジターカードに記録されている記録情報の読み取り並びに書き込みを行う。
これらカードユニット部10に設けられた各スイッチ309〜315、カードインジケータ302、タッチパネル306、表示部307、紙幣識別ユニット316、カードリーダライタ317は、図13に示すように、前記制御基板収容部10Bに収容されているカードユニット制御基板318に電気的に接続されているとともに、前記タッチパネル306からの入力信号に基づいて、該タッチパネル306上において遊技者が指触した位置情報をカードユニット制御基板318に出力するタッチパネルドライバ326や、前記表示部307を構成するカラー液晶ディスプレイ(LCD)を駆動するための液晶ドライバ327や、前記中継基板110を介してカードユニット部10に入力されるテレビ信号を復調するためのテレビチューナー330に電気的に接続されていて、これら各種スイッチの検出信号やタッチパネル306の位置検出情報、紙幣識別ユニット316による識別信号等を受けて、カードインジケータ302や前記LED、カードリーダライタ317、液晶ドライバ327やテレビチューナー330の制御等、全体の動作制御、並びに後述する遊技得点加算要求処理や加算更新処理、並びに前記表示部307に当該遊技機1やその他の遊技機の遊技情報(台データ)を表示する遊技情報表示処理等の各種処理を実行する。
尚、テレビチューナーにて復調されたテレビ映像は液晶ドライバ327に直接出力されて表示部307にテレビ映像が表示されるとともに、テレビ音声が図示しないアンプを介してイアホン装着部308から出力される。
また、カードユニット制御基板318には、図示しないROMに記憶されている制御プログラムに基づいて、カードユニット部10の制御を行う図示しないMPUやメモリ等が搭載されているとともに、中継基板110を介して前記システムコントローラ100、会員管理コンピュータ120、並びにホールコンピュータ140とのデータ通信を実施するための通信部328や、遊技機1内の後述する遊技制御基板81や後述する台管理装置111並びに音声制御基板112との各種信号の授受を実施するためのI/O回路部329が搭載されていて、該I/O回路部329を通じて遊技制御基板81に接続されている情報端子基板89から出力される遊技情報を示す各種信号(確変信号、大当り信号、始動信号)や、遊技得点(持点)データを示す遊技得点信号等の各種信号が入力可能とされているとともに、遊技得点(持点)への加算処理を指示するための遊技得点加算要求信号や呼出スイッチ309の操作に基づく呼出信号等の各種信号を、台管理装置111や音声制御基板112に対して出力可能とされている。(図13参照)
また、カードユニット制御基板318は、カード挿入口303に挿入された会員カードに対してシステムコントローラ100と連携して利用の可/不可を判別する受付処理を行う。
また、カードユニット制御基板318は、該受付処理において受付けられた会員カードより読み出された度数が残存する場合であって、貸出スイッチ315の操作が検出された場合に、カードリーダライタ317にて受付けた会員カードから読み出した遊技用価値の大きさを特定可能な情報としての度数データから特定される度数の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して、所定の大きさの遊技得点(本実施例では5度数に相当する125点)の加算要求を、前記台管理装置111に対して送信する遊技得点加算要求処理を行い、該遊技得点加算要求処理によって本発明における遊技得点加算要求処理手段が形成されている。
また、該遊技得点加算要求処理により遊技得点(持点)への加算に供された度数と台番号とを含む会員貸出完了情報を、システムコントローラ100に送信する処理を実施する。
また、カードユニット制御基板318は、カード挿入口303に会員カードが受付中でかつ残存する度数が0度の場合であって、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)が挿入されて識別された場合に、この識別された金額に相当する度数を、受付けられている会員カードより読み出された度数に加算更新する加算更新処理を行い、該加算更新処理によって本発明における加算更新処理手段が形成されている。
また、カードユニット制御基板318は、前記情報端子基板89から出力され、前記中継基板110を介して入力される、当該遊技機1における遊技に関連して発生した遊技情報を示す各種信号(確変信号、大当り信号、始動信号)に基づいて当該遊技機1の遊技情報(台データ)を記憶し、該遊技情報(台データ)並びに前記ホールコンピュータ140から入手した当該遊技機1以外の遊技情報(台データ)を前記表示部307に表示するための遊技情報表示制御処理を実施し、該遊技情報表示制御処理によって本発明における表示制御手段が形成されている。
また、カードユニット制御基板318は、カード挿入口303に会員カードが受付中である場合において表示部307に表示される会員用メニュー(図14(g)参照)において、「ポイント確認」や「遊技履歴」のメニューが選択操作されたときに、該受付け中の会員カードから読み出した会員識別情報である会員IDを含む当該会員に関する会員関連情報となる来店ポイントの送信を要求する来店ポイント送信要求を会員管理コンピュータ120に対して送信する来店ポイント送信要求送信処理や、該会員IDを含む会員関連情報となる遊技履歴の送信を要求する遊技履歴送信要求を会員管理コンピュータ120に対して送信する遊技履歴送信要求送信処理を実施するとともに、該送信された来店ポイント送信要求や遊技履歴送信要求に基づいて会員管理コンピュータ120から送信(返信)されてくる来店ポイント数や収支等の遊技履歴を表示部307に表示する会員関連情報表示処理を実施し、前記来店ポイント送信要求送信処理並びに遊技履歴送信要求送信処理により本発明における会員関連情報送信要求送信手段が形成され、該会員関連情報表示処理により本発明における表示制御手段が形成されている。
また、カードユニット制御基板318は、カード挿入口303に会員カードが受付けられていない場合に低額紙幣(1000円紙幣)が紙幣挿入口301に挿入されて識別された場合に、この識別された金額である1000円に相当する10度数をビジターカード装着口304に装着されているビジターカードに記録した後、この記録した10度数に相当する遊技得点(持点)の加算要求を、前記台管理装置111に対して送信して10度数に相当する遊技得点(持点)を加算させる発行貸出処理を行う。
また、カードユニット制御基板318は、該発行貸出処理に供された度数(本実施例では10度数)と台番号とを含む発行貸出完了情報を、システムコントローラ100に送信する。
また、カードユニット制御基板318は、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報である会員IDが記録された遊技用記録媒体である会員カードがカード挿入口303に挿入中であるときにおいて、貯蓄操作部である前記精算スイッチ314が操作された場合には、その時点の遊技得点と挿入中の会員カードの会員IDとを含む貯蓄要求を会員管理コンピュータ120に送信して、該会員管理コンピュータ120において各会員IDに対応付けて記憶、管理されている貯蓄得点の内、当該会員IDから特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄させる貯蓄処理を実施する。
また、カードユニット制御基板318は、会員カードがカード挿入口303に挿入中であるときにおいて、再遊技操作部である再プレイスイッチ313が操作された場合、或いは会員カードの挿入時において表示部307に表示されるプレイ選択画面(図14(a)参照)において貯蓄得点を使用する旨が選択されたときに、暗証番号を受付け、該受付けた暗証番号と挿入中の会員カードの会員IDと台番号とを含む貯蓄得点抽出要求を、会員管理コンピュータ120に送信して当該会員IDに対応付けて該会員管理コンピュータ120にて記憶されている、当該会員IDから特定される貯蓄得点を入手し、該貯蓄得点の少なくとも一部、具体的には1再プレイに相当する遊技得点(本実施例では5度数に相当する125点)の加算要求を、前記台管理装置111に対して送信して加算させることで再度遊技に使用させる再遊技処理を実施し、該再遊技処理にて本発明における再遊技処理手段が形成されている。
また、カードユニット制御基板318は、カード挿入口303に精算用記録媒体である精算カードが挿入中であって、遊技得点(持点)が存在するときに、遊技終了操作部となる精算スイッチ314が操作された場合には、該遊技得点(持点)をカードリーダライタ317により精算カードに記録させることで、精算カードの記録内容から遊技得点(持点)の大きさを特定可能とする精算用記録媒体処理を実施し、該精算用記録媒体処理にて本発明における精算用記録媒体処理手段が形成されている。
また、カードユニット制御基板318は、前記遊技終了操作部となる精算スイッチ314が操作されたときに、前記カード挿入口303に精算カードが未挿入であったときに、該精算カードが未挿入である旨の信号を台管理装置111に出力することで、該台管理装置111に接続されている多機能ランプ11の表示態様を精算カードが未挿入である所定の表示態様(オレンジ色の点滅点灯表示)とさせる精算カード未挿入報知処理を実施する。
このような遊技機1は、外枠2を遊技機設置島に固定することにより、複数台並設される。尚、実施例では外枠2に上部前面枠3Aや下部前面枠3Bを着脱且つ回動自在に枢支する方式としたが、それに限らず、各前面枠3A、3Bを直接遊技機設置島の図示しないフレームに着脱且つ回動自在に枢支する方式でも良い。即ち、その場合には遊技機設置島のフレームが基体の役目をするので、外枠2は必要ないものとなる。
次に、図2、図8〜図10において本実施例の遊技機1の背面側には、上部前面枠3Aの裏側に対応して開閉部材82が設けられると共に、その下側の下部前面枠3Bに対応して取付ベース83が設けられている。開閉部材82は取付ベース83とは別体で構成され、取付ベース83の上方に位置している。この開閉部材82は、図8に示す如く上部前面枠3Aの裏面一側に設けられた回転軸84に開閉部材82一側上下の係合孔85を回動且つ着脱自在に係合することにより軸支され、その非枢支側をロック機構86によって上部前面枠3Aに係脱自在に固定されている。
尚、上部前面枠3Aの裏面周囲の複数箇所に遊技盤固定レバー87a、87b、87cが設けられている。そして、遊技機1の背面側において遊技盤4は、上部前面枠3A内に納められ、遊技盤固定レバー87a、87b、87cにより着脱自在に固定されている。
そして、遊技機1の背面の遊技盤4の中央部には、機構板88が設けられており、その中央部に前記ドラム式可変表示装置16が取り付けられている。尚、ドラム式可変表示装置16の遊技盤とは反対方向となる位置には、当該ドラム式可変表示装置16における可変表示を制御するための表示制御基板121が配設されている。そして、開閉部材82はこのドラム式可変表示装置16の左右及び上側を囲むような略門型形状に形成されており、ドラム式可変表示装置16の上側に位置する開閉部材82の裏面には、遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施する本遊技機1の遊技内容を制御するためのマイクロコンピュータ(CPU)等から成る基本回路を有する遊技制御基板81が着脱自在にネジ止めされている。そして、この遊技制御基板81には、信号の入出力を行なうための配線が接続されるコネクタ81Aが設けられている。
また、遊技制御基板81の後方から見て右側には情報端子基板89が開閉部材82に着脱自在にネジ止めされている。情報端子基板89には、前記中継基板110との間の信号線を接続するための端子や外部電源供給線が接続される電源ソケット、電源スイッチ、コネクタなどが設けられている。また、この情報端子基板89の下側であって、ドラム式可変表示装置16の後方から見て右側には電飾制御基板91が開閉部材82に着脱自在にネジ止めされている。この電飾制御基板91は遊技制御基板81に電気的に接続され、遊技盤内LED132や遊技盤内ランプ133などの電飾の点灯を制御する。尚、図8においては特に図示していないが、効果音スピーカ25や後述するカードユニット用スピーカ109を制御する音声制御基板(後述する図13では112で示す)も、遊技制御基板81から分離して設けられており、電飾制御基板91同様に開閉部材82に着脱自在に取り付けている。
このように本発明における請求項9に記載の前記配設部となる上部前面枠3Aに、各機種において固有に使用される機種固有部を成す遊技盤4と、当該上部前面枠3Aの裏側に着脱且つ開閉自在に取付けられた開閉部材82に、各機種において固有に使用される機種固有部を成す遊技制御基板81、表示制御基板121、情報端子基板89、電飾制御基板91並びに音声制御基板112とを取り付けているので、これら機種固有部を交換するのみで機種変更を実施でき、当該機種固有部以外の部分であり、遊技機の機種によらず共通して使用される共通部に、前記装着部7を設け前記カードユニット部10を装着する、すなわち、装着部7およびカードユニット部10を共通部に備えることで、これらカードユニット部10を含む共通部を機種変更においても交換する必要がなく、機種交換に要する費用を抑制できるようになっているとともに、これら遊技制御基板81、情報端子基板89、電飾制御基板91並びに音声制御基板112が開閉自在とされた開閉部材82に取り付けられていることで、これら各基板の交換、メンテナンスが容易となる。また、開閉部材82を開いた状態で上部前面枠3Aのメンテナンスを行えるので、ドラム式可変表示装置16や遊技盤4の修理・交換も容易となる。特に、開閉部材82は取付ベース83とは別体に構成されているので、後述する玉循環ユニット部97を開閉すること無くこれらの作業を行うことができるようになる。
一方、取付ベース83は、図9、図10に示す如く下部前面枠3Bの裏面一側に設けられた回転軸93に取付ベース83一側の係合孔94を回動且つ着脱自在に係合することにより軸支され、その非枢支側をロック機構95によって下部前面枠3Bに係脱自在に固定されている。
ここで、遊技機1の始動入賞口17や可変入賞球装置18内に進入した打玉(入賞球)は遊技盤4の裏面側に導かれる。この遊技盤4の裏面下方における下部前面枠3Bの裏側には、この遊技機1において打玉の循環経路の一部を構成する玉循環ユニット部97が設けられている。この玉循環ユニット部97は、前記取付ベース83と、この取付ベース83の後方から見て右側にネジ止めと係合にて着脱自在に取り付けられた後述する玉揚送部99などから構成され、この玉揚送部99にはカセット式の玉磨き部98が着脱自在に取り付けられている(図10)。
このように下部前面枠3Bの裏側に開閉且つ着脱自在の取付ベース83を取り付け、この取付ベース83に玉揚送部99、玉磨き部98などを着脱自在に取り付けて玉循環ユニット部97を構成しているので、玉循環ユニット部97の修理・交換メンテナンスが容易となると共に、下部前面枠3B内の各機器のメンテナンスも取付ベース83を開いた状態で行えるので、作業は極めて容易となる。
また、玉循環ユニット部97には玉揚送部99が設けられ、この玉揚送部99には受け樋部101と該受け樋部101に受け止められた打玉を揚送する歯車102が設けられている。遊技盤4の裏面に導かれた入賞球は入賞球検出スイッチ117や特定入賞球検出スイッチ118にて検出処理された後、受け樋部101に送られる。また、アウト口より回収されたアウト玉はアウト玉検出スイッチ119(図13)にて検出処理された後、同様に受け樋部101に送られる。
このようにして受け樋101に回収された打玉は、歯車102にて玉磨き部98に揚送される。この玉磨き部98には巻出しリール98Aと巻き取りリール98Bとの間に張られたテープ状の研磨紙が設けられており、玉磨き部98に揚送された打玉は、この研磨紙に押し付けられて研磨される。
玉磨き部98にて研磨された後、該打玉は、前側循環ユニット部103に導入される。尚、前記ファール玉はファール玉入口に回収されてファール球検出スイッチ116で検出処理された後、この前側循環ユニット部103に導入される。この前側循環ユニット部103は持点表示ユニット6の後側に位置して下部前面枠3B上部一側の係支部104にユニット部103の係支孔103Aを回動且つ着脱自在に係支されている(図5)。
下部前面枠3Bの上部には、打玉を弾発発射するための打球発射装置106が取り付けられている。打球発射装置106には、前記打球ハンマ105や打球モータ107が含まれている。前述したように前側循環ユニット部103に導入された打玉は当該前側循環経路ユニット103に形成された発射玉供給通路の傾斜に沿って所定の打球発射位置へ導かれる。
打球発射位置へ導かれた玉は、打球ハンマ105により発射レール108に向けて発射される。この発射レール108の上端108A(先端)は、上部前面枠3Aが閉じられた状態で、前記誘導レール14の下端14A(入口端)に対応する位置に形成されている。そして、前記ハンドルセット8の操作ハンドル57が操作されると打球モータ107が駆動され、上述の如く打球発射位置に一個ずつ供給された打玉を発射レール108に向けて発射する。発射レール108を上昇した打玉は誘導レール14に誘導されて遊技領域15に打ち込まれることになる。以上のようにして、遊技機1内に封入されている打玉が繰返し循環して遊技機1に使用される。
尚、下部前面枠3Bの中央下部位置には、装着部7に連通する開口115の近傍であって、カードユニット部10の後方下部位置にカードユニット用スピーカ109が取り付けられている(図9、図11参照)。更に、外枠2の下端左裏面には台管理装置111が取り付けられている。
この台管理装置111には、前記中継基板110を介してカードユニット部10内に設けられたカードユニット制御基板318からの前述の遊技者が操作可能とされた各種スイッチの操作等に基づく前述した遊技得点加算要求信号を含む各種出力信号や、遊技制御基板81からの発射信号やファール信号や賞球信号等を含む遊技情報が入力されることにより、遊技得点(持点)の減算、加算などの制御や持点表示部49の表示制御などを実行する。つまり、台管理装置111は、前記発射球検出スイッチ114による前記遊技領域15へ打ち込まれた遊技球の検出に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域15に設けられた各入賞口に遊技球が入賞することに応じて、入賞した入賞口に対応する遊技得点を加算する遊技得点加減算処理を実施するための持点制御部を備えており(図13参照)、該持点制御部が実施する遊技得点加減算処理にて本発明における遊技得点加減算手段が形成されている。また、台管理装置111は、前記遊技得点加算要求処理においてカードユニット制御基板318から送信される加算要求に応じて、所定の大きさの遊技得点(本実施例では5度数に相当する125点)を加算する。
この台管理装置111と遊技制御基板81や情報端子基板89、音声制御基板112、中継基板110、持点表示部49などとの間の配線は、遊技機1の裏面の向かって右側(枢支側)に沿って配設されている。これにより、上部前面枠3Aや下部前面枠3B、開閉部材82が回動する際にも支障がないように構成されている。尚、この台管理装置111を下部前面枠3B裏面に取り付けても良い。
次に、図13は本実施例の遊技機1のブロック図を示している。台管理装置111は前述の如く遊技制御基板81とともに持点表示部49の回路基板と接続されており、台管理装置111に設けられている前記持点制御部における遊技得点加減算処理にて算出された遊技得点(持点)が持点表示ユニット6の持点表示部49に表示される。
また、台管理装置111には、前記機種固有部に属しない共通部に属する各種機器、具体的には、前記持点表示部49を有する持点表示ユニット6や、玉揚送部99の歯車102を駆動するリフトモータ102Mの制御を行うためのリフト制御基板123や、カセット式の玉磨き部98の研磨紙の巻き取りモータ98Mの制御を行うとともに、巻き取りモータ98Mの過負荷状態を検出するための研磨制御基板124や、前記操作ハンドル57の操作に基づいて、打球発射装置106の打球モータ107を制御して打球の発射強度を調節可能とするための発射制御基板127などが接続されており、これら各制御基板における制御状況を台管理装置111が管理できるようになっていて、各制御基板からのエラー内容を台管理装置111が、前記持点表示部49に表示できるようになっている。尚、これらの各基板は、特に図示しないが、下部前面枠3B裏面に取り付けられている。また、本実施例では、これらリフト制御基板123、研磨制御基板124、発射制御基板127等を台管理装置111とは別個に設けているが、これら各基板の回路を、台管理装置111内に含むようにしても良い。
台管理装置111はランプ駆動回路を含み、前記透明板保持枠5に設けられている玉積みランプ21、多機能ランプ11、装飾ランプ22、呼出ランプ13が接続されることで、これら各ランプの点灯態様を制御する。
また、台管理装置111は、前記中継基板110を介してカードユニット部10のカードユニット制御基板318と接続されており、該カードユニット制御基板318との間において、前述のように、各種の信号に授受が可能とされているとともに、遊技制御基板81と接続されることで、該遊技制御基板81から発射信号やファール信号や賞球信号等を含む遊技情報が入力されることで、遊技得点(持点)を算出できるとともに、当該遊技機1の遊技状態を把握、管理できるようになっている。
この本実施例に用いた遊技制御基板81に設けられた基本回路には、ゲーム制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶するためのROM、ワークメモリとして使用されるRAM、ゲーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに従って遊技制御動作等の各種の制御動作を行うCPU、データおよび信号等の各種情報の入出力用に設けられた複数のポートを有するI/Oポート、この基本回路が動作する場合の基準タイミングとなる動作クロックをCPU等の各部に与えるクロック発生部(図示略)が含まれる。
さらに、遊技制御基板81には、特に図示しないが、電源投入時に基本回路をリセットするための初期リセット回路、電源投入後に基本回路を定期的にリセットするための定期リセット回路、基本回路から与えられるアドレス信号をデコードしてI/OポートのうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路等が設けられている。
また、遊技制御基板81は、発射球検出スイッチ114、ファール球検出スイッチ116、入賞球検出スイッチ117、特定入賞球検出スイッチ118、アウト玉検出スイッチ119の各検出スイッチに接続され、これら各検出スイッチから出力される信号を検出するためのスイッチ検出回路113や、前記可変入賞球装置18の開閉扉を開閉させるためのソレノイド131の駆動制御を行うソレノイド回路129を含み、前記発射球検出スイッチ114による発射球の検出に基づく発射信号や、ファール球検出スイッチ116によるファール球の検出に基づくファール信号や、入賞球検出スイッチ117や特定入賞球検出スイッチによる入賞球の検出に基づく賞球信号が遊技制御基板81から台管理装置111に出力されることで、該台管理装置11の持点制御部にて遊技得点(持点)が算出される。
更に、この遊技制御基板81には、前記ドラム式可変表示装置16の可変表示制御を行う表示制御基板121や、遊技に関連する効果音等を前記効果音スピーカ25から出力するための音声制御基板112が接続されていて、遊技制御基板81からの指示内容に基づいて可変表示の制御並びに効果音の出力制御が実施されるようになっている。
尚、本実施例では、該音声制御基板112が前記中継基板110を介してカードユニット制御基板318に接続されており、該カードユニット制御基板318から出力信号に対応する音声が、音声制御基板112に接続されている前記カードユニット用スピーカ109から出力される。
また、遊技制御基板81には、前記情報端子基板89や前記電飾制御基板91が接続されていて、前記情報端子基板89からは、前記中継基板110を通じて、カードユニット部10のカードユニット制御基板318やホールコンピュータ140に遊技情報を示す各種信号(確変信号、大当り信号、始動信号)が出力される。
台管理装置111及び各基板による打球発射、表示制御、持点制御、ランプ制御、リフトモータ102Mで駆動される歯車102による玉循環などの各制御は前述した通りであるので、ここでは説明を省略する。玉磨きに関しては、台管理装置111は巻き取りモータ98Mによって一定の間隔で予め規定された量だけ研磨紙を更新する。
このようにして構成されている本実施例の遊技機1で遊技を行なうためには、会員カードを所有する会員遊技者が、会員カードをカード挿入口303に挿入して、該会員カードに残存する度数、或いは、貯蓄得点を使用して遊技得点(持点)の加算を実施させて遊技を行う方法と、会員カードを所有しないビジター遊技者が、紙幣(1000円)を紙幣挿入口301に挿入して、ビジターカードによる前記発行貸出処理により遊技得点(持点)の加算を実施させて遊技を行う方法の2つの方法が可能とされている。
まず、会員カードをカード挿入口303に挿入して遊技を行う場合について、図14〜図18を参照して説明すると、会員遊技者が会員カードをカード挿入口303に挿入した場合には、カードリーダライタ317が、該挿入された会員カードから会員ID、会員カードID、度数、入金(プリペイド)IDとを読み出して一時記憶するとともに、会員カードID、度数、台番号、入金(プリペイド)IDとを含む使用許諾要求を前記システムコントローラ100へ送信する。
システムコントローラ100は、使用許諾要求の受信に基づき、受信した会員カードIDと該会員カードID並びに入金IDとに対応して登録管理されている残存度数の照合や使用不可フラグの登録の有無に基づく認証を実施し、認証がOKであれば使用許諾をカードユニット部10のカードユニット制御基板318に返信する使用可否の判定処理を実施する。
カードユニット制御基板318が使用許諾を受信した場合には、挿入された会員カードを使用可能とするとともに、会員管理コンピュータ120に対して受付けた会員カードから読み出した会員IDと装置IDとを含む会員カード受付け通知を通信部328より送信する。
該会員カード受付け通知の送信を受けて会員管理コンピュータ120は、送信されてきた会員IDが図示しない会員情報テーブルに存在するか否かを判定し、存在する場合においては、当該会員IDに対応する来店ポイントに、例えば100ポイントを加算更新した後、会員カード取込応答(図示略)を返信するとともに、図示しない遊技履歴テーブルにおける当該会員IDの遊技履歴の記憶を開始する。
前記会員カード取込応答の受信に基づいてカードユニット制御基板318は、カードリーダライタ317に受付け中の会員カードから読み出して記憶している度数に相当する残存金額を含むとともに、貯蓄得点を使用するか、或いは残存度数を使用するか(すなわち貯蓄得点を使用しない)受付けるための図14(a)に示すプレイ選択画面を表示部307に表示してプレイ(遊技)選択受付けを実施する。
会員遊技者が貯蓄得点を所有していないか、或いは残存度数を使用して遊技を行いたい場合には、該プレイ選択画面において「いいえ」を選択入力することで、前記残存金額とその時点も遊技得点である「0」が表示されるとともに(図14(e))、前記貸出スイッチ315の押圧操作待ちとなる。
この操作待ち段階において、遊技者が前記貸出スイッチ315を押圧操作した場合においては、残度数が「0」か否かの判定を実施した後、前記カードユニット制御基板318は、所定の貸出単位度数である5度数に対応する125点の遊技得点の加算要求を、前記台管理装置111に対して送信する遊技得点加算要求処理を実施することで、台管理装置111において遊技得点(持点)に125点が加算更新されて、当該新たな遊技得点(持点)である125点が持点表示部49に表示されるとともに、表示部307にも表示されることで、当該遊技得点(持点)を使用して遊技を実施できるようになる。
これら台管理装置111から加算更新後の新たな遊技得点(持点)が出力されてきた場合においてカードユニット制御基板318は、残存度数から当該遊技得点(持点)の加算に使用された度数である5度数(残存金額では500円)を減算更新するとともに(図14(f))、会員カードIDと入金(プリペイド)IDと台番号と使用度数とを含む会員貸出完了情報をシステムコントローラ100に対して送信することで、システムコントローラ100の図示しない会員カードマスターテーブルにおいて、会員カードIDと入金IDとに対応して記憶されている残存度数から該使用度数が減算更新される。
尚、本実施例では、図14や図15に示すように、画面下部位置には、貸出モードが会員カードを使用しての再プレイ或いは玉貸か、ビジターカードを使用しての発行玉貸のいずれかであるかが表示されるとともに、前記自動貸出スイッチ311の操作に基づいて、自動貸出が「ON」または「OFF」のいずれであるかが表示される帯状のメニューバーが設けられている。
また、本実施例では、図14(f)等に示すように、各表示画面の画面右上部位置には、「メニュー」の選択操作部が設けられており、当該「メニュー」の選択操作部を選択操作することで、図14(g)に示す会員用メニューが表示部307に表示されるようになっている。この会員用メニューには、当該遊技機1や他の遊技機の遊技情報(台データ)を表示させることのできる「台データ」のメニューと、その時点において自分が所有する来店ポイント数を表示させて確認できる「来店ポイント」のメニューと、自分の遊技履歴を表示させて確認できる「遊技履歴確認」ののメニューと、テレビを聴取するための「テレビ」のメニューとが設けられている。
尚、会員カードがカード挿入口303に挿入されていない場合に表示されるビジターメニューには、図15(a)に示すように、「台データ」のメニューと「テレビ」のメニューのみが表示されるようになっており、会員用メニューに表示されている「来店ポイント」のメニューや「遊技履歴確認」のメニューは表示されない。
これら「台データ」のメニュー或いはデータスイッチ310が遊技者にて操作された場合には、図15(b)に示すように、カードユニット制御基板318にて記憶されている当該遊技機1の遊技情報(台データ)の内、本日の遊技情報(台データ)、具体的には、可変表示装置16の総始動回数と、大当り回数と、確変回数と、大当り確率と、差玉と、前回の大当り終了時点からの可変表示装置16の始動回数である大当り間始動回数とが表示される、尚、画面上方には、「本日」の他、「前日」、「前々日」の選択操作部が設けられていて、これら「前日」、「前々日」の選択操作部を操作することで、当該遊技機1の前日の遊技情報(台データ)や、当該遊技機1の前々日の遊技情報(台データ)も表示されるようになっている。
また、遊技者が当該遊技機1以外のその他の遊技機の遊技情報(台データ)を確認したい場合には、図15(b)の表示画面において「台選択」を選択入力することで、図15(c)に示すように、当該遊技場内に設置された全機種が一覧表示された機種指定受付け画面が表示されて機種指定の受付けが実施された後、図15(d)に示すように、当該機種に該当する台番号が一覧表示される台番号指定画面が表示されて台番号指定の受付けが実施されることで、該指定された台番号を含む遊技情報の出力要求が、カードユニット制御基板318からホールコンピュータ140に送信されることで、当該台番号の遊技情報(本日、前日、前々日)がホールコンピュータ140から返信されてカードユニット制御基板318に記憶され、該ホールコンピュータ140から返信された当該台番号の遊技情報が、図15(e)に示すように、表示部307に表示される。尚、更に、他の台の遊技情報(台データ)を確認したい場合には、図15(e)の画面中の「台選択」を操作することで、図15(c)に戻り、再度、機種と台番号の指定受付けが実施される。
また、会員用メニュー中の「ポイント確認」のメニューが選択入力された場合においては、カードユニット制御基板318から、カード挿入口303に受付け中の会員カードから読み出した会員IDを含む前述の来店ポイント送信要求が会員管理コンピュータ120に対して送信され、該送信された来店ポイント送信要求に基づいて会員管理コンピュータ120から送信(返信)されてくる来店ポイント数が表示部307に表示される。
また、会員用メニュー中の「遊技履歴確認」のメニューが選択入力された場合においては、カードユニット制御基板318から、カード挿入口303に受付け中の会員カードから読み出した会員IDを含む前述の遊技履歴送信要求が会員管理コンピュータ120に対して送信され、該送信された遊技履歴送信要求に基づいて会員管理コンピュータ120から送信(返信)されてくる収支等を含む遊技履歴が表示部307に表示される。
また、遊技によって会員カードに残存する度数(残存金額)が0になった場合に、本実施例の遊技機1では、カードユニット部10の前記紙幣挿入口301より紙幣を投入して、該挿入中の会員カードの残度数に対して、投入紙幣の金額に相当する度数を加算できるようになっている。
具体的には、残度数が0度数になった会員カードが挿入中である場合に、前記紙幣挿入口301よりの紙幣の投入があった場合には、紙幣識別ユニット316において挿入された紙幣の金額並びに真贋が識別され、識別金額がカードユニット制御基板318に出力される。
該識別金額の出力を受けたカードユニット制御基板318は、出力された識別金額を度数(識別金額を100で除算した値)に変換し、該変換した度数(入金度数)と入金金額と会員カードIDと台番号とを含む入金要求をシステムコントローラ100に送信する。
これら入金要求を受信したシステムコントローラ100では、入金IDを生成し、該生成した入金IDを図示しない会員カードマスターテーブルに会員カードIDに対応付けて、入金度数とともに記憶するとともに、該生成した入金IDを入金要求の送信元のカードユニット制御基板318に返信する。
システムコントローラ100より入金IDの返信を受けたカードユニット制御基板318においては、受付中の会員カードに記録されている入金ID並びに度数を、前記システムコントローラ100より受信した入金ID並びに入金度数に各々更新記録した後、該入金度数に対応する度数(金額)を、新たな残存度数(残存金額)として表示部307に表示することで、該度数を遊技得点(持点)の加算に使用できるようになる。
一方、遊技者が貯蓄得点を使用して遊技を行いたい場合には、前記図14(a)に示すプレイ選択画面において、「はい」を選択入力することで、図14(b)に示すように、暗証番号入力画面が表示部307に表示されて暗証番号の受付けが実施されるとともに、該受付けた暗証番号と会員カードから読み出された会員IDと当該遊技機1の台番号とを含む貯蓄得点抽出要求が会員管理コンピュータ120に送信される。
該貯蓄得点抽出要求の受信に基づいて会員管理コンピュータ120は、貯蓄得点抽出要求に含まれる会員IDに対応して図示しない会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、貯蓄得点抽出要求に含まれる暗証番号とを照合し、該照合において双方の暗証番号が一致した場合において、該会員カードの使用を許容し、貯蓄得点抽出要求に含まれる会員IDに対応して登録されている貯蓄得点を抽出してカードユニット制御基板318に返信する。
該返信に基づいてカードユニット制御基板318は、返信されてきた貯蓄得点に該当する再プレイ回数を算出し、該算出した再プレイ回数と貯蓄得点と遊技得点(持点)を表示部312に表示する。(図14(c))
この段階にて前記再プレイスイッチ313を操作すると、再プレイ回数が存在する場合に前述の度数を使用しての遊技得点(持点)の加算の場合と同様に、1再プレイに相当する遊技得点(具体的には125点)の加算要求が台管理装置111に出力されることで、遊技得点(持点)に125点が加算され、当該新たな遊技得点(持点)である125点が持点表示部49に表示されるとともに表示部307にも表示されることで、貯蓄得点を再度遊技に使用できるようになる。
そして、該加算要求に基づき台管理装置111から加算更新後の新たな遊技得点(持点)が出力されてきた場合においてカードユニット制御基板318は、前記表示部307に表示している再プレイ回数から1を減算表示するとともに、該1回の再プレイに対応する貯蓄得点(本実施例では125点に手数料25点を加えた150点)を表示部307に表示している貯蓄得点から減算表示する(図14(d))。そして、これら遊技得点(持点)の加算に使用した貯蓄得点である払戻点数と、会員IDと、当該遊技機1の台番号とを含む払戻完了情報を会員管理コンピュータ120に送信する。
この払戻完了情報の受信に基づいて会員管理コンピュータ120は、払戻完了情報に含まれる会員IDに対応して図示しない会員情報テーブルに記憶されている貯蓄得点から、払戻完了情報に含まれる払戻点数を減算更新することで、再プレイ回数が残存する限り、繰返し再プレイを実施できるようになっている。
尚、これら貯蓄得点を使用した再プレイ中において、残存度数を使用した玉貸プレイに移行したいときには、貸出スイッチ315を操作すれば良く、玉貸プレイ中において再プレに移行したいときには、再プレイスイッチ313を操作すれば良い。(図18参照)
これら遊技を終了したい場合に会員遊技者は、カード挿入口303に会員カードを挿入した状態において精算スイッチ314を操作すれば良く、該精算スイッチ314の操作によりカードユニット制御基板318から会員管理コンピュータ120に対して、その時点の遊技得点(持点)と挿入中の会員カードの会員IDとを含む貯蓄要求が送信され、該会員管理コンピュータ120において各会員IDに対応付けて記憶、管理されている貯蓄得点の内、当該会員IDから特定される貯蓄得点に、該遊技得点(持点)が加算更新されることで、該会員IDにより新たな貯蓄得点が特定可能とされ、これら加算された遊技得点(持点)を再度遊技に使用できるようになり、これらの処理の完了後において、度数が残存する場合には、当該残存度数がカードリーダライタ317により会員カードに更新記録された後、当該会員カードがカード挿入口より返却され、該会員カードの返却が、カードインジケータ302が点滅点灯されることで報知される。
尚、本実施例では、前述のように、カードユニット部10には自動貸出スイッチ311が設けられており、該自動貸出スイッチ311を操作して自動貸出を「ON」とすることで、遊技得点(持点)が少なくなった場合に、残存度数または再プレイ回数を使用して自動的に遊技得点(持点)の加算が実施されるようになっている。尚、自動貸出を「OっF」としている場合には、遊技得点(持点)が少なくなった場合には、遊技者が貸出スイッチ315または再プレイスイッチ313を操作することで、遊技得点(持点)の加算が実施される。
次いで、会員カードを所有しないビジター遊技者が遊技を行う場合について説明すると、カード挿入口303に会員カードを受付中ではない場合に、前記紙幣挿入口301に低額紙幣(1000円紙幣)が挿入されると、紙幣識別ユニット316において挿入された紙幣の機種と真贋とが識別され、識別金額がカードユニット制御基板318に出力される。
これに基づきカードユニット制御基板318は、該出力された識別金額を度数(識別金額を100で除算した値)に変換し、該変換した度数(発行度数)をカードリーダライタ317に出力する。
この発行度数の出力を受けたカードリーダライタ317では、装着されているビジターカードに出力を受けた発行度数を記録することで、ビジターカードを遊技者に対して発行する形態をとるとともに、該ビジターカードに記録した発行度数を再度読み取り、制御ユニット328に出力する。
カードリーダライタ317より当該発行度数の出力を受けたカードユニット制御基板318では、出力を受けた発行度数を表示部307に表示するとともに、当該発行度数(10度数)に相当する遊技得点(250点)の加算要求を台管理装置111に出力することで、台管理装置111において遊技得点(持点)に250点が加算更新されて、当該新たな遊技得点(持点)である250点が持点表示部49に表示されるとともに、表示部307にも表示されることで、当該遊技得点(持点)を使用して遊技を実施できるようになる。
これら台管理装置111から加算更新後の新たな遊技得点(持点)が出力されてきた場合においてカードユニット制御基板318は、前記ビジターカードによる発行貸出処理がなされたことを示すとともに、当該発行貸出処理に供された使用度数(10度)と当該遊技機1の台番号並びにカードユニット317に装着されているビジターカードのビジターカードIDとを含む発行貸出完了情報をシステムコントローラ100に対して送信することで、ビジターカードによる売上や発行回数を管理できるようになっている。
これら加算された遊技得点(持点)が存在する場合、具体的には、表示部307並びに持点表示部49に持点が存在する状態で操作ハンドル57を操作すれば、遊技機1内に封入されている打玉が打球ハンマ105により一発ずつ遊技領域15内に打ち込まれる。打ち込まれた打玉は発射球検出スイッチ114(図13)により一つずつ検出され、検出のある毎に持点表示部49並びに表示部307の遊技得点(持点)の数が一つずつ減算更新表示される。
発射勢いが弱すぎて遊技領域15にまで到達しなかった打玉はファール玉入口より回収され、遊技盤4の裏面に設けられたファール球検出スイッチ116(図13)で検出される。ファール玉が検出されるごとに持点表示部49並びに表示部307に表示されている遊技得点(持点)の数が一つずつ加算更新表示される。これにより、遊技者の打玉が遊技領域15にまで到達する機会を得ることなく減算更新された持点を有効に再度使用することができる。
打玉が始動入賞口17、或いは、可変入賞球装置18に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の持点が遊技者に付与される。遊技者に付与された持点は、持点表示部49並びに表示部307の遊技得点(持点)に加算更新表示される。また、いずれの入賞口にも入賞しなかった打玉はアウト口より回収される。
遊技領域15に打ち込まれた打玉が始動入賞口17に入賞すればドラム式可変表示装置16で図柄の可変表示が開始される。そして、ドラム式可変表示装置16の可変表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となれば、所謂大当りが発生する。大当りが発生すれば、可変入賞球装置18が開成状態となり遊技者にとって有利な第一の状態となる。この第一の状態は打玉の可変入賞球装置18への所定個数(たとえば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成立することにより終了して遊技者にとって不利な第二の状態、すなわち、可変入賞球装置18が閉成した状態となる。
可変入賞球装置18が第一の状態となっている期間中に可変入賞球装置18内に進入した打玉は入賞球検出スイッチ117(図13)、或いは、特定入賞球検出スイッチ118(図13)により検出される。打玉が特定入賞球検出スイッチ118により検出されれば、その回の可変入賞球装置18の第一の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置18を第一の状態に制御する繰り返し継続制御が行なわれる。この繰り返し継続制御の上限回数はたとえば16回と定められている。
これらの遊技において獲得した遊技得点(持点)が所定数、具体的には2500点を超過する毎に、前記玉積みランプ21を構成する4つのランプの内、下方の1つのランプが点灯され、更に2500点を獲得して合計の遊技得点(持点)が5000点を超過した場合には、4つのランプの内、下方の2つのランプが点灯されるように、順次、獲得した遊技得点(持点)が大きくなる毎に、下方からランプが順次点灯されることで、獲得した遊技得点(持点)の大きさが当該玉積みランプ21の点灯状況により報知される。
ここで、遊技領域15にて玉詰まりなどが生じた場合には、呼出スイッチ309を押圧操作する。この呼出スイッチ309が押圧されると、カードユニット制御基板318から台管理装置111に対して、呼び出しランプの点灯を指示信号が出力されることで、台管理装置111に接続されている呼出ランプ13が点灯されて、店員によるメンテナンスを促す。
これらの遊技中において遊技者が遊技を中断したい場合には、中断スイッチ312を操作すれば良く、この中断スイッチ312の操作に基づいて、表示部307には、図16(a)に示すように、暗証番号の受付け画面が表示されて暗証番号の受付けが実施され、該暗証番号の入力後に「決定」の選択入力部を入力することで、操作ハンドル57やカードユニット部10に設けられている各種スイッチの操作が全て不可とされて中断状態となるとともに、中断時間(本実施例では10分)の残り時間のカウントが開始され、図16(b)に示すように、中断中の表示と、中断の残り時間とが表示部307に表示されて中断中であることが報知される。尚、これら中断は、遊技モード(会員カードによる再プレイ、玉貸プレイや、ビジターカードによる発行貸出プレイ)に関係なく、同様に中断できるようになっている。
尚、これら中断を解除する場合には、カードユニット部10に設けられているいずれかのスイッチを操作した後、表示部307に表示される暗証番号の入力画面にて、中断開始時に入力した暗証番号と同一の暗証番号を入力することで、中断が解除され、遊技を継続できるようになる。
そして、これらの遊技を終了したい場合には、遊技者は精算スイッチ314を操作すれば良い。この際、会員カードがカード挿入口303に受付け中である場合には、前述のように、その時点の遊技得点(持点)が貯蓄得点に加算されるが、精算スイッチ314を操作時においてカードユニット制御基板318が実施する精算カードまたは会員カードの挿入有無判定において、カード挿入口303に精算カードまたは会員カードのいずれのカードも挿入されていないと判定された場合には、カードユニット制御基板318により精算カードまたは会員カードの挿入を要求する旨のメッセージと、精算カードは係員が持参する旨のメッセージとが表示部307に表示されるとともに、カードユニット制御基板318から台管理装置111に対して、該精算カードが未挿入である旨の信号を出力することで、該台管理装置111に接続されている多機能ランプ11の表示態様が精算カードが未挿入であることを示すオレンジ色の点滅点灯表示とされることで、係員に対して精算カードが未挿入であって、精算カードの提供が必要であることが報知される。
そして、該報知に基づいて精算カードが当該遊技者に提供されてカード挿入口303から挿入された場合には、カードユニット制御基板318は、遊技得点(持点)をカードリーダライタ317により精算カードに記録させることで、精算カードの記録内容から遊技得点(持点)の大きさを特定可能とした後、該精算カードを返却することで、遊技者は当該精算カードを景品交換に使用できるようになる。この際、精算カードの返却が、カードインジケータ302が点滅点灯されることで報知される。尚、精算カードに既に遊技得点(持点)が記録されている場合には、その遊技得点(持点)を読み出し、当該読み出した遊技得点(持点)に新たに獲得した遊技得点(持点)を加算した合計の遊技得点(持点)を精算カードに更新記憶する。
尚、前記精算カードに代えて会員カードが挿入されてきた場合には、前述した会員カード挿入中における精算スイッチ314の操作と同様に、獲得した遊技得点(持点)が貯蓄得点として貯蓄された後、当該会員カードが返却される。
以上、本実施例によれば、遊技者は、遊技用記録媒体である会員カードに残存する遊技用価値としての残存度数が無くなっても、紙幣投入口301に紙幣を投入することで前記加算更新処理が実施されることにより、残存度数の大きさを再度増加させることで離席することなく遊技を継続でき、よって遊技の継続における新たな会員カードの購入に伴う遊技者の不便性を解消できるとともに、封入式遊技機1における遊技に関連して発生した遊技情報(台データ)が前記表示部307に表示されることで、封入式遊技機1における遊技情報(台データ)を遊技者が入手できないという遊技者の不便性を解消でき、しかも、入金装置や遊技情報表示装置等の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することもない。
また、本実施例によれば、前述した機種固有部を交換するのみで機種変更が可能となるので、機種変更時において遊技装置部であるカードユニット部10を交換する必要がなく、遊技場の機種交換費用の増大を抑制できる。
また、本実施例によれば、前記表示部307に会員関連情報である来店ポイントや遊技履歴が表示されるようになるため、会員遊技者は自身の会員関連情報を確認でき、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら会員関連情報を表示するための装置を封入式遊技機1の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
また、本実施例によれば、会員遊技者は、遊技にて獲得した遊技得点(持点)の貯蓄、並びに該貯蓄した遊技得点の再使用を受けることができるようになるため、会員遊技者の利便性を向上できるとともに、これら遊技得点(持点)の貯蓄並びに再使用を可能とするための装置を、封入式遊技機1の周辺に設ける必要がなく、これら装置の設置スペースを確保する必要がないばかりか、島設備が複雑化することも回避できる。
また、本実施例によれば、精算用記録媒体である精算カードが未挿入であることが、遊技者が特別な操作を実施することなく、多機能ランプ11がオレンジ色に点滅点灯されて報知されることで、精算カードが未挿入であることを遊技場内の係員が確認できるようになるため、これら精算カードを要求する遊技者の面倒を低減できる。
また、本実施例によれば、遊技装置部であるカードユニット部10を封入式遊技機1本体から容易に離脱させることができ、カードユニット部10が故障した際の交換や修理を容易にできるばかりか、これら故障したカードユニット部10のみを交換すれば良いため、交換費用も抑制できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、カードユニット部10において、貨幣として紙幣のみを受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら紙幣に加えて硬貨も受付け可能としたり、或いは、これら紙幣に代えて硬貨のみを受付けるようにしても良い。
また、前記実施例では精算用記録媒体として、外部から挿入される精算カードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算カードを予めカードユニット部10内部に貯留しておき、精算カードを必要に応じて発行するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技用記録媒体である会員カードに、遊技用価値の大きさを特定可能な情報として度数自体を記録するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら度数を記録することなく、システムコントローラ100において会員カードID並びに入金IDに対応付けてこれら残存度数を記憶、管理するようにしている場合においては、これら会員カードID或いは入金IDのみを遊技用価値の大きさを特定可能な情報として会員カードに記録しておき、当該会員カードID或いは入金IDをシステムコントローラ100に送信して、該システムコントローラ100から残存度数をカードユニット部10が入手するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報として会員IDを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貯蓄得点自体を会員カードに記憶するようにして、貯蓄得点の管理を会員管理コンピュータ120にて実施しない構成としたり、或いは、会員IDと貯蓄得点自体を会員カードに記憶するようにして、会員管理コンピュータ120において会員IDから特定される貯蓄得点と、会員カードから読み出した貯蓄得点とを照合するようにしても良い。
また、前記実施例では、精算カードに遊技得点(持点)自体を記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算カードに、各精算カードを個々に識別可能な精算カードIDを記録し、当該精算カードIDに対応付けて遊技得点(持点)をホールコンピュータ140等の管理装置にて集中管理することで、精算カードに記録されている記録情報である精算カードIDから遊技得点(持点)を特定可能としても良い。
また、前記実施例では、カードユニット部10にビジターカードを装着して、紙幣投入によりビジターカードを発行することで、会員カードを所有しないビジター遊技者も、紙幣を用いて遊技を実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、該ビジターカードの装着口に、遊技場内に設置されたプリペイドカード発行機にて発行されたビジターカードを挿入可能として、当該ビジターカードの残度数を使用して遊技を実施できるようにするとともに、該挿入されたビジターカードに、会員カードと同様に、紙幣を挿入して度数の加算更新(入金)を実施できるようにしても良いし、逆に、これら内封されたビジターカードを有しない構成としても良い。
また、前記実施例では、遊技得点(持点)が大きく表示される持点表示部49を備えるようにしており、このようにすることは、遊技者が遊技得点(持点)を認識し易くなるばかりか、他の遊技者も遊技得点(持点)を認識できるようになるため、多くの遊技得点(持点)を獲得した遊技者が優越感を持てるようにできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら持点表示部49を有することなく、表示部307のみに表示するようにしても良いし、逆に表示部307に遊技得点(持点)を表示せずに、持点表示部49のみに表示するようにしても良い。
また、前記実施例では、貸出スイッチ315を初めとする各種スイッチを、個別に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの各スイッチを、タッチパネルの選択操作部として形成するようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技装置部であるカードユニット部10を前記装着部7に着脱可能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカードユニット部10を下部前面枠3Bに対して、着脱不可に一体化して設けるようにしても良い。
また、前記実施例では、遊技装置部であるカードユニット部10内に、識別紙幣を貯留するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら識別紙幣を貯留せずに、遊技機1の裏面側に設けられた紙幣搬送路等に排出するように構成しても良い。
また、前記実施例では、会員カードや精算カード用の記録媒体として、ICカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら記録媒体としては、接触型、非接触型どちらのICカードでも実施可能であり、また、磁気ストライプ、バーコード、マークシート等の記録方法を使用した記録媒体であっても良い。
また、前記実施例では、固定手段として係止片322と装着部7に設けられた係止孔7Bとを用い、係止片322が装着部7に係止することで遊技装置部であるカードユニット部10が離脱不能に固定されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら固定手段として、その他の固定方法、例えば、下部全面枠3Bの裏面側に、ボルトやナット等で固定しても良いし、或いは、前記持点表示ユニット6とカードユニット部10とを一体として、開閉且つ脱着自在としても良い。
また、前記実施例では、紙幣投入口301に紙幣を投入することで、該投入金額の全額が加算される前記加算更新処理が実施されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら加算更新処理に供する金額を、会員遊技者から受付けて、投入金額の一部を加算更新処理に供するようにしても良い。
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機(封入式遊技機1)内に封入された遊技球を遊技領域15に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段(遊技制御基板81)と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口(始動入賞口17、可変入賞球装置18)に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段(台管理装置111;遊技得点加減算処理)とを有する遊技機1において、前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(度数)が記録された遊技用記録媒体(会員カード)を挿入するための遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)と、該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段(カードリーダライタ317)と、該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段(カードユニット制御基板318;遊技得点加算要求処理)と、前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部(精算スイッチ314)と、貨幣(紙幣)を投入するための貨幣投入口(紙幣挿入口301)と、該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段(紙幣識別ユニット316)と、前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段(カードユニット制御基板318;加算更新処理)と、各種情報を表示するための表示部307と、該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段(カードユニット制御基板318;遊技情報表示制御処理)と、を有する遊技装置部(カードユニット部10)を備え、前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行う。
本発明の請求項2は、前記遊技機(封入式遊技機1)は、該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、前面に遊技領域15が形成された遊技盤4と前記遊技制御手段(遊技制御基板81)とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、から成り、前記遊技装置部(カードユニット部10)を前記共通部に備える。
本発明の請求項3は、前記遊技用記録媒体処理手段(カードリーダライタ317)は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体(会員カード)が前記遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報(会員ID)を読み出し、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報(来店ポイント、遊技履歴)を管理する会員管理装置(会員管理コンピュータ120)に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求(来店ポイント送信要求、遊技履歴送信要求)を送信する会員関連情報送信要求送信手段(カードユニット制御基板318;来店ポイント送信要求送信処理、遊技履歴送信要求送信処理)を備え、前記表示制御手段(カードユニット制御基板318;会員関連情報表示処理)は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部307に表示する制御を行う。
本発明の請求項4は、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報(会員ID)が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体(会員カード)が前記遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段(カードユニット制御基板318;貯蓄処理)と、該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部(精算スイッチ314)と、前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段(カードユニット制御基板318;再遊技処理)と、該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部(再プレイスイッチ313)と、を備える。
本発明の請求項5は、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報(遊技得点)が記録される精算用記録媒体(精算カード)を挿入するための精算用記録媒体挿入口(カード挿入口303)と、遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部(精算スイッチ314)と、該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段(カードユニット制御基板318;精算用記録媒体処理)と、を備えるとともに、前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段(多機能ランプ11)を備える。
本発明の請求項6は、遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機(封入式遊技機1)内に封入された遊技球を遊技領域15に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段(遊技制御基板81)と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口(始動入賞口17、可変入賞球装置18)に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段(台管理装置111;遊技得点加減算処理)とを有する遊技機1において、前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体(会員カード)を挿入するための遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)と、該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段(カードリーダライタ317)と、該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段(カードユニット制御基板318;遊技得点加算要求処理)と、前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部(精算スイッチ314)と、貨幣(紙幣)を投入するための貨幣投入口(紙幣挿入口301)と、該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段(紙幣識別ユニット316)と、前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段(カードユニット制御基板318;加算更新処理)と、各種情報を表示するための表示部307と、該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段(カードユニット制御基板318;遊技情報表示制御処理)と、を有する遊技装置部(カードユニット部10)を装着するための遊技装置装着部(装着部7)を備え、前記遊技得点加減算手段は、前記遊技装置装着部に前記遊技装置部が装着されたときに、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行う。
本発明の請求項7は、前記遊技機(封入式遊技機1)は、該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、前面に遊技領域15が形成された遊技盤4と前記遊技制御手段(遊技制御基板81)とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、から成り、前記遊技装置装着部を前記共通部に備える。
本発明の請求項8は、前記遊技機(封入式遊技機1)本体に前記遊技装置部(カードユニット部10)を装着するための遊技装置装着部(装着部7)と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段(係止片322、係止孔7B)と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段(施錠装置331、リンク機構部321)とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされている。
本発明の請求項9は、遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機(封入式遊技機1)内に封入された遊技球を遊技領域15に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段(遊技制御基板81)と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口(始動入賞口17、可変入賞球装置18)に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段(台管理装置111;遊技得点加減算処理)とを有する遊技機1に使用される遊技機枠(下部前面枠3B)であって、前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値(度数)の大きさを特定可能な情報(度数)が記録された遊技用記録媒体(会員カード)を挿入するための遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)と、該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段(カードリーダライタ317)と、該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段(カードユニット制御基板318;遊技得点加算要求処理)と、前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部(精算スイッチ314)と、貨幣(紙幣)を投入するための貨幣投入口(紙幣挿入口301)と、該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段(紙幣識別ユニット316)と、前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段(カードユニット制御基板318;加算更新処理)と、各種情報を表示するための表示部307と、該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段(カードユニット制御基板318;遊技情報表示制御処理)と、を有する遊技装置部(カードユニット部10)と、前面に前記遊技領域15が形成された遊技盤4および前記遊技制御手段(遊技制御基板81)を配設するための配設部(上部前面枠3A)と、を備え、前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行う。
本発明の請求項10は、前記遊技用記録媒体処理手段(カードリーダライタ317)は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体(会員カード)が前記遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報(会員ID)を読み出し、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報(来店ポイント、遊技履歴)を管理する会員管理装置(会員管理コンピュータ120)に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求(来店ポイント送信要求、遊技履歴送信要求)を送信する会員関連情報送信要求送信手段(カードユニット制御基板318;来店ポイント送信要求送信処理、遊技履歴送信要求送信処理)を備え、前記表示制御手段(カードユニット制御基板318;会員関連情報表示処理)は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部307に表示する制御を行う。
本発明の請求項11は、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報(会員ID)が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体(会員カード)が前記遊技用記録媒体挿入口(カード挿入口303)へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段(カードユニット制御基板318;貯蓄処理)と、該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部(精算スイッチ314)と、前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段(カードユニット制御基板318;再遊技処理)と、該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部(再プレイスイッチ313)と、を備える。
本発明の請求項12は、前記遊技装置部(カードユニット部10)は、遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報(遊技得点)が記録される精算用記録媒体(精算カード)を挿入するための精算用記録媒体挿入口(カード挿入口303)と、遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部(精算スイッチ314)と、該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段(カードユニット制御基板318;精算用記録媒体処理)と、を備えるとともに、前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段(多機能ランプ11)を備える。
本発明の請求項13は、前記遊技機枠(下部前面枠3B)に前記遊技装置部(カードユニット部10)を装着するための遊技装置装着部(装着部7)と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段(係止片322、係止孔7B)と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段(施錠装置331、リンク機構部321)とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされている。
本発明の実施例における封入式遊技機の全体像を示す斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の背面斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の上部前面枠の斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の上部前面枠の分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の下部前面枠の分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の下部前面枠を基体から外した状態の分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機のカードユニット部の拡大斜視図であ 本発明の実施例における封入式遊技機の上部前面枠の背面分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の下部前面枠の背面分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いた下部前面枠の取付ベースと玉循環ユニット部の分解斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機のカードユニット部の装着状況を示す側面図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いたロック機構を示す透視斜視図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いた表示部に表示される表示内容を示す図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いた表示部に表示される表示内容を示す図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いた表示部に表示される表示内容を示す図である。 本発明の実施例における封入式遊技機の精算時における処理状況を示す説明図である。 本発明の実施例における封入式遊技機に用いたカードユニット部と、システムコントローラ並びに会員管理コンピュータとの情報の授受状況を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技機
3B 下部前面枠
3A 上部前面枠
4 遊技盤
7 装着部
7B 係止孔
10 カードユニット部
11 多機能ランプ
15 遊技領域
17 始動入賞口
18 可変入賞球装置
81 遊技制御基板
111 台管理装置
120 会員管理コンピュータ
301 紙幣挿入口
303 カード挿入口
307 表示部
313 再プレイスイッチ
314 精算スイッチ
316 紙幣識別ユニット
317 カードリーダライタ
318 カードユニット制御基板
321 リンク機構部
322 係止片
331 施錠装置

Claims (13)

  1. 遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機において、
    前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
    該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
    該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
    前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
    貨幣を投入するための貨幣投入口と、
    該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
    各種情報を表示するための表示部と、
    該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
    を有する遊技装置部を備え、
    前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、
    該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、
    前面に遊技領域が形成された遊技盤と前記遊技制御手段とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、
    から成り、前記遊技装置部を前記共通部に備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技用記録媒体処理手段は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報を読み出し、
    前記遊技装置部は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報を管理する会員管理装置に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求を送信する会員関連情報送信要求送信手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技装置部は、
    会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段と、
    該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部と、
    前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段と、
    該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遊技装置部は、
    遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報が記録される精算用記録媒体を挿入するための精算用記録媒体挿入口と、
    遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部と、
    該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段と、
    を備えるとともに、
    前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機において、
    前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
    該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
    該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
    前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
    貨幣を投入するための貨幣投入口と、
    該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
    各種情報を表示するための表示部と、
    該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
    を有する遊技装置部を装着するための遊技装置装着部を備え、
    前記遊技得点加減算手段は、前記遊技装置装着部に前記遊技装置部が装着されたときに、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴とする遊技機。
  7. 前記遊技機は、
    該遊技機の機種によらず共通して使用される共通部と、
    前面に遊技領域が形成された遊技盤と前記遊技制御手段とを含み、各機種において固有に使用される機種固有部と、
    から成り、前記遊技装置装着部を前記共通部に備えることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記遊技機本体に前記遊技装置部を装着するための遊技装置装着部と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 遊技得点が0でないときに該遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技を実施し、該遊技を制御する遊技制御手段と、前記遊技球の打込に応じて前記遊技得点を減算し、前記遊技領域に設けられた入賞口に遊技球が入賞することに応じて前記遊技得点を加算する遊技得点加減算手段とを有する遊技機に使用される遊技機枠であって、
    前記遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、
    該遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段と、
    該遊技用記録媒体処理手段により読み出された記録情報より特定される遊技用価値の大きさの範囲内で前記遊技得点に対して遊技得点の加算要求を行う遊技得点加算要求処理を実施する遊技得点加算要求処理手段と、
    前記遊技用記録媒体挿入口から挿入された遊技用記録媒体を返却させるために遊技者が操作する返却操作部と、
    貨幣を投入するための貨幣投入口と、
    該貨幣投入口から投入された貨幣の真贋および金種を識別する貨幣識別手段と、
    前記貨幣識別手段により識別された識別貨幣金額の範囲内の所定金額に相当する前記遊技用価値の大きさを、前記遊技用記録媒体挿入口に挿入中の遊技用記録媒体から読み出した記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算更新するための加算更新処理を実施する加算更新処理手段と、
    各種情報を表示するための表示部と、
    該表示部に当該遊技機における遊技に関連して発生した遊技情報を表示するための制御を行う表示制御手段と、
    を有する遊技装置部と、
    前面に前記遊技領域が形成された遊技盤および前記遊技制御手段を配設するための配設部と、
    を備え、
    前記遊技得点加減算手段は、前記遊技得点加算要求処理手段からの要求に応じて前記遊技得点の加算を行うことを特徴とする遊技機枠。
  10. 前記遊技用記録媒体処理手段は、会員遊技者に対して発行された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口から挿入されたときに、当該会員用記録媒体に記録された会員遊技者を個々に識別可能な会員識別情報を読み出し、
    前記遊技装置部は、各会員識別情報に対応付けて各会員遊技者に関する会員関連情報を管理する会員管理装置に対して、前記遊技用記録媒体処理手段にて前記会員用記録媒体から読み出した前記会員識別情報を含む当該会員に関する会員関連情報の送信を要求する会員関連情報送信要求を送信する会員関連情報送信要求送信手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記会員関連情報送信要求に基づいて前記会員管理装置から返信されてくる会員関連情報を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の遊技機枠。
  11. 前記遊技装置部は、
    会員遊技者に対して発行され、前記遊技得点のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄得点を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体である会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点に、当該会員遊技者が遊技により獲得した遊技得点を加算して再度遊技に使用可能に貯蓄するための貯蓄処理を実施する貯蓄処理手段と、
    該貯蓄処理を実施させるために会員遊技者が操作する貯蓄操作部と、
    前記会員用記録媒体が前記遊技用記録媒体挿入口へ挿入中であるときに、該挿入中の前記会員用記録媒体から読み出した記録情報から特定される貯蓄得点の少なくとも一部を再度遊技に使用させるための再遊技処理を実施する再遊技処理手段と、
    該再遊技処理を実施させるために会員遊技者が操作する再遊技操作部と、
    を備えることを特徴とする請求項9または10に記載の遊技機枠。
  12. 前記遊技装置部は、
    遊技により獲得された前記遊技得点の精算に使用され、該遊技得点の大きさを特定可能な情報が記録される精算用記録媒体を挿入するための精算用記録媒体挿入口と、
    遊技者が遊技を終了する際に操作する遊技終了操作部と、
    該遊技終了操作部が操作された時点の遊技得点の大きさを、前記精算用記録媒体挿入口から挿入された前記精算用記録媒体の記録情報から特定可能とするための精算用記録媒体処理を実施する精算用記録媒体処理手段と、
    を備えるとともに、
    前記遊技終了操作部が操作された際に、前記精算用記録媒体が前記精算用記録媒体挿入口に未挿入であったときに、該精算用記録媒体が未挿入である旨を報知するための報知手段を備えることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の遊技機枠。
  13. 前記遊技機枠に前記遊技装置部を装着するための遊技装置装着部と、該遊技装置装着部に前記遊技装置部を固定するための固定手段と、該固定手段による前記遊技装置部の固定を解除するための固定解除手段とを備え、該固定解除手段による解除により前記遊技装置部が前記遊技装置装着部から離脱可能とされていることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の遊技機枠。
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