JP2005027857A - 遊技用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置により遊技用装置の本体の前面スペースが占有されても操作手段の操作性や表示手段の視認性が損われることがない遊技用装置を提供すること。
【解決手段】遊技用装置の前面3aよりも前方に突出するように設けられた表示装置313の表示面312の周縁部を保持する保持枠330における表示面側330aには、会員用記録媒体に記録された貯蓄価値の少なくとも一部を遊技機による遊技に使用させるための再使用操作手段319と、遊技関連情報を表示させるための情報表示操作手段318と、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段306、307と、会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段320と、遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段321と、を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】遊技用装置の前面3aよりも前方に突出するように設けられた表示装置313の表示面312の周縁部を保持する保持枠330における表示面側330aには、会員用記録媒体に記録された貯蓄価値の少なくとも一部を遊技機による遊技に使用させるための再使用操作手段319と、遊技関連情報を表示させるための情報表示操作手段318と、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段306、307と、会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段320と、遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段321と、を備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技機に対応付けて設置されるとともに、該遊技機の遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置を備える遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技場等に多数設置される遊技機に代表されるパチンコ機やスロットマシン等の側方に対応して並設される遊技用装置にあっては、遊技に関連する遊技関連情報(例えば対応する遊技機の大当り発生状況等)を遊技者に対して報知するための表示手段(例えば液晶表示装置等)を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願平11−76579号公報(第6頁、第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の遊技用装置は、各遊技機間に設置されるものであり、一般的には遊技機を設置するための遊技機設置島に多数の遊技機を設置出来るように極力薄型に形成されているとともに、この遊技用装置の本体の前面には、遊技者が遊技に関連して操作するための各種操作ボタンや、各種装置の状態を示す状態ランプ等が配設されている。
【0005】
しかしながら、特に上記特許文献1に記載された遊技用装置のように、液晶表示装置が遊技用装置の本体の前面よりも前方に突出するように配設されたものにおいては、遊技用装置の本体の前面スペースの一部が液晶表示装置により占有されることにより各種操作ボタンや状態ランプ等の配置スペースが狭まり、この限られたスペースに前記各種操作ボタンや状態ランプを配置せざるを得なくなり、操作ボタンの操作性や各種状態ランプの視認性が低下するといった問題を有していた。
【0006】
この問題は、例えば遊技者が獲得して貯蓄した貯蓄球を払戻して再遊技を行うための再遊技機能や、受付けたプリペイドカード等からパチンコ球を貸出す貸出機能等の遊技用装置への付加に応じて操作手段や状態ランプ等の配置が必要となるときにより顕著となる。
【0007】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、表示装置により遊技用装置の本体の前面スペースが占有されても操作手段の操作性や表示手段の視認性が損われることがない遊技用装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応付けて設置され、
会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄価値の大きさを特定可能な貯蓄価値情報が記録された会員用記録媒体の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための再使用処理を行う再使用処理手段と、
貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段と、
前記遊技機の遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置と、
を備えた遊技用装置において、
前記表示装置は、少なくとも該表示装置の表示面が前記遊技用装置の本体の前面よりも前方に突出するように設けられ、
前記表示装置の表示面の周縁部を保持する保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために遊技者が操作する再使用操作手段と、
前記表示装置の表示面に前記遊技関連情報を表示させるために遊技者が操作する情報表示操作手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理を実行させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段と、
前記会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、再使用操作手段、情報表示操作手段等の操作手段や、遊技使用可表示手段、会員用記録媒体利用可表示手段、遊技使用処理表示手段等の表示手段を、遊技用装置の本体前面における限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される表示装置の表示面側、すなわち、保持枠における遊技者側を向く表面に集中して配設することで、各操作手段の操作性および各表示手段の視認性が高まる。
【0009】
本発明の遊技用装置は、貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさを、遊技に使用出来る遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算する価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段を備え、
前記遊技使用処理手段は、前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行うことを特徴とすることが好ましい。
このようにすれば、会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0010】
本発明の遊技用装置の前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさを表示させるための価値表示手段、および/または前記遊技使用処理において1回に使用させる遊技用価値の大きさの単位を設定するための単位設定操作手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは会員用記録媒体に記録された遊技用価値の大きさを使用する際における価値表示手段の視認性や単位設定操作手段の操作性が向上する。
【0011】
本発明の遊技用装置の前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために必要な認証情報の入力を行うための複数の入力操作部からなる入力操作手段を、前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成したことが好ましい。
このようにすれば、再使用処理を行うための認証情報の入力を行う操作頻度は低く、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作部の配設スペースを保持枠や遊技用装置の本体の前面に確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0012】
本発明の遊技用装置の前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、前記再使用操作手段、前記情報表示操作手段を含む操作手段領域と、前記遊技使用可表示手段、前記会員用記録媒体利用可表示手段、前記遊技使用処理表示手段を含む表示手段領域と、が互いに区分けして配置されていることが好ましい。
このようにすれば、前記各操作手段と前記各表示手段とがそれぞれ別々の領域にまとめて配設されることになるため、操作性や視認性がより向上する。
【0013】
本発明の遊技用装置の前記再使用操作手段と同一の機能を有する副再使用操作手段と、前記情報表示操作手段と同一の機能を有する副情報表示操作手段と、を前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成したことが好ましい。
このようにすれば、保持枠に配設された操作手段または当該操作手段と同一の機能を有する表示面に設けられた副操作手段のいずれか一方が故障しても、遊技に支障をきたすことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された遊技用装置の実施例としてのカードユニット3について、図面に基づいて説明すると、まず図1に示されるように、カードユニット3は、前述のように遊技島に並設される遊技機としてのパチンコ機2に1対1に対応して設置される。
【0015】
カードユニット3の前面3aには、図2に示すように、多機能表示部301と、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、会員カード挿入口309、ビジターカード装着口310が設けられている。
【0016】
カードユニット3の前面に設けられる表示部のうち、多機能表示部301は、内部に設けられた多機能LED301a(図3参照)の発光態様によりカードユニット3の動作状況等が報知される。
【0017】
カードユニット3の前面に設けられたボタンのうち、硬貨返却ボタン304は、硬貨投入口303から投入された硬貨が詰まった場合等において、硬貨を返却させる際に押圧するボタンである。
【0018】
カードユニット3の前面に設けられた会員用記録媒体としての会員カード挿入口309とビジターカード装着口310とは、遊技者から見て左右方向に並設配置されている。会員カード挿入口309は、内蔵されるカードリーダライタ327(図3参照)の会員カードスロット(図示略)に連設されており、この会員カード挿入口309を介して会員カードを会員カードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口310は、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口310を介してビジターカードをビジターカード収容室に装着可能とされている。
【0019】
また、ビジターカード収容室に遊技用記録媒体の一例であるビジターカードが装着された際には、この装着されたビジターカードの先端がビジターカード装着口310から突出する態様にて装着されるようになる。更に、ビジターカード装着口310の前面には、透明カバー部材311が取付けられており、これによりカードリーダライタ327に装着されたビジターカードが、透明カバー部材311を通して視認できるとともに、透明カバー部材311により装着されたビジターカードの抜き取りができない状態とされる。
【0020】
カードユニット3における硬貨返却ボタン304の下方において突設された突出部305は、パチンコ機2における遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な液晶表示器313の本体にて形成されている。この液晶表示器313の本体は、前記遊技関連情報を表示可能な表示面312と、該表示面312の周縁部を保持する略四角枠状の保持枠330と、から構成されており、該保持枠330において、遊技者側、すなわち、該カードユニット3に対応するパチンコ機2側を向くように設けられた表示面312側の下部の表面330aには、図2に示すように、度数表示部315と、紙幣利用可表示部306と、硬貨利用可表示部307と、会員カード利用可表示部320と、カード入金中表示部321と、貸出単位設定ボタン316と、情報表示ボタン318と、再プレイボタン319と、が設けられている。
【0021】
表示面312には各種表示画面が表示されるとともに、表示面312の表面はタッチパネル314により被覆されており、遊技者が表示面312に表示された各種メニューボタンに接触することで各種の操作を行うことが可能とされている。
【0022】
保持枠330における表示面312下方の表面330aに配設されたボタンのうち、貸出単位設定ボタン316は、会員カードやビジターカードに記録された遊技用価値である度数の少なくとも一部を遊技に使用する際において1回に貸出す度数の単位を設定変更する際に押圧されるボタンである。情報表示ボタン318は、データ画面(図示略)を表示面312に表示する際に押圧されるボタンである。再プレイボタン319は、遊技者が遊技を行うことにより獲得して貯蓄された貯蓄球数を用いて遊技を実施する際に押圧するボタンである。
【0023】
保持枠330における表示面312下方の表面330aに配設された表示部のうち、紙幣利用可表示部306は、紙幣の受付が可能な状態であるか否か、すなわち、紙幣挿入口302に挿入された紙幣の金額に対応する遊技用価値である度数をビジターカードまたは会員カードに記録することが可能な状態であるか否かを示す表示部であり、受付が可能な状態である場合に内蔵された紙幣利用可LED306aが点灯し、受付けが可能ではない場合に消灯する。硬貨利用可表示部307は、硬貨の受付が可能な状態であるか否か、すなわち、硬貨投入口303に投入された硬貨の金額に対応する遊技用価値である度数をビジターカードまたは会員カードに記録することが可能な状態であるか否かを示す表示部であり、受付が可能な状態である場合に内蔵された硬貨利用可LED307aが点灯し、受付けが可能ではない場合に消灯する。
【0024】
また、会員カード利用可表示部320は、会員カードの受付けが可能であるか否かを示す表示部であり、会員カードの受付けが可能である場合、すなわち、遊技者が会員カードに記録された度数からパチンコ球を借受けて遊技を実施したり、あるいは会員カードに記録された貯蓄球数の少なくとも一部を払戻して再プレイを実施することができる場合に内蔵された会員カード利用可LED320aが点灯し、会員カードの受付けが可能ではない場合に消灯する。
【0025】
カード入金中表示部321は、受付けた紙幣または貨幣の金額に対応する遊技用価値である度数が記録された会員カードまたはビジターカードの度数の少なくとも一部を遊技者の遊技に使用させるために、所定単位数量(例えば5度数=125球)のパチンコ球数に変換して遊技者に貸出す球貸処理が実行される旨を示す表示部であり、該球貸処理が実行されるとき、内蔵されたカード入金中LED321が点灯する。
【0026】
なお、本実施例におけるカード入金中LED321は、紙幣挿入口302に紙幣が挿入されて該紙幣が受付けられたとき、または硬貨投入口303に硬貨が投入されて該硬貨が受付けられたとき、すなわち、投入された貨幣の真贋が判別されて球貸処理を実施可能であると判定されるまでの間点灯するようになっており、これにより遊技者にパチンコ球を貸出す球貸処理が実行される旨を示すようになっているが、例えば、紙幣または貨幣が受付けられた後、1度数に相当する数分のパチンコ球(25球)の貸出が行われている間点灯するようにしたり、あるいは、紙幣または貨幣が受付けられたときから前記球貸処理が完了するまでの間点灯するようにしてもよく、このような点灯制御によっても前記球貸処理が実行される旨を示していることになる。
【0027】
図3は、カードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、読み出し手段としてのカードリーダライタ327と、表示コントローラ329と、制御ユニット328と、から主に構成されており、カードリーダライタ327及び表示コントローラ329は、制御ユニット328と接続され、各種データの送受が可能とされている。
【0028】
カードリーダライタ327は、会員カードやビジターカードの記録情報の読み出し並びに書き込みを行うとともに、HUB8’を介してシステムコントローラとデータ通信可能に接続されており、挿入された会員カードに記録されたカードIDの認証や度数の確認等をシステムコントローラとの間で行う。
【0029】
表示コントローラ329には、前述した液晶表示器313、タッチパネル314、各種スイッチ類やLED等の電気部品が接続されている。表示コントローラ329に接続された各種スイッチのうち、貸出単位設定スイッチ316aは、貸出単位設定ボタン316の操作を検出するスイッチであり、情報表示スイッチ318aは、情報表示ボタン318の操作を検出するスイッチであり、再プレイスイッチ319aは、再プレイボタン319の操作を検出するスイッチである。
【0030】
表示コントローラ329に接続されている電気部品のうち、タッチパネル314、度数表示器315a、貸出単位設定スイッチ316a、情報表示スイッチ318a、再プレイスイッチ319aは、表示コントローラ329を介して制御ユニット328に接続されており、タッチパネル314による位置検出情報や各スイッチの検出信号が制御ユニット328に入力される。また、紙幣利用可LED306a、硬貨利用可LED307a、会員カード利用可LED320a、カード入金中LED321aも、表示コントローラ329を介して制御ユニット328に接続されており、その点灯制御が制御ユニット328により行われる。
【0031】
また、表示コントローラ329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路が搭載されており、制御ユニット328から出力された表示データに基づいて液晶表示器313を駆動する。
【0032】
制御ユニット328には、表示コントローラ329を介して接続されたスイッチや表示器等の電気部品に加えて、前述した多機能LED301aからなる電気部品や、紙幣識別ユニット321、硬貨識別ユニット322が接続されている。
【0033】
紙幣識別ユニット321は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット322は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
【0034】
また、制御ユニット328には、特に図示しないが、接続されたパチンコ機2に設けられ、パチンコ球の貸出を行う際に操作される貸出ボタン(図示略)の操作を検知する貸出スイッチ、受付け中の会員カードを返却させる際に操作される返却ボタン(図示略)の操作を検知する返却スイッチ等が接続されている。
【0035】
制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号やタッチパネル314の位置検出情報、紙幣識別ユニット321や硬貨識別ユニット322による識別信号等を受けて、制御ユニット328に接続されているLED、カードリーダライタ327、表示コントローラ329の制御等、全体の動作制御並びに球貸処理や払戻処理等の各種処理を実行する。
【0036】
詳しくは、制御ユニット328は、紙幣挿入口302または硬貨投入口303に投入された紙幣または硬貨を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を、ビジターカードあるいは会員カードが受付けられているときにはビジターカードよりも優先して会員カードに記録された度数に加算する価値加算処理を行うとともに、加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理、すなわち、遊技に使用させるために貸出す度数に相当する数分のパチンコ球に変換して貸出す球貸処理を実施する。なお、受付けた貨幣の金額が前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数に相当する金額よりも大きい場合には、パチンコ機2に設けられた前記貸出ボタン操作に応じて、前記貸出単位数(本実施例では125球)ずつ前記球貸処理を実施する。
【0037】
このように本実施例における制御ユニット328は、遊技使用処理としての球貸処理を行う遊技使用処理手段および価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段を構成している。
【0038】
また、本実施例における制御ユニット328は、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を、ビジターカードだけでなく会員カードに記録された度数に加算する価値加算処理を行うとともに、加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理を行うため、会員カードの記録情報から特定される遊技用価値の大きさとしての度数の少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0039】
また、制御ユニット328は、会員カードが会員カード挿入口309に挿入されて受付けられているときにおいて、前記再プレイボタン319の操作がなされたことを検出した場合、図4に示されるように、表示面312に再プレイ操作画面を表示し、会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち再プレイ可能とされた貯蓄価値の大きさとして記録された貯蓄球数が、払戻し可能な最小単位数(本実施例では貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量(ここでは125球))以上である場合には、表示面312の右側に示されるように9つの入力操作キー(入力操作部)を有する入力操作手段としてのテンキーをタッチパネル314にて構成(表示)し、会員遊技者に対応して登録された認証情報として4桁の暗証番号の入力、および確認キーの入力操作を会員遊技者に要求するメッセージを表示する。
【0040】
ここで、テンキー内の所定箇所に指が触れられたときにはその位置情報を検出するとともに、該検出した位置情報と該位置情報に対応する数値情報とから入力された数値を特定し、該特定した数値を暗証番号として記憶していく。そして、4桁の数値の入力および確認キーの入力を検出した時点で、当該4桁の暗証番号と、各会員遊技者を個々に識別可能とするために会員カードに記録された会員IDとをシステムコントローラに送信して登録された会員であるか否かの判定を要求し、会員遊技者であることを特定出来たときには、会員カードに記録されている貯蓄球数を画面上に表示するとともに、会員カードに記録された貯蓄球数の少なくとも一部を、対応するパチンコ機2による遊技に使用させるための再使用処理、すなわち、遊技に再使用させるために払戻す度数に相当する数分のパチンコ球に変換して払戻す払戻処理(再プレイ処理)を実施する。
【0041】
なお、本実施例において1回の払戻処理により払戻される球数は、前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量と同数の125球(5度数分)として設定されているが、必ずしも前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量と同数とする必要はなく、払戻単位を貸出単位と別に設定していてもよい。
【0042】
また、本実施例においては、会員遊技者による暗証番号の入力により制御ユニット328が会員遊技者であることを特定出来たときにおいて、会員カードに記録されている貯蓄球数を画面上に表示するようになっていたが、再プレイが可能な回数、すなわち、再プレイボタン319を押圧操作することにより前記払戻処理を実施可能な回数(再プレイボタン319の有効操作回数)を表示するようにしてもよい。
【0043】
このように本実施例における制御ユニット328は、再使用処理としての払出処理を行う再使用処理手段を構成している。
【0044】
また、本実施例では、制御ユニット328に、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)形式にて記載された表示データを液晶表示器313に表示させるためのブラウザ機能が搭載されており、図示しない配信コンピュータから配信されたHTML形式の表示データを表示面312にて閲覧できるようになっている。また、本実施例では、前記配信コンピュータから配信された表示データのみならず、液晶表示器313にて表示される全ての表示画面がブラウザ機能により表示される構成とされている。すなわち、前記配信コンピュータからの表示データの配信に関わらず表示される定型画面も、HTML形式の表示データに基づいて各画面が液晶表示器313に表示されるようになっている。更に、本実施例では、制御ユニット328が後述する遊技データカウンタや遊技履歴カウンタの登録データに基づいて対応するパチンコ機2の遊技に関連する遊技関連情報(例えば大当り(特賞)回数データや大当り間始動回数データ等)等を表示するための表示データを自ら生成し、ブラウザ機能により液晶表示器313にて表示させることが可能とされている。
【0045】
また、制御ユニット328は、HUB8’を介して会員管理コンピュータ及びシステムコントローラ、配信コンピュータとデータ通信可能に接続されており、各種データの送受が可能とされている。また、対応するパチンコ機2と接続されており、各種信号の送受が実施可能とされている。
【0046】
また、制御ユニット328は、ホールコンピュータに接続されており、球貸処理に基づき貸出されたパチンコ球数を示す球貸信号や払戻処理により貯蓄球数から払戻されたパチンコ球数を示す払戻信号等の売上信号がホールコンピュータに対して出力されるようになっている。本実施例では、25球の球貸が行われる毎に1パルスの球貸信号が出力され、25球の払戻が行われる毎に1パルスの払戻信号が出力される。
【0047】
また、制御ユニット328は、中継端末4と接続されており、対応するパチンコ機2や、当該パチンコ機2に対して供給されたパチンコ球を検出する供給球検出スイッチ6、当該パチンコ機2から回収されたパチンコ球を検出するアウト球検出スイッチ7から出力された各種遊技情報、すなわちパチンコ機2の遊技に関連して発生する遊技関連情報を示す信号が中継端末4を介して入力されるようになっている。
【0048】
具体的には、パチンコ機2に対して供給されたパチンコ球数を示す供給信号が供給球検出スイッチ6から出力され、大当り中である旨を示す大当り中信号、確率変動中である旨を示す確変中信号、始動入賞した旨を示す始動信号がパチンコ機2から出力され、パチンコ機2から回収されたパチンコ球数を示す打込信号がアウト球検出スイッチ7から出力されるようになっており、これら出力された信号、すなわちホールコンピュータ110にて各パチンコ機2の遊技データとして収集される信号が分岐され、中継端末4を介してカードユニット3に入力されるようになっている。
【0049】
また、本実施例では、制御ユニット328に、対応するパチンコ機2の遊技情報を記憶する遊技データカウンタと、会員遊技者が対応するパチンコ機2において遊技を行っている間の遊技情報を記憶する遊技履歴カウンタと、が設けられている。
【0050】
遊技データカウンタには、対応するパチンコ機2の大当り間始動回数、総始動回数、大当り回数、確変回数、供給球数、打込球数からなる遊技関連情報が記憶されており、これら各項目の値は、前述した大当り中信号、確変中信号、始動信号、供給信号、打込信号の受信に応じて逐次最新のデータに更新されるようになっている。また、遊技データカウンタは、開店時にリセットされるため、遊技データカウンタには、対応するパチンコ機2における本日の遊技データが記憶されることとなる。
【0051】
遊技履歴カウンタには、対応するパチンコ機2の総始動回数、大当り回数、確変回数、供給球数、打込球数からなる遊技データが記憶されており、これら各項目の値は、前述した大当り中信号、確変中信号、始動信号、供給信号、打込信号の受信に応じて逐次最新のデータに更新されるようになっている。また、遊技履歴カウンタは、会員カードが返却された際にリセットされ、次回会員カードが受付けられることでリセットされた状態から各データが計数されることとなるため、遊技履歴カウンタには、会員カードが受付けられてから返却されるまで、すなわち、会員遊技者が遊技を開始してから遊技を終了するまでの対応するパチンコ機2の遊技データが記憶されることとなる。
【0052】
次に、以上説明したように構成された本実施例における遊技用装置としてのカードユニット3の構造、特には突出部305の詳細な構造を、主に図1および図2に基づいて説明する。なお、図2においては図中左側をカードユニット3の前側、すなわち、遊技者側とし、図中右側をカードユニット3の後側とするとともに、図中正面側が対応するパチンコ機2側として説明する。
【0053】
図1および図2に示されるように、カードユニット3の本体は、この本体の前面3aの左右方向の幅(横幅)が上下方向の幅(高さ)よりも短寸である縦長の薄型箱状に形成されており、その中空状に形成された本体内部には、前述した各種ユニットや各種装置や電機部品が配設されている。
【0054】
その前面3aには、前述した多機能表示部301と、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、会員カード挿入口309、ビジターカード装着口310が設けられている。
【0055】
突出部305は、前述したように液晶表示器313の本体にて形成され、この液晶表示器313の本体は、前記遊技関連情報を表示可能な表示面312と、該表示面312の周縁部を保持する略四角枠状の保持枠330と、から構成されており、少なくとも表示面312がカードユニット3の本体前面3aよりも前方(遊技者側)に突出するように設けられている。
【0056】
保持枠330における表示面312側の表面330a下部には、価値表示手段としての度数表示部315と、遊技使用可表示手段としての紙幣利用可表示部306および硬貨利用可表示部307と、会員用記録媒体利用可表示手段としての会員カード利用可表示部320と、遊技使用処理表示手段としてのカード入金中表示部321と、が図中左側に集中して配置されているとともに、単位設定操作手段としての貸出単位設定ボタン316と、情報表示操作手段としての情報表示ボタン318と、再使用操作手段としての再プレイボタン319と、が図中右側に集中して配置されている。
【0057】
詳しくは、度数表示部315、紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307、会員カード利用可表示部320、カード入金中表示部321を含む1つの表示部配置領域S1(図中点線で示す領域)と、貸出単位設定ボタン316、情報表示ボタン318、再プレイボタン319を含む1つの操作部配置領域S2(図中点線で示す領域)と、が互いに所定距離離間するように区分けして配置されており、前記各表示部315、306、307、320、321と、前記各操作部316、318、319と、はそれぞれ別々の領域にまとめて配設され、各表示部315、306、307、320、321と各操作部316、318、319とが入り乱れた状態で配設されていないので、各表示部315、306、307、320、321の視認性や各操作部316、318、319の操作性が向上され、使用性が高まる。
【0058】
なお、本実施例においては、これら各表示部315、306、307、320、321を含む表示部配置領域S1と各操作部316、318、319を含む操作部配置領域S2とは互いに所定距離離間するように形成されているだけであるが、例えば両配置領域S1、S2の違いを視覚的に生じさせるために、保持枠330の表面330aにおける表示部配置領域S1内と操作部配置領域S2内を異なる色にて着色したり、あるいは保持枠330の表面330aにおける配置領域S1、S2それぞれを別々に凹設して各凹部内に表示部、操作ボタンを別々に配置すること等により、各表示部315、306、307、320、321の視認性や各操作部316、318、319の操作性をより向上させるようにしてもよい。
【0059】
以上説明したように、保持枠330における表示面312側の表面330a下部に、各操作部316、318、319等の操作手段や、各表示部315、306、307、320、321等の表示手段を、カードユニット3の本体前面3aにおける限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される液晶表示器313の表示面312側、すなわち、保持枠330における遊技者側を向く表面330aに集中して配設することで、各操作部316、318、319の操作性および各表示部315、306、307、320、321の視認性が高まる。
【0060】
特に、表示面312上に設けられるタッチパネル314にて各操作部316、318、319等の操作手段や、各表示部315、306、307、320、321等の表示手段を設けないことで、液晶表示器313内部機構や表示面312に故障が発生して、各種操作や動作状況確認等が不能となることが回避される。
【0061】
また、保持枠330における液晶表示器313の表示面312側の表面330aには、価値表示手段としての度数表示器315a、および単位設定操作手段としての貸出単位設定ボタン316が配設されているため、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)または会員カードに記録された遊技用価値の大きさ(度数)を使用する際における度数表示器315aの度数表示部316の視認性や、貸出単位設定ボタン316の操作性が向上する。なお、本発明においては、これら価値表示手段または単位設定操作手段のうちいずれか一方が配設されていればよい。
【0062】
また、前述した払戻処理(再プレイ処理)を行うための暗証番号の入力を行う操作頻度は、遊技者のうちでも会員遊技者であり、特には貯蓄球数を有する会員遊技者に限定されるものであり、会員遊技者が遊技を行うことにより獲得して貯蓄された貯蓄球数を用いて遊技を実施する頻度は、貨幣を投入することにより遊技を行う頻度と比較して低いため、図4に示されるように、制御ユニット328による払戻し処理(再プレイ処理)を実行させるために必要な暗証番号(認証情報)の入力を行うための複数の入力操作キー(入力操作部)からなるテンキー(入力操作手段)を表示面312上に設けたタッチパネル314にて構成することで、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作キーの配設スペースを保持枠330やカードユニット3の本体前面3aに確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0063】
また、図5に示されるように、再プレイボタン319と同一の機能を有する副再プレイボタン319’と、情報表示ボタン318と同一の機能を有する副情報表示ボタン318’と、を表示面312に設けたタッチパネル314にて構成することで、例えば保持枠330に配設された再プレイボタン319または該再プレイボタン319と同一の機能を有する副再プレイボタン319’のいずれか一方が故障しても、他方のボタン操作により再プレイ処理を実行させることが出来るため、会員遊技者の再プレイ遊技に支障をきたすことがない。また、保持枠330に配設された情報表示ボタン318または該情報表示ボタン318と同一の機能を有する副情報表示ボタン318’のいずれか一方が故障しても、他方のボタン操作により情報を表示させることが出来るため、遊技者の遊技に支障をきたすことがない。
【0064】
また、この場合、保持枠330に設けられる再プレイボタン319および情報表示ボタン318と、表示面312上に設けたタッチパネル314にて構成される副再プレイボタン319’および副情報表示ボタン318’と、が同一の表示コントローラ329(制御基板)に接続されているが、再プレイボタン319および情報表示ボタン318と、これら各ボタンと同一の機能を有する副操作手段としての副再プレイボタン319’および副情報表示ボタン318’とを、それぞれ別々の表示制御基板に接続してもよく、このようにすることで、いずれか一方の表示制御基板が故障しても、他方のボタン操作により情報を表示させることが出来るため、遊技者の遊技に支障をきたすことがない。
【0065】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0066】
例えば、上記カードユニット3における度数表示部315、紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307、会員カード利用可表示部320、カード入金中表示部321を含む各表示手段と、貸出単位設定ボタン316、情報表示ボタン318、再プレイボタン319とを含む各操作手段は、液晶表示器313の表示面312の周縁部の一部である下縁部を保持する保持枠330の表面330aに配設されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、保持枠330における表示面312側の表面330aであれば、液晶表示器313の表示面312の上縁部または側縁部を保持する保持枠330の表面330aに配設されていてもよい。
【0067】
さらに、液晶表示器313の表示面312を、例えば上下方向を向く軸部材を介して保持枠330に対して回動自在に設け、表示面312の角度を調整可能としてもよい。
【0068】
また、上記実施例においては、画像表示装置として液晶表示器を適用していたが、遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置であれば、表示装置として液晶表示器以外の表示装置、例えばEL表示装置等、種々の表示装置を適用してもよい。
【0069】
また、上記実施例におけるカードユニット3の制御ユニット328は、紙幣または硬貨を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を受付けられているビジターカードあるいは会員カードに記録された度数に加算し、該加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段として構成されていたが、本発明においては、例えば制御ユニット328を、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数の少なくとも一部をビジターカードあるいは会員カードに加算する加算処理を行うことなく、そのまま遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段として構成してもよい。なお、この場合における制御ユニット328は、会員遊技者が遊技にて獲得した貯蓄球数が記録された会員カードの記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部をパチンコ機2による遊技に使用させるための再使用処理(払戻処理)を行う再使用処理手段を構成していることになる。
【0070】
また、上記実施例における制御ユニット328は、球貸処理において25球の球貸が行われる毎に1パルスの球貸信号がホールコンピュータに対して出力され、払戻処理において25球の払戻が行われる毎に1パルスの払戻信号がホールコンピュータに対して出力されるようになっているが、例えば会員カードが受付けられたときに制御ユニット328が会員カードの記録情報としての残度数等を読み出し、該読み出した情報を内部メモリに記憶するようにすることで、球貸信号や払戻信号をホールコンピュータ等に出力することなく、制御ユニット328のみにて球貸処理や払戻処理を実施可能としてもよい。
【0071】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0072】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応付けて設置され、
会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄価値の大きさ(貯蓄球数)を特定可能な貯蓄価値情報が記録された会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための再使用処理(再プレイ処理)を行う再使用処理手段(制御ユニット328)と、
貨幣(紙幣、硬貨)を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)の少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段(制御ユニット328)と、
前記遊技機の遊技に関連する遊技関連情報(大当り回数データ、大当り間始動回数データ等)を表示可能な表示装置(液晶表示器313)と、
を備えた遊技用装置(カードユニット3)において、
前記表示装置は、少なくとも該表示装置の表示面(312)が前記遊技用装置の本体の前面(3a)よりも前方に突出するように設けられ、
前記表示装置の表示面の周縁部を保持する保持枠(330)における前記表示装置の表示面側(表面330a)には、
前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために遊技者が操作する再使用操作手段(再プレイボタン319)と、
前記表示装置の表示面に前記遊技関連情報を表示させるために遊技者が操作する情報表示操作手段(情報表示ボタン318)と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理を実行させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段(紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307)と、
前記会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段(会員カード利用可表示部320)と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段(カード入金中表示部321)と、
を備える。
【0073】
本発明の請求項2は、貨幣(紙幣、硬貨)を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)を、遊技に使用出来る遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された前記会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算する価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段(制御ユニット328)を備え、
前記遊技使用処理手段(制御ユニット328)は、前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機(パチンコ機2)による遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行うことを特徴とする。
【0074】
本発明の請求項3は、前記保持枠(330)における前記表示装置(液晶表示器313)の表示面側(表面330a)には、
前記受付けた貨幣(紙幣、貨幣)の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)または前記会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される遊技用価値の大きさを表示させるための価値表示手段(度数表示器315a)、および/または前記遊技使用処理(球貸処理)において1回に使用させる遊技用価値の大きさの単位を設定するための単位設定操作手段(貸出単位設定ボタン316)を備える。
【0075】
本発明の請求項4は、前記再使用処理手段(制御ユニット328)による前記再使用処理を実行させるために必要な認証情報(暗証番号)の入力を行うための複数の入力操作部(入力操作キー)からなる入力操作手段(テンキー)を、前記表示装置(液晶表示器313)の表示面(312)に設けたタッチパネル(314)にて構成した。
【0076】
本発明の請求項5は、前記保持枠(330)における前記表示装置(液晶表示器313)の表示面側(表面330a)には、前記再使用操作手段(再プレイボタン319)、前記情報表示操作手段(情報表示ボタン318)を含む操作手段領域(操作部配置領域S1)と、前記遊技使用可表示手段(紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307)、前記会員用記録媒体利用可表示手段(会員カード利用可表示部320)、前記遊技使用処理表示手段(カード入金中表示部321)を含む表示手段領域(表示部配置領域S2)と、が互いに区分けして配置されている。
【0077】
本発明の請求項6は、前記再使用操作手段(再プレイボタン319)と同一の機能を有する副再使用操作手段(再プレイボタン319’)と、前記情報表示操作手段(情報表示ボタン318)と同一の機能を有する副情報表示操作手段(情報表示ボタン318’)と、を前記表示装置(液晶表示器313)の表示面(312)に設けたタッチパネル(314)にて構成した。
【0078】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0079】
(a)請求項1の発明によれば、再使用操作手段、情報表示操作手段等の操作手段や、遊技使用可表示手段、会員用記録媒体利用可表示手段、遊技使用処理表示手段等の表示手段を、遊技用装置の本体前面における限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される表示装置の表示面側、すなわち、保持枠における遊技者側を向く表面に集中して配設することで、各操作手段の操作性および各表示手段の視認性が高まる。
【0080】
(b)請求項2の発明によれば、会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0081】
(c)請求項3の発明によれば、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは会員用記録媒体に記録された遊技用価値の大きさを使用する際における価値表示手段の視認性や単位設定操作手段の操作性が向上する。
【0082】
(d)請求項4の発明によれば、再使用処理を行うための認証情報の入力を行う操作頻度は低く、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作部の配設スペースを保持枠や遊技用装置の本体の前面に確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0083】
(e)請求項5の発明によれば、前記各操作手段と前記各表示手段とがそれぞれ別々の領域にまとめて配設されることになるため、操作性や視認性がより向上する。
【0084】
(f)請求項6の発明によれば、保持枠に配設された操作手段または当該操作手段と同一の機能を有する表示面に設けられた副操作手段のいずれか一方が故障しても、遊技に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットを示す正面図である。
【図2】図1のカードユニットに設けられた液晶表示器を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】表示面に表示された再プレイ操作画面を示す図である。
【図5】再プレイボタン、情報表示ボタンを保持枠とタッチパネルにて構成した状態を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
306 紙幣利用可表示部
307 硬貨利用可表示部
312 表示面
313 液晶表示器
314 タッチパネル
315 度数表示部
318 情報表示ボタン
319 再プレイボタン
320 会員カード利用可表示部
321 カード入金中表示部
330 保持枠
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技機に対応付けて設置されるとともに、該遊技機の遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置を備える遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技場等に多数設置される遊技機に代表されるパチンコ機やスロットマシン等の側方に対応して並設される遊技用装置にあっては、遊技に関連する遊技関連情報(例えば対応する遊技機の大当り発生状況等)を遊技者に対して報知するための表示手段(例えば液晶表示装置等)を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特願平11−76579号公報(第6頁、第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の遊技用装置は、各遊技機間に設置されるものであり、一般的には遊技機を設置するための遊技機設置島に多数の遊技機を設置出来るように極力薄型に形成されているとともに、この遊技用装置の本体の前面には、遊技者が遊技に関連して操作するための各種操作ボタンや、各種装置の状態を示す状態ランプ等が配設されている。
【0005】
しかしながら、特に上記特許文献1に記載された遊技用装置のように、液晶表示装置が遊技用装置の本体の前面よりも前方に突出するように配設されたものにおいては、遊技用装置の本体の前面スペースの一部が液晶表示装置により占有されることにより各種操作ボタンや状態ランプ等の配置スペースが狭まり、この限られたスペースに前記各種操作ボタンや状態ランプを配置せざるを得なくなり、操作ボタンの操作性や各種状態ランプの視認性が低下するといった問題を有していた。
【0006】
この問題は、例えば遊技者が獲得して貯蓄した貯蓄球を払戻して再遊技を行うための再遊技機能や、受付けたプリペイドカード等からパチンコ球を貸出す貸出機能等の遊技用装置への付加に応じて操作手段や状態ランプ等の配置が必要となるときにより顕著となる。
【0007】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、表示装置により遊技用装置の本体の前面スペースが占有されても操作手段の操作性や表示手段の視認性が損われることがない遊技用装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応付けて設置され、
会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄価値の大きさを特定可能な貯蓄価値情報が記録された会員用記録媒体の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための再使用処理を行う再使用処理手段と、
貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段と、
前記遊技機の遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置と、
を備えた遊技用装置において、
前記表示装置は、少なくとも該表示装置の表示面が前記遊技用装置の本体の前面よりも前方に突出するように設けられ、
前記表示装置の表示面の周縁部を保持する保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために遊技者が操作する再使用操作手段と、
前記表示装置の表示面に前記遊技関連情報を表示させるために遊技者が操作する情報表示操作手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理を実行させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段と、
前記会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、再使用操作手段、情報表示操作手段等の操作手段や、遊技使用可表示手段、会員用記録媒体利用可表示手段、遊技使用処理表示手段等の表示手段を、遊技用装置の本体前面における限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される表示装置の表示面側、すなわち、保持枠における遊技者側を向く表面に集中して配設することで、各操作手段の操作性および各表示手段の視認性が高まる。
【0009】
本発明の遊技用装置は、貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさを、遊技に使用出来る遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算する価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段を備え、
前記遊技使用処理手段は、前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行うことを特徴とすることが好ましい。
このようにすれば、会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0010】
本発明の遊技用装置の前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさを表示させるための価値表示手段、および/または前記遊技使用処理において1回に使用させる遊技用価値の大きさの単位を設定するための単位設定操作手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは会員用記録媒体に記録された遊技用価値の大きさを使用する際における価値表示手段の視認性や単位設定操作手段の操作性が向上する。
【0011】
本発明の遊技用装置の前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために必要な認証情報の入力を行うための複数の入力操作部からなる入力操作手段を、前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成したことが好ましい。
このようにすれば、再使用処理を行うための認証情報の入力を行う操作頻度は低く、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作部の配設スペースを保持枠や遊技用装置の本体の前面に確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0012】
本発明の遊技用装置の前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、前記再使用操作手段、前記情報表示操作手段を含む操作手段領域と、前記遊技使用可表示手段、前記会員用記録媒体利用可表示手段、前記遊技使用処理表示手段を含む表示手段領域と、が互いに区分けして配置されていることが好ましい。
このようにすれば、前記各操作手段と前記各表示手段とがそれぞれ別々の領域にまとめて配設されることになるため、操作性や視認性がより向上する。
【0013】
本発明の遊技用装置の前記再使用操作手段と同一の機能を有する副再使用操作手段と、前記情報表示操作手段と同一の機能を有する副情報表示操作手段と、を前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成したことが好ましい。
このようにすれば、保持枠に配設された操作手段または当該操作手段と同一の機能を有する表示面に設けられた副操作手段のいずれか一方が故障しても、遊技に支障をきたすことがない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された遊技用装置の実施例としてのカードユニット3について、図面に基づいて説明すると、まず図1に示されるように、カードユニット3は、前述のように遊技島に並設される遊技機としてのパチンコ機2に1対1に対応して設置される。
【0015】
カードユニット3の前面3aには、図2に示すように、多機能表示部301と、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、会員カード挿入口309、ビジターカード装着口310が設けられている。
【0016】
カードユニット3の前面に設けられる表示部のうち、多機能表示部301は、内部に設けられた多機能LED301a(図3参照)の発光態様によりカードユニット3の動作状況等が報知される。
【0017】
カードユニット3の前面に設けられたボタンのうち、硬貨返却ボタン304は、硬貨投入口303から投入された硬貨が詰まった場合等において、硬貨を返却させる際に押圧するボタンである。
【0018】
カードユニット3の前面に設けられた会員用記録媒体としての会員カード挿入口309とビジターカード装着口310とは、遊技者から見て左右方向に並設配置されている。会員カード挿入口309は、内蔵されるカードリーダライタ327(図3参照)の会員カードスロット(図示略)に連設されており、この会員カード挿入口309を介して会員カードを会員カードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口310は、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口310を介してビジターカードをビジターカード収容室に装着可能とされている。
【0019】
また、ビジターカード収容室に遊技用記録媒体の一例であるビジターカードが装着された際には、この装着されたビジターカードの先端がビジターカード装着口310から突出する態様にて装着されるようになる。更に、ビジターカード装着口310の前面には、透明カバー部材311が取付けられており、これによりカードリーダライタ327に装着されたビジターカードが、透明カバー部材311を通して視認できるとともに、透明カバー部材311により装着されたビジターカードの抜き取りができない状態とされる。
【0020】
カードユニット3における硬貨返却ボタン304の下方において突設された突出部305は、パチンコ機2における遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な液晶表示器313の本体にて形成されている。この液晶表示器313の本体は、前記遊技関連情報を表示可能な表示面312と、該表示面312の周縁部を保持する略四角枠状の保持枠330と、から構成されており、該保持枠330において、遊技者側、すなわち、該カードユニット3に対応するパチンコ機2側を向くように設けられた表示面312側の下部の表面330aには、図2に示すように、度数表示部315と、紙幣利用可表示部306と、硬貨利用可表示部307と、会員カード利用可表示部320と、カード入金中表示部321と、貸出単位設定ボタン316と、情報表示ボタン318と、再プレイボタン319と、が設けられている。
【0021】
表示面312には各種表示画面が表示されるとともに、表示面312の表面はタッチパネル314により被覆されており、遊技者が表示面312に表示された各種メニューボタンに接触することで各種の操作を行うことが可能とされている。
【0022】
保持枠330における表示面312下方の表面330aに配設されたボタンのうち、貸出単位設定ボタン316は、会員カードやビジターカードに記録された遊技用価値である度数の少なくとも一部を遊技に使用する際において1回に貸出す度数の単位を設定変更する際に押圧されるボタンである。情報表示ボタン318は、データ画面(図示略)を表示面312に表示する際に押圧されるボタンである。再プレイボタン319は、遊技者が遊技を行うことにより獲得して貯蓄された貯蓄球数を用いて遊技を実施する際に押圧するボタンである。
【0023】
保持枠330における表示面312下方の表面330aに配設された表示部のうち、紙幣利用可表示部306は、紙幣の受付が可能な状態であるか否か、すなわち、紙幣挿入口302に挿入された紙幣の金額に対応する遊技用価値である度数をビジターカードまたは会員カードに記録することが可能な状態であるか否かを示す表示部であり、受付が可能な状態である場合に内蔵された紙幣利用可LED306aが点灯し、受付けが可能ではない場合に消灯する。硬貨利用可表示部307は、硬貨の受付が可能な状態であるか否か、すなわち、硬貨投入口303に投入された硬貨の金額に対応する遊技用価値である度数をビジターカードまたは会員カードに記録することが可能な状態であるか否かを示す表示部であり、受付が可能な状態である場合に内蔵された硬貨利用可LED307aが点灯し、受付けが可能ではない場合に消灯する。
【0024】
また、会員カード利用可表示部320は、会員カードの受付けが可能であるか否かを示す表示部であり、会員カードの受付けが可能である場合、すなわち、遊技者が会員カードに記録された度数からパチンコ球を借受けて遊技を実施したり、あるいは会員カードに記録された貯蓄球数の少なくとも一部を払戻して再プレイを実施することができる場合に内蔵された会員カード利用可LED320aが点灯し、会員カードの受付けが可能ではない場合に消灯する。
【0025】
カード入金中表示部321は、受付けた紙幣または貨幣の金額に対応する遊技用価値である度数が記録された会員カードまたはビジターカードの度数の少なくとも一部を遊技者の遊技に使用させるために、所定単位数量(例えば5度数=125球)のパチンコ球数に変換して遊技者に貸出す球貸処理が実行される旨を示す表示部であり、該球貸処理が実行されるとき、内蔵されたカード入金中LED321が点灯する。
【0026】
なお、本実施例におけるカード入金中LED321は、紙幣挿入口302に紙幣が挿入されて該紙幣が受付けられたとき、または硬貨投入口303に硬貨が投入されて該硬貨が受付けられたとき、すなわち、投入された貨幣の真贋が判別されて球貸処理を実施可能であると判定されるまでの間点灯するようになっており、これにより遊技者にパチンコ球を貸出す球貸処理が実行される旨を示すようになっているが、例えば、紙幣または貨幣が受付けられた後、1度数に相当する数分のパチンコ球(25球)の貸出が行われている間点灯するようにしたり、あるいは、紙幣または貨幣が受付けられたときから前記球貸処理が完了するまでの間点灯するようにしてもよく、このような点灯制御によっても前記球貸処理が実行される旨を示していることになる。
【0027】
図3は、カードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、読み出し手段としてのカードリーダライタ327と、表示コントローラ329と、制御ユニット328と、から主に構成されており、カードリーダライタ327及び表示コントローラ329は、制御ユニット328と接続され、各種データの送受が可能とされている。
【0028】
カードリーダライタ327は、会員カードやビジターカードの記録情報の読み出し並びに書き込みを行うとともに、HUB8’を介してシステムコントローラとデータ通信可能に接続されており、挿入された会員カードに記録されたカードIDの認証や度数の確認等をシステムコントローラとの間で行う。
【0029】
表示コントローラ329には、前述した液晶表示器313、タッチパネル314、各種スイッチ類やLED等の電気部品が接続されている。表示コントローラ329に接続された各種スイッチのうち、貸出単位設定スイッチ316aは、貸出単位設定ボタン316の操作を検出するスイッチであり、情報表示スイッチ318aは、情報表示ボタン318の操作を検出するスイッチであり、再プレイスイッチ319aは、再プレイボタン319の操作を検出するスイッチである。
【0030】
表示コントローラ329に接続されている電気部品のうち、タッチパネル314、度数表示器315a、貸出単位設定スイッチ316a、情報表示スイッチ318a、再プレイスイッチ319aは、表示コントローラ329を介して制御ユニット328に接続されており、タッチパネル314による位置検出情報や各スイッチの検出信号が制御ユニット328に入力される。また、紙幣利用可LED306a、硬貨利用可LED307a、会員カード利用可LED320a、カード入金中LED321aも、表示コントローラ329を介して制御ユニット328に接続されており、その点灯制御が制御ユニット328により行われる。
【0031】
また、表示コントローラ329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路が搭載されており、制御ユニット328から出力された表示データに基づいて液晶表示器313を駆動する。
【0032】
制御ユニット328には、表示コントローラ329を介して接続されたスイッチや表示器等の電気部品に加えて、前述した多機能LED301aからなる電気部品や、紙幣識別ユニット321、硬貨識別ユニット322が接続されている。
【0033】
紙幣識別ユニット321は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット322は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
【0034】
また、制御ユニット328には、特に図示しないが、接続されたパチンコ機2に設けられ、パチンコ球の貸出を行う際に操作される貸出ボタン(図示略)の操作を検知する貸出スイッチ、受付け中の会員カードを返却させる際に操作される返却ボタン(図示略)の操作を検知する返却スイッチ等が接続されている。
【0035】
制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号やタッチパネル314の位置検出情報、紙幣識別ユニット321や硬貨識別ユニット322による識別信号等を受けて、制御ユニット328に接続されているLED、カードリーダライタ327、表示コントローラ329の制御等、全体の動作制御並びに球貸処理や払戻処理等の各種処理を実行する。
【0036】
詳しくは、制御ユニット328は、紙幣挿入口302または硬貨投入口303に投入された紙幣または硬貨を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を、ビジターカードあるいは会員カードが受付けられているときにはビジターカードよりも優先して会員カードに記録された度数に加算する価値加算処理を行うとともに、加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理、すなわち、遊技に使用させるために貸出す度数に相当する数分のパチンコ球に変換して貸出す球貸処理を実施する。なお、受付けた貨幣の金額が前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数に相当する金額よりも大きい場合には、パチンコ機2に設けられた前記貸出ボタン操作に応じて、前記貸出単位数(本実施例では125球)ずつ前記球貸処理を実施する。
【0037】
このように本実施例における制御ユニット328は、遊技使用処理としての球貸処理を行う遊技使用処理手段および価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段を構成している。
【0038】
また、本実施例における制御ユニット328は、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を、ビジターカードだけでなく会員カードに記録された度数に加算する価値加算処理を行うとともに、加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理を行うため、会員カードの記録情報から特定される遊技用価値の大きさとしての度数の少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0039】
また、制御ユニット328は、会員カードが会員カード挿入口309に挿入されて受付けられているときにおいて、前記再プレイボタン319の操作がなされたことを検出した場合、図4に示されるように、表示面312に再プレイ操作画面を表示し、会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち再プレイ可能とされた貯蓄価値の大きさとして記録された貯蓄球数が、払戻し可能な最小単位数(本実施例では貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量(ここでは125球))以上である場合には、表示面312の右側に示されるように9つの入力操作キー(入力操作部)を有する入力操作手段としてのテンキーをタッチパネル314にて構成(表示)し、会員遊技者に対応して登録された認証情報として4桁の暗証番号の入力、および確認キーの入力操作を会員遊技者に要求するメッセージを表示する。
【0040】
ここで、テンキー内の所定箇所に指が触れられたときにはその位置情報を検出するとともに、該検出した位置情報と該位置情報に対応する数値情報とから入力された数値を特定し、該特定した数値を暗証番号として記憶していく。そして、4桁の数値の入力および確認キーの入力を検出した時点で、当該4桁の暗証番号と、各会員遊技者を個々に識別可能とするために会員カードに記録された会員IDとをシステムコントローラに送信して登録された会員であるか否かの判定を要求し、会員遊技者であることを特定出来たときには、会員カードに記録されている貯蓄球数を画面上に表示するとともに、会員カードに記録された貯蓄球数の少なくとも一部を、対応するパチンコ機2による遊技に使用させるための再使用処理、すなわち、遊技に再使用させるために払戻す度数に相当する数分のパチンコ球に変換して払戻す払戻処理(再プレイ処理)を実施する。
【0041】
なお、本実施例において1回の払戻処理により払戻される球数は、前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量と同数の125球(5度数分)として設定されているが、必ずしも前記貸出単位設定ボタン316にて設定された単位数量と同数とする必要はなく、払戻単位を貸出単位と別に設定していてもよい。
【0042】
また、本実施例においては、会員遊技者による暗証番号の入力により制御ユニット328が会員遊技者であることを特定出来たときにおいて、会員カードに記録されている貯蓄球数を画面上に表示するようになっていたが、再プレイが可能な回数、すなわち、再プレイボタン319を押圧操作することにより前記払戻処理を実施可能な回数(再プレイボタン319の有効操作回数)を表示するようにしてもよい。
【0043】
このように本実施例における制御ユニット328は、再使用処理としての払出処理を行う再使用処理手段を構成している。
【0044】
また、本実施例では、制御ユニット328に、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)形式にて記載された表示データを液晶表示器313に表示させるためのブラウザ機能が搭載されており、図示しない配信コンピュータから配信されたHTML形式の表示データを表示面312にて閲覧できるようになっている。また、本実施例では、前記配信コンピュータから配信された表示データのみならず、液晶表示器313にて表示される全ての表示画面がブラウザ機能により表示される構成とされている。すなわち、前記配信コンピュータからの表示データの配信に関わらず表示される定型画面も、HTML形式の表示データに基づいて各画面が液晶表示器313に表示されるようになっている。更に、本実施例では、制御ユニット328が後述する遊技データカウンタや遊技履歴カウンタの登録データに基づいて対応するパチンコ機2の遊技に関連する遊技関連情報(例えば大当り(特賞)回数データや大当り間始動回数データ等)等を表示するための表示データを自ら生成し、ブラウザ機能により液晶表示器313にて表示させることが可能とされている。
【0045】
また、制御ユニット328は、HUB8’を介して会員管理コンピュータ及びシステムコントローラ、配信コンピュータとデータ通信可能に接続されており、各種データの送受が可能とされている。また、対応するパチンコ機2と接続されており、各種信号の送受が実施可能とされている。
【0046】
また、制御ユニット328は、ホールコンピュータに接続されており、球貸処理に基づき貸出されたパチンコ球数を示す球貸信号や払戻処理により貯蓄球数から払戻されたパチンコ球数を示す払戻信号等の売上信号がホールコンピュータに対して出力されるようになっている。本実施例では、25球の球貸が行われる毎に1パルスの球貸信号が出力され、25球の払戻が行われる毎に1パルスの払戻信号が出力される。
【0047】
また、制御ユニット328は、中継端末4と接続されており、対応するパチンコ機2や、当該パチンコ機2に対して供給されたパチンコ球を検出する供給球検出スイッチ6、当該パチンコ機2から回収されたパチンコ球を検出するアウト球検出スイッチ7から出力された各種遊技情報、すなわちパチンコ機2の遊技に関連して発生する遊技関連情報を示す信号が中継端末4を介して入力されるようになっている。
【0048】
具体的には、パチンコ機2に対して供給されたパチンコ球数を示す供給信号が供給球検出スイッチ6から出力され、大当り中である旨を示す大当り中信号、確率変動中である旨を示す確変中信号、始動入賞した旨を示す始動信号がパチンコ機2から出力され、パチンコ機2から回収されたパチンコ球数を示す打込信号がアウト球検出スイッチ7から出力されるようになっており、これら出力された信号、すなわちホールコンピュータ110にて各パチンコ機2の遊技データとして収集される信号が分岐され、中継端末4を介してカードユニット3に入力されるようになっている。
【0049】
また、本実施例では、制御ユニット328に、対応するパチンコ機2の遊技情報を記憶する遊技データカウンタと、会員遊技者が対応するパチンコ機2において遊技を行っている間の遊技情報を記憶する遊技履歴カウンタと、が設けられている。
【0050】
遊技データカウンタには、対応するパチンコ機2の大当り間始動回数、総始動回数、大当り回数、確変回数、供給球数、打込球数からなる遊技関連情報が記憶されており、これら各項目の値は、前述した大当り中信号、確変中信号、始動信号、供給信号、打込信号の受信に応じて逐次最新のデータに更新されるようになっている。また、遊技データカウンタは、開店時にリセットされるため、遊技データカウンタには、対応するパチンコ機2における本日の遊技データが記憶されることとなる。
【0051】
遊技履歴カウンタには、対応するパチンコ機2の総始動回数、大当り回数、確変回数、供給球数、打込球数からなる遊技データが記憶されており、これら各項目の値は、前述した大当り中信号、確変中信号、始動信号、供給信号、打込信号の受信に応じて逐次最新のデータに更新されるようになっている。また、遊技履歴カウンタは、会員カードが返却された際にリセットされ、次回会員カードが受付けられることでリセットされた状態から各データが計数されることとなるため、遊技履歴カウンタには、会員カードが受付けられてから返却されるまで、すなわち、会員遊技者が遊技を開始してから遊技を終了するまでの対応するパチンコ機2の遊技データが記憶されることとなる。
【0052】
次に、以上説明したように構成された本実施例における遊技用装置としてのカードユニット3の構造、特には突出部305の詳細な構造を、主に図1および図2に基づいて説明する。なお、図2においては図中左側をカードユニット3の前側、すなわち、遊技者側とし、図中右側をカードユニット3の後側とするとともに、図中正面側が対応するパチンコ機2側として説明する。
【0053】
図1および図2に示されるように、カードユニット3の本体は、この本体の前面3aの左右方向の幅(横幅)が上下方向の幅(高さ)よりも短寸である縦長の薄型箱状に形成されており、その中空状に形成された本体内部には、前述した各種ユニットや各種装置や電機部品が配設されている。
【0054】
その前面3aには、前述した多機能表示部301と、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却ボタン304、突出部305、硬貨返却口308、会員カード挿入口309、ビジターカード装着口310が設けられている。
【0055】
突出部305は、前述したように液晶表示器313の本体にて形成され、この液晶表示器313の本体は、前記遊技関連情報を表示可能な表示面312と、該表示面312の周縁部を保持する略四角枠状の保持枠330と、から構成されており、少なくとも表示面312がカードユニット3の本体前面3aよりも前方(遊技者側)に突出するように設けられている。
【0056】
保持枠330における表示面312側の表面330a下部には、価値表示手段としての度数表示部315と、遊技使用可表示手段としての紙幣利用可表示部306および硬貨利用可表示部307と、会員用記録媒体利用可表示手段としての会員カード利用可表示部320と、遊技使用処理表示手段としてのカード入金中表示部321と、が図中左側に集中して配置されているとともに、単位設定操作手段としての貸出単位設定ボタン316と、情報表示操作手段としての情報表示ボタン318と、再使用操作手段としての再プレイボタン319と、が図中右側に集中して配置されている。
【0057】
詳しくは、度数表示部315、紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307、会員カード利用可表示部320、カード入金中表示部321を含む1つの表示部配置領域S1(図中点線で示す領域)と、貸出単位設定ボタン316、情報表示ボタン318、再プレイボタン319を含む1つの操作部配置領域S2(図中点線で示す領域)と、が互いに所定距離離間するように区分けして配置されており、前記各表示部315、306、307、320、321と、前記各操作部316、318、319と、はそれぞれ別々の領域にまとめて配設され、各表示部315、306、307、320、321と各操作部316、318、319とが入り乱れた状態で配設されていないので、各表示部315、306、307、320、321の視認性や各操作部316、318、319の操作性が向上され、使用性が高まる。
【0058】
なお、本実施例においては、これら各表示部315、306、307、320、321を含む表示部配置領域S1と各操作部316、318、319を含む操作部配置領域S2とは互いに所定距離離間するように形成されているだけであるが、例えば両配置領域S1、S2の違いを視覚的に生じさせるために、保持枠330の表面330aにおける表示部配置領域S1内と操作部配置領域S2内を異なる色にて着色したり、あるいは保持枠330の表面330aにおける配置領域S1、S2それぞれを別々に凹設して各凹部内に表示部、操作ボタンを別々に配置すること等により、各表示部315、306、307、320、321の視認性や各操作部316、318、319の操作性をより向上させるようにしてもよい。
【0059】
以上説明したように、保持枠330における表示面312側の表面330a下部に、各操作部316、318、319等の操作手段や、各表示部315、306、307、320、321等の表示手段を、カードユニット3の本体前面3aにおける限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される液晶表示器313の表示面312側、すなわち、保持枠330における遊技者側を向く表面330aに集中して配設することで、各操作部316、318、319の操作性および各表示部315、306、307、320、321の視認性が高まる。
【0060】
特に、表示面312上に設けられるタッチパネル314にて各操作部316、318、319等の操作手段や、各表示部315、306、307、320、321等の表示手段を設けないことで、液晶表示器313内部機構や表示面312に故障が発生して、各種操作や動作状況確認等が不能となることが回避される。
【0061】
また、保持枠330における液晶表示器313の表示面312側の表面330aには、価値表示手段としての度数表示器315a、および単位設定操作手段としての貸出単位設定ボタン316が配設されているため、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)または会員カードに記録された遊技用価値の大きさ(度数)を使用する際における度数表示器315aの度数表示部316の視認性や、貸出単位設定ボタン316の操作性が向上する。なお、本発明においては、これら価値表示手段または単位設定操作手段のうちいずれか一方が配設されていればよい。
【0062】
また、前述した払戻処理(再プレイ処理)を行うための暗証番号の入力を行う操作頻度は、遊技者のうちでも会員遊技者であり、特には貯蓄球数を有する会員遊技者に限定されるものであり、会員遊技者が遊技を行うことにより獲得して貯蓄された貯蓄球数を用いて遊技を実施する頻度は、貨幣を投入することにより遊技を行う頻度と比較して低いため、図4に示されるように、制御ユニット328による払戻し処理(再プレイ処理)を実行させるために必要な暗証番号(認証情報)の入力を行うための複数の入力操作キー(入力操作部)からなるテンキー(入力操作手段)を表示面312上に設けたタッチパネル314にて構成することで、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作キーの配設スペースを保持枠330やカードユニット3の本体前面3aに確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0063】
また、図5に示されるように、再プレイボタン319と同一の機能を有する副再プレイボタン319’と、情報表示ボタン318と同一の機能を有する副情報表示ボタン318’と、を表示面312に設けたタッチパネル314にて構成することで、例えば保持枠330に配設された再プレイボタン319または該再プレイボタン319と同一の機能を有する副再プレイボタン319’のいずれか一方が故障しても、他方のボタン操作により再プレイ処理を実行させることが出来るため、会員遊技者の再プレイ遊技に支障をきたすことがない。また、保持枠330に配設された情報表示ボタン318または該情報表示ボタン318と同一の機能を有する副情報表示ボタン318’のいずれか一方が故障しても、他方のボタン操作により情報を表示させることが出来るため、遊技者の遊技に支障をきたすことがない。
【0064】
また、この場合、保持枠330に設けられる再プレイボタン319および情報表示ボタン318と、表示面312上に設けたタッチパネル314にて構成される副再プレイボタン319’および副情報表示ボタン318’と、が同一の表示コントローラ329(制御基板)に接続されているが、再プレイボタン319および情報表示ボタン318と、これら各ボタンと同一の機能を有する副操作手段としての副再プレイボタン319’および副情報表示ボタン318’とを、それぞれ別々の表示制御基板に接続してもよく、このようにすることで、いずれか一方の表示制御基板が故障しても、他方のボタン操作により情報を表示させることが出来るため、遊技者の遊技に支障をきたすことがない。
【0065】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0066】
例えば、上記カードユニット3における度数表示部315、紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307、会員カード利用可表示部320、カード入金中表示部321を含む各表示手段と、貸出単位設定ボタン316、情報表示ボタン318、再プレイボタン319とを含む各操作手段は、液晶表示器313の表示面312の周縁部の一部である下縁部を保持する保持枠330の表面330aに配設されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、保持枠330における表示面312側の表面330aであれば、液晶表示器313の表示面312の上縁部または側縁部を保持する保持枠330の表面330aに配設されていてもよい。
【0067】
さらに、液晶表示器313の表示面312を、例えば上下方向を向く軸部材を介して保持枠330に対して回動自在に設け、表示面312の角度を調整可能としてもよい。
【0068】
また、上記実施例においては、画像表示装置として液晶表示器を適用していたが、遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置であれば、表示装置として液晶表示器以外の表示装置、例えばEL表示装置等、種々の表示装置を適用してもよい。
【0069】
また、上記実施例におけるカードユニット3の制御ユニット328は、紙幣または硬貨を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数を受付けられているビジターカードあるいは会員カードに記録された度数に加算し、該加算した度数の少なくとも一部を遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段として構成されていたが、本発明においては、例えば制御ユニット328を、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさとしての度数の少なくとも一部をビジターカードあるいは会員カードに加算する加算処理を行うことなく、そのまま遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段として構成してもよい。なお、この場合における制御ユニット328は、会員遊技者が遊技にて獲得した貯蓄球数が記録された会員カードの記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部をパチンコ機2による遊技に使用させるための再使用処理(払戻処理)を行う再使用処理手段を構成していることになる。
【0070】
また、上記実施例における制御ユニット328は、球貸処理において25球の球貸が行われる毎に1パルスの球貸信号がホールコンピュータに対して出力され、払戻処理において25球の払戻が行われる毎に1パルスの払戻信号がホールコンピュータに対して出力されるようになっているが、例えば会員カードが受付けられたときに制御ユニット328が会員カードの記録情報としての残度数等を読み出し、該読み出した情報を内部メモリに記憶するようにすることで、球貸信号や払戻信号をホールコンピュータ等に出力することなく、制御ユニット328のみにて球貸処理や払戻処理を実施可能としてもよい。
【0071】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0072】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応付けて設置され、
会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄価値の大きさ(貯蓄球数)を特定可能な貯蓄価値情報が記録された会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための再使用処理(再プレイ処理)を行う再使用処理手段(制御ユニット328)と、
貨幣(紙幣、硬貨)を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)の少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行う遊技使用処理手段(制御ユニット328)と、
前記遊技機の遊技に関連する遊技関連情報(大当り回数データ、大当り間始動回数データ等)を表示可能な表示装置(液晶表示器313)と、
を備えた遊技用装置(カードユニット3)において、
前記表示装置は、少なくとも該表示装置の表示面(312)が前記遊技用装置の本体の前面(3a)よりも前方に突出するように設けられ、
前記表示装置の表示面の周縁部を保持する保持枠(330)における前記表示装置の表示面側(表面330a)には、
前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために遊技者が操作する再使用操作手段(再プレイボタン319)と、
前記表示装置の表示面に前記遊技関連情報を表示させるために遊技者が操作する情報表示操作手段(情報表示ボタン318)と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理を実行させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段(紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307)と、
前記会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段(会員カード利用可表示部320)と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段(カード入金中表示部321)と、
を備える。
【0073】
本発明の請求項2は、貨幣(紙幣、硬貨)を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)を、遊技に使用出来る遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された前記会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算する価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段(制御ユニット328)を備え、
前記遊技使用処理手段(制御ユニット328)は、前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機(パチンコ機2)による遊技に使用させるための遊技使用処理(球貸処理)を行うことを特徴とする。
【0074】
本発明の請求項3は、前記保持枠(330)における前記表示装置(液晶表示器313)の表示面側(表面330a)には、
前記受付けた貨幣(紙幣、貨幣)の金額に対応する遊技用価値の大きさ(度数)または前記会員用記録媒体(会員カード)の記録情報から特定される遊技用価値の大きさを表示させるための価値表示手段(度数表示器315a)、および/または前記遊技使用処理(球貸処理)において1回に使用させる遊技用価値の大きさの単位を設定するための単位設定操作手段(貸出単位設定ボタン316)を備える。
【0075】
本発明の請求項4は、前記再使用処理手段(制御ユニット328)による前記再使用処理を実行させるために必要な認証情報(暗証番号)の入力を行うための複数の入力操作部(入力操作キー)からなる入力操作手段(テンキー)を、前記表示装置(液晶表示器313)の表示面(312)に設けたタッチパネル(314)にて構成した。
【0076】
本発明の請求項5は、前記保持枠(330)における前記表示装置(液晶表示器313)の表示面側(表面330a)には、前記再使用操作手段(再プレイボタン319)、前記情報表示操作手段(情報表示ボタン318)を含む操作手段領域(操作部配置領域S1)と、前記遊技使用可表示手段(紙幣利用可表示部306、硬貨利用可表示部307)、前記会員用記録媒体利用可表示手段(会員カード利用可表示部320)、前記遊技使用処理表示手段(カード入金中表示部321)を含む表示手段領域(表示部配置領域S2)と、が互いに区分けして配置されている。
【0077】
本発明の請求項6は、前記再使用操作手段(再プレイボタン319)と同一の機能を有する副再使用操作手段(再プレイボタン319’)と、前記情報表示操作手段(情報表示ボタン318)と同一の機能を有する副情報表示操作手段(情報表示ボタン318’)と、を前記表示装置(液晶表示器313)の表示面(312)に設けたタッチパネル(314)にて構成した。
【0078】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0079】
(a)請求項1の発明によれば、再使用操作手段、情報表示操作手段等の操作手段や、遊技使用可表示手段、会員用記録媒体利用可表示手段、遊技使用処理表示手段等の表示手段を、遊技用装置の本体前面における限られたスペースに配設することなく、かつ、遊技者に視認可能に配設される表示装置の表示面側、すなわち、保持枠における遊技者側を向く表面に集中して配設することで、各操作手段の操作性および各表示手段の視認性が高まる。
【0080】
(b)請求項2の発明によれば、会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を遊技に使用することが出来るため、会員の利便性が向上する。
【0081】
(c)請求項3の発明によれば、受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは会員用記録媒体に記録された遊技用価値の大きさを使用する際における価値表示手段の視認性や単位設定操作手段の操作性が向上する。
【0082】
(d)請求項4の発明によれば、再使用処理を行うための認証情報の入力を行う操作頻度は低く、操作頻度が低いにも関わらず複数の入力操作部の配設スペースを保持枠や遊技用装置の本体の前面に確保しなくても済むため、入力操作手段の配設スペースを前記各操作手段や各表示手段の配設スペースとして有効に利用することが可能となる。
【0083】
(e)請求項5の発明によれば、前記各操作手段と前記各表示手段とがそれぞれ別々の領域にまとめて配設されることになるため、操作性や視認性がより向上する。
【0084】
(f)請求項6の発明によれば、保持枠に配設された操作手段または当該操作手段と同一の機能を有する表示面に設けられた副操作手段のいずれか一方が故障しても、遊技に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットを示す正面図である。
【図2】図1のカードユニットに設けられた液晶表示器を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】表示面に表示された再プレイ操作画面を示す図である。
【図5】再プレイボタン、情報表示ボタンを保持枠とタッチパネルにて構成した状態を示す図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
306 紙幣利用可表示部
307 硬貨利用可表示部
312 表示面
313 液晶表示器
314 タッチパネル
315 度数表示部
318 情報表示ボタン
319 再プレイボタン
320 会員カード利用可表示部
321 カード入金中表示部
330 保持枠
Claims (6)
- 遊技機に対応付けて設置され、
会員遊技者が遊技にて獲得した獲得価値のうち、遊技に再使用可能とされた貯蓄価値の大きさを特定可能な貯蓄価値情報が記録された会員用記録媒体の記録情報から特定される貯蓄価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための再使用処理を行う再使用処理手段と、
貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行う遊技使用処理手段と、
前記遊技機の遊技に関連する遊技関連情報を表示可能な表示装置と、
を備えた遊技用装置において、
前記表示装置は、少なくとも該表示装置の表示面が前記遊技用装置の本体の前面よりも前方に突出するように設けられ、
前記表示装置の表示面の周縁部を保持する保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために遊技者が操作する再使用操作手段と、
前記表示装置の表示面に前記遊技関連情報を表示させるために遊技者が操作する情報表示操作手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理を実行させることが可能であるか否かを表示するための遊技使用可表示手段と、
前記会員用記録媒体の受付が可能であるか否かを表示するための会員用記録媒体利用可表示手段と、
前記遊技使用処理手段による前記遊技使用処理が実行される旨を表示するための遊技使用処理表示手段と、
を備えることを特徴とする遊技用装置。 - 貨幣を受付けたことに基づいて、該受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさを、遊技に使用出来る遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさに加算する価値加算処理を行うための会員用価値加算処理手段を備え、
前記遊技使用処理手段は、前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさの少なくとも一部を前記遊技機による遊技に使用させるための遊技使用処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。 - 前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、
前記受付けた貨幣の金額に対応する遊技用価値の大きさまたは前記会員用記録媒体の記録情報から特定される遊技用価値の大きさを表示させるための価値表示手段、および/または前記遊技使用処理において1回に使用させる遊技用価値の大きさの単位を設定するための単位設定操作手段を備える請求項1または2に記載の遊技用装置。 - 前記再使用処理手段による前記再使用処理を実行させるために必要な認証情報の入力を行うための複数の入力操作部からなる入力操作手段を、前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成した請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用装置。
- 前記保持枠における前記表示装置の表示面側には、前記再使用操作手段、前記情報表示操作手段を含む操作手段領域と、前記遊技使用可表示手段、前記会員用記録媒体利用可表示手段、前記遊技使用処理表示手段を含む表示手段領域と、が互いに区分けして配置されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用装置。
- 前記再使用操作手段と同一の機能を有する副再使用操作手段と、前記情報表示操作手段と同一の機能を有する副情報表示操作手段と、を前記表示装置の表示面に設けたタッチパネルにて構成した請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用装置。
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- 2003-07-11 JP JP2003196100A patent/JP2005027857A/ja active Pending
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