JP2586560Y2 - 保護リレーの誤動作検出回路 - Google Patents

保護リレーの誤動作検出回路

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JP2586560Y2
JP2586560Y2 JP386993U JP386993U JP2586560Y2 JP 2586560 Y2 JP2586560 Y2 JP 2586560Y2 JP 386993 U JP386993 U JP 386993U JP 386993 U JP386993 U JP 386993U JP 2586560 Y2 JP2586560 Y2 JP 2586560Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は保護リレーの誤動作検
出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のしゃ断器引外し回路を示す
もので、図2において、P,Nは直流の正負母線で、こ
の直流の正負母線P,N間にトリップロック確認用リレ
ー(電圧コイル)11Y、断線監視用となる事故検出保
護リレーFSY、同じく断線監視用となる主検出保護リ
レー(電圧コイル)MYおよびしゃ断器トリップコイル
(電流コイル)TCを直列に接続した直列回路体SCを
接続する。
【0003】11Xは点検時のトリップロック用接点
で、この接点11Xはトリップロック確認用リレー11
Yに並列接続される。FSXは事故検出保護リレー出力
接点で、この接点FSXは事故検出保護リレーFSYに
並列接続される。MXは主検出保護リレー出力接点で、
この接点MXは主検出保護リレーMYに並列接続され
る。なお、TTはトリップロック端子である。
【0004】図2において、FSY,MYのコイル抵抗
にて限定された微弱電流を常時TCに通電させることに
より断線監視(監視回路は図示省略)を行っている。す
なわち、平常時はFSY,MYはオン状態であるが、断
線時FSY,MYはオフとなることから断線検出ができ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図2に示す回路におい
て、TCに常時微弱であるが、電流を流すことによる弊
害(しゃ断器のトリップコイルは短時間定格である)お
よびトリップロック端子TTにて保護リレーの出力接点
(FSX,MX)の不動作確認をテスタ等(直流電圧
計)にて実施できない(これはコイル抵抗を通じて正電
圧が印加されるため)等の問題がある。この問題の後者
の場合を解決するため、特定時(例えば点検時)のみ断
線検出を実施しようとした回路を図3に示す。図3にお
いては、図2の直列回路体SCのMYとTCを結ぶ電路
に点検時のトリップロック用常開接点11Xaを介挿す
る。図3に示すように構成すると、保護リレー出力接点
FSX、MXの誤動作検出が不可能となる新たな問題が
ある。
【0006】この考案は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、点検時にはしゃ断器のトリップコイルの断線検出
ができ、平常時には保護リレーの出力接点の誤動作検出
ができるようにした保護リレーの誤動作検出回路を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の目的を
達成するために、トリップロック確認用リレー、断線検
出用事故検出保護リレーと主検出保護リレーおよびしゃ
断器トリップコイルを順次直列接続して直流電源の正負
母線間に接続し、前記トリップロック確認用リレーには
点検時のトリップロック用接点を並列接続し、事故検出
保護リレーおよび主検出保護リレーにはそれぞれその出
力接点をそれぞれ並列接続したしゃ断器トリップコイル
の断線検出回路において、主検出保護リレーの出力接点
としゃ断器トリップコイルとを接続する共通接続点と、
主検出保護リレーとを結ぶ電路に点検時のトリップロッ
ク用常開接点を介挿したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記のようにトリップロック用常開接点を設け
たので、点検時には上記トリップコイルの断線検出がで
き、平常時はトリップコイルには微弱電流を流さないよ
うにして保護リレーの出力接点の誤動作についても検出
できる。
【0009】
【実施例】以下この考案の実施例を図面に基づいて述べ
るように、図2と同一部分には同一符号を示した。図2
において、直列回路体SC1はトリップロック確認用リ
レー11Y、事故検出保護リレーFSY、主検出保護リ
レーMY、点検時のトリップロック用常開接点11X
a、トリップロック端子TTおよびしゃ断器トリップコ
イルTCを順次直列接続したものである。
【0010】点検時のトリップロック用接点11Xはト
リップロック確認用リレー11Yに並列接続され、また
事故検出保護リレーの出力接点FSXは事故検出保護リ
レーFSYに並列接続される。主検出保護リレーの出力
接点MXは主検出保護リレーMYとトリップロック用常
開接点11Xaを直列接続した直列回路体SC2に並列
接続される。
【0011】次に上記のように構成した実施例の動作に
ついて述べる。図1において、平常時はトリップロック
用常開接点11Xa、事故検出保護リレーの出力接点F
SXおよび主検出保護リレーの出力接点MX全てがオフ
状態であるから、トリップコイルTCには微弱電流は流
れない。従ってトリップロック端子TTの図示上部には
直流の正電位は現れないので、この端子TTにテスタ等
を設ければMXの誤動作かどうか確認できる。
【0012】一方、点検時にはトリップロック用常開接
点11Xaがオンになり、FSX,MXはオフとなるよ
うにするので、トリップロック確認用リレー11Y→事
故検出保護リレーFSY→主検出保護リレーMY→トリ
ップロック用常開接点11Xa→トリップロック端子T
T→トリップコイルTCの直列回路体SC1に微弱電流
が流れ、トリップコイルTCの断線検出が可能となる。
しかし、常開接点11Xaが解放されれば、断線検出用
の微弱電流は流れなくなる。従って、トリップコイルT
Cに微弱電流を常時通電させなくても、保護リレーの出
力接点の誤動作の検出ができる。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
しゃ断器のトリップコイルが断線している否を判断する
点検時においてのみ、トリップコイルに微弱電流を流
し、平常時には微弱電流を流さないように構成したの
で、保護リレーの誤動作かどうかの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】従来例の改良案を示す回路図である。
【符号の説明】
SC1,SC2…直列回路体 11Xa…トリップロック確認用常開接点 11Y…トリップロック確認用リレー FSY…事故検出保護リレー MY…主検出保護リレー TC…しゃ断器トリップコイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリップロック確認用リレー、断線検出
    用事故検出保護リレーと主検出保護リレーおよびしゃ断
    器トリップコイルを順次直列接続して直流電源の正負母
    線間に接続し、前記トリップロック確認用リレーには点
    検時のトリップロック用接点を並列接続し、事故検出保
    護リレーおよび主検出保護リレーにはそれぞれその出力
    接点をそれぞれ並列接続したしゃ断器トリップコイルの
    断線検出回路において、 主検出保護リレーの出力接点としゃ断器トリップコイル
    とを接続する共通接続点と、主検出保護リレーとを結ぶ
    電路に点検時のトリップロック用常開接点を介挿したこ
    とを特徴とする保護リレーの誤動作検出回路。
JP386993U 1993-02-10 1993-02-10 保護リレーの誤動作検出回路 Expired - Fee Related JP2586560Y2 (ja)

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