JPH0662740U - 保護リレーの誤動作検出回路 - Google Patents

保護リレーの誤動作検出回路

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JPH0662740U JP386993U JP386993U JPH0662740U JP H0662740 U JPH0662740 U JP H0662740U JP 386993 U JP386993 U JP 386993U JP 386993 U JP386993 U JP 386993U JP H0662740 U JPH0662740 U JP H0662740U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平常時にはトリップコイルに微弱電流を流さ
ないようにして保護リレーの出力接点の誤動作検出がで
きるようにした。 【構成】 直流正負母線PN間に直列回路体SC1を接
続する。直列回路体SC1はトリップロック用リレー1
1Y、事故検出保護リレーFSY、主検出保護リレーM
Y、トリップロック用常開接点11Xa、トリップロッ
ク端子TTおよびしゃ断器トリップコイルTCを順次直
列接続したものである。トリップロック用接点11Xは
リレー11Yに並列接続され、事故検出保護リレーの出
力接点FSXは保護リレーFSYに並列接続される。主
検出保護リレーの出力接点MXは保護リレーMYとトリ
ップロック用常開接点11Xaとの直列回路体SC2
並列接続される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は保護リレーの誤動作検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のしゃ断器引外し回路を示すもので、図2において、P,Nは直流 の正負母線で、この直流の正負母線P,N間にトリップロック確認用リレー(電 圧コイル)11Y、断線監視用となる事故検出保護リレーFSY、同じく断線監 視用となる主検出保護リレー(電圧コイル)MYおよびしゃ断器トリップコイル (電流コイル)TCを直列に接続した直列回路体SCを接続する。
【0003】 11Xは点検時のトリップロック用接点で、この接点11Xはトリップロック 確認用リレー11Yに並列接続される。FSXは事故検出保護リレー出力接点で 、この接点FSXは事故検出保護リレーFSYに並列接続される。MXは主検出 保護リレー出力接点で、この接点MXは主検出保護リレーMYに並列接続される 。なお、TTはトリップロック端子である。
【0004】 図2において、FSY,MYのコイル抵抗にて限定された微弱電流を常時TC に通電させることにより断線監視(監視回路は図示省略)を行っている。すなわ ち、平常時はFSY,MYはオン状態であるが、断線時FSY,MYはオフとな ることから断線検出ができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示す回路において、TCに常時微弱であるが、電流を流すことによる弊 害(しゃ断器のトリップコイルは短時間定格である)およびトリップロック端子 TTにて保護リレーの出力接点(FSX,MX)の不動作確認をテスタ等(直流 電圧計)にて実施できない(これはコイル抵抗を通じて正電圧が印加されるため )等の問題がある。この問題の後者の場合を解決するため、特定時(例えば点検 時)のみ断線検出を実施しようとした回路を図3に示す。図3においては、図2 の直列回路体SCのMYとTCを結ぶ電路に点検時のトリップロック用常開接点 11Xaを介挿する。図3に示すように構成すると、保護リレー出力接点FSX 、MXの誤動作検出が不可能となる新たな問題がある。
【0006】 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、点検時にはしゃ断器のトリッ プコイルの断線検出ができ、平常時には保護リレーの出力接点の誤動作検出がで きるようにした保護リレーの誤動作検出回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するために、トリップロック確認用リレー、断線 検出用事故検出保護リレーと主検出保護リレーおよびしゃ断器トリップコイルを 順次直列接続して直流電源の正負母線間に接続し、前記トリップロック確認用リ レーには点検時のトリップロック用接点を並列接続し、事故検出保護リレーおよ び主検出保護リレーにはそれぞれその出力接点をそれぞれ並列接続したしゃ断器 トリップコイルの断線検出回路において、 主検出保護リレーの出力接点としゃ断器トリップコイルとを接続する共通接続 点と、主検出保護リレーとを結ぶ電路に点検時のトリップロック用常開接点を介 挿したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記のようにトリップロック用常開接点を設けたので、点検時には上記トリッ プコイルの断線検出ができ、平常時はトリップコイルには微弱電流を流さないよ うにして保護リレーの出力接点の誤動作についても検出できる。
【0009】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に基づいて述べるように、図2と同一部分には同 一符号を示した。図2において、直列回路体SC1はトリップロック確認用リレ ー11Y、事故検出保護リレーFSY、主検出保護リレーMY、点検時のトリッ プロック用常開接点11Xa、トリップロック端子TTおよびしゃ断器トリップ コイルTCを順次直列接続したものである。
【0010】 点検時のトリップロック用接点11Xはトリップロック確認用リレー11Yに 並列接続され、また事故検出保護リレーの出力接点FSXは事故検出保護リレー FSYに並列接続される。主検出保護リレーの出力接点MXは主検出保護リレー MYとトリップロック用常開接点11Xaを直列接続した直列回路体SC2に並 列接続される。
【0011】 次に上記のように構成した実施例の動作について述べる。図1において、平常 時はトリップロック用常開接点11Xa、事故検出保護リレーの出力接点FSX および主検出保護リレーの出力接点MX全てがオフ状態であるから、トリップコ イルTCには微弱電流は流れない。従ってトリップロック端子TTの図示上部に は直流の正電位は現れないので、この端子TTにテスタ等を設ければMXの誤動 作かどうか確認できる。
【0012】 一方、点検時にはトリップロック用常開接点11Xaがオンになり、FSX, MXはオフとなるようにするので、トリップロック確認用リレー11Y→事故検 出保護リレーFSY→主検出保護リレーMY→トリップロック用常開接点11X a→トリップロック端子TT→トリップコイルTCの直列回路体SC1に微弱電 流が流れ、トリップコイルTCの断線検出が可能となる。しかし、常開接点11 Xaが解放されれば、断線検出用の微弱電流は流れなくなる。従って、トリップ コイルTCに微弱電流を常時通電させなくても、保護リレーの出力接点の誤動作 の検出ができる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、しゃ断器のトリップコイルが断線して いる否を判断する点検時においてのみ、トリップコイルに微弱電流を流し、平常 時には微弱電流を流さないように構成したので、保護リレーの誤動作かどうかの 検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】従来例の改良案を示す回路図である。
【符号の説明】
SC1,SC2…直列回路体 11Xa…トリップロック確認用常開接点 11Y…トリップロック確認用リレー FSY…事故検出保護リレー MY…主検出保護リレー TC…しゃ断器トリップコイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリップロック確認用リレー、断線検出
    用事故検出保護リレーと主検出保護リレーおよびしゃ断
    器トリップコイルを順次直列接続して直流電源の正負母
    線間に接続し、前記トリップロック確認用リレーには点
    検時のトリップロック用接点を並列接続し、事故検出保
    護リレーおよび主検出保護リレーにはそれぞれその出力
    接点をそれぞれ並列接続したしゃ断器トリップコイルの
    断線検出回路において、 主検出保護リレーの出力接点としゃ断器トリップコイル
    とを接続する共通接続点と、主検出保護リレーとを結ぶ
    電路に点検時のトリップロック用常開接点を介挿したこ
    とを特徴とする保護リレーの誤動作検出回路。
JP386993U 1993-02-10 1993-02-10 保護リレーの誤動作検出回路 Expired - Fee Related JP2586560Y2 (ja)

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