JPH0524622Y2 - - Google Patents

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JPH0524622Y2
JPH0524622Y2 JP5354285U JP5354285U JPH0524622Y2 JP H0524622 Y2 JPH0524622 Y2 JP H0524622Y2 JP 5354285 U JP5354285 U JP 5354285U JP 5354285 U JP5354285 U JP 5354285U JP H0524622 Y2 JPH0524622 Y2 JP H0524622Y2
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は軌道上を走行する車両を検知するため
の装置に関し、特に信号入力回路に関する。
〈従来の技術〉 この種の車両検知装置としては、例えば鉄道信
号システムにおける軌道回路装置(以下、軌道回
路とする)がある。これは、列車軌道の所定区間
のレールを電気回路の1部として利用し、列車に
よつて前記レール間が短絡されることにより、そ
の区間内の列車の存在を検知するもので、この検
知信号を用いて各種保安装置を制御するようにし
ている。そして、このような軌道回路の1つとし
て、レールに流す軌道電流に交流を用いる交流軌
道回路がある。
かかる従来の交流軌道回路の概略構成図を第3
図に示す。図において、車両が走行する一対の軌
道1を昇圧トランス2を介して信号処理回路3に
接続し、該信号処理回路3の出力側にリレー4を
接続する。4aはリレー4の接点である。
このものは、昇圧トランス2によつて昇圧され
た軌道信号に基づいて信号処理回路3で車両の有
無を判定する。即ち、軌道回路内に車両がいなけ
れば入力する軌道信号の電圧レベルが高くリレー
4が励磁され、車両がいるときは軌道回路内の軌
道1間が短絡されて軌道信号の電圧レベルが低下
してリレー4が無励磁となり車両検知信号を出力
することになる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、このような軌道回路においては、耐
雑音性或いは車両による短絡効果(短絡の有無の
検出精度)を上げるために軌道1に例えば1A程
度の電流を流す必要がある。そして、従来では車
両が軌道回路内にいないときで、例えば定格1A,
1Vとしている。従つて、昇圧トランスは入力イ
ンピーダンス1Ω、1Wの定格のものを用いればよ
い。
ところが、軌道回路には軌道回路用の軌道電流
の外に電車電流等が流れるために、例えば軌道信
号に直流(2.5A)が重畳したり、過電圧状態
(5V)になつたりするおそれがある。従つて、こ
れらの直流や過電圧を考慮して安全を確保するた
めに定格以上の大型の昇圧トランス2が必要で、
例えば1Ωの入力インピーダンスをもつトランス
が過電圧5Vに耐えるには25W(=52/1)とな
り、車両検知装置の小型化が難しかつた。
また、第3図に破線で示すように直列阻止用の
コンデンサ5を挿入しようとしても、所定の軌道
電流を確保するため昇圧トランス2の入力インピ
ーダンスを高くできず、これに影響を与えないも
のにしようとすれば相当大きな静電容量のものが
必要となり現実的には不可能であつた。
本考案は上記の実状に鑑みてなされたもので、
昇圧トランスの入力インピーダンスを高くして直
流阻止用コンデンサの挿入を可能とし、かつ所定
の軌道信号電流値を確保でき、しかもフエイルセ
ーフな回路構成とすることにより、昇圧トランス
の小型化を図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案では、軌道回路装置と、故障
検出回路とを備えた車両検知装置であつて、軌道
回路装置は、一対の軌道1と、軌道信号入力部A
と、軌道信号処理部Bと、その出力である車両有
無判定信号に基づいて駆動されるリレー4とを備
え、軌道信号入力部Aは、高入力インピーダンス
の昇圧トランス11の一次コイルが直流阻止用コ
ンデンサ12及び抵抗13に直列接続され、負荷
抵抗14が直流阻止用コンデンサ12と抵抗13
と昇圧トランス11の一次コイルの直列回路に対
して並列となるように軌道1に接続され、軌道信
号処理部Bは、昇圧トランス11の二次コイル
と、その後段に接続される信号処理回路3とで構
成され、故障検出回路は、負荷抵抗14に流れる
電流の有無を検出する電流検出センサ15と、そ
の出力を増巾する増巾器16と、その出力を整流
する整流回路17と、その整流出力に基づいて駆
動されるリレー18とを備え、電流検出センサ1
5の出力が低下した時に、負荷抵抗14の断線故
障と判断し、リレー18が車両検知を示す信号を
出力する構成とした。
〈作用〉 これにより、軌道回路で必要とする負荷抵抗と
は無関係に高入力インピーダンスの昇圧トランス
で実現でき、直流阻止用のコンデンサを挿入でき
るので、昇圧トランスに直流電流が流れることが
なく、また、過電圧が印加されても電流値が小さ
くでき小型のトランスが使用できる。更に、負荷
抵抗が断線したときには、これを検出して強制的
に車両検知信号を出力するのでフエイルセーフ性
も確保きるようになつている。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて詳
細に説明する。尚、第3図と同一構成要素には同
一符合を付して説明を省略する。
図において、軌道1には、従来よりも入力イン
ピーダンスの高い小型の昇圧トランス11の一次
コイル11を接続すると共に、この軌道1と昇圧
トランス11の一次コイル11との間に直流阻止
用のコンデンサ12及び抵抗13を直列接続して
いる。そして、これら昇圧トランス11の一次コ
イル11、コンデンサ12及び抵抗13の直列回
路に対して並列に軌道回路の負荷抵抗14と該負
荷抵抗14を流れる電流の有無を検出する電流セ
ンサとして例えばカレント・トランス15との直
列回路が軌道1に接続している。ここで、負荷抵
抗14の抵抗値と比較して抵抗13は十分大きな
抵抗である。例えば軌道信号電流Iを1Aとすれ
ば、負荷抵抗14の抵抗値は1Ωとなり、抵抗1
3は10Ω以上の抵抗値である。また、前記カレン
ト・トランス15の出力側には増巾器16が接続
し、該増巾器16の出力は整流回路17で整流さ
れる。更に、整流回路17の出力側はリレー18
に接続されており、前記リレー18の常開接点1
8aは昇圧トランス11の二次コイルの後段に接
続され電子回路によりフエイルセーフに構成され
た信号処理回路3からの出力で駆動されるリレー
4の常開の接点4aと直列に接続している。
ここで、本実施例の軌道回路は、軌道1と、昇
圧トランス11の一次コイル、コンデンサ12、
抵抗13及び負荷抵抗14で構成される図中Aで
示した軌道信号入力部と、昇圧トランス11の二
次コイル及びその後段に接続される信号処理回路
3からなる図中Bで示した軌道信号処理部と、軌
道信号処理部Bの出力に基づいて駆動されるリレ
ー4とで構成される。また、故障検出回路は、カ
レント・トランス15、増巾器16、整流回路1
7及びリレー18で構成される。
尚、信号処理回路3についてここで簡単に説明
する。
この信号処理回路は例えば第2図に示すような
フエイルセーフに構成された演算発振器からなる
ANDゲート回路になつており、3つのNPN型ト
ランジスタT1〜T3と4つの抵抗R1〜R4及び2つ
のツエナダイオードZD1,ZD2で構成されてい
る。その動作は、例えばトランジスタT1がOFF
状態のとき各入力a〜cが電源電圧Vsより高く
なると、トランジスタT2ON→トランジスタT3
OFF→トランジスタT1ON→トランジスタT2
OFF→トランジスタT3ON→トランジスタT1
OFFのようにトランジスタT1〜T3がON−OFF
を繰り返し発振出力V0を生じる。一方、いずれ
かの入力レベルが電源電圧以下になるとトランジ
スタT1〜T3の動作が反転せず発振が停止される。
尚、ツエナダイオードZD1,ZD2の各ツエナ電圧
VZD1,VZD2の選択条件は VZD2<Vs<VZD1 とするのが良い。本実施例では例えば昇圧トラン
ス11を介して端子a,bに入力される軌道信号
と端子cに入力される基準信号VLとに基づき両
信号の位相判定と軌道信号のレベル判定との論理
積演算を行い、両者が同相でかつレベルが所定値
以上のときANDゲート回路の出力が“H”レベ
ルとなり信号処理回路3が車両不在判定信号
(“H”レベル)をリレー4に出力して励磁する。
一方、両信号の位相が同相でないか又は軌道信号
のレベルが所定値より低いときにはANDゲート
回路の出力が“L”レベルとなり車両検知判定信
号(“L”レベル)をリレー4に出力して無励磁
とするように構成されている。
次に動作を説明する。
正常時には、軌道1には略1Aの電流が確保さ
れており、車両が軌道回路内にいないときには、
軌道信号として1Aの軌道信号電流Iが負荷抵抗
14を流れ、一部小さな電流が昇圧トランス11
を介して信号処理回路3に入力され、該回路3か
ら車両不在判定信号が出力されてリレー4が励磁
されその接点4aは閉成する。また、負荷抵抗1
4を流れる電流によつてカレント・トランス15
から所定レベル以上の出力が発生し、増巾器1
6、整流回路17を介してリレー18が励磁され
その接点18aを閉成する。従つて、軌道回路内
の軌道1に車両が無いときは接点4a,18aが
共に閉成し制御出力として車両不在信号を出力す
ることになる。
また、軌道回路内の軌道1に車両が進入する
と、軌道1が短絡されることにより、軌道信号レ
ベルが低下するので、この低下によつて信号処理
回路3から車両検知判定信号が出力され、リレー
4の接点4aが開成し制御出力として車両検知信
号が出力される。尚、このときリレー18の接点
18aは閉成している。
一方、負荷抵抗14の断線故障が生じた場合、
昇圧トランス11の出力は零にはならず車両の有
無の判定機能はそのまま作動する。ところが、カ
レント・トランス15には電流が流れなくなるの
で、その出力が零となりリレー18が励磁されず
その接点18aが開成される。従つて、信号処理
回路3の判定結果に関係なく強制的に車両検知信
号が出力されることになり、フエイルセーフが確
保できる。
また、本実施例の回路構成によれば、昇圧トラ
ンス11の入力インピーダンスを高くすることに
よつて昇圧トランス11に対し直列に抵抗13を
挿入でき、さらに直流阻止用コンデンサ12の容
量リアクタンスを大きくできるので、静電容量値
の小さいコンデンサを使用することができる。従
つて、小型のコンデンサでよく直流阻止用コンデ
ンサの挿入が可能となる。同時に、この直流阻止
用コンデンサ12の挿入によつて昇圧トランス1
1へ直流が流れなくなるので、昇圧トランス11
を小型化できる。
尚、本実施例では、電流センサの出力によつて
リレーが駆動され、このリレーの接点と信号処理
回路によつて駆動されるリレーの接点とを直列接
続してフエイルセーフ性を確保する構成とした
が、電流センサの出力を信号処理回路のANDゲ
ート回路に入力し、軌道信号との論理積によつて
フエイルセーフ性を確保する構成としてもよい。
この場合、故障検出回路は、電流センサと、軌道
回路の信号処理回路3及びリレー4とで構成され
ることになる。また、電流センサとしてはカレン
ト・トランスに限らず電流が検出できるものであ
ればよい。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案によれば、昇圧トラン
スの入力インピーダンスを高くし、かつ所定の負
荷抵抗を用いて軌道信号レベルを確保すると共
に、負荷抵抗の断線故障時には強制的に車両検知
信号を出力する構成としたので、昇圧トランスへ
の直流を阻止する小型のコンデンサが挿入でき昇
圧トランスの小型化を図れ車両検知装置の小型化
を達成できる。また、車両検知装置のフエイルセ
ーフ性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は信号処理回路の具体的な回路図、第3図は従
来例を示す構成図である。 1……軌道、3……信号処理回路、4……リレ
ー、4a……接点、11……昇圧トランス、12
……コンデンサ、14……負荷抵抗、15……カ
レント・トランス(電流検出センサ)、16……
増巾器、17……整流回路、18……リレー、1
3……抵抗、18a……接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軌道回路装置と、故障検出回路とを備えた車両
    検知装置であつて、 軌道回路装置は、一対の軌道1と、軌道信号入
    力部Aと、軌道信号処理部Bと、その出力である
    車両有無判定信号に基づいて駆動されるリレー4
    とを備え、 軌道信号入力部Aは、高入力インピーダンスの
    昇圧トランス11の一次コイルが直流阻止用コン
    デンサ12及び抵抗13に直列接続され、負荷抵
    抗14が直流阻止用コンデンサ12と抵抗13と
    昇圧トランス11の一次コイルの直列回路に対し
    て並列となるように軌道1に接続され、 軌道信号処理部Bは、昇圧トランス11の二次
    コイルと、その後段に接続される信号処理回路3
    とで構成され、 故障検出回路は、負荷抵抗14に流れる電流の
    有無を検出する電流検出センサ15と、その出力
    を増巾する増巾器16と、その出力を整流する整
    流回路17と、その整流出力に基づいて駆動され
    るリレー18とを備え、 電流検出センサ15の出力が低下した時に、負
    荷抵抗14の断線故障と判断し、リレー18が車
    両検知を示す信号を出力する 車両検知装置。
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