JP3074201B2 - ソリッドステートコンタクタ用異常検出回路 - Google Patents

ソリッドステートコンタクタ用異常検出回路

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JP3074201B2
JP3074201B2 JP03168229A JP16822991A JP3074201B2 JP 3074201 B2 JP3074201 B2 JP 3074201B2 JP 03168229 A JP03168229 A JP 03168229A JP 16822991 A JP16822991 A JP 16822991A JP 3074201 B2 JP3074201 B2 JP 3074201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソリッドステートコ
ンタクタの漏れ電流を検出して、素子の劣化、導通また
は開放故障を検出するソリッドステートコンタクタ用異
常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のソリッドステートコンタ
クタ用異常検出回路を示す回路図である。図中、D1
6 は、負荷Mとソリッドステートコンタクタ10間の
3相R、S、Tの各相にそれぞれ接続されたダイオード
であり、3相整流回路11を構成している。これらのダ
イオードD1 〜D6 に接続された抵抗器R12 及びフ
ォトカプラΦI1 によって負荷電圧検出回路12が構成
されている。
【0003】負荷電圧検出回路12に接続する抵抗器R
31〜R33、コンデンサC25及びエクスクルーシブオアゲ
ートIC4-2 により故障検出回路13が構成されてい
る。故障検出回路13に接続する抵抗器R28〜R30、ダ
イオードD22及び時限用コンデンサC24により時限回路
14が構成されている。時限回路14に接続するダイオ
ードD21、抵抗器R26及びエクスクルーシブオアゲート
IC4-3 により保持回路15が構成されている。保持回
路15に接続する抵抗器R25、R27、コンデンサC23
サイリスタSCR、リレーRA、抵抗器R24及び発光ダ
イオードLED1により出力/表示回路16が構成され
ている。出力/表示回路16に接続する抵抗器R22、R
23、コンデンサC22及びゼナーダイオードZD21により
定電圧回路17が構成されている。定電圧回路17に接
続する抵抗器R21、コンデンサC21、バリスタVAR及
びダイオードスタックDSにより電源回路18が構成さ
れている。信号入力21に接続する抵抗器R11〜R15
フォトカプラΦI11、コンデンサC11、及びエクスクル
ーシブオアゲートIC4-1 により信号入力回路19が構
成されている。
【0004】このように構成された従来の異常検出回路
20は、次のように動作する。まず、図5の信号入力の
接点21が閉路すると、ソリッドステートコンタクタ1
0に駆動信号が入力され、ソリッドステートコンタクタ
10が導通すると同時に信号入力回路19に信号が入力
され、エクスクルーシブオアゲートIC4-1 の出力が高
出力(以下、単にHと記す)から低出力(以下、単にL
と記す)に変化する。
【0005】ソリッドステートコンタクタ10が導通し
たことによって負荷電圧検出回路12のフォトカプラΦ
1 が動作し、故障検出回路13のエクスクルーシブオ
アゲートIC4-2 の入力6部にはLが入力され、他方の
入力部5には信号入力回路19の出力Lが入力されてい
るので、エクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力は
Lとなり、保持回路15のエクスクルーシブオアゲート
IC4-3 の出力もLとなって、出力/表示回路16の出
力リレーRAも動作しない。
【0006】次に、信号入力の接点21が開路した時
に、ソリッドステートコンタクタ10もオフすると信号
入力回路19の出力はH、負荷電圧検出回路12のフォ
トカプラΦI1 の出力もHとなり、故障検出回路13の
エクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力はLとなっ
て、出力リレーRAは動作しない。
【0007】このように信号入力の接点21が開路した
時に、ソリッドステートコンタクタ10の3つの主回路
(R、S、T)のうちの2回路以上の素子が導通モード
で故障した場合、信号入力回路19の出力はHである
が、負荷電圧検出回路12のフォトカプラΦI1 の出力
は、負荷電圧を検出してLとなる。そして、故障検出回
路13のエクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力は
Hとなり、これを受けて保持回路15のエクスクルーシ
ブオアゲートIC4-3 の出力もHとなって自己保持作用
が働き、出力/表示回路16のサイリスタ16aが動作
して出力リレー16bを介して故障を検出する。
【0008】また、信号入力の接点21が閉路した時
に、ソリッドステートコンタクタ10の2回路以上の素
子が開放モードで故障した場合には、信号入力回路19
の出力はLである。しかし、負荷電圧検出回路12のフ
ォトカプラOI1 の出力は負荷電圧がなくなるためHと
なり、故障検出回路13のエクスクルーシブオアゲート
IC4-2 の出力がHとなって、出力リレー16bが動作
して故障を検出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の異常
検出回路20は、信号入力とソリッドステートコンタク
タ10のオン/オフによる負荷電圧を検出して素子の故
障を検出していた。このため、ソリッドステートコンタ
クタ10の3つの主回路のうちの2回路以上が故障しな
いと素子の故障を検出できず、勿論、漏れ電流増加によ
る素子の劣化異常を検出することはできなかった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ソリッドステートコンタクタの3つの主回路の
うちの少なくとも1回路の故障、或いは漏れ電流増加に
よる素子の劣化異常を容易に検出することができるソリ
ッドステートコンタクタ用異常検出回路を提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るソリッド
ステートコンタクタ用異常検出回路は、ソリッドステー
トコンタクタの信号入力と信号出力とを入力として主回
路素子の故障及び異常を検出するソリッドステートコン
タクタ用異常検出回路において、ソリッドステートコン
タクタの漏れ電流を検出する漏れ電流検出回路と、負荷
電流を検出する負荷電流検出回路と、負荷電流の検出用
変流器の2次側に並列接続された負荷電流検出用抵抗体
及び該負荷電流検出用抵抗体に直列接続されたダイオー
ドと、前記ダイオードの順方向ドロップ電圧以下の電圧
を設定するように前記変流器の2次側に並列接続された
漏れ電流検出用抵抗体とを有する電流電圧変換回路と、
信号入力オフ時の前記ソリッドステートコンタクタの漏
れ電流が設定値以上の場合を前記ソリッドステートコン
タクタの素子劣化異常として検出する異常検出回路と、
負荷電流通電時に過大電流が前記漏れ電流検出用抵抗体
に流れるのを防止し、かつ、前記ダイオードを介して前
記負荷電流検出用抵抗体に流れる前記変流器の2次側電
流により、漏れ電流と負荷電流とを判別するとともに、
ソリッドステートコンタクタの素子故障と素子劣化異常
とを区別し前記漏れ電流検出回路及び前記負荷電流検出
回路の出力信号に基いて前記ソリッドステートコンタク
タの素子が導通モードまたは開放モードで故障したこと
を検出し、故障の表示を行なう漏れ電流/故障判別表示
灯回路とを設けたものである。
【0012】また、ソリッドステートコンタクタの漏れ
電流を検出する漏れ電流検出回路と、負荷電流を検出す
る負荷電流検出回路と、負荷電流の検出用変流器の2次
側に並列接続された負荷電流検出用抵抗体と漏れ電流検
出用抵抗体とこの漏れ電流検出用抵抗体と並列接続され
たトランジスタとを有する電流電圧変換回路と、信号入
力オフ時の前記ソリッドステートコンタクタの漏れ電流
が設定値以上の場合を前記ソリッドステートコンタクタ
の素子劣化異常として検出する異常検出回路と、信号入
力オフ時でかつ負荷電流非通電時に前記トランジスタを
オフして負荷側に流れる漏れ電流を前記負荷電流検出用
抵抗体および漏れ電流検出用抵抗体によって検出し信号
入力オン時または負荷電流通電時に前記トランジスタを
オンして前記漏れ電流検出用抵抗体を短絡し前記負荷電
流検出用抵抗体のみによる負荷電流を検出して、ソリッ
ドステートコンタクタの素子劣化異常と素子故障とを区
別し前記漏れ電流検出回路及び前記負荷電流検出回路の
出力信号に基いて前記ソリッドステートコンタクタの素
子が導通モードまたは開放モードで故障したことを検出
し、故障の表示を行なう漏れ電流/故障判別表示灯回路
とを設けたものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】本発明にかかるソリッドステートコンタクタ用
異常検出回路によれば、変流器による負荷側の電流検出
を行う負荷電流検出手段と、変流器の2次側検出回路の
漏れ電流を検出する手段とを設けているので、信号入力
状態と負荷状態とを検出/比較することによって、ソリ
ッドステートコンタクタの主回路素子の故障と漏れ電流
増加による劣化異常とを表示灯回路で判別する。また、
ソリッドステートコンタクタの3回路のうち1回路でも
故障または素子の劣化を起こした場合に、これを速やか
に検出する。
【0017】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。図1及び図2は、本発明の一実施例のソリッドステ
ートコンタクタ用異常検出回路の構成を示す回路図であ
る。なお、図5に示した従来の異常検出回路と同一部分
については、同符号を付している。
【0018】図中、CT1〜CT3は、ソリッドステート
コンタクタ10と負荷Mとを接続する3相の各相に設け
られた変流器である。各変流器CT1〜CT3には、漏れ
電流検出用抵抗器R1〜R3、ダイオードD1〜D6及び抵
抗器R4〜R6の各々が順次接続され、電流電圧変換回路
31が構成されている。すなわち、ダイオードD4〜D6
及び抵抗器R4〜R6によって負荷電流の電圧変換回路が
構成されており、D1〜D3は、負側の電流通電用ダイオ
ードである。ここで抵抗R1は、ソリッドステートコン
タクタ10の漏れ電流という小電流を検出するため、大
きな抵抗値が使用されている。回路電流が大きくなると
抵抗R1に流れる電流が増加するが、抵抗R1の発生電圧
も大きくなる。抵抗R1の発生電圧がダイオードD4の順
電圧降下分以上に大きくなると、変流器CT1の2次側
電流は抵抗R1とダイオードD4、抵抗器R4の両方に分
流するようになる。抵抗R4は、負荷電流の検出用であ
り、抵抗R1と比べると小さい抵抗値を使用しており、
負荷電流が増加するほど、抵抗器R4に流れる電流の比
率が増加していく。この結果、抵抗R1にダイオード
4、抵抗器R4を並列接続することにより、抵抗R1
の過大電流を防止することができる。
【0019】電流電圧変換回路31に接続されたダイオ
ードD7 〜D9 、抵抗器R7 〜R10、ゼナーダイオード
ZD1 、コンデンサC1 及びコンパレータIC2-4 によ
り負荷電流検出回路32が構成されている。
【0020】電流電圧変換回路31には、抵抗器R51
56、増幅器IC1-1 〜IC1-3 が接続されて漏れ電流
増幅回路が構成されている。なお、抵抗器R57〜R62
ダイオードD51〜D53及びコンデンサC51〜C53によ
り、漏れ電流増幅回路の出力を平滑する平滑回路が構成
されている。抵抗器R63、可変抵抗器VR1 、コンパレ
ータIC2-1 〜IC2-3 及び漏れ電流増幅回路と平滑回
路およびコンパレータで漏れ電流検出回路33が構成さ
れている。
【0021】また、図2に示す如く、漏れ電流検出回路
33に接続されたダイオードD23、D24、ナンドゲート
IC3-2 〜IC3-4 及びエクスクルーシブオアゲートI
4-1 、IC4-2 により異常検出回路34が構成されて
いる。異常検出回路34に接続されたダイオードD22
抵抗器R28〜R30及びコンデンサC24により時限回路3
5が構成されている。
【0022】時限回路35に接続されたダイオード
21、エクスクルーシブオアゲートIC4-3 により保持
回路36が構成されている。保持回路36に接続された
抵抗器R25、R27、コンデンサC23、サイリスタSCR
及び出力リレーRAによって出力回路37が構成されて
いる。
【0023】負荷電流検出回路32に接続されたダイオ
ードD26、異常検出回路34に接続されたダイオードD
25、及びこれらのダイオードD25、D26、と保持回路3
6間に設けられたエクスクルーシブオアゲートIC
4-4 、抵抗器R26、R31〜R33、トランジスタTR21
TR23、及び発光ダイオードLED1 、LED2 によっ
て漏れ電流/故障判別表示灯回路38が構成されてい
る。
【0024】出力回路37に接続された抵抗器R22、R
23、コンデンサC22及びゼナーダイオードZD2 により
定電圧回路49が構成されている。また、出力回路37
に接続された出力回路37に接続された抵抗器R21、コ
ンデンサC21、バリスタVAR及びダイオードスタック
DSにより電源回路39が構成されている。信号入力2
1に接続された抵抗器R11〜R15、フォトカプラΦ
11、コンデンサC11及びナンドゲートIC3-1 により
信号入力回路40が構成されている。
【0025】このように構成されたソリッドステートコ
ンタクタ用異常検出回路50の動作を図1〜図3を参照
しながら説明する。なお、図3は、信号入力等の所定の
各信号の相互における同期状態を示す説明図であり、図
の横方向は時間軸を示し縦方向は各信号のレベルの高低
を示している。まず、信号入力の接点21が閉路する
と、ソリッドステートコンタクタ10に駆動信号が入力
され、ソリッドステートコンタクタ10が導通すると負
荷電流が流れ変流器CT1 〜CT3 を通して電流電圧変
換回路31のダイオードD4 、抵抗器R4 、ダイオード
5 、抵抗器R5 、ダイオードD6 、抵抗器R6 および
ダイオードD1 〜D3 を通して2次側電流が流れ、負荷
電流に相当した電圧が電流電圧変換回路31に発生す
る。
【0026】従って、電流電圧変換回路31に接続され
た漏れ電流検出回路33のコンパレータIC2-1 IC
2-3 の出力は、全て高レベルHとなり、また、負荷電流
検出回路32のコンパレータIC2-4 の出力も、図3に
示す如く高レベルHとなる。このとき信号入力回路40
のナンドゲートIC3-1 の出力は高レベルHである。従
って、漏れ電流/故障判別表示灯回路38のエクスクル
ーシブオアゲートIC4-4 の出力は高レベルHとなりト
ランジスタTR23はオン、トランジスタTR22はオフで
故障表示用の発光ダイオードLED2 が待期状態とな
る。
【0027】一方、異常検出回路34のナンドゲートI
3-2 、IC3-3 は、漏れ電流検出回路(R、T相)3
3の高レベル信号を受けてナンドゲートIC3-2 IC
3-3 の出力とも低レベルL、また、エクスクルーシブオ
アゲートIC4-1 は、信号入力回路の高レベル入力とナ
ンドゲートIC3-2 の低レベル入力を受けて高レベル出
力となり、エクスクルーシブオアゲートIC4-2 は、漏
れ電流検出回路(S相)33の高レベル信号とナンドゲ
ートIC3-3 の低レベル信号を受けて高レベル出力とな
り、ナンドゲートIC3-4 の出力は低レベルLとなる。
従って、異常検出回路34の出力は低レベルLとなり、
出力リレーRAおよび故障表示灯LED2も動作しな
い。
【0028】次に信号入力の接点が開路した時に、ソリ
ッドステートコンタクタ10がオフすると、信号入力回
路40の出力は低レベルLとなり、電流電圧変換回路3
1にはソリッドステートコンタクタ10の漏れ電流によ
る電圧が漏れ電流検出用の抵抗器R123 の両端に
発生し、この電圧を漏れ電流増幅回路33の増幅器IC
1-1 〜IC1-3 で増幅した後、平滑回路で平滑化する。
この平滑化した電圧レベルをコンパレータIC2-1 〜I
2-3 で、抵抗器R63と可変抵抗器VR1 で設定された
レベルと比較する。
【0029】この時、漏れ電流レベルが設定値以下の場
合は、コンパレータIC2-1 〜IC2-3 の出力は全て低
レベルLとなり、異常検出回路34のナンドゲートIC
3-2、IC3-3 は高レベルHとなる。そして、エクスク
ルーシブオアゲートIC4-1は信号入力回路40の低レ
ベル出力と、ナンドゲートIC3-2 の高レベル出力を受
けて高レベル出力する。また、エクスクルーシブオアゲ
ートIC4-2 は、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力
と漏れ電流検出回路33のコンパレータIC2-2 の低レ
ベル出力を受けて高レベル出力となり、ナンドゲートI
3-4 の出力は低レベルLとなり異常検出回路34の出
力は低レベルLとなって、出力リレーRAおよび漏れ電
流表示灯LED1 も動作しない。
【0030】一方、信号入力の接点が開の状態でR相の
漏れ電流が増加し、漏れ電流増幅回路33の増幅器IC
1-1 の出力が抵抗器R63、可変抵抗器VR1 で設定され
たレベル以上の場合には、コンパレータIC2-1 の出力
が高レベルH、コンパレータIC2-2 、IC2-3 の出力
が低レベルLとなり、異常検出回路34のナンドゲート
IC3-2 の出力は低レベルLとなり、ナンドゲートIC
3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブオア
ゲートIC4-1 の出力は、信号入力回路40の低レベル
Lの出力とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力を受け
て低レベルLとなり、エクスクルーシブオアゲートIC
4-2 の出力は、漏れ電流検出回路33のコンパレータI
2-2 の出力と、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力
を受けて高レベル出力となる。
【0031】図1において、※2と※3とは同じ信号で
あるが、IC3-3には※1と※3とが入力され、IC3-2
には※1がD23を経由したものと※2がD24を経由
したものとが接続され入力されている。このため※1と
※2のダイオードによる論理ORが、IC3-2に入力さ
れることになり、IC3-2とIC3-3の動作は※1,※
2,※3の信号の状況によって異なってくる。信号入力
がオフの状態でR相に漏れ電流が流れたときは、※1が
H、※2がL、※3がLレベルとなり、IC3-2の出力
はL、IC3-3の出力はHとなり、結果としてナンドゲ
ートIC3-4の出力はHとなり、規定時間後に出力リレ
ーRAが動作する。また、漏れ電流/故障判別表示灯回
路38のエクスクルーシブオアゲートIC4-4は、信号
入力回路40の低レベル出力および、負荷電流検出回路
32のコンパレータIC2-4の低レベル出力となる。
【0032】この時、負荷電流が流れていないため負荷
電流検出回路32は低レベルとなっている。コンパレー
タIC2-4 の低レベル出力を受けて低レベル出力でトラ
ンジスタTR23はオフ、トランジスタTR22はオンであ
る。更に、保持回路36のエクスクルーシブオアゲート
IC4-3 の高レベル出力により、トランジスタTR21
オンすることにより、抵抗器R32を通して漏れ電流表示
用のLED1 に電流が流れ漏れ電流異常表示を行う。
【0033】次に、信号入力が開の状態でソリッドステ
ートコンタクタ10のR、S相の素子が導通モードで故
障した場合には、電流電圧変換回路31のダイオードD
4 、抵抗器R4 、およびダイオードD5 、抵抗器R5
構成される負荷電流の電流電圧変換回路31に電圧が発
生し、負荷電流検出回路32のコンパレータIC2-4
出力を高レベルHとするとともに、漏れ電流検出回路3
3のコンパレータIC2-1 、IC2-2 の出力を高レベル
Hにする。
【0034】異常検出回路34はこの信号を受けて、ナ
ンドゲートIC3-2 の出力は低レベルL、ナンドゲート
IC3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブ
オアゲートIC4-1 の出力は、信号入力の低レベル出力
とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力により低レベル
出力となる。エクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出
力は、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力と漏れ電流
検出回路33のコンパレータIC2-3 の低レベル出力を
受けて高レベルとなる。ナンドゲートIC3-4の出力
は、高レベルHとなり異常検出回路の出力は高レベルH
となる。これにより時限回路35を通して保持回路36
が高レベル状態に保持され出力リレーが動作する。
【0035】また、漏れ電流/故障判別表示灯回路38
のエクスクルーシブオアゲートIC4-4 は、荷電流検出
回路32の高レベル出力を受けて高レベルHとなってい
る。トランジスタTR23はオン、トランジスタTR22
オフ状態で、保持回路36の高レベル出力によりトラン
ジスタTR21のオン時に抵抗器R33を介して故障表示用
の発光ダイオードLED2 が点灯する。なお、ソリッド
ステートコンタクタ素子の導通故障時に、合わせて漏れ
電流が増加した場合にも素子故障検出の動作となるが、
この場合には漏れ電流検出はしない。
【0036】次に、信号入力が閉の時に、ソリッドステ
ートコンタクタ10の主回路素子が開放モードで故障し
た場合、すなわち例えば図3の右側に示すようにT相が
開放故障となった場合には負荷は単相運転となるが、電
流電圧変換回路31のダイオードD4 、抵抗器R4 およ
びダイオードD5 、抵抗器R5 で構成される負荷電流の
電圧変換回路31には負荷電流に相当する電圧が発生す
る。しかし、ダイオードD6 、抵抗器R6 の負荷電流変
換回路32には電圧が発生しない。この時、負荷電流検
出回路32のコンパレータIC2-4 の出力は、ダイオー
ドD4 抵抗器R4 およびダイオードD5 、抵抗器R5
負荷電流の電圧変換回路31の電圧により高レベル出力
となる。
【0037】一方、漏れ電流検出回路33では、コンパ
レータIC2-1 、IC2-2 の出力が高レベルHとなり、
コンパレータIC2-3 の出力が低レベルLとなる。異常
検出回路34は、これらの信号を受けて、ナンドゲート
IC3-1 の出力が低レベルLとなりナンドゲートIC
3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブオア
ゲートIC4-1 の出力は、信号入力回路40の高レベル
出力とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力を受けて高
レベルHとなる。エクスクルーシブオアゲートIC4-2
の出力は、ナンドゲートIC3-3 の高レベルH、コンパ
レータIC2-2 の高レベル出力を受けて低レベルLとな
る。
【0038】従って、ナンドゲートIC3-4 の出力はH
となり、異常検出回路34の出力はHとなる。この結
果、保持回路36はH状態を保持し、出力リレーRAが
動作する。また、漏れ電流/故障判別表示灯回路38の
エクスクルーシブオアゲートIC4-4 は信号入力回路4
0および負荷電流検出回路32のH入力を受けて出力H
となり、トランジスタTR33のオン、トランジスタTR
32のオフで、保持回路36からの出力Hを受けてトラン
ジスタTR21がオンし、故障表示用の発光ダイオードL
ED2 が点灯する。
【0039】以上のように、このソリッドステートコン
タクタ用異常検出回路50によれば、変流器による負荷
側電流及び2次側検出回路の漏れ電流を検出をするの
で、信号入力と負荷の状態を検出して比較することによ
り、ソリッドステートコンタクタ10の主回路素子の故
障と漏れ電流増加による劣化異常を表示灯回路で判別す
ることができる。この結果、ソリッドステートコンタク
タ10の3回路のうちの1回でも故障または漏れ電流増
加による素子劣化を起こした場合に、これを速やかに検
出できる。
【0040】実施例2. 本発明の他の実施例として図4に示す如く、変流器CT1
〜CT3、漏れ電流検出用抵抗器R1〜R3、負荷電流検
出用抵抗器R4〜R6、漏れ電流検出用抵抗器R1〜R3
短絡用のトランジスタTR1〜TR3、及び負側の電流通
電用ダイオードD1〜D3によって負荷電流を電圧に変換
する電流電圧変換回路51を構成したものとしても良
い。この場合、R34〜R36は抵抗器であり、実施例1で
示した漏れ電流/故障判別表示灯回路38のエクスクル
ーシブオアゲートIC4-4の出力によって漏れ電流検出
用抵抗器R1〜R3と短絡用のトランジスタを駆動するた
めの抵抗である。その他の回路は実施例1で示した回路
と同一または相当であるので説明を省略する。実施例1
と実施例2の回路で異なるのは、検出用抵抗器R1とR4
の構成の違いであり、R1≫R4の関係があるため、実質
的に同等の電圧変換となる。その他の信号処理回路は同
一の構成としており、よって、同様に動作する。
【0041】このように構成されたソリッドステートコ
ンタクタ用異常検出回路によれば、信号入力の接点が開
で、信号入力回路のナンドゲートIC3-1 の出力がL、
かつ負荷電流検出回路のコンパレータIC2-4 の出力が
Lのとき、すなわち漏れ電流検出条件の時のみ、負荷電
流検出用抵抗器R4 〜R6 と漏れ電流検出用抵抗器R1
〜R3 が、直列接続された電流−電圧変換回路51の漏
れ電流検出用抵抗を作動させる。
【0042】そして、信号入力の接点21が閉または、
ソリッドステートコンタクタ10の正常時、故障時に関
係なく負荷電流が流れているときは、漏れ電流検出用抵
抗器R1 〜R3 と並列に接続したトランジスタTR1
TR3 を導通させる。これによって、負荷電流検出用抵
抗器R4 〜R6 のみによる負荷電流の検出となるように
漏れ電流/故障表示灯回路38のエクスクルーシブオア
ゲートIC4-4 の出力を制御する。そして、電流−電圧
変換回路51の電流検出抵抗器のインピーダンス変換を
することによって、実施例1のものと同様の効果を発揮
させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く、この発明のソリッド
ステートコンタクタ用異常検出回路50によれば、漏れ
電流検出回路と負荷電流検出回路を設け、更に信号入力
回路によりコンタクタの動作状態を信号入力と負荷電流
によって検出する。そして、異常検出回路によりコンタ
クタの素子の導通モード或いは開放モードの故障を検出
できると共に、モータの単相運転の防止およびコンタク
タの故障によるモータの暴走運転防止ができる。
【0044】また、信号入力が開放時のコンタクタの漏
れ電流を検出できるので、漏れ電流増加による素子の劣
化異常をコンタクタの故障が発生する前に検出して、コ
ンタクタの故障に対する予防保全を確実に行うことがで
きる等顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の回路構成を示す回路図で
ある。
【図2】 同実施例の回路構成を示す回路図である。
【図3】 同実施例の動作を示す説明図である。
【図4】 本発明の他の実施例の電流電圧変換回路の回
路構成を示す回路図である。
【図5】 従来の異常検出回路の回路構成を示す回路図
である。
【符号の説明】
10 コンタクタ、11 3相整流回路、12 負荷電
圧検出回路、13 故障検出回路、14 時限回路、1
5 保持回路、16 出力/表示回路、17定電圧回
路、18 電源回路、19 信号入力回路、20 異常
検出回路、31電流電圧変換回路、32 負荷電流検出
回路、33 漏れ電流検出回路、34異常検出回路、3
5 時限回路、36 保持回路、37 出力回路、38
漏れ電流/故障判別表示回路、39 電源回路、40
信号入力回路、49 定電圧回路、50 ソリッドス
テートコンタクタ用異常検出回路、51 電流電圧変換
回路、R** 抵抗器、D** ダイオード、C** コンデ
ンサ、DS ダイオードスタック、SCR サイリス
タ、TR** トランジスタ、ΦI** フォトカプラ、Z
** ゼナーダイオード、LED* 発光ダイオード、
VAR バリスタ、RA リレー、CT* 変流器、I
1-* 増幅器、IC2-* コンパレータ、IC3-*
ナンドゲート、IC4-* エクスクルーシブオアゲー
ト。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50617(JP,A) 特開 平1−286723(JP,A) 特開 平2−192316(JP,A) 特開 平2−248112(JP,A) 実開 昭61−140979(JP,U) 実開 昭63−174729(JP,U) 昭和62年7月25日株式会社オーム社発 行「電気工学ポケットブック(第4 版)」第558ページ (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 H02H 7/12 H03K 17/725

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドステートコンタクタの信号入力
    と信号出力とを入力として主回路素子の故障及び異常を
    検出するソリッドステートコンタクタ用異常検出回路に
    おいて、ソリッドステートコンタクタの漏れ電流を検出
    する漏れ電流検出回路と、負荷電流を検出する負荷電流
    検出回路と、負荷電流の検出用変流器の2次側に並列接
    続された負荷電流検出用抵抗体及び該負荷電流検出用抵
    抗体に直列接続されたダイオードと、前記ダイオードの
    順方向ドロップ電圧以下の電圧を設定するように前記変
    流器の2次側に並列接続された漏れ電流検出用抵抗体と
    を有する電流電圧変換回路と、信号入力オフ時の前記ソ
    リッドステートコンタクタの漏れ電流が設定値以上の場
    合を前記ソリッドステートコンタクタの素子劣化異常と
    して検出する異常検出回路と、負荷電流通電時に過大電
    流が前記漏れ電流検出用抵抗体に流れるのを防止し、か
    つ、前記ダイオードを介して前記負荷電流検出用抵抗体
    に流れる前記変流器の2次側電流により、漏れ電流と負
    荷電流とを判別するとともに、ソリッドステートコンタ
    クタの素子故障と素子劣化異常とを区別し前記漏れ電流
    検出回路及び前記負荷電流検出回路の出力信号に基いて
    前記ソリッドステートコンタクタの素子が導通モードま
    たは開放モードで故障したことを検出し、故障の表示を
    行なう漏れ電流/故障判別表示灯回路と、を設けたこと
    を特徴とするソリッドステートコンタクタ用異常検出回
    路。
  2. 【請求項2】 ソリッドステートコンタクタの信号入力
    と信号出力とを入力として主回路素子の故障及び異常を
    検出するソリッドステートコンタクタ用異常検出回路に
    おいて、ソリッドステートコンタクタの漏れ電流を検出
    する漏れ電流検出回路と、負荷電流を検出する負荷電流
    検出回路と、負荷電流の検出用変流器の2次側に並列接
    続された負荷電流検出用抵抗体と漏れ電流検出用抵抗体
    とこの漏れ電流検出用抵抗体と並列接続されたトランジ
    スタとを有する電流電圧変換回路と、信号入力オフ時の
    前記ソリッドステートコンタクタの漏れ電流が設定値以
    上の場合を前記ソリッドステートコンタクタの素子劣化
    異常として検出する異常検出回路と、信号入力オフ時で
    かつ負荷電流非通電時に前記トランジスタをオフして負
    荷側に流れる漏れ電流を前記負荷電流検出用抵抗体およ
    び漏れ電流検出用抵抗体によって検出し信号入力オン時
    または負荷電流通電時に前記トランジスタ をオンして前
    記漏れ電流検出用抵抗体を短絡し前記負荷電流検出用抵
    抗体のみによる負荷電流を検出して、ソリッドステート
    コンタクタの素子劣化異常と素子故障とを区別し前記漏
    れ電流検出回路及び前記負荷電流検出回路の出力信号に
    基いて前記ソリッドステートコンタクタの素子が導通モ
    ードまたは開放モードで故障したことを検出し、故障の
    表示を行なう漏れ電流/故障判別表示灯回路と、 を設けたことを特徴とするソリッドステートコンタクタ
    用異常検出回路。
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