JPH0522095A - ソリツドステートコンタクタ用異常検出回路 - Google Patents

ソリツドステートコンタクタ用異常検出回路

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JPH0522095A
JPH0522095A JP16822991A JP16822991A JPH0522095A JP H0522095 A JPH0522095 A JP H0522095A JP 16822991 A JP16822991 A JP 16822991A JP 16822991 A JP16822991 A JP 16822991A JP H0522095 A JPH0522095 A JP H0522095A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソリッドステートコンタクタ用異常検出回路
により、ソリッドステートコンタクタの3つの主回路の
うちの少なくとも1回路の故障、或いは漏れ電流増加に
よる素子の劣化異常を容易に検出させる。 【構成】 ソリッドステートコンタクタ10の漏れ電流
を検出する漏れ電流検出回路33及び負荷電流を検出す
る負荷電流検出回路32と、これらの検出回路32、3
3の出力信号に基づいて、ソリッドステートコンタクタ
10の素子が導通モードまたは開放モードで故障したこ
とを検出して、故障検出および表示を行う漏れ電流/故
障判別表示回路38と、信号入力オフ時のソリッドステ
ートドンタクタ10の漏れ電流が設定値以上の場合を素
子劣化異常として検出する異常検出回路34と、を設け
て、ソリッドステートコンタクタの3つの主回路のうち
の少なくとも1回路の故障、或いは漏れ電流増加による
素子の劣化異常を容易に検出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソリッドステートコ
ンタクタの漏れ電流を検出して、素子の劣化、導通また
は開放故障を検出するソリッドステートコンタクタ用異
常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のソリッドステートコンタ
クタ用異常検出回路を示す回路図である。図中、D1
6 は、負荷Mとソリッドステートコンタクタ10間の
3相R、S、Tの各相にそれぞれ接続されたダイオード
であり、3相整流回路11を構成している。これらのダ
イオードD1 〜D6 に接続された抵抗体R12 及びフ
ォトカプラΦI1 によって負荷電圧検出回路12が構成
されている。
【0003】負荷電圧検出回路12に接続する抵抗体R
31〜R33、コンデンサC25及びエクスクルーシブオアゲ
ートC4-2 により故障検出回路13が構成されている。
故障検出回路13に接続する抵抗体R25〜R30、ダイオ
ードD22及び時限用コンデンサC24によりが時限回路1
4構成されている。時限回路14に接続するダイオード
21、抵抗体R26及びエクスクルーシブオアゲートIC
4-3 により保持回路15が構成されている。保持回路1
5に接続する抵抗体R25、R27、コンデンサC23、サイ
リスタSCR、リレーRA、抵抗体R24及び発光ダイオ
ードLED1 により出力/表示回路16が構成されてい
る。出力/表示回路16に接続する抵抗体R22、R23
コンデンサC22及びゼナーダイオードZD21により定電
圧回路17が構成されている。定電圧回路17に接続す
る抵抗体R21、コンデンサC21、バリスタVAR及びダ
イオードスタックDSによりで電源回路18が構成され
ている。電源回路18に接続する抵抗体R11〜R15、フ
ォカプラΦI11、コンデンサC11、及びエクルーシブオ
アゲートIC4-1 により信号入力回路19が構成されて
いる。
【0004】このように構成された従来の異常検出回路
20は、次にように動作する。まず、図5の信号入力の
接点21が閉路すると、ソリッドステートコンタクタ1
0に駆動信号が入力され、ソリッドステートコンタクタ
10が導通すると同時に信号入力回路19に信号が入力
され、エクスクルーシブオアゲートIC4-1 の出力が高
出力(以下、単にHと記す)から低出力(以下、単にL
と記す)に変化する。
【0005】ソリッドステートコンタクタ10が導通し
たことによって負荷電圧検出回路12のフォトカプラΦ
1 が動作し、故障検出回路13のエクスクルーシブオ
アゲートIC4-2 の入力6部にはLが入力され、他方の
入力部5には信号入力回路19の出力Lが入力されてい
るので、エクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力は
Lとなり、保持回路15のエクスクルーシブオアゲート
IC4-3 の出力もLとなって、出力/表示回路16の出
力リレーRAも動作しない。
【0006】次に、信号入力の接点21が開路した時
に、ソリッドステートコンタクタ10もオフすると信号
入力回路19の出力はH、負荷電圧検出回路12のフォ
トカプラΦI1 の出力もHとなり、故障検出回路13の
エクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力はLとなっ
て、出力リレーRAは動作しない。
【0007】このように信号入力の接点21が開路した
時に、ソリッドステートコンタクタ10の3つの主回路
(R、S、T)のうちの2回路以上の素子が導通モード
で故障した場合、信号入力回路19の出力はHである
が、負荷電圧検出回路12のフォトカプラΦI1 の出力
は、負荷電圧を検出してLとなる。そして、故障検出回
路13のエクスクルーシブオアゲートIC4-2 の出力は
Hとなり、これを受けて保持回路15のエクスクルーシ
ブオアゲートIC4-3 の出力もHとなって自己保持作用
が働き、出力/表示回路16のサイリスタ16aが動作
して出力リレー16bを介して故障を検出する。
【0008】また、信号入力の接点21が閉路した時
に、ソリッドステートコンタクタ10の2以上の主回路
の素子が開放モードで故障した場合には、信号入力回路
19の出力はLである。しかし、負荷電圧検出回路12
のフォトカプラOI1 の出力は負荷電圧がなくなるため
Hとなり、故障検出回路13のエクスクルーシブオアゲ
ートIC4-2 の出力がHとなって、出力リレー16bが
動作して故障を検出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の異常
検出回路20は、信号入力とソリッドステートコンタク
タ10のオン/オフによる負荷電圧を検出して素子の故
障を検出していた。このため、ソリッドステートコンタ
クタ10の3つの主回路のうちの2回路以上が故障しな
いと素子の故障を検出できず、勿論、漏れ電流増加によ
る素子の劣化異常を検出することはできなかった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ソリッドステートコンタクタの3つの主回路の
うちの少なくとも1回路の故障、或いは漏れ電流増加に
よる素子の劣化異常を容易に検出することができるソリ
ッドステートコンタクタ用異常検出回路を提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソリッドステ
ートコンタクタの信号入力と信号出力とを入力として主
回路素子の故障または異常を検出するソリッドステート
コンタクタ用異常検出回路において、ソリッドステート
コンタクタの漏れ電流を検出する漏れ電流検出回路及び
負荷電流を検出する負荷電流検出回路と、該漏れ電流検
出回路及び負荷電流検出回路の出力信号に基づいて、該
ソリッドステートコンタクタの素子が導通モードまたは
開放モードで故障したことを検出して、故障検出および
表示を行う漏れ電流/故障判別表示回路と、信号入力オ
フ時の該ソリッドステートコンタクタの漏れ電流が設定
値以上の場合を該ソリッドステートコンタクタの素子劣
化異常として検出する異常検出回路と、を設けたことを
特徴とするソリッドステートコンタクタ用異常検出回路
である。
【0012】ここで、負荷電流の検出用変流器の2次側
に負荷電流検出用抵抗体を並列接続して、この負荷電流
検出用抵抗体にダイオードを直列接続し、ダイオードの
順方向ドロップ電圧以下の電圧を設定するように変流器
の2次側に漏れ電流検出用抵抗体を並列接続するととも
に、負荷電流通電時に過大電流が漏れ電流検出用抵抗体
に流れるのを防止し、かつ、ダイオードを介して負荷電
流検出用抵抗体に流れる変流器の2次側電流により、漏
れ電流と負荷電流を判別し、更に、ソリッドステートコ
ンタクタの素子故障と素子劣化異常を区別する漏れ電流
/故障判別表示灯回路を設けるのが好ましい。
【0013】また、負荷電流の検出用変流器の2次側に
負荷電流検出用抵抗体と漏れ電流検出抵抗体を直列接続
し、この漏れ電流検出用抵抗体にトランジスタを並列接
続し、このトランジスタを信号入力オフ時でかつ負荷電
流非通電時にオフし、負荷側に流れる漏れ電流を負荷電
流検出用抵抗体および漏れ電流検出用抵抗体によって検
出し、信号入力オン時または負荷電流通電時に、トラン
ジスタをオンして漏れ電流検出用抵抗体を短絡し負荷電
流検出用抵抗体のみによる負荷電流を検出して、ソリッ
ドステートコンタクタの素子劣化異常と素子故障を区別
する漏れ電流/故障判別表示灯回路を設けるのが好まし
い。
【0014】また、ソリッドステートコンタクタの信号
入力が、オフで、かつ、負荷電流検出回路信号が”低レ
ベル”すなわち負荷電流が流れていない状態の時は、漏
れ電流検出表示灯が点灯可能な状態になるようにすると
ともに、ソリッドステートコンタクタの信号入力がオン
の時或いはソリッドステートコンタクタの正常/異常に
関係なく負荷電流が流れている状態の時は、故障検出表
示灯が点灯可能な状態になるようにして、漏れ電流増加
によるソリッドステートコンタクタの素子の劣化異常
と、素子の導通または開放時における故障を判別す異常
/故障表示回路設けるのが好ましい。
【0015】このように本発明では、負荷側の電流を変
流器で検出するとともに、漏れ電流を検出する抵抗体と
検出回路、及び負荷電流を検出する抵抗体と検出回路を
設けている。さらに、本発明では、信号入力に対するコ
ンタクタの動作、異常を検出する異常検出回路によりコ
ンタクタの故障を検出するとともに、信号入力オフ時で
かつ負荷電流検出回路が電流検出をしていない時(ソリ
ッドステートコンタクタが正常で、かつオフの時)に、
漏れ電流の検出を行い、かつ表示灯回路により漏れ電流
の増加による素子の劣化異常か故障かを判別する表示回
路を設けている。
【0016】
【作用】本発明にかかるソリッドステートコンタクタ用
異常検出回路によれば、変流器による負荷側の電流検出
を行う負荷電流検出手段と、変流器の2次側検出回路の
漏れ電流を検出する手段とを設けているので、信号入力
状態と負荷状態とを検出/比較することによって、ソリ
ッドステートコンタクタの主回路素子の故障と漏れ電流
増加による劣化異常とを表示灯回路で判別する。また、
ソリッドステートコンタクタの3回路のうち1回路でも
故障または素子の劣化を起こした場合に、これを速やか
に検出する。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の一実
施例のソリッドステートコンタクタ用異常検出回路の構
成を示す回路図である。なお、図5に示した従来の異常
検出回路と同一部分については、同符号を付している。
【0018】図中CT1 〜CT3 は、ソリッドステート
コンタクタ10と負荷Mを接続する3相の各相に設けら
れた変流器である。各変流器CT1 〜CT3 には、漏れ
電流検出用の抵抗体R1 〜R3 、ダイオードD1 〜D6
及び抵抗体R4 〜R6 の夫々が順次接続され、電流電圧
変換回路31が構成されている。すなわち、ダイオード
4 〜D6 及び抵抗体R4 〜R6 により負荷電流の電圧
変換回路が構成されており、D1 〜D3 は、負側の電流
通電用ダイオードである。
【0019】電流電圧変換回路31に接続されたダイオ
ードD7 〜D9 、抵抗体R7 〜R10、ゼナーダイオード
ZD1 、コンデンサC1 及びコンパレータIC2-4 によ
り負荷電流検出回路32が構成されている。
【0020】電流電圧変換回路31には、抵抗体R51
56、増幅器IC1-1 〜IC1-3 が接続されて漏れ電流
増幅回路が構成されている。なお、抵抗体R57〜R62
ダイオードD51〜D53及びコンデンサC51〜C53によ
り、漏れ電流増幅回路の出力を平滑する平滑回路が構成
されている。抵抗体R63、可変抵抗体VR1 、コンパレ
ーダIC2-1 〜IC2-3 及び漏れ電流増幅回路と平滑回
路およびコンパレータで漏れ電流検出回路33が構成さ
れている。
【0021】また、図2に示す如く、漏れ電流検出回路
33に接続されたダイオードD23、D24、ナンドゲート
IC3-2 〜IC3-4 及びエクスクルーシブオアゲートI
4- 1 、IC4-2 により異常検出回路34が構成されて
いる。異常検出回路34に接続されたダイオードD22
抵抗体R28〜R30及びコンデンサC24により時限回路3
5が構成されている。
【0022】時限回路35に接続されたダイオード
21、エクスクルーシブオアゲートIC4-3 により保持
回路36が構成されている。保持回路36に接続された
抵抗体R25、R27、コンデンサC23、サイリスタSCR
及び出力リレーRAによって出力回路37が構成されて
いる。
【0023】負荷電流検出回路32に接続されたダイオ
ードD26、異常検出回路34に接続されたダイオードD
25、及びこれらのダイオードD25、D26、と保持回路3
6間に設けられたエクスクルーシブオアゲートIC
4-4 、抵抗体R26、R31〜R33、トランジスタTR21
TR23、及び発光ダイオードLED1 、LED2 によっ
て漏れ電流/故障判別表示灯回路38が構成されてい
る。
【0024】出力回路37に接続された抵抗体R22、R
23、コンデンサC22及びゼナーダイオードZD2 により
定電圧回路49が構成されている。また、出力回路37
に接続された出力回路37に接続された抵抗体R21、コ
ンデンサC21、バリスタVAR及びダイオードスタック
DSにより電源回路39が構成されている。電源回路3
9に接続された抵抗体R11〜R15、フォトカプラΦ
11、コンデンサC11及びナンドゲートIC3-1 により
信号入力回路40が構成されている。
【0025】このように構成されたソリッドステートコ
ンタクタ用異常検出回路50の動作を図1〜図3を参照
しながら説明する。なお、図3は、信号入力等の所定の
各信号の相互における同期状態を示す説明図であり、図
の横方向は時間軸を示し縦方向は各信号のレベルの高低
を示している。まず、信号入力の接点21が閉路する
と、ソリッドステートコンタクタ10に駆動信号が入力
され、ソリッドステートコンタクタ10が導通すると負
荷電流が流れ変流器CT1 〜CT3 を通して電流電圧変
換回路31のダイオードD4 、抵抗体R4 、ダイオード
5 、抵抗体R5 、ダイオードD6 、抵抗体R6 および
ダイオードD1 〜D3 を通して2次側電流が流れ、負荷
電流に相当した電圧が電流電圧変換回路31に発生す
る。
【0026】従って、電流電圧変換回路31に接続され
た漏れ電流検出回路33のコンパレータIC2-1 IC
2-3 の出力は、全て高レベルHとなり、また、負荷電流
検出回路32のコンパレータIC2-4の出力も、図3に
示す如く高レベルHとなる。このとき信号入力回路40
のナンドゲートIC3-1 の出力は高レベルHである。従
って、漏れ電流/故障判別表示灯回路38のエクスクル
ーシブオアゲートIC4-4 の出力は高レベルHとなりト
ランジスタTR23はオン、トランジスタTR22はオフで
故障表示用の発光ダイオードLED2 が待期状態とな
る。
【0027】一方、異常検出回路34のナンドゲートI
3-2 、IC3-3 は、漏れ電流検出回路(R、T相)3
3の高レベル信号を受けてナンドゲートIC3-2 IC
3-3 の出力とも低レベルL、また、エクスクルーシブオ
アゲートIC4-1 は、信号入力回路の高レベル入力とナ
ンドゲートIC3-2 の低レベル入力を受けて高レベル出
力となり、エクスクルーシブオアゲートIC4-2 は、漏
れ電流検出回路(S相)33の高レベル信号とナンドゲ
ートIC3-3 の低レベル信号を受けて高レベル出力とな
り、ナンドゲートIC3-4の出力は低レベルLとなる。
従って、異常検出回路34の出力は低レベルLとなり、
出力リレーRAおよび故障表示灯LED2も動作しな
い。
【0028】次に信号入力の接点が開路した時に、ソリ
ッドステートコンタクタ10がオフすると、信号入力回
路40の出力は低レベルLとなり、電流電圧変換回路3
1にはソリッドステートコンタクタ10の漏れ電流によ
る電圧が漏れ電流検出用の抵抗体R123 の両端に
発生し、この電圧を漏れ電流増幅回路33の増幅器IC
1-1 〜IC1-3 で増幅した後、平滑回路で平滑化する。
この平滑化した電圧レベルをコンパレータIC2-1 〜I
2-3 で、抵抗体R63と可変抵抗体VR1 で設定された
レベルと比較する。
【0029】この時、漏れ電流レベルが設定値以下の場
合は、コンパレータIC2-1 〜IC2-3 の出力は全て低
レベルLとなり、異常検出回路34のナンドゲートIC
3-2、IC3-3 は高レベルHとなる。そして、エクスク
ルーシブオアゲートIC4-1は信号入力回路40の低レ
ベル出力と、ナンドゲートIC3-2 の高レベル出力を受
けて高レベル出力する。また、エクスクルーシブオアゲ
ートIC4-2 は、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力
と漏れ電流検出回路33のコンパレータIC2- 2 の低レ
ベル出力を受けて高レベル出力となり、ナンドゲートI
3-4 の出力は低レベルLとなり異常検出回路34の出
力は低レベルLとなって、出力リレーRAおよび漏れ電
流表示灯LED1 も動作しない。
【0030】一方、信号入力の接点が開の状態でR相の
漏れ電流が増加し、漏れ電流増幅回路33の増幅器IC
1-1 の出力が抵抗体R63、可変抵抗体VR1 で設定され
たレベル以上の場合には、コンパレータIC2-1 の出力
が高レベルH、コンパレータIC2-2 、IC2-3 の出力
が低レベルLとなり、異常検出回路34のナンドゲート
IC3-2 の出力は低レベルLとなり、ナンドゲートIC
3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブオア
ゲートIC4-1 の出力は、信号入力回路40の低レベル
Lの出力とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力を受け
て低レベルLとなり、エクスクルーシブオアゲートIC
4-2 の出力は、漏れ電流検出回路33のコンパレータI
2-2 の出力と、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力
を受けて高レベル出力となる。
【0031】従って、ナンドゲートIC3-4 の出力は高
レベルHとなり、時限回路35を通して保持回路36の
エクスクルーシブオアゲートIC4-3 が高レベルH状態
を保持し、出力リレーRAが動作する。また、漏れ電流
/故障判別表示灯回路38のエクスクルーシブオアゲー
トIC4-4 は、信号入力回路40の低レベル出力およ
び、負荷電流検出回路32のコンパレータIC2-4 の低
レベル出力となる。
【0032】この時、負荷電流が流れていないため負荷
電流検出回路32は低レベルとなっている。コンパレー
タIC2-4 の低レベル出力を受けて低レベル出力でトラ
ンジスタTR23はオフ、トランジスタTR22はオンであ
る。更に、保持回路36のエクスクルーシブオアゲート
IC4-3 の高レベル出力により、トランジスタTR21
オンすることにより、抵抗体R32を通して漏れ電流表示
用のLED1に電流が流れ漏れ電流異常表示を行う。
【0033】次に、信号入力が開の状態でソリッドステ
ートコンタクタ10のR、S相の素子が導通モードで故
障した場合には、電流電圧変換回路31のダイオードD
4 、抵抗体R4 、およびダイオードD5 、抵抗体R5
構成される負荷電流の電流電圧変換回路31に電圧が発
生し、負荷電流検出回路32のコンパレータIC2-4
出力を高レベルHとするとともに、漏れ電流検出回路3
3のコンパレータIC2-1、IC2-2 の出力を高レベル
Hにする。
【0034】異常検出回路34はこの信号を受けて、ナ
ンドゲートIC3-2 の出力は低レベルL、ナンドゲート
IC3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブ
オアゲートIC4-1 の出力は、信号入力の低レベル出力
とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力により低レベル
出力となる。エクルクスーシブオアゲートIC4-2 の出
力は、ナンドゲートIC3-3 の高レベル出力と漏れ電流
検出回路33のコンパレータIC2-3 の低レベル出力を
受けて高レベルとなる。ナンドゲートIC3-4の出力
は、高レベルHとなり異常検出回路の出力は高レベルH
となる。これにより時限回路35を通して保持回路36
が高レベル状態に保持され出力リレーが動作する。
【0035】また、漏れ電流/故障判別表示灯回路38
のエクスクルーシブオアゲートIC4-4 は、荷電流検出
回路32の高レベル出力を受けて高レベルHとなってい
る。トランジスタTR23はオン、トランジスタTR22
オフ状態で、保持回路36の高レベル出力によりトラン
ジスタTR21のオン時に抵抗体R33を介して故障表示用
の発光ダイオードLED2 が点灯する。なお、ソリッド
ステートコンタクタ素子の導通故障時に、合わせて漏れ
電流が増加した場合にも素子故障検出の動作となるが、
この場合には漏れ電流検出はしない。
【0036】次に、信号入力が閉の時に、ソリッドステ
ートコンタクタ10の主回路素子が開放モードで故障し
た場合、すなわち例えば図3の右側に示すようにT相が
開放故障となった場合には負荷は単相運転となるが、電
流電圧変換回路31のダイオードD4 、抵抗体R4 およ
びダイオードD5 、抵抗体R5 で構成される負荷電流の
電圧変換回路31には負荷電流に相当する電圧が発生す
る。しかし、ダイオードD6 、抵抗体R6 の負荷電流変
換回路32には電圧が発生しない。この時、負荷電流検
出回路32のコンパレータIC2-4 の出力は、ダイオー
ドD4 抵抗体R4 およびダイオードD5 、抵抗体R5
負荷電流の電圧変換回路31の電圧により高レベル出力
となる。
【0037】一方、漏れ電流検出回路33では、コンパ
レータIC2-1、IC2-2 の出力が高レベルHとなり、
コンパレータIC2-3 の出力が低レベルLとなる。異常
検出回路34は、これらの信号を受けて、ナンドゲート
IC3-1 の出力が低レベルLとなりナンドゲートIC
3-3 の出力は高レベルHとなる。エクスクルーシブオア
ゲートIC4-1 の出力は、信号入力回路40の高レベル
出力とナンドゲートIC3-2 の低レベル出力を受けて高
レベルHとなる。エクスクスーシブオアゲートIC4-2
の出力は、ナンドゲートIC3-3 の高レベルH、コンパ
レータIC2-2 の高レベル出力を受けて低レベルLとな
る。
【0038】従って、ナンドゲートIC3-4 の出力はH
となり、異常検出回路34の出力はHとなる。この結
果、保持回路36はH状態を保持し、出力リレーRAが
動作する。また、漏れ電流/故障判別表示灯回路38の
エクスクルーシブオアゲートIC4-4 は信号入力回路4
0および負荷電流検出回路32のH入力を受けて出力H
となり、トランジスタTR33のオン、トランジスタTR
32のオフで、保持回路36からの出力Hを受けてトラン
ジスタTR21がオンし、故障表示用の発光ダイオードL
ED2 が点灯する。
【0039】以上のように、このソリッドステートコン
タクタ用異常検出回路50によれば、変流器による負荷
側電流及び2次側検出回路の漏れ電流を検出をするの
で、信号入力と負荷の状態を検出して比較することによ
り、ソリッドステートコンタクタ10の主回路素子の故
障と漏れ電流増加による劣化異常を表示灯回路で判別す
ることができる。この結果、ソリッドステートコンタク
タ10の3回路のうちの1回路でも故障または漏れ電流
増加による素子劣化を起こした場合に、これを速やかに
検出できる。
【0040】実施例2.本発明の他の実施例として図4
に示す如く、変流器CT1 〜CT3 、漏れ電流検出用の
抵抗体R1 〜R3 、負荷電流検出用抵抗体R4 〜R6
漏れ電流検出用の抵抗体R1 〜R3 の短絡用のトランジ
スタTR1 〜TR3 、及び負側の電流通電用ダイオード
1〜D3 によって負荷電流を電圧に変換する電流電圧
変換回路51を構成したものとしても良い。この場合、
34〜R36は抵抗体であり、実施例1で示した漏れ電流
検出/故障検出判別表示灯回路38のエクスクルーシブ
オアゲートIC4-4 の出力によって漏れ電流検出用の抵
抗体R1 〜R3 と短絡用のトランジスタを駆動するため
の抵抗である。その他の回路は、実施例1で示したもの
と回路と同一であるので説明を省略する。
【0041】このように構成されたソリッドステートコ
ンタクタ用異常検出回路によれば、信号入力の接点が開
で、信号入力回路のナンドゲートIC3-1 の出力がL、
かつ負荷電流検出回路のコンパレータIC2-4 の出力が
Lのとき、すなわち漏れ電流検出条件の時のみ、負荷電
流検出用抵抗体R4 〜R6 と漏れ電流検出用抵抗体R1
〜R3 が、直列接続された電流一電圧変換回路51の漏
れ電流検出用抵抗を作動させる。
【0042】そして、信号入力の接点21が閉または、
ソリッドステートコンタクタ10の正常時、故障時に関
係なく負荷電流が流れているときは、漏れ電流検出用抵
抗体R1 〜R3 と並列に接続したトランジスタTR1
TR3 を導通させる。これによって、負荷電流検出用抵
抗体R4 〜R6 のみによる負荷電流の検出となるように
漏れ電流/故障表示灯回路38のエクスクルーシブオア
ゲートIC4-4の出力を制御する。そして、電流一電圧
変換回路51の電流検出抵抗体のインピーダンス変換を
することによって、実施例1のものと同様の効果を発揮
させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く、この発明のソリッド
ステートコンタクタ用異常検出回路50によれば、漏れ
電流検出回路と負荷電流検出回路を設け、更に信号入力
回路によりコンタクタの動作状態を信号入力と負荷電流
によって検出する。そして、異常検出回路によりコンタ
クタの素子の導通モード或いは開放モードの故障を検出
できると共に、モータの単相運転の防止およびコンタク
タの故障によるモータの暴走運転防止ができる。
【0044】また、信号入力が開放時のコンタクタの漏
れ電流を検出できるので、漏れ電流増加による素子の劣
化異常をコンタクタの故障が発生する前に検出して、コ
ンタクタの故障に対する予防保全を確実に行うことがで
きる等顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す回路図であ
る。
【図2】同実施例の回路構成を示す回路図である。
【図3】同実施例の動作を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の電流電圧変換回路の回路
構成を示す回路図である。
【図5】従来の異常検出回路の回路構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10 コンタクタ 11 3相整流回路 12 負荷電圧検出回路 13 故障検出回路 14 時限回路 15 保持回路 16 出力/表示回路 17 定電圧回路 18 電源回路 19 信号入力回路 20 異常検出回路 31 電流電圧変換回路 32 負荷電流検出回路 33 漏れ電流検出回路 34 異常検出回路 35 時限回路 36 保持回路 37 出力回路 38 漏れ電流/故障判別灯回路 39 電源回路 40 信号入力回路 49 定電圧回路 50 ソリッドステートコンタクタ用異常検出回路 51 電流電圧変換回路 R** 抵抗器 D** ダイオード C** コンデンサ DS ダイオードスタック SCR サイリスタ TR** トランジスタ ΦI** フォトカプラ ZD** ゼナーダイオード LED* 発光ダイオード VAR バリスタ RA リレー CT* 変流器 IC1-* 増幅器 IC2-* コンパレータ IC3-* ナンドゲート IC4-* エクスクルーシブオアゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドステートコンタクタの信号入力
    と信号出力とを入力として主回路素子の故障及び異常を
    検出するソリッドステートコンタクタ用異常検出回路に
    おいて、 ソリッドステートコンタクタの漏れ電流を検出する漏れ
    電流検出回路及び負荷電流を検出する負荷電流検出回路
    と、 該漏れ電流検出回路及び負荷電流検出回路の出力信号に
    基づいて、該ソリッドステートコンタクタの素子が導通
    モードまたは開放モードで故障したことを検出して、故
    障検出および表示を行う漏れ電流/故障判別表示回路
    と、 信号入力オフ時の該ソリッドステートコンタクタの漏れ
    電流が設定値以上の場合を該ソリッドステートコンタク
    タの素子劣化異常として検出する異常検出回路と、を設
    けたことを特徴とするソリッドステートコンタクタ用異
    常検出回路。
  2. 【請求項2】 負荷電流の検出用変流器の2次側に並列
    接続された負荷電流検出用抵抗体及び該負荷電流検出用
    抵抗体に直列接続されたダイオードと、 前記ダイオードの順方向ドロップ電圧以下の電圧を設定
    するに前記変流器の2次側に並列接続された漏れ電流検
    出用抵抗体と、 負荷電流通電時に過大電流が前記漏れ電流検出用抵抗体
    に流れるのを防止し、かつ、前記ダイオードを介して前
    記負荷電流検出用抵抗体に流れる前記変流器の2次側電
    流により、漏れ電流と負荷電流を判別すると共に、ソリ
    ッドステートコンタクタの素子故障と素子劣化異常を区
    別する漏れ電流/故障判別表示灯回路と、を具備する請
    求項1の異常検出回路。
  3. 【請求項3】 負荷電流の検出用変流器の2次側に直列
    接続された負荷電流検出用抵抗体と漏れ電流検出抵抗体
    と、該漏れ電流検出用抵抗体と並列接続されたトランジ
    スタと、 信号入力オフ時でかつ負荷電流非通電時に該トランジス
    タをオフして負荷側に流れる漏れ電流を前記負荷電流検
    出用抵抗体および漏れ電流検出用抵抗体によって検出
    し、信号入力オン時または負荷電流通電時に、該トラン
    ジスタをオンして前記漏れ電流検出用抵抗体を短絡し前
    記負荷電流検出用抵抗体のみによる負荷電流を検出し
    て、ソリッドステートコンタクタの素子劣化異常と素子
    故障を区別する漏れ電流/故障判別表示灯回路と、を具
    備する請求項1の異常検出回路。
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