JPH09219923A - 地絡継電器 - Google Patents

地絡継電器

Info

Publication number
JPH09219923A
JPH09219923A JP8026980A JP2698096A JPH09219923A JP H09219923 A JPH09219923 A JP H09219923A JP 8026980 A JP8026980 A JP 8026980A JP 2698096 A JP2698096 A JP 2698096A JP H09219923 A JPH09219923 A JP H09219923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
ground fault
connector
test
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8026980A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ito
元 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Energy Support Corp filed Critical Energy Support Corp
Priority to JP8026980A priority Critical patent/JPH09219923A/ja
Publication of JPH09219923A publication Critical patent/JPH09219923A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地絡継電器の動作試験を行う際に使用する試験
器の接続を素早く、かつ確実に行うとともに、地絡動作
試験時における停電の回避が可能な地絡継電器を提供す
ること。 【解決手段】継電器15と地絡特性試験器17とをコネ
クタ22,23,42,45 を介して接続するようにした。また、
継電器側試験用コネクタ22に、盲蓋41Aの着脱に基
づきON,OFF動作するスイッチ24を設け、そのスイッチ
24のON,OFF動作に基づき、CPU46が通常状態時
(非地絡動作試験状態時)か地絡動作試験状態時かを判
別するようにし、通常状態時に地絡電流を検出した際に
は、開閉器13をトリップ動作させ、電源側から負荷側
への電力の供給を遮断するようにした。また、試験状態
時に試験電流を検出した際には、開閉器13をトリップ
動作させずに、継電器15のトリップ動作開始リレー3
7のみをONさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電線に発生した
地絡事故を検出して開閉器を自動開放させる地絡継電器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の地絡継電器は、配電線路
に地絡事故が発生した際、その地絡事故を配電線上に設
けられた零相変流器を介して検出するようになってい
る。そして、地絡継電器は地絡事故を検出した際、開閉
器に設けられたトリップコイルを動作させ、開閉器を自
動開放させて地絡事故区間を健全線路より速やかに切り
離すようになっている。
【0003】このような地絡継電器にあっては、月次点
検及び年次点検として別途用意した地絡特性試験器を用
い、地絡事故時において開閉器を所定時間内に開放でき
るか否か等の動作テストの実施が義務付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の地絡
継電器の動作テストにおいては、次のような問題があっ
た。
【0005】(1)前記地絡継電器と地絡特性試験器と
は接続線を介して接続される。この接続線は、地絡継電
器の特性試験時において作業者により、両機器の各端子
間に接続される。
【0006】しかしながら、前記両機器には各接続端子
が複数端子あることから、接続線を端子間に接続する作
業が非常に面倒であるという問題があった。 (2)前記地絡継電器の接続端子と地絡特性試験器の接
続端子とはそれぞれ一組ずつ対応している。従って、接
続線は、地絡継電器の接続端子と、その端子に対応する
地絡特性試験器の接続端子との間を接続しなければなら
ない。
【0007】しかしながら、接続端子は複数設けられて
いることから両端子間の接続ミスを防止するために、接
続作業を慎重に行う必要がある。そのため、その接続作
業が迅速よく行うことができなかった。
【0008】(3)前記地絡継電器の動作テストを行っ
た場合には、トリップコイルの動作により開閉器が開放
される。しかし、近年ではOAシステム等の普及に伴
い、無停電作業が要求されている。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、地絡継電器の地絡動作
試験を行う際に使用する試験器の接続を素早く、かつ確
実に行うことができ、さらに、地絡動作試験時における
停電の回避が可能な地絡継電器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明では、特に、制御部へ地絡事
故電流に相当する整定値以上の試験電流を出力するため
の試験器が接続されるコネクタと、地絡動作試験状態で
あるか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の検出
結果に基づき、前記制御部から開閉器へのトリップ信号
の出力可否を切り換える切換手段とを備えたことをその
要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記検出手段
はコネクタに設けられていることをその要旨とする。請
求項3に記載の発明では、前記コネクタは接続端子が外
部に露出するように制御部のケースに取付固定されてい
ることをその要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明では、前記検出手段
は、地絡動作試験状態時を、コネクタへの試験器側のコ
ネクタの装着状態にて検出するものであることをその要
旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明では、前記検出手段
は、地絡動作試験状態をコネクタからの盲蓋の着脱状態
にて検出するものであることをその要旨とする。請求項
6に記載の発明では、前記検出手段に接続される試験器
側のコネクタは、前記検出手段の通常状態を維持する機
能を有するものであることをその要旨とする。
【0014】従って、請求項1に記載の発明において
は、地絡動作試験を行う際には、継電器側のコネクタに
試験器側のコネクタを連結する。これにより、継電器と
試験器とは電気的に接続される。また、前記試験状態時
には検出手段によりその旨が検出され、切換手段は開閉
器にトリップ信号が出力されないように制御部を切り換
える。そのため、試験器から地絡電流に相当する試験電
流が流れ、制御部がトリップ動作制御をしても、開閉器
にはトリップ信号が出力されない。これにより、継電器
の動作テスト時に開閉器の開放が防止される。
【0015】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加え、検出手段はコネクタに設
けられていることから、コネクタへの試験器の接続状態
に基づき、地絡動作試験状態時か否かが検出される。
【0016】請求項3に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の発明の作用に加え、コネクタは
制御部のケースに取付固定されていることから、試験器
側のコネクタの連結が容易である。
【0017】請求項4に記載の発明においては、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加え、試
験器側のコネクタと地絡継電器側のコネクタとの装着状
態に基づき、検出手段により地絡動作試験時か否かが検
出される。
【0018】請求項5に記載の発明においては、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明の作用に加え、コ
ネクタへの盲蓋が着脱状態に基づき、検出手段により地
絡動作試験状態時か否かが検出される。
【0019】請求項6に記載の発明においては、試験器
側のコネクタは、検出手段の通常状態を維持する機能を
有し、地絡動作試験においてトリップ動作確認を可能と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を無方向性SOG地絡継
電器に具体化した第1実施形態を図面に従って説明す
る。
【0021】図3に示すように、電柱11の上部に取付
けられた腕金12には開閉器13が固定されている。電
柱11の下部には収容ケース14が設けられ、同収容ケ
ース14内には、地絡継電器15が収容されている。前
記開閉器13と地絡継電器15との間は制御線16によ
り接続されている。前記地絡継電器15には携帯用の地
絡特性試験器17が接続ケーブル18を介して接続され
るようになっている。
【0022】図4に示すように、前記地絡継電器15の
ケース19の正面盤面には、電流整定タップ20、動作
表示ランプ21及び雌形の継電器側試験用コネクタ22
及び継電器側電源用コネクタ23等が設けられている。
前記継電器側試験用コネクタ22を構成する筒体22a
内には片側2つずつ合計四つの端子a,b,c,dが設
けられている。また、筒体22aには検出手段としての
接点24a,24bが設けられている。継電器側電源用
コネクタ23の筒体23aにはプラス端子25及びマイ
ナス端子26が設けられている。
【0023】図1に示すように、前記開閉器13はSO
G(過電流蓄勢トリップ付地絡トリップ付)形の高圧負
荷開閉器であり、開閉器13内のU相、V相、W相から
なる各相の配電線27には、図示しない外部操作ハンド
ルにて開閉動作される開閉部28が設けられている。前
記開閉部28内には同開閉部28の開閉スイッチ28a
を自動で開放(トリップ動作)させるためのトリップコ
イル29が設けられている。
【0024】トリップコイル29の一端はマイクロスイ
ッチ30を介して過電流ロックリレー31に接続されて
いる。過電流ロックリレー31は一対のトリップリレー
32,33から構成され、トリップリレー32の共通端
子32cは、他方のトリップリレー33の常閉接点33
aは接続されている。各トリップリレー32,33のア
クチュエータ32d,33dは、U相もしくはW相に過
電流ロック値以上の電流が流れた際、常開接点32b,
33bに接続すると同時に常閉接点32a,33aを切
り離すようになっている。前記マイクロスイッチ30の
アクチュエータ30aは開閉スイッチ28aの開閉動作
に連動して開閉するようになっている。
【0025】前記配電線27上にはU相、V相及びW相
の零相電流を検出するための零相変流器35が設けられ
ている。零相変流器35には鉄芯(図示せず)が設けら
れ、その周囲には、地絡継電器15の制御部15aの動
作が正常か否かを確認する際、同零相変流器35に対し
て地絡試験電流を流すための試験線36が巻回されてい
る。
【0026】前記制御部15aには電源用端子P1,P
2及び端子A1,B1,C1,W1,W2,D1,E
1,F1,G1が設けられている。端子A1には前記開
閉器13のトリップコイル29の他端が接続されてい
る。端子B1にはトリップリレー33の常開接点33b
が接続されている。端子C1にはトリップリレー33の
共通端子33cが接続されている。端子W1には前記継
電器側試験用コネクタ22の端子dが接続されている。
端子W2にはコネクタ22の端子cが接続されている。
端子D1には前記零相変流器35の一端が接続されてい
る。また、端子W1と端子W2との間には、a接点のト
リップ動作開始リレー37が接続されている。このリレ
ー37は地絡継電器15が零相変流器35による地絡事
故の検出に伴い、トリップコイル29へトリップ信号を
出力するトリップ動作を行った時、ON動作するように
なっている。
【0027】端子E1には零相変流器35の他端が接続
されている。端子F1には前記コネクタ22の端子a及
び試験線36の一端が接続されている。端子G1にはコ
ネクタ22の端子b及び試験線36の他端が接続されて
いる。また、電源用端子P1,P2には前記継電器側電
源用コネクタ23のプラス端子25及びマイナス端子2
6が接続されている。
【0028】前記継電器側試験用コネクタ22には盲蓋
41、又は図2に示す地絡特性試験器17から延びる試
験器側試験用コネクタ42が装着される。試験器側試験
用コネクタ42には、4つの端子a1,b1,c1,d
1、及び短絡状態に配置された非トリップ試験信号用接
点43a,43bが設けられ、この試験器側試験用コネ
クタ42を継電器側試験用コネクタ22に装着した際に
は、継電器側試験用コネクタ22の各端子a〜dと試験
器側試験用コネクタ42の各端子a1〜d1とが接続状
態に保持されるとともに、接点24a,24bが非トリ
ップ試験信号用接点43a,43bを介して短絡状態に
保持される。
【0029】前記地絡継電器15には切換手段としての
コントローラ10が設けられ、同コントローラ10には
CPU46及びメモリ47等が設けられている。コント
ローラ10には前記端子D1,E1,P1,P2,B1
が接続されている。また、コントローラ10には前記継
電器側試験用コネクタ22の接点24a,24bが接続
され、CPU46は継電器側試験用コネクタ22の接点
24a,24bの「ON」(短絡状態)及び「OFF」
(非短絡状態)を判別できるようになっている。前記端
子A1と端子C1との間は、所定電圧(本実施の形態で
は140V)を発生するトリップ用電源48により接続
されている。また、トリップ用電源48と端子A1との
間はa接点形の電源供給用リレー49を介して接続され
ている。なお、コントローラ10には端子P1,P2を
介して外部より制御電源(AC100V)が接続されて
いる。
【0030】CPU46は前記継電器側試験用コネクタ
22の接点24a,24b間がOFF状態にあると判別
した場合には、通常状態(非地絡動作試験状態)である
と判別し、地絡電流等の整定値以上の電流が検出された
際には前記電源供給用リレー49をON状態に保持する
ようになっている。一方、CPU46は接点24a,2
4b間がON状態にあると判別した場合には、地絡動作
試験状態であると判別し、前記電源供給用リレー49を
OFF状態に保持するとともに、端子D1,E1間に整
定値以上の電流が流れた際にトリップ動作開始リレー3
7を所定時間だけON状態に保持するようになってい
る。
【0031】次に、本実施形態における作用について説
明する。まず、通常状態(非地絡動作試験状態)時には
継電器側試験用コネクタ22及び継電器側電源用コネク
タ23に盲蓋41,44がそれぞれ装着され、両コネク
タ22,23は閉鎖状態に保持される。このとき、継電
器側試験用コネクタ22の接点24a,24bはOFF
状態に保持される。そして、CPU46は端子D1,E
1を介して入力される零相変流器35からの電流値が、
所定電流値以上であると判別した際には、配電線27に
地絡電流が流れたと判別し、電源供給用リレー49にト
リップ信号を出力し、同リレー49をON状態に保持す
るとともに、同時にトリップ動作開始リレー37もON
状態に保持する。
【0032】そして、前記電源供給用リレー49のON
動作は、端子A1,C1を介してトリップ用電源48か
ら所定電圧(トリップ信号)をトリップコイル29に供
給する。その結果、開閉器13の開閉部28の開閉スイ
ッチ28aが自動開放(トリップ動作)し、マイクロス
イッチ30が追従開放され、配電線路の地絡故障区間が
切り離される。CPU46はトリップ信号を出力した
後、所定時間を計測すると、電源供給用リレー49への
トリップ信号の出力を停止し、同リレー49をOFF状
態に保持するとともに、トリップ動作開始リレー37も
OFF状態に保持する。
【0033】次に地絡動作試験状態時の作用を説明す
る。地絡動作試験を行う際には、図2に示すように、継
電器側試験用コネクタ22及び継電器側電源用コネクタ
23から盲蓋41,44を取り外す。そして、地絡特性
試験器17の試験器側試験用コネクタ42を継電器側試
験用コネクタ22に装着するとともに、試験器側電源用
コネクタ45を継電器側の継電器側電源用コネクタ23
に装着する。これにより、各端子a〜d、a1〜d1が
接続される。また、このとき継電器側試験用コネクタ2
2の接点24a,24b間はON状態(短絡状態)に保
持される。従って、このとき、CPU46は地絡動作試
験状態であることを判別する。
【0034】次に地絡継電器15の電流整定タップ20
を所定値(例えば、0.2A)に設定する。また、地絡
特性試験器17の試験電流入力値設定スイッチ(図示せ
ず)を電流整定タップ20の設定値の400%(電流整
定タップ20の設定値が0.2Aの場合には0.8A)
に設定する。この状態で、地絡特性試験器17から地絡
試験電流が端子a1,aを通過して継電器15の端子F
1から零相変流器35に出力される。すると、その地絡
試験電流は零相変流器35の試験線36を流れ、継電器
15の端子G1及びコネクタ22,42の端子b,b1
から再度試験器17に流れる。前記試験線36に地絡試
験電流が流れた際、零相変流器35により地絡試験電流
の電流値が検出され、その検出された地絡試験電流に基
づく所定電流が継電器15の端子D1,E1間に流れ
る。CPU46は端子D1,E1間に所定電流が流れる
と、トリップ動作開始リレー37をON状態に保持す
る。これにより、端子W1,W2間が導通することか
ら、地絡特性試験器17もトリップ動作開始リレー37
がON状態に保持されたことをコネクタ22,42を介
して判別する。
【0035】また、このとき、CPU46は地絡動作試
験状態時であると判別していることから、電源供給用リ
レー49にはトリップ信号を出力しない。従って、トリ
ップ用電源48から開閉器13のトリップコイル29に
は電流は流れないので、開閉器13がトリップ動作しな
い。すなわち、電源側から負荷側への電力供給は継続さ
れ、配電線路は停電とならない。
【0036】一方、前記地絡特性試験器17では試験電
流を出力してから、トリップ動作開始リレー37がON
状態となるまでの間の時間が計測される。そして、この
計測時間は地絡特性試験器17の表示盤(図示せず)に
表示される。この計測時間に基づき、地絡継電器15の
トリップ動作制御が正常に作動するか否かが判別でき
る。
【0037】本実施の形態では上記のように地絡継電器
15を構成したことにより、次のような効果を得ること
ができる。 (1)継電器15と地絡特性試験器17との接続をコネ
クタ22,23,42,45によりワンタッチで行うこ
とができるので、両者の接続作業を素早く、かつ結線誤
りを起こすことなく、確実に行うことができる。
【0038】(2)継電器側試験用コネクタ22及び継
電器側電源用コネクタ23は、地絡継電器15のケース
19の正面に位置決め固定され、その筒体22a,23
aの開口部が正面を向いていることから、試験器17側
のコネクタ42、45を継電器側のコネクタ22,23
に容易に接続できる。すなわち、継電器15側のコネク
タ22,23がケース19に取付固定されていることか
ら、コネクタ22,23がケース19に対してぶらつか
ない。その結果、片手で試験器17側のコネクタ42,
45を把持した状態でも安定して試験器17側のコネク
タ42,45を継電器側のコネクタ22,23に差し込
むことができる。これにより、一層両コネクタ22,2
3、42,45の接続作業を素早く、かつ結線ミスの発
生を防止でき、信頼性の向上を図ることができる。
【0039】(3)継電器側試験用コネクタ22に対
し、試験器側試験用コネクタ42を接続する作業のみに
て、継電器側試験用コネクタ22に設けた検出手段に非
トリップ試験信号を与えることができるとともに、同信
号に基づきCPU46が地絡動作試験状態であることを
判断し、試験電流に基づく開閉器13のトリップ動作を
確実に阻止でき、配電線路の停電を防止できる。
【0040】(4)地絡動作試験状態時か非地絡動作試
験状態時かを検出する検出手段を継電器側試験用コネク
タ22に設けた。これにより、別途試験検出手段を設け
る必要がなく、コストの低減を図ることができる。
【0041】また、試験器側試験用コネクタ42の着脱
状態に連動して検出手段が動作することから、通常状態
への戻し忘れも防止でき、信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0042】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施
の形態では上記第1実施形態と地絡継電器15の構成の
みが異なることから、他の部材構成については同符号を
付してその詳細な説明は省略する。
【0043】図5に示すように、前記継電器側試験用コ
ネクタ22内には端子a〜dの他に検出手段としてa接
点形のマイクロスイッチ39が設けられている。このマ
イクロスイッチ39の接点はコントローラ10に接続さ
れている。コントローラ10のCPU46はマイクロス
イッチ39のON状態、OFF状態を判別できるように
なっている。
【0044】前記継電器側試験用コネクタ22に装着さ
れる盲蓋41Aの内面には突起38が設けられ、盲蓋4
1Aが継電器側試験用コネクタ22に装着されている状
態では、突起38と前記マイクロスイッチ39の押部3
9aが突起38により押圧され、マイクロスイッチ39
はON状態に保持されるようになっている。
【0045】CPU46は前記継電器側試験用コネクタ
22内のマイクロスイッチ39がON状態にある場合
(盲蓋41Aが装着されている状態)には、通常状態
(非地絡動作試験状態)であると判別し、地絡電流等の
整定値以上の電流が検出された際には前記電源供給用リ
レー49をON状態に保持するようになっている。一
方、図6に示すように、CPU46は前記マイクロスイ
ッチ39がOFF状態にある場合(盲蓋41Aが取り外
され、前記マイクロスイッチ39と干渉しない地絡特性
試験器17のコネクタ42が接続された状態)には、地
絡動作試験状態であると判別し、電源供給用リレー49
のOFF状態に保持するとともに、端子D1,E1間に
整定値以上の電流が流れた際にトリップ動作開始リレー
37を所定時間だけON状態に保持するようになってい
る。
【0046】次に、本実施形態における作用について説
明する。まず、通常状態(非地絡動作試験状態)時には
継電器側試験用コネクタ22及び継電器側電源用コネク
タ23に盲蓋41A,44がそれぞれ装着され、両コネ
クタ22,23は閉鎖状態に保持される。このとき、継
電器側試験用コネクタ22のマイクロスイッチ39は盲
蓋41Aの突起38にてON状態に保持される。そし
て、CPU46は端子D1,E1を介して入力される零
相変流器35からの電流値が、所定電流値以上であると
判別した際には、配電線27に地絡電流が流れたと判別
し、電源供給用リレー49にトリップ信号を出力し、同
リレー49をON状態に保持する。また、CPU46は
これと同時にトリップ動作開始リレー37もON状態に
保持する。
【0047】これにより、端子A1,C1を介してトリ
ップ用電源48から所定電圧(トリップ信号)がトリッ
プコイル29及び過電流ロックリレー31に供給され
る。その結果、開閉器13の開閉部28の開閉スイッチ
28aが自動開放(トリップ動作)され、電源側から負
荷側への電力供給が断たれる。CPU46はトリップ信
号を出力した後、所定時間を計測すると、電源供給用リ
レー48へのトリップ信号の出力を停止し、同リレー4
9をOFF状態に保持するとともに、トリップ動作開始
リレー37もOFF状態に保持する。
【0048】次に地絡動作試験状態時の作用を説明す
る。地絡動作試験を行う際には、継電器側試験用コネク
タ22及び継電器側電源用コネクタ23から盲蓋41
A,44を取り外す。そして、地絡特性試験器17の試
験器側試験用コネクタ42Aを継電器側試験用コネクタ
22に装着するとともに、試験器側電源用コネクタ45
を継電器側の継電器側電源用コネクタ23に装着する。
これにより、各端子a〜d、a1〜d1が接続される。
また、この試験器側試験用コネクタ22のマイクロスイ
ッチ39と干渉しないため、同マイクロスイッチ39は
OFF状態に保持される。従って、CPU46はマイク
ロスイッチ39のOFF状態に基づき、地絡動作試験状
態であることを判別する。
【0049】以降、上記第1実施形態と同様に地絡継電
器15及び地絡特性試験器17を操作して、地絡動作試
験を行う。本実施の形態では上記のように地絡継電器1
5を構成したことにより、上記第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0050】(第3実施形態)次に本発明を具体化した
第3実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施
の形態では上記第1実施形態と地絡継電器15の構成の
みが異なることから、他の部材構成については同符号を
付してその詳細な説明は省略する。
【0051】図7に示すように、地絡継電器15のコン
トローラ10には上記第1実施形態と同様に端子D1,
E1,W2,W1,P1,P2,A1,B1が接続され
ている。また、トリップ用電源48には端子A1,C1
が接続されている。端子A1とトリップ用電源48との
間には第1の接点部51及び第2の接点部52が直列に
接続されている。第1の接点部51はb接点形であり、
第2の接点部52はa接点形である。
【0052】本実施の形態における継電器側試験用コネ
クタ22にも検出手段としてのマイクロスイッチ53が
設けられている。このマイクロスイッチ53はb接点形
のスイッチであり、盲蓋41がコネクタ22に装着され
ている状態ではマイクロスイッチ53はOFF状態に、
また、コネクタ22から盲蓋41が取り外された際には
マイクロスイッチ53はON状態に保持されるようにな
っている。
【0053】前記第1の接点部51をON,OFF切換
する第1のリレーR1は、マイクロスイッチ53がOF
F状態のときには消磁状態に保持される。すなわち、コ
ネクタ22に盲蓋41が装着されている状態では第1の
接点51はON状態に保持される。一方、マイクロスイ
ッチ53がON状態のときには励磁状態に保持される。
すなわち、コネクタ22から盲蓋41が取り外された状
態では第1の接点51はOFF状態に保持される。
【0054】また、前記第2の接点部52をON,OF
F切換する第2のリレーR2は、端子D1,E1間に整
定値以上の電流(地絡電流又は試験電流)が流れた際に
励磁し、第2の接点52をON状態に保持する。
【0055】次に、本実施形態における作用について説
明する。まず、盲蓋41がコネクタ22に装着されてい
る際、すなわち非試験状態時には第1の接点51はON
状態に保持されている。この状態で、地絡事故が発生
し、整定値以上の電流が流れると、第2のコイルR2が
励磁されて第2の接点52がON状態に保持される。こ
れにより、端子A1とトリップ用電源48との間が接続
され、端子A1,C1を介してトリップ用電源48から
所定電圧(トリップ信号)がトリップコイル29及び過
電流ロックリレー31に供給され、開閉器13がトリッ
プ動作する。
【0056】また、継電器15の動作試験を行う際に
は、図8に示すように、コネクタ22から盲蓋41を取
り外す。すると、マイクロスイッチ53がON状態に保
持され、第1の接点51がOFF状態に保持される。そ
して、地絡特性試験器17の試験器側試験用コネクタ4
2を継電器側試験用コネクタ22に装着するとともに、
試験器側電源用コネクタ5を継電器側電源用コネクタ2
3に装着する。この状態で、地絡特性試験器17から地
絡試験電流が端子a1,aを通過して継電器15の端子
F1から零相変流器35に出力されると、その地絡試験
電流は上記第1実施形態と同様に、零相変流器35の試
験線36を流れ、継電器15の端子G1及びコネクタ2
2,42の端子b,b1から再度試験器17に流れる。
【0057】このとき、端子D1,E1間に試験電流に
基づく所定電流が流れることから第2のリレーR2は励
磁し、第2の接点52はON状態に保持されるが、第1
の接点51がOFF状態に保持されているため、トリッ
プ用電源48と端子A1との間は接続されない。従っ
て、トリップ用電源48から開閉器13側には電流が流
れないので、開閉器13がトリップ動作しない。
【0058】本実施形態のように構成しても、上記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第4実施形態)次に、本発明を具体化した第4実施形
態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態におい
ても、上記各実施形態とほぼ同じ構成であることから、
相違する部位についてのみ説明する。
【0059】図9に示すように、トリップ用電源48と
端子A1との間には第1の接点部63及び第2の接点部
64が直列に接続されている。両接点部63,64はa
接点形であり、コントローラ10に設けられた個々のリ
レーR3,R4の励磁及び消磁にてON、OFF動作す
る。また、本実施の形態では、検出手段としての一対の
試験用端子65,66が継電器側試験用コネクタ22内
に設けられている。継電器側試験用コネクタ22に装着
される盲蓋41Bには金属製の突起69が設けられ、継
電器側試験用コネクタ22に盲蓋41Bが装着されてい
る状態では、突起69が前記試験用端子65,66間に
挿入され、両端子65,66間を導通状態(短絡状態)
に保持するようになっている。
【0060】前記第1のリレーR3は前記試験用端子6
5,66間が導通状態にある際に励磁する。すなわち、
盲蓋41Bがコネクタ22に装着されている状態では、
第1の接点部63はON状態に保持される。一方、前記
第2のリレーR4は上記第2実施形態と同様に端子D
1,E1間に整定値以上の電流(地絡電流又は試験電
流)が流れた際に励磁し、第2の接点64をON状態に
保持する。
【0061】次に、本実施の形態における作用について
説明する。まず、非試験状態時においては、盲蓋41B
がコネクタ22に装着される。従って、この場合には第
1の接点部63はON状態に保持されている。この状態
で地絡事故が発生し、端子D1,E1間に整定値以上の
電流が流れると、第2のリレーR4が励磁され、第2の
接点部64はON状態となる。これにより、端子A1と
トリップ用電源48との間が接続され、端子A1,C1
を介してトリップ用電源48から所定電圧(トリップ信
号)がトリップコイル29及び過電流ロックリレー31
に供給され、開閉器13がトリップ動作する。
【0062】また、継電器15の地絡動作試験を行う際
には、図10に示すように、コネクタ22,23から盲
蓋41B,44を取り外す。すると、リレーR3が消磁
され、第1の接点部63がOFF状態に保持される。そ
して、地絡特性試験器17の試験器側試験用コネクタ4
2を継電器側試験用コネクタ22に装着するとともに、
試験器側電源用コネクタ45を継電器側電源用コネクタ
23に装着する。この状態で、地絡特性試験器17から
地絡試験電流が端子a1,aを通過して継電器15の端
子F1から零相変流器35に出力される。
【0063】すると、その地絡試験電流は上記各実施形
態と同様に、零相変流器35の試験線36を流れ、継電
器15の端子G1及びコネクタ22,42の端子b,b
1から再度試験器17に流れる。また、前記試験用端子
65,66間は試験器側試験用コネクタ42がON操作
を行わないため、盲蓋41Bの取り外し状態が維持され
ている。このとき、端子D1,E1間に試験電流が流れ
ることから第2のリレーR4は励磁し、第2の接点64
はON状態に保持される。ところが、第1の接点63は
OFF状態に保持されていることから、トリップ用電源
48と端子A1との間は接続されない。従って、トリッ
プ用電源48から開閉器13側には電流は流れないの
で、開閉器13がトリップ動作しない。
【0064】本実施形態のように構成しても、上記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる。 (第5実施形態)次に本発明を具体化した第5実施形態
について説明する。なお、本実施形態は、上記第2実施
形態と試験器17の構成のみが相違することから、試験
器17についてのみその詳細な説明をする。
【0065】図11に示すように、試験器17には試験
器側試験用コネクタ42とは別体のトリップ動作確認用
コネクタ71が設けられており、適宜選定可能に用意さ
れている。このトリップ動作確認用コネクタ71には、
試験器側試験用コネクタ42と同様に接続端子a1,b
1,c1,d1の4端子が設けられているとともに、前
記盲蓋41に設けられている突起38と同形状の突起7
2が設けられている。
【0066】これにより、このトリップ動作確認用コネ
クタ71を継電器側試験用コネクタ22に接続した際に
は、各接続端子a,b,c,d,a1,b1,c1,d
1間が接続されるとともに、突起72によりマイクロス
イッチ39は盲蓋41Aの取付時状態と同様となり、O
N状態に保持される。このためCPU46は試験器17
が継電器15に接続されているにもかかわらず、非試験
時と判別する。従って、ここで試験器17から試験電流
が流れると、CPU46は電源供給用リレー49をON
状態に保持する。これにより、継電器15から開閉器1
3にトリップ信号が出力され、開閉器13は自動開放す
る。
【0067】このように、本実施の形態では、試験器1
7に2つのコネクタ42,71を設けたことにより、継
電器15の制御部15aのみの動作試験及び開閉器13
の開放動作試験の2種類の動作試験を必要に応じて選択
して行うことができる。
【0068】なお、地絡特性試験器17に試験器側試験
用コネクタ42とトリップ動作確認用コネクタ71とを
並設することは、各実施形態に具体化してもよい。な
お、本発明は次のように実施することもできる。
【0069】(1)継電器側試験用コネクタ22を継電
器15のケース19に直接取付固定せずに具体化しても
よい。 (2)上記第2及び第3実施形態では、継電器側試験用
コネクタ22を塞ぐ盲蓋41にマイクロスイッチ39の
押部39aを押圧する突起38を設けたが、この突起3
8を試験器側試験用コネクタ42に設けて具体化しても
よい。
【0070】(3)上記第1実施形態では、継電器側試
験用コネクタ22に対して通常時は盲蓋41を被冠して
いるが、この盲蓋41は設置環境に応じて省略可能であ
る。 (4)上記第1実施形態乃至第5実施形態では、継電器
側試験用コネクタ22と継電器側電源用コネクタ23と
は別体としているが、これらを一体化し、一個のコネク
タにて形成してもよい。また、その形状(丸形等)及び
コンタクト形式(雄、雌)については適宜変更可能であ
る。
【0071】(5)上記第1実施形態乃至第5実施形態
で示される継電器側試験用コネクタ22に設けた各検出
手段(マイクロスイッチ等)と各コネクタ(CPU利
用、リレー利用)との組合せは適宜変更可能である。
【0072】次に、以上の各実施形態によって把握され
る請求項以外の技術的思想について、その効果とともに
以下に記載する。 (1)地絡事故電流に相当する整定値以上の電流検出に
基づき、制御部我と動作制御し、開閉器にトリップ信号
を出力することにより開閉器を開放させ、電源側から負
荷側への電力の供給を遮断する地絡継電器において、前
記制御部へ地絡事故電流に相当する制定値以上の試験電
流を出力するための試験器が接続される第1のコネクタ
と、前記開閉器が正常に開放動作するかのトリップ動作
試験を行う際に使用する際に試験器が接続される第2の
コネクタと、前記第1のコネクタに試験器が接続されて
いる際には前記制御部から開閉器へのトリップ信号が出
力されないように保持する保持手段とを備えた地絡継電
器。
【0073】この構成によれば、継電器の制御部がトリ
ップ動作制御しているかの動作試験を行う際には試験器
を第1のコネクタに接続する。この状態で試験器から試
験信号が継電器に出力されると、継電器の制御部はトリ
ップ信号を出力する。このとき、保持手段により制御部
から開閉器にはトリップ信号は出力されないように保持
されていることから、制御部からトリップ信号が出力さ
れても開閉器は開放しない。これにより、無停電状態で
制御部の動作試験を行うことができる。
【0074】また、開閉器の開閉動作を行う際は、試験
器を第2のコネクタに接続する。この状態で試験器から
試験信号が継電器に出力されると、継電器の制御部はト
リップ信号を出力する。そして、そのトリップ信号は開
閉器に出力される。これにより、開閉器は開放動作す
る。
【0075】上記のように、本発明の地絡継電器によれ
ば、開閉器のトリップ動作試験と、制御部からトリップ
信号が出力されているかの動作試験の2つの動作試験を
行うことができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、継電器
の動作試験時に切換手段によって開閉器の開放を防止で
きることから、無停電作業が可能となり、OAシステム
等も安心して使用できる。また、接続端子をコネクタ化
したことにより、素早く、かつ結線ミスを防止して確実
に試験器との接続作業を行うことができる。
【0077】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、コネクタに検出手段を設け
たことにより、コストの低減を図ることができるととも
に、試験器との接続状態に連動して地絡動作試験状態時
であるか否かを検出することから、信頼性を向上でき
る。
【0078】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、コネクタをケ
ースに取付固定したことにより、試験器側のコネクタを
片手でも安定して着脱できるので、より一層、継電器と
試験器との接続作業を素早く、かつ確実に行うことがで
きる。
【0079】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、検出
手段はコネクタへの試験器側試験用コネクタの装着に
て、地絡動作試験状態であるか否かを、その試験器設置
動作の一貫として検出でき、誤操作を引き起こすおそれ
がないばかりか、より一層コネクタの低減を図ることが
できる。
【0080】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、検出
手段はコネクタからの盲蓋の着脱状態にて、地絡動作試
験状態時か否かを作業動作の一貫として検出でき、誤操
作を引き起こすおそれがないばかりか、より一層コネク
タの低減を図ることができる。
【0081】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加え、トリ
ップ動作確認を伴う地絡動作試験を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における開閉器と地絡継電器の接
続を示す回路図。
【図2】試験器が接続された状態における地絡継電器の
接続を示す回路図。
【図3】開閉器、継電器及び試験器の取付状態を示す模
式的な説明図。
【図4】継電器の正面図。
【図5】第2実施形態における開閉器と地絡継電器の接
続を示す回路図。
【図6】試験器が接続された状態における地絡継電器の
接続を示す回路図。
【図7】第3実施形態における継電器の回路図。
【図8】コネクタから盲蓋を取り外した状態の回路図。
【図9】第4実施形態における継電器の回路図。
【図10】箱体からキャップを取り外した状態の回路
図。
【図11】第5実施形態におけるコネクタの回路図。
【符号の説明】
10…切換手段としてのコントローラ、13…開閉器、
15…地絡継電器、15a…制御部、17…地絡特性試
験器、19…ケース、22…継電器側試験用コネクタ、
22a…筒体、24a,24b…検出手段としての接
点、38…検出手段としてのマイクロスイッチ、27…
配電線、35…零相変流器、41,41A,41B…盲
蓋、53…検出手段としてのマイクロスイッチ、65,
66…検出手段としての試験用端子、a,b,c,d…
継電器側試験用コネクタの接続端子、a1,b1,c
1,d1…試験器側試験用コネクタの接続端子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地絡事故電流に相当する整定値以上の電流
    検出に基づき、制御部にて動作制御し、開閉器にトリッ
    プ信号を出力することにより開閉器を開放させる地絡継
    電器において、 前記制御部へ地絡事故電流に相当する整定値以上の試験
    電流を出力するための試験器が接続されるコネクタと、 地絡動作試験状態であるか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づき、前記制御部から開閉
    器へのトリップ信号の出力可否を切り換える切換手段と
    を備えた地絡継電器。
  2. 【請求項2】前記検出手段はコネクタに設けられている
    請求項1に記載の地絡継電器。
  3. 【請求項3】前記コネクタは接続端子が外部に露出する
    ように制御部のケースに取付固定されている請求項1又
    は請求項2に記載の地絡継電器。
  4. 【請求項4】前記検出手段は、地絡動作試験状態時を、
    コネクタへの試験器側のコネクタの装着状態にて検出す
    るものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の地
    絡継電器。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、地絡動作試験状態をコネ
    クタからの盲蓋の着脱状態にて検出するものである請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の地絡継電器。
  6. 【請求項6】前記検出手段に接続される試験器側のコネ
    クタは、前記検出手段の通常状態を維持する機能を有す
    るものである請求項4又は請求項5に記載の地絡継電
    器。
JP8026980A 1996-02-14 1996-02-14 地絡継電器 Pending JPH09219923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8026980A JPH09219923A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 地絡継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8026980A JPH09219923A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 地絡継電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09219923A true JPH09219923A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12208317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8026980A Pending JPH09219923A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 地絡継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09219923A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018739A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Chubu Electric Power Co Inc 保護継電器、その試験方法及び試験用ケーブル
KR100721111B1 (ko) * 2006-08-03 2007-05-23 주식회사 만도 3상 스위치의 상태판별 및 고장진단 회로
CN107887890A (zh) * 2016-09-30 2018-04-06 西门子公司 开关
KR20180108776A (ko) 2016-05-17 2018-10-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 누전 차단기
WO2022264689A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 富士電機機器制御株式会社 継電器及び電磁開閉器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018739A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Chubu Electric Power Co Inc 保護継電器、その試験方法及び試験用ケーブル
KR100721111B1 (ko) * 2006-08-03 2007-05-23 주식회사 만도 3상 스위치의 상태판별 및 고장진단 회로
KR20180108776A (ko) 2016-05-17 2018-10-04 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 누전 차단기
CN107887890A (zh) * 2016-09-30 2018-04-06 西门子公司 开关
CN107887890B (zh) * 2016-09-30 2020-06-12 西门子公司 开关
WO2022264689A1 (ja) * 2021-06-14 2022-12-22 富士電機機器制御株式会社 継電器及び電磁開閉器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10252619B2 (en) Safety module and charging station provided with a safety module
AU743501B2 (en) Circuit interrupter with test actuator for ground fault and arc fault test mechanisms
TWI504088B (zh) Digital protection relays, digital protection relays test equipment and digital protection relays test method
CN111819748B (zh) 漏电断路器以及对漏电断路器装卸自如的电弧检测装置
EP2630712A1 (en) Circuit breaker with fault indication and secondary power supply
JPH09219923A (ja) 地絡継電器
CN111352026A (zh) 断路器本体非全相保护在线测试装置和在线测试方法
JP2010049988A (ja) 配線用遮断器の無停電試験装置
SK282801B6 (sk) Zariadenie na preskúšanie elektrického pohonu
JP4679218B2 (ja) 機器測定試験リード線および機器測定試験方法
KR100927462B1 (ko) 차단기 진단장치가 내장된 수배전반 및 차단기 진단 방법
JPH07298477A (ja) 分電盤
CN216526177U (zh) 高压断路器低电压特性测试仪
US20180364313A1 (en) Power Contactor and Method for Checking the Function of a Power Contactor
WO2007121053A2 (en) Open neutral detection circuit
CN216771920U (zh) 一种牵引供电电动隔离开关分合闸回路检测装置
KR100358197B1 (ko) 보호 계전기 시험보조장비
KR100439016B1 (ko) Mov 현장 제어 장치
JPH01307133A (ja) 単三中性線欠相保護付漏電遮断器
JP2001281275A (ja) 負荷制御装置
JP3009595B2 (ja) 地絡継電器
JPH0684380U (ja) 地絡継電器の動作試験装置
KR200308772Y1 (ko) 과전류 보호계전기 시험보조장치
JPH11341672A (ja) 負荷制御装置
JP3058341U (ja) 遮断器動作検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629