JPH0684380U - 地絡継電器の動作試験装置 - Google Patents

地絡継電器の動作試験装置

Info

Publication number
JPH0684380U
JPH0684380U JP2657293U JP2657293U JPH0684380U JP H0684380 U JPH0684380 U JP H0684380U JP 2657293 U JP2657293 U JP 2657293U JP 2657293 U JP2657293 U JP 2657293U JP H0684380 U JPH0684380 U JP H0684380U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
ground fault
fault relay
circuit
breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2657293U
Other languages
English (en)
Inventor
政男 徳島
鉄郎 田口
勇二 新
Original Assignee
財団法人関東電気保安協会
光商工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 財団法人関東電気保安協会, 光商工株式会社 filed Critical 財団法人関東電気保安協会
Priority to JP2657293U priority Critical patent/JPH0684380U/ja
Publication of JPH0684380U publication Critical patent/JPH0684380U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 盤内等に設置されている地絡継電器を、遮断
器を遮断させることなく動作確認等の試験ができる試験
装置の提供。 【構成】 試験切換装置10に、試験電流回路11とト
リップ電流回路12と、常開接点a、常閉接点bを連動
操作する操作スイッチSW1を設け、試験時に操作スイ
ッチSW1を操作して試験電流回路11を介して零相変
流器ZCTの試験端子に試験電流を供給して地絡継電器
10の動作確認を行う。このとき遮断器のトリップコイ
ル3Cの回路を常閉接点bで開く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は地絡継電器の動作試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地絡継電器は、保護回線に零相変流器を設け、地絡事故時に零相変流器に流れ る地絡電流(零相電流)を検出して動作する継電器であるが、地絡事故のない通 常の状態でも常に監視し、地絡事故が発生したときは、確実に動作する必要があ る。しかし、地絡事故は滅多に起るものではないので、長い時間未稼働の状態が 続くことになる。未稼働の状態が長く続くと、継電器の特性が変化する場合があ り、適宜又は定期的に稼働の確認および調整を行って、常に確実に動作を行い得 る状態で待機させておく必要がある。
【0003】 図5は従来の地絡継電器の試験方法を説明するための回路図で、1は地絡継電 器で、零相電流端子Z1,Z2、出力端子Va,Vcおよび操作電源端子P1,P2を 有する。2は保護回線である三相の配電線路、ZCTはこの配電線路2を1次導 体として三相一括貫通した零相変流器で、2次導体に接続された出力端子K,L および試験用端子Kt,Ltを有する。3は配電線路1の零相変流器ZCTの負荷 側に設けられた遮断器で、トリップコイル3Cを有する。地絡継電器1の零相電 流端子Z1,Z2は零相変流器ZCTの出力端子K,Lと接続され、また出力端子 Va,Vcはトリップコイル3Cと接続され、地絡事故が発生して零相変流器ZC Tの2次導体に零相電流が流れ、その電流値が所定値(設定値)以上になったと き、地絡継電器1が動作して出力端子Va,Vcからトリップコイル3Cに電流を 流して遮断器3を遮断する。
【0004】 この地絡継電器の動作確認又は感度測定等の動作試験を行う場合は、別途試験 端子盤を設けてこの端子盤を操作して行うか、試験器4を地絡継電器又は零相変 流器の設置場所に持っていき、零相変流器ZCTの試験用端子Kt,Ltと試験器 4の端子kt′,lt′とを接続し、試験器4から徐々に試験電流を流して地絡継 電器1を動作させて動作の確認又は動作感度の試験をする。
【0005】 地絡継電器1が正常に動作すると、出力端子Va,Vcに電圧が発生し、遮断器 3のトリップコイル3Cが励磁されて遮断器3は動作して遮断器の負荷側は停電 状態となる。なお、図中5は操作電源を示している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、地絡継電器の動作試験を行う場合、遮断器が動作して負荷側を 遮断するので、負荷側が停電する。従って、この試験は負荷が無いか、または少 ない真夜中に実施するか、また負荷の性質上、停電を許されない場合は、地絡継 電器と遮断器の配線を活線状態で取り外してから試験を行わなければならない。 この配線を取り外して試験を行う場合は、試験終了後、目視で配線を元通りに配 線を戻さなければならない。この活線状態で、配線の取り外しや取付けを行う場 合は、配電盤内の狭い、しかも高電圧充電部近くで作業をしなければならないの で、安全の面で問題があり、また、試験終了後配線を元に戻した後に確認試験が できないため、誤配線や配線の誤作業により遮断器を誤って動作させて停電させ る恐れがあった。
【0007】 以上の点に鑑み、本考案は、地絡継電器と遮断器との配線を取り外すことなく 、しかも活線状態で遮断器を遮断せずに地絡継電器の動作試験が出来る装置を提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案における上記の課題を解決するための手段は、零相変流器で検出した零 相電流を地絡継電器に入力し、この零相電流の値が所定値を超えたとき動作して 配電線路に設けた遮断器のトリップコイルを付勢して当該遮断器を遮断するよう にした地絡継電器を、前記零相変流器の試験用端子に試験電流を供給して地絡継 電器又は遮断器の動作試験を行う試験装置において、 前記地絡継電器と遮断器間に試験切換装置を設け、試験切換装置は、常開接点 を介して零相変流器の試験用端子に試験電流を供給する試験電流回路と、常閉接 点を介して地絡継電器の出力電流を遮断器のトリップコイルに供給するトリップ 電流回路と、前記常開接点と常閉接点を連動操作する第1の操作スイッチとで構 成し、前記動作試験時に試験電流を試験電流回路を介して零相変流器の試験用端 子に供給し、同時にトリップ電流回路を開いて遮断器を不動作状態として地絡継 電器の動作を試験することを特徴とする。
【0009】 また、前記試験切換装置のトリップ電流回路の常閉接点に、第2の操作スイッ チの常開接点を並設し、該常開接点を閉じて遮断器の動作試験を含めた地絡継電 器の動作試験を可能としたことを特徴とする。
【0010】 更に前記試験切換装置のトリップ電流回路に、前記第1の操作スイッチの常閉 接点と並設された遮断器の動作試験回路と、地絡継電器の動作を検知するブレー カ回路と、これら両回路を切替える切替スイッチを設け、ブレーカ回路は地絡継 電器の試験時に閉路される自己の常開接点を介してトリップ電流回路に接続され 、地絡継電器の動作試験時にこの常開接点を閉じ、地絡継電器が動作したとき、 ブレーカが作動して地絡継電器の動作を検知するようにしたことを特徴とする。
【0011】 また、前記試験切換装置に、試験電流を供給する試験器に操作電源を接続する 電源接続回路を設け、この電源接続回路に前記ブレーカの常開接点と連動する第 2の常開接点を設け、地絡継電器の動作試験時に、ブレーカの両常開接点を閉じ て試験器に電源を接続して零相変流器に試験電流を供給し、地絡継電器が動作し たときにブレーカを作動させて常開接点を開いて試験器の電源を切って地絡継電 器の動作時間の測定を可能としたことを特徴とする。
【0012】 また、請求項5の考案にあっては前記試験切換装置に電源端子を設けて該端子 に操作電源を接続し、且つ前記電源接続回路のブレーカの第2の常開接点と直列 に第1の操作スイッチに連動される第2の常閉接点を設け、前記電源端子と試験 器とはブレーカの第2の常開接点を介して接続され、地絡継電器の操作電源端子 とはブレーカの第2の常開接点と第1の操作スイッチの第2の常閉接点のいずれ か一方が閉じているときに接続され、両方が開いているときは切れるように接続 して電気的保持回路を有する地絡継電器の動作試験において、遮断器を誤動作さ せないようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】
地絡継電器の動作試験を行うときは、第1の操作スイッチにより試験電流回路 の常開接点を閉じ、同時に該常開接点と連動している常閉接点を開いてトリップ 電流回路を開く。そして、試験電流回路に外部から試験電流を供給して零相変流 器の試験用端子に試験電流を流し地絡継電器の動作確認又は感度等の動作試験を 行う。
【0014】 また、遮断器の動作も含めた動作試験を行う場合は、前記第1の操作スイッチ と別の第2の操作スイッチにより、トリップ電流回路を閉成して地絡継電器が動 作したとき、トリップコイルに電流を流して遮断器の動作を確認する。更に、地 絡継電器の動作確認および動作時間を測定する場合は、トリップ電流回路に設け た切換スイッチをブレーカ側に接続した状態でブレーカの第1の常開接点を閉じ (手動等で)試験器から試験電流回路を通して所定値の電流を投入し、地絡継電 器が動作したとき、ブレーカを作動させて、地絡継電器の動作を確認し、同時に 試験器の電源回路を切って、この投入から、電源が切れるまでの時間をカウント して動作時間を測定する。また、請求項5の考案にあっては電気的保持回路をも った地絡継電器の場合で、地絡継電器が動作すると、トリップ電流回路のブレー カが動作して、その常開接点を閉じて地絡継電器の操作電源を切って地絡継電器 の動作保持を解除する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は本考案の一実施 例の配線図である。なお、図5と同一名称又は同等の機能を有する部分には、図 5と同じ符号を付して説明を省略する。
【0016】 しかして、本考案は地絡継電器1と遮断器3との間に試験切換装置10を設け たものである。この試験切換装置10は、試験器4に接続される試験電流入力端 子KT1,LT1と、零相変流器ZCTの試験用端子Kt,Ltに接続される試験電 流出力端子KT2,LT2を設け、これら入・出力端子KT1とKT2およびLT1 とLT2とを接続して試験電流回路11を形成する。そして、この試験電流回路 11のいずれか一方(本実施例ではKT1とKT2間)の回路に第1の操作スイッ チSW1の常開接点aが設けられている。また、地絡継電器1の出力端子Va,V c に接続されるトリップ電流入力端子Va1,Vc1と、トリップコイル3Cに接続 されるトリップ電流出力端子T1,T2を設け、これらトリップ電流の入・出力端 子Va1とT1およびVc1とT2とを接続してトリップ電流回路12を形成する。そ して、このトリップ電流回路12のいずれか一方の回路(本実施例ではVa1とT 1 )には操作スイッチSW1の常閉接点bを設ける。この第1の操作スイッチSW 1 の常開接点aと常閉接点bとは連動されていて、操作スイッチSW1を操作する ことにより、常開接点が閉じ、常閉接点bは開く。また、この操作スイッチは、 特定の操作者のみが操作できるように、キーを差込んで操作するキースイッチか 、又は、挿抜可能なプラグスイッチ等のキー又はプラグの保持者のみが操作でき るスイッチを使用する。
【0017】 次に動作を説明する。通常、試験切換装置10は図1の状態になっているので 、配電線路2に地絡事故が発生すると、地絡継電器1が動作し、出力端子Va, Vcからトリップ電圧が出力され、試験切換装置10のトリップ電流入力端子Va 1 ,Vc1からトリップ電流回路12およびトリップ電流出力端子T1,T2を介し てトリップコイル3Cに印加され、該トリップコイル3Cが付勢されて遮断器3 を遮断する。
【0018】 地絡継電器1の動作確認又は感度等の試験を行う場合は、試験切換装置10の 試験電流入力端子KT1,LT1に試験器4の端子Kt′,Lt′を接続し、第1の 操作スイッチSW1を操作して常開接点aを閉じ、常閉接点を開く。そして、従 来同様に試験器4から徐々に試験電流を増加させ地絡継電器1の動作確認又は動 作感度等の試験を行う。
【0019】 この場合、地絡継電器1が正常の動作をすれば、その出力端子Va,Vcに電圧 が発生し、トリップ電流入力端子Va1,Vc1に現われるが、トリップ電流回路1 2の常閉接点bは開いているので遮断器3は動作しない。この地絡継電器1の動 作の確認は、地絡継電器自身で行うが、試験切換装置10で行う場合は、トリッ プ電流入力端子Va1,Vc1間に高抵抗値の発光素子又はブザー等を設けるか、後 述のブレーカで行われる。
【0020】 試験終了後は、操作スイッチSW1を元に戻して図1の状態となす。
【0021】 図1の実施例は、遮断器3を遮断させないで、地絡継電器1の動作を試験する 場合であるが、しかし必要なときは遮断器3の動作を含めた動作試験が行われる 。図2は、かかる遮断器動作試験もできるようにした第2の実施例を示し、図1 の実施例の第1の操作スイッチSW1の他に別の第2の操作スイッチSW2を設け 、その常開接点cを第1の操作スイッチSW1の常閉接点bと並列に設けたもの である。この第2の操作スイッチSW2も、キースイッチ又はプラグスイッチの ように、キー又はプラグを持った特定の者のみが操作できるようにする。
【0022】 遮断器3の遮断試験を含めた地絡継電器1の試験をする場合は、第1の操作ス イッチSW1を操作した後、第2の操作スイッチSW2を操作して常開接点cを閉 じる。然るときは、地絡方向継電器1が動作したとき、出力電圧は、この常開接 点を介してトリップコイル3Cに印加され、トリップコイル3Cが付勢されて遮 断器3は遮断される。
【0023】 図3は第3の実施例で、試験器4で地絡継電器1の動作確認および動作特性を 測定できるようにしたものである。同図においてSW3は切替スイッチで、接点 c1とc2およびこれの接続を切替える可動接触子mcとを有し、可動接触子mc を接点c1側に接触させたとき、第1の操作スイッチSW1の常閉接点bの両端を 短絡して遮断器3の動作試験回路を形成し、接点c2側に切替えたときは地絡継 電器1の動作を検知するブレーカ6の回路を形成する。ブレーカ6は常開接点6 a1と6a2を有し、ブレーカ6はこの自己の常開接点6a1を介してトリップ電 流出力端子T2に接続される。P3,P4は操作電源入力端子、P4,P5は操作電 源出力端子で、これら入・出力端子P3とP5とはヒューズFおよびブレーカ6の 常開接点6a2を介して接続され、また、P4とP6は直接接続され、電源接続回 路13を形成する。操作電源5は、地絡継電器1の電源端子P1,P2と試験切換 装置10の操作電源入力端子P3,P4に接続されている。
【0024】 遮断器3を遮断しない状態で地絡継電器1の動作試験をするときは、切替スイ ッチSW3を図の状態となし、ブレーカ6を手動等で“入”の位置にして常開接 点6a1,6a2を閉じる。そして、第1の操作スイッチSW1を操作して図1で 説明した順序で動作試験を行う。地絡継電器1の動作時間の測定は、試験器4で 試験電流(例えば定格電流に相当する電流)を設定してこの試験電流を供給する 。このとき試験器4内にカウンタを設けて、そのカウンタを始動させカウントを 開始させる。所定の時間経過後地絡継電器1が動作したとき、ブレーカ6が動作 して閉じている常閉接点6a2が開き試験器4の電源回路は切られる。電流が切 れるとカウンタのカウントは停止する。このことにより、感度測定や動作時間の 測定等の動作特性試験ができる。動作の確認はブレーカ6の接点にブザー等を設 ければ容易に確認できる。また、遮断器3の動作試験を行う場合は、切替スイッ チSW3を接点c1側に切替えて行う。この場合、ブレーカ6を切り離して地絡継 電器の試験結果に当該試験切換装置の影響が出ないようにする。
【0025】 上記の各実施例は、地絡継電器が自動復帰する場合で、試験電流を流し、地絡 継電器を動作させた後、試験電流を切ると、自動的に復帰する。従って、試験電 流を止めて試験切換装置の第1の操作スイッチSW1を元の位置に戻しても問題 がないが、電気的保持回路を持った地絡継電器においては、手動で操作電源を切 って保持を解除する必要がある。この場合、試験電流を止めても動作状態を保持 しているので、不用意に第1の操作スイッチSW1を元に戻すと、その常閉接点 bが閉じて遮断器3を動作させてしまう。図4はかかる電気的保持回路を有する 地絡継電器の試験装置で、第1の操作スイッチSW1にもう一つの常閉接点6b2 と電源端子P7,P8を設け、操作電源5は電源端子P7,P8に接続する。
【0026】 そして、地絡継電器1の電源端子P1,P2は操作電源入力端子P3,P4に接続 し、電源端子P7,P8と試験器4とはブレーカ6の常開接点6a2を介して接続 し、地絡継電器1の操作電源端子P1,P2とはブレーカ6の常開接点6a2と第 1の操作スイッチSW1の第2の常閉接点b2のいずれか一方が閉じているときに 接続され、両方が開いているときに切れるように接続する。従って、地絡継電器 1が動作するとブレーカ6が作動して常開接点6a2が開き、第1の操作スイッ チの第2の常閉接点も開いているので、操作電源は遮断され、地絡継電器の保持 は解除される。解除後第1の操作スイッチSW1を元に戻せば、その常閉接点b2 で電源回路が形成される。なお、ブレーカ6は補助リレーの如きものでもよい。
【0027】 また、地絡継電器について説明したが、地絡方向継電器でも同様に試験できる 。
【0028】 この場合、試験切換装置10に基準となる零相電圧を供給する試験電圧入力端 子と、零相電圧検出器の試験用端子に接続される試験電圧出力端子とを設けて、 これら入,出力端子を接続する試験電圧回路を設ければよい。
【0029】
【考案の効果】
本考案は以上のよう構成しているので、次の効果を奏する。
【0030】 (1)地絡継電器と遮断器の間に試験切換装置を常設すれば、トリップ回路の配 線を取り外したり、遮断器をロックする必要なく操作スイッチの操作で、地絡継 電器のみ、又は遮断器の動作を含めた動作試験ができ、安全である。
【0031】 (2)遮断器の誤動作は、構内の停電につながり、重大な結果をもたらすが、地 絡継電器のみを試験する場合は遮断器のトリップコイルの回路が切られるので、 誤って動作させることはない。
【0032】 (3)遮断器の動作も含めた試験を行う場合は、別個の遮断器試験専用の操作ス イッチを設けているので、このスイッチをキースイッチ又はプラグスイッチを使 用するときは、そのキー又はプラグを特定の操作者が持つことにより、特定の担 当者きり操作できないので安全である。
【0033】 (4)また、電気的保持回路を有する地絡継電器であっても、地絡継電器が動作 したとき、自動的に電源が切られ、保持が解除されるので、誤動作を生ずること がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の回路構成図
【図2】本考案の第2の実施例の回路構成図
【図3】本考案の第3の実施例の回路構成図
【図4】本考案の第4の実施例の回路構成図
【図5】従来例の回路構成図
【符号の説明】
1…地絡継電器 2…配電線路 3…遮断器 4…試験器 5…操作電源 10…試験切換装置 11…試験電流回路 12…トリップ電流回路 13…電源接続回路 KT1,LT1…試験電流入力端子 KT2,LT2…試験電流出力端子 Va1,Vc1…トリップ電流入力端子 T1,T2…トリップ電流出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新 勇二 東京都中央区銀座7丁目4番14号 光商工 株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 零相変流器で検出した零相電流を地絡継
    電器に入力し、この零相電流の値が所定値を超えたとき
    動作して配電線路に設けた遮断器のトリップコイルを付
    勢して当該遮断器を遮断するようにした地絡継電器を、
    前記零相変流器の試験用端子に試験電流を供給して地絡
    継電器又は遮断器の動作試験を行う試験装置において、 前記地絡継電器と遮断器間に試験切換装置を設け、該試
    験切換装置は、常開接点を介して零相変流器の試験用端
    子に試験電流を供給する試験電流回路と、常閉接点を介
    して地絡継電器の出力電流を遮断器のトリップコイルに
    供給するトリップ電流回路と、前記常開接点と常閉接点
    を連動操作する第1の操作スイッチとで構成し、前記動
    作試験時に試験電流を試験電流回路を介して零相変流器
    の試験用端子に供給し、同時にトリップ電流回路を開い
    て遮断器を不動作状態として地絡継電器の動作を試験す
    ることを特徴とした地絡継電器の動作試験装置。
  2. 【請求項2】 前記試験切換装置のトリップ電流回路の
    常閉接点に、第2の操作スイッチの常開接点を並設し、
    該常開接点を閉じて遮断器の動作試験を含めた地絡継電
    器の動作試験を可能としたことを特徴とする請求項1記
    載の地絡継電器の動作試験装置。
  3. 【請求項3】 前記試験切換装置のトリップ電流回路
    に、前記第1の操作スイッチの常閉接点と並設された遮
    断器の動作試験回路と、地絡継電器の動作を検知するブ
    レーカ回路と、これら両回路を切替える切替スイッチを
    設け、ブレーカ回路は地絡継電器の試験時に閉路される
    自己の常開接点を介してトリップ電流回路に接続され、
    地絡継電器の動作試験時にこの常開接点を閉じ、地絡継
    電器が動作したとき、ブレーカが作動して地絡継電器の
    動作を検知するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の地絡継電器の動作試験装置。
  4. 【請求項4】 前記試験切換装置に、試験電流を供給す
    る試験器に操作電源を接続する電源接続回路を設け、こ
    の電源接続回路に前記ブレーカの常開接点と連動する第
    2の常開接点を設け、地絡継電器の動作試験時に、ブレ
    ーカの両常開接点を閉じて試験器に電源を接続して零相
    変流器に試験電流を供給し、地絡継電器が動作したとき
    にブレーカを作動させて常開接点を開いて試験器の電源
    を切って地絡継電器の動作時間の測定を可能としたこと
    を特徴とする請求項3記載の地絡継電器の動作試験装
    置。
  5. 【請求項5】 前記試験切換装置に電源端子を設けて該
    端子に操作電源を接続し、且つ前記電源接続回路のブレ
    ーカの第2の常開接点と直列に第1の操作スイッチに連
    動される第2の常閉接点を設け、前記電源端子と試験器
    とはブレーカの第2の常開接点を介して接続され、地絡
    継電器の操作電源端子とはブレーカの第2の常開接点と
    第1の操作スイッチの第2の常閉接点のいずれか一方が
    閉じているときに接続され、両方が開いているときは切
    れるように接続されたことを特徴とする請求項4記載の
    地絡継電器の動作試験装置。
JP2657293U 1993-05-21 1993-05-21 地絡継電器の動作試験装置 Pending JPH0684380U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2657293U JPH0684380U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 地絡継電器の動作試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2657293U JPH0684380U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 地絡継電器の動作試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0684380U true JPH0684380U (ja) 1994-12-02

Family

ID=12197275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2657293U Pending JPH0684380U (ja) 1993-05-21 1993-05-21 地絡継電器の動作試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0684380U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101575806B1 (ko) * 2015-05-22 2015-12-21 주식회사 한빛파워 지락 계전기의 시험 장치
CN107064790A (zh) * 2017-03-30 2017-08-18 国网山东省电力公司莱芜供电公司 电压时间型逻辑测试仪及测试方法
CN111123090A (zh) * 2020-01-08 2020-05-08 中检质技检验检测科学研究院有限公司 电能表外置断路器测试的控制电路
WO2024055365A1 (zh) * 2022-09-13 2024-03-21 云南电网有限责任公司楚雄供电局 一种可靠性极高的三相不一致保护器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101575806B1 (ko) * 2015-05-22 2015-12-21 주식회사 한빛파워 지락 계전기의 시험 장치
CN107064790A (zh) * 2017-03-30 2017-08-18 国网山东省电力公司莱芜供电公司 电压时间型逻辑测试仪及测试方法
CN107064790B (zh) * 2017-03-30 2023-09-19 国网山东省电力公司莱芜供电公司 电压时间型逻辑测试仪及测试方法
CN111123090A (zh) * 2020-01-08 2020-05-08 中检质技检验检测科学研究院有限公司 电能表外置断路器测试的控制电路
WO2024055365A1 (zh) * 2022-09-13 2024-03-21 云南电网有限责任公司楚雄供电局 一种可靠性极高的三相不一致保护器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7443309B2 (en) Self testing ground fault circuit interrupter (GFCI)
US6522510B1 (en) Ground fault circuit interrupter with miswire protection and indicator
US7212386B1 (en) GFCI with miswire lockout
JP4109970B2 (ja) 電気設備保護回路の試験装置及び試験方法
GB2203907A (en) Testing residual current circuit breakers
JP2001201519A (ja) 電流計測回路の試験装置および試験方法
JP5030894B2 (ja) 配線用遮断器の無停電試験装置
JPH0684380U (ja) 地絡継電器の動作試験装置
AU2003200300B2 (en) Diagnostic wiring verification tester
KR100944468B1 (ko) 전동기 기동전류 제한용 리액터와 리액터 단락용 스위치부의 고장을 검출하는 고장검출장치와 이를 이용한 검출방법
JP3894346B2 (ja) 保護継電器制御回路試験装置
CN114397523A (zh) 变压器差动保护稳定性试验方法
JP3383128B2 (ja) 保護継電装置の監視回路
JP3123999B2 (ja) 短絡試験装置および方法
US6307725B1 (en) Fault-current protective switchgear
KR102569977B1 (ko) 전원측 결상 및 중성선 오접속을 검출하여 전원을 차단하는 방법 및 중성선을 포함하는 4극 차단기
JPH09219923A (ja) 地絡継電器
JP2563367B2 (ja) 非常用ディーゼル発電機遮断器の投入制御装置
JP2001084886A (ja) 地絡試験回路内蔵高圧地絡継電器試験回路
US11626720B1 (en) Multiphase ground fault circuit interrupter
JP2892738B2 (ja) 漏電遮断器
JPH07280867A (ja) バイパス接続装置
JP2023167788A (ja) 地絡検出装置の健全性試験装置および健全性試験方法
JPS622884Y2 (ja)
JPH09233680A (ja) 停電検出装置